JPS60209025A - 糸の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、糸の製造方法に関し、特に仏国特許公告第２
５２０３８９号および米国特許第４４８８３９７号に記
載の糸の製造装置を改良した糸の製造方法に関する。

「従来の技術」 仏国特許公告第２５２０３８９号には、紡績動作中に粗
紡繊維を運び、凝縮し、前紡する装置が記載されている
。

この明細書によれば、凝縮要素が通常前紡システムの後
に配置される。この凝縮要素は粗紡繊維が正接的に運ば
れる回転案内面の形態である。また、案内面は粗紡繊維
の各端を吸引することができ、例えばリングトラベラ−
システムの従来の紡績システムの上流に配置される。

「発明が解決しようとする問題点」 この明細書の１実施例によれば、従来の紡績システムが
仮撚スピンドルからなってもよい。このような仮撚スピ
ンドルは、糸にある粘着力を持たすことが可能となり、
ある場合において、追加の加熱をしなくても直接使用で
きる糸を得ることが可能である。

「問題点を解決するための手段」 本発明の第１の目的は、従来公知のスピンドルから特定
の仮撚摩擦スピンドルを単に選択し、使用された仮撚摩
擦スピンドルが糸の加熱に関連し、糸の引付力を発揮す
る限り、形成後の糸の粘着力を更に改良することである
。゛ 本発明による方法を実施する好適な仮撚摩擦スピンドル
の中では、当該技術者に良く知られているので、詳述す
る必要のない交差ベルト型板撚摩擦スピンドルが最適で
ある。

勿論、前述の２機能を同時に形成できる他の型のスピン
ドルも使用できる。

本発明は、それゆえ、通常米国特許第４４８８３９７号
の主題で形成される装置を用いた方法の改良に関する。

この方法は、紡績操作中に粗紡繊維を前紡して糸に遷移
でき、前紡システム内で粗紡繊維が前紡され、粗紡繊維
が前紡後、正接的に回転案内面の形態の凝縮要素に投入
されて各一端が凝縮要素で吸引されながら運ばれ、粗紡
繊維が凝縮要素の出口に配置される仮撚摩擦スピンドル
で加熱されて、糸を形成して巻取られることからなって
いる。また、仮撚摩擦スピンドルが糸に引付力を発揮し
がちのスピンドルから選択されることを特徴としている
。

「実施例」 以下に本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

図面を参照すると、本発明の方法による製造装置は、米
国特許第４４８８３９７号に記載した装置と類似し、ス
ライバーあるいは粗紡繊維１の供給源（図示路）と、粗
紡繊維ｌを前紡する前紡システムすなわち前紡装置２と
を備えている。この前紡装置２は、従来型の前紡列で、
１組の供給ローラ３と、エプロンシステム４と、１組の
前紡ローラ５とを備えている。

粗紡繊維１の前紡は、これら供給ローラ３の回転速度、
エプロンシステム４の線速度および前紡ローラ５の回転
速度を変えて実施される。

この前紡装置２の出口、すなわち１組の前紡ローラ５の
近傍には、前紡ローラ５の回転速度ｖ１と同じあるいは
異なった回転速度ｖ２で回転駆動される凝縮案内６が配
置される。速度Ｖ２が速度Ｖｌに等しい時には、凝縮案
内６が粗紡繊維ｌを凝縮することが可能である。一方速
度Ｖ２が速度■１より早いならば、粗紡繊維ｌの凝縮と
追加の前紡とが同時に可能となる。

添付図面に示された実施例においては、凝縮案内６が図
示しない手段で回転駆動される。この凝縮案内６は、必
須的に２個の円錐台を張り合わせた形態で、約１２０度
で傾斜したＶ字状の周辺溝を有している。このＶ字状の
周辺溝の底には吸引用のオリフィス（穴）が形成される
。

また、回転案内面４の下流には、凝縮案内６の表面まて
上昇する撚りを形成し、形成後の糸に引付力１゛を発揮
させる仮撚摩擦スピンドル７が配置される。好ましくは
、交差ベルト型の仮撚摩擦スピンドル７が用いられる。

更１と、仮撚摩擦スピンドル７の下流には糸送出システ
ム８および巻取手段９が各々配置される。従って糸送出
システム８は、加熱後の繊維糸に加熱が加えられない正
接駆動を存する巻取手段９の而に形成される。

実施例 繊維糸は、本発明の方法によって、３５０００デシテツ
クスの４０ｍｍに切断したポリエステル粗紡から製造さ
れた。

前紡装置２は、１００の龍紡比を有するように調整され
、前紡ローラ５の速度ｖ１が１５０ｍ／分に設定された
。

凝縮案内６は、底の溝の回転速度■２が１５０ｍ／分に
なるように回転駆動された。仮撚摩擦スピンドル７の交
差ベルトは９０度を形成するように互いに傾斜し、３５
０ｍ／分の線速度に調整された。

形成後の繊維糸は、１４８ｍ／分の速度ｖ３で運ばれ、
巻取手段９で３５０デシテツクスの糸が得られた。

比較すると、もし本発明による交差ベルト型板撚摩擦ス
ピンドルが現在当該技術者によって「外部摩擦型スピン
ドル」と呼ばれる円盤型の仮撚摩擦スピンドルで置換さ
れるならば、糸が同じ作業条件で得られる。

また、同様の事が交差ベルト型板撚摩擦スピンドルを内
部型摩擦スピンドルで置換して得られる。

「発明の効果」 以上説明しノこように、本発明によれば′次のような優
れた効果を得ることができる。

特定の仮撚摩擦スピンドルを単に選択するのみで、使用
された仮撚摩擦スピンドルが糸の加熱に関連し、糸の引
付力を発揮する限り、形成後の糸の粘着力を更に改良す
ることことができる。

また、普通の糸だけでなく、公知の方法で前紡ローラ５
の上流にスパン糸を導入してコアスパン糸あるいは２個
の粗紡を処理して二重糸も製造できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の方法を実施する装置の概略斜視図である
。 ｌ・・・粗紡繊維、２・・・前紡装置、３・・・１．１
１の供給ローラ、４・・・エプロンシステム、５・・・
１組の前紡ローラ、６・・・案内要素、７・・・仮撚摩
擦スピンドル、８・・・送出システム１．９・・・巻取
手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）前紡システム内で粗紡繊維が前紡され、前記粗紡
   繊維は前紡後正接的に凝縮要素に投入されて各一端が前
   記凝縮要素で吸引されながら運ばれ、前記粗紡繊維が前
   記凝縮要素の出口に配置される仮撚摩擦スピンドルで加
   熱されて、糸を形成して巻取られる糸の製造方法におい
   て、 前記凝縮要素は回転案内面の形態であり、前記仮撚摩擦
   スピンドルは、前記糸に引付力を発揮しがちのスピンド
   ルから選択されることを特徴とする繊維糸の製造方法。
2. （２）前記仮撚摩擦スピンドルは交差ベルトである特許
   請求の範囲第１項記載の糸の製造方法。