JPS6020229B2 - 自動二輪車のエンジン保持構造 - Google Patents
自動二輪車のエンジン保持構造Info
- Publication number
- JPS6020229B2 JPS6020229B2 JP13207280A JP13207280A JPS6020229B2 JP S6020229 B2 JPS6020229 B2 JP S6020229B2 JP 13207280 A JP13207280 A JP 13207280A JP 13207280 A JP13207280 A JP 13207280A JP S6020229 B2 JPS6020229 B2 JP S6020229B2
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- JP
- Japan
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- engine
- link
- chain
- vehicle body
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はチェーン駆動式の自動二輪車におけるエンジン
の保持構造に関し、特に、加減速時にチェーンに作用す
る引張力によってエンジンが動くのを阻止できるように
したエンジンの保持構造に関する。
の保持構造に関し、特に、加減速時にチェーンに作用す
る引張力によってエンジンが動くのを阻止できるように
したエンジンの保持構造に関する。
自動二輪車の車体フレームにエンジンを取り付けるさし
、、車体フレームとエンジンとの複数個所のマウント部
にラバ−と介在させて結合保持を行い、防振性能を向上
させたものが知られているが、かかるエンジン保持構造
は、エンジン動力を推進軸により後輪に伝達するシャフ
トドライブ式のものにおいては軸間が変化しないことか
ら比較的採用しやすいが、エンジンと後輪間の動力伝達
手段をチェーンとしたチェーン駆動式のものにおいては
採用することは困難であった。
、、車体フレームとエンジンとの複数個所のマウント部
にラバ−と介在させて結合保持を行い、防振性能を向上
させたものが知られているが、かかるエンジン保持構造
は、エンジン動力を推進軸により後輪に伝達するシャフ
トドライブ式のものにおいては軸間が変化しないことか
ら比較的採用しやすいが、エンジンと後輪間の動力伝達
手段をチェーンとしたチェーン駆動式のものにおいては
採用することは困難であった。
これの理由は、自動二輪車を加速若しくは減速させると
チェーンに引張力が作用し、この引張力によってエンジ
ンは車体後方へ動き、ラバ−材の劣化、寿命低下等を来
すためであり、特に大型、大排気量のものでは重量、質
量ともに大きいことからその採用が困難であった。以上
の他、チェーンと噛合するエンジンの駆動スブロケット
はエンジンの幅中心軸線上に設けられず、幅方向いずれ
かに偏在して設けられるため、上言己引張力はエンジン
を車体幅方向へ横揺れさせるモーントとしても作用する
。本発明は特に大型、大排気量の自動二輪車をチェーン
駆動式とする場合における以上の如き問題点に鑑み、こ
れを有効に解決するために成したものである。本発明の
目的は、エンジンを車体フレームに複数箇所で結合する
ようにしたチェーン駆動式の自動二輪車において、上記
複数の結合箇所の少なくとも一箇所をリンク結合とし、
リンクを上下に回動自在とすることにより、エンジンの
上下振動をリンクの回動作動によって吸収して車体フレ
ームへの伝播を防止するとともに、加減遠時におけるチ
ェーンの引張力に対してはこの引張力の方向へ抗力を生
じるリンクによってエンジンの車体後方への動きを抑制
し、且つリンクを車体幅方向への剛性を備えた構成とす
ることにより、上記引張力によるモーメントによってエ
ンジンが横揺れするのを防止できるようにした自動二輪
車のエンジン保持構造を提供する処にある。
チェーンに引張力が作用し、この引張力によってエンジ
ンは車体後方へ動き、ラバ−材の劣化、寿命低下等を来
すためであり、特に大型、大排気量のものでは重量、質
量ともに大きいことからその採用が困難であった。以上
の他、チェーンと噛合するエンジンの駆動スブロケット
はエンジンの幅中心軸線上に設けられず、幅方向いずれ
かに偏在して設けられるため、上言己引張力はエンジン
を車体幅方向へ横揺れさせるモーントとしても作用する
。本発明は特に大型、大排気量の自動二輪車をチェーン
駆動式とする場合における以上の如き問題点に鑑み、こ
れを有効に解決するために成したものである。本発明の
目的は、エンジンを車体フレームに複数箇所で結合する
ようにしたチェーン駆動式の自動二輪車において、上記
複数の結合箇所の少なくとも一箇所をリンク結合とし、
リンクを上下に回動自在とすることにより、エンジンの
上下振動をリンクの回動作動によって吸収して車体フレ
ームへの伝播を防止するとともに、加減遠時におけるチ
ェーンの引張力に対してはこの引張力の方向へ抗力を生
じるリンクによってエンジンの車体後方への動きを抑制
し、且つリンクを車体幅方向への剛性を備えた構成とす
ることにより、上記引張力によるモーメントによってエ
ンジンが横揺れするのを防止できるようにした自動二輪
車のエンジン保持構造を提供する処にある。
以下に本発明の好適実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
る。
第1図は自動二輪車の車体フレーム及びこれに付設され
る機器を示す概略側面図である。
る機器を示す概略側面図である。
車体フレーム20はメインフレーム部21、ダウンチュ
ーブ22、ボトムフレーム部23、リャフレーム部24
とによって側面ループ状に形成され、エンジン25がこ
の車体フレーム20の内部に配置される。ヱンジン25
は複数箇所、図示例では4箇所A,B,C,Dにおいて
車体フレーム20に結合保持され、結合箇所Bはボトム
フレーム23のブラケット26に、結合箇所Cはボトム
フレーム23とりャフレーム24間に亘つて接合したブ
ラケット27に夫々設けられるとともに、結合箇所Dは
ブラケット27に固着したエンジンハンガーブラケット
28に設けられ、これらの結合箇所B,C,Dは車体フ
レーム20とエンジン25間にラバー29,30,31
を介在させたラバーマウントとなっている。ブラケット
27にリャフオーク32の前端がピボットシャフト33
によって上下揺動自在に枢着され、後端に後輪が軸架さ
れるこのリャフオーク32とシートレールフレーム部3
4との間に緩衝器35が架け渡され、リャフオーク32
の上下揺動を緩衝器35が緩衝する。
ーブ22、ボトムフレーム部23、リャフレーム部24
とによって側面ループ状に形成され、エンジン25がこ
の車体フレーム20の内部に配置される。ヱンジン25
は複数箇所、図示例では4箇所A,B,C,Dにおいて
車体フレーム20に結合保持され、結合箇所Bはボトム
フレーム23のブラケット26に、結合箇所Cはボトム
フレーム23とりャフレーム24間に亘つて接合したブ
ラケット27に夫々設けられるとともに、結合箇所Dは
ブラケット27に固着したエンジンハンガーブラケット
28に設けられ、これらの結合箇所B,C,Dは車体フ
レーム20とエンジン25間にラバー29,30,31
を介在させたラバーマウントとなっている。ブラケット
27にリャフオーク32の前端がピボットシャフト33
によって上下揺動自在に枢着され、後端に後輪が軸架さ
れるこのリャフオーク32とシートレールフレーム部3
4との間に緩衝器35が架け渡され、リャフオーク32
の上下揺動を緩衝器35が緩衝する。
エンジン25の駆動スプロケット36と、後輪と同軸的
にリャフオーク32に鞠架される被動スプロケツト37
とにチェーン38が架設され、エンジン動力がチェーン
38を介して後輪に伝達される。エンジン前部における
結合箇所Aに本発明に係る保持構造が適用され、車体前
後方向への長さをもったりンク40がダウンチェーン部
22とエンジン25の前部を繋いでおり、エンジンハン
ガーブラケットともなっているこのリンク40は水平軸
41,42によって前後端がダウンチューブ部22、エ
ンジン25に対して上下に回動自在に終着されている。
にリャフオーク32に鞠架される被動スプロケツト37
とにチェーン38が架設され、エンジン動力がチェーン
38を介して後輪に伝達される。エンジン前部における
結合箇所Aに本発明に係る保持構造が適用され、車体前
後方向への長さをもったりンク40がダウンチェーン部
22とエンジン25の前部を繋いでおり、エンジンハン
ガーブラケットともなっているこのリンク40は水平軸
41,42によって前後端がダウンチューブ部22、エ
ンジン25に対して上下に回動自在に終着されている。
第2図はこのリンク40部分の平断面図を示し、エンジ
ン25の前面に突出して形成された2個のポス部50,
50の内部には回動力ラー51,51が回動自在に遊隊
される。
ン25の前面に突出して形成された2個のポス部50,
50の内部には回動力ラー51,51が回動自在に遊隊
される。
エンジン25の前方には前記ダウンチュ−ブ部22が左
右に2本あり、これらのダウンチューブ部22,22に
車体幅方向に縦通固定した筒部材52,52には回動力
ラー53,53が回敷自在に遊接される。左右に設けら
れたこれらのカラー53,53の夫々の両端面に上託り
ンク40を構成する左右のリンク板54,55の前部を
当てがい、リンク板54,55,、カラー53に上記水
平軸41に相当するボルト56を挿通し、ナット56a
を螺着する。カラー53は筒部村52よりも若干長く形
成されているため、このナット56aの螺着によってリ
ンク板54,55の内面54a,55aがカラー53の
両端面に圧接し、この圧嬢状態を維持したままリンク板
54,55はカラー53の外周面が筒部材52の内周面
と面接触しながら滑動することによりボルト56を中心
として上下に回動する。上記エンジン25の左右のボス
部50,50の夫々の外端面には内・外ワッシヤー57
a,57b間にラバー57cを焼付け固着したスラスト
ラバー57を当てがい、2枚のりンク板54,55の後
部を重ね合せてスラストラバ−57の外ワッシヤ−57
aに当てがう。
右に2本あり、これらのダウンチューブ部22,22に
車体幅方向に縦通固定した筒部材52,52には回動力
ラー53,53が回敷自在に遊接される。左右に設けら
れたこれらのカラー53,53の夫々の両端面に上託り
ンク40を構成する左右のリンク板54,55の前部を
当てがい、リンク板54,55,、カラー53に上記水
平軸41に相当するボルト56を挿通し、ナット56a
を螺着する。カラー53は筒部村52よりも若干長く形
成されているため、このナット56aの螺着によってリ
ンク板54,55の内面54a,55aがカラー53の
両端面に圧接し、この圧嬢状態を維持したままリンク板
54,55はカラー53の外周面が筒部材52の内周面
と面接触しながら滑動することによりボルト56を中心
として上下に回動する。上記エンジン25の左右のボス
部50,50の夫々の外端面には内・外ワッシヤー57
a,57b間にラバー57cを焼付け固着したスラスト
ラバー57を当てがい、2枚のりンク板54,55の後
部を重ね合せてスラストラバ−57の外ワッシヤ−57
aに当てがう。
左右2組のりンク板54,55の重ね合せ後部、及び左
右2個の回動力ラー51,51に上記水平軸42に相当
する長軸ボルト58を挿通し、この挿適時カラー51,
51間にデスタンスカラー59を介入し、ボルト58に
ナット58aを螺着する。カラー51,51間の距離は
デスタンスカラー59によって定まり、且つカラー51
,51は外端部にスラストラバー57の外ワツシヤー5
7aを貫通する4・蓬筒部51aを備えるため、ナット
58aの螺着によってリンク板55の外面55bがこの
小径筒部51aの先端に庄接し、この圧俵状態を維持し
た状態のまま回動力ラー51の外周面がボス部50の内
周面と面接触して滑動することにより、リンク板54,
55の後部即ちリンク40の後部はボルト58を中心と
して上下に回動する。以上のようにリンク40の前後に
は回動力ラー51,53が一体化された状態となって設
けられ、回動力ラー51,53はエンジン25側のボス
部50、車体フレーム20側の筒部材52と夫々メタル
コンタクトするため、リンク40が左右2枚のりンク板
54,55の組み合せで構成されていることと併せ、リ
ンク40の車体幅方向への藤剛性は大きなものとなって
おり、又、この実施例では同一の構造のリンク結合が結
合箇所Aにおける左右2箇所A,,A2に設けられてい
る。
右2個の回動力ラー51,51に上記水平軸42に相当
する長軸ボルト58を挿通し、この挿適時カラー51,
51間にデスタンスカラー59を介入し、ボルト58に
ナット58aを螺着する。カラー51,51間の距離は
デスタンスカラー59によって定まり、且つカラー51
,51は外端部にスラストラバー57の外ワツシヤー5
7aを貫通する4・蓬筒部51aを備えるため、ナット
58aの螺着によってリンク板55の外面55bがこの
小径筒部51aの先端に庄接し、この圧俵状態を維持し
た状態のまま回動力ラー51の外周面がボス部50の内
周面と面接触して滑動することにより、リンク板54,
55の後部即ちリンク40の後部はボルト58を中心と
して上下に回動する。以上のようにリンク40の前後に
は回動力ラー51,53が一体化された状態となって設
けられ、回動力ラー51,53はエンジン25側のボス
部50、車体フレーム20側の筒部材52と夫々メタル
コンタクトするため、リンク40が左右2枚のりンク板
54,55の組み合せで構成されていることと併せ、リ
ンク40の車体幅方向への藤剛性は大きなものとなって
おり、又、この実施例では同一の構造のリンク結合が結
合箇所Aにおける左右2箇所A,,A2に設けられてい
る。
自動二輪車の発進等による加速時には前記チェーン38
の上段38aに後輪を回転させようとする駆動力が発生
し、これの反力としてチェーン上段38aには後方への
引張力が作用し、又、自動二輪車のエンジンブレーキ等
の減速時には後輪の回転の減速に伴いチェーン下段38
Mこ後方への引張力が作用し、いずれの場合にもエンジ
ン25は車体後方へ引かれるが、これは車体前後方向を
長さ方向とするりンク40にテンション荷重となって作
用するため、リンク40のテンション抗力がエンジン2
5の後方への動きを阻止する。エンジン駆動中のエンジ
ン上下振動はリンク40が水平軸41,42において上
下に回動することによって吸収され、結合箇所Aからエ
ンジン振動が車体フレーム2川こ伝播するのを防止され
る。第1図の図示例ではエンジン25の駆動スプロケツ
ト36はエンジン25の幅中心軸線から左側に偏位して
設けられており、チェーン38の上記引張力はこの偏位
量と対応した大きさのエンジン25を車体幅方向左側へ
横揺れさせようとするモーメントになるが、前述の如く
横剛性が大きくなっているリンク40‘こよってエンジ
ンのこの横揺れは抑止される。スラストラバー67はエ
ンジン25の横振動成分がリンク40に伝達するのを遮
断する機能をもち、且つリンク40とエンジン25とを
適宜な柔軟性をもって結合する機能をもち、リンク40
の剛性に抗してエンジン25が若干横揺れした場合には
エンジン25からリンク40への振動伝播を吸収する。
この時にはスラストラバー57は圧縮ラバーとして用い
られるため、スラストラバー57の耐久性上有利である
。第3図は第2図と同じく回動可能で横剛性を備えたり
ンク結合を結合箇所Aにおける左右2箇所A,,A2の
うちの左側の箇所A,のみに適用した場合を示し、箇所
A,の位置はエンジン25の駆動スプロケット36が偏
在した側と対応する。
の上段38aに後輪を回転させようとする駆動力が発生
し、これの反力としてチェーン上段38aには後方への
引張力が作用し、又、自動二輪車のエンジンブレーキ等
の減速時には後輪の回転の減速に伴いチェーン下段38
Mこ後方への引張力が作用し、いずれの場合にもエンジ
ン25は車体後方へ引かれるが、これは車体前後方向を
長さ方向とするりンク40にテンション荷重となって作
用するため、リンク40のテンション抗力がエンジン2
5の後方への動きを阻止する。エンジン駆動中のエンジ
ン上下振動はリンク40が水平軸41,42において上
下に回動することによって吸収され、結合箇所Aからエ
ンジン振動が車体フレーム2川こ伝播するのを防止され
る。第1図の図示例ではエンジン25の駆動スプロケツ
ト36はエンジン25の幅中心軸線から左側に偏位して
設けられており、チェーン38の上記引張力はこの偏位
量と対応した大きさのエンジン25を車体幅方向左側へ
横揺れさせようとするモーメントになるが、前述の如く
横剛性が大きくなっているリンク40‘こよってエンジ
ンのこの横揺れは抑止される。スラストラバー67はエ
ンジン25の横振動成分がリンク40に伝達するのを遮
断する機能をもち、且つリンク40とエンジン25とを
適宜な柔軟性をもって結合する機能をもち、リンク40
の剛性に抗してエンジン25が若干横揺れした場合には
エンジン25からリンク40への振動伝播を吸収する。
この時にはスラストラバー57は圧縮ラバーとして用い
られるため、スラストラバー57の耐久性上有利である
。第3図は第2図と同じく回動可能で横剛性を備えたり
ンク結合を結合箇所Aにおける左右2箇所A,,A2の
うちの左側の箇所A,のみに適用した場合を示し、箇所
A,の位置はエンジン25の駆動スプロケット36が偏
在した側と対応する。
リンク40‘ま左右2枚のりンク板74,75によって
構成され、左側のダウンチューブ部22の筒部材72及
びエンジンのボス部5川こは回動力ラー71,73が遊
駁される。回動力ラ一71,73の両端面にリンク板7
4,75の前後内面を当てがい、水平軸41,42に相
当するボルト76,78をリンク板74,75、カラー
71,73に挿通し、ナット76a,78aの螺着によ
ってリンク板74,75とカラ−71,73とは一体化
され、カラー71がボス部50内において、又カラー7
3が筒部材72内において夫々面接触の糟動運動を行う
。右側の結合箇所A2においてはダウンチューフ22と
エンジンボス部50とが従来のエンジンハンガーブラケ
ット結合構造によって結合されている。
構成され、左側のダウンチューブ部22の筒部材72及
びエンジンのボス部5川こは回動力ラー71,73が遊
駁される。回動力ラ一71,73の両端面にリンク板7
4,75の前後内面を当てがい、水平軸41,42に相
当するボルト76,78をリンク板74,75、カラー
71,73に挿通し、ナット76a,78aの螺着によ
ってリンク板74,75とカラ−71,73とは一体化
され、カラー71がボス部50内において、又カラー7
3が筒部材72内において夫々面接触の糟動運動を行う
。右側の結合箇所A2においてはダウンチューフ22と
エンジンボス部50とが従来のエンジンハンガーブラケ
ット結合構造によって結合されている。
即ち、ダウンチューブ22には筒部材80が貫通固着さ
れ、ボス部501こはラバ−81が欧合されている。左
右のブラケット板82,83の前部を筒部材801こ当
てがつてボルト84、ナット84aで結着し、後部をス
ラストラバー85をボス部50の側面に当てがつてラバ
ー81にボルト86、ナット86aで結着する。以上述
べた第2図、第3図の実施例の如くリンク結合をエンジ
ン25の前部とすることにより、エンジン後部に設けら
れる駆動スプロケット36からこのリンク結合を遠くす
ることができ、従ってチェーン38の引張力によるモー
メント荷重がその分軽減されてリンク結合に作用し、リ
ンクの負荷荷重上有利となる。
れ、ボス部501こはラバ−81が欧合されている。左
右のブラケット板82,83の前部を筒部材801こ当
てがつてボルト84、ナット84aで結着し、後部をス
ラストラバー85をボス部50の側面に当てがつてラバ
ー81にボルト86、ナット86aで結着する。以上述
べた第2図、第3図の実施例の如くリンク結合をエンジ
ン25の前部とすることにより、エンジン後部に設けら
れる駆動スプロケット36からこのリンク結合を遠くす
ることができ、従ってチェーン38の引張力によるモー
メント荷重がその分軽減されてリンク結合に作用し、リ
ンクの負荷荷重上有利となる。
第4図の実施例では結合箇所A,B,Cをラバーマウン
トとし、エンジン25の後部の結合箇所Dをリンク結合
とした。
トとし、エンジン25の後部の結合箇所Dをリンク結合
とした。
重体前後方向に長さをもったりンク140は水平軸14
1,142によりエンジン後部と車体フレーム20のブ
ラケツト27とに前後端部が上下に回動自在に枢着され
ている。第5図はこのリンク結合箇所Dの平断面図を示
し、リンク結合は箇所Dの左右2箇所D,,D2に同じ
構造によって設けられている。
1,142によりエンジン後部と車体フレーム20のブ
ラケツト27とに前後端部が上下に回動自在に枢着され
ている。第5図はこのリンク結合箇所Dの平断面図を示
し、リンク結合は箇所Dの左右2箇所D,,D2に同じ
構造によって設けられている。
エンジン後面に左右に設けられたボス部150には回動
力ラ−151が遊隊され、エンジン後方に2本設けられ
ているリャフレーム部24のプラケット27にはナット
部村163が固着される。ボス部150の側面に当てが
つたスラストラバー167の外ワッシャー157aに回
動力ラー151の小軽筒部151aを鉄入し、更にその
外側にリンク140を構成リンク板154の前部を当て
がう。このようにして配置された左右のリンク板154
,154及びカラー151,151に上記水平軸141
に相当する長軸ボルト156を挿通し、この挿適時、カ
ラー151,151間にデスタンスカラー159を介入
し、ボルト156にナット156aを螺着する。これに
より第2図の場合と同様に小径筒部151aとりンク板
154とが圧鞍してリンク板154とカラー151とが
一体化の状態となる。リンク板154の後部に上記水平
轍142に相当する段付ボルト158の段部158aを
遊鼓し、ボルト158をブラケツト27に固着したナッ
ト部材153に螺着する。
力ラ−151が遊隊され、エンジン後方に2本設けられ
ているリャフレーム部24のプラケット27にはナット
部村163が固着される。ボス部150の側面に当てが
つたスラストラバー167の外ワッシャー157aに回
動力ラー151の小軽筒部151aを鉄入し、更にその
外側にリンク140を構成リンク板154の前部を当て
がう。このようにして配置された左右のリンク板154
,154及びカラー151,151に上記水平軸141
に相当する長軸ボルト156を挿通し、この挿適時、カ
ラー151,151間にデスタンスカラー159を介入
し、ボルト156にナット156aを螺着する。これに
より第2図の場合と同様に小径筒部151aとりンク板
154とが圧鞍してリンク板154とカラー151とが
一体化の状態となる。リンク板154の後部に上記水平
轍142に相当する段付ボルト158の段部158aを
遊鼓し、ボルト158をブラケツト27に固着したナッ
ト部材153に螺着する。
ボルト158は段部158aの端面がナット部材153
の端部153aに当駿することにより螺合締め付けられ
、この時にはリンク板154の後部はワッシャ−159
と端部153aとに面接触しながらもボルト158を中
心として回動自在となっている。このように回動力ラー
151の外周面とボス部150の内周面との〆・タルコ
ンタクト、及び毅付ボルト158に鉄合したワツシャー
159とナット部材153の端部153aとの間におけ
るリンク板後部のメタルコンタクトによってリンク板1
54の車体幅方向の横剛性は大きなものとなる。
の端部153aに当駿することにより螺合締め付けられ
、この時にはリンク板154の後部はワッシャ−159
と端部153aとに面接触しながらもボルト158を中
心として回動自在となっている。このように回動力ラー
151の外周面とボス部150の内周面との〆・タルコ
ンタクト、及び毅付ボルト158に鉄合したワツシャー
159とナット部材153の端部153aとの間におけ
るリンク板後部のメタルコンタクトによってリンク板1
54の車体幅方向の横剛性は大きなものとなる。
自動二輪車の加減速時にチェーン138に後方への引張
力が作用した場合には、これはリンク板154のコンブ
レツション荷重となり、リンク板154のコンブレッシ
ョン抗力がエンジン25の車体後方への動きを阻止し、
リンク板154が回動したとしてもエンジンの変位量を
少なく抑えることができる。第6図の実施例では結合箇
所Dの左右2箇所D3,D4のうち左側、即ちエンジン
25の駆動スプロケット36、チェーン38が配置され
る側の結合箇所D3をリンク結合とし、右側の結合箇所
D4を従来のエンジンハンガープラケツト結合構造とし
た。
力が作用した場合には、これはリンク板154のコンブ
レツション荷重となり、リンク板154のコンブレッシ
ョン抗力がエンジン25の車体後方への動きを阻止し、
リンク板154が回動したとしてもエンジンの変位量を
少なく抑えることができる。第6図の実施例では結合箇
所Dの左右2箇所D3,D4のうち左側、即ちエンジン
25の駆動スプロケット36、チェーン38が配置され
る側の結合箇所D3をリンク結合とし、右側の結合箇所
D4を従来のエンジンハンガープラケツト結合構造とし
た。
リンク140は左右2枚のりンク板174,175によ
って構成され、このリンク板174,175の前部内面
はエンジンの左側ボス部150内に回動自在に遊鼓され
た回動力ラー171にボルト178、ナット178aの
虫累着によって圧接され、リンク板174,175の前
部は水平軸141に相当するボルト178を中心として
カラー171がボス部150内で滑動することにより上
下に回動する。
って構成され、このリンク板174,175の前部内面
はエンジンの左側ボス部150内に回動自在に遊鼓され
た回動力ラー171にボルト178、ナット178aの
虫累着によって圧接され、リンク板174,175の前
部は水平軸141に相当するボルト178を中心として
カラー171がボス部150内で滑動することにより上
下に回動する。
リンク板174,175の後部は重ね合せられ、この部
分に段付ボルト176の段部176aが遊欲され、ボル
ト176は左側のリャフレーム部24に設けられたブラ
ケット27のナット部材173に蝿着される。リンク板
174,175の重ね合せ端部はナット部材173の端
部173aとワッシャー179とに面接触しながら水平
軸142に相当する段付ボルト176を中心として回動
する。右側の結合箇所D4においては左右2枚のブラケ
ット板182,183の重ね合せ後部が右側のりヤフレ
ーム部24のブラケット27にボルト186、ナット1
86aによって結着一体化され、ブラケット板182,
183の前部はエンジン25の右側のポス部150内に
鼓合されたラバー181の両端、更にはボス部150の
側面に当てがつたスラストラバー185にボルト184
、ナット184aによって締結される。
分に段付ボルト176の段部176aが遊欲され、ボル
ト176は左側のリャフレーム部24に設けられたブラ
ケット27のナット部材173に蝿着される。リンク板
174,175の重ね合せ端部はナット部材173の端
部173aとワッシャー179とに面接触しながら水平
軸142に相当する段付ボルト176を中心として回動
する。右側の結合箇所D4においては左右2枚のブラケ
ット板182,183の重ね合せ後部が右側のりヤフレ
ーム部24のブラケット27にボルト186、ナット1
86aによって結着一体化され、ブラケット板182,
183の前部はエンジン25の右側のポス部150内に
鼓合されたラバー181の両端、更にはボス部150の
側面に当てがつたスラストラバー185にボルト184
、ナット184aによって締結される。
以上の第5図、第6図の実施例の如くリンク結合箇所を
エンジン後部とすると、リンク140の連結を強度、剛
性が大きいリャフレーム部24部分で行え、強度上有利
となる。
エンジン後部とすると、リンク140の連結を強度、剛
性が大きいリャフレーム部24部分で行え、強度上有利
となる。
第7図乃至第9図はリンク240と車体フレーム20、
エンジン25との各種枢着手段を示し、第7図は第2図
、第3図と同様に回動力ラー241,242によるもの
、第8図は第5図、第6図と同様に段付ボルト243,
244によるもの、第9図はベアリング245,246
によるものである。
エンジン25との各種枢着手段を示し、第7図は第2図
、第3図と同様に回動力ラー241,242によるもの
、第8図は第5図、第6図と同様に段付ボルト243,
244によるもの、第9図はベアリング245,246
によるものである。
回動力ラー及び段付ボルトによるものはメタルコンタク
トのため荷重支持が有効に行え、ベアリングによるもの
は回動摩擦力を最小にすることができ、リンクの防振効
果を高めることができ、ラバープツシュによるものはリ
ンクの振り、バネレートを低くでき、防振効果が高く、
且つラバーのためリンク長さ方向の振動も吸収できる。
以上の説明で明らかな如く本発明によれば、車体フレー
ムとエンジンとを繋ぐリンクは上下に回敷自在であるた
め、エンジンの上下振動をリンクの回動によって吸収で
き、車体フレームへの伝播を防止できるとともに、自動
二輪車の加減速時にチェーンに作用する引張力に対して
リンクに抗力が発生するようになり、この引張力の方向
にエンジンが動くのを阻止でき、従って大型、大排気量
の自動二輪車では従釆採用が困難であったチェーン駆動
式のものにおいてもラバーマゥント構造が採用できるよ
うになり、更に、リンクは車体幅方向への剛性を備えた
ものとして構成されているため、チェーンの引張力によ
るモーメントによってエンジンが横揺れするのを防止で
き、チェーン駆動式目動二輪車のエンジンマウントの実
効性が実現できる。
トのため荷重支持が有効に行え、ベアリングによるもの
は回動摩擦力を最小にすることができ、リンクの防振効
果を高めることができ、ラバープツシュによるものはリ
ンクの振り、バネレートを低くでき、防振効果が高く、
且つラバーのためリンク長さ方向の振動も吸収できる。
以上の説明で明らかな如く本発明によれば、車体フレー
ムとエンジンとを繋ぐリンクは上下に回敷自在であるた
め、エンジンの上下振動をリンクの回動によって吸収で
き、車体フレームへの伝播を防止できるとともに、自動
二輪車の加減速時にチェーンに作用する引張力に対して
リンクに抗力が発生するようになり、この引張力の方向
にエンジンが動くのを阻止でき、従って大型、大排気量
の自動二輪車では従釆採用が困難であったチェーン駆動
式のものにおいてもラバーマゥント構造が採用できるよ
うになり、更に、リンクは車体幅方向への剛性を備えた
ものとして構成されているため、チェーンの引張力によ
るモーメントによってエンジンが横揺れするのを防止で
き、チェーン駆動式目動二輪車のエンジンマウントの実
効性が実現できる。
第1図は車体フレーム及びこれに付設される機器を示す
概略側面図、第2図は第1図2−2線断面図、第3図は
リンク結合を左側の結合箇所のみに適用した場合を示す
第2図と同様の図、第4図は他の実施例に係る第1図と
同様の図、第5図は第4図5−5線断面図、第6図はこ
の実施例においてリンク結合を左側の結合箇所のみに適
用した場合における第5図と同様の図、第7図、第8図
、第9図はリンクと車体フレーム、エンジンとの各種枢
着手段を示す平断面図である。 尚図面中、20は車体フレーム、25はエンジン40,
140,240はリンク、51,53,71,73,1
51,171は回動力ラー、56,58,76,78,
156,158,176,178はリンクの枢着軸とな
るボルトである。 第1図 第3図 第5図 図 N 舷 図 寸 舵 図 〇 縦 第6図 第7図 第9図
概略側面図、第2図は第1図2−2線断面図、第3図は
リンク結合を左側の結合箇所のみに適用した場合を示す
第2図と同様の図、第4図は他の実施例に係る第1図と
同様の図、第5図は第4図5−5線断面図、第6図はこ
の実施例においてリンク結合を左側の結合箇所のみに適
用した場合における第5図と同様の図、第7図、第8図
、第9図はリンクと車体フレーム、エンジンとの各種枢
着手段を示す平断面図である。 尚図面中、20は車体フレーム、25はエンジン40,
140,240はリンク、51,53,71,73,1
51,171は回動力ラー、56,58,76,78,
156,158,176,178はリンクの枢着軸とな
るボルトである。 第1図 第3図 第5図 図 N 舷 図 寸 舵 図 〇 縦 第6図 第7図 第9図
Claims (1)
- 1 エンジンの動力をチエーンにより後輪に伝達するチ
エーン駆動式であつて、エンジンを車体フレームに弾性
材を介して複数箇所で結合保持するようにした自動二輪
車において、上記複数の結合箇所の少なくとも一箇所を
リンク結合とするとともに、該リンクの延びる方向とチ
エーンの延びる方向とを略一致せしめ、且つリンクを車
体幅方向への剛性を備えたものとしたことを特徴とする
自動二輪車のエンジン保持構造。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13207280A JPS6020229B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 自動二輪車のエンジン保持構造 |
AU75045/81A AU539919B2 (en) | 1980-09-22 | 1981-09-08 | Motorcycle frame |
US06/301,274 US4412597A (en) | 1980-09-22 | 1981-09-11 | Engine support structure for motorcycles |
GB8128038A GB2084525B (en) | 1980-09-22 | 1981-09-16 | Motorcycle engine support structure |
CA000386205A CA1166167A (en) | 1980-09-22 | 1981-09-18 | Engine support structure for motorcycles |
FR8117764A FR2490574A1 (fr) | 1980-09-22 | 1981-09-21 | Structure de support de moteur pour des cycles a moteur comprenant un accouplement a biellettes du cadre du moteur |
DE3137650A DE3137650C2 (de) | 1980-09-22 | 1981-09-22 | Triebwerksaufhängung für ein Kraftrad |
DE19813153356 DE3153356C2 (en) | 1980-09-22 | 1981-09-22 | Engine mount for a motor cycle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13207280A JPS6020229B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 自動二輪車のエンジン保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5758582A JPS5758582A (en) | 1982-04-08 |
JPS6020229B2 true JPS6020229B2 (ja) | 1985-05-21 |
Family
ID=15072850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13207280A Expired JPS6020229B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 自動二輪車のエンジン保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020229B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434991U (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-24 | ||
US9463838B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-10-11 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
-
1980
- 1980-09-22 JP JP13207280A patent/JPS6020229B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434991U (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-24 | ||
US9463838B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-10-11 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5758582A (en) | 1982-04-08 |
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