JPS60209447A - プリンタ用の自動給紙装置 - Google Patents

プリンタ用の自動給紙装置

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Publication number
JPS60209447A
JPS60209447A JP6559084A JP6559084A JPS60209447A JP S60209447 A JPS60209447 A JP S60209447A JP 6559084 A JP6559084 A JP 6559084A JP 6559084 A JP6559084 A JP 6559084A JP S60209447 A JPS60209447 A JP S60209447A
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JP
Japan
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paper
feed roller
plate
platen
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP6559084A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Mitsuki
三ツ木 巖
Tomio Wakabayashi
若林 富夫
Yasuyuki Nukaya
糠谷 康之
Takeshi Motohashi
武 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to DE19853512068 priority patent/DE3512068A1/de
Publication of JPS60209447A publication Critical patent/JPS60209447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
    • B65H3/5207Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article
    • B65H3/5215Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
    • B65H3/5223Retainers of the pad-type, e.g. friction pads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/423Depiling; Separating articles from a pile
    • B65H2301/4232Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles
    • B65H2301/42328Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles of inclined articles and inclination angle >45

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 狡生光」 本発明は、用紙を水平状態よりも立てた状態で載置する
用紙載置装置と、該載置装置から送り出される用紙を分
離して1枚ずつプリンタの印字部へ給送するための用紙
分離装置とを有するプリンタ用の自動給紙装置に関する
従来政権 用紙に所定の情報を印字するプリンタに上記形式の自動
給紙装置を接続し、用紙を自動的に給送することは従来
より周知である。この種給紙装置に用いられる用紙分離
装置は、用紙載置装置から送り出される用紙を1枚ずつ
分離し、プリンタの印字部に2枚以上の用紙が同時に給
送される所謂重送を防止するものである。
従来の用紙分離装置は、用紙載置装置に載置された用紙
の先端隅部に当接する一対の分離爪から構成されていた
が、かかる用紙分離装置は、使用する用紙の厚さが一定
しているときは比較的良好な用紙分離機能が得られるも
のの、用紙の厚さが異なると分離機能が低下する欠点を
有していた。
すなわち、成る厚さの用紙を分離できるように分離爪の
形状等を設定したとき、この厚さの用紙に対しては高い
分離機能が得られるとしても、使用する用紙の厚さが成
る程度変ると、用紙分離機能が急激に低下する。また分
離爪から成る用紙分離装置は、厚さが特に厚い用紙、た
とえば紙厚の大なる封筒等を正しく分離し、その重送を
防止することは困難であった。
l酊 本発明の目的は、分離爪を用いた用紙分離装置に比べ、
用紙の厚さに影響されず、しがも紙厚の大なる用紙をも
分離できるプリンタ用の自動給紙装置を提供することで
ある。
I戊 以下、本発明の構成を図示した実施例に基き明らかにす
る。
本発明に係る自動給紙装置は、活字プリンタ、ドツトプ
リンタの如きインパクトプリンタ、あるいはサーマルプ
リンタのようなノンインパクトプリンタ等、各種のプリ
ンタに用いることができるが、図にはその一例として活
字プリンタに接続した自動給紙装置を示す。
第1図および第2図に示した自動給紙装置1は、後述す
るように印字済みの用紙をプリンタから搬出し、これを
スタックする排紙機能をも有しており、第2図に鎖線で
概略を示したプリンタ2の上部に着脱自在に組付けられ
ている。
給紙装置1は印字前の用紙3,3aを斜めに立てた状態
でスタックする第1および第2の用紙載置装置4,4a
を有し、第1の用紙載置装置4は第2の装置4aよりも
前方側、すなわち第2図における左側に位置している。
上述の如く用紙3,3aを水平状態ではなく、立てた状
態で載置するので給紙装置1をコンパクトに構成するこ
とができる。
第1の用紙載置装置4から送り出された用紙は、第2図
に矢印Aで示す如くプリンタ2へ搬送され、該プリンタ
2のプラテン5に巻き付けられ、矢印B方向に回転する
プラテン5に連行される。6゜6aはプラテン5に対置
されプラテン5と協働して用紙を搬送する送りローラで
あり、7はプラテン5のまわりに設けられた用紙案内用
のガイド板であって、このガイド板7および送りローラ
6゜6aはプラテン5と同様にプリンタ側に設けられて
いる。また、それ自体公知の如く、送りローラ6.6a
とガイド板7は、本発明に係る給紙装置1の代りに、た
とえばトラクタをプリンタ2に接続して用紙を搬送する
ようなときは、プラテン5から離間する方向に動かされ
る。
用紙3が第2図に示した印字部8に達したとき、図示し
ていない印字装置のハンマーが活字およびインクリボン
を介して用紙3を打撃し、用紙上に所定の情報を印字す
る。印字を終えた用紙は再びプラテン5と送りローラ6
,6aによって送り作用を受け、プラテン5から送り出
され′、給紙装置1の一対の排紙ローラ13,14によ
って第1排紙トレイ15または第2排紙トレイ16のい
ずれか一方に選択的に排出される。17は、第2排紙ト
レイ16の上端に着脱自在に支持された補助背板であり
、この背板17を用いることにより、長尺な用紙も大き
く湾曲させることなくスタックできる。
第2の用紙載置装置4aから送り出された用紙3aは、
矢印り方向に搬送され、先に説明した用紙3と同様に印
字部8にて印字された後、いずれか一方の排紙トレイ1
5または16に排出される。
2つの用紙載置装置4,4aを設けたのは、主として幅
の異なる用紙、あるいはシート状用紙と封筒用紙の如き
異種用紙を、印字部8に選択的に送り込めるようにする
ためである。
用紙の大まかな流れ状態は上述の通りであるが、次に自
動給紙装置1の各部の詳細を説明する。
先ず用紙載置装置であるが、従来はこの種載置装置とし
て用紙を収容したカセットが用いられ、このカセットを
給紙装置に装着して、用紙を順次給送していた。この場
合、紙幅(第2図の紙面に対し垂直な方向の幅)の異な
る各種幅サイズの用紙をそれぞれ収容した複数のカセッ
トを用意しておき、所望する幅サイズの用紙を収容した
カセットを給紙装置に取付けて使用し、他の幅サイズの
用紙を使用するときは、そのサイズの用紙を収容したカ
セットを、前のカセットの代りに給紙装置に装着する。
ところがこのようにカセットを使い分けるようにすると
、その交換作業が煩雑なだけでなく、各種サイズのカセ
ットを予め用意しておかなければならない。そこで図示
した用紙載置装置では、カセットを用いることなく用紙
を載置し。
使用する用紙の幅サイズが変ったときはその幅に応じて
用紙の両側縁をガイドできるように、スライド可能な2
つのガイド部材18,118が設けられている。また本
例では後述するように、フィトローラ20および20a
によって用紙を載置装置4,4aから送り出すようにな
っているため、載置された用紙をこのローラに押圧する
必要があり、この目的で各用紙載置装置4,4aにはそ
れぞれ3つずつのプレッシャプレート21,22゜12
1 ; 21 a + 22 a 、121 aが設け
られている。これらの詳細は以下の通りである。
第1の用紙載置装置4は給紙装置1の2つの側板24,
25に強固にねじ止めされた支持板26を有し、この支
持板26に支持ブラケット27が不動に固定されている
。支持ブラケット27には第3図に示す如く開口28が
穿設され、この開口28に既述のプレッシャプレート(
以下、中間プレッシャプレートと記す)22の先端段部
29が着脱自在に遊嵌している。中間プレッシャプレー
ト22の下端には一対の係止片30が突設され、これら
係止片30の凹溝に加圧軸31が回転自在に嵌合してお
り、加圧軸31は後述する態様で両側板24.25に支
持されている。係止片30は中間プレッシャプレート2
2と一体に合成樹脂から形成され、該係止片30を弾性
変させてその凹溝を開拡することにより、中間プレッシ
ャプレート22を加圧軸31から離脱することができる
また加圧軸31には2つの保持リング32が係止され、
これらが中間プレッシャプレート220両側を押え、該
プレート22が横方向に遊動することを阻止している。
中間プレッシャプレート22の両側には、用紙の側縁を
ガイドするための既述のガイド部材18゜118が位置
している6自動給紙装置を正面から見たとき左側に位置
するガイド部材(左ガイド部材)18は第4図および第
5図に示すように、用紙の側縁を押える用紙押え部33
と基部34とから成り、基部34の背面上部には一対の
立上りフランジ35.39が突設されている。一方、支
持板26には、後方(第2図および第5図の右方)に向
けて突出しかつ幅方向W(第2図の紙面に垂直な方向)
に延びる突出部36が形成され、この突出部36を形成
する上部フランジ37がガイド部材18の2つの立上り
フランジ35.39の間に位置している。また突出部3
6を覆うようにほぼコの字断面の取付部材38が設けら
れており、その上部が一方の立上りフランジ35にねじ
止めされている。取付部材38の下部には板ばね40の
一端が固定され、このばね40は支持板26の突出部下
面41に圧接している。かかる構成により、ガイド部材
18は取付部材38および板ばね40を介して支持板2
6に取付けられ、支持板26の突出部36にガイドされ
つつ幅方向Wに摺動することができる。
左ガイド部材18の基部34上には、第1図。
第4図および第5図に示す如く既述のプレッシャプレー
ト(左プレッシャプレート)21が配置され、該プレー
トの上部に突設されたビン42が、左ガイド部材18の
用紙押え部33に形成された長孔43に遊嵌している。
また左プレッシャプレート21の下部背面には、中間プ
レッシャプレート 〜22におけると同様な係止片44
が突設され、これが加圧軸31に相対回転自在に嵌合し
ている。
さらに、左プレッシャプレート21の下部側部に設けら
れた鉤状の突起45が左ガイド部材18における用紙押
え部33の下縁に係合しこの下縁に沿ってガイドされる
右側に位置するガイド部材(右ガイド部材)118およ
びその上に位置する既述のプレッシャプレート(右プレ
ッシャプレート)121も、左ガイド部材18および左
プレッシャプレート21と全く同様に構成され、異なる
ところはこれらが幅方向Wに対称に位置している点だけ
である。よって、右ガイド部材118と右プレッシャプ
レート121の各部分の詳細は省略し、必要に応じて右
ガイド部材と右プレッシャプレートの各部には左ガイド
部材18と左プレッシャプレート21の各部分に付した
符号に100を加えた符号を付してこれらを指し示すこ
とにする。
第2図、特に第6図に明示する如く支持板26の底部4
6には、その上面にゲート部材47が固定支持され、し
かもこのゲート部材47と干渉しない位置に複数の滑り
部材48が固着されている(第13図も参照)。またゲ
ート部材47に対向して既述のフィードローラ20が位
置し、このローラ20を固定支持する回転軸50は両側
板24゜25に回転自在に支持され、後述する形態で回
転駆動される。ゲート部材47と、フィードローラ20
の局面との間にはわずかな、たとえば0.5乃至1w1
I程のゲートギャップGがあけられている。
用紙載置装置4にスタックされた用紙13は、その下端
縁が第1図から判るように滑り部材48とゲート部材4
7の一部に亘って載置され、この用紙束の背部は3つの
プレッシャプレート21゜22.121に支持され、長
さの長い用紙はこれらプレート以外に、支持ブラケット
27に着脱自在に係止された補助背板51(第3図参照
)に、もたれかかった状態で支持される。
載置された用紙3を給送するには、これに先立ち、用紙
束の下部をフィードローラ20に圧接させる必要があり
、この目的で、第7図乃至第10図に示す加圧機構53
が用いられる。
第7図および第8図において、一方の側板24の外面に
はラック部材54がねじ止めされ、このラック部材54
には給紙装置の前後方向に延びる長孔55が形成され、
しかもとの長孔55に隣接してラック56が形成されて
いる。一方、第9図および第10図にも示すように加圧
軸31は、長孔55およびこれに対応して側板24に穿
設された長孔を貫通し、その端部にはピニオン57が固
着され、このピニオン57に一体に連設されたボス58
が、ラック部材54の長孔55中を回転しながら移動で
きるように嵌合し、ピニオン57はラック56に噛み合
っている。また第9図から判るように、他方の側板25
の内側面にも、既述のラック部材54と全く同じく形成
された第2のラック部材59が固着され、そのラック6
0に加圧軸31の他端に固設された第2のピニオン61
が係合し、しかも第2のラック部材59の長孔62にピ
ニオン61のボス63が回転自在に嵌合している。
さらに第7図から判るように、側板24にはピン64が
突設され、このピン64と加圧軸31とには引張ばね6
5が係留されている。また側板24に固定された枢ピン
66には、回動アーム67が回動可能に支持され、その
先端には板ばね68が固定されている。回動アーム67
に突設された作動ビン69は、側板24に固着されるカ
バー70(第1図)の孔(図示せず)を貫通し、その先
端には図示していない操作ノブがねじ止めされている。
滑り部材48ないしはプレッシャプレート21゜22.
121上に用紙3を載置すべきときは、オペレータが上
記操作ノブを操作して、回動アーム67を第7図の時計
方向に回動し、これを第8図に示す位置に回動させる。
このとき、アーム先端の板ばね68が、側板24に突設
されたストッパビン74に係合し、アーム67はこの位
置に保持される。その際、加圧軸31はアーム67のカ
ム面73に圧接し、該アームによって、ばね65の作用
に抗して第8図に示す位置、すなわち給紙装置1の後方
側(第2図の右方側であって、第7図、第8図では左方
側)に保持される。したがって加圧軸31に枢着された
各プレッシャプレート231゜22.121の下部も、
第11図に鎖線で示す如く後方側に引込んだ位置に保持
される。よって、各プレッシャプレートとフィードロー
ラ2oとの間には比較的広い空間ができ、ここに用紙3
をセットすることができる(第2図参照)。セット可能
な用紙の枚数は、たとえば200乃至250枚程度の適
数に設定される。
上述の如く用紙3の下端縁75を滑り部材48上に載せ
、その背部をプレッシャプレートに支持させて、用紙を
載置した後、既述の操作ノブを操作して、加圧軸31を
第8図における反時計に回動する。これによって、板ば
ね68はストッパピン74から外れ、加圧軸31は引張
ばね65に引かれて前方側へ移動する。その際、両ピニ
オン57゜61はラック56,60に噛み合いながら回
転し、これに伴ってプレッシャプレート21,22,1
21の下部も前方側へ移動する。その際中間プレッシャ
プレート22はその先端段部29のまわりを回動し、他
の2つのプレッシャプレート21,121は、その各ピ
ン42が各ガイド部材18,118の長孔43を摺動し
ながら、該ピン42のまわりを回動する。かくして、プ
レッシャプレートにもたれかかった用紙は、その下部が
、ばね65による所定の圧力でフィードローラ20の周
面に押圧される。この場合、加圧軸31は、その両端に
固着された2つのピニオン57,61が2つの各ラック
56.60にそれぞれ噛み合ったままであるため、加圧
軸31の各端部の移動量、したがって各プレッシャプレ
ート21,22,121の作動量が一定となり、ばね6
5によって加圧軸31に加えられる圧力が、この軸31
の一方の端部番二片寄った状態で作用することはなく軸
31の全長に亘って均一に作用し、各プレッシャプレー
ト番ヨ用紙3を均一な力で押圧し、用紙3はフィードロ
ーラ20に対して一定した力で押し付けられる。また加
圧軸3が作動する際、ピニオン57,61のボス58゜
63が、ラック部材56,60の長孔55,62中を転
がりなか、ら移動するため、加圧軸31し二作用する抵
抗力は少なく、よって加圧軸31番よ円滑に作動する。
第11図および第12図に示すように、1つのプレッシ
ャプレート22と支持板26との間に圧縮ばね89を設
け、このばね89の押圧力でプレート22を介して用紙
3をフィードローラ201こ抑圧することも可能である
が、このようにすると、ばね89がプレート22を局部
的に押圧することになるので、特に用紙の幅サイズが大
き塾1とき番よ、あるいは用紙の幅方向中心をばね89
とフィードローラで抑圧できないとき等に、用紙の重み
によって第13図に示す如くプレッシャプレート22力
を前後方向(図の上下方向)に傾く虞れがある。かかる
事態が発生すれば用紙をフィードローラ20に対して均
一な圧力で押圧することが難かしくなり、用紙の給送が
困難となったり、用紙のセット時にプレッシャプレート
をばね59の作用に抗して作動させる際、該プレートが
均一に逃げず用紙をセットし難い。通常は種々の幅サイ
ズの用紙を給送するので、常に用紙の中心をばね89と
フィードローラで圧接することは難かしい。ところが第
7図乃至第10図に示した実施例のように、3つに分け
たプレッシャプレートの背面を加圧機構53によって抑
圧すれば、上述した欠点を除去できる。
用紙は先に説明した如くセットされるが、その際、両ガ
イド部材18,118の用紙押え部33゜133を第1
4図に示すように用紙3の幅Fよりも拡げておき、これ
らの間に用紙をセットし、しかる後面ガイド部材18,
118を互いに接近させ、用紙3の各側縁に各用紙押え
部33,133を軽く当てる(第15図)。通常はその
後に、プレッシャプレート21,22,121を既述の
如く作動させ用紙の下部をフィードローラ20に対して
圧接させる。このように各ガイド部材18゜118を手
操作によって動かすが、このとき、先に説明した如くガ
イド部材18,118と支持板26との間に板ばね40
が介在させであるため(第4図、第5図)、ガイド部材
18,118を支持板26の突出部36に沿って円滑に
スライドさせることができる。のみならず本例では、第
5図に示したように支持板26における突出部36のフ
ランジ37内側面76と下面41に、その全長に亘って
ポリエステルフィルムの如き樹脂等から成る低摩擦テー
プ77.78が貼着され、一方のテープ77にガイド部
材18の立上りフランジ39が接触し、かつ他方のテー
プ78に板ばね40が圧接し、しかも取付部材38には
、クッション性のあるシート状の摺動部材79.80が
貼着され、これら部材79.80を介して取付部材38
が支持板26に接している(右側ガイド部材118にお
いても全く同じ)。このため、各ガイド部材18.11
8は支持板26に対し、上下1前後方向に弾性的に支持
され、よって各ガイド部材18゜118の摺動抵抗は低
下し、これらを滑らかにかつガタ付くことなく作動させ
ることができる。また支持板26の上部フランジ37が
、テープ77および摺動部材79で挟持されるため、ガ
イド部材がその摺動時に大きく傾く不都合は阻止される
ガイド部材18,118が作動時に傾くと、これらを円
滑に移動させることは難かしい。またばね40、テープ
77.78および摺動部材79.80を用いたため、プ
リンタ2の作動時に振動が発生し、あるいは用紙の傾き
力が各ガイド部材に作用してもこれらがガタ付いたり、
遊動したりする不都合をも阻止できる。
ところで既述のようにガイド部材18,118を作動さ
せ用紙の側縁を挟み込むが、その際第14図に示すよう
にこの動作開始時から、各ガイド部材18,118に支
持されたプレッシャプレート□21,121の少なくと
も一部が用紙3の背部に入り込んでいると、これらプレ
ートが用紙をすくい上げるようにしながら各ガイド部材
が作動するので、これら部材を円滑に作動させることが
でき有利である。このように各プレッシャプレート21
゜121を用紙の下に入り込ませるには、各プレッシャ
プレート21,121の幅を大きく設定することが望ま
しい、一方、中間プレッシャプレート22はフィードロ
ーラ20に用紙を押し付ける働きを為すが、この押し付
は機能を高めるには中間プレッシャプレート22の幅も
大きくし、その幅をフィードローラ20の長さHl(幅
W方向の長さ)と同じまたはそれ以上に設定することが
好ましい。このように中間プレッシャプレート22の幅
も、他の2つのプレッシャプレート21,121の幅も
共に大きくすることが望ましいのであるが、このように
すれば、これらの全体の幅サイズが著しく大きくなるば
かりでなく1両ガイド部材18゜118を一番近づけた
ときの1両部材の用紙押え部33,133の間隔が大き
くなり、小幅サイズの用紙をセットできないことになる
そこで図示した構成では第14図に示す如く、中間プレ
ッシャプレート22の下部、すなわちフィードロー、う
20に対向する部分の幅H2を大きく設定して、高い用
紙押え機能が得られるようにすると共に、該プレート2
2の上部の幅を狭く設定する。このようにしても上部は
フィードローラ20に対向する部分ではないので、用紙
押え機能が阻害されることはない。一方、各ガイド部材
18゜118に支持されたプレッシャプレート21,1
21の上部の幅H3を大きく設定し、これらを用紙の下
に入りやすくする。このようにしても中間プレッシャプ
レート22の上部の幅は小なるため、全体の幅サイズを
小さく留めることができる。また両プレッシャプレート
21,121の下部の幅は小さく設定する。これにより
、中間プレッシャプレート下部の幅H2が大きくとも、
全体の幅は小さく留まる。このようにして、各プレッシ
ャプレート21.22,121に対する要求を全て満足
させながら、その全体の幅サイズを小型化することが可
能となる。また、両プレッシャプレート21゜121の
上部と下部との移行部32,182は傾斜した状態に形
成されているので、これらが互いに近づいたとき、移行
部82,182も滑らかに用紙の下を入り込んでいくこ
とができる。左右のプレッシャプレート21,121が
中間プレッシャプレート22に一番近づいたときの、両
用紙押え部33,133の間隔は、給送し得る最小幅サ
イズの紙幅とほぼ等しいか、あるいはそれ以下となるよ
うに設定されていることは当然である。
第16図に示すように、支持板26′にプレッシャプレ
ート22′の上端を枢着し、その下端がフィードローラ
20に向けて接近、離隔可能に構成し、該プレート22
′の幅を給紙可能な最大幅サイズの用紙幅とほぼ等しく
形成すると共に、用紙の側縁をガイドするガイド部材1
8’、118’を、プレッシャプレート22′上にて幅
方向W′に摺動できるように支持することも可能である
が、このようにすると、プレッシャプレート22′をフ
ィードローラ20′の側に回動させた際、両ガイド部材
1B’、118’も共に作動するようにしなければなら
ない。このため、両ガイド部材18′、11B’ の高
さを高く設定すると、これがフイートローラ側に回動し
たとき、装置全体が大型化する欠点を免れない。そこで
、これら部材18′。
118′の高さを低くすると、セットできる用紙の枚数
が少なくなる。その点、第1図に示した構成では、ガイ
ド部材18,118自体がプレッシャプレート20の側
に回動することはないので、セットできる用紙の枚数を
増大させるべく、ガイド部材における用紙押え部33,
133の高さを高くしても、装置全体の構造が大型化す
ることはなく特に有利である。
用紙3の給紙時には、フィードローラ20が第6図にお
ける時計方向に回転することにより、該ローラ20に対
して押圧された用紙3が、該用紙とローラ20との摩擦
力で上位の用紙から順次矢印六方向に送り出される。給
送された用紙は、第1用紙載置装置4用の第1の用紙分
離装置83を通るとき最上位の用紙だけが分離されて、
プリンタ2へ給送される。本例における用紙分離装置8
3は後述するように、既述のフィードローラ20と、こ
れに圧接するフリクションパッド84から構成され、こ
れらの間を用紙が通過する。その際、用紙の後端がフィ
ードローラ20の近くに達するまで、該用紙は、両ガイ
ド部材18,118の用紙押え部33,133によって
その左右をガイドされる。ガイド長さが短かいと用紙は
その幅方向にスキューする虞れがあるからである。かく
搬送される用紙の先端が用紙分離装置83に達したとき
、用紙は用紙分離装置83によって分離されるが、あま
り多数の用紙が同時に分離装置83に送り込まれてしま
えば、分離装置83にて所定の分離機能が得られなくな
る。このため、用紙載置装置4には既述のゲート部材4
7が設けられており、このゲート部材47とフィードロ
ーラ20との間に。
既述の如く微小なゲートギャップGがあけられ、フィー
ドローラ20により送り作用を受けた用紙はこの微小な
ギャップGを通る。したがってここを多数枚の用紙が同
時に通過する不都合は阻止され、通常は高々数枚の用紙
が通る。この場合、第13図に示すようにゲート部材4
7の長さI (幅W方向の長さ)は、給紙可能な最大幅
サイズの用紙の幅と等しいか、あるいはそれ以上の長さ
に設定されている。このようにしてゲート部材を長尺に
形成した理由は次の通りである。
すなわち、第18図に示す如くもしもゲート部材47′
の長さI′をフィードローラ20ないしはフリクション
パッド84の幅H1と同程度ないしはそれよりわずかに
大きな程度に設定したとすると、用紙3は立てた状態で
送り出されるので、フリクションパッド84とフィード
ローラ20に挟持された用紙部分以外の部分3′の先端
が、用紙の自重によって先へ進むように下方に落ち込ん
でいく。このため、パッド84とローラ20で挟まれた
用紙部分にしわができ、あるいはここに折れが発生する
虞れがある。また、用紙分離装置を出た用紙を第19図
に示したようなガイド板85で案内するようにしたとき
は、用紙部分3′の先端が、ガイド板85′に当たり、
用紙のジャム発生原因となる(本例ではガイド板85は
実際には第6図に示す如く位置している)。
そこで本発明に係る構成では、ゲート部材47の長さを
既述のように最大の用紙幅サイズ以上となるように設定
し、フィードローラ20に当たる用紙部分以外の部分の
先端をもゲート部材47によって案内し、第18図およ
び第19図に示した欠点を除去している。この場合、第
17図から判るようにフィードローラ20に対向するゲ
ート部材よりも、この部分86以外の部分は・、Δhで
示すだけ後方側(第17図の上方)に引込んでいるが、
これは、ゲートギヤツブG以外の部分を用紙が通りやす
くするためである。またフィードローラ20の部分は、
このローラとゲート部材47が協働してゲートギャップ
Gを区画する部分であるため、ゲート部材47は所定幅
のギャップGを形成するに必要なところまで、ローラ2
0に接近している。
ゲート部材47は、これに形成された長孔88を貫通す
るねじ87により支持板26の底部46に固着されてお
り、長孔88は前後方向(第17図の上下方向)に長く
延びているため、ねじ87を緩めることによって、ゲー
ト部材17の前後方向の位置、したがってゲートギャッ
プGの大きさを調整することができる。
既述のように、用紙3はプレッシャプレート21゜22
.121によってフィードローラ20に押し付けられ、
該ローラ20の回転によって給送されるが、このフィー
ドローラ20は、先に簡単に説明した用紙分離装置83
の一構成をも兼用しているため、用紙に対するフィード
ローラの接触点を用紙の上部に設定することはできない
。しかも用紙3は立てた状態で載置される。このため、
載置装置4に載置された用紙が、給送前の待機時、ある
いは給送時に第20図に示す如く座屈することも考えら
れ、かかる事態が発生すれば用紙の給送不良を起こす等
の不都合を免れない6 そこで、第2図に示す如く、先に簡単に説明した第2徘
紙トレイ16の背面に座屈防止板90が固設され、用紙
のセット時に最上位用紙の表面に座屈防止板90を当て
用紙の座屈を阻止している。
同じ目的で、ガイド部材18の用紙押え部33の用紙側
縁に対向した面には、第4図に示すように摩擦係数の大
なる摩擦部材591が貼着されており(他方のガイド部
材118においても同じ)、両ガイド部材18,118
を用紙3の側縁に当てたときこれら摩擦部材91が用紙
側縁に接触する。
このため、用紙3が座屈し、あるいは所謂腰折れを起こ
し、またはずり落ちたりすることを防止でき、またプリ
ンタの振動等によって前倒れする欠点も阻止され、給紙
不良の発生を抑制できる。
ところで、用紙3を水平ではなく立てた状態で載置すれ
ば、用紙の下端縁(先端)を受ける面に用紙の自重が作
用する。したがって、用紙のセット時、あるいは給紙動
作中に、プレッシャプレート21,22,121の加圧
力によって用紙をフィードローラ20に押圧する際、用
紙に大きな摩擦力が作用するため、用紙を円滑に動かす
ことが難かしくなる虞れがある。のみならず、この摩擦
力が過大となると、プレッシャプレート21,22゜1
21による押圧力を大きくしないと用紙3をフィードロ
ーラ20に所定の圧力で押し付けることができなくなり
、給紙時にフィードローラと用紙との間に充分な摩擦力
が得られず、用紙がローラ2゜に対しスリップして給紙
不良を起こす虞れもある。
そこで、プレッシャプレートによる加圧力、すなわちば
ね65の力を大きくし用紙を大きな力でフィードローラ
20に押圧したとすると、今度は用紙が非常に大きな圧
力でフィードローラ2oに押圧される事態も発生し、用
紙の圧縮程度が高まる結果、既述のゲートギャップGの
真上にもたらされる用紙の枚数が増大する。このため、
フィードローラ20が回転して給紙が行われるときゲー
トギヤツブG内に多数枚の用紙が同時に送り込まれ、用
紙分離装置83による用紙分離作用が阻害される虞れが
ある。
そこで図示した構成では、先に簡単に示した滑り部材4
8を支持板26の底部46に固着し、その上に用紙3の
下端縁を載せ、その摩擦抵抗を低減させている。このよ
うにすれば、給紙時に多数枚の用紙がゲートギャップG
に送り込まれるような高い圧力で用紙をフィードローラ
20に対して押圧しなくとも、用紙とフィードローラ2
oとの所定の摩擦力が得られる。
本例では滑り部材48を、たとえばポリアセタール樹脂
のような低摩擦部材により構成し、しかも第17図から
判るように小幅な複数の滑り部材を用い、これらを幅W
方向に互いに離隔して配置しである。このため、用紙の
下端縁が摩擦係数の小なる滑り部材に接触してその摩擦
力が低減されるだけでなく、下端縁と滑り部材48との
接触面積が小さくなり、これによっても摩擦力の低減が
達成される。勿論、滑り部材48を複数設けて用紙との
接触面積を小さくする構成と、部材48を低摩擦材料で
製作する構成のいずれか一方を採用するだけであっても
よい。
個々の滑り部材48は第21図に示す如く、2つの舌状
部91.92を有し、これらの間に、支持板26の底部
46に形成された切欠93と、ゲート部材47の切欠5
93が係合し、滑り部材が支持板26にねじによって結
合され・る。693は滑り部材48に設けられた補強用
のリブである。
以上、第1の用紙載置装置4の構成と作用を明らかにし
たが、次に先に簡単に説明した本発明に係る第1用紙分
離装置1B3の詳細を明らかにする。
第1用紙分離装置83は既述のように、フリクションパ
ッド84として構成された摩擦分離部材と、これに対向
するフィードローラ20を具備し、このローラ20とし
ては、用紙載置装置4の一構成要素をなすフィードロー
ラ20が兼用されている。
フリクションパッド84は、フィードローラ20の長さ
とほぼ同一長さく幅W方向の長さ)を有し、第6図およ
び第22図に示す如く、ホルダー95の保持部96に固
定されている。ホルダー95の基部97は1回動レバー
99にビン200を介して駆動可能に支持され、このレ
バー99は、支持板26およびこれに固着された固定板
98に、枢ビン201によって回動可能に支持されてい
る。
また回動レバー99と固定板98の突起との間に圧縮ば
ね202が配置され、このばねによって回動レバー99
、したがってホルダー95とフリクションパッド84は
フィードローラ20に圧接ぎれる。このとき、フリクシ
ョンパッド84を固定支持するホルダー95は回動レバ
ー99に対しても揺動可能であるため、フリクションパ
ッド84がばね202によってフィードローラ20に押
圧されたとき、該パッド84がその長手方向全体に亘っ
て均一な圧力でローラ20に当接する。フィードローラ
20は、既述のように、側板24.25に回転自在に支
持された回転軸50に固定されている。
用紙載置装置4における給紙ローラとしての用をもなす
フィードローラ20が第6図における時計方向に回転し
、これによってスタックされていた用紙3が送り出され
、ゲートギャップGを通ってフィードローラ20とフリ
クションパッド84との間に達し、これらによって挟持
される。このとき、フィードローラ20から用紙に及ぼ
される摩擦力が、フリクションパッド4から用紙に及ぼ
される摩擦力よりも大きくなるように、用紙に対するフ
ィードローラ局面の摩擦係数と、用紙に対するフリクシ
ョンパッド表面の摩擦係数が定められており、たとえば
、フィードローラ20はゴムにより、またフリクション
パッド84はポリウレタン発泡体から構成されている。
このため:フイードローラ20とフリクションパッド8
4に1枚の用紙が挟持されたときは、この用紙はフィー
ドローラ20からの送り作用を受けて矢印Aに搬送され
、フリクションパッド84に対してはスリップする。
またこれらのローラ20とパッド84との間に2枚の用
紙3が同時に送り込まれたときは、フィードローラ20
と、これに接する用紙との間の摩擦力が、フリクシ虜ン
パッド84と、これに接する用紙の間に作用する摩擦力
よりも大きいだけでなく、これら摩擦力は用紙間に作用
する摩擦力よりも大きく、したがってフィードローラ2
0に接する用紙、すなわち最上位紙だけが用紙分離装置
83から送り出される。かくして、用紙載置装置4から
送り出される用紙は分離装置83によって分離され、1
枚ずつプリンタ2に給送される。このようにフィードロ
ーラ20とフリクションパッド84を用いた用紙分離装
置によれば、紙厚が変動しても、また特に厚さの厚い用
紙、たとえば封筒等でも分離することができる。従来、
用紙を立てた状態で載置する用紙載置装置から送り出さ
れた用紙を、フィードローラとフリクションパッドによ
って分離する用紙分離装置は存在せず、通常は既述の如
く分離爪で分離していたため、特に紙厚の大なる用紙を
分離することは困難であった。本発明に係る構成では、
先に例示した如き滑り部材48を用いる等して、立てた
状態に載置された用紙の大きな自重がこれを支える面に
作用しても、用紙の下端縁に作用する摩擦力を低減させ
、用紙分離装置に送り込まれる用紙の枚数を規制するこ
とにより、特に簡単にフィードローラとフリクションパ
ッドによる用紙分離を可能としている。
以上、第1の用紙載置装置4と、この装置から送り出さ
れる用紙を分離する第1用紙分離装!83を説明したが
、第2の用紙載置装置4a(第2図)と、これから送り
出される用紙3aを分離する第2用紙分離装置83a(
同じく第2図参照)も、第1用紙載置装置!4および第
1用紙分離装置83とほぼ同一の構成を有し、かつ同じ
く作用する。
異なる点は、第1用紙載置装置4における座屈防止板9
0が排紙トレイ16に固着されているが、第2用紙載置
装置4aにおける座屈防止板90aは、第2図に示す如
く、第1用紙載置装置4の支持板26に固定されている
点と、第1用紙載置装置4の支持板26には、第6図に
示す如く第2用紙載置装置4aにおけるフィードローラ
20aが突入する切欠203が形成されている点だけで
、他は両者共、実質的に異なるところはない。よって、
第2用紙載置装置4aと第2用紙分離装置83aの各部
分の主要部に、第1装置4,83の各部分に付した符号
にaを添えた符号を付し、その詳細な説明は省略する。
なお、上述の如く、支持板26に切欠203を設け、こ
こにフィードローラ20aを突入させたのは、構成をコ
ンパクト化すべく第1および第2の用紙載置装置4,4
aを互いに接近させたときも、フィードローラ20aが
支持板26に干渉しないようにするためである。
また上述した構成では、左右のプレッシャプレート21
,21a:121,121aを共にスライド可能に支持
したが、これらのうち一方だけを可動とし他方を不動に
固定してもよく、このようにしても異種幅サイズの用紙
をセットできる。また中間プレッシャプレート22.2
2aも、左右のプレッシャプレートと同様にして、幅方
向Wに移動可能に支持すれば、用紙のセットをより行い
やすくなり有利である。この場合、中間プレッシャプレ
ートと協働して用紙を押えるフィードローラ20および
これに対向するフリクションパッド84も幅W方向に可
動に支持することが望ましく、その際、王者を一体的に
作動させるようにしてもよいし、別々に作動させ得るよ
うにしてもよい。また、従来と同様に用紙をカセットに
スタックしてこれを1枚ずつ給送できるようにしてもよ
く、この場合も立てた状態でカセットに載置された用紙
の下端縁に当たるカセットの端壁内面に、低摩擦材から
成る滑り部材を設け、あるいは用紙下端縁とカセット側
との接触面積を小さくし、あるいは両者の構成を併用し
、用紙分離装置に送り込まれる用紙の枚数を規制するこ
とにより、簡単にフィードローラとフリクションパッド
を有する用紙分離装置を用いることが可能となる。また
、用紙載置装置の用紙を送り出すローラと、用紙分離装
置のフィードローラとを兼用せず、別々のローラを用い
るようにしてもよい。これらの改変構成は、第2の用紙
載置装置4aおよび第2用紙分離装置83aに対しても
適用できることは当然である。
第1および第2の用紙載置装置4,4aからは選択的に
用紙が送り出され、プリンタ2に給送される。第1の用
紙載置装置4から送り出され第1用紙分離装置83を通
った用紙は、その先端が第6図に明示するように既述の
ガイド板85によってガイドされ、次いで両側板24.
25に回転自在に支持されたガイドローラ204によっ
て下方に転向され、後述する給紙ガイド板205と、同
様に後に詳しく説明する手差しガイド板208の背面に
よって案内されつつ、プリンタ2のプラテン5と送りロ
ーラ6に至る。そして、用紙の先端がプラテン5と送り
ローラ6とに挟持された後は、プラテン5の回転より印
字部8に向けて送られる。
プラテン5と送りローラ6との間の近傍には図示してい
ないセンサが設けられ、フィードローラ20が回転を開
始してから所定時間経過したとき、用紙の先端がこのセ
ンサによって検知されないときは、ジャム信号が生ぜし
ぬられる。
上述の如く、用紙を一旦ガイドローラ204に掛けてか
らプラテン5に送り込む理由は次の通りである。
すなわち、もしもガイド板85とガイドローラ204を
設けずに、用紙分離装置83を出た用紙を第6図に破線
aで示す如く案内し、これをプラテン5と送りローラ6
に挟持せしめ搬送したとすると、用紙3がフリクシ目ン
パッド84の角部206に当たる。この状態でプラテン
5と送りローラ6が用紙3を引張ると、フリクションパ
ッド84の角部206と用紙3が強い力で擦り合い、用
紙3に傷が付けられる虞れがある。のみならず、プラテ
ン5にかかる負荷が増大し、用紙がプラテン5に対して
スリップし、所定の用紙搬送を為し得なくなる。またフ
リクションパッド84に過大な不要な圧力が作用する虞
れもある。用紙載置装置が1つだけであって第2用紙載
置装置が設けられていないとすれば、載置装置を設置す
る空間的な余裕があるため、この装置4を後方側、すな
わち第6図における右方にずらして配置することにより
、用紙3とフリクションパッド84が上述の如く擦り合
う不都合を防止できる。ところが図示した実施例のよう
に複数の用紙載置装置を用いるときは、前側の用紙載置
装置4の位置を後方側へずらす余裕がない。
そこで、フリクションパッド84のわずか前方側(第6
図の左側)にガイドローラ204を設けてこれに用紙1
3を掛けることにより、フリクションパッド84に対す
る用紙3の延在方向を、破線aの状態から実線すの状態
に変え、用紙3とパッド84が強く擦り合う不都合を防
止している。また、用紙の先端をガイドローラ204に
導びき得るように、両側板24.25に固定されたガイ
ド板85が設けられている。この場合、用紙3がプラテ
ン5によって引張られた状態にあるとき、すなわち用紙
3がフィードローラ20・パッド84間に挟持され、か
つガイドローラ204に掛かって緊張した状態にあると
きは、用紙3がガイド板85に接触しないように、該ガ
イド板85は用紙の延在方向に対して傾斜して配置され
ている。このため、プラテン5によって引張られた用紙
がガイド板85に当たってこれらが互いに擦り合う不都
合は生じない。またガイド板85は第6図における左側
はガイドローラ204に近接しているので、用紙の先端
を支障なくガイドローラ204に導びくことかできる。
ローラ204以外の形態のガイド部材によって用紙を転
向させることもできる。また、第6図におけるガイド板
85の右端部には、用紙分離装置における要素との干渉
を防止するため切欠が形成されている。
ところで、用紙3は上述の如く案内されつつその先端が
、送りローラ6とプラテン5との間に達するが、この時
点ではプラテン5は第2図における反時計方向(矢印B
と反対の方向)に回転している。このため、用紙の先端
は送りローラ6とプラテン5の間の直前で停止する。こ
のとき、フィードローラ20は引き続き回転を続は用紙
3に対して送り作用を与えるため、フィードローラ20
を出た用紙部分は第6図に一点鎖線で示し符号3′を付
して示した如くふくらんで湾曲する。このため、用紙3
の先端は、用紙臼らが平坦になろうとする力により送り
ローラ6とプラテン5との間に入り込もうとする。した
がってプラテン5と送りローラ6との間に用紙3が達し
た時点で、該用紙がスキューしていたとしても、ふくら
み3#ができることにより用紙先端はプラテン5の軸線
方向に揃えられ、スキューが矯正される。しかる後、プ
ラテン5が用紙を給送し得る方向(矢印B方向)に回転
し始め、用紙3は正しく、すなわちスキューなしで搬送
される。
一方、第2の用紙載置装置4aから送り出され第2用紙
分離装置83aを通った用紙3aは、両側板24.25
に固定された既述の給紙ガイド板205に案内されなが
らプラテン5と送りローラ6に達する。給紙ガイド板2
05は、第6図から判るように、はぼ平坦ないしは緩く
傾斜する第1の部分205aと、下方へ急激に傾斜する
第2の部分205bとからなり、両部会205aと20
5bの移行部の近傍には揺動ガイド板207が設けられ
、用紙3aはこのガイド板207にガイドされながら第
2の部分205bへと移動し、該部分205bと手差し
ガイド板208によって下方に案内される。このように
ガイド板207を設けることにより曲折した状態の移行
部にて用紙が停滞することはない。
用紙3bも、その先端が送りローラ6とプラテン5の間
に達したとき、該プラテン5が第6図における反時計方
向に回転しているため、用紙の一部にたるみが形成され
、用紙のスキューが矯正されるが、このたるみを許容で
きるように、揺動ガイド板207はピン209によって
両側板24゜25に揺動自在に支持されている。したが
って用紙3aの先端が送りローラ6とプラテン5の間の
部分で止められたとき、第6図に鎖線で示す如く用紙の
一部3a’がその腰によって揺動ガイド板207を持ち
上げ、用紙は部分3a“にて支障なくたるむことができ
る。
上述のようにたるみ3a#が形成されたとき、このたる
みには揺動ガイド板207の自重が作用しこの部分を押
圧する。したがって用紙の先端はたるみ3a’による力
だけでなくガイド板207からの力を加えた力でプラテ
ン5と送りローラ6との接触部に押圧され、用紙のスキ
ュー矯正効果が高められる。のみならず、プラテン5が
時計方向に回転を開始したとき、プラテン5・送りロー
ラ6間に用紙の先端が押し込まれ、よってプラテン5の
時計方向の回転開始後、直ちに用紙は搬送され始め、確
実な搬送が保証される。この効果をより高めるため、揺
動ガイド板207に第6図における反時計方向の回動力
を尽ぼす、ばね等の付勢手段を設けておくと有利である
また用紙3aの先端がプラテンと送りローラ6により止
められる前の時点では、揺動ガイド板207は第6図に
実線で示す下がった状態、すなわちガイド位置を保って
いる。その際、給紙ガイド板205に係止ないしは固着
されたスペーサ209に揺動ガイド板207が自重で当
たり、両ガイド板205,207間にたとえばllll
11乃至1.5間程の微小な隙間Kが形成されている。
このため、用紙3aは揺動ガイド板207と給紙ガイド
板205との間に容易に入り込むことができ、腰の弱い
薄い用紙であっても両ガイド板205,207間でジャ
ム(紙詰まり)を起こすことはない。
スペーサ209は第23図に示す如く、用紙3aの搬送
経路外に配設され、用紙の進行を邪魔することはない。
第23図では2つのスペーサ209が用いられているが
、その数は1つを含めた適数に設定できる。またスペー
サ209をゴム等の弾性材料で構成すれば、揺動ガイド
板207が回動した位置から元のガイド位置に戻るとき
、あるいは揺動ガイド板がガイド位置に存するとき、こ
れに振動が作用したようなときも両ガイド板207゜2
05の間には弾性材から成るスペーサ209が存在する
ため、両者が直に接触した場合に生ずる騒音を阻止でき
る。これは、ガイド板205,207を共に金属で製作
したようなときに特に効果的である。スペーサを揺動ガ
イド板の側に設けてもよい、第24図はスペーサ209
の断面を示す。
第1の用紙載置装置4から用紙3が送り出されるときは
、揺動ガイド板207は、この用紙3の進行を阻害しな
いガイド位置に存し、用紙3の搬送に何ら支障を生じな
い。逆に、揺動ガイド板207は用紙3が搬送されない
ときに、この用紙の搬送空間に持ち上がるようになって
いるため、このガイド板207を配置するのに必要な空
間を小さく留め、ひいては装置のコンパクト化を達成す
る。もしも揺動ガイド板207が、第1用紙載置装置4
から送られる用紙3の搬送路以外の空間を回動するよう
にしたとすれば、このための空間を他に設けなければな
らず、スペースロスひいては装置が大型化する欠点を免
れない。
揺動ガイド板207の形状は、必ずしも第6図に示した
ように湾曲させる必要はなく、たとえば第25図に示す
如く平坦に形成してもよいし、第26図のように形成し
てもよい。またこのガイド板207を揺動可能に支持す
るのではなく、その全体が平行移動するように支持する
ことも可能である。
第6図において、矢印B方向に回転するプラテン5によ
って送られる用紙が印字部8に達すると、幅方向Wに移
動する印字装置のハンマが作動し、その打撃作用で印字
が行われ、印字を終えた用紙3または3aはプラテン5
から離れ、上方に向けて搬送されるが、その際、印字装
置には一般にカードホルダ210と称せられる用紙押え
部材が取付けられ、プラテン5から離れる用紙がこのカ
ードホルダ210によって案内される。カードホルダ2
10は、第6図に示すようにプラテン5に沿って延び、
その先端が印字部8よりも上方に位置している。カード
ホルダ210の長さは用紙の幅よりも小幅であり、ホル
ダ210が用紙を押えながら印字装置が幅W方向に移動
する。
カードホルダ210は、印字部8に位置する用紙部分が
プラテン5から浮き上がることを防止する機能も有して
いる。またカードホルダ210は、プリンタ2に自動給
紙装置を装着しないときも用いられるものであるが、自
動給紙装置を装着して用紙をプラテン5から上方へ引き
上げるように搬送する場合には、次の如き欠点を生ずる
虞れがある。
すなわち、プラテン5を離れた用紙を第27図に示すよ
うにそのまま上方に案内し、排紙ローラ13.14で引
き上げると、用紙3または3aがカードホルダ210に
当たり、これを破線で示す如く変形させてしまう。この
ため印字部8に位置する用紙部分がプラテン5の局面か
ら浮き上がる。
この状態で矢印Cで示すようにハンマによって用紙3ま
たは3aに打撃力を与え印字動作を行うと、完成した印
字に濃淡ができ、画質が低下する欠点を免れない。のみ
ならず、浮いた用紙部分を打撃するので、打撃時の騒音
が増大する欠点も生ずる。
上記欠点を除去するには、用紙を上方に案内するのでは
なく、第27に矢印dで示す如くカードホルダ210に
沿って斜め右上方(給紙装置の後方側)に送り出すよう
にし、用紙が印字部8にてプラテン5の局面に密着する
ようにすればよい。
ところが、図示した自動給紙装置1のように、プラテン
5の斜め右上方に、装置1の要素、図の例では第2徘紙
トレイ16(第2図参照)が位置しているときは、この
方向に用紙を搬送できず、この方向以外の、たとえば上
方に搬送せざるを得ない。第2排紙トレイ16の位置を
さらに後方側(第2図の右方)にずらし、ここに排紙用
のスペースを作ることも考えられるが、このようにすれ
ばフィードローラ20の位置も後方側へずらさなければ
ならなくなり、フィードローラ20とプラテン5との間
の用紙搬送距離が大きくなってしまう。
このように用紙搬送距離が増大すれば、短い用紙を搬送
できないことになる。たとえば最小で105■程の長さ
の短い用紙にも印字できるようにし、しかもプラテン5
の斜め後方側に第2徘紙トレイ16をも配置するように
自動給紙装置1を構成したときは、フィードローラ20
を図示した位置よすも後方側(右側)に大きくずらすこ
とは難しい。
よって用紙を矢印d方向(第27図)に排出させること
は不可能であり5図の例では用紙をほぼ上方に向けて送
り出しているが、これを放置すれば既述の欠点を免れな
い。
そこで第2図に示した自動給紙装置1においては、第6
図に明示する如くプラテン5とカードホルダ210との
間を出た用紙3または3aを、後方側(図の右側)へ傾
けさせるガイド部材211を設け、このガイド部材21
1のガイド部212を通った用紙を再び図の左側に傾け
て、これを排紙ローラ13,14へ導びいている。21
3は、上記ガイド部材211に対向して位置する相手ガ
イド部材であり、これらガイド部材211,213は、
両側板24.25に固定支持されている。
上記の如く用紙3または3aは排紙ローラ13゜14に
至る前にガイド部材212によって曲げられてから排紙
ローラ13,14へと案内されるので、印字部8に位置
する用紙部分がプラテン5の排紙ローラ13,14は、
第28図に示す如く複数個ずつ設けられ、これがそれぞ
れ互いに間隔をあけて支持軸215,216にそれぞれ
固着されている6両支持軸215,216は支持板24
゜25に回転自在に支持され、一方の支持軸216はそ
の排紙ローラ14と共に、後述する駆動系によって回転
駆動され、他方のローラ13およびその支持軸215は
ローラ14に従動回転される。
両排紙ローラ13,14の上部には、第1図、第6図お
よび第29図に示す如く用紙を既述の第1排紙トレイ1
5または第2排紙トレイ16に選択的にガイドするため
の切換ガイド部材217が位置し、該部材217は、支
持軸215,216にほぼ平行に延び両側板24.25
に回転可能に支持されており、用紙を第1排紙トレイ1
5に案内する第1の位置(第29図の鎖線の位置)と、
用紙を第2排紙トレイ16にガイドする第2の位置(第
1の位置と反対に傾いた位置)との間を回動できる。2
19(第1図)は切換ガイド部材を切換ガイド部材21
7には、排紙ローラ13゜14との干渉を防止するため
切欠218が形成され、これによってガイド部材217
が第1と第2の位置間のいかなる位置に回動しても、該
部材217とローラ13,14に当接することはない。
用紙3または3aを第1徘紙トレイ15に排出させると
きは、つまみ219を操作して切換ガイド部材217を
第29図に示す第1の位置にもたらす。これによって、
回転する両排紙ローラ13゜14により送られた用紙3
または3aは、切換ガイド板217に案内されながら第
1排紙トレイ15上に排出され、この用紙の上に次の用
紙が順次スタックされる。つまみ219の操作により切
換ガイド板217を、第29図に鎖線で示した方向と逆
方向に傾けた第2の位置に回動させれば、両排紙ローラ
13,14を出た用紙3または3aは第2排紙トレイ1
6に排出され、先に排出された用紙を下にして、用紙が
順次スタックされる。
第1排紙トレイ15上にスタックされた印字済みの用紙
は、その印字面を下に向けており(正順スタック)、逆
に第2排紙トレイ16に排出された用紙は印字面を上に
向けている(逆順スタック)。よって、いずれの排紙ト
レイに用紙を排出するかによって、印字済み用紙の順序
をオペレータの所望する状態に揃えることができる。こ
の場合、切換ガイド部材217が第1の位置を占めてい
るか、あるいは第2の位置を占めているかを、オペレー
タの目視によって容易に確認できるため、オペレータが
所望しない排紙トレイに用紙を排出させてしまうミス操
作を防止できる。
上述の如く用紙は切換ガイド板217によってガイドさ
れつつ搬送され、用紙の後端が両排紙ローラ13.’1
4の間から出た後、用紙は排紙トレイにほぼ立てた状態
で排出されるが、その際両ローラ13,14間を出た用
紙の後端がローラ13または14の上に載ったまま浮い
た状態にあると、特に用紙を立てた状態で排出しスタッ
クするときは、用紙を確実に排紙トレイ上に排出できな
いことになる。かかる観点から、第28図および第29
図に示す如く各排紙ローラ13,14の一部には、その
全周に亘って多数の歯状突起220が形成されている(
但し、各支持軸215,216上の各端部側に位置する
排紙ローうには、突起220が形成されておらず、その
理由は後に明らかにする)。また、排紙ローラ13,1
4に対向する切換ガイド部材217の部分には、第29
図に示すように弾性シート221が固着され、これらの
シートは、第1排紙トレイ15と第2排紙トレイ16の
方向に向けて斜め上方に傾斜する、第1および第2のシ
ート部分221a、221bを有している。
今、第29図に示す如く用紙3または3aを第1排紙ト
レイ15に排出させる場合を考えると、用紙の後端22
2が両ローラ13,14間を出たとき、この後端222
は排紙ローラ13の歯状突起220に係合し、しかもそ
の上から、ローラ13に近づいた、弾性シート221の
第1のシート部分221aによって押えられる。このた
め、両ローラ13−14間を出た用紙は直ぐにはローラ
13の周面から離れることはなく、該後端222が、シ
゛−ト部分221aの先端から離れることによりローラ
エ3から解放される。このため、両・ローラ間を出た用
紙後端222がローラ13の周面に載ったまま浮動する
如き欠点は除去され、用紙は確実に排紙トレイ15に排
出される。第2の排紙トレイ16に排紙するときも全く
同様である。ローラ13.14に突起220を設けなく
とも、ローラと用紙の摩擦力によって、上述した作用と
同様な作用を得ることも可能である。
弾性シートとしては、たとえば第30図および第31図
に示すように、中央にスロット223を有する、たとえ
ばポリエステ・ルフィルム等の弾性樹脂シートが用いら
れ、このスロット223を、切換ガイド部材217のシ
ート取付位置に形成された取付孔224に合せ、押え具
225を、スロット223を通して取付孔224に圧入
し、シート221を固定する。取付孔224に接着剤を
入れ、シート221の固定を確実にしてもよい。このよ
うにして弾性シート221が取付けられたとき、押え具
225の傾斜面226がシート221を上方に持ち上げ
、これによって第1および第2の弾性シート221a、
221bが形成される。
なお、第29図に示した弾性シート221を製作するに
は、素材シートを裁断して個々のシート221を得るが
、その際完成した弾性シート221の表面側または裏面
側の縁に裁断時のパリができる。そしてシート取付後に
このパリが用紙に当たると、用紙に不所望な外力が作用
して、用紙の搬送トラブルの原因となりかねない。した
がって、用紙にパリが当たらない向きに弾性シートを取
付ける必要があるが、完成したシートのいずれの側にパ
リが形成されるか判別することは難しい。そこで第30
図に示すように、弾性シート221に、その裁断時に、
打ち抜き227を形成したり、またはシートの角の1つ
を切り落す等して、弾性シートのパリがどちらの側にあ
るかを容易に判別できるようにし、パリが用紙に当たら
ない向きに弾性シート221を取付は得るようにしてい
る。
弾性シート221の形態は適宜変更でき、たとえば第3
2図に示すように第1と第2のシート部分221a、2
21bの外端が下方へ向くようにしてもよく、このよう
にすれば、用紙の後端をより長い間確実に排紙ローラに
係合させておくことができ有利である。また断性シート
221の第1と第2の部分221a、221bを、第3
3図のように排紙ローラ13,14の周面に沿って湾曲
させれば、用紙後端をより円滑にガイドしながら排紙ロ
ーラ13,14に長い間係合させておくことができ、一
層有利である。
また切換ガイド部材217は第1図に示すようにその全
長に亘って一定の厚さにはなっておらず、図の例では各
切欠218のほぼ上部すなわち弾性シート221の設け
られた部分の厚さtlが、他の部分の厚さtlよりも薄
くなっている。このため、切換ガイド部材217にガイ
ドされつつ搬送される用紙3または3aは、第34図に
示すように上記厚さtl、tlの相違による凹凸によっ
て、波状の形態に強制的に曲げられ、その剛性が高めら
れ、用紙のカール、腰折れ等が防止される。よって、用
紙を確実に立てた状態にスタックできる。
また第28図から判るように互いに対向して対をなす排
紙ローラ13,14に形成された歯状突起220は互い
に接触せず、一方のローラの突起は他方のローラの突起
のない部分に接触している。
このため、これらのローラ13,14間を通る用紙も、
波状に変形され、その剛性が高められる。
ところで先に簡単に示したように、複数個ずつの排紙ロ
ーラ13,14のうち、最外方に位置する排紙ローラに
は、歯状突起220が形成されていない。その理由は以
下の通りである。
排紙ローラ13,14をそれぞれ支持する支持軸215
,216は、両ローラ間に所定の摩擦力が生ずるように
軸の各端部にて互いに接近する方向に加圧されている。
図の例では、第36図に示すように排紙ローラ14用の
支持軸216は、側板24.25に位置不動に支持され
ているが、他方のローラ13の支持軸215は、支持軸
216に対してわずかなストロークで接近・離隔可能に
両側板24.25に、支持され、該軸シ15の両端が板
ばね228によって支持軸216側に押圧されている。
このように支持軸215の両端が他方の支持軸216に
対し加圧すると、ゴム等の弾性体から成る両ローラ13
,14は、支持軸長手方向の中央領域のローラの圧接力
が弱くなり、端部領域に位置するローラ間の圧接力が強
まり、全体に亘る均一な圧接力が得られなくなる。支持
軸が長く、またこれらに加える加圧力が強い程支持軸の
たわみが大きくなり、上述した傾向は強まる。
このように両ローラ13,14の圧接力が不均一となれ
ば、用紙のスキュー、しわ、ジャム等を起こす可能性が
高まる。
そこで図示した構成では、排紙ローラ13,14の最外
方の排紙ローラには突起220を設けず、これらローラ
よりも内側のローラには突起220を設けて、内側のロ
ーラの径を実質的に大きくし、逆に外方のローラの径を
実質的に小さくして、支持軸215,216の長手方向
中央領域における排紙ローラ13,14の圧接力を高め
、結果として全ローラ全体的に均一に圧鋤できるように
している。
上述した構成は排紙ローラに限らず、シート搬送用のロ
ーラー般に適用可能である。同じ考えに従って、第37
図に示す如く、一方のローラ13’の両端側のローラの
径を小さくすることもできる。
ローラ径の差は、面支持軸に加える圧力、軸径、軸長さ
等に応じて、ローラ径が全て同一であったときの支持軸
の撓みを計算し、その撓み分に応じ両端側のローラの径
を小さくすればよい。
印字済みの用紙を立てた状態でスタックする第1排紙ト
レイ5は、第2図および第38図に示すように、たとえ
ば合成樹脂から成る固定トレイ229と揺動トレイ23
0とから成る。固定トレイ229は、その両側板に突設
されたピン231が自動給紙装置の両側板24.25に
形成された係止溝232(第1図)に係合し、しかも固
定トレイ下部に突設されたストッパ233が両側板24
゜25に固定されたガイド部材211に当たることによ
って、側板24,25に対し着脱自在に支持される。ま
た揺動トレイ230は、その両側壁に形成された長孔2
35が、固定トレイ229の側壁上部に突設されたピン
236に係合し、長孔235の一端235aにピン23
6が当たることにより、固定トレイ229に支持される
。この場合揺動トレイ230は、ピン236のまわりを
矢印e方向(第2図)に回動可能に支えられ、用紙はか
く支持された揺動トレイ230上にスタックされる。用
紙がスタックされていないときは、揺動トレイ230の
下端が固定トレイ側に当接して静止するが、用紙がスタ
ックされ、その枚数が増大するに従って、用紙の重量に
よって揺動トレイ230はピン236のまわりを第2図
における時計方向に回動する。したがってスタックされ
た用紙の枚数が増えても、支障なくトレイ230上に用
紙を立てて載置することができる。
揺動トレイ230に形成された長孔235の他端235
bは閉じておらず開口している。したがって揺動トレイ
の着脱時には、この開口他端235bにピン236を通
すことにより、簡単にその着脱操作を行うことができる
。また長孔235にピン236を嵌合したことにより次
の如き利点も得られる。
すなわち、第1図に示した如く自動給紙装置1の各側板
24,25には、たとえば合成樹脂から成るカバー70
および234がねじ止めされるが、これらカバーの側面
には、取手237がそれぞれ一体に付設され、自動給紙
装置1の運搬時等には、これらの取手237に手をかけ
て第39図に示す如くこれを持ち上げることができる。
この場合、両取手237は、給紙装置全体のほぼ重心を
通る位置に設けられているため、簡単にこれを持ち上げ
ることができる。また取手237の下面には、第39図
に示す如く滑り止め用の指当て突起238(または凹部
)が形成されているため、楽に運搬操作を為すことがで
きる。カバー70,234に凹部を設け、これを取手と
してもよい。給紙装置1を持ち上げたとき、この作業を
行う作業者の胸部ないしは腰部に、揺動トレイ230が
当たるが、このときこのトレイ230は、その長孔23
5とピン236との相対的な移動によって、後方側、す
なわち作業者と反対の側に移動できるので、揺動トレイ
230に無理な力が加えられず、これが破損する不都合
は阻止される。また、万一、揺動トレイ230の長孔2
35が固定トレイ229のピン236から外れても、揺
動トレイ230は第2排紙トレイ16の側に倒れるだけ
であって、これが不本意に下方に落下することはなく、
トレイ230の破損防止効果が高められる。
固定トレイ229と側板24,25の関係も全く同じで
あり、自動給紙装置lの運搬時に固定トレイ229に無
理な外力は加えられることはなく、しかも万一固定トレ
イ229が側板24,25から外れても、第2排紙トレ
イ16の側に倒れるので、これが落下することはない。
また運搬時以外に固定トレイ229または揺動トレイ2
30に人がぶつかる等して、これらに外力が加わったと
きも同様にしてこれらの破損は防止される。
一方、第2排紙トレイ16は、第2図、第40図および
第41図に示すように第1排紙トレイ15と反対側に傾
斜した状態で位置し、両側板24゜25に固定されてい
る。このトレイ16の内部に揺動プレート239が配置
され、該プレート239には、ばね240の一端が係止
され、このばね240は、トレイ16の両側壁内側面に
突設された突ピン241のまわりに巻回され、その他端
はトレイ16自体に係止されている。このため揺動プレ
ート239は、トレイ16に用紙力】スタックされてい
ないときばね240の力とプレートの重さとによってバ
ランスを保ちながら、トレイ16から浮き上がった状態
で支持される。
第2排紙トレイ16に用紙が送り込まれてくると、該用
紙は揺動プレート239と背板17の上にもたれかかっ
た状態で載置され、その枚数が順次増大するに従って、
用紙の重量により揺動プレート239はばね240の作
用に抗して矢印f (第2図)方向に移動し、よって複
数枚の用紙を支障なく立てた状態でスタックすることが
できる。
ところで、用紙を用紙載置装置に載せ、これを自動的に
印字部に送り込むのではなく、オペレータの手差し操作
によって用紙を印字部に送り込むことが望まれることも
ある。この目的で、第2図および第6図に明示する如く
排紙トレイ16の下部に手差し用のスリット243が形
成され、ここから矢印gで示す方向に用紙を手操作で差
し込むことができるようになっている。またスリット2
43の下方には、先に簡単に示した手差しガイド板20
8が配置され、このガイド板208は両側板24.25
に固定された互いに対向する2枚の板から成る。スリッ
ト243から挿入された用紙はこれら2枚の板により案
内されて、下方のプラテン5と送りローラ6との間に送
り込まれる。
スリット243に用紙を差し込むときは、スタックされ
た用紙を除去し、必要に応じて揺動プレート239を第
6図の左方へ動かすことにより、プレート239に邪魔
されることなく用紙の差し込みを行うことができる。逆
に排紙トレイ16へ用紙を排出したときは、揺動プレー
ト239によって、スタックされた用紙がスリット24
3へ落ち込む不都合は阻止される。スタックされた用紙
の枚数が増大したときも、プレート239がスリットを
遮ぎり、スリットへの用紙が落ち込むことはない。
排紙トレイに手差し、用のスリットを形成すること自体
は既に公知であるが、従来はこのスリットを開閉する部
材として背板を用いていたため、用紙の手差し時には、
排紙トレイに用紙がないときも背板を外してから操作を
行う必要があり、その作業が煩雑であった。その点、図
示した構成では揺動プレート239によってスリット2
43の開閉を行えるため、手差し時の操作が簡便化され
、しかも排紙トレイおよびその付属部品を含めた全体の
構造をコンパクト化できる。
先に説明した如く印字済みの用紙は排紙ローラ13.1
4によって、第1または第2の排紙トレイ15,16に
排出されるが、このとき従来トレイ上に排出された用紙
が、回転する排紙ローラ13または14によって、ロー
ラとこれに対向するトレイの縁部との間の隙間に巻き込
まれ、ジャムが発生したり、用紙に傷が付けられる虞れ
があった。
そこで、本発明に係る給紙装置では、第6図および第3
8図に示す如く第1徘紙トレイ15の固定トレイ229
の下部に、爪状の巻き込み防止部材244がトレイ22
9と一体に突設されている。
図示した例では、複数の巻き込み防止部材244が設け
られ、これらが複数の排紙ローラ13の間に該ローラと
干渉しないように配置されている。
第6図から判るように個々の巻き込み防止部材244の
先端は、これを側面より見ると、支持軸215に接触す
ることなく、排紙ローラ13の外周面(歯状突起220
の外周面ではない)よりも内側に入り込んだ状態で突出
し、先端から離れるに従ってローラ外周面から外れて外
側に延びている。この構成により排紙ローラ1と揺動ト
レイ230との間にスタックされた用紙は、巻き込み防
止部材244の傾斜上面に当たり、よって排紙ローラ1
3に巻き込まれることはない。
第2排紙トレイ16にも全く同様な巻き込み防止部材2
45(第40図)が設けられ、用紙が排紙ローラ14に
巻き込まれることが阻止される。
次に、自動給紙装w1の各部を駆動子る駆動系について
説明する。
第36図に示す如く一方の側板25にはスペーサ250
を介して補助板251が固着され、この補助板251と
両側板24.25には軸252が回転自在に支持されて
いる。補助板251にはその外側に位置する第1中間歯
車253が回転自在に支持され、この歯車253は、第
42図に示す如くプリンタ2のプラテン軸254に固着
された駆動歯車255に噛み合っている。また軸252
には、第2中間歯車256および第3中間歯車257が
固着され、第2中間歯車256は第1中間歯車253に
係合している。第3中間歯車257は側板25に回転自
在に支持された第4中間歯車258に噛み合い、この歯
車258は、排紙ローラ14の支持軸216に図示して
いない一方クラッチを介して支持されたローラ駆動歯車
259に係合している。さらに第4中間歯車258と一
体で同軸上に支持された第5中間歯車260が、同様に
側板25に回転自在に支持された第6中間歯車261に
噛み合っており、この歯車261は、既述のフィードロ
ーラ20用の第1クラツチ装置262の第1駆動歯車2
63に係合している。またこの駆動歯車263は、もう
一方のフィードローラ2゜a用の第2クラツチ装置26
2aにおける第2駆動歯車263aに、第7中間歯車2
66を介して駆動連結されている。
第1クラツチ装置262は第43図乃至第46図に示す
ように、フィードローラ20を固定支持する回転軸50
に回転自在に支持されたドライブディスク267と、該
軸50に一方クラッチ268を介して支持されたクラッ
チディスク269を有し、またドライブディスク267
には、既述の第1駆動歯車263が一体に設けられ、し
かもビン270を介してラッチボール271が支持され
ている。この場合、ラッチボール271は、ビン270
のまわりを回動自在であると共に、第44図の左右方向
に首を振ることができるように、ピン270に遊装され
ている。またピン270には、ねじりコイノu′ばね2
72のコイル部が巻回され、該ばねの一端はドライブデ
ィスク267に、そして他端はラッチボール271に係
合し、これによってラッチボール271の先端273は
、クラッチディスク269の摺接面274に圧接され、
しかも第44図における左側に付勢されてクラッチディ
スク269の環状フランジ275に圧接される。
ラッチボール271が上述した状態で摺接するクラッチ
ディスク269の摺接面部分(第44図の左側の部分)
を第1帯域■、これよりも第44図における右側の摺接
面部分を第2帯域■と称することにすると、第1帯域l
には突出部276が形成され、これに隣接する第2帯域
■には凹部277が設けれている。クラッチディスク2
69の周方向に見た、凹部277の一方の端部278は
段状に、他端側は摺接面274に連続的に滑らかに移行
している。同様にディスク269の周方向に見た突出部
276の一方の端部は、斜めに傾斜した状態の段状部2
79となり、他方の端部は滑らかに摺接面274に傾斜
した移行する傾斜面280となっている。
ドライブディスク267の、クラッチディスク269に
対向する部分には、突ビン281が突設され、これに対
応するクラッチディスク部分には板ばねから成るストッ
パ282が固設されている。
今、プラテン5、したがってその軸254が、第6図に
矢印Bで示した方向に回転したとすると(この方向のプ
ラテンの回転を正回転と記すことにする)、既述の複数
の歯車を介して駆動歯車255に駆動連結された第1ク
ラツチ装置262の第1駆動歯車263は、矢印Xで示
した方向に回転する。このとき、ドライブディスク26
7の突ビン281がクラッチディスク269側のストッ
パ282の先端に当たり(第45図)、これを同方向X
に押し、したがって両ディスク267.269は一体的
に回転する。このとき第45図に示す如くラッチボール
271の先端273と凹部277の段状端部278との
間の距離は予め決められた所定の値を保つ。このときの
クラッチディスク269に対するラッチボール271の
位置をホームポジション、そして上記距離に対応するデ
ィスク軸線中心を中心とした角度θ1をスペース角と称
することにする。
第1および第2用紙載置装置4,4aに載置された用紙
3,3aは、フィードローラ20,20aのいずれか一
方が回転することによって選択的に給送されるが、ここ
で第1用紙載置装置4の用紙を給送する場合について考
えてみる。
プラテン5が正回転しているときは、既述のように両デ
ィスク267.269は矢印X方向に一体的に回転し、
ボール271は凹部277の端部278から一定のスペ
ース角01に対応する距離だけ隔ててホームボ・ジショ
ンに位置している。その際、クラッチディスク269の
矢印X方向の回転は、既述の一方クラッチ268の作用
により。
回転軸50には伝えられず、よってフィードローラ20
は停止する。ここで用紙3を給送すべき給紙指令が発せ
られると、それまで矢印B方向に正回転していたプラテ
ン5がこれと逆の方向に所定の角度だけ回転する(この
方向のプラテンの回転を逆回転と記す)。これによって
ドライブディスク267は矢印Xと反対のY方向に第4
5図に02で示した角度だけ回転するが、クラッチディ
スク269は後述する制動装置283によって制動され
、その回転を停止する(なお、角度o2はスペース角θ
1より大であり、この角度θ2を作動回転角と称するこ
とにする)。このためドライブディスク267のY方向
の回転によって、そのラッチボール271の先端273
はクラッチディスク269の第1帯域Iをわずかに摺接
した後、突出部276の傾斜面280上を滑り上がる(
第45図の一点鎖線の状態)。そして先端273が突出
部276の段状部279から落ちたところで、ドライブ
ディスク267は作動回転角θ2の回転を終える(第4
5図の二点鎖線)。次いで、プラテン5の回転方向が再
度切換えられ、わずかな角度を矢印B方向に正回転し、
これによってドライブディスク267も再び矢印X方向
に角度θ3だけ回転する。このときもクラッチディスク
269は制動装置283のブレーキ作用で回転せず停止
しているので、ボール271の先端273は突出部27
6の段状部279に案内されながら、第1帯域■から第
2帯域■へ移行し、次いで四部277に落ち込む。そし
てこの先端273は第45図に破線で示す如く凹部27
7の段状端部278に係合したところで、ドライブディ
スク267の角度θ3の回転を終える。この角度θ3も
作動回転角θ2より小で、θ2=01+02の関係にあ
る。
この角度θ3を作動スペース角と称することにする。次
いでプラテン5は再び矢印Bと反対の逆回転を始め、こ
れによってドライブディスク267は矢印Y方向に回転
し始め、このときラッチボール271の先端273は凹
部277の段状端部278に係合しているので、これを
同じY方向に押し、よってクラッチディスク269も矢
印Y方向に回転する。この回転は一方クラッチ268を
介して回転軸50に伝えられ、フィードローラ20が第
6図における反時計方向に回転し、先に詳しく説明した
ように、用紙3が送り出される。そして、用紙3の先端
が第6図に示したように矢印Bと反対の方向に逆回転す
るプラテン5と送りローラ6との間に当ったとき、その
進行を停止され、用紙にふくらみが形成されることは先
に説明した通りである。
所定のふくらみができたところで、プラテン5は正回転
(矢印B)を始め、用紙3が印字部へ向けて送られるが
、このときドライブディスク267は矢印X方向に回転
し始める。このためボールの先端273は凹部277の
端部278から外れ、クラッチディク269は一旦停止
し、フィードローラ20も停止するが、ドライブディス
ク267のX方向の回転により、ボール271がホーム
ポジションに戻るので、それ以降は突ピン281がスト
ッパ282を押し、クラッチディスク269はドライブ
ディスク267と矢印X方向に回転する。
但しこの回転は回転軸50に伝えられることはない。
一方、第2クラツチ装置262aは、第1クラツチ装置
262と同様な形態に形成されているが、第46図に示
す如くスペース角θ4が第1クラツチ装置262の場合
と相違し、図の例では第2クラツチ装置262aのスペ
ース角θ4の方が第1クラツチ装置262のスペース角
θ1よりも太きく設定されている点だけが異なっている
。よって、第46図の各部分には、第45図の各部分に
付した符号にaを追加した符号を付し、その構造につい
ての詳細は省略する。 第2川紙載置装置4aの用紙3
aを給送する際の動作は次の点を除いて用紙3の給送時
と変るところはない。
すなわち、用紙3を給送するときと同じく先ずプラテン
5が正回転した状態から逆の方向に逆回転するが、この
逆回転の角度が用紙3を給送する場合よりも大きく設定
され、第2クラツチ装置262aのラッチボール271
aが第 図に示した作動回転角θ5(くθ2)を矢印Y
方向に作動できるだけの角度を矢印Bと反対方向に逆回
転する点である。このようにプラテン5が比較的大きな
角度を逆回転するとき、第1クラツチ装置262のドラ
イブディスク267も矢印Y方向に回転するが、その際
、そのラッチボール271は、停止しているクラッチデ
ィスク269の突出部276を乗り越えた後、引き続き
摺接面274の第1帯域1ti−Y方向に移動する。そ
して、第1クラツチ装置の場合と同様に、第2クラツチ
装置262aのドライブディスク267aが作動スペー
スθ3だけX方向に回転した後、再びY方向に回転して
、ドライブディスク267aの回転クラッチディスク2
69a、回転軸50aおよびフィードローラ20aに伝
えられ、用紙3aが給送される。このとき第1クラツチ
装置262のドライブディスク267もY方向に回転し
、その際突ピン281は第45図に鎖線で示す如くスト
ッパ282の背面側から当たり、該ストッパ282を弾
性変形させてこれを乗り越えるので、ドライブディスク
267がクラッチディスク269を回転させることはな
く、ボール271はクラッチディスク269の第1帯域
■を摺接し、該ディスク269、したがってフィードロ
ーラ20が回転することはない。逆に、第1クラツチ装
M262のボール271が凹部277の段状端部278
に係合し、ドライブディスク267がクラッチディスク
269およびフィードローラ20を回転させているとき
は、第2クラツチ262aにおけるボール271aはク
ラッチディスク269aの第1帯域■を摺接し、フィー
ドローラ20aが回転されることはない。
上述の如く、プラテン5の回転を制御することによって
、用紙3,3aを選択的に送り出すことができる。
制動装置283は、第36図に示す如く両クラッチ装置
262,262aのクラッチディスク269.269a
に形成されたブレーキ面284.284aにそれぞれ当
接する一対のブレーキ部材285を有し、これら部材2
85は、側板25に突設されたビン286に枢着されて
いる。そして両ブレーキ部材285の上端に各端を係止
された圧縮ばね287によって、各ブレーキ部材285
はブレーキ面284.284aに圧接し、各クラッチデ
ィスク269.269aに制動作用を及ぼす。
また、プラテン5の回転により排紙ローラ14の支持軸
216に支持されたローラ駆動歯車259も回転するが
、プラテン5が矢印B−tj゛向に正回転したときのロ
ーラ駆動歯車259の回転だけが支持軸216に伝えら
れて排紙ローラ14が[動され、該歯車259の反対方
向の回転は一方クラッチの作用で支持軸216に伝えら
れることはない。
上述した自動給紙装置1は、その全体がユニット状に構
成され、これがプリンタ2の所定の位置に位置決めされ
て該プリンタに支持される。第42図に示すようにプリ
ンタ2におけるプラテン軸254の各端部には、カラー
288,289が軸254に対して相対的に回転可能に
嵌着され、一方のカラー288の外側に既述の駆動歯車
255が固着されている。またプリンタ2の左方にはプ
ラテンサポートプレート290,291が立設され、そ
のそれぞれに形成された切欠に、各カラー288.28
9の溝292,293が嵌合している。このようにプラ
テン5は、その軸254がカラー288,289を介し
て各プレート290゜291に支持され、プラテン軸2
54がカラー288.289に対して回転する。また各
カラー288.289にはもう1つの溝294,295
がそれぞれ形成されており、これらの溝294,295
に、自動給紙装置lの右端に設けられた既述の補助板2
51と、左側の側板24に固着されたもう1つの補助板
296とに形成された切欠297.298(第1図参照
)が嵌合する。このようにして自動給紙装置1は、プラ
テン軸254によってその左右、前後を位置決めされる
また自動給紙装置の側板24.25には、第48図に示
すようにゴム等の弾性材から成る足部材300が突設さ
れ、これらがプリンタ2のカバー301に載置されてい
る。この場合上記一対の足部材300と一対の補助板2
’51,296だけで、自動給紙装置1をプリンタ2の
カバー301とプラテン軸254に支持することもでき
るが、このようにするとプラテン軸254には自動給紙
装置1の大きな荷重が作用し、プラテン軸の負荷が増大
する結果、極端な場合にはプラテン軸254がカラー2
88,289に焼き付く虞れもある。
そこで第47図に示した実施例では、各補助板251.
296に折り曲げ部302から成る突出部をそれぞれ設
け、これらをプリンタ側の各プラテンサバ−1−プレー
ト290,291によって支持し、自動給紙装w1の荷
重の一部を、各サポートプレート290,291で受け
ている。このようにすれば、給紙装置lの荷重がプラテ
ン軸254には全く作用しないようにすることもでき、
プラテン軸254の負荷を軽減し、該軸254とカラー
288,289との焼き付きを防止できる。
折り曲げ部302の代りに、各補助板251,296に
設けたビン、突起等の突出部を用いてもよいことは当然
である。また第48図に鎖線で示すように、補助板の他
の個所に設けた突出部302′をプリンタ2の適所、た
とえばフレーム等に突出させた受け304に支持させて
もよい。
自動給紙装置1は上述の如くプリンタ2に取付けられて
支持されるが、従来は成る形態の自動給紙装置を装着で
きるプリンタの機種は一定している。すなわちプリンタ
には各種形式のものがあるが、これらに装着できる自動
給紙装置はプリンタの機種毎に決まっており、各プリン
タには所定の給紙装置以外の給紙装置を装着することは
できない。このため、プリンタの機種毎に自動給紙装置
を製作していたが、1つの形態9の自動給紙装置を多機
種のプリンタ、できればいかなる記種のプリンタにも装
着できるようにすれば大変便利である。
ところが、自動給紙装置を取付けたり位置決めしたりす
るプリンタ部分の位置(図の例ではプラテン軸のカラー
の位置)や、プラテン軸に取付けられた駆動歯車255
の位置が、プリンタの機種毎に異なることがあり、この
ため従来は一定の形態を持った自動給紙装置を、これら
のプリンタ全てに適合させて取付けることはできず、プ
リンタの機種毎に自動給紙装置を用意しなければならな
かった。
そこで図示し自動給紙装置1においては、第49図およ
び第42図に示すようにこの装置を位置決めするための
補助板251,296を側板24゜25とは別部材とし
、補助・側板間に既述のスペーサ250およびもう1つ
のスペーサ305をそれぞれ介在させ、各スペーサ25
0,305と各補助板251,296をねじ306,3
07によって側塔2d−7C,L−羊hlれ善贈面他L
−閤堂11丁いる。そして既述のように各補助板251
,296をプリンタ側のプラテン軸254にカラー28
8.289を介して連結し、給紙装置1を位置決めする
が、その際両補助板の間の間隔Jが、これらを支持する
プリンタ部分の間隔、図の例では両カラー288,28
9の溝294,295の間隔と等しくなるように、各ス
ペーサ250,305の幅り、Mを設定し、各補助板を
支障なく溝294.295にそれぞれ嵌合させる。また
、両カラーの溝294,295の間隔が異なる別機種の
プリンタに自動給紙装置1を装着するときは、ねじ30
6.307を緩めることにより、少なくとも一方の補助
板251,296を取り外し、その代りに幅り、Mの異
なった補助板を取付け、両補助板間の間隔を、別機種池
環楽溝294,295間の間隔に一致させ、これらの溝
に、新たに取付けた両補助板を係合させる。このように
、幅の異なるスペーサを用意し、プリンタの機種に応じ
たスペーサを使用することにより、単にスペーサを取り
変えるという極く簡単な作業を行うだけで、各種形式の
プリンタに適合させて同じ形態の自動給紙装置を装着す
ることができる。
また図示したプリンタにおいては、プラテン軸254の
右側端部に駆動歯車255が装着されているが、プリン
タの種類によってはプラテン軸255の左側に駆動歯車
が取付けられていることもある。かかるプリンタに対し
ては、第1中間歯車253が取付けられた方の補助板2
51と歯車の存していないもう一方の補助板296とを
入れ替えて取付けるとともに、軸252の右端に取付け
られていた第2中間歯車256(第42図)を取外し、
これを軸252の左端に固着する。このようにすれば、
プラテン軸254の左端に取付いた駆動歯車255と第
1中間歯車253および第2中間歯車256を順次噛み
合わせることができ。
よって軸252を支障なく回転駆動させ、第2中間歯車
257を駆動して、既述の動作を得ることができる。
以上、自動給紙装置の基本的な構成例を説明したが、こ
れをさらに各種改変することができる。
たとえば上記実施例では用紙の排出方向を切換える切換
ガイド部材217を手操作で作動させるように構成した
が、これを電動により作動させることもできる。第50
図乃至第52図はその一例を示し、両側板24.25に
回動可能に支持される切換ガイド部材217の一端には
ホルダ310が嵌着され、このホルダ310の突部31
1が側板24の孔に回転自在に嵌合している。この孔が
ら突出した突部311の先端には、切換レバー312が
嵌着され、突部先端にねじ313をねじ込むことにより
切換レバー312を突部311の軸方向に保持している
切換レバー312の下部はカム面314を構成し、その
両端にストッパ315,316が形成されている。側板
24には突ピン320が突設され、この突ピン320は
カム面314に摺接すると共に、切換レバー312が回
動することによりストッパ315,316に当接して切
換レバー312の回動範囲を規制する。
また切換レバー312には、駆動手段、図の例ではソレ
ノイド装置317のプランジャ318がピンを介して枢
着され、このソレノイド装置317は側板24に固定支
持されている。ソレノイド317が除勢されているとき
は、これに付設されたコイルばね319の抑圧作用によ
って切換レバー312と切換ガイド部材217は第52
図における左側に傾き、一方のストッパ315に突ピン
320が当接する。したがって排出される用紙は第1排
紙トレイ15に排出される。ソレノイド装置が付勢され
ると、そのプランジャ318がばね319の作用に抗し
て第52図における右方に引き込まれ、切換レバー31
2と切換ガイド部材217は右側に倒れ、用紙は第2排
紙トレイ16に排出される。このように切換ガイド部材
を手操作によらず作動させることができる。この場合、
このガイド部材の位置を選択すべく、ソレノイド装置3
17を作動させ、あるいは非作動のままにするかは、オ
ペレータがスイッチ(図示せず)をオン、オフすること
により行うようにしてもよいし、プサの側からの指令に
よって切換えるようにしてもよい。特に後者の場合には
、簡単に異種用紙、たとえば通常のシート用紙と封筒等
を各排紙トレイに振り分けて排出させることが可能とな
る。
また先に説明した用紙分離装置の用紙分離機能は、本発
明のようにフィードローラとフリクションパッドを用い
ても、用紙の紙厚によって微妙に変化する。これを補償
するには、用紙載置装置に載置された用紙をフィードロ
ーラに圧接する圧力、すなわち給紙に必要な給紙圧を変
えればよい。通常は、用紙の厚さが厚い程、この給紙厚
を強め、紙厚が薄い程、弱めることが望ましい。厚さの
大なる用紙は、フィードローラとフリクションパッドに
突入するときの抵抗が大きいため、この抵抗に打ち勝て
るように給紙圧を高める必要があり、逆に薄い用紙に対
してあまり高い給紙圧を与えると用紙の分離機能が低下
する。ところが既述の実施例においてはプレッシャプレ
ート21,22゜121を付勢する引張ばね65の一端
が、側板2/I+−ズ曹hl−El索六り九ノーノ会A
L−任g六り丁し兎スため、ばね65によりプレッシャ
プレートに与えられる圧力はほぼ一定し、したがって用
紙がフィードローラ20に圧接する力、すなわち給紙圧
もほぼ一定である。
第53図に示した実施例ではこの点を考慮し、引張ばね
65の一端を固定せず、枢ピン700により側板24に
回動可能に支持された操作レバー701にばね65の一
端を係止している。また側板に固定されるカバーの上壁
に開ロア02を穿設し、この開ロア02に操作レバーを
貫通させる。
引張ばね65の他端は加圧軸31に係止され、この軸3
1にピニオンが取付けられていること等の他の構成は先
に示した実施例と変りはない。
用紙載置装置に載置された用紙の厚さが比較的薄く、し
たがってこの用紙をフィードローラ20に押し付ける力
を比較的小さくすべきときは、操作レバー701を第5
4図および第53図に実線で示す位置にも・・たらし、
該レバーを開ロア02の一方のストッパ面703に圧接
させる。逆に用紙の厚さが封筒の如く比較的厚いときは
、操作レバーを第53図における右方に回動させ、この
レバーを変形させながら、第53図および第54図に鎖
線で示すように開ロア02の第2のストッパ面704に
圧接させる。このようにすれば引張ばね65は、操作レ
バーが実線の位置に存するときよりも延びる。したがっ
て、先に説明した如く回動アーム67をストッパピン7
4から外し、引張ばね65の作用でプレッシャプレート
を加圧して該プレートによって用紙をフィードローラ2
0に圧接させると、操作レバーが第53図に実線で示し
た位置に存するときよりも、これが鎖線の位置にあると
きの方が、用紙に対する圧力が高まり、用紙を大きな力
でプレッシャプレートに圧接できる。操作レバーが第2
のストッパ面の方へ向けて変形させやすくするため、こ
のレバーを合成樹脂等の弾性材で構成することが望まし
い。あるいは操作レバーを、第53図と垂直な方向に移
動可能に枢ビンに支持し、レバーをピン上でスライドさ
せながら、これを第1または第2のストッパ面にもたら
すようにしてもよい。また第2のストッパ面に隣接して
、小突起705を突設し、レバーがこのストッパ面から
外れることを防止することも有利である。
このようにして、給送すべき用紙の厚さに適した給紙圧
を得ることができる。またばねの引張ばね状態を2段階
ではなく、3段階以上に切換え得るように構成してもよ
いことは当然である。
第55図はレバー701の電動操作を可能とした実施例
を示す。すなわち、中間リンク706が設けられ、その
一端が切換レバー701に枢着されていると共に該リン
クの他端がソレノイド装置707のプランジャに枢着さ
れている。そして通常の用紙、すなわち厚さの比較的薄
い紙を給送するときは、ソレノイド装置を除勢し、引張
ばね65の作用で切換レバー701を実線で示す位置に
もたらし、これを、側板に穿設されたストッパピン70
7に当てておく。封筒等の紙厚の大なる用紙を給送する
ときは、その旨の命令信号がプリンタからソレノイド装
置707に入力され、これによってソレノイドが付勢さ
れ、切換レバーは鎖線で示す位置にもたらされる。これ
によって引張ばね65が伸ばされ、給紙圧が高められる
。他の構成は第53図および第54図の場合と全く同様
である。オペレータが図示していないスイッチを作動す
るこ仁により、ソレノイド装置707をオン、オフする
ようにしてもよい。また第53図乃至第55図の実施例
における切換レバーの代りに他の切換部材を用いてもよ
いことは当然であり、さらにこれらの実施例は、第1用
紙載置装置4に限らず、第2用紙載置装置4aにも採用
できることも明らかである。
丈果 本発明は、印字前の用紙を水平状態よりも立てた状態で
載置しておく自動給紙装置の用紙分離装置として、フィ
ードローラと摩擦分離部材を具備する装置を採用し、も
って従来よりも厚さの大なる用紙をも分離給送できるよ
うにし、しがも従来よりも紙厚に影響されない用紙の分
離給送を可能とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動給紙装置の部分斜視図、第2図は断面部分
図、第3図は中間プレッシャプレートの斜視図、第4図
はガイド部材の取付けを示す斜視図、第5図は第4図の
部分断面図、第6図は第2図の部分図、第7図はカバー
を取り外して第1図の左側からみた図、第8図は作動時
の第7図の部分図、第9図は部分平面図、第10図はピ
ニオンの断面図、第11図は作動を示す断面図、第12
図および第13図は他の実施例を示す断面図、第14図
と第15図はプレッシャプレートの作動を示す正面図、
第16図は他の例を示す斜視図、第17図は部分平面図
、第18図、第19図、第20図は従来の欠点を示す説
明図、第21図は分解斜視図、第22図は下側からみた
部分図、第23図は給紙ガイド板の斜視図、第24図は
第23図の部分断面図、第25図と第26図は他の例を
示す図、第27図は従来の欠点を示す図、第28図は排
紙ローラの平面図、第29図は切換ガイド板の断面図、
第30図は弾性シートの平面図、第31図は組立状態を
示す説明図、第32図と第33図は他の例を示す図、第
34図は用紙の断面図、第36図は駆動系の斜視図、第
37図は他の例を示す図、第38図は第1排紙トレイの
斜視図、第39図は装置を運ぶ状態を示す図、第40図
は第2排紙トレイの斜視図、第41図は第40図の断面
図、第42図は装置の支持法を示す説明図、第43図は
クラッチ装置の説明図、第44図はその側面図、第45
図と第46図はその説明図、第47図と第48図は支持
状態を示す図、第49図は分解斜視図、第50図乃至第
55図は他の例を示す図である。 代理人 弁理士 星 野 則 夫 第1O図 9 第11図 第129 第13図 第18図 第1(1図 第20図 第2q図 第30図 第31 rIA 第51図 第52 II 第8図 第8図 手続補正書Cj5幻 昭和59年7月21日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第65590号 2、発明の名称 プリンタ用の自動給紙装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都大田区中馬込1丁目3番6号名称 (67
4)株式会社リコー 4、代理人 〒105 住所 東京都港区西新橋1丁目9番9号中銀第5ビル3
階台(501)4887番昭和59年6月6日 発送7日 ・暇和59年6月26日 6、補正の対象 (1)明細書の図面の簡単な説明の欄 (2)図面 7、補正の内容 (1)明細書第92頁1行乃至10行の「第36図は・
・・である。」を次の通りに補正する。 [第35図は駆動系の斜視図、第36図は他の例を示す
図、第37図は第1排紙トレイの斜視図、第38図は装
置を運ぶ状態を示す図、第39図は第2排紙トレイの斜
視図、第40図は第39図の断面図、第41図は装置の
支持法を示す説明図、第42図はクラッチ装置の説明図
、第43図はその側面図、第44図と第45図はその説
明図、第46図と第47図は支持状態を示す図、第48
図は分解斜視図、第49図乃至第54図は他の例を示す
図である。」 (2)別紙の通り正式図面を提出する(図面の浄書。 内容に変更なし) 手続補正書(帥) 昭和60年6月29日 特許庁長官 志 賀 学 殿 ■、事件の表示 昭和59年特許願第65590号 2、発明の名称 プリンタ用の自動給紙装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都港区西新橋1丁目18番15号5、補正の
対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 (2)図面 6、補正の内容 (1)明細書第8頁11行「弾性変」を「弾性変形」と
訂正する。 (2)同第11頁下から4行の「用紙13」を「用紙3
」と訂正する。 (3)同第14頁10行のr231Jを「21」と訂正
する。 (4)同第14頁下から3行の「75」を削除する。 (5)同第16頁11行の[第11図および第12図」
を「第12図および第13図」に訂正する。 (6)同第17頁5行の「59」を「89」に訂正する
。 (7)同第24頁下から2行の「13図」をr17図」
に訂正する。 (8)同第26頁7行の「材よりも、この部分86」を
「材部分よりも、この部分」と訂正する6(9)同第2
8頁4行の「91」をr591Jと訂正する。 (10) 同第311頁下から7行の「駆動」をr回動
Jに訂正する。 (11)同第47頁末行の「第27」を「第27図」と
訂正する。 (12) 同第57頁13行の「36図」を「35図」
に訂正する。 (13)同第59頁2行の[第37図)を「第36図」
に訂正する。 (14) 同第59頁9行の「トレイ5」を「トレイ1
5」に、「38図」を「37図」に訂正する。 (15)同第61頁6行および11行の「39図」を「
38図」に訂正する。 (16)同第62頁下から4行の「第40」を「第39
」に訂正する。 (17) 同第62頁下から3行の「41」を「40」
に訂正する。 (18)同第65頁末行の[第38」を「第37)に訂
正する。 (19) 同第66頁下から4行の「第40」を「第3
9」に訂正する。 (20)同第67頁1行の「第36」を「第35」に訂
正する。 (21)同第67頁6行の「第42」を「第41」と訂
正する。 (22)同第67頁13行の「歯車258」を「歯車2
58と一体で同軸上に支持された第5中間歯車260」
と訂正する。 (23) 同第67頁16および17行の「さらに・・
・260がJを「さらに第4中間歯車258が」と訂正
する。 (24)同第68頁6行の「43図乃至第46」を「4
2図乃至第45」と訂正する。 (25)同第69頁6行および7行の「44」を「43
」と訂正する。 (26)同第70頁11行および13行、第71頁下か
ら2行、第72頁8行および12行、第73頁1行の「
45」を「44」と訂正する。 (27) 同第75頁2行の[46図」を「45図」に
、r45図]を「44図」にそれぞれ訂正する。 (28)同第75頁11行の「第 図」を「第45図」
に訂正する。 (29)同第76頁2行および4行のr267 aJを
削除する。 (30)同第76頁4行の「回転」を[回転が」と訂正
する。 (31) 同第77頁6行の「36図」を「35図」と
訂正する。 (32)同第78頁5行および6行、第81頁14行、
第83頁11行の「42図」を「41図」と訂正する。 (33)同第78頁10行の「左方」を「左右」と訂正
する。 (34)同第79頁6行および7行、第80頁9行の「
48図」を「47図」と訂正する。 (35)同第79頁下から4行の「47図」を「46図
」と訂正する。 (36)同第81頁2行の「記種」をr機種ノと訂正す
る。 (37)同第81頁13行および14行の[49図」を
「48図」と訂正する。 (38) 同第84頁4行の「50図」を「49図」と
訂正する。 (39)同第84頁4行、第85頁6行および11行の
「52図」を「51図」と訂正する。 (40) 同第87頁5行および下から4行、第88頁
1行、2行、10行および下から4行、第90頁2行お
よび5行の「53図」を「52図」と訂正する。 (41)同第87頁下から4行、第88頁2行、第90
頁2行の「54図」を「53図」と訂正する(42)同
第89頁7行、第90頁6行の「55図を「54図」と
訂正する。 (43)第42図および第43図を別紙の通りに補正す
る。 第42図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 用紙を水平状態よりも立てた状態で載置する用紙載置装
    置と、該載置装置から送り出される用紙を分離して1枚
    ずつプリンタの印字部へ給送するための用紙分離装置と
    を有するプリンタ用の自動給紙装置において、 前記用紙分離装置が、用紙載置装置から送り出された用
    紙を挟持するフィードローラと摩擦分離部材とを具備し
    、フィードローラから用紙に及ぼされる摩擦力が、摩擦
    分離部材から用紙に及ぼされる摩擦力よりも大きくなる
    ように、用紙に対するフィードローラ局面の摩擦係数と
    、用紙に対する摩擦分離部材表面の摩擦係数を定めたこ
    とを特徴とする前記自動給紙装置。
JP6559084A 1984-04-02 1984-04-02 プリンタ用の自動給紙装置 Pending JPS60209447A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6559084A JPS60209447A (ja) 1984-04-02 1984-04-02 プリンタ用の自動給紙装置
DE19853512068 DE3512068A1 (de) 1984-04-02 1985-04-02 Einrichtung zum automatischen zufuehren und abgeben von papierblaettern fuer einen buerodrucker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6559084A JPS60209447A (ja) 1984-04-02 1984-04-02 プリンタ用の自動給紙装置

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JPS60209447A true JPS60209447A (ja) 1985-10-22

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ID=13291380

Family Applications (1)

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JP6559084A Pending JPS60209447A (ja) 1984-04-02 1984-04-02 プリンタ用の自動給紙装置

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JP (1) JPS60209447A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63101237A (ja) * 1986-10-18 1988-05-06 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 給紙装置
JPH03118943U (ja) * 1990-03-22 1991-12-09
JPH041845U (ja) * 1990-04-19 1992-01-09
US7040614B2 (en) 2002-02-18 2006-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device and recording apparatus

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US7559546B2 (en) 2002-02-18 2009-07-14 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device and recording apparatus
US8002268B2 (en) 2002-02-18 2011-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device and recording apparatus with separating means

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