JPS6020785B2 - 文字パタ−ンバツフア - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学文字読取装置において、光学的走査装置と
認識装置との間に挿入して効果のある文字パターンバッ
ファに関するものである。

光学文字謙取装置は一般に光学的走査装置と認識装置か
ら構成されており、その両方の速度を整合させることが
高い性能の諸敬装置を実現する上での重要な問題である
。

例えば、一行の活字を謎取るドキュメントリーダーなど
では帳票上の各文字が走査装置のスキャンヘッドを通過
している間に各文字の認識を完了するように設計してあ
り、０帳票の処理速度は認識速度に依存するのが普通で
ある。一方、近年開発されている手書文字認識装置では
、その文字のカテゴリーや文字の書かれ方によって認識
時間が変る。例えば“１”、“７”、“ク”“ワ”等微
妙は変化を区別して最終判定するク必要のある文字の場
合、認識処理に時間がかかるのは当然である。また、手
書文字のページリーダーの場合、人間の書き易い帳票設
計の可否が重要な設計のポイントとなる。したがって、
帳票全面にびっしりと手書記入領域があると言うよりも
、０適当な空白を設けた余裕のある設計となっているの
が普通である。そのため、手書文字のページリーダーの
走査装瞳としては、ＣＲＴ（陰極線管）等を用い、二次
元の任意な位置を自由走査できるものが有利とさ夕れて
来た。

しかし、近年の集積化技術の発展はめギましく、２０４
８ビット程度のＭＯＢ又はＣＣＤラインセンサー等が安
価に入手でき、また、６歌ビットのＲＡＭ（ランダム・
アクセス・メモリー）が１チップのＩＣででき、画像符
号化装置や画像後号化装置も夫々１チップのは１で実現
できる見通しが得られている。したがって、本発明の目
的は光学的走査装置と文字認識菱魔との速度整合を可能
にした文字パターンバッファを提供することにある。本
発明の他の目的は、前記のようなは１と若干の制御回路
を付加的に使用することにより、従来の高電圧源や高精
度の偏向回路や大きな光学的スペースを必要としたＣＲ
Ｔ方式と同程度以上の性能を有する安価な文字読取装置
を提供することにある。

次に、本発明について図面を参照して説明する。

本発明の実施例を図に示す。

ＯＣＲ帳票１はラインセンサー２の下を矢印３の方向に
一定速度で送給されている。ラインセンサー２はＣＣＤ
センサー（例えば２０４８ビット）であり、１側当り８
本の分解能とすると、Ｂ４版大の帳票の穣幅（２５４柵
）一杯がレンズ（省略）によりラインセンサー２に結像
している。ラインセンサー２からはそこに結像されてい
る帳票上の１ラインの濃淡に応じた信号が線５１のクロ
ック（例えばＩＭＨｚ）に同期して１ビットづつ１ライ
ン当り２０４８ビット出力し、２値化増中回路４に入力
している。２値化増中回路４は適当なスライスレベル（
例えばＰＣＳＯ．３、ＰＣＳとは紙の白レベルを０とし
、真暗の状態を１とした値）で２値化され、画像符号化
装置５に送られる。

画像符号化装置５としては、特鰯昭５２−８２２４７号
（特開昭５４−１７６１５号）明細書が使用できる。そ
の場合、細め処理を行う細線化回路によりほぼ線中１の
細線化画像が得られ、こ３の画像に対して、現スキャン
ラインの黒ラン信号と１ライン前の黒ラン信号との連続
状態則ち左側に連結しているか、右側に連結しているか
、真下に連結しているか、１ライン前で終っているか、
現ラインから始まっているかなどの状態に分類し４て、
その分類結果に基づき各黒ラン信号を符号する装置であ
る。画像符号化回路５からは帳票のイメージ情報が圧縮
された形の符号信号として線６に出力され、符号化イメ
ージ蓄積回路７に蓄積される。本実施例ではこの符号化
イメージ蓄積回路７は６郎ビットのＭＯＳＲＡＭを用い
ているので、圧縮率２ぴ分の１の場合長さ約８弧の範囲
の帳票上のイメージが蓄積できる。この符号化イメージ
蓄夕簿回路７の書込アドレス画像符号化装置５からの符
号信号の出力に同期して出力するタイミング信号８を計
数する１６ビットの書込アドレスカウンター９による。
タイミング信号８は同時に１６ビットのアップダウンカ
ウンター１０を１づつアップす０る。一方、画像復号化
装置１１は符号化イメージ蓄積回路７に蓄積されている
符号信号を講出し復号化し、文字行イメージバッファ１
２に送り出している。

タ この画像復号化装置１１は画像符号化装置５の逆変
換を行うもので特顔昭５２−磯１９４号（特関昭弘−滋
７１２号）明細書が使える。

ただし、文字パターンを細め処理して認識する形式の認
識アルゴリズムを使用している文字認識装置と結合して
便０用する場合は、太め処理回路をバィパスして使うこ
とにより、より有効に使える。画像復号化装置１１が符
号信号（状態符号とランレングス符号）を１ビット論出
すごとに、１６ビットの謙出アドレスカウンター１３が
符号イメージ蓄積回路７の謙出アドレスを計数し、又同
時にアップダウンカウンター１０を１づつ減数している
。なお、書込アドレス力ウン々一９、読出アドレスカウ
ンター１３、アップダウンカウンター１０は夫々帳票１
がラインセンサー２の下を通った直後にその帳票の前緑
を検出するフオトセンサー１４の信号を増幅整形する回
路１４′の信号によりあらかじめ０にリセツトされてい
る。

前記文字行イメージバッファー２は例えば横２０４８×
縦６４ビットのメモリーであり、帳票上の文字１行文の
２値パターンイメージを蓄積できる容量をもっている。

画像復号化装置１１からの復号化されたイメ−ジ情報は
線１５の所定のクロック信号により文字行イメージバッ
ファー２に順次書込まれる。そのため、１１ビット（２
０４８に対応）のカウンター１６が文字行イメージバッ
ファ１２のアドレスを制御し、２０４８ビットの１ライ
ン分のイメージを順次書込む。

１ライン分の書込が終了するとカウンター１６のキャリ
アが６ビット（６４に対応）のカウンター１７を１増加
させ、次の１ライン分のイメージを文字行イメージバッ
ファ１２に書込む。

次に、文字行イメージバッファ１２に込むに当り、文字
行の切出を行うのが有効であるので、簡単に説明する。
２０４８ビットの１スキャンライン中に黒パターンが有
るか、全て白パターンかを検出する回路１８がある。

フリツプフロツプ１９は帳票の前縁でリセットされてお
り、その後全白パターンが続いている間はリセットされ
たままである。したがって、ゲート２０，２１‘ま閉じ
たままＺであり、文字行イメージバッファには書込まれ
ない。最初の文字行の上端までスキャンされて釆た時点
で黒パターンが出るのでフリツプフロップ１９がセット
され、ゲート２０，２１が開き、文字のイメージが文字
行イメージメモリーの上端につＺめられた型で順次蓄積
されて行く。このようにして、順次文字パターンが蓄積
されて行き、再び全白パターンが来るとフリツプフロッ
プが反転してゲート２０，２１を閉じ、同時に認識可を
示すフリツプフロツプ２２がセットされ２る。

なお帳票中の微４・汚点や１行中の全文字がカタカナの
“ニ”の如く上下ストロークが２分されている文字ばか
りで書かれている場合とかストロークのかすれ等によっ
て２分してしまった場合等を考慮して若干の追加論理が
必要であるが、本発２明の本質的部分に関係しないので
省略する。フリツプフロツプ２２がセットされると、カ
ウンター１７が一旦リセットされた後、ゲート２３が開
き、線２４を通じて文字認識装置２５から送られて来る
クロツク３により、カウンター１７が１づ３つ増加し、
文字行イメージバッファー２より文字に対して縦方向の
６４ビットづつの文字イメージパターンが線２６より文
字認識装置２５へ送り出される。なおカウンター１６は
フリツプフロツプ２２がセットされた時点では丁度零に
なっており、以後６ビットのカウンター１７からキャリ
ーが出るごとに１づつ増加して行くことになるので１ラ
インづつ右隣りの縦パターンを送り出ることになる。ま
た、文字認識装置が１文字づつ切出し認識している間は
、線２４を通じて送られて来るクロックは一時停止しい
る。このようにして順次１行分の文字イメージパターン
、即ち２０４８ライン分の縦パターンを文字認識装置２
５へ送り出すと、カウンター１６からキャリア信号が出
るのでフリツプフロツプ２２はリセツトされ、再度、符
号化イメージ蓄積回路７から画像復号化装置１１を通し
て一行分の文字パターンの文字行イメージバッファ１２
への読出が始まる。この制御はゲート２８が行っており
、認識中は線１６のクロック２をゲート２８で閉じてい
る。

またアップダウンカウンター１川こは比較回路２９が接
続されており、１組の符号信号（状態付号とランレング
ス符号）以下の値（１０ビット程度）より４・さし、場
合には前記ゲート２８が閉じて文字パターンの読出を一
旦中止している。また、アップダウンカウンター１０に
は他の比較回路３０が接続されており、符号化イメージ
蓄積回路７の最大容量（本実施例では６歌ビット）また
はそれ以下のある値より大きくなると一種のアラーム信
号を現在論取中の帳票をリジェクトする等の適切な処理
を行わせるために線３１を通して文字認識装置２５へ送
る。

本実施例として文字認識装置に付加して最適な文字パタ
ーンバッファの１例を示したが、より効果的手段として
本実施例の文字行イメージバッファ１２とその付属回路
をもう１組使用するいわゆるダブルバッファ方式は情報
処理における常套手段である。

また本実施例の文字行切出を画像符号化装置の前に行う
方式も考えられ、その場合若干符号化情報が少くなるが
、もともと全部白の行を符号化しても情報量はかなり少
ないことを考慮し、回路構成が多少簡単な本方式を実施
例とした。′またアップダウンカウンター１０は書込カ
ウンター９と謙出力ウンター１３の差を求めているので
あり他の多くの方式が考えられる。他に、この差を利用
して紙送り速度を可変にする等の改良も有効かも知れな
い。以上の如く本発明の請求の範囲は本実施例に限定さ
れるものではなく、多くの変形や利用が考えられ得る基
本的なものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の文字パターンバッファの実施例を説明する
回路図である。 図において、１は帳票、２はラインセンサー・４は２億
イｂ増中回路、５は画像符号化装置、７は符号化イメー
ジ蓄積回路、９，１３はカウンター、１川まアップダウ
ンカウンター、１１は画像復号化装置、１２は文字行イ
メージバッファ、Ｉ６，１７はカウンター、２５は文字
認識装置、２９，３川ま比較回路を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 帳票上を文字行に平行な走査は一次元ラインセンサ
   ーで行い、文字行に垂直な方向の走査は所定速度の紙送
   りで行う文字認識装置において、前記一次元センサーで
   検出した文字パターンを情報圧縮する画像符号化装置と
   、前記画像符号化装置の出力信号を一次蓄積する符号化
   イメージ蓄積回路と、前記符号化イメージ蓄積回路の出
   力信号を復号し文字パターンを再現する画像復号化装置
   と、前記画像符号化装置から前記符号化イメージ蓄積回
   路への書込みデータ量と、前記画像複合化装置が文字認
   識回路の認識進行に依存する速度で画像復号化を行つて
   前記符号化イメージ蓄積回路から読出したデータ量とか
   ら、前記符号化イメージ蓄積回路に復号化されずに残つ
   ている符号化データ量を計数する手段、および前記復号
   化されずに残つている符号化データ量の計数値があらか
   じめ設定した上限値または下限値を夫々上まわつた場合
   、または下まわつた場合に夫々の信号を発生する手段と
   を備え、前記下限値を下まわつた場合には、画像復号化
   を一時中止させ、前記上限値を上まわつた場合にはアラ
   ーム信号を発生することを特徴とする文字パターンバツ
   フア。