JPS6020173B2 - ポリエチレンテレフタレ−ト製耐熱容器の製造方法 - Google Patents

ポリエチレンテレフタレ−ト製耐熱容器の製造方法

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JPS6020173B2
JPS6020173B2 JP14765578A JP14765578A JPS6020173B2 JP S6020173 B2 JPS6020173 B2 JP S6020173B2 JP 14765578 A JP14765578 A JP 14765578A JP 14765578 A JP14765578 A JP 14765578A JP S6020173 B2 JPS6020173 B2 JP S6020173B2
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JP
Japan
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polyethylene terephthalate
crystallinity
heating
film
temperature
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JP14765578A
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JPS5573516A (en
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尚 斉藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエチレンテレフタレート製耐熱容器の製造
方法に関する。
機械的特性及び耐熱性の点で優れた成形品をポリエチレ
ンテレフタレートシート又はフィルムから製造する方法
として、25℃でmークレゾールに溶かした1%溶液に
ついて測定された相対粘度が、1.7〜2.0の値をも
ちかつ25qoで測定された密度(夕/仇)から計算し
て5〜25%の結晶度をもつポリエチレンテレフタレー
トの板またはフィルムを85〜200こ○の温度に加熱
したものを深絞り真空成形法によって成形し、次いで成
形型内で140〜220℃の温度を使用しながら熱処理
にかけることを特徴とする、ポリエチレンテレフタレー
トから成形品を製造する方法が既に発明されている(袴
公昭44一5108号公報参照)。
しかしながら、上記の方法による場合、成形型内におけ
る熱処理に40現砂あるいは55現抄を要し、全製造工
程では600〜70町砂を要するが故に実用性に欠け、
製造時間の短縮が望まれていた。
本発明者は叙上の従来の欠点を鱗消すべく研究の結果、
ポリエチレンテレフタレートシート又はフィルムを子熱
する段階で、加熱と冷却を交互に繰返して行なうことに
より、予熱段階においても結晶化度を高めることができ
るのみならず、成形型内における熱処理に要する時間を
大幅に縮減することが可能であることを見出した。
本発明はかかる知見にもとづいてなされたものである。
即ち、本発明の要旨は低結晶化度のポリエチレンテレフ
タレートシート又はフィルムをポリエチレンテレフタレ
ートの融点以下の温度で加熱し、次いで冷却し、以後同
様にして前記加熱及び冷却を1回ないし数回繰返すこと
によって前記ポリエチレンテレフタレートシート又はフ
ィルムを軟化せしめると共にその結晶化度を高める第1
工程と、該第1工程で加熱軟化せしめられ且つその結晶
化度が高められたポリエチレンテレフタレートシート又
はフィルムを前記第1工程における加熱温度よりも更に
高く且つポリエチレンテレフタレートの融点よりも低い
温度に加熱した成形型内にとりつけ、熱成形すると同時
に熱処理してポリエチレンテレフタレートの結晶化度を
一気に増大させる第2工程とよりなることを特徴とする
ポリエチレンテレフタレート製耐熱容器の製造方法であ
る。以下、本発明につき説明する。低結晶化度のポリエ
チレンテレフタレートシ−ト又はフィルムをポリエチレ
ンテレフタレートの融点以下の温度で加熱し、次いで冷
却し、以後同様にして前記加熱及び冷却を1回ないし数
回線返して、前記ポリエチレンテレフタレートシート又
はフィルムを子熱する(第1工程)。
次いで、前記の如くして予熱したポリエチレンテレフタ
レートシ−ト又はフィルムを前記第1工程における加熱
温度よりも更に高く且つポリエチレンテレフタレートの
融点よりも低い温度に加熱した成形型内にとりつけ、真
空成形法、圧空成形法、圧空真空成形法などの熟成形法
により成形すると同時に熱処理をする(第2工程)。上
記第1工程において、加熱及び冷却が交互に繰返される
ことによってポリエチレンテレフタレートシート又はフ
ィルムが軟化せしめられると共にその結晶化度が高めら
れ、上記第2工程において、熟成形と同時に前記第1工
程における加熱温度よりも更に高く、且つポリエチレン
テレフタレートの融点よりも低い温度で熱処理されるこ
とによってポリエチレンテレフタレ−トの結晶化度が一
気に増大せしめられその結果、機械的特性及び耐熱性の
点で優れたポリエチレンテレフタレート製耐熱容器が得
られる。上記の本発明において、第1工程における加熱
及び冷却条件は第1工程において得るべき結晶化度を考
慮して決定すべきものであり、適切なる加熱温度、1回
の加熱時間、冷却温度、1回の冷却時間、加熱及び冷却
の反復回数について示せば次の通りである。
加熱温度は成形可能な程度にポリエチレンテレフタレー
トを加熱する為には140℃以上なければならず且つ第
2工程における熱処理温度よりも低く設定しなければな
らないので140なし、し250℃が適当である。
又、1回の加熱処理に要する時間は10ないし5頂砂間
が適当である。次に冷却温度は50ないし70q0が適
当であり、50℃以下であると結晶化の促進効果が充分
に奏せられず、一方、70qo以上であると冷却が充分
でないが故に同様に結晶化の促進効果が充分に秦せられ
ない。
又、1回の冷却処理に要する時間は5ないし1の砂間が
適当である。上記加熱及び冷却の反復回数は2なし、し
3回が適当である。
結晶化度5%以下のポリエチレンテレフタレートシート
又はフィルムを140なし、し250qoの温度で10
ないし5栃秒・間加熱し、次いで50ないし70qoの
温度で5なし、し1の砂間冷却し、以後同様にして前記
加熱及び冷却を1〜2回線返すことによって前記ポリエ
チレンテレフタレートシート又はフィルムが軟化せしめ
られると共にその結晶化度が7ないし15%に高められ
る。
ポリエチレンテレフタレートシート又はフィルムの加熱
は通常の熱盤で加熱する程度で充分であり、それ以上の
高温加熱はシートのたれの生ぜしめるので好ましくなる
又、加熱は赤外照射装置によって行なっても良い。次に
ポリエチレンテレフタレートシート又はフィルムを冷却
するのは、加熱ゾーンからシートを取出して大気中で放
冷するいわゆる空冷で充分である。
又、冷却は不活性ガスの雰囲気中で放却する方法によっ
ても良い。− 次に、第2工程における成形型の加熱温
度は前記第1工程における加熱温度との関係から180
ないし28び0が適当である。
成形型の加熱温度は前記第1工程における加熱温度より
も必ず高いことが必要であり、逆に成形型の加熱温度の
方が低いと結晶化度は促進されない。次に第2工程にお
ける熱処理時間は20ないし40秒で充分である。
成形と同時に180ないし280℃の温度で加熱するこ
とによりポリエチレンテレフタレートの結晶化度は一気
に35なし、し40%に迄増大せしめられる。
次に上記の本発明の製造方法において用いるポリエチレ
ンテレフタレート材料中に艶消剤、染料、または顔料、
もしくは光安定剤等の添加剤を配合することができる。
上記の本発明の製造方法により、ホット充填可能なトレ
ー、カップ状容器、レトルト用容器等を製造することが
できる。
以上のように本発明の製造方法によれば従来よりも短か
し、製造時間で機械的特性及び耐熱性の点で優れたポリ
エチレンテレフタレート製耐熱容器を得ることができる
次に実施例をあげて本発明の方法を具体的に説明する。
実施例 1結晶化度2%のポリエチレンテレフタレート
シート(厚さ0.5柳、寸法230柵×240脚)をィ
リッヒ社製の真空成形機に装入した。
次いで前記シ−トの上下に40仇吻の距離をおいてセラ
ミックヒーターを配置し、該ヒーターによりシートの上
下より170こ0の温度で4硯抄間加熱した。次いで加
熱したシートをヒ−ターゾ−ンより取出し、70ooに
保持された不活性ガスの雰囲気中に挿入して5秒間放冷
した。
5秒間放冷した後再度前記セラミックヒーターによって
シート上下より160℃の温度で1視診間加熱した。
次いで加熱したシートを7ぴ0に保持された雰囲気中に
挿入して5秒間放冷した。
放冷により白化状態はより進行し、結晶化度は10%程
度に到達した。前記加熱と冷却を繰返した後、予め80
0Wの性能を持つスペースヒーターで185午0に加熱
された成形型(寸法15仇蚊×150豚×100肋)内
に500側Hgの真空で40秒密着させ真空成形すると
同時に熱処理して結晶化度紙.6%の機械的特性及び耐
熱性の点で優れた成形品を得るこ.とができた。
実施例 2実施例1と同様にして、但し、成形前の第1
回目の加熱温度を185qo、加熱時間を3の妙、成形
型温度を190qoとしてポリエチレンテレフタレート
製容器の製造を行なった。
その結果、結晶化度31.4%の機械的特性及び耐熱性
の点で優れた成形品を得ることができた。
実施例 3実施例1と同様にして、但し、加熱、及び冷
却の繰返し回数を各1回多くしてポリエチレンテレフタ
レート製容器の製造を行なった。
その結果、結晶化度31.0%の機械的特性及び耐熱性
の点で優れた成形品を得ることができた。
実施例 4テストシート、成形前の加熱及び冷却条件、
成形型の加熱条件は実施例1,2,3と同様にし、成形
は真空成形法の代りに5.0なし、し6.0k9/仇の
加圧力による圧空成形法を採用してポリエチレンテレフ
タレート製容器の製造を行ない、機械的特性及び耐熱性
の点で優れた成形品を得ることができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低結晶化度のポリエチレンテレフタレートシート又
    はフイルムをポリエチレンテレフタレートの融点以下の
    温度で加熱し、次いで冷却し、以後同様にして前記加熱
    及び冷却を1回ないし垂回繰返すことによつて前記ポリ
    エチレンテレフタレートシート又はフイルムを軟化せし
    めると共にその結晶化度を高める第1工程と、該第1工
    程で加熱軟化せしめられ且つその結晶化度が高められた
    ポリエチレンテレフタレートシート又はフイルムを前記
    第1工程における加熱温度よりも更に高く且つポリエチ
    レンテレフタレートの融点よりも低い温度に加熱した成
    形型内にとりつけ、熟成形すると同時に熱処理してポリ
    エチレンテレフタレートの結晶化度を一気に増大させる
    第2工程とよりなることを特徴とするポリエチレンテレ
    フタレート製耐熱容器の製造方法。 2 結晶化度5%以下のポリエチレンテレフタレートシ
    ート又はフイルムを140ないし250℃の温度で10
    ないし50秒間加熱し、次いで50ないし70℃の温度
    で5ないし10秒間冷却し、以後同様にして前記加熱及
    び冷却を1〜2回繰返すことによつて前記ポリエチレン
    テレフタレートシート又はフイルムを軟化せしめると共
    にその結晶化度を7ないし15%に高める第1工程と、
    該第1工程で加熱軟化せしめられ且つその結晶化度が高
    められたポリエチレンテレフタレートシート又はフイル
    ムを180ないし280℃の温度に加熱した成形型内に
    とりつけ、熱成形すると同時に熱処理してポリエチレン
    テレフタレートの結晶化度を一気に35ないし40%に
    増大させる第2工程とよりなる特許請求の範囲第1項記
    載のポリエチレンテレフタレート製耐熱容器の製造方法
JP14765578A 1978-11-29 1978-11-29 ポリエチレンテレフタレ−ト製耐熱容器の製造方法 Expired JPS6020173B2 (ja)

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