JPS60213337A - 鋳造用湯道 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋳造用湯道に関するものであり、多数の鋳物を
同時に鋳造する際に坩堝を複数の湯道に分岐させて均一
に流すことの出来る鋳造用湯道を提供することを目的と
する。

即ち本発明は、湯口に連接した垂直湯道と、垂直湯道の
下端部に連接した第１水平湯道と、第１水平湯道の任意
の位置に分岐するように設けた１個又は２個以上の第２
水平湯道から成り、第１水平場道の流路断面積が垂Ｉｉ
！場道に近い部分から端部へいくに従って漸次減少する
様にした構造を有する鋳造用湯道に係る。

本発明の実施例を図面により説明すると、第１図及び第
２図に示す如く、本発明の鋳造用湯道は湯口ｌに連接し
て垂直湯道２を設け、垂直湯道２の下端部に第１水平湯
道３を設け、第１水平湯道３の任意の位置に第２水平湯
道４を分岐するように設け、第１水平湯道３の流路断面
積が垂直湯道２に近い部分から端部へいくに従って漸次
減少する構造としたものである。即ち第１水平湯道３は
流路の高さＨを一定にした場合はその巾Ａを第２図に示
す如＜Ａ１＞Ａ２（Ａ１は垂直湯道２に近い部分の中、
Ａ２は端部の巾）となるように端部にいくに従って漸次
減少させる。尚、Ｈを変えて流路断面積を同様に端部に
いくに従って減少する様関節してもよい。第２水平湯道
４は第１水平湯道３の任意の複数個の位置に於いてこれ
と直交する方向へ分岐させるもので、第２図に示す如く
、両側の２方向へ分岐させることもできる。第２水平湯
道４はその任意の位置に第２垂直場道５を設けてこれを
鋳物用キャビティ６に連結させる。第２図においてはキ
ャビティ６が１６個表示されており、湯口１から溶湯を
注入すると第１水平湯道で２方向に分岐し、更に４個の
第２水平湯道で夫々２方向に分岐し、夫々の第２垂直湯
道５からキャビティ６に至る。そして第１水平湯道３に
近いキャビティから順次溶湯が満たされていく。

本発明の特徴は第１水平場道の流路断面積を溶湯の流れ
る方向に対して漸次減少させたことにあり、これにより
溶湯の流れが極めて良好で、鋳物の不良品の発生が極め
て少ないという顕著な効果を奏する。

本発明の鋳造用湯道を製造する為には、第３図に示すよ
うな垂直平面で分割した砂型Ｐの片面に垂直湯道用凹部
２と第１水平湯道用凹部３と第２水平湯道用貫通孔４を
設け、この砂型Ｐの２個を凹部を有する面を互いに向か
い合わせに接合し、これに湯口用砂型Ｑ（第１図）を垂
直湯道２の開口部に合わせて接合する。砂型Ｐの両側に
は第２垂直湯道５並びに鋳物用キャビティ６を有する砂
型Ｒ（第２図）を必要個数接合する。砂型Ｐの第２水平
湯道と砂型Ｒの水平湯道とは互いに開口部が合致して、
一つの水平湯道を形成させるようにし、末端の砂型Ｒに
盲用砂型（第２図には図示せず）を接合すれば良い。各
砂型Ｒは互いに接合面にキャビティ６並びに第２垂直湯
道用凹部５が位置するようにすると製作が簡単である。

又、第３図では省略したが、砂型Ｐの他面、即ち砂型Ｒ
と接する面にもキャビティ６等を形成することもできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鋳造用湯道の一実施例の縦断面図、第
２図は一部切欠平面図、第３図は要部の斜視図である。 １・・・湯口、２・・・垂直湯道、３・・・第１水平湯
道、４・・・第２水平湯道、５・・・第２垂直湯道、６
・・・キャビティ、Ｐ、Ｑ、Ｒ・・・砂型 特許出願人花王石鹸株式会社 代理人古　谷　馨 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　湯口に連接した垂直湯道と、垂直湯道の下端部に連
   接した第１水平湯道と、第１水平湯道の任意の位置に分
   岐するように設けた１個又は２個以上の第２水平湯道か
   ら成り、第１水平湯道の流路断面積が垂直湯道に近い部
   分から端部へいくに従って漸次減少する様にし１．　た
   構造を有する鋳造用湯道。 ２　垂直平面で分割した砂型の片面に、垂直湯道用凹部
   と、その下部に連接する第１水平湯道用凹部とが設けら
   れ、更に第１水平湯道用凹部から分岐する第２水平湯道
   用貫通孔が砂型の他面に貫通するように設けられ、この
   分割砂型２個が上記片面に於いて相互に接合されて構成
   される特許請求の範囲第１項記載の鋳造用湯道。