JPS6021593Y2 - 感温制御弁 - Google Patents

感温制御弁

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JPS6021593Y2
JPS6021593Y2 JP9703181U JP9703181U JPS6021593Y2 JP S6021593 Y2 JPS6021593 Y2 JP S6021593Y2 JP 9703181 U JP9703181 U JP 9703181U JP 9703181 U JP9703181 U JP 9703181U JP S6021593 Y2 JPS6021593 Y2 JP S6021593Y2
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port
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temperature
chamber
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JP9703181U
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JPS582464U (ja
Inventor
辰巳 古久保
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トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は感温制御弁に係り、更に詳細にはエンジン冷却
系に於て冷却水路の切換え等に用いられる感温制御弁に
係る。
エンジンの冷却水路の如き流路の切換えに於て、一つの
流路を二つの流路の間に切換接続する場合に、その一つ
の流路を一方の流路より遮断した後他方の流路に接続し
、この切換過渡期に一方の流路と他方の流路とが一時的
にでも互いに連通してこの両流路間に流体が多量に流れ
ることが避けられるのが好ましいことがある。
本願出願人と同一の出願人は、流路を流れる流体の温度
に応じて一つの流路を一方の流路より完全に切り離した
後、その流路を他方の流路に接続するというシーケンス
作動を行なう感温制御弁を実願昭56−20483号(
実開昭57−132866号)及び実願昭56−620
51号(実開昭57−174869号)にて既に提案し
ている。
上述の如き感温制御弁にあっては、切換過渡時に一方の
流路と他方の流路とが一時でも連通ずることがなく、こ
の両流路間に流体が流れることを完全に回避できるが、
しかし、この切換過渡時に前記一つの流路がいずれの流
路にも接続されず、その一つの流路を流れる流体の流れ
が完全に停止され、これによってその流体の温度や圧力
が変化する等の種々の不具合を生じることがある。
本考案は上述の如き不具合に鑑み、切換過渡時に二つの
切換流路間に流体が多量に流れることを阻止しつつこの
切換過渡時に於て流体の流れが停止することを回避すべ
く改良された感温制御弁を提供するものである。
以下に添付の図面を参照して本考案を実施例について詳
細に説明する。
第1図は本考案による感温制御弁の一つの実施例を示し
ている。
図に於て、1は弁ハウジングを示しており、該弁ハウジ
ング1は三つの弁室6a、6b、6cを郭定腰弁室6a
に連通するポート2と、弁室6bに連通するポート3及
び4と弁室6Cに連通するポート5とを有している。
弁ハウジング内には枠体7が固定されており、該枠体は
弁室6aと6bとを連通ずる弁ポート8を、また弁室6
aと60とを連通ずるもう一つの弁ポート9を各々郭定
している。
弁ポート8は盤状の弁要素10により開閉されるように
なっている。
弁要素10は図示されている如き上昇位置にある時には
環状の弁座部11より離れて弁ポート8を開き、前記上
昇位置より降下して弁座部11に当接する降下位置にあ
る時には弁ポート8を閉じるようになっている。
弁要素10は弁座部11に当接する部分にシール部材1
0aを有している。
弁ポート9は盤状の弁要素12によって開閉されるよう
になっている。
弁要素12は図示されている如き降下位置にある時には
弁座部13に当接して弁ポート9を閉じ、前記降下位置
より上昇して弁座部13より離れた上昇位置にある時に
は弁ポート9を開くようになっている。
弁室内には感温アクチュエータ14が配置されている。
感温アクチュエータ14は弁室6b内に位置する内部の
ワックスの如き熱膨張性物質15を充填されたケース1
6と、前記ケース16に該ケースの弁室6aの側の開口
を閉じるべく固定されたニードルガイド17と、前記ニ
ードルガイドに支持され熱膨張性物質15の熱膨張によ
りケース16に対し図にて上方へ移動するニードル18
とを含んでいる。
感温アクチュエータ14はそのニードルガイド17にて
スナップリング21により弁要素10を固定的に担持し
、またニードル18の先端にて弁要素12に係合し、熱
膨張性物質15が熱膨張した際には弁要素10を図にて
下方へ、また弁要素12を図にて上方へ向けて各々駆動
する駆動力を生ずるようになっている。
ケース16はその一部にて枠体7に猛威された案内孔7
aに遊嵌合し、枠体7に案内されて図にて上下に移動す
るようになっている。
また弁要素12には筒状の案内要素22が取付けられて
おり、この案内要素22はその一部にて枠体7に猛威さ
れた案内孔7bに遊嵌合し、該枠体に案内された図にて
上下に移動することにより弁要素12の移動を案内する
ようになっている。
弁要素12はは弁室6aと6cとを連通ずるバイパスポ
ート23が設けられている。
このバイパスポート23は弁要素12に穿設された小孔
により構成され、その通路断面積は弁ポート9のそれに
比して非常に小さくなっている。
ニードルガイド17にはスナップリング24によっても
う一つの盤状の弁要素25が固定的に取付けられている
弁要素25は前記弁要素10が前記上昇位置にあるとき
には弁要素12に当接してバイパスポート23を閉じ、
前記弁要素10が前記上昇位置より少しでも降下したと
きには弁要素12より離れてバイパスポート23を開く
ようになっている。
弁要素10と枠体7との間には圧縮コイルばね19が、
また弁要素12と枠体7との間にはもう一つの圧縮コイ
ルばね20が各々取付けられている。
圧縮コイルばね19は弁要素10を図にて上方へ向けて
付勢するばね力を生じ、圧縮コイルばねばね20は弁要
素12を下方へ向けて付勢するばね力を生じ、該圧縮コ
イルばね20は圧縮コイルばね19より大きいばね力を
有している。
感温アクチュエータ14の熱膨張性物質15が同相を呈
している時には、図示されている如く、弁要素10は上
昇位置に、また弁要素12は下降位置にあり、弁ポート
8が開かれて弁ポート9が閉じられていることにより弁
室6aと6bとが連通し、ポート2はポート3及び4に
接続され、ポート5より遮断されている。
尚、この時にはバイパスポート23は弁要素25によっ
て閉じられ、弁室6aは弁室6cより完全に遮断されて
いる。
弁室6bを流れる流体の温度が感温アクチュエータ14
の熱膨張性物質15の融点より高くなると、その熱膨張
性物質が溶解して体積膨張を起こすことによりケース1
6に下方へ向かう力が、またニードル18に上方へ向か
う力が生じる。
弁要素12は圧縮コイルばね19より強いばね力を有す
る圧縮コイルばね20により弁座部13に押し付けられ
ているため、この時には先ずケース16が弁要素10及
び25と共に圧縮コイルばね19のばね力に抗してニー
ドル18に対し降下する。
これにより弁要素25は弁要素10が降下すると同時に
弁要素12より離れ、バイパスポート23を開くように
なる。
そしてケース16の降下により弁要素10は弁座部11
に着座し、弁ポート8を閉じるようになる。
これにより弁室6aと6bとが遮断され、ポート2とポ
ート3及び4との連通が遮断される。
弁要素10が弁座部11に当接すると、ケース16はそ
れ以上降下できないため、次にニードル18がケース1
6に対し上昇し、弁要素12を圧縮コイルばね20のば
ね力に抗して上昇させ、これを弁座部13より引離して
弁ポート9を開くようになる。
従ってこの時には弁室6aと6cとが連通し、ポート2
はポート5に接続されるようになる。
上述の如き切換過渡時に於て、弁要素10によって弁ポ
ート11が閉じられ、その後弁要素12が弁座部13よ
り離れて弁ポート9を開くまでの間、弁室6aが弁室6
bと弁室6Cの両方に弁ポートを経ては連通しない状態
が短い時間ではあるが生じることがある。
この時には既にバイパスポート23が開いているから、
弁室6aはそのバイパスポート23を経て弁室6Cに連
通し、これにより弁室6aに於ける流体の流れがとぎれ
ることがない。
バイパスポート23が開いて弁要素10により弁ポート
8が閉じられるまでの間、弁室6bと60とがバイパス
ポート23及び弁室6aを経て連通ずる状態になるが、
バイパスポート23はその通路断面積が非常に小さくさ
れているから、実害が生じるほどその弁室6bと60と
の間で流体が流れることはない。
弁室6bを流れる流体の温度が熱膨張性物質15の溶解
温度以下に低下すると、熱膨張性物質が凝固眩光ず弁要
素12が圧縮コイルばね20のばね力により降下して弁
座部13に当接し、弁ポート9を閉じ、次にケース16
及び弁要素10が圧縮コイルばね19のばね力により押
し上げられ、弁要素10が弁座部11より離れて弁ポー
ト8を開くようになる。
この切換時に於ても弁ポート8が完全に開くまではバイ
パスポート23が開いているから、この切換過渡時に弁
要素10及び12によって弁ポート8及び9が共に閉じ
られた状態が生じても弁室6aの流体の流れがとぎれる
ことがない。
第2図は本考案による感温制御弁をエンジンの二系統式
冷却装置に組込んだ実施例を示している。
第2図に於て、31はエンジンを示しており、このエン
ジン31は、主に各気筒の燃焼室の頭部を郭定するシリ
ンダヘッド32と、前記燃焼室の周壁を郭定するシリン
ダブロック33とを有している。
シリンダヘッド32とシリンダブロック33には各々ウ
ォータジャケット34.35が互に個別に独立した態様
にて設けられており、これらウォータジャケット内を冷
却水が貫流するようになっている。
ウォータジャケット34.35の入口36,37にはウ
ォータポンプ40.41が接続されており、該ウォータ
ポンプにより冷却水が各ウォータジャケット内へ供給さ
れるようになっている。
入口36.37に供給された冷却水はウォータジャケッ
ト34.35内を個別に貫流し、その間にシリンダヘッ
ド32及びシリンダブロック33の冷却を行ない、出口
38.39へ至る。
出口38゜39は導管42,43及び44を経て共にラ
ジェータ45の入口46に接続され、また導管42゜4
3及び51を経て共に制御弁60の流入ポート64aに
接続されている。
制御弁60は流入ポー)64a以外にもう一つの流入ポ
ート63aと二つの流出ポート61at62aを有して
おり、このうち流入ポート63aは導管48を経てラジ
ェータ45の出口47に、流入ポート61aは導管49
を経てウォータポンプ40に、流入ポート6°2aは導
管50を経てウォータポンプ41に各々接続されている
制御弁60はケーシング組立体65を有している。
ケーシング組立体65は三つの弁室67a。67b、6
7cを有しており、弁室67aには流出ポート61aが
、弁室67bには流出ポート62aと流入ポート64a
が、弁室67cには流入ポート63aが各々開いている
ケーシング組立体65には第1図に示された惑温制御弁
と実質的に同一の感温制御弁が組込まれている。
この感温制御弁について第1図に対応する部分は第1図
に付した符号と同一の符号により示されている。
尚、ケーシング組立体65の弁室67aは第1図に示さ
れた感温弁の弁室6aに、以下同じく弁室67bは弁室
6bに、弁室67cは弁室6cに、また流出ポート61
aはポート2に、流出ポート62aはポート3に、流入
ポート64aはポート4に、流入ポート63aはポート
5に各々対応している。
感温アクチュエータ14の熱熱膨張性物質は弁室67b
内を流れる冷却水の水温に感応し、該水温が成る温度、
例えば80℃以下のときには固相状態で、前記水温が8
0℃を越えて上昇したときには溶解して体積膨張するよ
うになっている。
またケーシング組立体65にはもう一つの感温制御弁が
組込まれている。
この感温制御弁はケーシング組立体65の内部に固定さ
れた枠体72を有しており、この枠体72は弁要素73
と共働して弁ポート70を開閉する弁座部74を有して
いる。
弁要素73は弁ポート70を開閉することにより弁室6
7aと67bとの連通と遮断を行なう。
弁要素73は感温アクチュエータ75のケース76に取
付けられている。
ケース76は弁室67b内にあり、このケース内にはニ
ードル77の一端が進入しており、またワックスの如き
熱膨張性物質が封入されている。
ニードル77はその他端にて枠体72に固定されている
ケース76には軸部材79の一端が固定されており、該
軸部材は盤状の弁要素80を支持している。
弁要素80はケーシング組立体65に形成された弁座部
80と共働して流入ポート64aを開閉するようになっ
ている。
感温アクチュエータ75の熱膨張性物質は弁室67b内
を流れる冷却水の水温に感応し、該水温が成る温度、例
えば95℃以下のときには固相状態を呈し、前記水温が
95℃を越えて上昇したとき溶解して体積膨張するよう
になっている。
熱膨張性物質が固相状態であるときには、ケース76は
弁要素73を弁座部74に着座させて弁ポート70を閉
じ、また弁要素80を弁座部83より引離して流入ポー
)64aを開き、これに対し熱膨張性物質が溶解して体
積膨張したときには、ケース76はニードル77に対し
圧縮コイルばね85のばね力に抗して図にて下方に変位
し、弁要素8oを弁座部83に着座させて流入ポート6
4aを閉じ、弁要素73を弁座部74より引離して弁ポ
ート70を開くようになっている。
次に上述の如き構成からなる冷却装置の作用について説
明する。
まず、エンジン暖機中、即ち全ての冷却水の温度が80
℃以下のときについて説明する。
このときには制御弁60の各弁要素は図示されている如
き状態にある。
即ち弁ポート9が弁要素12により、また弁ポート70
が弁要素73により各々閉じられ、弁ポート8と流入ポ
ート64aが開かれている。
従ってこのときにはシリンダヘッド32のウォータジャ
ケット34を貫流してその出口38へ来た冷却水とシリ
ンダブロック33のウォータジャケット35を質流して
その出口39へ来た冷却水は共に導管51を経て流入ポ
ー)64aより弁室67bに入り、その一部は流出ポー
ト62aより導管50を経てウォータポンプ41に至り
、該ウォータポンプによりウォータジャケット35内に
供給される。
また弁室67bに流入した残りの冷却水は弁ポート8を
経て弁室67aに入り、流出ポート61aより導管49
を経てウォータポンプ40に至り、該ウォータポンプに
よりウォータジャケット34に再供給される。
このようにエンジン暖機中はウォータジャケット34及
び35を貫流する冷却水は全てラジェータ45へは流れ
ず、一部共通の通路を経て循環し、その共通の通路、即
ち主に導管51を流れる際にウォータジャケット34を
貫流した冷却水とウォータジャケット35を貫流した冷
却水とが合流し、その後に冷却水がウォータジャケット
34と35に分配されるので、ウォータジャケット34
.35とに流入する冷却水の温度は実質的に同一になり
、ウォータジャケット35を貫流する冷却水の温度の上
昇が遅れることがなく、エンジンはシリンダヘッドとシ
リンダブロックとが同様に冷却される従来型のエンジン
の暖機速度と同じ速度にて暖機される。
次にエンジンの暖機が完了して弁室67bを流れる冷却
水の温度が80℃を越えて上昇したときについて説明す
る。
冷却水の水温が80℃を越えて上昇すると、感温アクチ
ュエータ14の熱膨張性物質15が溶解腰これが体積膨
張することにより先ず弁要素10が弁座部11に着座し
て弁ポート8を閉じ、この弁ポート8が完全に閉じられ
てから弁要素12が弁座部13より離れて弁ポート9を
開く。
尚、このときには感温アクチュエータ75の熱膨張性物
質は固相状態のままであるので、弁要素73.80は上
述の如き暖機中の於ける状態を維持する。
従ってこのときにはウォータジャケット34を貫流して
出口38へ来た冷却水は導管44を経てラジェータ45
の入口46へ流れ、ラジェータ45内を貫流する。
この冷却水はラジェータ45を貫流する際に冷却され、
出口47より導管48、制御弁65の弁室67C1弁ポ
ート9、弁室67a及び導管49を経てウォータポンプ
40により入口36よりウォータジャケット34内に戻
される。
またウォータジャケット35を貫流してそれの出口39
へ来た冷却水は導管51、制御弁65の弁室67b1導
管50を経てウォータポンプ41により入口37からウ
ォータジャケット35内に戻される。
上述の如く、このときにはウォータジャケット34には
ラジェータを通過して冷却された冷却水が貫流し、これ
に対しウォータジャケット35にはラジェータ45を通
過しない、即ち冷却されていない冷却水が貫流するため
シリンダヘッド32はシリンダブロック33に比して強
力に冷却される。
上述の如く、感温制御弁は弁ポート8を閉じてから弁ポ
ート9を開くので、切換時に弁ポート8と9とが共に閉
じる状態が短時間ではあるが生じることがある。
このときにはバイパスポート23が開いていてラジェー
タ45の冷却水が弁室67Cより弁室67aへ少量では
あるが成る確実に制御された流量にて流れるから、この
ときにウォータジャケット34の冷却水の流れが完全に
止まることがなく、該冷却水の温度が一時的に高温なる
ことが回避される。
またこの時に於て弁ポート8が完全に閉じられるまでバ
イパスポート23より弁室67aに流入したラジェータ
45よりの冷却水が弁室67bに流入し、この冷却水が
ウォータジャケット35へ流れる可能性があるが、この
様な冷却水の流れが生じたとしてもそれは極く少量であ
るから、この時にウォータジャケット35を貫流する冷
却水の温度が一時的に大きく低下することはない。
以後ウォータジャケット34を貫流する冷却水の温度の
上昇は抑制されるが、ウォータジャケット35の流れる
冷却水はこれ以降も上昇し続ける。
これにより弁室67bを流れる冷却水の温度は引続き上
昇する。
これにより弁室67bを流れる冷却水の水温が95℃を
越えて上昇するようになると、感温アクチュエータ75
の熱膨張性物質が溶解して体積膨張することにより弁要
素73は弁ポート70を開き、また前記水温が非常に高
いときには弁要素80は流入ポート64aを閉じるよう
になる。
このときにはラジェータ45より弁室67cに流入した
冷却水の一部が弁ポート70を経て弁室67bへ至り、
これよりウォータポンプ41を流れるため、ウォータジ
ャケット35にもラジェータにて冷却された冷却水が供
給されるようになる。
これによりウォータジャケット35を流れる冷却水の温
度が下がり、シリンダブロック33が冷却される。
この温度が成る程度下がると、感温アクチュエータ75
の熱膨張性物質が再び凝固して固相状態となるため、暖
機完了直後の状態と同じ状態に戻り、また温度が上ると
、上述の如き状態となり、以後これが繰り返される。
これによりシリンダブ吊ツク33の温度が所定温度に保
たれる。
以上に於ては本考案を特定の実施例について詳細に説明
したが、本考案はこれに限られるものではなく、本考案
の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業者に
とって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による感温制御弁の一つの実施例を示す
縦断面図、第2図は本考案による感温制御弁が組込まれ
たエンジンの二系統式冷却装置を示す概略構成図である
。 1・・・・・・弁ハウジング、2〜5・・・・・・ポー
ト、6a〜6c・・・・・・弁室、7・・・・・・枠体
、8,9・・・・・・弁ポート、10・・・・・・弁要
素、11・・・・・・弁座部、12・・・・・・弁要素
、13・・・・・・弁座部、14・・・・・・感温アク
チュエータ、15・・・・・・熱膨張性物質、16・・
・・・・ケース、17・・・・・・ニードルガイド、1
8・・・・・・ニードル、19,20・・・・・・圧縮
コイルばね、21・・・・・・スナップリング、22・
・・・・・案内要素、23・・・・・・バイパスポート
、24・・・・・・スナップリング、25・・・・・・
弁要素、31・・・・・・エンジン、32・・・・・・
シリンダヘッド、33・・・・・・シリンダブロック、
34.35・・・・・・ウォータジャケット、36.3
7・・・・・・入口、38,39・・・・・・出口、4
0,41・・・・・・ウォータポンプ、42〜44・・
・・・・導管、45・・・・・・ラジェータ、46・・
・・・・入口、47・・・・・・出口、48〜51・・
・・・・導管、60・・・・・・制御弁、61a、62
a・・・・・・流出ポート、63a、64a・・・・・
・流入ポート、65・・・・・・ケーシング組立体、6
7a〜67c・・・・・・弁室、70・・・・・・弁ボ
ート、72・・・・・・枠体、73・・・・・・弁要素
、74・・・・・・弁座部、75・・・・・・感温アク
チュエータ、76・・・・・・ケース、77・・・・・
・ニードル、79・・・・・・軸部材、80・・・・・
・弁要素、83・・・・・・弁座部、85・・・・・・
圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第一、第二及び第三の弁室6a、6b、6cを郭定し前
    記第一の弁室6aと前記第二の弁室6bとを連通ずる第
    一の弁ポート8及び前記第一の弁室と前記第三の弁室6
    Cとを連通ずる第二の弁ポート9を互いに一つの軸線に
    沿って整列して有する弁ハウジング1と、第一の位置に
    あるとき前記第一の弁ポートを開き前記第一の位置より
    前記軸線に沿って第一の方向へ変位した第二の位置にあ
    るとき前記第一の弁ポートを閉じる第一の弁要素10と
    、第三の位置にあるとき前記第二の弁ポートを閉じ前記
    第三の位置より前記軸線に沿って前記第一の方向と反対
    の第二の方向へ変位した第四の位置にあるとき前記第二
    の弁ポートを開く第二の弁要素12と、前記第一の弁室
    と前記第三の弁室とを比較的小さい所定の通路断面積に
    て連通ずるバイパスポート23と、前記第一の弁要素に
    駆動連結され該第−の弁要素が前記第一の位置にあると
    き前記バイパスポートを閉じ前記第一の弁要素が前記第
    一の位置より前記第一の方向へ変位しているとき前記バ
    イパスポートを開く第三の弁要素25と、前記第一の弁
    要素を前記第二の方向へ付勢する第一のばね19と、前
    記第一のばねより大きいばね力を有し前記第二の弁要素
    を前記第一の方向へ付勢する第二のばね20と、前記第
    一の弁要素と前記第二の弁要素の間に作用し前記第二の
    弁室内を流れる流体の温度に感応し該温度の上昇に伴い
    伸長して前記第−及び第二の弁要素に対し前記第一の弁
    要素を前記第一の方向へまた前記第二の弁要素と前記第
    二の方向へ相反的に駆動する駆動力を及ぼす感温アクチ
    ュエータ14とを有していることを特徴とする感温制御
    弁。
JP9703181U 1981-02-16 1981-06-30 感温制御弁 Expired JPS6021593Y2 (ja)

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JP9703181U JPS6021593Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 感温制御弁
US06/335,338 US4410133A (en) 1981-02-16 1981-12-29 Two way fluid switchover valve with crossover protection

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JP9703181U JPS6021593Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 感温制御弁

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JPS582464U JPS582464U (ja) 1983-01-08
JPS6021593Y2 true JPS6021593Y2 (ja) 1985-06-27

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JP (1) JPS6021593Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008647A1 (fr) * 2000-07-25 2002-01-31 Nippon Thermostat Co., Ltd. Thermostat et structure de montage d'un tel thermostat
WO2002008648A1 (fr) * 2000-07-25 2002-01-31 Nippon Thermostat Co., Ltd. Structure de boitier de thermostat

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JPS582464U (ja) 1983-01-08

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