JPS60199121A - 地下室の構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、地下室の構築方法に関するものである。

（従来技術） 従来、地下室は施工現場において、配筋工事、型枠工事
、コンクリート工事などの各種工事を経て構築されてい
る。このため、施工現場にお【プる横築期間が長くかか
るという欠点があった。

（発明の目的） そこで、この発明は上記した従来の欠点に鑑みて発案し
たもので、その目的とすることは、施工現場にお【プる
構築期間を短縮化することのできる地下室の構築方法を
提供することにある。

（発明の構成） 上記した目的を達成するためのこの発明は、周囲が壁面
で取り囲まれた箱形状をなしかつ上部に出入口および通
気口などが設りられた地下室の殻体を上下に二分割して
なる形状の上半体と上半体を工場において別個に成型し
、この両半体をＩＩ＆１現場にＪ３いて相互に結合せし
めることにより、前記の殻体ど成すことを要旨とするも
ので、施工現場におりる配筋工事、型枠工事、コンクリ
ート工事などの各種工事を省略し得るようにしたところ
に特長がある。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。地下室の構築方法を説明（る前に、その構築方法によ
って構築された地下室について述べることにする。地下
室を斜視図で示した第１図、同平面図で示した第２図、
第２図のｌ１ｌ−ＩＩＩ線断面を示した第３図、第２図
のＩＶ　−ＩＶ線断面を示した第４図において、鉄筋コ
ンクリ−１〜製の殻体１０は周囲が壁面で取り囲まれた
箱形状をなしている。

殻体１０の上面右前部には出入口１１が長四角形状に聞
けられている。この出入口１１の口縁上には右方に開口
するコ字形状をした立上がり壁１５が突設され、同出入
口１１の上方におりる右方を除く三方が取り囲まれてい
る。殻体１０の上面左部およびも部には通気口１２．１
３が方形状に聞けられている。両通気口１２．１３の口
縁上には角筒形状をした立上がり壁１６．１７が突設さ
れ、各通気口１２．１３の上方におｔｅｌる四方が取り
囲まれている。なお、本例では、左側の通気口１２が右
側の通気口１３よりも大きく形成されてＪ３す、左側の
通気口１２は排気用に設定されるとともに右側の通気口
１３は吸気用に設定される。また、殻体１０の上面中央
部には採光窓１４が通気口１２よりも大きい方形状に開
けられている。この採光窓１４の口縁上には、立上がり
壁１８が前記の通気口１２．１３と同様に突設されてい
る。

上記の殻体１０は、そのほぼ中央に設定された分割面１
９において上下に二分割されており、上面が開口された
箱状をした下半体２０と、下面が開口された箱状をした
下半体３０とを相互に結合してなる。そして、下半体２
０の上端部外周にはフランジ２１が膨出状に形成されて
いる。このフランジ２１には、左右一対の結合ボルト２
２．２２が前後にｉ１４本配設されている。この各結合
ボルト２２は、第５図に示すように、フランジ２１にそ
のねじ軸２３が上方へ突出するように埋め込まれている
。また、下半体３０の上端部外周にはフランジ３１が膨
出状に形成されている。このフランジ３１には、前記の
各結合ポル１−２２〜２２に対応してそのねじ軸２３を
挿通可能な挿通孔３２〜３２が開けられている。この挿
通孔３２〜３２に各結合ボルト２２〜２２のねじ軸２３
が挿通され、その各ねじ軸２３に固定ナツト３３を螺合
することにより、下半体２０と上半体３０とが相互に結
合されている。なお、両半体２０．３０間には適宜シー
ル材（図示しない）が介在される。

しかして、上記の殻体１０が分割された各半休２０．３
０は、それぞれ工場において別個に成型されている（第
６図参照）。この成型時にお番ノる下半体２０のフラン
ジ２１上には、第７図に示“す。

ように、４個の懸吊フック２４〜２７が前記の結合ボル
ト２２〜２２に近接して配設されている。

この懸吊フック２４〜２７は、第８図に示すように、下
半体２０のフランジ２１に各懸吊フック２４〜２７上端
のアイ部２８が上方へ突出するように埋め込まれかつそ
の埋め込み部分が下半体２０内の配ＷＪｒＨ線材２９に
溶むされている。また、上半体３０の上面には、第９図
に示すように、４個の懸吊フック３４〜３７が前記の下
半体２０の懸吊フック２４〜２７の上方においてほぼ対
応するように配設されている。この右前部に位置する懸
吊フック３７を除く３個の懸吊フッ９３４〜３６は、第
１０図に示すように、下半体３０のフランジ３１に各懸
吊フック３４〜３６上端のアイ部３８が上方へ突出する
ように埋め込まれかつその埋め込み部分が下半体３０内
の配筋１１ｉ１Ｕ　３９に溶着されている。しかして、
右前部に位置する懸吊フック３７は、第１１図に示すよ
うに、下半体３ｏの出入口１１の前壁に同懸吊フック３
７上端のアイ部３８ａｌｆｉ１面上に突出ヅるように埋
め込まれかつその埋め込み部分が上半体３０内の配筋鋼
線材３９に溶るされている。しかして、」上記の各半休
２０゜３０は、いずれもトラックやトレーラ等の運搬車
両により運搬できるように、その大きさ、ｍｍ等が設定
されている。

次に、上記した下半体２ｏと下半体３０とにより地下室
を構築する場合について述べる。工場において成型され
た下半体２０および下半体３０をそれぞれ懸吊フック２
４〜２７．３４〜３７を介してクレーン等で持ち上げて
１−ラック等の運搬車両の荷台に積載する。そし工、こ
の運搬車両により両半体２０．３０を施工現場に運ｍ−
ｉする。施工現場においては、まず、下半体２０を懸吊
フック２４〜２７を介してクレーン等でトラック等の運
搬車両の荷台より持ち上げて所定の位置に設置する。そ
の後、各懸吊フック２４〜２７のアイ部２８を主とする
突き出し部分を鉄のこ等により切除する。次いで、下半
体３０を懸吊フック３４〜３７を介してクレーン等でト
ラック等の運搬車両の荷台より持ち上げて前記の下半体
２０上に設置する。

このとき、下半体２０の結合ポル１〜２２〜２２に各挿
通孔３２〜３２を挿通する。そして、結合ポル１〜２２
〜２２に固定ナツト３３〜３３を螺合して、両半体２０
．３０を相互に結合り°る。このようにして地下室が完
成覆る。なお、下半体３０の各懸吊フック３４〜３７の
アイ部３８．３８８を主とする突き出し部分は、鉄のこ
等により切除される。また出入口１１には階段、はしご
等が適宜設けられる他、通気口１２．１３には換気ファ
ンやエアフィルタ等、また、採光窓１４には窓ガラス等
が適宜Ｈ備きれるが、これらは、本光明の要旨を左右す
るものではない。

なお、上記実施例より他の技術的手段として次のものが
考えられる。

（イ）殻体１０の形状は、四角形の他、円柱形、球形な
どでもよいこと。

（ロ）出入口１１、通気口１２．１３および採光窓１４
の各形状も、四角形に限定されるものではなく、たとえ
ば、円形、三角形、台形などでもよいこと。

（ハ）出入Ｄ　１１　、通気口１２．１３および採光窓
１４を下半体３０の上部側壁に設けること。

（ニ）下半体２０および下半体３０をそれぞれ合成樹脂
により成型すること。

（発明の効果） すなわち、この発明は前述した「発明の構成」を要旨と
づるものであるから、従来必要とされた施工現場におけ
る配筋ＩＩＪ、型枠工事、コンクリート工事などの各種
工事を省略りることができ、施工現場における構築期間
を大幅に短１１Ｆｉｉることができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は地下
室の斜視図、第２図は同平面図、第３図は第２図の■−
■線断面図、第４図は第２図の■−ＩＶＩ断面図、第５
図は結合部の断面拡大図、第６図は施工前の殻体の斜視
図、第７図は下半体の平面図、第８図は下半体の懸吊フ
ックの埋め込み部分の断面図、第９図は下半体の平面図
、第１０図および第１１図はそれぞれ下半体の懸吊フッ
クの埋め込み部分の新面図である。 １０・・・殻体　１１・・・出入口 １２．１３・・・通気口　１９・・・分割面２０・・・
下半体　３０・・・上半休 出　願　人　小　川　勲 代理人　弁理士　岡　１）　英　落 第２　区［ 第　３　図 Ｖ 第・ｉ図　第６図 １ 第ｆ５　図 第７　図 第０　図 ５□ｏ）５．　第″神

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周囲が壁面で取り囲まれた箱形状をなしかつ上部に出入
   口および通気口などが設けられた地下室の殻体を上下に
   二分割してなる形状の上半体と上半体を工場において別
   個に成型し、この両半体を施工現場において相互に結合
   せしめることにより、前記の殻体と成すことを特徴とす
   る地下室の構築方法。