JPS6019921Y2 - ロ−タリ−エンジンのアペツクスシ−ル - Google Patents
ロ−タリ−エンジンのアペツクスシ−ルInfo
- Publication number
- JPS6019921Y2 JPS6019921Y2 JP1976142161U JP14216176U JPS6019921Y2 JP S6019921 Y2 JPS6019921 Y2 JP S6019921Y2 JP 1976142161 U JP1976142161 U JP 1976142161U JP 14216176 U JP14216176 U JP 14216176U JP S6019921 Y2 JPS6019921 Y2 JP S6019921Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- apex seal
- gas introduction
- rotary engine
- seal
- introduction groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はロータリーエンジンにおけるアペックスシール
に関するものである。
に関するものである。
一般にロータリーエンジンにおいては、第1図に示すよ
うに、ロータ2の頂辺21にはシール溝22が設けられ
、該シール溝22内にはスプリング4を介してアペック
スシール3が挿着されている。
うに、ロータ2の頂辺21にはシール溝22が設けられ
、該シール溝22内にはスプリング4を介してアペック
スシール3が挿着されている。
該アペックスシール3はスプリング4によってロータハ
ウジング1の内面11に意し付けられると共に、該アペ
ックスシール3の厚さ方向の側面31に形成されたガス
導入溝32からアペックスシール3の底面33下方に導
入されたガスgの圧力によって更に一層強く押し付けら
れるようになっている。
ウジング1の内面11に意し付けられると共に、該アペ
ックスシール3の厚さ方向の側面31に形成されたガス
導入溝32からアペックスシール3の底面33下方に導
入されたガスgの圧力によって更に一層強く押し付けら
れるようになっている。
従来公知のアペックスシール3においては、前記ガス導
入溝32は通常各工場が有する普通の切削工具を用いて
形成されていた。
入溝32は通常各工場が有する普通の切削工具を用いて
形成されていた。
そのため、第2図に示すように、ガス導入溝32は断面
コの字状もしくはこれに近い直線で樹皮され、工具管理
上必然的に生ずる極く小さいR部を角部32aに有する
にすぎなかった。
コの字状もしくはこれに近い直線で樹皮され、工具管理
上必然的に生ずる極く小さいR部を角部32aに有する
にすぎなかった。
従って、この角部32aに応力集中が起るので、曲げ強
度、衝撃強度共に低下し、クラックCが生じることがあ
る。
度、衝撃強度共に低下し、クラックCが生じることがあ
る。
これを防止するためには、アペックスシール3の材料素
材自体に強度が要求される。
材自体に強度が要求される。
しかるにアペックスシール3とロータハウジング1との
相互摩擦特性、耐摩耗特性、耐スカツフ性等のアペック
スシールに要求される性能と上記強度上の問題とは材質
的に相反する場合が多い。
相互摩擦特性、耐摩耗特性、耐スカツフ性等のアペック
スシールに要求される性能と上記強度上の問題とは材質
的に相反する場合が多い。
つまり破損とう根本問題を解決するため、相互摩擦特性
、耐摩耗特性、耐スカツフ性等に優れた材料を使い得な
い場合が多いという問題点があった。
、耐摩耗特性、耐スカツフ性等に優れた材料を使い得な
い場合が多いという問題点があった。
本考案は上記問題点を解決したもので、ガス導入溝を設
けたことによるアペックスシールの曲げ強度や衝撃強度
の低下を防止するために、該ガス導入溝の溝底形状を1
個又は複数個の円弧もしくはこれに類する曲線で形成し
、応力集中等による弱い個所の発生を防止することを目
的とするものである。
けたことによるアペックスシールの曲げ強度や衝撃強度
の低下を防止するために、該ガス導入溝の溝底形状を1
個又は複数個の円弧もしくはこれに類する曲線で形成し
、応力集中等による弱い個所の発生を防止することを目
的とするものである。
次に第3,4図により本考案の実施例にかかるアペック
スシールを説明する。
スシールを説明する。
第3図に示すアペックスシール3には、その厚さ方向の
一方の側面31において、上部曲面34側に十分な平坦
部が残るように底面33から上方に向って漸次深さが減
少しつつ側面31に開放しているガス導入溝32が形成
されている。
一方の側面31において、上部曲面34側に十分な平坦
部が残るように底面33から上方に向って漸次深さが減
少しつつ側面31に開放しているガス導入溝32が形成
されている。
該ガス導入溝32の溝底形状は1個又は複数個の円弧も
しくはこれに類する曲線で構成されている。
しくはこれに類する曲線で構成されている。
このようにすると、荷重もしくは応力、衝撃力が前記ガ
ス導入溝32の局所に集中することはなく、又、加工時
に損傷が生じることもない。
ス導入溝32の局所に集中することはなく、又、加工時
に損傷が生じることもない。
第4図に示すアペックスシール3には、その厚さ方向の
両側面31.31’にそれぞれ前記同様のガス導入i3
2,32’が形成されている。
両側面31.31’にそれぞれ前記同様のガス導入i3
2,32’が形成されている。
尚、図示の2実施例は単片形のアペックスシールである
が、分割形アペックスシールにおいても同様である。
が、分割形アペックスシールにおいても同様である。
本考案は上述の如く、アペックスシールの厚さ方向側面
に形成されるガス導入溝の溝底形状を1個又は複数個の
円弧もしくはこれに類する曲線で構成したことにより、
該ガス導入溝に局部的弱点の生ずるのを防止している。
に形成されるガス導入溝の溝底形状を1個又は複数個の
円弧もしくはこれに類する曲線で構成したことにより、
該ガス導入溝に局部的弱点の生ずるのを防止している。
又、本考案ではガス導入溝の深さと幅が頂部に向って漸
減するようにしているので温度及び圧力条件の過酷なシ
ール頂部に近づく程シールの肉厚が大きくとれ、全体と
してアペックスシールの耐久性が向上するようにされて
いる。
減するようにしているので温度及び圧力条件の過酷なシ
ール頂部に近づく程シールの肉厚が大きくとれ、全体と
してアペックスシールの耐久性が向上するようにされて
いる。
このようにすることにより本考案のアペックスシールに
おいては、ガス導入溝を設けたことによる構造上からく
る曲げ強度や衝撃強度の低下が防止されるものである。
おいては、ガス導入溝を設けたことによる構造上からく
る曲げ強度や衝撃強度の低下が防止されるものである。
従って、側面にガス導入溝を形成することにより、曲げ
及び衝撃強度は若干劣っても、相互摩擦特性、耐摩耗特
性および耐スカツフ性に秀れた材質の材料素材よりなる
アペックスシールを用いることができるので、ロータリ
ーエンジンの耐久性が著しく向上するという多大な効果
がある。
及び衝撃強度は若干劣っても、相互摩擦特性、耐摩耗特
性および耐スカツフ性に秀れた材質の材料素材よりなる
アペックスシールを用いることができるので、ロータリ
ーエンジンの耐久性が著しく向上するという多大な効果
がある。
第1図は公知のロータリーエンジンのアペックスシール
部の要部断面図、第2図は公知のアペックスシールの斜
面図、第3図は本考案の実施例にかかるアペックスシー
ルの斜面図、第4図は本考案の他の実施例にかかるアペ
ックスシールの斜面図である。 3・・・・・・アペックスシール、31・・・・・・ア
ペックスシール側面、32・・・・・・ガス導入溝、3
3・・・・・・アペックスシール底面。
部の要部断面図、第2図は公知のアペックスシールの斜
面図、第3図は本考案の実施例にかかるアペックスシー
ルの斜面図、第4図は本考案の他の実施例にかかるアペ
ックスシールの斜面図である。 3・・・・・・アペックスシール、31・・・・・・ア
ペックスシール側面、32・・・・・・ガス導入溝、3
3・・・・・・アペックスシール底面。
Claims (1)
- 厚さ方向側面31に、該側面31と底面33との間にま
たがってしかも該底面33から頂部に向って深さ及び幅
が漸減し且つ溝底を曲面としたガス導入溝32を形成し
たことを特徴とするロータリーエンジンのアペックスシ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976142161U JPS6019921Y2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-10-21 | ロ−タリ−エンジンのアペツクスシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976142161U JPS6019921Y2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-10-21 | ロ−タリ−エンジンのアペツクスシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5359006U JPS5359006U (ja) | 1978-05-19 |
JPS6019921Y2 true JPS6019921Y2 (ja) | 1985-06-15 |
Family
ID=28750931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976142161U Expired JPS6019921Y2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-10-21 | ロ−タリ−エンジンのアペツクスシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019921Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989012160A1 (en) * | 1988-06-08 | 1989-12-14 | Bando Kiko Co., Ltd. | Rotary engine |
-
1976
- 1976-10-21 JP JP1976142161U patent/JPS6019921Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989012160A1 (en) * | 1988-06-08 | 1989-12-14 | Bando Kiko Co., Ltd. | Rotary engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5359006U (ja) | 1978-05-19 |
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