JPS60211000A - 糖液の脱色方法 - Google Patents

糖液の脱色方法

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JPS60211000A
JPS60211000A JP6881584A JP6881584A JPS60211000A JP S60211000 A JPS60211000 A JP S60211000A JP 6881584 A JP6881584 A JP 6881584A JP 6881584 A JP6881584 A JP 6881584A JP S60211000 A JPS60211000 A JP S60211000A
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JP
Japan
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activated carbon
sugar solution
carbon fibers
solution
decolorizing
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JP6881584A
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English (en)
Inventor
栄治 田中
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KURARE CHEMICAL KK
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KURARE CHEMICAL KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性炭繊維を使用することによる糖液の脱色方
法および使用済の活性炭繊維を再生して繰返し使用でき
る脱色方法に関するものである。
糖液の脱色方法としては、従来から粉状や粒状の活性炭
、活性白土、活性アルミナ、骨炭などが使用されている
しかしながら粉末状吸着剤、例えば活性白土やb末活性
炭では吸着速度が早いので糖液の脱色速度は早くなるが
再使用できず処理コストが高くなる。又、微粉状である
ため糖液との分離が困難であるという欠点を有している
一方粒状の吸着剤の場合、例えば活性アルミナ、骨炭、
粒状活性炭などでは糖液の粘度が高いため被吸着物質の
拡散速度がおそいので、吸着に要する時間が長くなり、
接触時間を長くする必要が有る。従って吸着装置が大き
くなるという欠点が生じる。
又、骨炭などは強度が小さいので通液中に破砕され、圧
損が上昇して通液しにくくなるという欠点がある。
一方使用済の吸着剤の再生についてみると、粉末状吸着
剤は使い捨てであり、粒状吸着剤では高価な焼成再生法
によることが多い。一部の粒状活性炭では薬液再生法も
行われているが、被吸着物質の脱着速度が遅く再生に時
間がかかり、コストアップになっている。
又、粉末や粒状の活性炭では沖過により完全に除去する
ことのできない黒色の微粉末が脱色した製品糖液に混入
し、製品の品質を低下させるという欠点がある。
製品に炭素微粉末が混入すると、放置すると、凝集して
黒色の粒子となり品質を著るしく低下させ、又活性炭の
触媒作用によって糖液の再着色が起り、長期保存性が悪
くなる。
本発明者らは、これらの問題点を解決すべく種種検討し
た結果、特定の物性を有する活性炭繊維を用いることに
より糖液の脱色装置がコンパクトになり、かつ容易に再
生できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、比表面積800 d/f以上の活性炭繊維を
使用することを特徴とする糖液脱色方法であり、さらに
使用した活性炭繊維を苛性カリおよび/または苛性ソー
ダ5〜20重量%を含む水および/またはメタノールお
よび/またはエタノール溶液な通液して再生した後繰返
し使用することを特徴とする糖液脱色方法である。
以下本発明を更に詳しく説明する。
本発明に使用する活性炭繊維は、不融性を有し、或いは
不融性を賦与した前駆体繊維、例えばアクリル繊維、セ
ルローズ繊維、フェノール繊維、ポリビニルアルコール
系繊維などを適当な条件下で焼成賦活することによって
得られる。本発明の活性炭繊維としては、BET法比表
面積が800 d/f以上とする必要があるが、2,0
00dlF以上の場合特に良好な結果が得られる。比表
面積が2,000イ/2以下でも相当な脱色能力はある
が、薬液再生による回復率が若干低下する傾向が見られ
る。これは活性炭繊維表面の細孔径が小さいためと考え
られる。
また、活性炭繊維の原料はフェノール系樹脂を炭化した
ものが最も好ましい。それは糖液を通液した場合、微粉
が混入することが少ないためで、これは該繊維の表面が
他の樹脂を炭化賦活したものと較べて緻密で堅いためと
考えられ、これは該目的に使用した場合、極めて顕著な
効果を示す。
一方、ホリビニルアルコール系ヤセルローズ系では、繊
維が柔らかいため通液の際炭素の微粉が混入し易いが、
該活性炭繊維でも1000°C以上へ2中で熱処理して
表面硬度を向上させたり、あるいは繊維表面にラテック
スなどを塗布して、微粉の脱離を抑えることにより、吸
着速度をそこなわずかつ処理糖液に炭素微粉を混入せし
めることなく脱色処理が可能である。
活性炭繊維は、粒状活性炭に比べると数百倍の外表面積
を有しているため、吸着速度が早くなり一吸着装置も粒
状炭の場合に比べ、はるかにコンパクト化できる。
使用する活性炭繊維の物性は、BET法比法面表面 積が800 If/f以上とする必要があるが、特に2
.0OOPPf/y以上とすることが好ましい。
これは、比表面積が大きくなると一活性炭繊維のミクロ
孔径も大きくなって着色物質の吸着に太きく寄与するか
らである。。
又、糖l夜の中には分子量が2..000以上の高分子
量物質を含む場合があり、このような液の脱色には賦活
触媒としてC,やNaKなどのアルカリ金属を添着しだ
後再賦活することにより大きな細孔径を賦与した活性炭
繊維が特に有効である。
前述の如き活性炭繊維を用いて糖液を脱色する方法とし
ては、該活性炭繊維を吸着カラムに充填し、必要に応じ
て吸着カラムを保温し、脱色すべき糖液をSV 1〜5
0hr−’、好ましくは5〜20 hr−”で通液する
ことにより本発明の効果が得られる。
また、活性炭樹脂の充填方法としては、板状に切断した
ものを積層したり、あるいはアコーディオン状に加工し
たユニットを作製し、これを直列にしたり、又円筒パイ
プに活性炭繊維を巻付けて外部より中心部へ糖液を通す
など、糖液と活性炭繊維の接触が良く、チャンネリング
、バイパスなどが起らない装置であればどのような方法
でも良い。
糖液を通液する際に吸着カラムを保温すると、糖液の粘
度が低下し、着色物質の拡散速度が大きくなり吸着速度
が向上するので、通液速度を太きくすることができる。
一方糖液の温度が高すぎると安定性が低下し、却って着
色し易くなるので、通液温度は40°〜8d2Cが最も
効果的である。
活性炭繊維の使用形態としては、トウ状、短繊維状、フ
ェルト状、紙状、布状などいずれの形態でも使用可能で
あるが、特にフェルト状、布状が好ましい。
本発明の対象とする糖液はどのような種類のものでもよ
いが、粘度の高い糖液に適しており、異濃度のKOHま
たはN&υ■を含む水溶液にメタノールまたはエタノー
ルを加えたものを使用する必要がある。尚、水およびメ
タノール或いはエタノールの濃度は特に限定しない。
活性炭繊維を繰返し使用する場合、再生により高い通液
倍数回復率を保持するためには、特定濃度範囲のアルカ
リを使用する必要があり、NORおよびNaOHの濃度
は5〜20重量%とする必要がある。その際KUHおよ
びNaOIIは単独でもよくまた両者共存してもよい。
また再生液の溶媒は水のみでもよいが、メタノールまた
はエタノールを加えると再生による通液倍数向上の効果
が認められる。メタノールおよびエタノールは単独でも
よく、また両者を共存せしめてもよい。また再生温度は
低いと再生速度が低く、また高いと再生効率が低下する
傾向が認められるので、60°〜95°Cが好ましい。
以下実施例を挙げて本発明の詳細な説明するが、これら
の実施例は本発明を何等限定するものではない。
実施例1 フェノール系繊維を炭化賦活して得られたBE’I’法
比表面積比表面積 50 tpf/f!のフェルト状活
性炭繊維を直径10αの高さ30αの吸着カラムに10
0g?詰めて6000に保温し、フラクトース50vt
%含む異性化糖液を8V 10hr で通液した。この
時の脱色率の経時変化を第1図に示す。比較のため脱色
用粒状活性炭を100gj充填し、8V10hr で通
液した時の微色量脱色率の経時変化も併せて示す。
尚、第2図は通液量と糖液中に混入する活性炭微粉末量
の関係をあられしたものである。
第1図に示す如く本発明の脱色方法は、粒状炭に比べ著
しく脱色効果が高いことが認められる。
尚脱色率は、吸光光度法により吸着塔入口と出口の吸光
度の比によりめ、微粉量は、光学顕微鏡により標準液と
比較して測定した。
実施例2 セルローズ系繊維の炭化、賦活して得られたBE’l’
法比表面債が1030ゴ/yの活性炭繊維に水酸化ナト
リウムを3vrt96添着後再賦活して得られたBET
法比法面表面積 800 vf/flの活性炭繊維を用
いて蔗糖液の脱色テストを行った。
又、この活性炭繊維にOMCを2wt%添着し、微粉の
発生を抑制した試料についてもテストした。
尚比較のため、脱色用粒状活性病を用いた場合の結果も
併せて第3図に示す。また第4図は通液量と糖液中に混
入する活性炭微粉末量の関係をあられしたものである。
実施例3 実施例1において、糖液の着色成分が破過する迄通液し
た後、活性炭繊維を水洗徒弟1表に示した条件で再生し
た後、中和する迄塩酸を通し水洗した。
再生後、カラムに異性化糖液を通液し、破過する迄の活
性炭繊維単位重量当りの通液倍数をめた。その結果を併
せて第1表に示す。
第 1 表 本発明方法により、KOH或いはNaOHを含む゛再生
液を使用した場合、性能回復率が著しく高いことが認め
られる。
実施例4 実施例1および2において、糖液の着色成分が破過する
迄通液した後、第2表に示した如く、種種の組成の再生
液及び温度で、実施例3で述べた方法で再生した。
再生後、カラムに異性化糖液を通液し、破過する迄の活
性炭繊維単位重量当りの通液倍数をめた。その結果を併
せて第2表に示す。
第2表 9%I 1各’rl C:f、2 、1olA’e;K
A +7 島%t 166% J lf >%@; 1
湘キリl。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1における通液量と脱色率の関係を、第
2図は通液量と微粉混入量の関係を示しリビニルアルコ
ール系活性炭繊維を、(3)は比表面積800 nf/
Pのレーヨン系活性炭繊維を、(4)は脱色用粒状活性
炭を使用した場合である。 第3図は実施例2における通液量と脱色率の関係を、@
4図は通液量と微粉混入量の関係を示したものである。 ここで (1)はセルローズ系活性#12繊維を、(2
)はその表面にCMCを添着した場合を、(3)は脱色
用粒状活性炭を使用した場合を示す。 特許出願人 クラレケミカル株式会社 代理人 弁理士 小川中 壽 雄 荀1図 ′a 液量 (1) 第 21′71 通液y(1) 第 31’yI −j、こ に (1) デ:\ 4 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)比表面積800 d71!以上の活性炭繊維を使
    用することを特徴とする糖液脱色方法。
  2. (2)比表面積800ゴ/P以上の活性炭繊維により糖
    液を脱色し、使用した活性炭繊維を苛性カリおよび/ま
    たは苛性ソーダ5〜20重量%を含む水および/または
    メタノールおよび/またはエタノール溶液を通液して再
    生した後繰返し使用することを特徴とする糖液脱色方法
  3. (3)活性炭繊維を再生する場合、60°〜95°Cで
    通液することからなる特許請求の範囲第2項記載の糖液
    脱色方法。
JP6881584A 1984-04-05 1984-04-05 糖液の脱色方法 Pending JPS60211000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7884220B2 (en) * 2007-03-19 2011-02-08 General Electric Company Process for purifying PPPBP

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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