JPS6021422Y2 - 広幅織物を一定幅のテ−プに切断する装置 - Google Patents

広幅織物を一定幅のテ−プに切断する装置

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JPS6021422Y2
JPS6021422Y2 JP18775380U JP18775380U JPS6021422Y2 JP S6021422 Y2 JPS6021422 Y2 JP S6021422Y2 JP 18775380 U JP18775380 U JP 18775380U JP 18775380 U JP18775380 U JP 18775380U JP S6021422 Y2 JPS6021422 Y2 JP S6021422Y2
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Japan
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fabric
hot knife
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belt
tape
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JP18775380U
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JPS57111897U (ja
Inventor
次郎 池田
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日本ダム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、織機に設置したホットナイフによって、広
幅織物を一定幅のテープに切断する装置に関する。
一般の繊維製品に縫着するラベルは織ラベルが普通であ
り、該ラベルによって繊維製品の商標や製造者などを表
示している。
この種の織ラベルは、従来細幅織機で1本ずつテープ状
に織った後に一片ごとに寸断して製造している。
この細幅織機では、1本のテープごとにシャツトルを飛
走させてよこ糸を通人するので、生産能率が低くかつ製
造に要する人員も多数必要であった。
このため、広幅織機によって、まずラベルをテープ状に
多数列織った熱可塑性繊維製の広幅織物を製造し、この
広幅織物を各テープごとに同時かつ平行に加熱切断する
方法が既に提案されている。
この提案方法では、広幅織物が加熱切断の時に横ずれし
ないように、織物自体に多数個のホットナイフを取付け
て、広幅織物をスレーでおき打ちした直後に加熱切断し
ている。
しかしながら、織ラベルは、一般に中央の表示部に加え
て両縁部に織組織の異なる耳を形成することを要し、該
耳で織ラベルの美観を高めるとともに適度な強さを与え
ている。
それ故に、加熱切断の際に、ホットナイフは広幅織物に
おける平行な耳中史上に位置することが必要である。
これに反し、このような耳はかなり細い幅であるので、
ホットナイフが織機に固定されている限り、広幅織物の
織りあがりの際に不規則な縮みによって、ホットナイフ
の一部が耳から外れることは回避できなかった。
こうした結果、前記の提案方法では、確かに織ラベルの
生産能率は高いけれども、耳を切断してしまって商品価
値を失なった織ラベルを多く得ることによる生産ロスも
高い。
しかも、各ホットナイフは、一定時間ごとに広幅織物の
横ずれに対応させるために微調整しなければならないと
いう不便さもある。
本考案者は、広幅織物が織り出しの際に不規則な縮みや
横揺れを発生しても、該広幅織物を正確に加熱切断でき
る装置を提案するものである。
この装置では、織機のベルト後方に案内系用のコーンま
たはチーズ取付は台を設置し、かつ各ホットナイフは織
物走行と水平交差する方向に自由に揺動可能である。
次にこの考案を図面に基づいて説明すると、第1図はこ
の考案に係る装置を示している。
この装置において、広幅織物を織るために用いる織機1
はたとえば200〜250rpmの高速回転であると好
ましく、たとえばレピア織機、グリッパシャツトル織機
、ウォータジェット織機などを用いる。
また、織機1の上方にはジャカード機2を据付け、該ジ
ャカード機によってたて糸群の開口運動を行なう。
このため、織機1において、たて糸と同数存在するベル
ト3(第7図で概略的に図示)には、その下部に矢金と
いうおもりをつり下げ、かつその上部には1本ずつ通糸
4と連結する。
各通糸4は目板5を経て上方へ延び、ジャカード機2の
下方に位置する竜頭6とむすぶ。
図示しないけれども、ジャカード機2内において、各竜
頭6は縦針と接続し、この縦針と連結した横針が紋紙の
パターンに応じて移動する。
一方、第2図に示すように、織機1の後方フレーム7間
において、多数本のたて糸8を巻いたワープビーム9を
回転自在に設置し、その上方にバックレスト10を配置
する。
また、後方フレーム7の両側面に支持板11.11を立
脚させ、両支持板の上端間に支持棒12を水平に固着す
る。
支持棒12は、バックレスト10よりかなり上方に位置
し、たて糸8に対して直交状に設置するとともに、バッ
クレスト10により近接した位置にコイルワイヤ13を
水平かつ直交状に設置している。
支持棒12には、複数個の三角形取付は台14を近接さ
せてやや上向きに設け、該取付は台の各頂点に対応させ
て3本のロッドを固定する。
案内系用コーンまたはチーズ15はロッドに回転自在に
嵌合し、各チーズから出た案内糸16はコイルワイヤ1
3でほぼ直角に折曲して、たて糸8の群と合流する。
さらに第1図に示すように、織機1の前方にはスレー1
7を有し、該スレーは一般に長さ9幅。
厚さの一定な多数の細幅鉄板を重ねるような形にそろえ
た構造である。
この織機1では、スレー17でおさ打ちして得た広幅織
物は、プレストビーム18を経て下向きに流れ、次に多
数本のホットナイフ装置19でテープ状に加熱切断する
加熱切断されたテープは、形状安定化のためにアイロニ
ングビーム20上を通過させると好ましく、この後にク
ロスビーム21に巻取る。
図面では、ホットナイフ装置19は、プレストビーム1
8の下方すなわち後方に配置しているけれども、この配
置は広幅織物のおさ打ち過程の後であるならば、プレス
トビーム18の前方でもよい。
一方、ホットナイフ装置19は、クロスビーム21によ
す接近した位置に配置してもよい。
ホットナイフ装置19は一定間隔おいて取付は板22に
装着し、該取付は板は水平に織機1に固着している。
第3図および第4図に示すように、ホットナイフ装置1
9は支持枠23を有し、該支持枠によって固定取付は板
22に装着する。
支持枠23には板バネ24の上端部を固着し、該板バネ
の下端にはホットナイフ25を装着する。
板バネ24は、広幅織物26のたて糸群と平行に配置味
かつ第4図のように側面からみると取付は板22から斜
め下方に傾斜して、ホットナイフ25と固定取付は板2
2とを結ぶ直線は織物26に対して斜めに接触し、該ホ
ットナイフの加熱個所は図示のように織物26に対して
ほぼ直角に接触する。
各ホットナイフ25には導線27.27(部分的に図示
)を接続し、該導線を介して各ホットナイフ25を電源
(図示しない)から直列に接続する。
ホットナイフ25は±5℃で温度管理が可能であり、か
つ板バネ24によって第4図の矢印で示す織物走行方向
と水平交差する方向に自由に揺動可能である。
第1図の装置によって、第5図に例示するような広幅織
物26を製造することができる。
広幅織物26がたとえば幅160cmであるならば、該
織物のたて糸8の数は約1万本近くになり、これらのた
て糸と平行に2筋の案内糸16.16を、通常2本を1
組としてテープ27(第6図参照)の間隔をおいて織り
込む。
広幅織物26は、ポリエスチル、ナイロン6、アクリル
のような熱可塑性繊維製であり、一方、案内糸16は該
織物を構成する熱可塑性繊維よりも融点が高いかまたは
加熱溶融しないことを要する。
したがって、たとえば広幅織物26がポリエステル製や
ナイロン酸であれば案内糸16はレーヨン糸や綿糸であ
り、または該織物がナイロン酸であれば案内糸16はポ
リエステル糸でもよい。
広幅織物26の製織過程は第7図に示し、第7図におい
て、ワープビーム9に巻いたたて糸8はバックレスト1
0を経て前方へ送り出される。
この後に、たて糸8は、直交方向に配置した2本のあや
棒28,28によって上下に分けてから、各たて糸8ご
とにベルト3の孔を通過する。
また案内糸16の導入は、バックレスト10の上方に配
置したチーズ15から行ない、該案内糸もあや棒28,
28を通ってベルト3の孔に挿入する。
この際に、ベルト3の数はたて糸8の数と同じであるか
ら、幅160cmの広幅織物では約1万本のベルト3を
用い、これらのうちの特定のベルトだけを2本の糸8,
16が貫通することになる。
各ベルト3は、ジャカード機2によって上下運動を行な
って、たて糸群を上下に開口させる。
この開口とともに、シャツトルまたはレピア29などに
よってよこ糸を通人する。
通人したよこ糸は、スレー17によって織前30まで打
ちよせて、たて糸8とほぼ直交させると広幅織物26を
得る。
広幅織物26において、2本の案内糸16.16の間隔
はたて糸2本分から4本分程度が好ましく、この例では
案内糸16.16の間隔はたて糸2本分である。
また、案内糸16は通常1本ずつ織り込むが、特に細い
糸を用いる場合などには2本または3本を並列して織り
込んでもよい。
また広幅織物26に関して、テープ27の幅を変更する
には案内糸16.16の織り込み位置を変えなければな
らない。
この際に、ジャカード機2では、たとえば20cm幅の
かまごとに紋様が循環するため、160C771幅の織
物の場合には8本の通糸4が1個の竜頭6につながって
いる。
それ故に、20cm幅の間だけ案内糸16の挿入位置を
決定すれば、その後は該位置のベルト3と接続した竜頭
6を引上げれば、他のかまにおける案内糸16の挿入位
置は容易に判明する。
そして得るべきテープ幅は、織ラベルの場合には数種類
であるから、テープ幅に応じて該当する竜頭6を色分け
しておくと、テープ幅を変更しても竜頭6の色から容易
に所定のベルト3を検出できる。
第7図において、広幅織物26は、プレストビーム18
および適当数の巻取りローラを経て、ホットナイフ装置
23によってテープ27に加熱切断される。
各ホットナイフ装置23は、第5図に示す広幅織物26
における各組の案内糸16,16の通過する個所に設置
腰各ホットナイフ25は案内糸16.16間に位置させ
る。
ホットナイフ25の加熱温度は、広幅織物26を構成す
る熱可塑性繊維糸の融点よりも高い温度に定める。
したがって、案内糸16がレーヨン糸および広幅織物2
6がポリエステル製であれば、レーヨン糸は軟化溶融し
ないけれども300℃前後で熱分解し、かつポリエステ
ル糸の融点は255〜260℃であるから、ホットナイ
フ25の加熱温度は約280℃に定めると好ましい。
一般に、ホットナイフ25の温度管理は±5℃で可能で
あるから、加熱ホットナイフ25でポリエステル糸を溶
融切断しても、レーヨン糸は切断されない。
製織作業の進行とともに、広幅織物26は第4図の矢印
方向に進み、この際に該織物に不規則な縮みや横揺れが
発生しても、それに応じてホットナイフ25は横方向に
自由に揺動するために案内糸16.16間から外れるこ
とはない。
したがって、テープ27の加熱切断の開始の時に、各ホ
ットナイフ25の位置を一度設定しておけば、製織作業
が長時間続いても、所定時間後に各ホットナイフ25の
位置を微調整する必要はない。
得たテープ27は、アイロニングビーム20を経てクロ
スビーム21に巻取る。
第6図に示すように、テープ27が織ラベルテープであ
るならば、該テープの両縁の耳30.30は常にほぼ同
じ幅を有する。
ついでテープ27を横方向に分断すると、その一片27
aが織ラベルとなるけれども、この種のテープをさらに
公知の高速ホットスリッタで1本または複数本の細幅テ
ープに加熱裁断した後に、織ラベルに分断することも可
能である。
この際には、このテープは正確な一定幅であるから、前
記のホットスリッタにおいて正確な位置決めができ、か
つ該ホットスリッタでテープ両端の案内糸織り込み部分
を切り落しながら、耳端をより均一に溶着固定すること
ができるので好ましい。
この考案に係る装置は、広幅織物から一定幅のテープを
高能率で切断し、しかも該織物の織り出しの際に不規則
な縮みや横揺れを発生しても、テープの定幅性が変わる
ことがない。
それ故に、テープの加熱切断を長時間続行しても、各ホ
ットナイフの位置は微調整する必要がないから、この考
案の装置ではテープ製造作業を小人数の未熟練作業者に
よって行なうことも可能である。
特に、この考案の装置で形成した織ラベルテープは、加
熱切断したテープ端がすべて耳上に位置するから、織ラ
ベルの商品価値を失なうようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る装置の概略正面図、第2図はこ
の考案の装置の一部を示す概略背面図、第3図はこの考
案で用いるホットナイフ装置を例示する拡大正面図、第
4図は実質的に第3図の■−■線に沿って切断した横断
面図、第5図はこの考案の装置で製造した広幅織物を拡
大して示す部分平面図、第6図はこの考案の装置で形成
したテープを拡大して示す部分平面図、第7図はこの考
案の装置におけるたて糸からテープまでの製造過程を示
す工程図である。 1・・・・・・織機、2・・・・・・ジャカード機、3
・・・・・・ベルト、4・・・・・・通糸、6・・・・
・・竜頭、8・・・・・・たて糸、14・・・・・・コ
ーンまたはチーズ取付は台、16・・・・・・案内糸、
17・・・・・・スレー、19・・・・・・ホットナイ
フ装置、22・・・・・・固定取付は板、25・・・・
・・ホットナイフ、26・・・・・・広幅織物、27・
・・・・・テープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱可塑性繊維製の広幅織物に案内糸を2筋ずつ所定
    間隔おいて織り込むために、織機のベルト後方に案内系
    内のコーンまたはチーズ取付は台を設置するとともに、
    それぞれ2筋の案内糸間を加熱切断するために、織物の
    おさ打ち過程と巻取り過程との間に複数個のホットナイ
    フを設置し、各ホットナイフを装着する板バネは水平の
    固定取付は板から下方に傾斜して、側面から見るとホッ
    トナイフと固定取付は板とを結ぶ直線が織物に対して斜
    めに接触することにより、各ホットナイフは織物走行と
    水平交差する方向に自由に揺動可能であることを特徴と
    する広幅織物を一定幅のテープに切断する装置。 2 織機の上方にジャカード機を据付けて、該ジャカー
    ド機の竜頭に数本の通糸をつり、該通糸は1本ずつ目板
    を通過してベルトと連結している場合に、前記の竜頭を
    適当に色分けすることにより、形成すべきテープの幅を
    変更する際に案内糸を挿入すべきベルトを速やかに検出
    する登録請求の範囲第1項に記載の装置。
JP18775380U 1980-12-25 1980-12-25 広幅織物を一定幅のテ−プに切断する装置 Expired JPS6021422Y2 (ja)

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JPS57111897U JPS57111897U (ja) 1982-07-10
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