JPS60209177A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPS60209177A
JPS60209177A JP6318284A JP6318284A JPS60209177A JP S60209177 A JPS60209177 A JP S60209177A JP 6318284 A JP6318284 A JP 6318284A JP 6318284 A JP6318284 A JP 6318284A JP S60209177 A JPS60209177 A JP S60209177A
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reaction
reagent
incubator
marker
disease
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JP6318284A
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Yasuhiro Ooji
逵 保宏
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、血清中に存在し、疾患に関与する数種の因子
を検出して、疾患を総合的に判定する自動分析装置に関
するものである。
(従来技術) 各種疾患について、その疾患に関与すると考えられる因
子、いわゆる疾患マーカーが知られており、血清中にお
けるそのマーカーの存在又は濃度を検出し、あるいは数
種のマーカーの検出結果を組み合わせて、疾患の有無等
の判定資料とすることは、一般によく行なわれている。
疾患とその代表的マーカーを示すと次の通9である。
甲状腺機能異常症 T4(血中サイロキシン) T3 (313’+5− )リョードサイロニン)FT
4(遊離型サイロキシン) T3U (T3摂取率) TBG (サイロキシン結合グロブリン)TSH(血中
甲状腺刺激ホルモン) RAIU (放射性ヨード摂取率) 肝機能検査 総蛋白 GOT 総ビリルビン 、GPT 総コレステロール LDH Cb、E(コリンエステラーゼ) γ−GTPALP 
アンモニア 肝炎 A型肝炎 HA抗体 B型肝炎 HBs抗原 HBs抗体 HBc抗体 HBe抗原 HBe抗体 HBV関連DNAポリメラーゼ HBV関連DNA 膵機能 血清膵酵素 アミラーゼ アミラーゼアインザイム リA−ゼ トリフ0フン エステラーゼなどX 腎機能 UN クレアチニン 尿酸など、 ・膠原病 各種抗核抗体 抗酸性核蛋白抗体−抗Sm抗体 抗RNP抗体 抗5S−B抗体 ほか 血中免疫複合体 ・腫瘍(マーカーの可能性のあるもの)CEA (癌胎
児性抗原) AFP (α−フェトプロティン) Ft (フェリチン) A2−mG、 (A2−ミクログロブリン)CA19−
9 (膵癌マーカー) POA (Pancreatic 0ncofetal
 Antigen)BFP (Basic Feto−
protein)TPA (Tissue Po1yp
eptide Antigen)IAP (Immun
osuppressive Ac1d Protein
)RNase (R:binuclease)PAP 
(Prostatic Ac1d Phoaphata
se)γ−3m (r−8eminoprotein 
)PA (Prostatic Antigen )n
ovel γ−GTP など 上記マーカーのうち、肝、膵、腎機能については生化学
検査が行なわれ、多くは酵素反応に基づく呈色法ないし
比色法である。また、甲状腺、肝炎、膠原病、腫瘍につ
いては免疫学的測定法、即ち抗原抗体反応に基づく測定
法が用いられている。
免疫学的測定法のうち、従来より高感度法として広く採
用されてきたのがラジオイムノアッセイ(RIA )で
ある。このRIA法は、種々の変法があるが、その原理
は、 として表わし、 ■ 一定量のX*を含む抗原試薬を、Xを含む一定容量
の検体と混合する。
■ 上記混合液を、Abが固定化された試験管に入れる
。そこでの反応は次のように表わされる。
XとX旭競合的にAbと結合し、 Ab+X+で→(Ab−x)+(Ab−x*) +X+
で■ 反応液を捨て、試験管内を洗浄する。試験管の内
面には、Ab −X、 Ab =X*が残る。X”(7
)残存量は検体中のX濃度に依存し、Xが低濃度ならば
X*は多く残り、Xが高濃度ならばx”o残存量は少な
い。X濃度とX塙存量との関係は第7図のようになる。
X*残存量は放射線カウンタで測定される。
上記RIA法の最大の問題点は放射性物質を使用する点
にあり、特殊な設備、装置を必要とすること、標識試薬
の寿命か短いこと、廃棄物の問題かあること等の欠点が
指適される。多くの場合、長い反応時間を要するという
欠点もある。
放射性物質に代って用いられつつあるのが、酵素、螢光
物質などであるが、測定操作の繁雑性や試薬のコストの
面で問題を残している。
抗原Xの濃度が高く、高感度測定が必要でない場合は、
抗体と抗原との結合に基づく抗原抗体複合物の光散乱を
利用する単純拡、散法やネフェロメトリー法(比濁法)
などが用いられる。前者は2〜3日間の反応を要するが
、後者は30〜60分の反応でよく、速度法を併用すれ
ば1〜5分の反応時間で測定が可能であるため、これが
主流となシつつある。しかし一般的には、測定対象に応
じて、あるものはRIA法で測定し、あるものは単純拡
散法で測定するので反応時間が各項目で異なり、しかも
多くの場合、用手法操作に頼っているのが現状である。
従って、多大の労力を要するものであり、疾患マーカー
の免疫学的自動検出、特に複数項目を効果的に測定する
自動分析装置が強くめられていた。
これに対し、従来、多種多様な自動生化学検査装置や少
数の抗原抗体反応自動測定装置が提案されている。しか
し、これらの装置は、通常、(1)容器に一定量の血清
を採取し、所定の希釈液で所定の倍数だけ希釈して試料
を調製する装置、(2)調製された試料の一定量および
測定対象マーカーを検出するだめの試薬の一定量をそれ
ぞれ反応容器に採取し、混合する装置、 (3)血清と対象疾患マーカーの組み合わせ毎の指示信
号に基づいて反応容器を一定時間、一定温度に保持(イ
ンキュベーション)した後、測定部に移送する装置、 (4)逐時移送されてくる反応結果物について測定する
装置、 (5)測定した結果を出力する装置、 を備えてはいるが、これらの各部分を単に連結したにす
ぎず、例えば、疾患マーカー毎に異なる反応時間を要す
る複数の反応容器を同時にインキュベートし、個々の反
応容器の反応終期を判断して順次測定部に移送したシ、
あるいは複数項目の検査結果を総合して疾患の有無、程
度を判定する等の機能は備えてい彦かった。
要するに、従来の検査方法は、用手法での測定が主であ
シ、たとえ、上記の自動測定装置で個々。
のマーカーの濃度を測定しても、総合的な判断は医師の
経験と勘に頼る面が多かった。また、統計的解析を行な
うにしても、特定の判別関数値計算プログラムを有する
コンピー−1夕に、得られた各マーカー濃度の数値を手
動で入力し、関数値を計算させていた。さらに、疾患特
有のパターンにょシ総合判定するための多角形パターン
を描かせる場合も、同様にデータの手入力にょシコンピ
ユータに描かせたり、場合によっては全く手作業で作図
していた。この場合も、パターンの特徴を抽出したシ、
類似パターンを有する疾患を探すのは医師の経験と勘に
依っていた。このように、従来は、多大の時間と労力を
必要として非能率的であるばかシでなく、正確性と合理
性の面で問題となる結論が出たり、有意な結論が引き出
せないことも稀ではなかった。
(発明の目的) 本発明は、血清中に存在する複数種の疾患マーカーにつ
き、その濃度を、抗原抗体反応に基づくネフェロメトリ
ー法あるいはタービデイノトリー法によシ測定し、得ら
れた測定値を予め設定されたプログラムに従って処理す
るとともに、疾患の種類や程度を総合的に判定する機能
を備えた、疾患判定用の自動分析装置を提供するもので
ある。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、一定量の血清と一定量の処
理液とを混入し、希釈検体を調製する手段、一定量の希
釈検体と測定対象マーカーを検出するだめの試薬の一定
量を混合する手段、希釈検体と試薬の混合物の入った反
応容器を制御部の指令信号に基づいてインキュベータに
出し入れする手段、インキュベータ内の反応容器セット
位置の空占状態を管理し、反応容器の出し入れを制御す
るだめの制御部、反応結果物を逐次測定する手段、測定
値を演算処理し各対象マーカー毎の濃度を出力するとと
もに総合的疾患判定結果を出力する手段、一連の各部手
段の動作を制御する手段から構成されている。
本発明装置を使用することにより、複数検体のそれぞれ
複数項目について、同時進行の形で自動的に処理され、
高い信頼性で、能率的かつ経済的に、疾患の判定を行な
うことができる。
(実施例) 以下、実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例の構成を、ブロック図によ
シ示したものである。第1図において、1は洗浄済処理
容器、2は標準血清又は検体血清、3は、取シ出した処
理容器lに、所定量の検体血清2を採取する検体採取装
置、4は処理容器運搬装置、5は検体処理液で、ここで
はA−Eの5種類が用意されている。6は、検体血清の
入った処理容器1に所要の処理液5を所定量だけ注入し
て希釈する検体処理液吸引吐出装置、7は処理容器1内
の検体血清と処理液とを攪拌する処理攪拌装置、8は上
記攪拌した希釈検体を必要に応じて遠沈処理するための
遠沈処理装置、9は、処理済検体を所定量だけ洗浄済反
応容器10に移す処理済検体採取装置、11は、残シの
処理済検体が入った処理容器1を収納する処理容器収納
ラック、12゜13はそれぞれ、反応容器10に採取し
た検体と反応させるだめの試薬■及び試薬■で、それぞ
れ5種類が用意されている。14.15はそれぞれ試薬
I及び試薬■を採取するだめの試薬吸引吐出装置、16
は検体と試薬を攪拌する反応攪拌装置、17は反応容器
運搬装置、18は検体と試薬の混合物を反応容器ごと収
納して定温下で反応させるだめの定温インキュベータ、
19は予め設定された時間だけインキュベートした反応
容器を取シ出して反応結果物を測定する反応測定装置、
20は反応容器運搬装置、21は測定終了した反応容器
を収納する測定終了反応容器収納ラック、22は反応測
定装置19で測定したデータを処理するデータ処理装置
で、CRT等の表示装置23、ゾロンタやプリンタ等の
出力装置24、データをファイルするデータファイルデ
ィスク25を備えている。
26は、上記各装置を予め設定したタイミングで動作制
御し、インキュベータ18の空位置管理や反応時間管理
等の判断機能を内蔵した制御装置、27i−1ニブログ
ラムデイスク、28は端末入力装置である。
次に、各部の構成、動作並びに機能等について順を追っ
て説明する。
第2図は、検体血清2と処理液5とを混合して希釈検体
を調製する部分を示している。ここでは検体採取装置3
及び検体処理液吸引吐出装置6は一体になっておシ、首
振ノズル31、ノズル昇降装置32、首振装置33、電
磁弁34、シリンダ35及びその駆動装置36からなる
検体希釈器等から構成されている。これらの装置は、制
御装置26からの制御信号に応じてインターフェイス3
7から出力される指令信号にょシ動作する。
まず、ノズル31が下降しその先端が検体血清2内に入
る。検体希釈器のシリンダ35で所定量の検体血清を吸
引する。ノズル31が上昇し、首が振られ、ノズル31
の先端が処理容器1上にくる。ノズル31が下降し、検
体血清を処理容器1内に吐き出す。次に、電磁弁34を
切換え、シリンダ35によシ所定量の検体処理液5を吸
引する。
電磁弁34を切換え、吸引した検定処理液を、ノズル3
1を通して処理容器1内に吐き出す。ノズル3■が上昇
し、首振シにょシ元の位置に戻る。
このようにして希釈検体が調製されるが、必要に応じて
、容器を高速回転させ遠沈処理を施し、その上澄みを試
料としてもよい。この場合、処理容器として中間部が外
側に凸状になったものを使用するのがよく、この容器を
その中心軸を中心に高速回転することによシ、効果的に
遠沈処理を行なうことができる。
第3図は、調製された希釈検体の一定量を取シ出し、こ
れに、測定対象マーカーを検出するだめの試薬の所定量
を添加混合する部分を示している。
希釈検体の一定量を採取する処理済検体採取装置9は、
首振ノズル38、ノズル昇降装置39、首振装置40、
シリンダ41及びその駆動装置42からなり、試薬12
(又は13)を採取するだめの試薬吸引吐出装置14(
又は15)は、ノズル43を有する試薬分注器44、分
注器昇降装置45、分注器移動装置46からなシ、又、
反応攪拌装置16は、攪拌器47、攪拌器首振装置48
、攪拌器昇降装置49からなる。
この部分の動作は、ノズル38が下降し、希釈検体の所
定量をシリンダ41で吸引し、ノズル38が上昇し、首
を振って反応容器lo内に吐き出す。ノズル38は上昇
、首振、シして元の位置に戻る。次に、試薬分注器44
が測定対象マーカーに該当する試薬の位置へ移動し、下
降、試薬吸引、上昇後、反応容器10の位置へ移動し、
試薬を吐き出す。分注器44は元の位置へ戻る。次いで
、攪拌器47が下降し、反応容器lo内の希釈検体と試
薬とを充分攪拌して上昇する。なお、使用済ノズルや攪
拌器等は、その都度、蒸留水等を使って同様の動作を行
ない洗浄する。
ここで、試薬としては、検体と抗原抗体反応を起こさせ
るもので、抗体ラテックス、抗体ラテックス+抗原ラテ
ックス、抗体ラテックス+抗原、抗体+抗原ラテックス
等が使用される。
第4図は、定温インキュベータへの反応容器の挿入及び
予め定めた時間だけインキ−ベートした反応容器を取り
出して測定部へ移送する部分(破線枠内)と、この反応
容器の移送を制御する制御部とを示している。まず51
は、第1図の反応容器運搬送装置17の一部を構成し、
制御部からの反応開始信号にょシ、希釈検体と試薬が混
合された未反応検体の入った反応容器1oをインキュペ
−タ18の特定位置にセットする第1の検体移送装置で
あり、また52は、第1図の反応容器運搬装置20の一
部を構成し、宙制御音μ力為らの反応終了信号によシ反
応結果物の入った反応容器をインキュベート8の特定位
置から取り出し、i+I定音じに移送する第2の検体移
送装置である。
制御部は、第1図の制御装置26内に組み込まれ、本発
明の最も特徴とするところの第1の音μ分である。本発
明は、複数の検体(血清)を、シフ51も各検体毎に複
数の項目(対象マーカー)について同時進行する形でイ
ンキュベートする。そして、各対象マーカー毎に異なる
予め定められた時間だけインキュベートした検体(反応
容器)を取り出して、単一チャンネルの反応測定装置1
9により順次測定することを可能にしたものである。従
って、同一時刻に、複数の検体(反応容器)の反応が終
了することがないように、反応の終期を言十算し、判断
しながら、反応開始時期を設定する機會旨を持つもので
ある。
第4図において、53は、インキュベート18における
反応容器セット位置(1〜n)に対応したアドレスを有
するインキュベータ空調管理テーブル、54は、アドレ
スと同数のタイマーを備えたマルチタイマーである。い
ま、空調管理テーブル53に検体信号(例えば血清番号
11項目j)が入力すると、空調管理テーブル内の最も
若い番号の空位置kに「占」フラグを書き込む。それに
伴って空調管理テーブル53から反応開始信号が出力さ
れ、その信号によシタイマーkにj項目の反応時間がセ
ットされ、タイマーkが始動する。
同時に、反応開始信号が第1の検体移送装置51に送ら
れ、検体移送装置51が反応容器10を移送し、インキ
ュベータ18のに位置にセットする。
j項目の反応容器がインキュベート中は他の検体につい
て同様の対応がなされる。タイマーkにセットされたj
項目の反応時間が経過すると、マルチタイマー54から
反応終了信号が出力され、この信号によシ空調管理テー
ブル53の位置kには「空」フラグが書き込まれ、同時
に、第2の検体移送装置52が作動し、インキュベータ
180に位置にある反応容器が取シ出されて測定部に送
られる。
第5図は、測定部及びデータ処理、出力部を示している
。測定部には、反応が終了したものから順に、しかも重
なることなく、反応容器が送られてくる。従って反応測
定装置19は単一チャンネルでよい。
本発明における抗原抗体反応は、主として、ネフェロメ
トリック・イムノアッセイ、又は抗原ないし抗体を吸着
若しくは結合させた0、1〜1μm径の微粒子の凝集反
応を利用しており、従って測定方法としては、反応結果
物に光を照射し、その散乱光の強度を測定するネフエロ
メトリー法あるいは透過光を測定するタービデイノトリ
ー法が採用される。特に、光源としてレーザを用いたレ
ーザ・ネフェロメトリーが好ましい。測定により得られ
た信号は、アナログ−ディジタル変換器56を経てデー
タ処理装置22に入力される。
データ処理、出力部は、本発明の最も特徴とするところ
の第2の部分である。測定により得られた値から、各項
目毎の個々のマーカーの濃度を出力するのみでな。く、
得られた複数のマーカーの濃度を演算処理して、総合的
な判定結果を得るものである。本発明では、2つの方法
が採用される。
(1)判別関数法 本方法を、第8図を用いて説明する。A、 、 B 2
種類のマーカーの濃度を測定しても、それぞれ「正常」
、「疾患」でオーバーラツプがあり、1項目ずつでは診
断率は低い。しかしながらA、B2項目を組み合わせて
矢印P方向から見ると、「正常」と「疾患」を分離する
ことができ、従って診断率が向上する。矢印P方向から
見るための新しいY軸をめることが判別関数をめること
に相当する。判別関数は各濃度の自然対数の線形結合で
表わされる。即ち、 Y−altoge〔A〕+a2tOge〔B〕十〇(定
数)となる。但し、al及びa2は重み係数であシ、a
l +a2 = 1 である。この重み係数は、多数検体の多変量解析に基づ
いて決定される。そして、Y〉0であればその疾患に関
する限シ正常であシ、Y〈0であればその疾患を患って
いることを示す。
(2)n角形表示法 n項目のマーカー濃度をめ、正n角形の中心点と頂点を
結ぶ各線上に各項目の濃度をプロットし、その各点につ
いて隣接する点どうしを結んで形成される多角形パター
ンを得る。この多角形パターンの作成において、正n角
形の中心点と頂点とを結ぶ直線の中点に、当該疾患患者
群における各項目の血清中濃度平均値又をとり、中心点
に又−αXSD、頂点に又+αX5D(但し、SDは当
該疾患患者群におけるその項目の血清中濃度分布の標準
偏差、αは定数で、3≦α≦10)をとるようにする。
このようにして得られた多角形パターンをプロッター等
の出力装置24あるいはCRT等の表示装置23によシ
出力するとともに、予め内部に記憶している各種疾患に
おける典型的パターンと相互比較し、双方の・母ターン
が重複しない部分の面積が最も小さい・母ターンに対応
する疾患名を抽出して出力する。
第1図における制御装置26は、本発明のシステム全体
を集中制御する。即ち、各部装置の起動、停止、タイミ
ング制御、試薬の選択、採取、分注量の制御、インキュ
ベータの空位置管理、測定項目に応じた反応時間の管理
等である。
次に、本実施例の動作例を示す。
く操作・動作〉 ■起動→ウオーミングアツプ→スタンバイ■検体番号入
力” OO1” ■測定項目人力II P II→測定動作開始■検体l
Oμl採取、処理容器≠1に、■処理液(ト)100μ
l 〃 ■処理攪拌 ■処理済検体50μ1反応容器村に、拠理容器≠1→収
納ラック)■試薬(Al)300μl 〃 ■反応攪拌 [株]反応容器≠1→インキーベータに、■検体20μ
ノ採取、処理容器+2に、■処理液(B) 200μl O処理攪拌 0遠沈処理 [相]処理済検体50μ1反応容器≠2に、(処理容器
+−2→収納ラツク)[株]試薬(B1)300μl 
〃 ■反応攪拌 [株]反応容器+2→インキーベータに、■検体10μ
l採取、処理容器≠3に、■処理液(C) 100μl
処理容器≠3に、■処理攪拌 ■処理検体50μ1反応容器+−3に、(処理容器+3
→収納ラツク)■試薬(CI)300μZ、試薬(C2
)100μ1反応容器+3に、[相]反応攪拌 ■反応容器+3→インキーベータ ■検体30μl採取、処理容器+4に、■処理液の)1
00μl 〃 ■処理攪拌 C遠沈処理 [有]処理済検体50μ1反応容器≠4に、(処理容器
1→収納ランク)■試薬(DI’)300μl、試薬(
D2)100μ1反応容器≠4に、■反応攪拌 ■反応容器≠4→インキーベータ [有]検体2μl採取臭理容器≠5に、■処理液(E)
 200μl 〃 ■処理攪拌 ■処理済検体20μ1反応容器≠5に、拠理容器寺5→
収納ラック)■試薬(E 1 ) 300μl 〃 ■反応攪拌 ■反応容器+5→インキュベータ 所定時間経過後 ■反応容器4P5→測定部位 ■測定、データ(001−E)→データ処理装置、CR
T表示表示0容応容器≠5→収納ラ ツク時間経過後 [有]反応容器≠1→計測部位 (ト)計測、データ(001−A)→データ処理装置、
CRT表示表示0容応容器4F1→収納ラ ツク”後 ■反応容器≠2→計測部位 ■計測、データ(001−B)→データ処理装置、CR
T表示・反応容器≠2→ラック 所定時間経過後 ■反応容器≠3→計測部位 ■計測、データ(001−C)→データ処理装置、CR
T表示表示0容応容器=#→収納ランク 20“後 ■反応容器+4→計測部位 ■計測、データ(001−D )→データ処理装置、C
RT表示■反応容器≠4→収納ランク (検体001終了) ■検体001 5項目出力印字 判別関数値計算出力印字(例えば担癌、癌腫)多角形・
ぐターン出力 多角形・ぐターン類似疾患検索→類似疾患名出力印字第
6図は、本発明の他の実施例を示したもので、第4図の
破線枠内をターンテーブル方式としたものである。第6
図において、61は調製された希釈検体、62は希釈検
体の一定量を採取する希釈検体分取装置、63は試薬A
1〜El(又はA2〜E2)、64は試薬分注装置、6
5はターンテーブル式のインキ−ベータ、66は測定セ
ル兼用の反応容器、67は反応攪拌装置、68は攪拌器
をその都度洗浄する蒸留水、69は測定光源、70は検
出器である。
動作を簡単に説明すると、各反応容器66に順次希釈検
体61を一定量ずつ分取し、該当する試薬をそれぞれ分
注し、攪拌する。各反応容器毎にタイマーがあシ、それ
ぞれ測定、される項目に応じて反能時間が管理される。
所定の反応時間を経過した反応容器66が順に、光源6
9と検出器70の間の測定部位に移動し、測定される。
なお、測定が終了した反応容器66は、新しい容器と取
り替えられるか、あるいは、使用済検体が排出され、洗
浄された後、繰り返し使用されるが、その装置は、本図
では省略されている。又、希釈検体分取装置62や試薬
分注装置64は、それぞれ汚染された部分がその都度蒸
留水等で洗浄されることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、検体の希釈から
疾患判定の結果出力までが一貫して自動的に処理される
のみでなく、複数の検体を、しかも複数の項目について
同時進行する形でインキ−ベートされ、そして、予め定
められた時間だけインキ−ベートされた検体が逐次、単
一チャンネルの反応測定装置により測定されるので、極
めて効率的で、かつ経済的である。また、疾患判定につ
いては、判別関数法やn角形表示法が取り入れられてい
るので、信頼性の高い疾患判定結果を得ることができる
など、極めて大きな効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は、同希釈検体を調製する部分の構成図、第3図
は、希釈検体の一部を分取し、これに試薬を分注する部
分の構成図、第4図は、インキ−ベータへの反応容器の
挿入、取シ出し及びそれを制御する部分の構成を示すゾ
ロツク図、第5図は、測定部及びデータ処理、出力部の
ブロック図、第6図は、本発明の他の実施例の構成図、
第7図は、RIAの原理を説明する図、第8図は、判定
関数法を説明する図である。 1・・処理容器、2・・・検体血清、3・・・検体採取
装置、5・・検体処理液、9・処理済検体採取装置、1
0・反応容器、12.13・・・試薬、18・・・定温
インキーヘータ、19・・・反応測定装置、22・・・
データ処理装置、26・・・制御装置、51’、52・
・検体移送装置、53・・・イ空調−バー4空占管理テ
ーブル、54・・・マルチタイマー、61・・・希釈検
体、63・・・試薬、65・・・ターンテーブル式イ゛
ンキュベータ、66・・・測定セル兼用反応容器、69
・・・測定光源、70・・・検出器。 第6図 第7図 第8図 B禰d浪渓

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器に一定量の血清を採取し、これに所定の処理
    液を所定量だけ混入して希釈検体を調製する手段と、調
    製された希釈検体の一定量を反応容器に分取し、これに
    測定対象マーカーを検出するための試薬の一定量を分注
    し混合する手段と、希釈検体と試薬とが混合された未反
    応検体の入った前記反応容器を制御部の指令信号に基づ
    いてインキュベータの特定位置にセットし、所定時間イ
    ンキュベートされた反応結果物の入った反応容器を取シ
    出して測定部に移送する手段と、前記インキュベータ内
    における反応容器セット位置の空占を管理するとともに
    、複数の検体の反応が同時終了することなく測定対象マ
    ーカー毎に予め定められた時間だけインキュベートする
    ように、前記反応容器のインキ−ベータへの人1.出を
    制御するだめの前記指令信号を出力する制御部と、前記
    インキュベータから移送された反応結果物を逐次測定す
    る手段と、測定値がインプットされ、これを演算処理し
    て各対象マーカー毎の濃度を出力するとともに、複数項
    目の濃度を総合して疾患判定結果を出力する手段と、前
    記制御部を含み、前記各手段の動作を集中制御する手段
    とからなることを特徴とする自動分析装置。
  2. (2)前記希釈検体を調製する容器は、中間部が外側に
    凸状になっていることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の自動分析装置。
  3. (3)前記マーカーを検出するだめの試薬が、検体と抗
    原抗体反応を起こす「抗体ラテックス」、「抗体ラテッ
    クス+抗原ラテックス」「抗体ラテックス+抗原」、[
    抗体+抗原ラテックス」の一つからなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の自動分析装置。
  4. (4)前記抗体抗原反応が、ネフェロメトリック・イム
    ノアッセイまたは抗原ないし抗体を吸着若しくは結合さ
    せた0、 1〜1μm径の微粒子の凝集反応に基づくこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の自動分
    析装置。
  5. (5) 前記反応容器のインキュベータへの人、出を制
    御する制御部は、インキュベータにおける反応容器セッ
    ト位置に対応したアドレスを有するインキュベータ空占
    管理テーブルと、前記アドレスと同数のタイマーを有す
    るマルチタイマーとを備えていることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の自動分析装置。
  6. (6)前記反応結果物の測定手段は、ネフエロメトリー
    法又はターピディメトリー法によることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の自動分析装置。
  7. (7) 前記ネフェロメトリー法又はタービデイノトリ
    ー法に使用される光源がレーザ光であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(6)項記載の自動分析装置。
  8. (8)前記測定手段の測定部が、単一であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の自動分析装置。
  9. (9)複数項目の濃度を総合して疾患を判定する方法が
    、判別関数法に基づくことを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項記載の自動分析装置。 α0 複数項目の濃度を総合して疾患を判定する方法が
    、n角形表示法に基づくことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の自動分析装置。 αつ 疾患判定結果が、前記n角形表示法に基づく多角
    形パターンとして出力されるとともに、その多角形・ぐ
    ターンが制御部内部に記憶された各種疾患における典型
    的パターンと相互比較され、双方のパターンの重複しな
    い部分の面積が最も小さいパターンに対応する疾患名と
    して出力されることを特徴とする特許請求の範囲第00
    )項記載の自動分析装置。
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