JPH0327690B2 - - Google Patents
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- JPH0327690B2 JPH0327690B2 JP58045282A JP4528283A JPH0327690B2 JP H0327690 B2 JPH0327690 B2 JP H0327690B2 JP 58045282 A JP58045282 A JP 58045282A JP 4528283 A JP4528283 A JP 4528283A JP H0327690 B2 JPH0327690 B2 JP H0327690B2
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- JP
- Japan
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- reinforced concrete
- steel frame
- precast reinforced
- concrete shell
- shell body
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 54
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Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
本発明は鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工
法に関する。
法に関する。
所要の鉄骨の建方に続いて鉄筋工事及び型枠工
事を行うとともにコンクリートを打設して柱、梁
等の構造体を築造してする従来の鉄骨鉄筋コンク
リート構造物の構築工法は、鉄筋及び型枠工事が
労働集約的性格が強く、型枠材料の搬出入及び移
動、材料の管理、品質管理の困難性、左官仕上げ
工事の必要性及び各種廃棄物の処理等のため、工
費が増大し、かつ工期の長期化する等の欠点があ
つた。 また、柱、梁等の鉄骨鉄筋コンクリート構造体
をプレキヤストコンクリートにより築造する鉄骨
鉄筋コンクリート構造物の構築工法は、次のよう
な欠点がある。 (1) 鉄骨は現場搬入前に2度にわたる輸送を経な
ければならず不経済である。 すなわち、鉄骨は、鉄骨加工業者から一旦プ
レキヤストコンクリート工場に輸送され、公知
の方法で、換言すると、所要の型枠内に鉄筋と
ともに組み込まれコンクリートを打設してプレ
キヤスト鉄骨鉄筋コンクリート柱及び梁に加工
され、さらに、その工場から現場に輸送されて
いるものである。 (2) プレキヤスト加工に先行して鉄骨の加工と搬
入を行うためにそれらの作業手順の調整管理に
手間が掛かつて、その出来上がりに長期間を要
する。 (3) 出来上がつたプレキヤスト鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱及び梁は、重量物であり、特に柱として
2〜3階分を一体に製造しているときには、輸
送時、建方時等に特別の重機を必要とする不利
がある。 本発明の目的は、上記の各種欠点を解消して、
所期の鉄骨鉄筋コンクリート構造物を簡単に構築
することにある。
事を行うとともにコンクリートを打設して柱、梁
等の構造体を築造してする従来の鉄骨鉄筋コンク
リート構造物の構築工法は、鉄筋及び型枠工事が
労働集約的性格が強く、型枠材料の搬出入及び移
動、材料の管理、品質管理の困難性、左官仕上げ
工事の必要性及び各種廃棄物の処理等のため、工
費が増大し、かつ工期の長期化する等の欠点があ
つた。 また、柱、梁等の鉄骨鉄筋コンクリート構造体
をプレキヤストコンクリートにより築造する鉄骨
鉄筋コンクリート構造物の構築工法は、次のよう
な欠点がある。 (1) 鉄骨は現場搬入前に2度にわたる輸送を経な
ければならず不経済である。 すなわち、鉄骨は、鉄骨加工業者から一旦プ
レキヤストコンクリート工場に輸送され、公知
の方法で、換言すると、所要の型枠内に鉄筋と
ともに組み込まれコンクリートを打設してプレ
キヤスト鉄骨鉄筋コンクリート柱及び梁に加工
され、さらに、その工場から現場に輸送されて
いるものである。 (2) プレキヤスト加工に先行して鉄骨の加工と搬
入を行うためにそれらの作業手順の調整管理に
手間が掛かつて、その出来上がりに長期間を要
する。 (3) 出来上がつたプレキヤスト鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱及び梁は、重量物であり、特に柱として
2〜3階分を一体に製造しているときには、輸
送時、建方時等に特別の重機を必要とする不利
がある。 本発明の目的は、上記の各種欠点を解消して、
所期の鉄骨鉄筋コンクリート構造物を簡単に構築
することにある。
上記目的を達成するために採用した本発明の構
成は次のとおりである。 均一は肉厚で横断面方形筒体の柱用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体1と柱用鉄骨5と
が、前者内に後者が両者間に所要の空間を形成す
る状態に組み合わされ、これらコンクリートシエ
ル部体1と鉄骨5を、その組み合わせ状態で起立
支持する。 均一な肉厚で縦断面U形樋体の梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体3と梁用鉄骨7と
が、前者内に後者を両者間に所要の空間を形成す
る状態に組み合わされ、これらコンクリートシエ
ル部体3と鉄骨7を、対向する柱用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体1,1の上端間に跨
架する。 上記柱用鉄骨5と梁用鉄骨7との所要のジヨイ
ント工事をする。 そして、対向する梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体3,3の上面開口縁間にプレキ
ヤスト鉄筋コンクリート床板10を敷設するとと
もに、上記床板10上にスラブ筋12を配筋工事
する。 そのあと、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体1内及び梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体3内、それらのジヨイント部分
及び床板10上に、コンクリートを打設する。
成は次のとおりである。 均一は肉厚で横断面方形筒体の柱用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体1と柱用鉄骨5と
が、前者内に後者が両者間に所要の空間を形成す
る状態に組み合わされ、これらコンクリートシエ
ル部体1と鉄骨5を、その組み合わせ状態で起立
支持する。 均一な肉厚で縦断面U形樋体の梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体3と梁用鉄骨7と
が、前者内に後者を両者間に所要の空間を形成す
る状態に組み合わされ、これらコンクリートシエ
ル部体3と鉄骨7を、対向する柱用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体1,1の上端間に跨
架する。 上記柱用鉄骨5と梁用鉄骨7との所要のジヨイ
ント工事をする。 そして、対向する梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体3,3の上面開口縁間にプレキ
ヤスト鉄筋コンクリート床板10を敷設するとと
もに、上記床板10上にスラブ筋12を配筋工事
する。 そのあと、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体1内及び梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体3内、それらのジヨイント部分
及び床板10上に、コンクリートを打設する。
以下本発明を図示の実施例について詳述するこ
ととする。 まず、1は上下端が開口した柱用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体で、それは、横断面
方形の筒体に形成され、その均一な肉厚内に多数
のフープ筋2を所定の間隔をおいて揃列埋設して
いる(第1図)。8は柱用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体1の内側四隅に添設した主
筋、9は上下の主筋8を接続するのに使用する重
ね継手用の補助筋である。 3は上面及び前後端が開口した梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体で、それは、縦断
面U形の樋体に形成され、その均一な肉厚内に所
定の間隔をおいて揃列埋設したスターラツプ筋4
の左右両側上端部を外方に突出させている(第2
図)。 5は柱用鉄骨で、横断面ほぼ十字形をなし、所
要の部位に梁接合用のブラケツト6を取り付けて
いる(第4図)。7は縦断面I字形の梁用鉄骨で
ある。 構築は次のようにして実施される。 当該構築物の柱を築造しようとするそれぞれの
位置に、柱用鉄骨5を起立支持し、その各鉄骨5
に、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部
体1を上方から吊り下ろして嵌合することによつ
て(第3図)、鉄骨5の外周面と柱用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体1の内壁面との間
に所定の空間を形成する状態に、両者を組み合わ
せるとともに、柱用鉄骨5の上端部所要長さを柱
用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体1の
上端開口から突出させる。 そして、互いに所要の間隔をおいて対向起立す
る上記柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル
部体1,1の上端開口縁間に、梁用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体3を跨架し(第5
図)、その内部に梁用鉄骨7を、該梁用鉄骨7の
外周面と梁用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体3の内壁面との間に所定の空間を形成する
状態に、両者を組み合わせる(第6図)ととも
に、梁用鉄骨7の両端部所要長さを梁用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体3の両端開口か
ら突出させて、その両端を上記柱用鉄骨5のブラ
ケツト6に乗載する。 次に、梁用鉄骨7の両端とこれらに対応する柱
用鉄骨5の上端との間に所要のジヨイント工事、
すなわち、第8図のように柱用鉄骨5の上側部側
面に梁用鉄骨7の端面を直接溶接するか、あるい
はその両者を所要の補助部材を介しボルト、ナツ
トで緊締するかする所要のジヨイント工事をす
る。 また、別途製造してあるプレキヤスト鉄筋コン
クリート床板10を、対向する梁用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体3,3の上面開口縁
間に敷設する。 そして、そのプレキヤスト鉄筋コンクリート床
板10上にスラブ筋12等を、また上記梁用プレ
キヤスト鉄筋コンクリートシエル部体3,3内に
梁用主筋11をそれぞれ配筋するとともに、該梁
用主筋11の端部を柱用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体1内に折曲挿入する一連の配筋
工事を慣行にしたがい行う。 そのあと、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体1内及び梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体3内、それらのジヨイント部
分、及び上記床板10上に、コンクリート13を
打設する(第8図)。 これにより、柱は、柱用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体1とその内部に組み込まれた
柱用鉄骨5とがそれらの間に打設されたコンクリ
ートによつて一体化し、また梁は、梁用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体3とその内部に
組み込まれた梁用鉄骨7とがそれらの間に打設さ
れたコンクリートによつて一体化したものとな
り、また、これら柱及び梁がそのジヨイント部分
で一体に結合された所期の構造物が構築される。 なお、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体1と柱用鉄骨5、及び梁用プレキヤスト鉄
筋コンクリートシエル部体3と梁用鉄骨7の建方
は、上記の方法に限定されるものではなく、例え
ば、予め柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体1を起立しておき、その内部に柱用鉄骨5
を吊り下ろしても、あるいはまた両者を予め組み
込んだあとで一緒に起立させてもよいもので、同
様にして、梁用プレキヤスト鉄筋コンクリートシ
エル部体3に梁用鉄骨7を組み込んだあとで、こ
れを柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部
体1,1間に跨架してもよいものである。
ととする。 まず、1は上下端が開口した柱用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体で、それは、横断面
方形の筒体に形成され、その均一な肉厚内に多数
のフープ筋2を所定の間隔をおいて揃列埋設して
いる(第1図)。8は柱用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体1の内側四隅に添設した主
筋、9は上下の主筋8を接続するのに使用する重
ね継手用の補助筋である。 3は上面及び前後端が開口した梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体で、それは、縦断
面U形の樋体に形成され、その均一な肉厚内に所
定の間隔をおいて揃列埋設したスターラツプ筋4
の左右両側上端部を外方に突出させている(第2
図)。 5は柱用鉄骨で、横断面ほぼ十字形をなし、所
要の部位に梁接合用のブラケツト6を取り付けて
いる(第4図)。7は縦断面I字形の梁用鉄骨で
ある。 構築は次のようにして実施される。 当該構築物の柱を築造しようとするそれぞれの
位置に、柱用鉄骨5を起立支持し、その各鉄骨5
に、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部
体1を上方から吊り下ろして嵌合することによつ
て(第3図)、鉄骨5の外周面と柱用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体1の内壁面との間
に所定の空間を形成する状態に、両者を組み合わ
せるとともに、柱用鉄骨5の上端部所要長さを柱
用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体1の
上端開口から突出させる。 そして、互いに所要の間隔をおいて対向起立す
る上記柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル
部体1,1の上端開口縁間に、梁用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体3を跨架し(第5
図)、その内部に梁用鉄骨7を、該梁用鉄骨7の
外周面と梁用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体3の内壁面との間に所定の空間を形成する
状態に、両者を組み合わせる(第6図)ととも
に、梁用鉄骨7の両端部所要長さを梁用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体3の両端開口か
ら突出させて、その両端を上記柱用鉄骨5のブラ
ケツト6に乗載する。 次に、梁用鉄骨7の両端とこれらに対応する柱
用鉄骨5の上端との間に所要のジヨイント工事、
すなわち、第8図のように柱用鉄骨5の上側部側
面に梁用鉄骨7の端面を直接溶接するか、あるい
はその両者を所要の補助部材を介しボルト、ナツ
トで緊締するかする所要のジヨイント工事をす
る。 また、別途製造してあるプレキヤスト鉄筋コン
クリート床板10を、対向する梁用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体3,3の上面開口縁
間に敷設する。 そして、そのプレキヤスト鉄筋コンクリート床
板10上にスラブ筋12等を、また上記梁用プレ
キヤスト鉄筋コンクリートシエル部体3,3内に
梁用主筋11をそれぞれ配筋するとともに、該梁
用主筋11の端部を柱用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体1内に折曲挿入する一連の配筋
工事を慣行にしたがい行う。 そのあと、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体1内及び梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体3内、それらのジヨイント部
分、及び上記床板10上に、コンクリート13を
打設する(第8図)。 これにより、柱は、柱用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体1とその内部に組み込まれた
柱用鉄骨5とがそれらの間に打設されたコンクリ
ートによつて一体化し、また梁は、梁用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体3とその内部に
組み込まれた梁用鉄骨7とがそれらの間に打設さ
れたコンクリートによつて一体化したものとな
り、また、これら柱及び梁がそのジヨイント部分
で一体に結合された所期の構造物が構築される。 なお、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体1と柱用鉄骨5、及び梁用プレキヤスト鉄
筋コンクリートシエル部体3と梁用鉄骨7の建方
は、上記の方法に限定されるものではなく、例え
ば、予め柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体1を起立しておき、その内部に柱用鉄骨5
を吊り下ろしても、あるいはまた両者を予め組み
込んだあとで一緒に起立させてもよいもので、同
様にして、梁用プレキヤスト鉄筋コンクリートシ
エル部体3に梁用鉄骨7を組み込んだあとで、こ
れを柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部
体1,1間に跨架してもよいものである。
以上に詳述したところから明らかなように、本
発明によれば、次の効果がある。 現場において、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリ
ートシエル部体と柱用鉄骨、及び梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体と梁用鉄骨を、そ
れぞれ、前者内に後者を両者間に所要の空間を形
成する状態に組み合わせて、所定の位置に起立及
び跨架し、上記柱用鉄骨と梁用鉄骨とをジヨイン
トとし、両プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル
部体内並びにそれらのジヨイント部分にコンクリ
ートを打設することによつて、所期の構造物を構
築できるもので、前記従来の欠点を悉く解消で
き、かつ、工期の短縮、経費の節減に寄与すると
ころがきわめて大きい。 特に、上記柱用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体は均一な肉厚で横断面方形筒体、梁用
プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体は均一
な肉厚でU形樋体という比較的簡単な構成のもの
であるから、その製造が容易であるとともに、建
方作業上も取扱いに便利である。 また、本発明によつて構築の構造物は、柱及び
梁が、それぞれのプレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体と鉄骨とがそれらの間に打設のコンク
リートによつて一体化し、さらに柱用及び梁用の
鉄骨ががジヨイントされ、また、特許請求の範囲
第2番目の発明によるときは床板上に打設された
スラブを構成するコンクリートが上記柱及び梁を
構成するコンクリートと全一体となつて、堅牢で
耐久性の高い構造物となる。
発明によれば、次の効果がある。 現場において、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリ
ートシエル部体と柱用鉄骨、及び梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体と梁用鉄骨を、そ
れぞれ、前者内に後者を両者間に所要の空間を形
成する状態に組み合わせて、所定の位置に起立及
び跨架し、上記柱用鉄骨と梁用鉄骨とをジヨイン
トとし、両プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル
部体内並びにそれらのジヨイント部分にコンクリ
ートを打設することによつて、所期の構造物を構
築できるもので、前記従来の欠点を悉く解消で
き、かつ、工期の短縮、経費の節減に寄与すると
ころがきわめて大きい。 特に、上記柱用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体は均一な肉厚で横断面方形筒体、梁用
プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体は均一
な肉厚でU形樋体という比較的簡単な構成のもの
であるから、その製造が容易であるとともに、建
方作業上も取扱いに便利である。 また、本発明によつて構築の構造物は、柱及び
梁が、それぞれのプレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体と鉄骨とがそれらの間に打設のコンク
リートによつて一体化し、さらに柱用及び梁用の
鉄骨ががジヨイントされ、また、特許請求の範囲
第2番目の発明によるときは床板上に打設された
スラブを構成するコンクリートが上記柱及び梁を
構成するコンクリートと全一体となつて、堅牢で
耐久性の高い構造物となる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は柱用プ
レキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体の斜視
図、第2図は梁用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体の斜視図、第3図は柱用鉄骨に柱用プ
レキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体を吊り下
ろし組み込む状態を示す正面図、第4図は組み込
みを終えた同上の平面図、第5図は柱用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体間に梁用プレキ
ヤスト鉄筋コンクリートシエル部体を跨架した状
態の正面図、第6図は梁用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体に梁用鉄骨を組み込んだ状態
の側面図、第7図は梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体間にプレキヤスト鉄筋コンクリ
ート製床板を敷設した状態の断面図、第8図は柱
用鉄骨と梁用鉄骨とのジヨイント部分の断面図で
あつて、各配筋を省略して示したものである。 1……柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体、5……柱用鉄骨、3……梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体、7……梁用鉄
骨、10……プレキヤスト鉄筋コンクリート床
板、13……コンクリート。
レキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体の斜視
図、第2図は梁用プレキヤスト鉄筋コンクリート
シエル部体の斜視図、第3図は柱用鉄骨に柱用プ
レキヤスト鉄筋コンクリートシエル部体を吊り下
ろし組み込む状態を示す正面図、第4図は組み込
みを終えた同上の平面図、第5図は柱用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体間に梁用プレキ
ヤスト鉄筋コンクリートシエル部体を跨架した状
態の正面図、第6図は梁用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体に梁用鉄骨を組み込んだ状態
の側面図、第7図は梁用プレキヤスト鉄筋コンク
リートシエル部体間にプレキヤスト鉄筋コンクリ
ート製床板を敷設した状態の断面図、第8図は柱
用鉄骨と梁用鉄骨とのジヨイント部分の断面図で
あつて、各配筋を省略して示したものである。 1……柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエ
ル部体、5……柱用鉄骨、3……梁用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートシエル部体、7……梁用鉄
骨、10……プレキヤスト鉄筋コンクリート床
板、13……コンクリート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 均一な肉厚で横断面方形筒体の柱用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体と柱用鉄骨と
を、前者内に後者を両者間に所要の空間を形成す
る状態に組み合わせて、起立支持するとともに、
均一な肉厚で縦断面U形樋体の梁用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体と梁用鉄骨とを、前
者内に後者を両者間に所要の空間を形成する状態
に組み合わせて、対向する柱用プレキヤスト鉄筋
コンクリートシエル部体の上端間に跨架し、上記
柱用鉄骨と梁用鉄骨とをジヨイントし、そのあ
と、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル部
体及び梁用プレキヤスト鉄筋コンクリートシエル
部体内並びにそれらのジヨイント部分にコンクリ
ートを打設することを特徴とする鉄骨鉄筋コンク
リート構造物の構築工法。 2 均一な肉厚で横断面方形筒体の柱用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートシエル部体と柱用鉄骨と
を、前者内に後者を両者間に所要の空間を形成す
る状態に組み合わせて、起立支持するとともに、
均一な肉厚で縦断面U形樋体の梁用プレキヤスト
鉄筋コンクリートシエル部体と梁用鉄骨とを、前
者内に後者を両者間に所要の空間を形成する状態
に組み合わせて、対向する柱用プレキヤスト鉄筋
コンクリートシエル部体の上端間に跨架し、上記
柱用鉄骨と梁用鉄骨とをジヨイントし、プレキヤ
スト鉄筋コンクリート床板を、対向する梁用プレ
キヤスト鉄筋コンクリートシエル部体の上面開口
縁間に敷設し、かつ、上記床板上にスラブ筋を配
筋し、そのあと、柱用プレキヤスト鉄筋コンクリ
ートシエル部体内及び梁用プレキヤスト鉄筋コン
クリートシエル部体内、それらのジヨイント部
分、及び上記床板上に、コンクリートを打設する
ことを特徴とする鉄骨鉄筋コンクリート構造物の
構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4528283A JPS59173441A (ja) | 1983-03-19 | 1983-03-19 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4528283A JPS59173441A (ja) | 1983-03-19 | 1983-03-19 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59173441A JPS59173441A (ja) | 1984-10-01 |
JPH0327690B2 true JPH0327690B2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=12714948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4528283A Granted JPS59173441A (ja) | 1983-03-19 | 1983-03-19 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59173441A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243122Y2 (ja) * | 1983-10-28 | 1990-11-16 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5167620A (ja) * | 1974-12-10 | 1976-06-11 | Takenaka Komuten Co | Chukupiishiiehashiraoryoshita kumitatekoho |
JPS5441518A (en) * | 1977-09-09 | 1979-04-02 | Nippon Kokan Kk | Method of constructing reinforced concrete |
-
1983
- 1983-03-19 JP JP4528283A patent/JPS59173441A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5167620A (ja) * | 1974-12-10 | 1976-06-11 | Takenaka Komuten Co | Chukupiishiiehashiraoryoshita kumitatekoho |
JPS5441518A (en) * | 1977-09-09 | 1979-04-02 | Nippon Kokan Kk | Method of constructing reinforced concrete |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59173441A (ja) | 1984-10-01 |
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