JPS60197624A - 尿アルカリ化性食品組成物 - Google Patents
尿アルカリ化性食品組成物Info
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- JPS60197624A JPS60197624A JP59055160A JP5516084A JPS60197624A JP S60197624 A JPS60197624 A JP S60197624A JP 59055160 A JP59055160 A JP 59055160A JP 5516084 A JP5516084 A JP 5516084A JP S60197624 A JPS60197624 A JP S60197624A
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- JP
- Japan
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- urine
- composition
- sodium citrate
- potassium chloride
- citric acid
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、尿アルカリ化性食品組成物に関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明は、クエン酸、クエン酸ナ
トリウムおよび塩化カリウムを含有する非潮解性の尿ア
ルカリ化性食品組成物に関するものである。
る。さらに詳しくは、本発明は、クエン酸、クエン酸ナ
トリウムおよび塩化カリウムを含有する非潮解性の尿ア
ルカリ化性食品組成物に関するものである。
従来より、痛風、尿路結石、腎機能障害などを煩う患者
にみもれる高尿酸血症の治療のために、重曹、クエン酸
ソーダなどの尿アルカリ土類金属を投与することが知ら
れている。すなわち、高尿酸血症においては尿が酸性に
傾くために、腎臓および尿路で尿酸が析出してしばしば
結石を生じるものであるため、その治療にあたっては、
尿酸の排泄促進とともに尿中の尿酸の溶解度を高めて尿
酸の析出を防止することが望まれている。この尿酸の析
出は、上記の重曹、クエン酸ソーダなどの投薬によって
尿をアルカリ化することにより防ぐことができる。さら
に尿をアルカリ化することにより、すでに体内で析出し
た尿酸または尿酸結石を溶解することが可能となる。
にみもれる高尿酸血症の治療のために、重曹、クエン酸
ソーダなどの尿アルカリ土類金属を投与することが知ら
れている。すなわち、高尿酸血症においては尿が酸性に
傾くために、腎臓および尿路で尿酸が析出してしばしば
結石を生じるものであるため、その治療にあたっては、
尿酸の排泄促進とともに尿中の尿酸の溶解度を高めて尿
酸の析出を防止することが望まれている。この尿酸の析
出は、上記の重曹、クエン酸ソーダなどの投薬によって
尿をアルカリ化することにより防ぐことができる。さら
に尿をアルカリ化することにより、すでに体内で析出し
た尿酸または尿酸結石を溶解することが可能となる。
しかしながら、上記の重曹、クエン酸ソーダなどを投薬
した場合には、尿のアルカリ化は図れるものの、同時に
ナトリウムの過剰摂取となって血液中のN a ” /
K+比のバランスが崩れるために、結果として高血圧
などの副作用をもたらすとの問題がある。
した場合には、尿のアルカリ化は図れるものの、同時に
ナトリウムの過剰摂取となって血液中のN a ” /
K+比のバランスが崩れるために、結果として高血圧
などの副作用をもたらすとの問題がある。
さらに近年になって、高尿酸血症治療のための補助的な
薬剤として、クエン酸とクエン酸のアルカリ塩とを含有
する薬剤が提案されている。たとえば尿酸第4巻第1号
(昭和55年)56〜63頁には、クエン酸、クエン酸
ナトリウムおよびクエン酸カリウムをl:2:2の組成
比(モル比)で有する顆粒状の組成物[商品名:ウラリ
ット−U (CG −120) 、 Dr 、マダウス
社製]が高尿酸血症の治療のための補助的な薬剤として
有用であることが実験的に立証され、そ−の有効性が示
唆されている。この組成物を投薬した場合には上記のよ
うに血液中のN a ” / K+比のバランスが崩れ
ることは殆どないが、該組成物に含まれるクエン酸カリ
ウムが潮解性を有するために1組成物臼体の保存性が悪
いとの欠点が生じている。
薬剤として、クエン酸とクエン酸のアルカリ塩とを含有
する薬剤が提案されている。たとえば尿酸第4巻第1号
(昭和55年)56〜63頁には、クエン酸、クエン酸
ナトリウムおよびクエン酸カリウムをl:2:2の組成
比(モル比)で有する顆粒状の組成物[商品名:ウラリ
ット−U (CG −120) 、 Dr 、マダウス
社製]が高尿酸血症の治療のための補助的な薬剤として
有用であることが実験的に立証され、そ−の有効性が示
唆されている。この組成物を投薬した場合には上記のよ
うに血液中のN a ” / K+比のバランスが崩れ
ることは殆どないが、該組成物に含まれるクエン酸カリ
ウムが潮解性を有するために1組成物臼体の保存性が悪
いとの欠点が生じている。
本発明者は、日常的に摂取することにより、痛風、尿路
結石などを効果的に予防することを可能とする尿アルカ
リ化性食品(健康食品)について研究を重ねた結果1日
常的な摂取に適した果糖などの賦形剤、希釈剤にクエン
酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウムを一定範囲
の組成比で添加含有させた組成物により、上記のような
公知の薬剤に伴う欠点が解消し、かつ予防食品として効
率良く摂取することができることを見出し、本発明に到
達した。
結石などを効果的に予防することを可能とする尿アルカ
リ化性食品(健康食品)について研究を重ねた結果1日
常的な摂取に適した果糖などの賦形剤、希釈剤にクエン
酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウムを一定範囲
の組成比で添加含有させた組成物により、上記のような
公知の薬剤に伴う欠点が解消し、かつ予防食品として効
率良く摂取することができることを見出し、本発明に到
達した。
すなわち本発明は、尿のアルカリ化をもたらす食品組成
物であって、かつ潮解性および吸湿性を有しない食品組
成物を提供することをその目的とするものである。
物であって、かつ潮解性および吸湿性を有しない食品組
成物を提供することをその目的とするものである。
上記の目的は、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩
化カリウムからなり、その組成比がX:y:z (クエ
ン酸:クエン酸ナトリウム:塩化カリウム、モル比)で
ある混合物を1〜80重量%(ただし、80%は含まな
い)の範囲で含有する組成物であって、かつ該混合物の
組成比を表わすx、yおよび2がそれぞれ、0.4≦X
≦1.4.1.2≦y≦4.0および1.0≦2≦12
゜0の範囲の数値である本発明の尿アルカリ化性食品組
成物により達成することができる。
化カリウムからなり、その組成比がX:y:z (クエ
ン酸:クエン酸ナトリウム:塩化カリウム、モル比)で
ある混合物を1〜80重量%(ただし、80%は含まな
い)の範囲で含有する組成物であって、かつ該混合物の
組成比を表わすx、yおよび2がそれぞれ、0.4≦X
≦1.4.1.2≦y≦4.0および1.0≦2≦12
゜0の範囲の数値である本発明の尿アルカリ化性食品組
成物により達成することができる。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明は、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カ
リウムを上記の組成比で含有する食品組成物により、痛
風の防止、結石の予防などを効果的に実現するものであ
る。すなわち、本発明の食品組成物は、尿のアルカリ化
を促すことにより、尿中の尿酸の溶解度を高めて尿酸の
析出を防止し、尿酸の析出による結石の発生を防ぐもの
である。
リウムを上記の組成比で含有する食品組成物により、痛
風の防止、結石の予防などを効果的に実現するものであ
る。すなわち、本発明の食品組成物は、尿のアルカリ化
を促すことにより、尿中の尿酸の溶解度を高めて尿酸の
析出を防止し、尿酸の析出による結石の発生を防ぐもの
である。
また、これらの成分、特にクエン酸ナトリウム(N a
3 C6H!l O7)と塩化カリウム(KCJI)
とを上記の範囲の組成比で混合することにより、血液中
のN a ” / K+比のバランスを崩すことなく、
尿をアルカリ化して尿中の尿酸の溶解度を高めることが
できる。従って、血圧に影響を及ぼすことがないため、
高血圧の傾向がある人でも摂取することが可能である。
3 C6H!l O7)と塩化カリウム(KCJI)
とを上記の範囲の組成比で混合することにより、血液中
のN a ” / K+比のバランスを崩すことなく、
尿をアルカリ化して尿中の尿酸の溶解度を高めることが
できる。従って、血圧に影響を及ぼすことがないため、
高血圧の傾向がある人でも摂取することが可能である。
また、本発明の尿アルカリ化性食品組成物は、尿量およ
び尿酸の排量量を増加させることができる。すなわち、
尿のアルカリ化によって尿中の尿酸濃度を高めると共に
尿量を増加させるととができることによって、尿酸の排
泄促進をもたらすことが可能である。
び尿酸の排量量を増加させることができる。すなわち、
尿のアルカリ化によって尿中の尿酸濃度を高めると共に
尿量を増加させるととができることによって、尿酸の排
泄促進をもたらすことが可能である。
さらに、本発明の尿アルカリ化性食品組成物は、潮解性
のみならず、吸湿性をも殆ど有していない。従って、日
常の使用に際してはその保存性が問題となることがなく
、食品としてのさらに特別な成形加工を要しないもので
ある。
のみならず、吸湿性をも殆ど有していない。従って、日
常の使用に際してはその保存性が問題となることがなく
、食品としてのさらに特別な成形加工を要しないもので
ある。
以上に述べたような優れた特性を有する本発明の尿アル
カリ化性食品組成物は、次のような構成を有する。
カリ化性食品組成物は、次のような構成を有する。
本発明の尿アルカリ化性食品組成物は、クエン酸、クエ
ン酸ナトリウムおよび塩化カリウムからなる混合物を、
1〜80重量%(ただし、80%は含まない)の範囲で
含有する。
ン酸ナトリウムおよび塩化カリウムからなる混合物を、
1〜80重量%(ただし、80%は含まない)の範囲で
含有する。
この混合物において、クエン酸:クエン醸ナトリウム:
塩化カリウム(x : y : z)の組成比(モル比
)におけるx、yおよび2はそれぞれ、0.4≦X≦1
.4.1.2≦y≦4.0およびl・0≦2≦12・0
の範囲の数値である。吸湿性、尿のアルカリ化作用およ
び血液中の電解質バランス(N a ” / K+比)
に対する影響などの点から、好ましくは、0.6≦X≦
1.3.1.5≦y≦2.5および2.2≦2≦3.8
の範囲の数値であり、さらに好ましくは、0.8≦X≦
1.1,1.8≦y≦2.2および2.8≦2≦3.2
の範囲の数値である。そして、特に上記組成比が1:2
:3である混合物は、吸湿性を全く示さず、かつ灰−の
アルカリ化作用において優れた効果を示すなどの点から
最も好ましい、また、この混合物中のナトリウムおよび
カリウムの含有量はそれぞれ、13.5%および11.
5%(重量%)であり、体内の電解質バランスに、影響
を及ぼさない。
塩化カリウム(x : y : z)の組成比(モル比
)におけるx、yおよび2はそれぞれ、0.4≦X≦1
.4.1.2≦y≦4.0およびl・0≦2≦12・0
の範囲の数値である。吸湿性、尿のアルカリ化作用およ
び血液中の電解質バランス(N a ” / K+比)
に対する影響などの点から、好ましくは、0.6≦X≦
1.3.1.5≦y≦2.5および2.2≦2≦3.8
の範囲の数値であり、さらに好ましくは、0.8≦X≦
1.1,1.8≦y≦2.2および2.8≦2≦3.2
の範囲の数値である。そして、特に上記組成比が1:2
:3である混合物は、吸湿性を全く示さず、かつ灰−の
アルカリ化作用において優れた効果を示すなどの点から
最も好ましい、また、この混合物中のナトリウムおよび
カリウムの含有量はそれぞれ、13.5%および11.
5%(重量%)であり、体内の電解質バランスに、影響
を及ぼさない。
この混合物の調製は、たとえば、上記組成比に対応する
量のクエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウム
を秤量したのち、水に溶解し、脱水乾燥することによっ
て行なわれる。
量のクエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウム
を秤量したのち、水に溶解し、脱水乾燥することによっ
て行なわれる。
得られた混合物にさらに、果糖、乳糖等の糖類からなる
賦形剤、安定化剤、矯味剤など、食品添加物として公知
の各種の添加物を添加することができ、このようにして
組成物中の上記混合物の含有量が1〜80重量%(ただ
し、80%は含まない)の範囲となるようにする。上記
混合物の含有量は、特に1〜20重量%の範囲であるの
が好ましい。
賦形剤、安定化剤、矯味剤など、食品添加物として公知
の各種の添加物を添加することができ、このようにして
組成物中の上記混合物の含有量が1〜80重量%(ただ
し、80%は含まない)の範囲となるようにする。上記
混合物の含有量は、特に1〜20重量%の範囲であるの
が好ましい。
そののち、公知の製剤法あるいは食品としての加工法に
より顆粒状、固形状(ペレット等)など任意の形状に成
形加工して食品とすることができる。その形状に特に限
定はないが、直径が20− m m以上のペレット状の
固形物であることが好ましい。
より顆粒状、固形状(ペレット等)など任意の形状に成
形加工して食品とすることができる。その形状に特に限
定はないが、直径が20− m m以上のペレット状の
固形物であることが好ましい。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各個は本発明を制限するものではない
。
。
[実施例1]
クエン酸(CeHsOy・u2o)o、21g、クエン
酸ナトリウム(Na3CeH507e 2)I20)0
.588g、および塩化カリウム(KC文)0.224
gを蒸留水20m文に溶解したのち、80℃の温度で湯
浴しながら15分間攪拌した。次いで、この溶液の水分
を70〜80℃の温度で減圧留去して脱水乾燥すること
により、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリ
ウムの組成比がl:2:3 (モル比)の結晶状の混合
物を得た。
酸ナトリウム(Na3CeH507e 2)I20)0
.588g、および塩化カリウム(KC文)0.224
gを蒸留水20m文に溶解したのち、80℃の温度で湯
浴しながら15分間攪拌した。次いで、この溶液の水分
を70〜80℃の温度で減圧留去して脱水乾燥すること
により、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリ
ウムの組成比がl:2:3 (モル比)の結晶状の混合
物を得た。
さらに、クエン酸のモル比のみを0.1−1゜5の範囲
で変化させて、各種のクエン酸、クエン酸ナトリウムお
よび塩化カリウムからなる混合物を得た。
で変化させて、各種のクエン酸、クエン酸ナトリウムお
よび塩化カリウムからなる混合物を得た。
[実施例2]
実施例1において、クエン酸ナトリウムのモル比のみを
1.1〜5.0の範囲で変化させること以外は実施例1
の方法と同様の処理を行なうことにより、各種のクエン
酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウムからなる混
合物を得た。
1.1〜5.0の範囲で変化させること以外は実施例1
の方法と同様の処理を行なうことにより、各種のクエン
酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウムからなる混
合物を得た。
[実施例31
実施例1において、塩化カリウムのモル比のみを1.0
〜13.0の範囲で変化させること以外は実施例1の方
法と同様の処理を行なうことにより、各種のクエン酸、
クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウムからなる混合物
を得た。
〜13.0の範囲で変化させること以外は実施例1の方
法と同様の処理を行なうことにより、各種のクエン酸、
クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウムからなる混合物
を得た。
実施例1〜3で得られた各々の混合物の吸湿性について
評価した。
評価した。
まず、減圧乾燥直後の混合物の重量を測定したのち、温
度が20〜b 5%の条件下で48時間放置後の重量を測定し。
度が20〜b 5%の条件下で48時間放置後の重量を測定し。
その重量変化(増加)を算出した。
得られた結果を第1図〜第3図に示す。
第1図は、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カ
リウムからなる混合物の組成比がx:2:3(モル比)
である各種の混合物において、横軸にクエン酸のモル比
Xをとり、縦軸に重量変化(%)をとった時の関係を表
わすグラフである。
リウムからなる混合物の組成比がx:2:3(モル比)
である各種の混合物において、横軸にクエン酸のモル比
Xをとり、縦軸に重量変化(%)をとった時の関係を表
わすグラフである。
第2図は、上記混合物の組成比がl:y:3(モル比)
である各種の混合物において、横軸にクエン酸ナトリウ
ムのモル比yをとり、縦軸に重量変化(%)をとった時
の関係を表わすグラフである。
である各種の混合物において、横軸にクエン酸ナトリウ
ムのモル比yをとり、縦軸に重量変化(%)をとった時
の関係を表わすグラフである。
第3図は、上記混合物の組成比が1:2:z(モル比)
である各種の混合物において、横軸に塩化カリウムのモ
ル比2をとり、縦軸に重量変化(%)をとった時の関係
を表わすグラフである。
である各種の混合物において、横軸に塩化カリウムのモ
ル比2をとり、縦軸に重量変化(%)をとった時の関係
を表わすグラフである。
第1.2および3図から、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ムおよび塩化カリウムの組成比を表わすx、yおよび2
がそれぞれ、0.4≦X≦1.4.1.2≦y≦4.0
および1.0≦2≦12゜0の範囲の数値である場合に
は、得られる混合物は吸湿性において優れていることが
明らかである。さらに、上記のx、yおよび2がそれぞ
れ、0.6≦X≦1.3.1.5≦y≦2.5および2
.2≦2≦3.8の範囲の数値である場合には、吸湿性
を殆ど示さないことが判明した。
ムおよび塩化カリウムの組成比を表わすx、yおよび2
がそれぞれ、0.4≦X≦1.4.1.2≦y≦4.0
および1.0≦2≦12゜0の範囲の数値である場合に
は、得られる混合物は吸湿性において優れていることが
明らかである。さらに、上記のx、yおよび2がそれぞ
れ、0.6≦X≦1.3.1.5≦y≦2.5および2
.2≦2≦3.8の範囲の数値である場合には、吸湿性
を殆ど示さないことが判明した。
次に、実施例1で得られたクエン酸、クエン酸ナトリウ
ムおよび塩化カリウムの組成比がl:2:3(モル比)
である混合物の尿pHに対する作用、および尿量に対す
る作用について以下のような測定方法により評価した。
ムおよび塩化カリウムの組成比がl:2:3(モル比)
である混合物の尿pHに対する作用、および尿量に対す
る作用について以下のような測定方法により評価した。
l)尿PHに対する作用
上記混合物をラットにlooomg/kgおよび150
0 m g / k g経口投与したのち、2〜9時間
後の尿のpHを測定した。
0 m g / k g経口投与したのち、2〜9時間
後の尿のpHを測定した。
2)尿量に対する作用
上記混合物をラットにlo00mg/kgおよび150
0mg/kg経口投与したのち3時間の尿量を測定した
。
0mg/kg経口投与したのち3時間の尿量を測定した
。
得られた結果を、上記混合物を全く投与しなかったラッ
ト(対照群)の測定値とともに、第4図および第5図に
それぞれ示す。
ト(対照群)の測定値とともに、第4図および第5図に
それぞれ示す。
第4図は、横軸に測定時間をとり、縦軸に尿PHをとっ
た時の関係を示すグラフである。
た時の関係を示すグラフである。
i : tooo層g/kg投与のラット(投与群)2
:無投与のラット(対照群) 3 : 1500鵬g/kg投与のラット(投与群)4
:無投与のラット(対照群) 第5図は、上記1〜4のラットにおける投与後0〜3時
間の尿量を示すグラフである。
:無投与のラット(対照群) 3 : 1500鵬g/kg投与のラット(投与群)4
:無投与のラット(対照群) 第5図は、上記1〜4のラットにおける投与後0〜3時
間の尿量を示すグラフである。
第4図から明らかなように、本発明に従うクエン酸、ク
エン酸ナトリウムおよび塩化カリウムの組成比が1:2
:3(モル比)である混合物を投与した場合には、いず
れも無投与の対照群よりも尿PHが高くなり、アルカリ
化作用を示した。
エン酸ナトリウムおよび塩化カリウムの組成比が1:2
:3(モル比)である混合物を投与した場合には、いず
れも無投与の対照群よりも尿PHが高くなり、アルカリ
化作用を示した。
また第5図から、上記混合物を投与した場合には、いず
れも無投与の対照群よりも投与後0ん3時間の尿量が増
加することが明らかである。
れも無投与の対照群よりも投与後0ん3時間の尿量が増
加することが明らかである。
[実施例4]
実施例1で得られたクエン酸、クエン酸ナトリウムおよ
び塩化カリウムの組成比が1:2:3(モル比)である
混合物0.1gに、果糖0.9gを混合したのち、常法
によりペレット状の錠剤を製造した。
び塩化カリウムの組成比が1:2:3(モル比)である
混合物0.1gに、果糖0.9gを混合したのち、常法
によりペレット状の錠剤を製造した。
[実施例5]
実施例1で得られたクエン酸、クエン酸ナトリウムおよ
び塩化カリウムの組成比が1:2:3(モル比)である
混合物0.05gに、果糖0゜95gを混合したのち、
常法によりペレット状の錠剤を製造した。
び塩化カリウムの組成比が1:2:3(モル比)である
混合物0.05gに、果糖0゜95gを混合したのち、
常法によりペレット状の錠剤を製造した。
[実施例6]
実施例!で得られたクエン酸、クエン酸ナトリウムおよ
び塩化カリウムの組成比が1:2:3(モル比)である
混合物0.15gに、果糖0゜85gを混合したのち、
常法によりペレット状の錠剤を製造した。
び塩化カリウムの組成比が1:2:3(モル比)である
混合物0.15gに、果糖0゜85gを混合したのち、
常法によりペレット状の錠剤を製造した。
第1図は、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カ
リウムからなる混合物の組成比がx:2:3(モル比)
である各種の混合物において、横軸にクエン酸のモル比
Xをとり、縦軸に重量変化(%)をとった時の関係を表
わすグラフである。 第2図は、第1図に係る混合物の組成比がl:y:3(
モル比)である各種の混合物において、横軸にクエン酸
ナトリウムのモル比yをとり、縦軸に重量変化(%)を
とった時の関係を表わすグラフである。 第3図は、第1図に係る混合物の組成比が1=2:z(
モル比)である各種の混合物において、横軸に塩化カリ
ウムのモル比2をとり、縦軸に重量変化(%)をとった
時の関係を表わすグラフである。 第4図および第5図はそれぞれ、横軸に測定時間をとり
、縦軸に尿pHをとった時の関係を示すグラフ、および
投与後0〜3時間の間の尿量を示すグラフである。 1 : 1000鵬g/kg投与のラット(投与群)2
:無投与のラット(対照群) 3 : 1500鵬g/kg投与のラット(投与群)4
:@投与のラット(対照群) 特許出願人 日本ケミファ株式会社 代理人 弁理士 柳川泰男
リウムからなる混合物の組成比がx:2:3(モル比)
である各種の混合物において、横軸にクエン酸のモル比
Xをとり、縦軸に重量変化(%)をとった時の関係を表
わすグラフである。 第2図は、第1図に係る混合物の組成比がl:y:3(
モル比)である各種の混合物において、横軸にクエン酸
ナトリウムのモル比yをとり、縦軸に重量変化(%)を
とった時の関係を表わすグラフである。 第3図は、第1図に係る混合物の組成比が1=2:z(
モル比)である各種の混合物において、横軸に塩化カリ
ウムのモル比2をとり、縦軸に重量変化(%)をとった
時の関係を表わすグラフである。 第4図および第5図はそれぞれ、横軸に測定時間をとり
、縦軸に尿pHをとった時の関係を示すグラフ、および
投与後0〜3時間の間の尿量を示すグラフである。 1 : 1000鵬g/kg投与のラット(投与群)2
:無投与のラット(対照群) 3 : 1500鵬g/kg投与のラット(投与群)4
:@投与のラット(対照群) 特許出願人 日本ケミファ株式会社 代理人 弁理士 柳川泰男
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 lゆ クエン酸、クエン酸ナトリウムおよび塩化カリウ
ムから”なり、その組成比がx:y:z (モル比)で
ある混合物を1〜80重量%(ただし、80%は含まな
い)の範囲で含有する組成物であって、かつ該混合物の
組成比を表わすx、yおよび2がそれぞれ、0.4≦X
≦1.4.1.2≦y≦4.0および1.0≦2≦12
.0(7)範囲の数値である尿アルカリ化性食品組成物
。 2゜上記混合物の組成比を表わすx、yおよび2がそれ
ぞれ、0.6≦X≦1.3.1.5≦y≦2.5および
2.2≦2≦3.8であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の尿アルカリ化性食品組成物。 3゜上記混合物の組成比を表わすX、yおよび2がそれ
ぞれ、0.8≦X≦ltl、1.8≦y≦2.2および
2.8≦2≦3.2であることを特徴とする特許請求の
範囲第2項記載の尿アルカリ化性食品組成物。 4、上記混合物を1〜20重量%の範囲で含有すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の尿アルカリ化
性食品組成物。 5、上記組成物が、糖類を含有することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の尿アルカリ化性食品組成物。 6゜上記組成物が、固形状であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の尿アルカリ化性食品組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59055160A JPS60197624A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 尿アルカリ化性食品組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59055160A JPS60197624A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 尿アルカリ化性食品組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60197624A true JPS60197624A (ja) | 1985-10-07 |
JPH0579648B2 JPH0579648B2 (ja) | 1993-11-04 |
Family
ID=12990986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59055160A Granted JPS60197624A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 尿アルカリ化性食品組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60197624A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4845125A (en) * | 1987-11-10 | 1989-07-04 | Indianapolis Center For Advanced Research, Inc. | Chemolytic EDTA-citric acid composition for dissolution of calculi |
EP0916270A3 (de) * | 1997-11-18 | 1999-12-08 | EnergyBalance AG | Mineralstoffgemisch mit verbessertem Geschmack |
JP2013542975A (ja) * | 2010-11-18 | 2013-11-28 | アドビセンヌ | クエン酸及び重炭酸塩を含んでなる医薬組成物、並びにシスチン尿症を治療するためのこれらの使用 |
WO2018193752A1 (ja) * | 2017-04-18 | 2018-10-25 | 国立大学法人東北大学 | アルカリ性化剤による血液浄化 |
JP2021080238A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 佰吉ジャパン生物技術開発株式会社 | 高尿酸血症を予防又は軽減する組成物及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58194817A (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-12 | アルザ・コ−ポレ−シヨン | カリウム補欠療法用組成物 |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP59055160A patent/JPS60197624A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58194817A (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-12 | アルザ・コ−ポレ−シヨン | カリウム補欠療法用組成物 |
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JP2021080238A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 佰吉ジャパン生物技術開発株式会社 | 高尿酸血症を予防又は軽減する組成物及びその製造方法 |
WO2021100837A1 (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 佰吉ジャパン生物技術開発株式会社 | 高尿酸血症を予防又は軽減する組成物及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579648B2 (ja) | 1993-11-04 |
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