JPS60209843A - 並列処理命令生成方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は演算を並列に複数個のプロセサで実行させる並
列処理計算機に係り、特に既に作られた直列処理計算機
用プログラムの上記計算機での実行に好適な並列処理命
令生成方式に関する。

〔発明の背景〕

従来の演算を並列に複数個のプロセスで実行させる並列
処理計算機は、並列処理を考慮した計算アルゴリズムや
プログラミング言語の開発が必要となっていたので、並
列処理に向いた問題に対する専用計算機としてしか実現
できなかったという欠点があった。

（発明の目的〕 本発明の目的は直列計算機用プログラムを並列計算機用
プログラムに変換する方式を提供することにある。

〔発明の概要〕

従来、ベクトル命令列に置き換えられる命令群をパイプ
ライン処理することにより演算の高速化が計られてきた
が、ベクトル化できない命令は高速化されない。本発明
は命令の順序性を解析し。

直列処理すべき命令群と、その命令群相互の順序性を認
識し、複数のプロセサで並列処理させて高速化を計る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の方式を第１図、第２図により説明する。

第１図は直列計算機用プログラムの命令列を示す。１〜
７は命令（または命令の集合）であり１番号順に実行さ
れるものとする。８の矢印は命令相互間のデータの流れ
を示す。例えば、命令１の結果は命令２のみに渡り、命
令２の結果は命令３と命令７の両者に渡る。

この命令列を本発明の方式では第２図のように変換する
。第２図の１〜７は第１図の１〜７に対応する命令であ
る。９〜１１は命令群をプロセサに割当てる命令である
。例えば、割当命令９は命令１、命令２、命令３を１個
のプロセサに割当てる命令である。１２の矢印は各命令
がどの命令よりも先に実行されねばならないかを示す命
令間順序命令である。例えば、命令７は別プロセサの命
令２が実行されてから実行するように制御する。

本実施例によれば、各命令が同一時間で実行されるとす
ると、３プロセサ使用により実行時間が７分の３に短縮
される効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、順序性を考慮して命令を並列処理化で
きるので実行時間を大幅に短縮する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は直列処理計算機用プログラムの命令列と命令相
互間のデータの流れを示した図、第２図は第１図の命令
列を並列処理計算機用に変換した結果を示した図である
。 １〜７・・・命令、８・・・命令相互間のデータの流れ
、９〜１１・・・プロセサ割当命令、１２・・・命令間
順序制御命令。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直列処理計算機で実行するプログラムを並列処理計算機
   で実行できるプログラムに変換する方式において、直列
   処理すべき命令群に分割する段階と、上記分割された命
   令群を互に並列処理するときの実行条件を与える命令を
   生成する段階とを設けたことを特徴とする並列処理命令
   生成方式。