JPS6021183Y2 - 電動打撃装置 - Google Patents

電動打撃装置

Info

Publication number
JPS6021183Y2
JPS6021183Y2 JP1977086347U JP8634777U JPS6021183Y2 JP S6021183 Y2 JPS6021183 Y2 JP S6021183Y2 JP 1977086347 U JP1977086347 U JP 1977086347U JP 8634777 U JP8634777 U JP 8634777U JP S6021183 Y2 JPS6021183 Y2 JP S6021183Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealed
tool
piston
housing
hammer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977086347U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5411902U (ja
Inventor
房男 伏屋
隆 山崎
光義 柴田
Original Assignee
株式会社マキタ電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社マキタ電機製作所 filed Critical 株式会社マキタ電機製作所
Priority to JP1977086347U priority Critical patent/JPS6021183Y2/ja
Publication of JPS5411902U publication Critical patent/JPS5411902U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6021183Y2 publication Critical patent/JPS6021183Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばまたがねヨ等の工具を取付け、この工
具の端面を打撃して種々の作業を行なう電動ハンマ等の
電動打撃装置に関する。
一般に、この種の電動打撃装置にあっては、電動モータ
からクランク機構を介してロッド及びこれに支ピンを介
して連接されたピストンを往復動させ、このピストンの
往復動にしたがってハンマを前後進して工具に打撃を与
えるように構成されているが、この各部材は鉄又は非鉄
金属の金属製から構成されているため、とくに、金属製
のロッドやピストンにあってはその自重によって負荷さ
れる前記クランク機構の回転バランスが大きくくずされ
ることになり、これが起因して打撃時における反動が装
置全体を保持するためのバンドルに相当大きな衝撃とし
て伝達されるためその操作性が著しく悪化される原因と
なっていた。
そして、上記したロッド、ピストン、ハンマ等の摺動面
に対する潤滑油の供給手段においては該ロッド、ピスト
ン、ハンマ等を収容するハウジング内に短時間の使用毎
に潤滑油を給油する方法で、前記各部材が金属製である
ことから完全なるシール手段を採用しておらず、とくに
工具を取付ける側から前記ハウジング内に供給した潤滑
油が漏出するという欠陥があった。
本考案の目的は上記した従来の欠点に鑑み、クランク機
構に関する回転のアンバランスを可及的に減少してハン
ドル側に伝達される反動衝撃を小さくするとともにその
操作性の向上を図ることができる電動打撃装置を提供す
るものである。
以下、本考案を具体化した図示の実施例について詳述す
ると、図に示すように1は電動ハンマの全体を示し、2
は電動モータ(図示しな)を内蔵したモータケースで、
その上端にはギヤケースを兼ねたハウジング3が一体的
に取付けられ、このハウジング3内には電動モータから
減速歯車群(図示しない)を介して回転されるクランク
機構を構成するクランク軸4がベアリングにて回転可能
に支承され、クランク軸4の上端には大径のクランク円
盤4aが一体的に形成されている。
なお、ハウジング3内には潤滑油が供給されるものであ
る。
ハウジング3の上部側面に対し一体的に嵌着された軸筒
部材5は、その孔5a内に有底状の筒体からなる打撃用
ハンマ6が往復動可能に嵌挿されており、この打撃用ハ
ンマ6の頭部6aは該軸筒部材5の先端(図において右
端)から嵌挿されたまたがねヨ等の工具Wを保持する後
述の保持部材18の端部に衝突可能に対向されている。
前記軸筒部材5の摺動孔5a内にはピストン8が往復動
可能に密挿され、このピストン8の後端(図において左
端)は二叉状に形成されていて、この二又部が前記クラ
ンク軸4のクランク円盤4aに対して一端がクランク軸
4の軸中心と偏心した位置にクランクピン9を介して連
接された連結ロッド10の他端と支ピン11を介して連
接されている。
そして、前記ピストン8及び連結ロッド10は耐衝撃性
や耐摩耗性や弾性吸振性を高めかつ軽量化するために、
ナイロン66やポリブチレンテレフタレート等の合成樹
脂を高弾性をもつ炭素繊維で強化した複合材から形成さ
れ、しかも、連結ロッド10は軽量化のために中空体状
に形成されている。
しかして、ピストン8は連結ロッド10の往復動によっ
て打撃用ハンマ6の摺動孔7を往復摺動され、その往復
時に該ピストン8の頭部と打撃用ハンマ6底部とで形成
された室S内の空気を圧縮して打撃用ハンマ6を図示矢
印方向へ摺動させ工具Wを保持する保持部材18に衝突
させる。
なお、図中12はハウジング3にガスケット12aを介
して締着されたハウジングカバー、13.13は打撃用
ハンマ6の摺動孔7に穿設されたほぼ半球状の通気溝、
14はピストン8の外周に嵌合されたリング、15はハ
ンドルである。
そして、前記工具Wの保持手段は第3図に示すように、
軸筒部材5の先端(図において右端)に中間保持部16
を介して中空状の工具ホルダー17が締着され、この工
具ホルダー17の孔内一端(図において左端)には端部
に工具Wの一端を嵌合保持する保持部材18が摺動可能
に嵌合されていて、保持部材18は一端が前記打撃用ハ
ンマ6に対向されている。
しかして、工具Wは一端が保持部材18に嵌合保持され
かつほぼ中央部が工具ホルダー17により摺動可能に保
持されるものである。
なお、保持部材18には前記中間保持部16のゴムリン
グ19が嵌合する環状溝20が形成され、打撃時にゴム
リング19に嵌合して二度打ちが防止されるように構成
されている。
また、前述したハウジング3内に供給された潤滑油の漏
出、すなわち、ハウジングカバー12からの漏出はガス
ケット12aにより、クランク軸4側からの漏出は該ク
ランク軸4の外周に設けたオイルシール21により、ハ
ウジング3と軸筒部材5との嵌合部分からの漏出はその
嵌合部分に設けたOリング22により、工具W側からの
漏出は軸筒部材5と中間部材16及び工具ホルダー17
との各接合部分に設けたOリング23.24と、工具ホ
ルダー17と保持部材18との摺動部分に設けたYリン
グ25によりそれぞれ阻止するように構成され、しかし
てハウジング3内の密閉が維持されるものである。
本実施例の打撃装置は上述のように構成したものである
から、電動モータから減速歯車群を介してクランク軸4
が回転され、該軸4のクランク円盤4aとともに連結ロ
ッド10が往復動すると、これに連接されたピストン8
が打撃用ハンマ6の摺動孔7内を往復動し、その往復動
時に打撃用ハンマ6の室S内が密閉され、該室8内の空
気が圧縮されるため、打撃用ハンマ6はその圧縮圧で図
示矢印方向へ飛走されて保持部材18に衝突し、該保持
部材とともに工具Wに対し破砕力を与える。
そして、打撃用ハンマ6が保持部材18に衝突した後は
、打撃用ハンマ6がその衝突時の反動で図示矢印方向へ
跳ね戻されるとともにピストン8が連結ロッド10の復
動に伴って元の状態に復動復帰され、次の往動に待機す
る。
以降上述した作用が繰り返されて工具Wに継続した破砕
力を与えるものである。
なお、ピストン8が摺動孔7の通気溝13,13を通過
する際に、該通気溝13.13を介してピストン8の頭
部と打撃用ハンマ6の底部とで形成された室S内に空気
を吸入するものである。
また、本実施例においてはハウジング3内に潤滑油が供
給されてそのハウジング3内のシール手段がハウジング
3と軸筒部材5との嵌着部におけるOリング22及び、
クランク軸4の支承部、軸筒部材5と工具Wの遊挿部分
にそれぞれ設けたオイルシール21、Oリング23,2
4、Yリング25によって施されているため、ハウジン
グ3内と軸筒部材5内とに形成された空間部が液封可能
にシールされて潤滑油の漏れを防止し得、長期間にわた
って潤滑油の補給を必要とせず、その雰囲気内で上記し
た連結ロッド10、ピストン8、打撃用ハンマ6が往復
動することにより各部材の耐摩耗性が大幅に向上し得る
ものである。
なお、本実施例においては電動ハンマについて説明した
が、必ずしもこれに限定するものではなく、他のハンマ
に類似する型式のものであれば簡単に実施できるもので
ある。
以上詳述したように、電動ハンマのハウジング3の先端
に連設された軸筒部材5内には有底筒状の打撃用ハンマ
6を進退動可能に密挿するとともに、打撃用ハンマ6内
には連結ロッド10を介してクランク機構のクランク軸
4に連繋されたピストン8を往復動可能に密挿し、ピス
トン8の往復時には打撃用ハンマ6が軸筒部材5の先端
に対し工具Wを挿着するために中間部材16を介して連
設された工具ホルダ17内に対し摺動可能に嵌装された
保持部材18に衝突して工具Wに打撃力が付与されるよ
うに構成された打撃装置であって、クランク軸4を支承
するためのハウジング3の軸受部をオイルシール21で
シールし、ハウジング3と軸筒部材5との接合部をOリ
ング22でシールし、中間部材16と、軸筒部材および
工具ホルダ17との接合部をそれぞれOリング23.2
4でシールし、さらに、工具ホルダ17と保持部材18
との摺動部をYリング25でシールしてクランク機構と
工具Wとの間の各空間部を、ハウジング3内に供給され
た潤滑油の漏出を防止するためにそれぞれ密封する一方
、連結ロッド10とピストン8とをそれぞれ合成樹脂に
炭素繊維を複合した炭素繊維強化合成樹脂材で成形し、
さらに、ピストン8を中空体状に形成したことを特徴と
するものであるから、連結ロッド10とピストン8との
強度特性を相対的に高めてクランク機構の耐久性を相乗
的に向上させ、また、昇温時の強度特性を炭素繊維の耐
熱性によって良化することができる。
このことは、とくに打撃用ハンマによる打撃時おいてピ
ストンと連結ロッドを介して伝達される反動衝撃を大幅
に減(金属製のものに比して約1/3〜ll4)するこ
とができ、バンドルを握って作業する作業者に対して不
快感を与えることなくその操作性並びに耐久性の大幅な
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は一部破断を含む
装置に全体図、第2図は要部の拡大断面図、第3図はA
部の拡大断面図である。 4・・・・・・クランク軸、4 a ””クランク円盤
、6・・・・・・打撃用ハンマ、8・・・・・ゼストン
、10・・・・・・連結ロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. tt電動ハンマハウジング3の先端に連設された軸筒部
    材5内には有底筒状の打撃用ノ\ンマ6を進退動可能に
    密挿するとともに、打撃用ハンマ6内には連結ロッド1
    0を介してクランク機構のクランク軸4に連繋されたピ
    ストン8を往復動可能に密挿し、ピストン8の往動時に
    は打撃用ハンマ6が軸筒部材5の先端に対し工具Wを挿
    着するために中間部材16を介して連設された工具ホル
    ダ17内に対し摺動可能に嵌装された保持部材18に衝
    突して工具Wに打撃力が付与されるように構成された打
    撃装置であって、クランク軸4を支承するためのハウジ
    ング3の軸受部をオイルシール21でシールし、ハウジ
    ング3と軸筒部材5との接合部をOリング22でシール
    し、中間部材16と、軸筒部材および工具ホルダ17と
    の接合部をそれぞれOリング23.24でシールし、さ
    らに、工具ホルダ17と保持部材18との摺動部をYリ
    ング25でシールしてクランク機構と工具Wとの間の各
    空間部を、ハウジング3内に供給された潤滑油の漏出を
    防止するためにそれぞれ密封する一方、連結ロッド10
    とピストン8とをそれぞれ合成樹脂に炭素繊維を複合し
    た炭素繊維強化合成樹脂材で成形し、さらに、ピストン
    8を中空体状に形成したことを特徴とする電動打撃装置
JP1977086347U 1977-06-29 1977-06-29 電動打撃装置 Expired JPS6021183Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977086347U JPS6021183Y2 (ja) 1977-06-29 1977-06-29 電動打撃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977086347U JPS6021183Y2 (ja) 1977-06-29 1977-06-29 電動打撃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5411902U JPS5411902U (ja) 1979-01-25
JPS6021183Y2 true JPS6021183Y2 (ja) 1985-06-24

Family

ID=29010844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977086347U Expired JPS6021183Y2 (ja) 1977-06-29 1977-06-29 電動打撃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6021183Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3632624A1 (de) * 2018-10-04 2020-04-08 Hilti Aktiengesellschaft Exzenterantrieb für eine handwerkzeugmaschine

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988172A (ja) * 1972-12-09 1974-08-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988172A (ja) * 1972-12-09 1974-08-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5411902U (ja) 1979-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4290492A (en) Idling and air replenishing system for a reciprocating hammer mechanism
US4567951A (en) Hammer drill
JPH08229851A (ja) 打撃工具の空打ち防止装置
US4336848A (en) Tool holder for impact device
US4723610A (en) Percussion device
US3688848A (en) Air spring bleed assembly
US4113035A (en) Hammer drill with drive and percussion elements accommodated in a cylinder
JP2552566B2 (ja) 打撃工具
GB2063141A (en) A hand machine tool provided with an air-spring percussion mechanism
JPS6021183Y2 (ja) 電動打撃装置
US4669551A (en) Electropneumatic hammer drill
JPH03208575A (ja) 衝撃モータ
US4592431A (en) Device for deposition of the movements of two driven bodies in the forward direction of a tool
JPWO2019130982A1 (ja) 打撃作業機
US4601350A (en) Electrically-operated multi-needle chisel tool
GB2114495A (en) Impact tool
JPH027026Y2 (ja)
JP4270827B2 (ja) 電動工具
JPH0717482U (ja) 衝撃工具
US1207417A (en) Mechanical hammer.
JPH0418782Y2 (ja)
JP2017094462A (ja) 作業機
GB2262467A (en) Apparatus for reducing vibration transmission in hand-held tool
JP4487713B2 (ja) 打撃工具
CN210660325U (zh) 一种运动式缸套的发动机及汽车