JPS60200180A - 高電圧直流遮断器の等価試験法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は高電圧直流遮断器の等価試験法に係シ、特に、
供試遮断器の極間に直流高電圧を印加するに好適な等価
試験法に関する。

〔発明の背景〕

従来技術を第１図の回路図と第２図に示す動作波形で説
明する。第１図は、発電機、あるいは、他の電流源用電
源１を用い、投入スイッチ２、保護遮断器３を投入し、
変圧器４、リアクトル６、補助遮断器８、供試遮断器９
を通して、等価直流電流を通電する。遮断時、ハ、供試
遮断器と並列に接続した投入スイッチＩＬ！ｊアクドル
１２、充電したコンデンサ１３の直列回路を用いて、時
刻１、で投入スイッチ１１を投入し供試遮断器９を流れ
る直流に振動電流を重畳させ、電流零点を作シ、直流電
流を時刻ｔ２で遮断する（第２図Ｉｆ）。

遮断後の電流は、コンデンサ１３に転流されて、電流源
からのエネルギを吸収し、コンデンサの電圧が上昇する
。この電圧上昇の途中で、供試遮断器と並列に設けた酸
化亜鉛を主成分とする抵抗体１０が導通し、供試遮断器
９の極間電圧を規定の電圧に制限する。補助遮断器８は
、抵抗体１ｏと同特性を持つ非線形抵抗体７によシ、補
助遮断器８の極間電位差零、電流零の時刻ｔ３で遮断し
、電流源側と切離す。このため、供試遮断器の極間には
、第２図■１で示す直流電圧が印加されて、直流遮断器
の性能が検証できる。第１図で補助遮断器８を含み図示
左側が試験設備であシ、供試遮断器９を含む右側が直流
遮断装置である。変圧器二次側に設けた非線形抵抗体１
５は電流源設備の保護用として用いられる。この試験法
は、実系統を模疑できる特徴をもつが、反面、補助遮断
器の責務が厳しく遮断できないと云う欠点もある。第２
図に補助遮断器８を流れる電流と極間電圧波形を示した
が、遮断直前のｄｉ／ｄｌは供試遮断器９．１楽になる
が、ｄｕ／ｄｔが高く遮断が厳しいものとなる。図中に
補助遮断器８が遮断不能の場合を錯綜で示したが、この
場合は、供試遮断器の極間に直流電圧が印加できないと
言う問題がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、インダクタンスな直流等価試験法を採
用し、かつ、補助遮断器の遮断を容易にすることで、実
系統と等価な信頼性ある試験法を提供するにある。

〔発明の概要〕

補助遮断器の遮断責務を検討し、笑施したところ、遮断
直前のｄｉ／ｄｊは楽だが、遮に丁直後の電圧上昇率ｄ
　ｕ　／ｄ　ｔが厳しく、遮断不能になることが判った
。これを緩和する手段として無充電のコンデンサを補助
遮断器の極間に挿入することを検討した結果、容易に遮
断できることが判った。また、コンデンサを含めた補助
遮断器の極間に、過電圧が発生するため、保護用として
補助遮断器の極間に非線形抵抗体を設けることも有効で
あることが判った。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第３図、第４図にょシ説明す
る。

本発明は、補助遮断器８の極間に無充電のコンデンサを
設けたことを特徴とし、補助遮断器８が遮断するまでの
動作は従来技術と同じため、説明を省略する。本発明で
は、補助遮断器８の遮断時、極間電圧は、コンデンサ１
４によシ第４図に示すように周波数の低い振動電圧にな
シ、遮断直後のｄｕ／ｄｔが小さく、補助遮断器８は容
易に遮断できる。このため、供試遮断器の極間には、第
２図に実線で示したＶｌの波形が印加されることになシ
、実系統と等価な検証試験ができる。また、本発明のコ
ンデンサ１４は、供試遮断装置側への影響はほとんどな
く、試験設備側で対処できることから供試遮断装置のみ
を検証できる。

第５図と第６図は本発明による他の実施例を示す回路図
と補助遮断器８の極間電圧波形例を示す。

本発明は補助遮断器８の極間にコンデンサ１４と非線形
の酸化亜鉛抵抗体１５を設けたものである。

補助遮断器８の極間にコンデンサ１４を設けて補助遮断
器遮断直後のｄｕ／ｄｔ’？低減する方法は、補助遮断
器の遮断を容易にできると云う効果があるが、回路のイ
ンダクタンスとの共振によシ過電圧が発生し、補助遮断
器８やコンデン″＋ｊ１４の絶縁破壊を引き起こす要因
となる。このため、供試遮断器９の極間電圧と同程贋の
電圧に制限するため、補助遮断器８とコンデンサ１４の
両端に供試遮断器９の制限電圧と同等の特性を持つ非線
形の酸化亜鉛抵抗体１５を設け、過電圧を抑制したもの
である。補助遮断器８の極間電圧は第６図に示すように
抵抗体１５で制限されることになる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、補助ｓＷＴ器の極間に無充電のコンデ
ンサを接続することで、遮断直後の電圧上昇率を低減で
き、並列に接続した非線形抵抗体によシ過電圧の発生を
抑制でき、補助遮断器の遮断が容易となシ、実系統と等
価な信頼性ある試験法を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来の回路図と動作波形図、第３図、
第４図は本発明の一実施例の回路図と動作波形図、第５
図、第６図は本発明による他の実施例の回路図および動
作波形図である。 ８・・・補助遮断器、９・・・供試遮断器、１４・・・
コンデンサ、５，７，１０．１５・・・酸化亜鉛抵抗体
、１１・・・投入スイッチ、１２・・・リアクトル、１
３・・・怖　１　刀 躬　２図 ↑　牛　↑ 七＋　ｔ２　ｔ３ 慕　３目 箭　４０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、補助遮断器と供試遮断器を直列にして電流源電流を
   通電し、遮断時は前記両遮断器を開極し、前記供試遮断
   器に高°亀圧の直流電圧を印加するインダクテイブ直流
   試験法に於いて、 前記補助遮断器の極間に無充電のコンデンサを設けたこ
   とを特徴とする高電圧直流遮断器の等価試験法。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記コンデンサの
   両端に非線形の特性を持つ酸化亜鉛抵抗体を設けたこと
   を特徴とする高電圧直流遮断器の等価試験法。