JPS6020162Y2 - スタンパ用の再生針 - Google Patents

スタンパ用の再生針

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Publication number
JPS6020162Y2
JPS6020162Y2 JP5225479U JP5225479U JPS6020162Y2 JP S6020162 Y2 JPS6020162 Y2 JP S6020162Y2 JP 5225479 U JP5225479 U JP 5225479U JP 5225479 U JP5225479 U JP 5225479U JP S6020162 Y2 JPS6020162 Y2 JP S6020162Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
stamper
tip
record
cantilever
Prior art date
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Expired
Application number
JP5225479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55153611U (ja
Inventor
耕司 秋田
Original Assignee
日本ビクター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ビクター株式会社 filed Critical 日本ビクター株式会社
Priority to JP5225479U priority Critical patent/JPS6020162Y2/ja
Publication of JPS55153611U publication Critical patent/JPS55153611U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6020162Y2 publication Critical patent/JPS6020162Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、従来試聴することができなかったレコード
製造工程における周知のメタルマスクあるいはスタンパ
の試聴を行なうための再生針に関するものである。
レコード製造工程におけるメタルマスクあるいはスタン
パはレコードに対してはネガとなっており、これを試聴
する際には、レコード再生用の一般の再生針では再生す
ることができなかった。
それは、レコードにおいてはその音溝であるV字状溝の
両壁にステレオの左、右信号が記録されており、そのV
字状溝に再生針がその両壁に当接して嵌合されている。
一方、そのレコードのネガであるメタルマスクあるいは
スタンパにおいては、上記V字状溝のネガである山状突
起の両壁にステレオの左、右信号が記録されていること
になり、したがって、従来一般の再生針ではメタルマス
クあるいはスタンパを試聴することができなかった。
そこで、従来はレコード製造工程におけるラッカー原盤
かメタルマザーあるいは製造されたレコードを試聴して
いた。
この考案は、レコード製造工程におけるラッカー原盤お
よびメタルマザーの他に、メタルマザーの前工程のメタ
ルマスク、あるいは製造されるレコードの前のスタンパ
においても試聴を行なうことができるようにして、録音
の欠陥をできるだけ早期に発見するために、これらメタ
ルマスクあるいはスタンパの試聴を行うことができる再
生針を提供することを目的とするものである。
この種の再生針の先行技術として、特開昭53−133
40汚公報に第1図A、B、Cに示すような再生針が公
開されている。
そのA図は再生針の斜視図、B図はその針先チップがス
タンパに当接している状態の正面図、0図は針先チップ
の平面図であり、この針先チップ1はダイヤモンドある
いはサファイヤ製の円柱部分1aと円錐形状などの尖端
部1bよりなる原形を、その円柱部分1aおよび尖端部
1bの一部を円柱部分の軸方向に切削研磨し、同様に切
削研磨したもう一方の針先チップ1′とをその切削研磨
部分を接合してカンチレバー2に保持させたものである
そして、針先チップ1,1′の尖端部1b、lb’の間
にできた逆V字部分1cを、たとえばレコード溝のネガ
であるスタンパ3の一条3aに跨がせて当接させてスタ
ンパを試聴するようにしている。
この再生針の欠点は、ダイヤモンドやサファイヤは硬い
のでその切削研磨が難かしく、また、針先チップとして
チタンなどの金属を母材とした溶着針は、素材の硬度の
差で上記のような切削研磨が非常に難かしく使用はでき
ない。
また、この種の再生針はメタルマスクやスタンパのよう
に金属でできた側条部をトレースするため針先チップの
摩耗が激しく、交換が容易なように安価である必要があ
るが、上記の再生針はそれに適していなこの考案は、上
記のような問題をなくしたスタンパ用の再生針を提供す
るものであり、第2図以下に示す実施例について詳細に
説明する。
第2図はこの考案の再生針の斜視図、第3図はその針先
チップがスタンパに当接している状態の正面図であり、
4はカンチレバーで、その先端部は図示の如く所定の角
度をもって折曲形成され、その中央部に山形扁平部4a
が形成され、機械的強度が補強されている。
5,5′は従来一般に使用されているレコード再生用と
同じダイヤモンドあるいはサファイヤなどの針先チップ
で、円柱部5a*5a’と円錐形状などの尖端部5b、
5b’とに形成され、この実施例のものは上記尖端部5
b、5b’の頂角が45°以下の角度をもって形成され
ている。
すなわち、この針先チップ5,5′はレコード再生用と
全く同じで、その他に特別に切削研磨などは行なってい
ない。
これらの針先チップ5,5′の基端部は、上記カンチレ
バー4の山形扁平部4aの両斜面の図中下面4b、4b
’に、その両尖端部5b、5b’を所定の間隔をおいて
対向させるとともに、左右方向、すなわち、上記スタン
パ−などに対する再生針の相対進行方向に対して直交す
る方向に並列させて配置され、かつ、正面から見て斜向
に対向するように配置される。
これにより、その両尖端部5b、5b’がレコード溝の
ネガであるスタンパ6の側条6aの両斜面6bt6b’
に当接するようになっている。
なお、この実施例においては、第3図に示すように、所
定の角度をもって対向する針先チップ5.5′の頂角は
45°以下であり、上記対向する一対の針先チップ5,
5′の尖端部5b、5b’のなす頂角は90°以下とな
っている。
このようにするのは、尖端部5b、5b’のなす頂角が
90°以上となると、この尖端部5b、5b’が、スタ
ンパ6の再生しようとする90°に突出した側条6aに
隣接する上記同様に90°に突出した側条6a’9 6
a″の頂部に当接してそれを傷付けるおそれがあるから
である。
この実施例においては、針先チップ5,5′の基端部を
カンチレバー4の山形扁平部4aの両斜面の下面から上
面に貫通させて取付けているが、その他の実施例として
は、図示しないが、針先チップ5,5′の基端部をカン
チレバー4の山形扁平部4aの両斜面の下面に接着して
取付けることもできる。
また、カンチレバーの先端部を単に扁平に形成してその
部分に前記のように針先チップの基端部を取付けること
も、さらにまた、円柱状のカンチレバーに前記のように
針先チップの基端部を取付けることも可能であることは
言うまでもない。
なお、上述の如くこの実施例においては、上記各針先チ
ップ5,5′を上記山形扁平部4aの両斜面に単に突接
することにより、これら針先チップ5,5′のカンチレ
バー4への取付は精度を向上することができる。
また、この実施例においては、針先チップ5゜5′の尖
端部5b、5b’の間隙の一部を接着剤7を介して接合
しているが、もちろん接着しなくても特に問題は生じな
い。
以上のように作られたこの考案の再生針によって、スタ
ンパを試聴するには、そのカンチレバー4の基端部をレ
コード再生用と同じピックアップカートリッジに取付け
、ターンテーブルに乗せたスタンパをレコードの場合と
は逆方向に回転させ、針先チップ5,5′の尖端部5b
、5b’を第3図に示すようにレコード溝のネガである
スタンパ6の側条6aの両斜面6b、6b′に当接させ
てトレースさせればよい。
なお、スタンパの他に、同様にしてメタルマスクの試聴
を行なうこともでき、したがって、スタンパ用の再生針
に限定されないことは言うまでもない。
この考案は、以上のように、カンチレバーの先端部に、
一対の針先チップを、その両尖端部を所定の間隔をおい
て左右に並列し、かつ、正面から見て斜向に対向するよ
うに配置し、その両尖端部がレコード溝のネガであるス
タンパの側条の両斜面に当接するように突設させて構成
したスタンパ用の再生針を提供したので、前記先行技術
の再生針のように、硬くて切削し難いダイヤモンドやサ
ファイヤなどでできた針先チップを特に切削研磨するこ
となく、従来一般のレコード再生用に作られている針先
チップをそのまま前記のようなカンチレバーの先端部に
取付ければよいので、製作が容易で、かつ、低コストと
なる。
また、この考案の実施例においては、上記一対のそれぞ
れの針先チップの尖端部の頂角を45°以下とし、それ
らの尖端部を対向させてなす頂角を90’以下としたこ
とによって、その尖端部が、再生しようとするスタンパ
の側条以外の、すなわち、その一条に隣接する一条の頂
部に当ってそれを傷付けるおそれがなくなるなどの特長
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はスタンパ用の再生針の先行技術のものを示し、
第2図はこの考案のスタンパ用の再生針の斜視図、第3
図はその針先チップがスタンパに当接している状態の正
面図である。 4・・・・・・カンチレバー 4a・・・・・・山形扁
平部、4b、 4b’・・・・・・下面、5,5′・・
・・・・針先チップ、5、5 a/・・・・・・円柱部
、5b、5b’・・・・・・尖端部、6・・・・・・ス
タンパ、6a、6a′、6a″・・・・・・一条、6b
、 6b’・・・・・・斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カンチレバーの先端部に、一対の針先チップを、その両
    尖端部を所定の間隔をおいて左右に並列し、かつ、正面
    から見て斜向に対向するように配置し、その両尖端部が
    レコード溝のネガであるスタンパの一条の両斜面に当接
    するように突設して構成したスタンパ用の再生針。
JP5225479U 1979-04-19 1979-04-19 スタンパ用の再生針 Expired JPS6020162Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5225479U JPS6020162Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 スタンパ用の再生針

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5225479U JPS6020162Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 スタンパ用の再生針

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55153611U JPS55153611U (ja) 1980-11-06
JPS6020162Y2 true JPS6020162Y2 (ja) 1985-06-17

Family

ID=28943096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5225479U Expired JPS6020162Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 スタンパ用の再生針

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JPS55153611U (ja) 1980-11-06

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