JPS60197601A - 摘出した臓器の保存方法及び保存装置 - Google Patents

摘出した臓器の保存方法及び保存装置

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JPS60197601A
JPS60197601A JP5062684A JP5062684A JPS60197601A JP S60197601 A JPS60197601 A JP S60197601A JP 5062684 A JP5062684 A JP 5062684A JP 5062684 A JP5062684 A JP 5062684A JP S60197601 A JPS60197601 A JP S60197601A
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oxygen
valve
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Takashi Kawamura
河村 剛史
Yasuhiro Fukui
康裕 福井
Kazuyuki Mitsui
和幸 三井
Toru Masuzawa
増沢 徹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 大発明は、人その他動物から摘出した心臓又は腎臓等の
臓器を他の患者や動物に移植するまでの間保存するため
或いは臓器を摘出して治療してからこれを元に戻す体外
治療のための臓器の保存方法及び保存装置に関する。
従来、人体から摘出した臓器の保存は、臓器を冷凍或い
は冷温状態にすることにより行なわれていた。
しかし、この方法によると臓器の細胞組織を生かしたま
ま保存できる期間が極めて短かいため、例えばその移植
を受ける必要がある患者に移植をする前に、摘出した臓
器の細胞組織が死んでしまうという欠点があった。
本発明は、このような欠点を排除し、体から摘出した臓
器の細胞組織を長期間生かしたまま保存できるようにし
た臓器の保存方法及び保存装置を提供することを目的と
し、第1発明は摘出した臓器の保存方法に関し、その特
徴は、内部を高圧にした密封容器内に体から摘出した臓
器を収容し、該臓器の動脈に高圧酸素を溶解した保存液
を供給するようにしたことにあり、第2発明は摘出した
臓器の保存装置に関し、その特徴は体から摘出した臓器
を収容し内部を高圧にした密封容器と該臓器の動脈に高
圧酸素を溶解した保存液を供給する保存液供給装置より
なることにある。
次に本発明の1実施例を第1図乃至第2図に従って説明
する。
(1)はV、薊容器を示し、該密封容器(1)は補体(
La)と、これに螺合して該補体(la)の開口部′を
密封する蓋体(ib)とからなり、該密封容器(1)内
に、人体から摘出した臓器(2)を収容すると共に例え
ば3 kg/crn’の高圧酸素(3)を封入した。
(4)は前記密封容器(1)内に貯えた保存液を示す、
該保存液(4)は、血液の代わりに前記臓器(2)の細
胞組織に必要な酸素や栄養分を供給するもので、タレブ
ス液又は栄養分を混入した生理食塩水等を用いるのが適
している。
(5)は前記臓器(2)の動脈に前記保存液(4)を供
給する保存液供給装置を示し、該保存液供給装置(5)
は、一端を前記密封容器(1)の底部に連通し他端を前
記臓器(2)の動脈の切断端(2a)に連通した送液管
(5a)と、前記密封容器(1)の外部において該送液
管(5a)の途中に設けた送液ポンプ(5b)と、前記
密封容器(1)の上部に連通管(5C)を介して連通す
る高圧酸素ボンベ(5d)と、該連通管(5C)の途中
に設けた開閉弁(5e)と、該連通管(5c)を介して
上部において高圧酸素ボンベ(5d)と連通し下部にお
いて前記密封容器(1)に送液管(5f)を今して連通
ずる保存液貯蔵タンク(5g)と、該送液管(5f)の
途中に設けた開閉弁(5h)と、前記密封容器(1)の
底部に設けた排液弁(51)より成る。
(6)、(7)は前記密封容器(1)内の下部に設けた
PHメーター及び液面検出器、(8)は密封容器(1)
上部に設けた圧力計を示し、(9)はそれらからの出力
信号により、開閉弁(5e)(5h)及び排液弁(51
)の開閉を制御する制御回路を示す。
(5j)(5k)は前記高圧酸素ボンベ(5d)及べ前
記保存液貯蔵タンク(5g)の頭部に各々設けた開閉コ
ックを示し、これら開閉コック(5j)(5k)は 通
常は開いておき、前記高圧酸素ボンベ(5d)又は前記
保存液貯蔵タンク(5g)を交換する際にこれら開閉コ
ック(5j) (5k)を閉じて、高圧酸素や保存液が
洩れないようにするために設けられている。
(10)は前記密封容器(1)の蓋体 (lb)に設けた開閉弁を示し、密封容器(1)内が高
圧の状態の時に蓋体(1b)を開ける場合に、まず該開
閉弁(10)を開いて密封容器(1)内を大気圧に下げ
るために設けられている。
次に上記装置による摘出臓器の保存方法を説明する。
開閉弁(5e)及び(5h)を閉じた状態にして、蓋体
(ib)を開いて摘出臓器(2)を補体(la)内に収
容し、次に該蓋体(tb)を閉じてから、開閉弁(5h
)を開いて高圧#素ボンベ(5d)の高圧酸素により保
存液貯蔵タンク(5g)中の保存液(4)のL面を押圧
して該保存液(4)を送液管(5f)を介して密封容器
(1)内に所定竜送出する。尚、開閉コック(5j)(
5k)は開いた状態になっている。その後開閉弁(5h
)を閉じると共に開閉弁 (5e)を用いて、密封容器(I’)内に高圧酸素を送
出して該密封容器(1)内を3 kg/cnfの圧力の
高圧酸素状態にし、開閉弁(5e)を閉じる。
この状態においては′!e封容器(1)内の保存液(4
)は、3kg/cm’の高圧酸素(3)の圧力下にある
ので、ヘンリーの法則に従い、大気圧下にあるのに比べ
て約3倍の質量の酸素が溶解している。そして、前記送
液ポンプ(5b)を作動されることによりこの酸素を多
量に含んだ保存液(4)が臓器(2)の動脈に供給され
、該保存液(4)は、臓器(2)内の血管を流れて該臓
器(2)の細胞組織に十分な量の酸素と栄養分を、供給
した後、静脈の切断端から流出し、再び前記密封容器(
1)の底部に戻る。
この動作のくり返しにより、臓器(2)の細胞組織は常
に十分な量の酸素と栄養分の供給をうけ、長期間生きた
まま保存することができる。
尚、3kg/cm’の高圧酸素を溶解した保存液を、大
気圧下においた臓器(2)の動脈に供給すると、その圧
力差により血管が膨張して破損するおそれがあるが、本
実施例では臓器(2)の周囲も3 kg/cm’の高圧
にしたので血管内外に圧力差がなく、その組織が破損す
ることはない。
密封容器(1)内の保存液(4)が汚染されてくると保
存液(4)が次第に酸性に変化する。本実施例では、こ
れを自動的に検出すると共に、密封容器(1)内の高圧
酸素(3)と保存液(4)を自動的に新鮮なもので交換
することができる。その交換は次の手順で行なわれる。
(1) PMセンサー(6)から酸性を表示する出力信
号が制御回路(9)に送られると、該制御回路(9)が
排液弁(51)を開く出力信号を発し、排液弁(5i)
を開く。
一定時間経過後、密封容器(1)内の保存液(4)と高
圧酸素(3)が排出された後、制御回路(9)からの出
力信号により排液弁(51)を閉じる。
(2)制御回路(9)からの出力信号により、送液管(
5f)に設けた開閉弁(5h)を開く、保存液貯蔵タン
ク(5g)には高圧酸素ボンベ(5d)内の高圧酸素の
圧力が加わっているので、その圧力によって保存液貯蔵
タンク(5g)内の保存液が密封容器(1)内に送り込
まれる。従ってポンプ等の動力は不裳である。
保存液が密封容器(1)内の液面検出器(7)の位置ま
で達すると、該液面検出器(7)からの信号により、制
御回路(9)が(3)次に、制御回路(9)からの信号
により。
連通管(5C)に設けた開閉弁(5e)を開いて、高圧
酸素ボンベ(5d)内の高圧酸素を密封容器(1)内に
送り込む、圧力計(8)からの出力信号が3 kg/c
rn’を表示したところで制御回路(9)が作動して、
開閉弁(5e)を閉じ交換動作が完了する。
尚、上記実施例においては高圧酸素と保存液の交換を自
動的に行なうようにしたが、これを手動によって行なう
ものであってもよい。
このように、高圧酸素と保存液を新鮮なものに交換する
と、摘出した臓器を極めて長期間保存干ることができる
が、交換をしない場合であっても、これらの汚染が著し
くなるまでは臓器の保存をすることができるので、保存
期間が極めて長期でない場合には、上記の交換は必ずし
も必要ではない。
又、上記実施例においては、密封容器 れ、密封容器(1)内で高圧酸素が保存液に溶解するよ
うにしたが、これに限定されるものではなく、例えば密
封容器(1)の外部で高圧酸素を保存液に溶解させ、溶
解した高圧酸素の圧力によって臓器(2)の血管組織が
破損しない程度に密封容器(1)内の圧力を高圧に維持
するものであってもよい。
又、上記実施例においては、高圧酸素の圧力は3kg/
cm’としたが、これに限定されるものではなく、臓器
の種類又は臓器に必要な酸素量等によって、最適の圧力
を選択することができる。
又上記実施例において、送液ポンプ (5b)を有する送液管(5a)を密封容器(1)の外
部に配設したが、該送液ポンプ(5b)と送液管(5a
)を該密封容器(1)の内部に配設したちよい。
このように、第1発明によれば、高圧酸素を溶解した保
存液を臓器の動脈に供給するようにしたので、摘出した
臓器の細胞組織に、常に充分な量の酸素と栄養分を供給
することが可能で、臓器の細胞組織を生きたまま長期間
保存することが可能であり、又第2発明によれば、高圧
の密封容器と、保存液を臓器の動脈に供給する保存液供
給装置により臓器の保存装置を構成したので、装置が極
めて小型で、しかも臓器の細胞組織を長期間保存するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の1実施例の断面図、第
2図は保存液等の交換を自動的に行なう場合の制御回路
の、ブロック線図を示す。 (1)・・・密封容器、(2)・・・臓器、(3)・・
・高圧酸素、(4)・・・保存液、(5)・・・保存液
供給装置、 (5a)・・・送液管、(5b)・・・送液ポンプ、(
5d)・・・高圧酸素ボンベ、 (5e)・・・開閉弁。 (5g)・・・保存液貯蔵タンク、 (5h)・・・開閉弁、(51)・・・排液弁特許出願
人 福 井 康 裕 図面の浄it(内容に変更なL) 第1図 第2図 =’l”−#、売柑1−1F書(自発)1 市外の表示 昭和59年特許願第5.0626号 2 発明の名称 摘出した臓器の保存方法及び保存装置 3 @止をする者 市外との関係 特許出願人 イ1゛所 東京都豐島区東池袋5丁目52−10新大塚
共同住宅1003 氏名 福井 康裕 4 代理人 〒103 住所 央京都中央区日本橋小伝馬町16番8号電話 8
39−2297 5 補正の対象 委任状及び図面 6 補正の内容 別紙の過り委任状及び1式図面を提出いたします。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 内部を高圧にした密封容器内に体から摘出した
    臓器を収容し、該臓器の動脈に高圧酸素を溶解した保存
    液を供給するようにしたことを特徴とする摘出した臓器
    の保存方法。
  2. (2) 体から摘出した臓器を収容し内部を高圧にした
    密封容器と、該臓器の動脈に高圧酸素を溶解した保存液
    を供給する保存液供給装置とによるなることを特徴とす
    る摘出した臓器の保存装置。
  3. (3) ・前記保存液供給装置は前記密封容器の底部と
    前記臓器の動脈とを連通する管路と、該管路の途中に設
    けた送液ポンプとからなることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の摘出した臓器の保存装置。
  4. (4) 前記保存液供給装置は、前記密封容器の底部と
    前記臓器の動脈とを連通する管路と、該管路の途中に設
    けた送液ポンプと、該密封容器に開閉弁を介して連通ず
    る高圧酸素ボンベと、上部において該高圧酸素ボンベと
    連通し下部において該密封容器に開閉弁を介して連通す
    る保存液貯蔵タンクと、該密封容器内の保存液を排出す
    る排液手段とからなることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の摘出した臓器の保存装置。
JP5062684A 1984-03-16 1984-03-16 摘出した臓器の保存方法及び保存装置 Granted JPS60197601A (ja)

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JPH0556321B2 JPH0556321B2 (ja) 1993-08-19

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0755625A1 (de) * 1995-07-28 1997-01-29 Hubert Verhaag Konservieren von Geweben und Organen mit Sauerstoff unter Überdruck
JP2017524947A (ja) * 2014-05-23 2017-08-31 4イ エッセ.エッレ.エッレ. 閉回路無菌デバイス、並びに全無菌連鎖における回収、移送及び処理方法
WO2019044354A1 (ja) * 2017-08-29 2019-03-07 株式会社Screenホールディングス 臓器保存容器および灌流装置
JP2019043939A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 株式会社Screenホールディングス 臓器保存容器および灌流装置
JP2019048776A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 株式会社ジェイ・エム・エス 臓器及び生体組織の輸送装置

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JP2019048776A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 株式会社ジェイ・エム・エス 臓器及び生体組織の輸送装置

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