JPS60209077A - 繊維処理用油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法 - Google Patents
繊維処理用油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法Info
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- JPS60209077A JPS60209077A JP5866984A JP5866984A JPS60209077A JP S60209077 A JPS60209077 A JP S60209077A JP 5866984 A JP5866984 A JP 5866984A JP 5866984 A JP5866984 A JP 5866984A JP S60209077 A JPS60209077 A JP S60209077A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な繊維処理用油剤(以下単に油剤と略記
する)及び該油剤による合成繊維糸の処理方法に関し、
更に詳しくは従来全く提案されることのなかったポリリ
ン酸エステル系化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル
系化合物を主要成分として、繊維糸条に所望の平滑性を
与えるとともに、従来油剤に比べて著るしく優れた静電
気防止性、抗タール化性及び油膜強度を発揮する新規な
油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法に関する。
する)及び該油剤による合成繊維糸の処理方法に関し、
更に詳しくは従来全く提案されることのなかったポリリ
ン酸エステル系化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル
系化合物を主要成分として、繊維糸条に所望の平滑性を
与えるとともに、従来油剤に比べて著るしく優れた静電
気防止性、抗タール化性及び油膜強度を発揮する新規な
油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法に関する。
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアク
リロニトリル等の各種の熱可塑性合成繊維、又はアセテ
ート等のセルロース系繊維は、紡糸工程、延伸工程、仮
撚工程、撚糸工程、糊付工程等の諸工程を、場合によっ
ては一体化しつつ適宜に経て、製織、製編工程によシ布
にされるが、これらの工程において種々の油剤が使用さ
れている0 ところで、かかる油剤に平滑性、静電気防止性及び抗タ
ール化性等が要求されることは周知の通りであり、この
ため従来から、鉱物油や脂肪酸エステルの他にポリオキ
シアルキレンエーテル類等(例えば米国特許第3338
830号)も提案されている0そして、これらの化合物
を使用した油剤のうちでは、ポリオキシアルキレンエー
テル類が最も優れた抗タール化性を有しているが、それ
でも厳しい熱処理(例えは糸速600m/分を超えるよ
うな延伸仮撚)においては充分満足のゆくものではない
。
リロニトリル等の各種の熱可塑性合成繊維、又はアセテ
ート等のセルロース系繊維は、紡糸工程、延伸工程、仮
撚工程、撚糸工程、糊付工程等の諸工程を、場合によっ
ては一体化しつつ適宜に経て、製織、製編工程によシ布
にされるが、これらの工程において種々の油剤が使用さ
れている0 ところで、かかる油剤に平滑性、静電気防止性及び抗タ
ール化性等が要求されることは周知の通りであり、この
ため従来から、鉱物油や脂肪酸エステルの他にポリオキ
シアルキレンエーテル類等(例えば米国特許第3338
830号)も提案されている0そして、これらの化合物
を使用した油剤のうちでは、ポリオキシアルキレンエー
テル類が最も優れた抗タール化性を有しているが、それ
でも厳しい熱処理(例えは糸速600m/分を超えるよ
うな延伸仮撚)においては充分満足のゆくものではない
。
そζで、従来のポリオキシアルキレンエーテル類に勝る
抗タール化性を有する油剤の出現が望まれることになる
が、製造加工効率の向上のために加工速度の高速化が図
られる一方、製品の差別化や高級化等のために繊維糸条
の細物化が図られる今日においては、いずれにしても、
走行糸の断糸、毛羽発生、静電気障害等が助長される傾
向にあシ、特に高速の延伸仮撚加工(糸速600m/分
以上)や高温(200℃以上)のスピンドロ一工程にお
いては、加熱機へのタール付着に対する改善要求及び走
行糸条の接触する金属材料の摩耗に対する改善要求は実
に強い。したがって今日、従来油剤の改良という程度を
超えて、特に高水準の抗タール化性及び前述のような金
属材料の摩耗に影響を与える広義の油膜強度の発揮とい
う要求を充足しつつ、更に高性能の静電気防止性を有す
る、平滑性に優れた新たな油剤の出現が強く要請されて
いるのである。
抗タール化性を有する油剤の出現が望まれることになる
が、製造加工効率の向上のために加工速度の高速化が図
られる一方、製品の差別化や高級化等のために繊維糸条
の細物化が図られる今日においては、いずれにしても、
走行糸の断糸、毛羽発生、静電気障害等が助長される傾
向にあシ、特に高速の延伸仮撚加工(糸速600m/分
以上)や高温(200℃以上)のスピンドロ一工程にお
いては、加熱機へのタール付着に対する改善要求及び走
行糸条の接触する金属材料の摩耗に対する改善要求は実
に強い。したがって今日、従来油剤の改良という程度を
超えて、特に高水準の抗タール化性及び前述のような金
属材料の摩耗に影響を与える広義の油膜強度の発揮とい
う要求を充足しつつ、更に高性能の静電気防止性を有す
る、平滑性に優れた新たな油剤の出現が強く要請されて
いるのである。
本発明者らは、このような要請に応える新規な油剤の開
発をするべく鋭意研究した結果、従来全く提案されるこ
とのなかった系統に属する特定のポリリン酸エステル系
化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル系化合物を主要
成分とする油剤が正しく好適であり、該油剤を繊維糸条
へ適用すると著るしく優れた所期の効果を奏することを
見出し、本発明を完成した。
発をするべく鋭意研究した結果、従来全く提案されるこ
とのなかった系統に属する特定のポリリン酸エステル系
化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル系化合物を主要
成分とする油剤が正しく好適であり、該油剤を繊維糸条
へ適用すると著るしく優れた所期の効果を奏することを
見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、次のような新規の油剤及び該油剤に
よる合成繊維糸の処理方法に係る0次の一般式(1)で
示されるポリリン酸エステル系化合物及び/又は次の一
般式(j)で示されるポリ亜リン酸エステル系化合物の
1種又は2種以上を含有することを特徴とする繊維処理
用油剤。
よる合成繊維糸の処理方法に係る0次の一般式(1)で
示されるポリリン酸エステル系化合物及び/又は次の一
般式(j)で示されるポリ亜リン酸エステル系化合物の
1種又は2種以上を含有することを特徴とする繊維処理
用油剤。
一般式(1)
%式%
一般式(1)
A(Xチル−o−xいX−ね−B
R1
〔但し、A:炭素数1〜30の、アルコキシ基、アルケ
ノキシ基、チオアルコキシ基、チオアルケノキシ基、ア
シロキシ基、又はフェノキシ基。B:水素、メチル基、
炭素数2〜18のアルキル基又はアルケニル基、炭素数
1〜3のトリアルキルシリル基。R1:炭素al〜工8
のアルキル基。/=2〜8の整数。m1n:0又は1以
上の整数(但し、Aがアシロキシ基又はフェノキ7基の
場合、mは1以上の整数)OX:炭素数2〜4の酸化ア
ルキレン単位であって、−+X〜、→X檜、 薯 ORI ORI ものであっても、2種以上の混合のものであってもよい
。〕 合成繊維の製造工程において、前記一般式(1ンで示さ
れるポリリン酸エステル系化合物及び/又は前記一般式
(1)で示されるポリ亜リン酸エステル系化合物の1種
又は2種以上を含有する繊維処理用油剤を、合成繊維糸
に対し0.1〜8.0重量%の割合となるように適用す
ることを特徴とする合成繊維糸の処理方法。
ノキシ基、チオアルコキシ基、チオアルケノキシ基、ア
シロキシ基、又はフェノキシ基。B:水素、メチル基、
炭素数2〜18のアルキル基又はアルケニル基、炭素数
1〜3のトリアルキルシリル基。R1:炭素al〜工8
のアルキル基。/=2〜8の整数。m1n:0又は1以
上の整数(但し、Aがアシロキシ基又はフェノキ7基の
場合、mは1以上の整数)OX:炭素数2〜4の酸化ア
ルキレン単位であって、−+X〜、→X檜、 薯 ORI ORI ものであっても、2種以上の混合のものであってもよい
。〕 合成繊維の製造工程において、前記一般式(1ンで示さ
れるポリリン酸エステル系化合物及び/又は前記一般式
(1)で示されるポリ亜リン酸エステル系化合物の1種
又は2種以上を含有する繊維処理用油剤を、合成繊維糸
に対し0.1〜8.0重量%の割合となるように適用す
ることを特徴とする合成繊維糸の処理方法。
本発明で使用するポリリン酸エステル系化合物及び/又
はポリ亜リン酸エステル系化合物は、縮合反応法又は開
環反応法により、例えば次の°ように合成される。すな
わち、ポリリン酸エステル系化合物を縮合反応法で合成
する場合、分子内に水酸基を1個有する有機化合物とオ
キシ塩化リンとグライコール類とを反応させ、要すれば
得られるポリリン酸エステルの末端水酸基を、アルキル
化剤、アシル化剤又はシリルエーテル化剤で適宜封鎖す
る。同じ方法でポリ亜リン酸エステル系化合・ 物を合
成する場合、前記オキシ塩化リンに代えて、三塩化リン
を使用する。また、ポリリン酸エステル系化合物を開環
反応法で合成する場合、分子内に水酸基を1個有する有
機化合物と次の一般式(■)で示されるようなリン化合
物とを反応させ、要すれば得られるポリリン酸エステル
の末端水酸基を前述の如く封鎖する。
はポリ亜リン酸エステル系化合物は、縮合反応法又は開
環反応法により、例えば次の°ように合成される。すな
わち、ポリリン酸エステル系化合物を縮合反応法で合成
する場合、分子内に水酸基を1個有する有機化合物とオ
キシ塩化リンとグライコール類とを反応させ、要すれば
得られるポリリン酸エステルの末端水酸基を、アルキル
化剤、アシル化剤又はシリルエーテル化剤で適宜封鎖す
る。同じ方法でポリ亜リン酸エステル系化合・ 物を合
成する場合、前記オキシ塩化リンに代えて、三塩化リン
を使用する。また、ポリリン酸エステル系化合物を開環
反応法で合成する場合、分子内に水酸基を1個有する有
機化合物と次の一般式(■)で示されるようなリン化合
物とを反応させ、要すれば得られるポリリン酸エステル
の末端水酸基を前述の如く封鎖する。
一般式(I)
同じ方法でポリ亜リン酸エステル系化合物を合成する場
合、一般式(1)で示されるリン化合物に代擾て、次の
一般式(mV)で示されるリン化合物を使用する。
合、一般式(1)で示されるリン化合物に代擾て、次の
一般式(mV)で示されるリン化合物を使用する。
一般式(バ)
〔但し、一般式(I)、同(IV)はいずれも例示であ
シ、式中R1は一般式(I)、同(1)の場合と同じ。
シ、式中R1は一般式(I)、同(1)の場合と同じ。
〕
斜上の如き合成方法で使用する、分子内に水酸基を1個
有する有機化合物を例示すると、次のものがある。デシ
ルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコ
ール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレ
イルアルコール、ベヘニルアルコール等の、天然の脂肪
酸よシ誘導されるアルコール類。2−エチルヘキサノー
ル、イソセチルアルコール(例ji=F!、エヌジエコ
ール160B1新日本理化社製)、インステアリルアル
コール(例えば、ダイヤドール18G、三菱化成社製)
等の、アルドール縮合型合成アルコール類0イソトリデ
カノール、直鎖体とイソ体の混合アルコール(例えば、
ドパノール、三菱油化社製)等の、オキソ法合成アルコ
ール類。メタノール、エタノール、ブタノール等の、低
級アルコール類。
有する有機化合物を例示すると、次のものがある。デシ
ルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコ
ール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレ
イルアルコール、ベヘニルアルコール等の、天然の脂肪
酸よシ誘導されるアルコール類。2−エチルヘキサノー
ル、イソセチルアルコール(例ji=F!、エヌジエコ
ール160B1新日本理化社製)、インステアリルアル
コール(例えば、ダイヤドール18G、三菱化成社製)
等の、アルドール縮合型合成アルコール類0イソトリデ
カノール、直鎖体とイソ体の混合アルコール(例えば、
ドパノール、三菱油化社製)等の、オキソ法合成アルコ
ール類。メタノール、エタノール、ブタノール等の、低
級アルコール類。
n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン
、ベヘニルメルカプタン等の、メルカプタン類。デカン
酸、ラウリン酸、オレイン酸等の、脂肪酸類。オクチル
フェノール、ノニルフェノール等の、フェノール類等。
、ベヘニルメルカプタン等の、メルカプタン類。デカン
酸、ラウリン酸、オレイン酸等の、脂肪酸類。オクチル
フェノール、ノニルフェノール等の、フェノール類等。
これらの中で、いずれも炭素数1〜30の、1価アルコ
ール類及びフェノール類が本発明の目的に照らして好ま
しい。
ール類及びフェノール類が本発明の目的に照らして好ま
しい。
かくして合成され、本発明において使用されるポリリン
酸エステル系化合物とポリ亜リン酸エステル系化合物は
、その具体例を挙げれば次の如くであるが、これらだけ
に限定されるものではない。
酸エステル系化合物とポリ亜リン酸エステル系化合物は
、その具体例を挙げれば次の如くであるが、これらだけ
に限定されるものではない。
尚、PAP−A−PAP−Dの化学構造式又はその説明
中、POはプロピレンオキシ基、EOはエチレンオキシ
基、PO/EOは重量比でランダム結合、MWは平均分
子量である。
中、POはプロピレンオキシ基、EOはエチレンオキシ
基、PO/EOは重量比でランダム結合、MWは平均分
子量である。
PAP−A
[R= C4H9、PO/EO=50150、MW=
2000 ] PAP−B CHa 0C2H50C2H5CHa (R= C4,H9、PO/EO=5o150、MW=
2000 〕 PAP−C 0C2ル [R= C4H9、PO/EO=5o150、MW=
2000 〕 P A P = D R−8−(EO)、−fP−OCHzCHO−+1−C
HaC2H3 (R= Cl2H25、MW= 1500 ’)本発明
におけるポリリン酸エステル系化合物及びポリ亜リン酸
エステル系化合物は、以上説明したように、種々の化学
構造及び分子量範囲のものであるが、これらは繊維の製
造加工条件、特に加熱工程の条件に応じて適宜選択され
る。例えば、延伸温度が200℃を超えるような高温セ
ット糸には発煙を防ぐために分子量700以上のものが
よい。また、糸速600m/分以上の高速延伸仮撚加工
では、糸の旋回による遠心力のために糸表面から油剤が
飛散する現象が著るしくなるため、目安として分子量約
1500以上のものがよいのである。
2000 ] PAP−B CHa 0C2H50C2H5CHa (R= C4,H9、PO/EO=5o150、MW=
2000 〕 PAP−C 0C2ル [R= C4H9、PO/EO=5o150、MW=
2000 〕 P A P = D R−8−(EO)、−fP−OCHzCHO−+1−C
HaC2H3 (R= Cl2H25、MW= 1500 ’)本発明
におけるポリリン酸エステル系化合物及びポリ亜リン酸
エステル系化合物は、以上説明したように、種々の化学
構造及び分子量範囲のものであるが、これらは繊維の製
造加工条件、特に加熱工程の条件に応じて適宜選択され
る。例えば、延伸温度が200℃を超えるような高温セ
ット糸には発煙を防ぐために分子量700以上のものが
よい。また、糸速600m/分以上の高速延伸仮撚加工
では、糸の旋回による遠心力のために糸表面から油剤が
飛散する現象が著るしくなるため、目安として分子量約
1500以上のものがよいのである。
しかして本発明におけるポリリン酸エステル系化合物及
び/又はポリ亜リン酸エステル系化合物は、その特異な
化学構造によシ、これを油剤成分として繊維糸条に適用
した場合、従来油剤と比較して、次のような特長を有す
る。すなわち、繊維糸条の摩擦係数低下能はほぼ同等で
あるが、高荷重下における油膜強度(四球式耐荷重能で
評価)が強く、走行繊維糸条と接触する各種金属材料の
摩耗が少ない。また、電気漏洩性が良く、走行糸条の帯
電圧が非常に小さい。更に、繊維の熱処理工程における
ヒーターへのタール付着が極度に少ない。
び/又はポリ亜リン酸エステル系化合物は、その特異な
化学構造によシ、これを油剤成分として繊維糸条に適用
した場合、従来油剤と比較して、次のような特長を有す
る。すなわち、繊維糸条の摩擦係数低下能はほぼ同等で
あるが、高荷重下における油膜強度(四球式耐荷重能で
評価)が強く、走行繊維糸条と接触する各種金属材料の
摩耗が少ない。また、電気漏洩性が良く、走行糸条の帯
電圧が非常に小さい。更に、繊維の熱処理工程における
ヒーターへのタール付着が極度に少ない。
本発明に係る油剤における以上説明したポリリン酸エス
テル系化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル系化合物
の含有量は、本発明の効果が得られる範囲であればよく
、特に制限はない。そして、本発明に係る油剤は、かか
るポリリン酸エステル系化合物及び/又はポリ亜リン酸
エステル系化合物とともに、他の平滑剤、帯電防止剤、
非イオン界面活性剤、乳化調節剤、湿潤剤、防黴剤及び
/又は防錆剤等を適宜含有し得るものである。
テル系化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル系化合物
の含有量は、本発明の効果が得られる範囲であればよく
、特に制限はない。そして、本発明に係る油剤は、かか
るポリリン酸エステル系化合物及び/又はポリ亜リン酸
エステル系化合物とともに、他の平滑剤、帯電防止剤、
非イオン界面活性剤、乳化調節剤、湿潤剤、防黴剤及び
/又は防錆剤等を適宜含有し得るものである。
このような平滑剤としては、精製鉱物油、脂肪酸エステ
ル類、脂肪族エーテルエステル類又は、エチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイドから誘導されるポリエーテ
ル類等がある。また、前述の如き帯電防止剤としては、
スルホネート塩、ホスフェート塩、カルボン酸塩等のア
ニオン界面活性剤、第四級アンモニウム塩型のカチオン
界面活性剤、イミダシリン型、ベタイン型、スルホペタ
イン型の両性界面活性剤等がある。更に、前述の如き非
イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、多価アル
コールの部分アルキルエステル等がある。
ル類、脂肪族エーテルエステル類又は、エチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイドから誘導されるポリエーテ
ル類等がある。また、前述の如き帯電防止剤としては、
スルホネート塩、ホスフェート塩、カルボン酸塩等のア
ニオン界面活性剤、第四級アンモニウム塩型のカチオン
界面活性剤、イミダシリン型、ベタイン型、スルホペタ
イン型の両性界面活性剤等がある。更に、前述の如き非
イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、多価アル
コールの部分アルキルエステル等がある。
以上説明した本発明に係る油剤は、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル等の熱
可塑性合成繊維、アセテート等のセルロース系繊維、更
には各種の天然繊維に適用して、高度の所期効果を発揮
する。すなわち、該油剤の中核である前述の如きポリリ
ン酸エステル系化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル
系化合物によって、これを従来公知の平滑剤等その成分
と比較すると、卓越した静電防止性、抗タール化性及び
油膜強度(結果的には走行繊維糸条が接触する金属材料
の摩耗を軽減する)を得ることができるのである。しか
も、このポリリン酸エステル系化合物やポリ亜リン酸エ
ステル系化合物には、その合成が容易であって、また未
反応原料の除去も容易である等、合成時における多くの
利点がある。
アミド、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル等の熱
可塑性合成繊維、アセテート等のセルロース系繊維、更
には各種の天然繊維に適用して、高度の所期効果を発揮
する。すなわち、該油剤の中核である前述の如きポリリ
ン酸エステル系化合物及び/又はポリ亜リン酸エステル
系化合物によって、これを従来公知の平滑剤等その成分
と比較すると、卓越した静電防止性、抗タール化性及び
油膜強度(結果的には走行繊維糸条が接触する金属材料
の摩耗を軽減する)を得ることができるのである。しか
も、このポリリン酸エステル系化合物やポリ亜リン酸エ
ステル系化合物には、その合成が容易であって、また未
反応原料の除去も容易である等、合成時における多くの
利点がある。
本発明に係る油剤は、紡糸油剤若しくは後加工工程油剤
として繊維に適用され、その効果を発揮するものである
が、その使用に当たっては、水性エマルジミンとして、
有機溶剤溶液として又は油剤そのまま(ストレートオイ
リング)で繊維に付与することが可能である。そして、
該油剤の繊維糸条への付着量は、繊維糸条に対し0.1
〜8.0重量%の割合となるように適用するのが良く、
特にポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリ
アクリロニトリル等の合成繊維を製造する工程で適用す
る場合においては、前述の油剤を該合成繊維糸条に対し
て0,1〜3.0重量%、好ましくは0.2〜2.0重
量%となるように付着せしめれば、その後の全工程(加
熱される工程も含む)に亘って、前述した効果の発現が
著るしい。
として繊維に適用され、その効果を発揮するものである
が、その使用に当たっては、水性エマルジミンとして、
有機溶剤溶液として又は油剤そのまま(ストレートオイ
リング)で繊維に付与することが可能である。そして、
該油剤の繊維糸条への付着量は、繊維糸条に対し0.1
〜8.0重量%の割合となるように適用するのが良く、
特にポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリ
アクリロニトリル等の合成繊維を製造する工程で適用す
る場合においては、前述の油剤を該合成繊維糸条に対し
て0,1〜3.0重量%、好ましくは0.2〜2.0重
量%となるように付着せしめれば、その後の全工程(加
熱される工程も含む)に亘って、前述した効果の発現が
著るしい。
最後に、本発明の構成及び効果を一層具体的にするため
、本発明に係る油剤におけるポリリン酸エステル系化合
物及びポリ亜すン酸エステル系化金物の合成例、及び比
較例に対する実施例をその性能評価も含んで列記する。
、本発明に係る油剤におけるポリリン酸エステル系化合
物及びポリ亜すン酸エステル系化金物の合成例、及び比
較例に対する実施例をその性能評価も含んで列記する。
尚、PAP−A−PAP−Dは前掲の化学構造式に付記
したものに該当する。
したものに該当する。
・合成例1 (PAP−Aの合成)
オキシ塩化リン76.79<0.5モル)とピリジン1
18.7g(1,5モル)を、ガラス1AJ21反応容
器(攪拌器及び還流冷却器付)に採り、攪拌均一にした
後、滴下ロートよシ、n−ブタノールを出発物質として
PO/EO= 5015g でランダムに付加重合して
得たMW= 2000のポリエーテル1000f(0,
5モル)を、反応温度40℃以下で徐々に加えた0更に
、同様にエタノール23g(0,5モル)、続いてエチ
レンクリコール15.5f(0,25モル)を滴下し、
滴下終了後、40℃の温度を保ちながら2〜3時間反応
を続けた0反応終了後、小量へ滲反応のピリジンを系外
へ留去してから、ピリジン塩酸塩を炉別し、生成物を得
た。
18.7g(1,5モル)を、ガラス1AJ21反応容
器(攪拌器及び還流冷却器付)に採り、攪拌均一にした
後、滴下ロートよシ、n−ブタノールを出発物質として
PO/EO= 5015g でランダムに付加重合して
得たMW= 2000のポリエーテル1000f(0,
5モル)を、反応温度40℃以下で徐々に加えた0更に
、同様にエタノール23g(0,5モル)、続いてエチ
レンクリコール15.5f(0,25モル)を滴下し、
滴下終了後、40℃の温度を保ちながら2〜3時間反応
を続けた0反応終了後、小量へ滲反応のピリジンを系外
へ留去してから、ピリジン塩酸塩を炉別し、生成物を得
た。
・合成例2(PAP−Hの合成)
三塩化リン68.7&(0,5モル)とビリジ/118
.7g(1,5モル)を、合成例1と同様、反応容器に
採って均一にした後、更に合成例1と同様にして、MW
= 1800のポリエーテル900g(0,5阜ル)を
加え、エタノール23f(0,5モル)、続いてエチレ
ングリコール31g(0,5モル)を滴下し、滴下終了
後、40℃の温度を保ちながら2〜3時間反応を続けた
。そして、ピリジン39.5f(0,5モル)とトリメ
チルシリルクロライド54.3g(0,5モル)を反応
温度40℃以下に徐々に加え、滴下終了後、40℃の温
度を保ちながら2〜3時間反応を続けた。反応終了後、
以下合成例1と同様にして生成物を得た。
.7g(1,5モル)を、合成例1と同様、反応容器に
採って均一にした後、更に合成例1と同様にして、MW
= 1800のポリエーテル900g(0,5阜ル)を
加え、エタノール23f(0,5モル)、続いてエチレ
ングリコール31g(0,5モル)を滴下し、滴下終了
後、40℃の温度を保ちながら2〜3時間反応を続けた
。そして、ピリジン39.5f(0,5モル)とトリメ
チルシリルクロライド54.3g(0,5モル)を反応
温度40℃以下に徐々に加え、滴下終了後、40℃の温
度を保ちながら2〜3時間反応を続けた。反応終了後、
以下合成例1と同様にして生成物を得た。
・合成例3(PAP−Cの合成)
エチレングリコール55g1(1モル)トヒリシン16
2m1(2モル)と乾燥エーテル120dを、合成例1
と同様、反応容器に採って均一にした後、滴下ロートよ
ジオキシ塩化リン87g/(1モル)を反応温度40℃
以下で徐々に加え、40℃の温度を保ちながら5時間反
応を続けた。更に、同様にエタノール46g(1モル)
とピリジン81g/(1モル)を滴下した後、40℃の
温度を保ちながら5時間反応を続けた。反応終了後、ピ
リジン塩酸塩を戸別し、ろ液を蒸留〔60℃(30+w
Hg)〕シて、中間生成物(2−エトキシ−1,3,2
−ジオキサホス7オラン)を得た。一方、ブタノールを
出発物質としてPO/EO= 5015g でランダム
に付加重合して得たMW=1500のポリエーテル75
0g(0,5モル)とトリエチルアミン(モノマーの1
モル%)をオートクレーブ中に仕込み、容器内を窒素ガ
スで置換した。次いで、反応温度100℃にて前記中間
生成物228f (1,5モル)をゲージ圧3kg/d
で導入し、付加重合させた。そして、これに水酸化カリ
ウム28f(0,5モル)を加え、次いで反応温度10
0℃にて塩化メチル25f(0,5モル)をゲージ圧3
kg/dで導入し、反応させた。反応終了後、塩化カリ
ウムを炉別し、生成物を得た。
2m1(2モル)と乾燥エーテル120dを、合成例1
と同様、反応容器に採って均一にした後、滴下ロートよ
ジオキシ塩化リン87g/(1モル)を反応温度40℃
以下で徐々に加え、40℃の温度を保ちながら5時間反
応を続けた。更に、同様にエタノール46g(1モル)
とピリジン81g/(1モル)を滴下した後、40℃の
温度を保ちながら5時間反応を続けた。反応終了後、ピ
リジン塩酸塩を戸別し、ろ液を蒸留〔60℃(30+w
Hg)〕シて、中間生成物(2−エトキシ−1,3,2
−ジオキサホス7オラン)を得た。一方、ブタノールを
出発物質としてPO/EO= 5015g でランダム
に付加重合して得たMW=1500のポリエーテル75
0g(0,5モル)とトリエチルアミン(モノマーの1
モル%)をオートクレーブ中に仕込み、容器内を窒素ガ
スで置換した。次いで、反応温度100℃にて前記中間
生成物228f (1,5モル)をゲージ圧3kg/d
で導入し、付加重合させた。そして、これに水酸化カリ
ウム28f(0,5モル)を加え、次いで反応温度10
0℃にて塩化メチル25f(0,5モル)をゲージ圧3
kg/dで導入し、反応させた。反応終了後、塩化カリ
ウムを炉別し、生成物を得た。
・実施例1〜3、比較例1〜3、
第1表に示した実施例1〜3の油剤と比較例1〜3の油
剤をそれぞれ配合調整した。これらの各油剤の10重量
%エマルジョンを、シクロヘキサンで脱脂して乾燥した
市販のナイロンフィラメント(セミダル70デニール・
24フイラメント)にオイリングローラよシ給油口、油
剤を0.8〜1゜20重量%付着させた。そして、いず
れも次の方法で、各項目を測定及び評価した。結果を第
1表に示す。
剤をそれぞれ配合調整した。これらの各油剤の10重量
%エマルジョンを、シクロヘキサンで脱脂して乾燥した
市販のナイロンフィラメント(セミダル70デニール・
24フイラメント)にオイリングローラよシ給油口、油
剤を0.8〜1゜20重量%付着させた。そして、いず
れも次の方法で、各項目を測定及び評価した。結果を第
1表に示す。
・・走行糸摩擦係数の測定
油剤処理したナイロン試料糸を用い、次の条件でμメー
ター(エイコー測器社製)にょシ測定したO 摩擦体2表面クロムメッキ梨地処理した直径25闘の鉄
製円筒、糸−摩擦体接触角=90度、初張力(T1)=
2Of、走行速度=300m/分、雰囲気=25℃X6
5%RHO 摩擦体通過直後の糸条張力(T2)を測定し、次式によ
り摩擦係数を算出した。
ター(エイコー測器社製)にょシ測定したO 摩擦体2表面クロムメッキ梨地処理した直径25闘の鉄
製円筒、糸−摩擦体接触角=90度、初張力(T1)=
2Of、走行速度=300m/分、雰囲気=25℃X6
5%RHO 摩擦体通過直後の糸条張力(T2)を測定し、次式によ
り摩擦係数を算出した。
摩擦係数= 1.466 ”/T。
走行糸摩擦係数は小さい程、平滑性が良い。
・・編針摩耗度の測定
前記のナイロン試料糸を下記条件でトリコット用編針に
接触走行させた後、その編針の摩擦面を顕微鏡観察し、
摩耗痕の有無を調べた。
接触走行させた後、その編針の摩擦面を顕微鏡観察し、
摩耗痕の有無を調べた。
試料走行速度=400m/分、張力=40g、編針と走
行糸の接触角=150度、雰囲気=25℃×75%RH
0 ・・四球式耐荷重能の測定 JISのに2519に定められた石油製品四球式耐荷重
試験方法にしたがい、試験鋼球の焼付が起こるに至った
ときの油圧計の数値(kg/d )を測定した。
行糸の接触角=150度、雰囲気=25℃×75%RH
0 ・・四球式耐荷重能の測定 JISのに2519に定められた石油製品四球式耐荷重
試験方法にしたがい、試験鋼球の焼付が起こるに至った
ときの油圧計の数値(kg/d )を測定した。
・・摩擦発生電気の測定
ナイロンフィラメント(セミダル75デニール・36フ
イラメント)のマルチフィラメント糸に油剤を同様に0
.4±0.1重量%付与し、20℃×40%RHの雰囲
気下で調整して試料糸とした。
イラメント)のマルチフィラメント糸に油剤を同様に0
.4±0.1重量%付与し、20℃×40%RHの雰囲
気下で調整して試料糸とした。
この試料糸を用い、初張力20g、700m/分の速度
で供給した糸を、200℃×90cIRのヒーターに接
触させた後、クロムメッキ梨地ビンと接触角90度で接
触摩擦させ、その直後に集電式電位測定器を置いて、糸
条上の発生静電気(ボルト)を測定した。
で供給した糸を、200℃×90cIRのヒーターに接
触させた後、クロムメッキ梨地ビンと接触角90度で接
触摩擦させ、その直後に集電式電位測定器を置いて、糸
条上の発生静電気(ボルト)を測定した。
・・電気抵抗の測定
摩擦発生電気の測定の場合と同様に試料糸を調整した。
この試料糸4gを、電気抵抗測定用ボックスC40m1
容量)に入れ、東亜電波工業社製の5M−5E型絶縁計
を用いて電気抵抗(logΩ)を測定した。
容量)に入れ、東亜電波工業社製の5M−5E型絶縁計
を用いて電気抵抗(logΩ)を測定した。
・・評価基準
次表の基準で評価した。
第1表
注)表中数値は重量%。
A 1 : C8H170(CHzC&0)2o−Hオ
クチルアルコール1モルとエチレンオキサイド20モル
の′反応物。
クチルアルコール1モルとエチレンオキサイド20モル
の′反応物。
Ha
B 1 : Cl2H250((CHzCnO)15(
CHzCHzO)、5) Hドデシルアルコール1モル
とプロピレンオキサイド15モル及びエチレンオキサイ
ド15モルのランダム反応物。
CHzCHzO)、5) Hドデシルアルコール1モル
とプロピレンオキサイド15モル及びエチレンオキサイ
ド15モルのランダム反応物。
c−i: エチレングリコール1モルとプロピレンオキ
サイド20モルの反応物に更にエチレンオキサイド20
モルの付加反応物。
サイド20モルの反応物に更にエチレンオキサイド20
モルの付加反応物。
*1: アルキルスルホネートナトリウム塩。
*2: ポリオキシエチレン(10モル)ドデシルエー
テル。
テル。
・実施例4〜7、比較例4〜8
第2表に示した実施例4〜7の油剤と比較例4〜8の油
剤をそれぞれ配合調整した。そして、以下実施例1〜3
及び比較例1〜3の場合と同様にして各項目を測定及び
評価した。結果を第2表に示す。
剤をそれぞれ配合調整した。そして、以下実施例1〜3
及び比較例1〜3の場合と同様にして各項目を測定及び
評価した。結果を第2表に示す。
第2表
注)表中数値は重量%。
B−1、*1、*2は第1表の場合と同じ。
* 3 : (CsHxy(EO)23−7P=0*
4 : (CsHlt (EO)5¥P・実施例8〜1
4、比較例9〜12 第3表に示した実施例8〜14の油剤と比較例9〜12
の油剤をそれぞれ配合調整した。これらの各油剤を用い
、いずれも次の方法で、パーシャリ−オリエンテッドヤ
ーン(以下PoYと略記する)を製造し、該POYを用
いて延伸仮撚を行ない、ヒータータールを評価した。結
果を第3表に示す。
4 : (CsHlt (EO)5¥P・実施例8〜1
4、比較例9〜12 第3表に示した実施例8〜14の油剤と比較例9〜12
の油剤をそれぞれ配合調整した。これらの各油剤を用い
、いずれも次の方法で、パーシャリ−オリエンテッドヤ
ーン(以下PoYと略記する)を製造し、該POYを用
いて延伸仮撚を行ない、ヒータータールを評価した。結
果を第3表に示す。
・・POYの製造
ポリエチレンテレフタレートの溶融防糸直後に油剤の1
0%エマルジョンを用いて、ローラータッチ法で給油し
、350omZ分の速度で巻き取L115デニール・3
6フイラメントのPoYの12kg巻きケーキを得た。
0%エマルジョンを用いて、ローラータッチ法で給油し
、350omZ分の速度で巻き取L115デニール・3
6フイラメントのPoYの12kg巻きケーキを得た。
油剤付着量はPOYに対し0.4〜0.5重量%とした
。
。
・・延伸仮撚
次の条件で延伸仮撚した。
施撚方法=3軸軸摩擦式(硬質ウレタンゴムディスク)
、糸条走行速度=6007#/分、延伸倍率=1.51
8、加熱側ヒーター=長さ2mで表面温度220℃、解
撚側ヒーター=なし、目標撚数=3200T/mO ・・ヒータークールの評価 前記した延伸仮撚の条件で、10日間連続運転した後、
加熱側ヒーターの糸道におけるタール発生の有無を拡大
鏡により観察し、次の基準で評価した。
、糸条走行速度=6007#/分、延伸倍率=1.51
8、加熱側ヒーター=長さ2mで表面温度220℃、解
撚側ヒーター=なし、目標撚数=3200T/mO ・・ヒータークールの評価 前記した延伸仮撚の条件で、10日間連続運転した後、
加熱側ヒーターの糸道におけるタール発生の有無を拡大
鏡により観察し、次の基準で評価した。
◎=殆んどタール付着が認められない
O−わずかにタール付着が認められる
×;明確にタール付着が認められる
第3表
注)表中数値は重量%。
*3、*4/li第2表の場合と同じ。
*5: ブタノールにプロピレンオキサイドとエチレン
オキサイドを重量比1:1で付加し−たポリエーテル、
平均分子量2500゜*6: 下記化学構造のエステル
化合物0C12H25−0(CH2CH20) C−0
9H195。
オキサイドを重量比1:1で付加し−たポリエーテル、
平均分子量2500゜*6: 下記化学構造のエステル
化合物0C12H25−0(CH2CH20) C−0
9H195。
*7: ドデセニルコハク酸カリウム塩第1表〜第3表
の結果からも明らかなように、本発明に係る油剤は、従
来のものと比較して、周線係数はほぼ同等であるが、編
針摩耗度、四球ノ耐荷重能、摩擦発生電気、電気抵抗及
びヒータータールの全てにおいて優れていることが判る
。
の結果からも明らかなように、本発明に係る油剤は、従
来のものと比較して、周線係数はほぼ同等であるが、編
針摩耗度、四球ノ耐荷重能、摩擦発生電気、電気抵抗及
びヒータータールの全てにおいて優れていることが判る
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式(1)で示されるポリリン酸エステル系
化合物及び/又は次の一般式(1)で示されるポリ亜リ
ン酸エステル系化合物の1種又は2種以上を含有するこ
とを特徴とする繊維処理用油剤。 一般式(1) %式%) 一般式(1) A−f−Xすp−o−x匁(X−ね−Bへ& 〔但し、A:炭素数1〜30の、アルコキシ基、アルケ
ノキシ基、チオアルコキ7基、チオアルケノキシ基、ア
シロキシ基、又はフェノキシ基。B:水素、メチル基、
炭素数2〜18のアルキル基又はアルケニル基、炭素数
1〜3のトリアルキルシリル基。R1:炭素数1〜18
のアルキル基。j:2〜8の整数。m1n二〇又は1以
上の整数(但し、Aがアシロキシ基又はフェノキシ基の
場合、mは1以上の整数)。X:炭素数2〜4の酸化ア
ルキレン単位であって、−+X檜、→X−福一1? ORI ORI のであっても、2種以上の混合のものであってもよい。 〕 2 合成繊維の製造工程において、次の一般式(I)で
示されるポリリン酸エステル系化合物及び/又は次の一
般式(1)で示されるポリ亜リン酸エステル系化合物の
1種又は2種以上を含有する繊維処理用油剤を、合成繊
維糸に対し0.1〜8.0重量−の割合となるように適
用することを特徴とする合成繊維糸の処理方法。 一般式(1) 0 一般式(1) A −+ X漏吾p−o−xいX〜−BろR1 〔但し、A:炭素数1〜30の、アルコキシ基、アルケ
ノキシ基、チオアルコキシ基、チオアルケノキシ基、ア
シロキシ基、又はフェノキシ基。B:水素、メチル基、
炭素数2〜18のアルキル基又はアルケニル基、炭素数
1〜3のトリアルキルシリル基□Rt二炭素数1〜18
のアルキル基。j:2〜8の整数。m1n:0又は1以
上の整数(但し、Aがアシロキシ基又はフェノキシ基の
場合、mは1以上の整数)OX:炭素数2〜4の酸化ア
ルキレン単位であって、−+X檜、−+Xす、ORI
ORI のであっても、2種以上の混合のものであってもよい。 〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5866984A JPS60209077A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 繊維処理用油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5866984A JPS60209077A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 繊維処理用油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60209077A true JPS60209077A (ja) | 1985-10-21 |
JPH0524270B2 JPH0524270B2 (ja) | 1993-04-07 |
Family
ID=13090989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5866984A Granted JPS60209077A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 繊維処理用油剤及び該油剤による合成繊維糸の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60209077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009091703A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Teijin Fibers Ltd | エアレイド不織布用短繊維 |
JP2009179639A (ja) * | 2001-05-03 | 2009-08-13 | Oligos Etc Inc | 抗菌化合物およびそれらの使用方法 |
-
1984
- 1984-03-27 JP JP5866984A patent/JPS60209077A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179639A (ja) * | 2001-05-03 | 2009-08-13 | Oligos Etc Inc | 抗菌化合物およびそれらの使用方法 |
JP2009091703A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Teijin Fibers Ltd | エアレイド不織布用短繊維 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524270B2 (ja) | 1993-04-07 |
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