JPS6019972A - 斜板式コンプレツサ - Google Patents
斜板式コンプレツサInfo
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- JPS6019972A JPS6019972A JP58127112A JP12711283A JPS6019972A JP S6019972 A JPS6019972 A JP S6019972A JP 58127112 A JP58127112 A JP 58127112A JP 12711283 A JP12711283 A JP 12711283A JP S6019972 A JPS6019972 A JP S6019972A
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- aluminum
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/20—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B1/2014—Details or component parts
- F04B1/2078—Swash plates
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
- F04B27/0886—Piston shoes
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- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/04—Heavy metals
- F05C2201/0469—Other heavy metals
- F05C2201/0475—Copper or alloys thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/12—Coating
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は斜板式コンプレッサに関づ゛るものである。
従来より、例えば自動車の空調システムには、軸と平行
に設けられた複数個のシリンダボアをもつシリンダブロ
ックと、該シリンダブロック内において回転軸により回
転される斜板と、該シリンダボア内に摺動自在に嵌合さ
れたピストンと、該ピストンと該斜板との間に介在し、
該斜板の回転により該ピストンを往復運動させるシュー
とで構成される斜板式コンプレッサが使用されている。
に設けられた複数個のシリンダボアをもつシリンダブロ
ックと、該シリンダブロック内において回転軸により回
転される斜板と、該シリンダボア内に摺動自在に嵌合さ
れたピストンと、該ピストンと該斜板との間に介在し、
該斜板の回転により該ピストンを往復運動させるシュー
とで構成される斜板式コンプレッサが使用されている。
このコンプレッサでは、回転軸の回転により斜板が回転
揺動し、これによりピストンが往復運動をしてシリンダ
内のガスを圧縮する。
揺動し、これによりピストンが往復運動をしてシリンダ
内のガスを圧縮する。
この斜板式コンプレッサにおいて、一般に斜板、シュー
は軽量化等の面からアルミニウムやアルミニウム合金が
使用されている。ここで斜板やシューの摺動面には大き
な荷重及び滑り速度が作用することから、斜板やシュー
の摺動面は焼付きしやすい問題がある。特に斜板やシュ
ーの母材を形成するアルミニウムあるいはアルミニウム
合金が凝着しやすいために、始動時の無潤滑の状態とか
、摺動荷重が大きいような苛酷な摺動条件下では焼付き
しやすいという問題がある。
は軽量化等の面からアルミニウムやアルミニウム合金が
使用されている。ここで斜板やシューの摺動面には大き
な荷重及び滑り速度が作用することから、斜板やシュー
の摺動面は焼付きしやすい問題がある。特に斜板やシュ
ーの母材を形成するアルミニウムあるいはアルミニウム
合金が凝着しやすいために、始動時の無潤滑の状態とか
、摺動荷重が大きいような苛酷な摺動条件下では焼付き
しやすいという問題がある。
本発明は上記問題を克服するもので、耐焼付性に優れた
斜板式コンプレッサを提供することを目的とする。
斜板式コンプレッサを提供することを目的とする。
本発明の斜板式コンプレッサは、斜板およびシューの少
なくとも一方は、アルミニウム又はアルミニウム合金を
母材とし、少なくともその摺動面は該母材上に形成され
た酸化アルミニウム層の表面で構成されていることを特
徴とするものである。
なくとも一方は、アルミニウム又はアルミニウム合金を
母材とし、少なくともその摺動面は該母材上に形成され
た酸化アルミニウム層の表面で構成されていることを特
徴とするものである。
本発明の斜板式コンプレッサにおいて斜板とは、シリン
ダブロック内において回転軸により回転されて邪動する
ものを意味する。
ダブロック内において回転軸により回転されて邪動する
ものを意味する。
シューとは、該斜板の摺動面と摺動し、該斜板の回転に
よりピストンを往復運動さぼるものを意味する。従って
シューは半球状シュー又は平板状シューのいずれでもよ
い。
よりピストンを往復運動さぼるものを意味する。従って
シューは半球状シュー又は平板状シューのいずれでもよ
い。
本発明の斜板式コンプレツリーは斜板、シュー、ピスト
ン、回転軸、シリンダブロックの構成部品を有すれば足
り、それら構成部品の形状等は従来の斜板式コンプレッ
サと同一でもよい。
ン、回転軸、シリンダブロックの構成部品を有すれば足
り、それら構成部品の形状等は従来の斜板式コンプレッ
サと同一でもよい。
本発明の斜板式コンプレッサを特色ずける斜板およびシ
ューの少なくとも一方は、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金を母材としている。アルミニウム合金としては例
えばＡｌ−８ｉ系合金、△＋ −８ｔ−Ｍ（］系合金、
ＡＩ −８ｉ−Ｃ０系合金を使用できる。母材は、硬質
粗大粒子をアルミニウム又はアルミニウム合金のマトリ
ックス中に含むものを使用するのが好ましい。ここで、
硬質粗大粒子とは１−（Ｖ３００以上より好ましくは６
００以上で、平均粒径が１０μ以上、より好ましくは平
均粒径が２０〜１００μの粒径をもつものをいい、例え
ば初晶シリコンがある。
ューの少なくとも一方は、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金を母材としている。アルミニウム合金としては例
えばＡｌ−８ｉ系合金、△＋ −８ｔ−Ｍ（］系合金、
ＡＩ −８ｉ−Ｃ０系合金を使用できる。母材は、硬質
粗大粒子をアルミニウム又はアルミニウム合金のマトリ
ックス中に含むものを使用するのが好ましい。ここで、
硬質粗大粒子とは１−（Ｖ３００以上より好ましくは６
００以上で、平均粒径が１０μ以上、より好ましくは平
均粒径が２０〜１００μの粒径をもつものをいい、例え
ば初晶シリコンがある。
硬質粗大粒径を含む代表的な母材材料として、アルシル
合金が知られている。このアルシル合金はシリコン含有
率が１３〜３０重量％程度と共晶組成以上の高いシリコ
ン含有量をもち、マトリックス中に初晶シリコンを有す
る。
合金が知られている。このアルシル合金はシリコン含有
率が１３〜３０重量％程度と共晶組成以上の高いシリコ
ン含有量をもち、マトリックス中に初晶シリコンを有す
る。
硬質粗大粒子を含む他の母材材料としては、アルミニウ
ムーマンガン金属間化合物、アルミニウムーシリコン−
マンガン金属間化合物、アルミニウムー鉄金属間化合物
、アルミニウムー鉄−マンガン金属間化合物、アルミニ
ウムークロム金属間化合物等の硬質粗大粒子を含むアル
ミニウム合金がある。母材が硬質粗大粒子を含む場合に
は、例えば初晶シリコンを有するアルシル合金の場合に
は、母材自体がすぐれた摺動特性をもつため、きびしい
摺動条件で使用する斜板やシューの母材として適する。
ムーマンガン金属間化合物、アルミニウムーシリコン−
マンガン金属間化合物、アルミニウムー鉄金属間化合物
、アルミニウムー鉄−マンガン金属間化合物、アルミニ
ウムークロム金属間化合物等の硬質粗大粒子を含むアル
ミニウム合金がある。母材が硬質粗大粒子を含む場合に
は、例えば初晶シリコンを有するアルシル合金の場合に
は、母材自体がすぐれた摺動特性をもつため、きびしい
摺動条件で使用する斜板やシューの母材として適する。
尚、場合によっては母材として、シリコン含有量を共晶
組成以下例えば１％程度と低くし、マトリックス中に初
晶シリコンを有しないアルミニウムーシリコン合金を用
いてもよい。
組成以下例えば１％程度と低くし、マトリックス中に初
晶シリコンを有しないアルミニウムーシリコン合金を用
いてもよい。
本発明の斜板式コンプレッサを特色ずける斜板およびシ
ューの少なくとも一方の摺動向は、酸化アルミニウム層
の表面で構成されている。この酸化アルミニウム層はそ
の基盤となる斜板やシ１−のｍ材表面を被覆するもので
、凝着をおこしゃＪいアルミニウムやアルミニウム合金
の［Ｊ表面が摺動面に表出するのを阻止するものである
。
ューの少なくとも一方の摺動向は、酸化アルミニウム層
の表面で構成されている。この酸化アルミニウム層はそ
の基盤となる斜板やシ１−のｍ材表面を被覆するもので
、凝着をおこしゃＪいアルミニウムやアルミニウム合金
の［Ｊ表面が摺動面に表出するのを阻止するものである
。
酸化アルミニウム層の厚さ、種類等は、斜板やシューに
作用する荷重の大きさ、摺動速度等の条件を考慮して決
められる。この酸化アルミニ９１１層の厚さは１μ以上
、より好ましくは３μ」ズ士が良い。なお、厚さの上限
はとくにないが、硬質粗大粒子を含む母材を用いた場合
には該粒子の平均粒径の１／３程度が好ましく、より好
ましくは１０μ以下である。なお特殊な用途の場合には
酸化アルミニウム層の厚さを３０μ程度あるいはそれ以
上が好ましい場合がある。斜板式コンプレツリーにおい
て斜板やシューの摺動面には大きな荷重及び滑り速度が
作用することを考慮すると、上記酸化アルミニウム層は
陽極酸化被膜層特に硬質陽極酸化被膜層であることが望
ましい。アルミニウムの陽極酸化被膜層は一般に、緻密
で硬いため耐摩耗性が大きく、かつ、母材に対して密着
性がよいからである。陽極酸化被膜層としては硬くて緻
密なバリヤ層を使用してもよく、又、バリヤ層の上に多
孔質層を形成して使用してもよい。尚場合によっては多
孔質層の孔に潤滑油を浸透させれば、焼イ１き防止に一
層効果的となる。陽極酸化法としてはシュウ酸洗、硫酸
法、シュウ酸・硫酸混液法、クロム酸法等を使用できる
。
作用する荷重の大きさ、摺動速度等の条件を考慮して決
められる。この酸化アルミニ９１１層の厚さは１μ以上
、より好ましくは３μ」ズ士が良い。なお、厚さの上限
はとくにないが、硬質粗大粒子を含む母材を用いた場合
には該粒子の平均粒径の１／３程度が好ましく、より好
ましくは１０μ以下である。なお特殊な用途の場合には
酸化アルミニウム層の厚さを３０μ程度あるいはそれ以
上が好ましい場合がある。斜板式コンプレツリーにおい
て斜板やシューの摺動面には大きな荷重及び滑り速度が
作用することを考慮すると、上記酸化アルミニウム層は
陽極酸化被膜層特に硬質陽極酸化被膜層であることが望
ましい。アルミニウムの陽極酸化被膜層は一般に、緻密
で硬いため耐摩耗性が大きく、かつ、母材に対して密着
性がよいからである。陽極酸化被膜層としては硬くて緻
密なバリヤ層を使用してもよく、又、バリヤ層の上に多
孔質層を形成して使用してもよい。尚場合によっては多
孔質層の孔に潤滑油を浸透させれば、焼イ１き防止に一
層効果的となる。陽極酸化法としてはシュウ酸洗、硫酸
法、シュウ酸・硫酸混液法、クロム酸法等を使用できる
。
本発明を特徴づける斜板又はシューを製造するにあたっ
ては、まず鋳造、鍛造、機械加工等によって、母材であ
るアルミニウム又はアルミニウム合金を、斜板やシュー
の所定の形状に成形した後に、摺動面となる表面を研磨
あるいは研削する。
ては、まず鋳造、鍛造、機械加工等によって、母材であ
るアルミニウム又はアルミニウム合金を、斜板やシュー
の所定の形状に成形した後に、摺動面となる表面を研磨
あるいは研削する。
この場合、母材として硬質粗大粒子を含むものを用いて
いるときには、摺動面となる表面を、先ず旋盤切削仕上
げを行ない、次にエメリー紙研磨で、Ｎｏ 、 ４０（
１）エメＩＪ−Ｍｔ、Ｎｏ 、８００（７）工）（り研
磨を行ない、さらに粒径０．５μのアルミナ粒子を用い
てパフ研磨を行なうとよい。このようにていねいに研磨
をすれば硬質粗大粒子の表面からの脱落を防止できるか
らである。
いるときには、摺動面となる表面を、先ず旋盤切削仕上
げを行ない、次にエメリー紙研磨で、Ｎｏ 、 ４０（
１）エメＩＪ−Ｍｔ、Ｎｏ 、８００（７）工）（り研
磨を行ない、さらに粒径０．５μのアルミナ粒子を用い
てパフ研磨を行なうとよい。このようにていねいに研磨
をすれば硬質粗大粒子の表面からの脱落を防止できるか
らである。
以上のように摺動面となる表面を研磨あるいは研削した
ならば、次に母材の表面部を酸化して酸化アルミニウム
層に変える。酸化は通常の陽極酸化処理で酸化アルミニ
ウム層（アルマイ１〜層）とすることができる。酸化ア
ルミニウム層は３０μ以上と厚くしてもよい。
ならば、次に母材の表面部を酸化して酸化アルミニウム
層に変える。酸化は通常の陽極酸化処理で酸化アルミニ
ウム層（アルマイ１〜層）とすることができる。酸化ア
ルミニウム層は３０μ以上と厚くしてもよい。
ここで陽極化被膜層である酸化アルミニウム層は酸素を
外部より取り入れて形成されたものであるため、上方に
膨張する。
外部より取り入れて形成されたものであるため、上方に
膨張する。
ところで母材として１、硬質粗大粒子を含む材料例えば
アルシル合金を使用した場合には、模式図である第１図
に例示したように母材１の表面に３〜８μの酸化アルミ
ニウム層２を形成し、その表面を摺動面３とする。母材
１中の硬質粗大粒子４が摺動面３に表出することが望ま
しい。硬質粗大粒子を摺動面に表出させる代表的な方法
は次のようである。即ち、摺動面となる表面をていねい
に研磨、研削して該硬質粗大粒子の少なくとも過半数の
上端を平らな面あるいは略平らな面にし、次に１ｔｌｌ
Ｉｇ、研削された表面を化学研磨あるいは電界研磨す
ることにより、該硬質粗大粒子を残したまま母材の表面
部のみを選択的に溶解し、これにより母材から該硬質粗
大粒子を突出させる。前記した化学ｒＩＩ′ｌＩｇとし
ては、例えば、苛性ソーダあるいは苛性カリの１０〜３
０重量％の水溶液を用い、２０〜６０℃の温度で１０秒
〜６０秒化学？ｉＩ′ｌ磨することににす、母材の選択
的溶解が可能である。
アルシル合金を使用した場合には、模式図である第１図
に例示したように母材１の表面に３〜８μの酸化アルミ
ニウム層２を形成し、その表面を摺動面３とする。母材
１中の硬質粗大粒子４が摺動面３に表出することが望ま
しい。硬質粗大粒子を摺動面に表出させる代表的な方法
は次のようである。即ち、摺動面となる表面をていねい
に研磨、研削して該硬質粗大粒子の少なくとも過半数の
上端を平らな面あるいは略平らな面にし、次に１ｔｌｌ
Ｉｇ、研削された表面を化学研磨あるいは電界研磨す
ることにより、該硬質粗大粒子を残したまま母材の表面
部のみを選択的に溶解し、これにより母材から該硬質粗
大粒子を突出させる。前記した化学ｒＩＩ′ｌＩｇとし
ては、例えば、苛性ソーダあるいは苛性カリの１０〜３
０重量％の水溶液を用い、２０〜６０℃の温度で１０秒
〜６０秒化学？ｉＩ′ｌ磨することににす、母材の選択
的溶解が可能である。
なお、電界研磨の場合には例えば、クロム酸が飽和した
リン酸水溶液を用い、６０〜９０℃で、３アンペア／ｄ
ｍ２〜１００アンペア／ｄｍ２の電流密度で１〜３０秒
電界研磨することにより同様の選択的溶解が可能となる
。以上のように硬質粗大粒子を突出させた状態で陽極酸
化処理を行なって酸化アルミニウム層を形成し、以て硬
質粗大粒子の上端を酸化アルミニウムの表面とを略同−
の高さにする。場合によっては該酸化アルミニウム層の
表面は硬質粗大粒子の上端よりわずかに高いか、逆にわ
ずかに低い程度でもよい。尚、硬質粗大粒子と酸化アル
ミニウム層との境界に溝を形成Ｊるとよい。この溝は潤
滑油の保持の役割をはたす。
リン酸水溶液を用い、６０〜９０℃で、３アンペア／ｄ
ｍ２〜１００アンペア／ｄｍ２の電流密度で１〜３０秒
電界研磨することにより同様の選択的溶解が可能となる
。以上のように硬質粗大粒子を突出させた状態で陽極酸
化処理を行なって酸化アルミニウム層を形成し、以て硬
質粗大粒子の上端を酸化アルミニウムの表面とを略同−
の高さにする。場合によっては該酸化アルミニウム層の
表面は硬質粗大粒子の上端よりわずかに高いか、逆にわ
ずかに低い程度でもよい。尚、硬質粗大粒子と酸化アル
ミニウム層との境界に溝を形成Ｊるとよい。この溝は潤
滑油の保持の役割をはたす。
本発明の斜板式コンプレッサにおいては、斜板又はシュ
ーのいずれか一方の摺動面のみ酸化アルミニウム層が形
成されていてもよいし、あるいは、斜板とシューの双方
の摺動面に酸化アルミニウム層が形成されていてもよい
。
ーのいずれか一方の摺動面のみ酸化アルミニウム層が形
成されていてもよいし、あるいは、斜板とシューの双方
の摺動面に酸化アルミニウム層が形成されていてもよい
。
本発明の斜板式コンプレッサにおいては、摺動条件が最
も厳しい斜板及びシューの少なくとも一一方は、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金を母材とし、少なくともそ
の摺動面は該母材上に形成された酸化アルミニウム層の
表面で構成されている。。
も厳しい斜板及びシューの少なくとも一一方は、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金を母材とし、少なくともそ
の摺動面は該母材上に形成された酸化アルミニウム層の
表面で構成されている。。
従って摺動面には凝着しやすく耐焼付性低下の原因とな
るアルミニウムあるいはアルミニウム合金の母材が表出
していない。このため優れた耐焼イ１性を示す斜板式コ
ンプレッサが得られる。
るアルミニウムあるいはアルミニウム合金の母材が表出
していない。このため優れた耐焼イ１性を示す斜板式コ
ンプレッサが得られる。
更に本発明において酸化アルミニウム層の表面で構成さ
れる摺動面に硬質粗大粒子を表出させれば、一層優れた
耐焼付性を示す斜板式コンプレッサが得られる。更に本
発明においては、摺動面に表出させた硬質粗大粒子の上
端を平らな面とずれば、摺動の際に該硬質粗大粒子が脱
落することを極力防ぐことができ、従って一層優れた耐
焼付性を示す斜板式コンプレッサが得られる。
れる摺動面に硬質粗大粒子を表出させれば、一層優れた
耐焼付性を示す斜板式コンプレッサが得られる。更に本
発明においては、摺動面に表出させた硬質粗大粒子の上
端を平らな面とずれば、摺動の際に該硬質粗大粒子が脱
落することを極力防ぐことができ、従って一層優れた耐
焼付性を示す斜板式コンプレッサが得られる。
また本発明にａ３いて酸化アルミニウム層を陽極酸化被
膜層とすれば、陽極酸化被膜層は母材に対して密着性が
よく、かつ硬いため、一層優れた耐焼付性を示す斜板式
コンプレッサが得られる。
膜層とすれば、陽極酸化被膜層は母材に対して密着性が
よく、かつ硬いため、一層優れた耐焼付性を示す斜板式
コンプレッサが得られる。
また本発明において硬質粗大粒子と酸化アルミニウム層
の境界に四部を形成すると、この凹部は潤滑油の保持の
役割をはたす。このため油膜の形成がよく、一層優れた
耐焼付性を示す斜板式コンプレッサが得られる。
の境界に四部を形成すると、この凹部は潤滑油の保持の
役割をはたす。このため油膜の形成がよく、一層優れた
耐焼付性を示す斜板式コンプレッサが得られる。
〔実施例１〕
本発明の１実施例の斜板式コンプレッサの断面図を第２
図に示す。第２図において５はシリンダブロックであり
、このシリンダブロック５内には回転軸６が軸受７．８
を介して回転自在に軸支され、この回転軸６には、斜板
９が連結固定されている。そして前記シリンダブ［１ツ
ク５には放射状等間隔位置にシリンダボア１０がそれぞ
れ形成され、各ボア１０内には、ピストン１１が摺動自
在に嵌合されている。このシリンダブロック５の左端開
口部には、パルププレート１２及び）［１ントシリンダ
ヘツド１３とにより閉塞され、右端開口部にはバルブプ
レート１４及びりＡ７シリンダヘツド１５により閉塞さ
れている。
図に示す。第２図において５はシリンダブロックであり
、このシリンダブロック５内には回転軸６が軸受７．８
を介して回転自在に軸支され、この回転軸６には、斜板
９が連結固定されている。そして前記シリンダブ［１ツ
ク５には放射状等間隔位置にシリンダボア１０がそれぞ
れ形成され、各ボア１０内には、ピストン１１が摺動自
在に嵌合されている。このシリンダブロック５の左端開
口部には、パルププレート１２及び）［１ントシリンダ
ヘツド１３とにより閉塞され、右端開口部にはバルブプ
レート１４及びりＡ７シリンダヘツド１５により閉塞さ
れている。
前記ピストン１１の中央部分には斜板９の外周部分を受
け入れる凹陥部１１ａが形成され、この凹陥部１１ａの
軸方向対向面には、それぞれ球状凹陥部１１ｂが形成さ
れている。そして斜板９の端面には、半球状のシュー１
６が摺接され、前記斜板９の回転をピストン１１に往復
動して伝達するようになっている。なお以上の構成は基
本的には従来の斜板式コンプレッサの構造と同一である
。
け入れる凹陥部１１ａが形成され、この凹陥部１１ａの
軸方向対向面には、それぞれ球状凹陥部１１ｂが形成さ
れている。そして斜板９の端面には、半球状のシュー１
６が摺接され、前記斜板９の回転をピストン１１に往復
動して伝達するようになっている。なお以上の構成は基
本的には従来の斜板式コンプレッサの構造と同一である
。
本実施例では、斜板９の摺動面が従来のものと異なって
いる。即ち、本実施例にかかる斜板９の母材をＡＩ −
８ｔ−ｃｕ系合金とし、研磨としてラップ仕上を施した
後、１０重量％の硫酸水溶液を使用し、０℃の浴中にお
いて電流密度５Ａ／ｄｌｌ１２の電流反転の条件で陽ｆ
ｌ！酸化した。これにより厚さ約５μの酸化アルミニウ
ム層（アルマイト層）を形成した。本実施例の斜板式コ
ンプレッサでは斜板９の摺動面に硬質粗大粒子として粒
径３０〜８０μのＳｉが表出している。尚、摺動の相手
材であるシューの母材は５ＵＪ−２である。
いる。即ち、本実施例にかかる斜板９の母材をＡＩ −
８ｔ−ｃｕ系合金とし、研磨としてラップ仕上を施した
後、１０重量％の硫酸水溶液を使用し、０℃の浴中にお
いて電流密度５Ａ／ｄｌｌ１２の電流反転の条件で陽ｆ
ｌ！酸化した。これにより厚さ約５μの酸化アルミニウ
ム層（アルマイト層）を形成した。本実施例の斜板式コ
ンプレッサでは斜板９の摺動面に硬質粗大粒子として粒
径３０〜８０μのＳｉが表出している。尚、摺動の相手
材であるシューの母材は５ＵＪ−２である。
この斜板式コンプレッサの実機テストを実施するため、
実施例と同じようにして作った斜板式コンプレッサ５台
について、回転数６５０Ｏｒ、ｐ。
実施例と同じようにして作った斜板式コンプレッサ５台
について、回転数６５０Ｏｒ、ｐ。
ｍ、コンプレッサ温度−１０℃、１０分間運転、２時間
停止を１サイクルとする試験を３０サイクル実施した。
停止を１サイクルとする試験を３０サイクル実施した。
本実施例の斜板式コンプレッサでは試験した５台中５台
とも上記のサイクルテストに合格した。
とも上記のサイクルテストに合格した。
更にはこの斜板式］ンプレッサの斜板の母材、陽極酸化
した酸化アルミニウムの厚みを変更した表 １ 場合のサイクルテストを行なった。この試験結果を試験
条件と共に表１に示す。表１に示すように陽極酸化被膜
を形成したＮ００１〜Ｎ００８のいずれの場合も、試験
した５台中５台とも上記のサイクルテストに合格した。
した酸化アルミニウムの厚みを変更した表 １ 場合のサイクルテストを行なった。この試験結果を試験
条件と共に表１に示す。表１に示すように陽極酸化被膜
を形成したＮ００１〜Ｎ００８のいずれの場合も、試験
した５台中５台とも上記のサイクルテストに合格した。
尚、参考のために陽極酸化被膜を形成しない斜板を具備
した従来の斜板式コンプレツナのサイクルテストも行な
った。この試験結果を試験条件と共に表１に示す。陽極
酸化被膜を形成しなかったＮｏ、１０の斜板は試験した
５台中３台しかサイクルテストに合格せず、又、同じく
陽極酸化被膜を形成しなかったＮｏ、１１の斜板は試験
した５台中１台しか合格しなかった。
した従来の斜板式コンプレツナのサイクルテストも行な
った。この試験結果を試験条件と共に表１に示す。陽極
酸化被膜を形成しなかったＮｏ、１０の斜板は試験した
５台中３台しかサイクルテストに合格せず、又、同じく
陽極酸化被膜を形成しなかったＮｏ、１１の斜板は試験
した５台中１台しか合格しなかった。
【図面の簡単な説明】
第１図は硬質粗大粒子を含む母材上に酸化アルミニウム
層を形成した状態を模式的に示寸断面図、第２図は本発
明の一実施例の斜板式コンプレッサの断面図である。 図中、１は母材、２は酸化アルミニウム層、３は摺動面
、４は硬質粗大粒子、５はシリンダブロック、６は回転
軸、９は斜板、１０はシリンダボア、１１はピストン１
６はシューを示す。 特許出願人 人Ω工業株式会社 同 株式会社豊田自ｆｆ１ｔ＋ ＭＡ Ｂｌ製作所代理
人 弁理士 大川 宏 同 弁理士 膝谷 修 同 弁理士 丸山明夫
層を形成した状態を模式的に示寸断面図、第２図は本発
明の一実施例の斜板式コンプレッサの断面図である。 図中、１は母材、２は酸化アルミニウム層、３は摺動面
、４は硬質粗大粒子、５はシリンダブロック、６は回転
軸、９は斜板、１０はシリンダボア、１１はピストン１
６はシューを示す。 特許出願人 人Ω工業株式会社 同 株式会社豊田自ｆｆ１ｔ＋ ＭＡ Ｂｌ製作所代理
人 弁理士 大川 宏 同 弁理士 膝谷 修 同 弁理士 丸山明夫
Claims (3)
- （１）軸と平行に設けられた複数個のシリンダボアをも
つシリンダブロックと、該シリンダブロック内において
回転軸により回転される斜板と、該シリンダボア内に摺
動自在に嵌合されたピストンと、該ピストンと該斜板と
の間に摺動自在に介在し、該斜板の回転により該ピスト
ンを往復運動さＶるシューとで構成されるコンプレッサ
において、 前記斜板および前記シューの少なくとも一方は、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金を母材とし、少なくともそ
の摺動向は該母材上に形成された酸化アルミニウム層の
表面で構成されていることを特徴とする斜板式コンプレ
ッサ。 - （２）は材は初晶シリコン等の硬質粗大粒子を含み、該
硬質粗大粒子が摺動面に表出している特許請求の範囲第
１項記載の斜板式コンプレッサ。 - （３）酸化アルミニウム層は、陽極酸化被膜層である特
許請求の範囲第１項記載の斜板式コンプレッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58127112A JPS6019972A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 斜板式コンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58127112A JPS6019972A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 斜板式コンプレツサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6019972A true JPS6019972A (ja) | 1985-02-01 |
| JPH028152B2 JPH028152B2 (ja) | 1990-02-22 |
Family
ID=14951901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58127112A Granted JPS6019972A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 斜板式コンプレツサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6019972A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998009074A1 (en) * | 1996-08-26 | 1998-03-05 | Sundstrand Corporation | Axial piston pump or motor |
| US6189434B1 (en) * | 1997-12-26 | 2001-02-20 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed piston type swash-plate-operated compressor and a method of producing a swash plate |
| JP2002155330A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Oiles Ind Co Ltd | 摺動部材用アルミニウム合金 |
| EP1318206A1 (de) * | 2001-12-06 | 2003-06-11 | Wieland-Werke AG | Verwendung einer Kupfer-Aluminium-Legierung mit definierten Deckschichten als Lagerwerkstoff zur Herstellung von verschleissfesten Gleitlagern |
| US6634875B2 (en) | 2001-03-19 | 2003-10-21 | Hitachi Air Conditioning Systems Co., Ltd. | Scroll compressor having an Oldham's ring containing silicon particles |
| WO2018173719A1 (ja) * | 2017-03-23 | 2018-09-27 | Ｋｙｂ株式会社 | 摺動部材の製造方法及び摺動部材 |
-
1983
- 1983-07-13 JP JP58127112A patent/JPS6019972A/ja active Granted
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998009074A1 (en) * | 1996-08-26 | 1998-03-05 | Sundstrand Corporation | Axial piston pump or motor |
| US6189434B1 (en) * | 1997-12-26 | 2001-02-20 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed piston type swash-plate-operated compressor and a method of producing a swash plate |
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| US6634875B2 (en) | 2001-03-19 | 2003-10-21 | Hitachi Air Conditioning Systems Co., Ltd. | Scroll compressor having an Oldham's ring containing silicon particles |
| EP1318206A1 (de) * | 2001-12-06 | 2003-06-11 | Wieland-Werke AG | Verwendung einer Kupfer-Aluminium-Legierung mit definierten Deckschichten als Lagerwerkstoff zur Herstellung von verschleissfesten Gleitlagern |
| KR100509987B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2005-08-25 | 빌란트-베르케악티엔게젤샤프트 | 얇은 외부 보호막을 갖는 구리-알루미늄 합금으로 제조되는 내마모성 구리-알루미늄 합금 슬라이드 베어링 |
| WO2018173719A1 (ja) * | 2017-03-23 | 2018-09-27 | Ｋｙｂ株式会社 | 摺動部材の製造方法及び摺動部材 |
| JP2018159113A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | Ｋｙｂ株式会社 | 摺動部材及び摺動部材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH028152B2 (ja) | 1990-02-22 |
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