JPS60200153A - 金属腐食測定装置 - Google Patents

金属腐食測定装置

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JPS60200153A
JPS60200153A JP59055818A JP5581884A JPS60200153A JP S60200153 A JPS60200153 A JP S60200153A JP 59055818 A JP59055818 A JP 59055818A JP 5581884 A JP5581884 A JP 5581884A JP S60200153 A JPS60200153 A JP S60200153A
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JP
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metal
coating film
corrosion
electrode
electrodes
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JP59055818A
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Inventor
Masayuki Suzuki
雅行 鈴木
Hiroyuki Hasebe
裕之 長谷部
Junichi Takabayashi
純一 高林
Tomoko Sato
倫子 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N17/00Investigating resistance of materials to the weather, to corrosion, or to light
    • G01N17/02Electrochemical measuring systems for weathering, corrosion or corrosion-protection measurement

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は金属材料の耐食性等を非破壊的に評価する金属
腐食測定装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来よシ、塗膜を施した金属材料の腐食状況の評価は塗
膜表面の目視観察や塗膜の−δ測測定よって行なわれて
いる。しかしながら、目視観察ではその腐食判定基準が
主観的になり易いばかシか、塗膜下の金属相料の腐食が
相当進行し々いと、塗膜面に変化が現われず、判定がで
きないという問題がある。一方、塗膜の一δを測定する
方法は得られた測定値と実際の腐食状況との対比がつか
ない場合が多く、実際的な評価技術とはいえない。
このようなことから、最近、第1図に示す電気化学的測
定手段を採用した金属腐食測定装置が提案されている。
即ち、図中の1は上下部が開口された電解槽である。こ
の電解槽1は表面に塗膜2が被覆された下地金属3から
なる被測定物の塗膜2上に設置される。前記電解槽1内
には該電解槽1を被測定物に設置した状態で食塩水等の
電解質溶液4が収容されている。この電解質溶液4内に
は該電解質溶液4が接触する塗膜2の被測定面5に電気
的刺激を与えるための対極6が浸漬されている。この対
極6は通常、白金等の不溶性金属から作られている。ま
た、前記電解質溶液4内には被測定面5の分極を測定す
るための基準となる参照電極7が浸漬されている。この
参照電極7としては通常、飽和せコウ電極(SCE )
や銀−塩化銀電極、白金黒付白金電極等が用いられる。
前記対極6及び参照電極7には夫々リード線8.9が接
続されておシ、かつ対極6のリード線8の他端は図示し
ない電源に接続されている。更に、前記被測定物である
下地金属3の一部にはリード線10が塗膜2の切欠穴1
1を通して半田等により接続されており、かつ該リード
線10は前記電源に接続されている。
金属腐食測定装置を前述した第1図に示す状態で設置す
ると対極6のリード線8の端子Aと゛、参照電極7のリ
ード線9の端子Bと下地金属3と接続したリード線10
の端子Cの間は第2図に示す等価回路図となる。なお、
第2図中のRe r ccは夫々対極6の分極抵抗及び
二重層容量、R8は電解質溶液4の溶液抵抗、R4、C
fは夫々塗膜2の被測定面5における絶縁抵抗及び電気
容量、Rp v Cdは被測定面5に対応する塗膜2と
下地金属3との界面の腐食反応における反応抵抗及び二
重層容量、Rmは下地金属3の電気抵抗、を示す。
上述した各種のC,Hのうち前記溶液抵抗Rsは通常、
塗膜抵抗Rfや反応抵抗R1に比べて非常に小さく、一
方、下地金属3の電気抵抗Rmはほぼ零を示し、無視す
ることが可能である。また、分極測定は参照電極7の端
子Bとリード線10の端子C間で行なわれるから、対極
6の分極抵抗Rc及び二重層容量Ccは分極測定に関与
せず、分極の解析においてその寄与を除外できる。しか
して、前記端子A、C間に図示しない電源よシミ気刺激
を与えると、端子B−C間で測定され分極へ関与する等
価回路は第3図に示すように簡略化される。第3図に示
す端子B−C間のインピーダンスを28とすると、2□
は次式(1)%式% したがって、前記(1)式よシ反応抵抗R1をめること
により被測定面5に対応する塗膜2と下地金属3との界
面での腐食反応(腐食状態)を測定できる。
しかしながら、第1図図示の従来の金属腐食測定装置に
おいては下地金属3にリード810を接続するために塗
膜2に切欠部11を設ける必要がある。防食のだめの塗
膜の一部を取シ除く必要があるので、測定の都度、塗膜
の除去と修復作業を要し、極めて非能率的である。しか
も、切欠穴10の修復が不完全であると、その箇所から
腐食を引き起こす可能性がある。また、修復箇所の外観
悪化によシ、美観を重要視する構造物の場合、大きな問
題となる。
また、第1図図示の従来の金属腐食測定装置においては
対極6および参照極7と下地金属3の電気的導通を得る
ために、電解質溶液4を介在させる必要がある。ところ
が、被測定面5が傾斜している場合は電解質溶液4が被
測定面5゜対極6および参照極7を完全におおうことが
できなくなシ、測定が不可能になるかあるいは不正確に
なる場合があるほか、測定開始時の電解質溶液4の注入
や測定中の漏れ防止、さらには測定終了時の電解質溶液
4の処理など取扱上の大きな問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は塗膜が被覆された下地金属からなる構造物にお
ける塗膜と下地金属の界面の任意箇所の腐食状況を非破
壊的に簡便に測定し得る金属腐食測定装置を提供しよう
とするものである。
〔発明の概要〕
本発明は下地金属表面の塗膜上の累々る2点に夫々装着
された同一形状をなす金属電極と、これら金属電極間に
交流又は同時に複数の周波数を含む電気信号を印加する
手段とを具備した構成にすることによって、塗膜に切欠
穴を設けずに腐食状況を非破壊的に測定できる簡便な構
造の金属腐食測定装置を得ることを骨子とするものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例1 第4図は本実施例1の金属腐食測定装置を示す概略図で
ある。図中の21.21’は例えば13Cr鋼からなる
雑音防止のだめのシールドであシ、これらシールド21
 、21’は表面に塗膜2が被覆された下地金属3から
なる被測定物の塗膜2上に互に所定の間隔をおりて絶縁
ゴム22.22’を介して固定されている。前記シール
ド21 、21’内の塗膜2上には夫々互に同一形状(
円盤状)をなすSUS 304製の金属電極2 J 、
 23’が図示しない3チ食塩水含有寒天グルを介して
配置されている。また、前記金属電極23 、23/上
には夫々リング状磁石24 、24’が載置されており
、各磁石24 、24/の磁力によシ各金属電極23 
、23/が塗膜2上に寒天ケ9ルを介して密着して固定
されている。そして、前記各金属電極23 、231は
シールド21.21’内に挿入された被覆銅線25 、
25’に夫々接続されている。一方の被覆銅線25の他
端はポテンシロスタット(図示せず)の試験電極端子に
接続され、かつ他方の被覆銅線25/の他端は照合電極
端子及び対極端子に接続されている。交流発生源および
インピーダンス解析器として例えばソーシトロン125
o型を用い、図示しないポテンシ日スタットを介して金
属電極23゜23′間に0.1 MHz 〜100 k
Hzの間から選ばれた周波数範囲で振巾30 mV以内
の交流電圧を印加することによってインピーダンスの周
波数分散をめる。
このような構成によれば、同第4図に示す如く金属電極
2 、? 、 23’を下地金属3の塗膜2上に寒天グ
ルを介して固定した状態で図示しない交流電源よシ各金
属電IfL2 J 、 23’に交流を印加する場合試
験電極と照合電極の間は第5図に示す等価回路に近似で
きる。なお、第5図中のRy + R,/は夫々金属電
極23 、23’と塗膜2の界面の抵抗、CM t C
M’は夫々金属電極23.23’と塗膜2の界面の容量
、RF r RF’は夫々金属電極23 、23’が接
触する塗膜2部分の抵抗、CF。
CP、/は夫々同金属電極23 、23’が接触する塗
膜2部分の容量である。また’ Rp ’ Rp’は夫
々金属電極23 、23’下の塗膜2と下地金属3の界
面における分極抵抗、Cd 、 Cd’は同界面の二重
層容量である。海水に濡れる環境で使用される構造物を
測定する場合、塗膜2表面が濡れていれば、前記SUS
 304製の金属電極23 、23’を用いると、RM
 、 RM’は夫々100〜1000にΩ−eTn2.
 CM、 CM、は20〜100μF/1yn2 程度
になる。
ところで、塗膜2が健全で塗膜下の腐食が無視し得る段
階では、前記R,、R,’とrL、 、 R,’は全く
分離されず、通常、100口以上の大きな値となる。ま
た、CF、 C,/は10−10〜10−8F/crn
2程度の小さい値を示す例が多い。したがって、RM 
r RM’とCM r CM’の部分の時定数は2〜1
00秒程度となシ、一方塗膜及び塗膜と下地金属界面の
部分の時定数は0.01〜1秒程度となる。ここで、交
流インピーダンスの周波数分散を、例えばナイキスト線
図として表わす場合、第6図(a)に模式的に示す如く
、原点付近から塗膜から下地金属に係わる半円が現われ
、一方、金属電極塗膜界面の情報は前記半円と時定数が
比較的近い値のとき、前記半円から分離せずにマスクさ
れるか、時定数が前記半円よシ大きい時には低周波数領
域に微小な半円が現われるにすぎず、得られるナイキス
ト線図は殆んど塗膜から下地金属に関するものだけであ
る。
一方、塗膜が劣化すると、RF 、 Ry’は非常に小
さくなるが、cFI CF’はあまシ大きく変化しない
。しだがって、塗膜の時定数は著しく小さくなシ、その
ナイキスト線図は高周波領域に現われる。このようにな
ると、下地金属に腐食反応が生じ、R,、R,’とCd
 、 Cd’がナイキスト線図に現われるようになる。
但し、腐食の進行と共にRp、 Rp’は小さくなシ、
一方、Cd 、 cd’は犬きくなってゆくものの、時
定数は金属電極/塗膜の界面の時定数と大差がないので
、この両者は1つの半円を形成する。こうした時のナイ
キスト線図を模式的に表わすと第6図(b)のようにな
る。2つの半円が若干ずれて重なった形をとるようにな
るが、塗膜下の腐食が進行すると、2つの半円のずれが
大きくなって、ナイキスト線は2つの山状になり、更に
塗膜下の腐食が進行すると、塗膜に関する半円が殆んど
消失するに至る。
このようにしてインピーダンスの周波数分散をめずに、
見かけの抵抗値や容量値を矩形波分極抵抗法や単一周波
数の交流測定等の従来の手法でめても、塗膜下の腐食が
発生する項には、電極/塗膜の界面のインピーダンスが
測定値に寄与するので、腐食開始を判定することは困難
である。これに対し、周波数分散をナイキスト線図やデ
ート線図の形で表わし、その形状変化を見ることによっ
て、金属電極/塗膜の界面のインピーダンスの寄与を除
外して腐食開始が容易に判定できる。
事実、下地金属3の表面に塗膜2を被覆した構造物を3
%の食塩水に3時間浸漬した後、表面の水分を除去し、
本実施例1の測定装置で測定したところ、第7図(、)
に示す如く塗膜2のものと思われる単一の半円のみが現
われたナイキスト線図が得られた。この時、塗膜2下の
下地金属3の腐食の徴候は認められなかった。次に、同
構造物を3%の食塩水中に100時間浸漬後、水分を除
去し、本実施例1の測定装置により測定を行なったとこ
ろ、第7図(b)に示す如く抵抗成分が小さくなると共
に、半円でなく扁平な形状が現われたナイキスト線図が
得られた。かかる形状の変化は塗膜2下の下地金属3の
腐食発生によるものと考えられるが、実際に塗膜下には
最大直径1mm程度の無色の腐食が多数発生しているこ
とが確認できた。
したがって、本発明によれば互に同一形状をなす2組の
金属電極23 、23’を用いることによシ、従来の如
くリード線を下地金属3に接続するだめの塗膜2への切
欠部11の形成を不要化できる。その結果、塗膜の除去
、修復という煩雑な作業を解消して能率よく非破壊的に
金属の腐食状況の判定を行なうことができる。しかも、
従来の如く修復の不完全性による下地金属の腐食の助長
や外観不良を回避できる。
また、本実施例1の装置の如く、金属電極23 、23
1をリング状の磁石24.241を用いて、その磁力に
より塗膜2上に固定する構成にすれば、被測定面が水平
である場合はもとよシ、垂直な面或いは天井面であって
も簡便に金属の腐食状況を測定できる。
実施例2 金属電極として銀電極を用い、この′rTL極の測定面
に塩化カリウム溶液中でアノード処理して塩化銀を生じ
させ、3%食塩水を含有する寒天ダルを介して塗膜上に
配置した以外、実施例工と同構造の金属腐食測定装置を
組立てた。
しかして、下地金属の表面に塗膜を被覆した構造物を3
%の食塩水中に3時間浸漬した後、表面の水分を除去し
、本実施例2の測定装置で測定したところ、前述した第
7図(a)と同様なナイキスト線図を得た。寸だ、同構
造物を3係の食塩水中に100時間浸漬した後、表面の
水分を除去し、本実施例2の装置により測定したところ
、低周波領域での抵抗成分がステンレス電極の場合よシ
も小さいものの、腐食に基づく扁平化が現われた第7図
(、)図示のナイキスト線図が得られ、金属の腐食状況
を判定できた。銀電極での抵抗成分がステンレス電極で
のそれに比べて小さくなったのは、銀電極の測定面が塩
化銀となっていて、電極と寒天グルの間の電荷移動の抵
抗が非常に小ざくなシ、下地金属3の表面の腐食反応の
情報がよシ正確に現われたためと考えられる。
実施例3 金属電極として銅電極を用い、この電極の測定面に5%
希硫酸でエツチングした後水銀を塗布してアマルガム化
したものを塗膜上に配置した以外、実施例1と同構造の
金属腐食測定装置を組み立てた。
しかして、下地金属表面に塗膜を被覆しだ構造物を3チ
食塩水中に、1 o o時間浸漬した後、表面の水分を
除去し、本実施例3の測定装置によシ測定したところ、
第7図(b)と同図(c)の中間的な軌跡のナイキスト
線図が得られ、塗膜下の下地金属に腐食が発生している
ことが判定できた。
実施例4 第8図は実施例4の金属腐食測定装置を示す概略断面図
であシ、図中の21 、21’は例えば13Criから
なる雑音防止のだめのシールドである。これらシールド
2 J 、 21’は下地金属3表面の塗膜2上に互に
所定間隔をあけて絶縁ゴム22,221を介して固定さ
れている。前記各シールド21 、211内の塗膜2に
は例えば内径36n1高さ2cmのSUS 430製の
金属円EJ26゛I261が絶縁ゴム27 、27’を
介して夫々配設されている。これら円環26.26’の
外周面には熱収縮性テトロンチューブ28 、28/が
夫々被着されており、かつ該円fR26T26’の外周
にはコイル29 、291が夫々巻回されている。これ
らのコイル29 、29’は夫々前記シールド21 、
27’の外部に延出されるリード線30゜30′と接続
されている。また、前記各円環26゜26′内には、塗
膜2濡れ易くするための少量のインジウムを添加した水
銀31.31’が夫々収容されておシ、該水銀31.3
1’は塗膜2と接触している。更に、前記円Mz6*z
6’の上面にはシールド2 J 、 2 IIの外部に
延出される被覆銅線25 、25’が夫々接続されてい
る。
このような構成において、リード線J O,30’から
コイル29 、291に電圧を印加して、金属円環26
,261を電磁石として作用することによシ同円環26
126’を塗膜2表に固定でき、それら円環26 、2
6’内の水銀J Z 、 J J’を塗膜2上の所定位
置に接触できる。こうした状態において、被覆銅線25
 、25’に交流を印加することによシ、塗膜2下の下
地金属3の腐食状況を判定できる。この場合、金属電極
の構成部品として水銀31 、31’を用いることによ
シ、塗膜2表面が微少な凹凸状であっても、接触不良を
生じること彦く、良好に接触でき、その結果、精度のよ
い腐食測定が可能となる。
事実、下地金属表面に塗膜を被覆した構造物を3%食塩
水中に100時間浸漬した後、表面の水分を除去し、本
実施例4の測定装置によシ測定したところ、第7図(c
)とほぼ同様なナイキスト線図が得られ、塗膜下の下地
金属に腐食が発生していることが判定できた。
実施例5 第9図は本実施例5の金属腐食測定装置の概略断面図で
あシ、図中の22 、21’は例えば13 Cr鋼から
なる雑音防止のためのシールドである。これらシールド
2 J 、 211は下地金属3表面の塗膜2上に互に
所定間隔をあけて絶縁ゴム22 、221を介して固定
されている。前記各シールド21 、211内の塗膜2
上には円環状の枠体J 2 、 J 2’が夫々配設さ
れておシ、かつ各枠体32,3;!/の外周の中央から
下部にかけてヒータ3 J 、 J 3’が夫々巻装さ
れている。また、前記各枠体32 、321内にはプラ
ント合金(融点38℃)、ラッドメタル(融点70℃)
等の低融点合金34.34’が夫々収納されている。
更に、前記各枠体32,32/内の低融点合金34 、
34’上には押え板、95.35’を介してリング状磁
石24 、24’が配設されている。そして、前記各脚
え板35 、 J 5’には前記シールド21 、21
’の外部に延出する被覆銅線25゜25/が接続されて
いる。
このような構成において、各枠体32 、 J 2’外
周のヒータJ 3 、 J J’に通電して発熱すると
とによシ、各枠体32,32’内の低融点合金34 、
 J 4’が溶融した後、通電を停止して冷却固化する
ことによって、低融点合金34 、 J 4/は塗膜2
上に微少な凹凸がある場合でも容易に密着する。しかも
、冷却同化した低融点合金34 、34’はその上の磁
石24,24′の磁力によシ塗膜2上に固定される。こ
のため、金属電極を構成する低融点合金34 、34’
は塗膜2に対して良好に接触でき、被覆銅線25 、2
5’間に交流を印加することによって、塗膜2下の下地
金属3の腐食状況を精度よく判定できる。
事実、下地金属表面に塗膜を被位した構造物を3チ食塩
水中に100時間浸漬した後、表面の水分を除去し、本
実施例5の測定装置によシ測定したところ、第7図(c
)とほぼ同様なナイキスト線図が得られ、塗膜下の下地
金属に腐食が発生していることが判定できた。
実施例6 下地金属表面に塗膜を被噛した構造物を3チ食塩水中に
100時間浸漬した後、水分除去を行なった。この塗膜
上に2組のInからなる金属電極をその接触面積が約5
咽2となるように圧着した後、各金属電極に接続した被
覆銅線に交流を印加して交流インピーダンスを実施例1
と同様に測定したところ、第7図(c)と同様々ナイキ
スト線図が得られ、塗膜下の下地金属に腐食が発生して
いることが確認された。
なお、上記実施例では磁石の磁力により金属電極を塗膜
上に固定したり、或いは延性の高い金属電極(例えばI
n等)を塗膜上に直接圧着して固定したシしたが、これ
らに限定されない。
例えば、金属電極を導電性ペーストを用いて塗膜上に固
定したシ、粘着テープを用いて固定したシしてもよい。
上記実施例は交流の周波数分散をナイキスト線図の形で
表わし、その形状変化を調べることで腐食状況の判定を
行なったが、これに限定されない・例えば交流インピー
ダンスの測定は、交流の周波数を変えながら、電流と電
圧の関係を解析する方法の他、多数の周波数成分を含ん
だ信号を、模擬ノイズや/4’ルスを印加し、それに対
する応答と共に周波数解析する方法やインピーダンスブ
リッジを用いることができる。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明によれば塗膜が被覆された下
地金属からなる構造物における塗膜と下地金属の界面の
任意箇所の腐食状況を非破壊的に簡便に測定し得る構造
が簡素化された金属腐食測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属腐食測定装置を示す概略断面図、第
2図は第1図の装置を被測定物に設置した時の端子A−
C間の等価回路図、第3図は第2図よシミ位応答に関与
する分を抽出した等価回路図、第4図は本発明の実施例
1における金属腐食測定装置を示す概略断面図、第5図
は第4図の装置を被測定物を設置した時の等価回路図、
第6図は第4図の装置をもとにして塗膜下の下地金属の
劣化状態に対応するナイキスト線図、第7図は実施例に
て測定されたナイキスト線図、第8図及び第9図は夫々
本発明の他の実施例を示す金属腐食測定装置の概略断面
図である。 2・・・塗膜、3・・・下地金属、21.21’・・・
シールド、23 、2 J’・・・金属電極、24,2
41・・・リング状の磁石、25.25’・・・被覆銅
線、26゜26′・・・金属円環、29.29’・・・
コイル、31゜J 1’・・・水銀、32.32’・・
・枠体、33 、33’・・・ヒータ、34,341・
・・Inの金属電極。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1c!l 第2図 第3図 第5図 第6図 (a) (b) I7rM 実戟&β 第8図 第9図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下地金属表面の塗膜上の異なる2点に夫夫装着さ
    れた同一形状をなる金属電極と、これら金属電極間に交
    流又は同時に複数の周波数を含む電気信号を印加する手
    段とを具備したことを特徴とする金属腐食測定装置。
  2. (2)金属電極が低融点金属からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の金属腐食測定装置。
  3. (3)金属電極が延性の高い金属からなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の金属腐食測定装置。
  4. (4)金属電極が水銀からなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の金属腐食測定装置。
  5. (5)金属電極を塗膜上に導電性ペーストを介して装着
    せしめることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    金属腐食測定装置。
  6. (6)金属電極を塗膜上にダル状電解質を介して装着せ
    しめることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の金
    属腐食測定装置。
JP59055818A 1984-03-23 1984-03-23 金属腐食測定装置 Pending JPS60200153A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59055818A JPS60200153A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 金属腐食測定装置

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JP59055818A JPS60200153A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 金属腐食測定装置

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