JPS602144B2 - 水平連続鋳造方法 - Google Patents

水平連続鋳造方法

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JPS602144B2
JPS602144B2 JP8584579A JP8584579A JPS602144B2 JP S602144 B2 JPS602144 B2 JP S602144B2 JP 8584579 A JP8584579 A JP 8584579A JP 8584579 A JP8584579 A JP 8584579A JP S602144 B2 JPS602144 B2 JP S602144B2
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JP
Japan
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mold
molten steel
tundish
dummy bar
continuous casting
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JP8584579A
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JPS5611160A (en
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正之 半明
勝 石川
誠史 水岡
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、水平連続鋳造により鋳造を行なうに当り、
特に鋳造初期に発生しやすい、ダミーバーヘツド‘こ接
続された銭片先端部のブリードアウト防止を図った水平
連続鋳造方法に関するものである。
水平連続鋳造は、タンディッシュ側壁下部に、水平方向
にモールドが設けられ、前記モールドにより水平状態に
銭片が引出されて連続鋳造されるものであり、前記モー
ルドとタンディッシュとは、フィードノズルを介して直
結されている。
上記タンディッシュ内に収容されている溶鋼の静圧Pは
、溶鋼の比重をy、溶鋼の傷面からの深さをhとすると
、P=y.hで表わされる。従つて、タンディッシュに
水平状態に設けられたモールド内の溶鋼には、モールド
上下面において、タンディツシュ内の溶鋼湯面しベルに
対応した溶鋼静圧Pによる静庄差が生ずるため、上面圧
より下面圧の方が大となる。モールド内において生成さ
れる凝固シェルは、モールド入側ではシェル強度が弱い
が、溶鋼静圧がシェル強度を上回り、シェルを押し広げ
る力(バルジング力)として働く結果、シェルをモール
ド上下面に接触させることになり、これにより凝固の促
進が図られている。
しかるに、タンデイッシュへの溶鋼注入開始時において
、タンディッシュ内の湯面しベルが低く、溶鋼静圧が十
分に生じていないときには、モールド内の溶鋼に、モー
ルド上下面において静圧差が生ずる。
即ち、モールド下面側においては、静圧により溶鋼が押
し広げられるから、モールドと良く接触し、冷却されて
凝固が進むが、モールド上面側においては、溶鋼静圧が
不十分のため、溶鋼の押し広げが十分に進まず、形成さ
れたシェルはその凝固収縮によって、下方へ垂れ下がる
ことになる。第1図には上述の状態がシェルの断面図に
より示されており、1はモールド、2はシェルで、実線
の矢印はバルジング力のベクトルを示しており、点線の
矢印はシェルの垂れ下がり状態を表わしている。また、
そのほかにも、モールド内で形成される銃片は、自重に
よってモールド下面側へ垂れ下がるため、モールド上面
側との接触は悪く、上面側において凝固遅れが生ずる。
上述のように、鋳造初期の溶鋼静圧不足に起因するモー
ルド内銭片のシェルにかかるバルジング力の不均衡と、
銭片の自重による垂れ下がりで生じたモールド上面側の
不完全凝固とによって、鋳造初期には、モールド内壁上
面と、シェル上面側との間に空隙が生じ、前記空隙にモ
ールド入側より供給された薪しい溶鋼がラップされる。
上記のようなシェルの垂れ下がりとラップが繰返されな
がら、銭片はダミーバーによりモールドから引抜かれる
が、上記モールド開放端からの引抜き時にダミーバーヘ
ッド接続部付近における先端部銭片のシェル垂れ下がり
により生じた、モールド内壁上面との間の空隙から、ラ
ップされるべき溶鋼がモールド外へ鯵出するいわゆるブ
リードアゥトが発生し、引抜き不能となる問題があった
。この発明は、上述のような観点から、鋳造初期に発生
しやすい水平連続鋳造特有のダミーバーヘッド‘こ接続
された鏡片先端部におけるブリードアゥトの発生を防止
した水平連続鋳造方法を提供するもので、モールドから
鋳片を引抜くに当り、予めダミーバーヘツドを、モール
ドのタンデイツシュ側の端部に位置せしめ、前記ダミバ
ーヘッドに溶鋼を接着して銭片先端部を形成せしめた後
、引抜きを開始し・次、で前言鼓片先端部がモ‐ルドよ
り引抜かれる前に引抜さを一時停止し、その間に、流入
する溶鋼をモールド内に充満せしめ、モールド内に生成
されるシェルの上面と、モールド内壁上面との間の空隙
をなくし、しかる後引抜きを再開して通常の鋳造を行な
うことに特徴を有するものである。
次に、この発明を実施例により図面とともに説明する。
第2図には、水平連続鋳造方法の一例が概略説明図によ
り示されており、2はタンデイツシユ、3は前記タンデ
ィッシュ2の側壁下部に設けられたフィードノズル、1
は前記フイードノズル3に水平状態に取付けられたモー
ルドである。4はダミーバーで、モータ6により回転す
るピンチロール5,5により、水平方向に引出される。
7は前記ピンチロール駆動用モータ6の駆動を制御する
制御装置、8はダミーバー4および銭片の移動量を測定
するメジャーロールである。
鋳造に当っては、第3図にモールド部分の拡大断面図で
示されている如く、予めダミーバーヘッド4aを、溶鋼
流入時にモールド内で空気の巻きこみが生じないように
、モールド1内におけるタンディッシュ2側の端部A点
に破線で示す如く位置せしめ、しかる後タンディッシュ
2内へ溶鋼の注入を行なう。
上記溶鋼が、モールド1の上面レベル以上にタンディツ
シュ2内に注入され、ダミーバーヘッド4aに溶鋼が接
着して銭片先端部が形成された後、制御装置7の操作に
よりモータ6を駆動してピンチロール5を回転せしめ、
ダミーバー4の引抜きを開始する。上記ダミーバー4の
引抜き開始後、ダミーバーヘッド4aに接続された銭片
先端部9が、モールド1の開放端laより引抜かれる前
の、モールド1内における適当な位置B点において、制
御装置7を操作しピンチロール5の回転を止め、ダミー
バー4の引抜きを一時停止させる。
上記停止時間中に、モールドー内において、上面側シェ
ル10の垂れ下がりと、前記垂れ下がり部分の空隙に侵
入する新しい熔鋼のラップを繰り返させ、上記垂れ下が
り部分に生ずる空隙を完全に埋めて、モールド1内に溶
鋼を充満せしめ、モールド1の内周面との間に空隙が生
ずることなくシェルを形成せしめる。このようにしてモ
ールドー内に隙間なくシェルの形成された後に、制御装
置7を操作して再びピンチロール5を回転せしめ、ダミ
ーバー4の引抜きを再開し、モールド1からダミーバー
4を引抜けば、ブリードアウトが発生することなく、鍵
片の引抜きが行なわれる。また、タンディツシュ2内に
レードルから溶鋼を注入する際の前記溶鋼注入速度をを
上昇せしめ、タンディッシュ2内の溶鋼湯面しベルを早
期に高め、溶鋼静圧を早く大きくすれば、モールドー内
の鏡片シェルに対する溶鋼静圧不均衡の改善に効果的で
ある。上記しードルからタンディッシュ2への溶鋼注入
速度Vは、次式により表わすことができる。
V=v・S・p但し、v:レードルからの綾鋼吐出流速 S:ノズル断面積 p:溶鋼の密度 上式において v=々罰 但し、g:重力加速度 h:レールドの溶鋼湯面高さ Sニ(D′2)2 汀 但し、D:ノズルの直径 従って、溶鋼注入速度Vは、 v=々罰・(D/2)2 m・pとなる。
上式により溶鋼注入速度は、ノズル直径に比例するから
、レードルのノズル直径を大にすることにより、タンデ
ィッシュ2への溶鋼注入速度の上昇が可能となり、夕ン
ディッシュ2内の溶鋼湯面しベルを早期に高め、モール
ド1内における溶鋼静圧の不均衡を少なくすることがで
きる。
次に実施例について説明する。
第4図はこの発明方法の一例を示すパターン図で、機軸
はダミーバ一の引抜き時間、縦軸は引抜き速度であり、
機軸におけるT,はしードルからタンデイッシュへの溶
鋼注入時、T2はモールド内におけるダミーバー引抜き
開始時、x,はタンディッシュへの溶鋼注入後、引抜き
開始までの時間、T8はダミーバーの引抜き停止時、x
2はダミーバーの最初の引抜き時間、T4はダミーバー
の引抜き再開時、濁はダミーバーの引抜き停止時間、T
5はダミーバー先端のモールド開放端通過時、x4はダ
ミーバー先端が引抜き再開後、モールド開放端を通過す
るまでの時間、T6はダミーバー引抜き速度の昇遠購、
*はダミーバー先端がモールド開放端通過後、昇速され
るまでの時間を示している上記パターン図における所要
時間の一例を示すと、次の通りである。
モールド断面の対角線長さ:115側 モールド長さ:80仇吻 x,:8秒均:3門@x3:5秒x4:15砂も:1栃
砂また、レードルのノズル径を、従釆の4比蚊から6仇
徹‘こ拡大してレードルからタンディッシュへの溶鋼注
入速度を次のように増加せしめ、タンディッシュへの注
入完了時間を従来の約半分にした。
ノズル径40側のときの注入速度:48.3k9/Se
Cノズル径6物奴のときの注入速度:108.8k9/
sec注入速度増加量:60.5k9/secタンデイ
ッシュ(溶鋼収容量1250k9)満杯までの所要時間
ノズル径4仇舷のとき:25.$eC ノズル径6Q吻のとき:11.$eC 短縮時間:14.低eC 上記のような条件で鋳造を行った結果、従釆5回に1回
の割で頻発していた銭片先端部のモールド出側における
プリードアウトを皆無にすることができた。
以上述べたように、この発明方法によれば、水平連続鋳
造における鋳造初期に発生しやすいダミーバーヘツドに
接続された銭片先端部のブリードアウトは完全に防止さ
れ、効率的な鋳造作業を行なうことができる等、工業上
優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシェルの垂れ下がり状態を示す図、第2図は水
平連続鋳造の概略説明図、第3図はモールド部分の拡大
断面図、第4図はこの発明方法を示すパターン図である
。 図面において、1…モールド、2…タンデイツシユ、3
…フイードノズル、4…ダミーバー、5…ピンチロール
、6…モータ、7・・・制御装置、8・・・メジャーロ
ール、9・・・銭片先端部、10・・・シェル。 第1図第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水平連続鋳造方法において、タンデイツシユ側壁に
    水平状態に配設されたモールドから鋳片を引抜くに当り
    、予めダミーバーヘツドを、モールドのタンデイツシユ
    側の端部に位置せしめ、前記ダミーバーヘツドに溶鋼を
    接着して鋳片先端部を形成せしめた後、引抜きを開始し
    、次いで前記鋳片先端部がモールドより引抜かれる前に
    引抜きを一時停止し、その間に、流入する溶鋼をモール
    ド内に充満せしめ、モールド内に生成されるシエルの上
    面とモールド内壁上面との間の空隙をなくし、しかる後
    引抜きを再開して通常の鋳造を行なうことを特徴とする
    水平連続鋳造方法。
JP8584579A 1979-07-09 1979-07-09 水平連続鋳造方法 Expired JPS602144B2 (ja)

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