JPS6020821Y2 - ゆるみ止め丸ナット - Google Patents
ゆるみ止め丸ナットInfo
- Publication number
- JPS6020821Y2 JPS6020821Y2 JP4697181U JP4697181U JPS6020821Y2 JP S6020821 Y2 JPS6020821 Y2 JP S6020821Y2 JP 4697181 U JP4697181 U JP 4697181U JP 4697181 U JP4697181 U JP 4697181U JP S6020821 Y2 JPS6020821 Y2 JP S6020821Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- round nut
- cylindrical body
- cover
- nut body
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ナイロンのような弾性体をおねじに接触干渉
させるゆるみ止め丸ナツトに関する。
させるゆるみ止め丸ナツトに関する。
ナツト本体のめねじ面又は座面と対向する面に凹部を形
成し、この凹部内にナイロンを埋め込んで形成してゆる
み止めナツトが知られている。
成し、この凹部内にナイロンを埋め込んで形成してゆる
み止めナツトが知られている。
このようなゆるみ止めナツトはボルト螺合時、ナイロン
が部分的にボルトのおねじでおねじ面に適合する形状に
成形され、この成形されたナイロンがおねじ面に弾性的
に干渉してナツトのゆるみ止めを行うものである。
が部分的にボルトのおねじでおねじ面に適合する形状に
成形され、この成形されたナイロンがおねじ面に弾性的
に干渉してナツトのゆるみ止めを行うものである。
しかし乍らこのようなゆるみ止めナツトでは、ナイロン
の容積を大きくすれば、ナツト自体に要求されるボルト
螺合時の締付は力が低下してしまい、逆にナイロンの容
積を小さくすれば、ナットのゆるみ止め機能が低下して
しまう欠点がある。
の容積を大きくすれば、ナツト自体に要求されるボルト
螺合時の締付は力が低下してしまい、逆にナイロンの容
積を小さくすれば、ナットのゆるみ止め機能が低下して
しまう欠点がある。
また、ナツトの座面と対向する上面に装着されたナイロ
ンはボルト螺金時ボルトおねじ面に適合する形状に成形
されるが、この際ナイロンの一部がナツトからボルトの
おねじ面に沿ってはみ出してしまい、ナイロンの弾性的
な干渉力が低下するという欠点を有している。
ンはボルト螺金時ボルトおねじ面に適合する形状に成形
されるが、この際ナイロンの一部がナツトからボルトの
おねじ面に沿ってはみ出してしまい、ナイロンの弾性的
な干渉力が低下するという欠点を有している。
本考案は前記諸点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、ナイロン等の弾性円筒体の容積を比較
的大きくし得、該円筒体のおねじに対する干渉力が比較
的大きく維持され得る上に、ナツトの締付は力が損われ
ることのないゆるみ止め丸ナツトを提供することであり
、本考案のゆるみ止め丸ナツトは、特に好ましくは軸受
等を固定するために使用される丸ナツト等の比較的厚み
の薄い大径ナツトに適用されるものである。
とするところは、ナイロン等の弾性円筒体の容積を比較
的大きくし得、該円筒体のおねじに対する干渉力が比較
的大きく維持され得る上に、ナツトの締付は力が損われ
ることのないゆるみ止め丸ナツトを提供することであり
、本考案のゆるみ止め丸ナツトは、特に好ましくは軸受
等を固定するために使用される丸ナツト等の比較的厚み
の薄い大径ナツトに適用されるものである。
即ち、本考案のゆるみ止め丸ナツトは、外周面におねじ
を有する部材上に螺合される丸ナツト本体と、該丸ナツ
ト本体の座面と対向する上面上に配置されており、丸ナ
ツト本体と共に前記部材上に螺合される際前記おねじに
よって弾性変形されるように、少なくとも丸ナツト本体
のめねじの谷の径より小さい内径を有している弾性円筒
体と、該円筒体を丸ナツト本体の前記上面上に固定すべ
く前記上面上で前記円筒体を覆うように配置されている
円筒体カバーとからなり、該カバーが、丸ナツト本体の
前記上面上を半径方向外向きに伸長し該上面上に落着さ
れた環状部分と、前記円筒体の外側周面を覆うように該
環状部分の内周から軸方向上向きに一体的に伸長してい
る管状部分と、前記円筒体の上面を覆うように該管状部
分の上端より半径方向内向きに一体的に延設されており
、前記部材のおねじの外径に近接した内径を有している
環状つば部とを有しており、丸ナツト本体と前記円筒体
との相対回転を防止すべく、前記管状部分には、内方向
に突出し前記円筒体に係止する係止部が設けられている
ことを特徴とする本考案の一具体例によれば、丸ナツト
本体の上面に溝が設けられており、丸ナツト本体と共に
前記円筒体がおねじを有する部材上に螺合され、おねじ
によって円筒体が弾性変形される際、円筒体の一部が前
記溝内に膨出しこの溝に係合して、円筒体と丸ナツト本
体との相対すべりが阻止される。
を有する部材上に螺合される丸ナツト本体と、該丸ナツ
ト本体の座面と対向する上面上に配置されており、丸ナ
ツト本体と共に前記部材上に螺合される際前記おねじに
よって弾性変形されるように、少なくとも丸ナツト本体
のめねじの谷の径より小さい内径を有している弾性円筒
体と、該円筒体を丸ナツト本体の前記上面上に固定すべ
く前記上面上で前記円筒体を覆うように配置されている
円筒体カバーとからなり、該カバーが、丸ナツト本体の
前記上面上を半径方向外向きに伸長し該上面上に落着さ
れた環状部分と、前記円筒体の外側周面を覆うように該
環状部分の内周から軸方向上向きに一体的に伸長してい
る管状部分と、前記円筒体の上面を覆うように該管状部
分の上端より半径方向内向きに一体的に延設されており
、前記部材のおねじの外径に近接した内径を有している
環状つば部とを有しており、丸ナツト本体と前記円筒体
との相対回転を防止すべく、前記管状部分には、内方向
に突出し前記円筒体に係止する係止部が設けられている
ことを特徴とする本考案の一具体例によれば、丸ナツト
本体の上面に溝が設けられており、丸ナツト本体と共に
前記円筒体がおねじを有する部材上に螺合され、おねじ
によって円筒体が弾性変形される際、円筒体の一部が前
記溝内に膨出しこの溝に係合して、円筒体と丸ナツト本
体との相対すべりが阻止される。
更に本考案の一具体例によれば、丸ナツト本体の上面に
凹部が設けられており、この凹部の周壁で弾性円筒体カ
バーの環状部分を位置決めしており、このため、カバー
によって前記上面に固定される弾性円筒体の軸心を丸ナ
ツト本体の軸心に対して正確に位置決めし得る。
凹部が設けられており、この凹部の周壁で弾性円筒体カ
バーの環状部分を位置決めしており、このため、カバー
によって前記上面に固定される弾性円筒体の軸心を丸ナ
ツト本体の軸心に対して正確に位置決めし得る。
特に、本考案では、丸ナツト本体とは別体の弾性円筒体
カバーの上部内端としての環状っは部の先端が、丸ナツ
ト本体に螺合する螺合部材のおねじの外径に近接するよ
うな径で形成されているため、ナツトが螺合部材に螺合
される際、弾性円筒体が螺合部材のおねじ面に適合する
形状に底形されて、弾性円筒体の一部がカバーから膨出
またははみ出したりするのを可及的に防止し得る。
カバーの上部内端としての環状っは部の先端が、丸ナツ
ト本体に螺合する螺合部材のおねじの外径に近接するよ
うな径で形成されているため、ナツトが螺合部材に螺合
される際、弾性円筒体が螺合部材のおねじ面に適合する
形状に底形されて、弾性円筒体の一部がカバーから膨出
またははみ出したりするのを可及的に防止し得る。
以下、本考案の好ましい具体例を添付図に基いて説明し
てゆく。
てゆく。
第1図及び第2図に示すように、丸ナツト本体1の座面
2に対向する上面3には浅い環状の凹部4が形成されお
り、この凹部4の周縁部5にはカバー6が溶着されてい
る。
2に対向する上面3には浅い環状の凹部4が形成されお
り、この凹部4の周縁部5にはカバー6が溶着されてい
る。
丸ナツト本体1の上面3上でカバー6の内部には弾性体
、好ましくはナイロンからなる円筒体7が配置されてい
る。
、好ましくはナイロンからなる円筒体7が配置されてい
る。
円筒体7の内径はナツト1のめねじの谷の径より小さく
、めねじの内径より僅かに大きく形成されており、円筒
体7はカバー6によって丸ナツト本体1の上面3上に固
定されている。
、めねじの内径より僅かに大きく形成されており、円筒
体7はカバー6によって丸ナツト本体1の上面3上に固
定されている。
カバー6は凹部4の周壁に外周面が内接して位置決めさ
れており、凹部4の周縁部5に溶着され且つ周縁部5上
を半径方向外向きにし伸長している環状部分8と環状部
分8の内周から上方向に一体的に延設された管状部分9
と管状部分9の上端から内方向に一体的に延設された環
状つば部10とを有しており、つば部10の内径は丸ナ
ツト本体1に螺合する螺合部材例えばボルトの外径より
僅かに大きく形成されている。
れており、凹部4の周縁部5に溶着され且つ周縁部5上
を半径方向外向きにし伸長している環状部分8と環状部
分8の内周から上方向に一体的に延設された管状部分9
と管状部分9の上端から内方向に一体的に延設された環
状つば部10とを有しており、つば部10の内径は丸ナ
ツト本体1に螺合する螺合部材例えばボルトの外径より
僅かに大きく形成されている。
また管状部分9には丸ナツト本体1の軸心を中心にして
対称的に複数の係止部11が形成されている。
対称的に複数の係止部11が形成されている。
係止部11は管状部分9の周壁を内方向に突出させて形
成されており、カバー6内に配置された円筒体7に係止
して円筒体7の回転を防止している。
成されており、カバー6内に配置された円筒体7に係止
して円筒体7の回転を防止している。
またつば部10は円筒体7の抜は止めを行っている。
カバー6は剛性を有する鋼板等から底形されており、カ
バー6の環状部分8は丸ナツト本体1の周縁部5に好ま
しくは点溶接又は接着されて、確実に固着されている。
バー6の環状部分8は丸ナツト本体1の周縁部5に好ま
しくは点溶接又は接着されて、確実に固着されている。
丸ナツト本体1には、周囲に対称的に例えば4個の切溝
12が形成されており、切溝12に係合される作動手段
例えば引っかけスパナ等の工具によって丸ナツト本体1
はボルト等に所定のトルクで締付けられる。
12が形成されており、切溝12に係合される作動手段
例えば引っかけスパナ等の工具によって丸ナツト本体1
はボルト等に所定のトルクで締付けられる。
切溝12上にカバー6の環状部分8が突き出るのを避け
るため、環状部分8には円弧状の切欠き13が形成され
ている。
るため、環状部分8には円弧状の切欠き13が形成され
ている。
更に、丸ナツト本体1の上面3に形成された凹部4の底
面には、円筒体7に接触し且つ丸ナツト本体1のねじ部
14より外側の位置で丸ナツト本体1の軸心を中心にし
て対称的に溝15が形成されている。
面には、円筒体7に接触し且つ丸ナツト本体1のねじ部
14より外側の位置で丸ナツト本体1の軸心を中心にし
て対称的に溝15が形成されている。
以上のように構成されたゆるみ止め丸ナツトは丸ナツト
本体1がボルトに螺合される際、カバー6によって丸ナ
ツト本体1上に固定された好ましくはナイロン製の円筒
体7がボルトのおねじによっておねじ面に適合する形状
に成形され、この成形された円筒体7のねじ部がボルト
のねじ面に弾性的に干渉して、確実に丸ナツト本体1の
ゆるみを防止する。
本体1がボルトに螺合される際、カバー6によって丸ナ
ツト本体1上に固定された好ましくはナイロン製の円筒
体7がボルトのおねじによっておねじ面に適合する形状
に成形され、この成形された円筒体7のねじ部がボルト
のねじ面に弾性的に干渉して、確実に丸ナツト本体1の
ゆるみを防止する。
こ際、ボルトのおねじ面に適合する形状に成形された円
筒体7の一部はカバー6のつば部10から外へ膨出また
ははみ出そうとするが、つば部10の先端がポル、トの
ねじ面に近接するように形成されているため、丸ナツト
本体1の上面3に形成された凹部4の溝15内に結果的
に圧入されるのみで、カバー6のつば部10より上方へ
と円筒体7が部分的にはみ出すような事態は可及的に防
止され得る。
筒体7の一部はカバー6のつば部10から外へ膨出また
ははみ出そうとするが、つば部10の先端がポル、トの
ねじ面に近接するように形成されているため、丸ナツト
本体1の上面3に形成された凹部4の溝15内に結果的
に圧入されるのみで、カバー6のつば部10より上方へ
と円筒体7が部分的にはみ出すような事態は可及的に防
止され得る。
溝15内に圧入された円筒体7の一部は円筒体7の丸ナ
ツト本体1に対する回転変位を阻止すべく作用する。
ツト本体1に対する回転変位を阻止すべく作用する。
また丸ナツト本体1がボルトから取り外され再使用され
る際でも、ボルトのおねじ面に適合する形状に成形され
た円筒体7は充分な容積を有しており、比較的大きな弾
性変形部分を含んでいるため、この円筒体7は丸ナツト
本体1のゆるみ止め作用を長く維持し得る。
る際でも、ボルトのおねじ面に適合する形状に成形され
た円筒体7は充分な容積を有しており、比較的大きな弾
性変形部分を含んでいるため、この円筒体7は丸ナツト
本体1のゆるみ止め作用を長く維持し得る。
更に、丸ナツトの再使用を繰返していくうち、弾性変形
部分が徐々に塑性変形に変化して円筒体7のボルトへの
干渉力が低下していく場合があり得る。
部分が徐々に塑性変形に変化して円筒体7のボルトへの
干渉力が低下していく場合があり得る。
このような場合、作業者はカバー6の管状部分9に形成
された係止部11を、あらかじめ用意される工具を用い
て内方向に押し込んで、カバー6を内方向に塑性変形さ
せ、円筒体7を内方向に変位させる。
された係止部11を、あらかじめ用意される工具を用い
て内方向に押し込んで、カバー6を内方向に塑性変形さ
せ、円筒体7を内方向に変位させる。
こうして、ナツトをボルトに螺合させれば、円筒体7は
再び弾性変形部分を含んだ状態で弾性干渉作用を回復す
るように、ボルトのおねじ面に適合する形状に成形され
る。
再び弾性変形部分を含んだ状態で弾性干渉作用を回復す
るように、ボルトのおねじ面に適合する形状に成形され
る。
従って、当該ゆるみ止め丸ナツトによれば丸ナツト本体
1上に配置される円筒体7を比較的に大容積で形成し得
るため、丸ナツト本体1がボルトもしくは類似のおねじ
面を有した部材に螺合される際、円筒体7が比較的大き
な弾性変形部分を含んだ状態でおねじ面に適合する形状
に成形され得、確実なゆるみ止め効果が奏効される。
1上に配置される円筒体7を比較的に大容積で形成し得
るため、丸ナツト本体1がボルトもしくは類似のおねじ
面を有した部材に螺合される際、円筒体7が比較的大き
な弾性変形部分を含んだ状態でおねじ面に適合する形状
に成形され得、確実なゆるみ止め効果が奏効される。
またナツトは複数回の再使用を繰返してもカバー6を内
方向に変形させることにより、ゆるみ止め作用を復元さ
せ得る。
方向に変形させることにより、ゆるみ止め作用を復元さ
せ得る。
尚、丸ナツト本体1の凹部4に形成された溝15は円筒
体7の一部が溝15内に圧入された際、円筒体7の回転
変位を防止すべく形成されれば良く、第3図に示すよう
に多角形状の溝15て形成しても良い。
体7の一部が溝15内に圧入された際、円筒体7の回転
変位を防止すべく形成されれば良く、第3図に示すよう
に多角形状の溝15て形成しても良い。
以上の通り、本考案のゆるみ止め丸ナツトでは、弾性円
筒体のカバーが、丸ナツト本体の上面上を半径方向外向
きに伸長し該上面上に溶着された環状部分を有している
ため、当該ゆるみ止め丸ナツトがおねじを有する部材上
に螺合され、弾性円筒体が前記おねじによって拡径され
るように弾性変形される際でも、前記溶着された環状部
分がこの拡径力に対抗して、該カバーの管状部分に対す
る補強リブの如き作用を有し得、該管状部分及び円筒体
が、円筒体に加えられる前記拡径力によって拡径される
のを確実に抑制し得、円筒体が拡径されて円筒体のおね
じに対する干渉力が小さくなるような事態を確実に防止
し得る。
筒体のカバーが、丸ナツト本体の上面上を半径方向外向
きに伸長し該上面上に溶着された環状部分を有している
ため、当該ゆるみ止め丸ナツトがおねじを有する部材上
に螺合され、弾性円筒体が前記おねじによって拡径され
るように弾性変形される際でも、前記溶着された環状部
分がこの拡径力に対抗して、該カバーの管状部分に対す
る補強リブの如き作用を有し得、該管状部分及び円筒体
が、円筒体に加えられる前記拡径力によって拡径される
のを確実に抑制し得、円筒体が拡径されて円筒体のおね
じに対する干渉力が小さくなるような事態を確実に防止
し得る。
加えて、本考案のゆるみ止め丸ナツトでは、前記カバー
の環状つば部が、円筒体の上面を覆うように前記管状部
分の上端より半径方向内向きに一体的に延長されており
、該つば部の内径が、当該ゆるみ止め丸ナツトの螺合す
る部分のおねじの外径に近接しているため、当該ゆるみ
止め丸ナツトがおねじを有する部材上に螺合される際、
該おねじによって円筒体が変形され、おねじの外周面と
前記つば部の内周部との間から、この円筒体の一部分が
はみ出してしまうのを可及的に防止し得、このはみ出し
によって円筒体の、おねじに対する干渉力が低下してし
まうような事態を防止し得る。
の環状つば部が、円筒体の上面を覆うように前記管状部
分の上端より半径方向内向きに一体的に延長されており
、該つば部の内径が、当該ゆるみ止め丸ナツトの螺合す
る部分のおねじの外径に近接しているため、当該ゆるみ
止め丸ナツトがおねじを有する部材上に螺合される際、
該おねじによって円筒体が変形され、おねじの外周面と
前記つば部の内周部との間から、この円筒体の一部分が
はみ出してしまうのを可及的に防止し得、このはみ出し
によって円筒体の、おねじに対する干渉力が低下してし
まうような事態を防止し得る。
更に、本考案によれば、円筒体カバーの環状部分が丸ナ
ツト本体の上面に溶着されているため、当該ゆるみ止め
丸ナツトをおねじ上に数回螺合させたり取り外したりし
て、円筒体がおねじによって摩耗され前記干渉力が低下
した場合でも、この干渉力を回復させるべく、カバーの
管状部分と共に円筒体を内向きに押し込めば良く、この
ような押し込みを行っても、丸ナツト本体の上面に対す
る環状部分の溶着に影響を与えることなく、当該ゆるみ
止め丸ナツトのゆるみ止め効果は確実に維持され得るも
のである。
ツト本体の上面に溶着されているため、当該ゆるみ止め
丸ナツトをおねじ上に数回螺合させたり取り外したりし
て、円筒体がおねじによって摩耗され前記干渉力が低下
した場合でも、この干渉力を回復させるべく、カバーの
管状部分と共に円筒体を内向きに押し込めば良く、この
ような押し込みを行っても、丸ナツト本体の上面に対す
る環状部分の溶着に影響を与えることなく、当該ゆるみ
止め丸ナツトのゆるみ止め効果は確実に維持され得るも
のである。
従って、本考案では、丸ナツト本体とは別体に構成され
且つ丸ナツト本体の上面に溶着された円筒体カバーの環
状部分及び環状つば部の前述の如き作用によって、おね
じに対する円筒体の干渉力を比較的大きく維持し得、丸
ナツトのゆるみを確実にしかも長期に渡って防止し得る
ゆるみ止め丸ナツトが提供される。
且つ丸ナツト本体の上面に溶着された円筒体カバーの環
状部分及び環状つば部の前述の如き作用によって、おね
じに対する円筒体の干渉力を比較的大きく維持し得、丸
ナツトのゆるみを確実にしかも長期に渡って防止し得る
ゆるみ止め丸ナツトが提供される。
第1図は本考案によるゆるみ止め丸ナツトの一具体を示
す平面図、第2図は第1図のナツトの一部断面正面図、
第3図は溝の具体例を示す平面図であり、丸ナツト本体
の座面に対向する上面を示している。 1・・・・・・丸ナツト本体、2・・・・・・座面、6
・・・・・・カバー、7・・・・・・円筒体、8・・・
・・・環状部分、9・・・・・・管状部分、10・・・
・・・つば部、11・・・・・・係止部。
す平面図、第2図は第1図のナツトの一部断面正面図、
第3図は溝の具体例を示す平面図であり、丸ナツト本体
の座面に対向する上面を示している。 1・・・・・・丸ナツト本体、2・・・・・・座面、6
・・・・・・カバー、7・・・・・・円筒体、8・・・
・・・環状部分、9・・・・・・管状部分、10・・・
・・・つば部、11・・・・・・係止部。
Claims (3)
- (1)外周面におねじを有する部材上に螺合される丸ナ
ツト本体と該丸ナツト本体の座面と対向する上面上に配
置されており、丸ナツト本体と共に前記部材上に螺合さ
れる際前記おねじによって弾性変形されるように、少な
くとも丸ナツト本体のめねじの谷の径より小さい内径を
有している弾性円筒体と、該円筒体を丸ナツト本体の前
記上面上に固定すべく前記上面上で前記円筒体を覆うよ
うに配置されている円筒体カバーとからなり、該カバー
が、丸ナツト本体の前記上面上を半径方向外向きに伸長
し該上面上に溶着された環状部分と、前記円筒体の外周
面を覆うように該環状部分の内周から軸方向上向きに一
体的に伸長している管状部分と、前記円筒体の上面を覆
うように該管状部分の上端より半径方向内向きに一体的
に延設されており、前記部材のおねじの外径に近接した
内径を有している環状つば部とを有しており、丸ナツト
本体と前記円筒体との相対回転を防止すべく、前記管状
部分には、内方向に突出し前記円筒体に係止する係止部
が設けられているゆるみ止め丸ナツト。 - (2)丸ナツト本体が前記上面に設けられた溝を有して
おり、丸ナツト本体と共に前記円筒体が前記部材上に螺
合され、前記おねじによって円筒体が弾性変形される際
、円筒体の一部分が前記溝に係合することを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項に記載のゆるみ止め丸ナ
ツト。 - (3)丸ナツト本体の上面上に前記円筒体を位置決めす
べく、丸ナツト本体の上面に前記カバーの環状部分に対
応する環状凹部が設けられていることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載のゆるみ
止め丸ナツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4697181U JPS6020821Y2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | ゆるみ止め丸ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4697181U JPS6020821Y2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | ゆるみ止め丸ナット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57159015U JPS57159015U (ja) | 1982-10-06 |
JPS6020821Y2 true JPS6020821Y2 (ja) | 1985-06-21 |
Family
ID=29843795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4697181U Expired JPS6020821Y2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | ゆるみ止め丸ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020821Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP4697181U patent/JPS6020821Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57159015U (ja) | 1982-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4895415A (en) | Vehicle wheel cover and assembly | |
US6468012B2 (en) | Captive screw | |
US5772377A (en) | Capped wheel fastener | |
US5020953A (en) | Lock nut | |
JPS616418A (ja) | 自動ロツク取外し可能なロツクナツト | |
US5085550A (en) | Locking nut assembly | |
US5711581A (en) | Wheel opening inserts and lug nut assemblies thereof for mounting vehicle wheels | |
US20020044849A1 (en) | Anti-loosening nut assembly | |
US4274460A (en) | Panel fastener joint | |
JP2554969Y2 (ja) | カム座金 | |
US5542753A (en) | Wheel opening inserts and lug nut assemblies thereof for mounting non-ferrous vehicle wheels | |
JPS6020821Y2 (ja) | ゆるみ止め丸ナット | |
US4493597A (en) | Nut lock assembly | |
US1944595A (en) | Lock nut | |
US6840139B2 (en) | Tapered installation tool | |
JP2700775B2 (ja) | ゆるみ止めナット | |
JPH0640972Y2 (ja) | 締着部材 | |
JPS6114742Y2 (ja) | ||
JPH10141349A (ja) | 緩み止めナット、並びに、その製造方法 | |
JP3232253U (ja) | グリップナット | |
JPH0353047Y2 (ja) | ||
JP3073158U (ja) | 戻り止め付ネジファスナー | |
JPS6039534Y2 (ja) | シ−ル・弛み止めボルト | |
JPS6034810Y2 (ja) | 弛止めナツト | |
JPH066730U (ja) | ダブルロックナット |