JPS601975Y2 - 鋼片のスケ−ル除去装置 - Google Patents

鋼片のスケ−ル除去装置

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JPS601975Y2
JPS601975Y2 JP3946679U JP3946679U JPS601975Y2 JP S601975 Y2 JPS601975 Y2 JP S601975Y2 JP 3946679 U JP3946679 U JP 3946679U JP 3946679 U JP3946679 U JP 3946679U JP S601975 Y2 JPS601975 Y2 JP S601975Y2
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JP
Japan
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frame
attached
steel piece
steel
wire brush
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JP3946679U
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JPS55138053U (ja
Inventor
修 藤中
潔 山本
徹 横川
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鋼片のスケール除去装置、さらに詳しくは
、自動磁気探傷装置(SAM)ライン上において、探傷
に先だって鋼片(ビレット)表面のスケールを除去する
装置に関するものである。
鋼塊から圧延成形されたビレットのような鋼片は、探傷
装置で傷の有無をしらべるために、探傷の前に、表面に
形成されたスケールの除去が行われる。
鋼片のスケールを除去する方法としては、鋼片の面に対
してロールを圧接させる破砕方式と、回転するワイヤブ
ラシでスケールをかき取るブラシ方式とが一般に用いら
れている。
しかし、前者の破砕方式は、鋼片のスケールを加圧して
破砕させるだけであるので、鋼片の表面からスケールを
浮かすだけに止まり、スケールの除去効果は充分でなく
実用的ではない。
また、後者のブラシ方式は、従来第1図に示すような構
造であった。
即ち、探傷ライン上を移動する鋼片Aに対して鍔状とな
るよう設けられた支持枠1に、鋼片Aの相反する面を両
端から挟み、鋼片Aの面に対して平行する二本の回転軸
2を取付け、両回転軸2は各々支持枠1に取付けたモー
タ3と連動し、両回転軸2に円軸状のワイヤブラシ4を
取付け、両ブラシ4はばね5で鋼片Aへの圧接弾性が附
与され、片方のブラシはシリンダ6で鋼片Aに対して進
退勤させるようにしたものである。
上記のように、円軸状のワイヤブラシ4を鋼片Aの面に
線接触するよう押当ててスケールを除去する構造では、
ワイヤブラシに、鋼片との接触する部分にのみ摩耗が発
生し、僅かな時間で使用不能となる。
また、ブラシ自体の取付構造が着脱に不便であり、その
取換に多大の労力と時間を要し、しかも充分なスケール
除去を行うことができない等の問題があった。
この考案は、上記のようなスケール除去手段にあった問
題点を解消するためになされたものであり、カップ型の
ワイヤブラシを用いて端面を鋼片に面接触させ、このブ
ラシと同時に破砕ロールを圧接させるようにし、効果的
なスケールの除去が行えてワイヤブラシの耐久性が向上
しその取換も容易に行えるスケール除去装置を提供する
ことを目的としたものである。
以下、この考案の実施例を第2図乃至第6図に基づいて
説明する。
図示のように、磁気探傷ラインをローラ11によって支
持され、探傷装置に向かう鋼片Aの移動途中に、この鋼
片Aに対して蹄状の配置となる支持枠12がベース13
上に設けられている。
前記鋼片Aは、各面が45°の傾斜角度となるよう保持
され、支持枠12には鋼片Aの各面と対応する位置に、
スケール除去ユニット14が取付けられている。
前記ユニット14は、鋼片Aを相反する面の側から挟む
、上下が一組となり、第3図及び第4図のように、組と
なるユニットを鋼片Aの移動方向の前後に位置を異えて
配置され、後述するブラシやロールのスペースを充分に
保つようになっている。
前記各ユニット14は同一構造であるので、すべてのユ
ニットの同一部材は同一符号を付して説明する。
スケール除去ユニット14のフレーム15は、鋼片Aの
面と対向するよう、支持枠12内に配置され、鋼片Aの
移動方向に沿う両端に固定されたガイド軸16が、支持
枠12に取付けられた軸承17で軸方向に可動となるよ
う支持され、鋼片Aの面に対して進退勤が自在となって
いる。
前記フレーム15の中央に、鋼片Aの面に対して直角の
配置となる回転軸18が鋼片Aに対して進退動自在とな
るよう取付けられている。
前記回転軸18のフレーム15内に位置する部分に、ス
プライン19が形成され、この部分には第6図のように
フレーム15内で可回動に保持されたスプロケット20
が軸方向の動きを許容するように取付けられている。
前記回転軸18の側方に配置されたモータ21が支持枠
12に固定され、このモータ21の出力軸22と、フレ
ーム15で保持した伸縮軸23を連結し、伸縮軸23の
フレーム15内に位置する部分に取付けられたスプロケ
ット24と前記スプロケット20をチェノ25で連動し
、モータ21で回転軸18を駆動するようになっている
前記モータ21と回転軸18を挟んで反対側の位置に配
置された油圧シリンダ26が、支持枠12に取付けられ
、このシリンダ26のピストン杵27が連結杵28を介
してフレーム15に連結され、伸縮作動によってフレー
ム15に進退勤を与えるようになっている。
前記回転軸18のフレーム15から鋼片Aに向けて突出
する先端に、カップ型のワイヤブラシ29が、取付軸3
0で前後動するよう取付けられている。
このワイヤブラシ29は、フレーム15が鋼片Aに接近
したとき、その端面が鋼片Aの面に対して面接触するよ
うになっており、回転軸18への取付軸30には、ばね
31が縮設され、鋼片Aに対してワイヤブラシ29は圧
接するようになっている。
前記フレーム15の鋼片Aと対応する面で、回転軸18
を挟んで鋼片Aの移動方向に沿う両側の位置に、取付金
具32で揺動台33が取付けられ、この揺動台33に、
フレーム15が鋼片Aに接近したとき、ワイヤブラシ2
9と同時に鋼片Aの面に圧接する破砕ロール34が可回
動となるよう支持されている。
前記破砕ロール34は、揺動台33での支持によって、
鋼片Aの幅方向に傾動自在となり、前記揺動台33の両
側とフレーム15の対応面間にばばね35が縮設され、
ロール34が鋼片の面に対し、確実に追従して接触する
ようになっている。
上記シリンダ26及びフレーム15と支持枠12間にお
ける周面は、各々蛇腹36にて覆われ、回動や摺動、伸
縮する部分にスケールが付着するのを防ぐようになって
いる。
また、前記フレーム15には、回転軸18を介してブラ
シ29と鋼片Aの間隔を調整する機構3フが設けられて
いる。
この機構37は第6図に示すように、回転軸18の基端
に継手38で調整軸39を回転が自由で軸方向に一体動
するよう連結し、この調整軸39をフレーム15に設け
られた支持筒40で保持し、調整軸39に形成された雄
ねじ41を保持筒40のナツト42にねじ合せ、この調
整軸39を適当を適当な工具で回動することにより、回
動軸18を軸方向に移動させるように形成したものであ
る。
なお、支持枠12は、第2図のように、その上端中央部
分において分離され、ベース13に固定された固定支持
枠単体12aと、ベース13上で回動する可動支持枠単
体12aとで形成されている。
両支持枠単体12aと12bはピン43とコツター44
で着脱自在に結合され、可動支持枠単体12bはその下
部側方に向けて設けられた突片45が、第4図のように
、ベース13に取付けた軸46に相比されている。
前記軸46には、レバー47が取付けられ、このレバ4
7で支持枠単体12bは軸46を中心に回動し、この支
持枠単体12bに取付けられた上下のスケール除去ユニ
ット14が、磁気探傷ラインの外方に向き、何れのユニ
ット14においても修理や取換が容易となる。
また、可動支持枠単体12bは、固定側の支持枠単体1
2aと結合したとき、その下部をベース13にピンで固
定化するようにしてもよい。
なお、各スケール除去ユニット14群の直下位置に、除
去されて落下してくるスケールを受けるシュート48と
、このシュート48の下部に、シュートlI8から排出
されたスケールを所望の方向に押出すスクレーパ装置4
9が設けられている。
この考案は、上記のような構造であり、次に作用を説明
する。
第2図のように、支持枠12を固定化し、磁気探傷ライ
ンを検査機に向けて移動する鋼片Aの各面ニ対し、スケ
ール除去ユニット14が各々対応するようにセットする
各ユニット14はシリンダ26を伸長作動させ、ワイヤ
ブラシ29及びその両端の破砕ロール34を鋼督Aの面
に押当て、ワイヤブラシ29をモータ21の起動により
回転させる。
ワイヤブラシ29はばね31で、ロール34は両側のば
ね35で各々鋼片Aに圧接し、鋼片Aの面は先ず破砕ロ
ール34で表面が加圧されるので、表面に付着したスケ
ールが破砕されて浮上がる。
次に、端面が面接触するワイヤブラシ29の回転によっ
て、浮上ったスケールがかき落され、鋼片Aはさらにも
う一度ローラで加圧を受けた後探傷装置に向けて進入す
ることになる。
ワイヤブラシ29の鋼片Aに対する圧接量の調整は、調
整軸39を回動操作すればよく、また、鋼片Aが通過す
ると、シリンダ26を収縮させ、各除去ユニット14を
退勤させ、次の鋼片進入に備える。
以上のように、この考案によると、鋼片の各面に対して
進退自在となるよう配置されたフレームに、端面がカッ
プ型のワイヤブラシと、このブラシと同時に圧接する破
砕ロールとを取付けたので、ロールの加圧でスケールを
破砕して浮上らせた後、これをブラシで除去することが
でき、スケール除去効果が大幅に向上し、ブラシは調整
機構によって常に鋼片に圧接させることができる。
また、ワイヤブラシは、カップ型を用い、その端面が鋼
片に面接触するようにしたので、ブラシは端面が全体に
均等摩耗し、部分的な摩損の発生がないので、長期にわ
たって使用することができる。
さらに、破砕ロールは、両端がばねで支持されているの
で、鋼片の面に圧接すると同時に、面の傾斜に対しても
確実に追従することになり、スケールの破砕を効果的に
行うことができるようになる。
なお、図示のように、支持枠を二つに分割し、一方を回
動させ得るようにすると、各除去ユニットを同一方向に
向けることができ、ブラシやロールの取換中修理などの
作業が容易に行えるようになって便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスケール除去装置を示す縦断正面図、第
2図はこの考案に係る除去装置の縦断正面図、第3図は
同上の側面図、第4図は同平面図、第5図は除去ユニッ
トにおけるフレームのブラシ側を示す平面図、第6図は
ブラシの調整機構部分を示す拡大縦断面図である。 12は支持枠、14はスケール除去ユニット、15はフ
レーム、16はガイド軸、18は回転軸、21はモータ
、26は油圧シリンダ、29はワイヤブラシ、31はば
ね、34は破砕ロール、35はばね、37は調整機構、
Aは鋼片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動磁気探傷ラインを移動する鋼片の面に対して進退動
    自在となるよう支持枠に取付けられたフレームと、この
    フレームに進退勤を与えるよう支持枠に取付けられたシ
    リンダと、前記フレームに鋼片の面と直角となるよう可
    回動に取付けられた回転軸と、前記フレームの進退勤を
    許容して回転軸を駆動するよう支持枠に取付けられたモ
    ータと、前記回転軸の先端に軸方向へ可動となるよう取
    付けられかつフレームの前進時端面が鋼片の面に当接す
    るカップ型のワイヤブラシと、前記ワイヤブラシに鋼片
    の面への圧接弾性を附与するばねと、前記ブラシの両側
    に位置するようフレームに取付けられ、しかもワイヤブ
    ラシと同時に鋼片の面に当接する破砕ロールとからなり
    、前記ワイヤブラシは、フレームに設けた調整機構で鋼
    片の面に対して圧接調整ができるようフレームに取付け
    られ、破砕ロールは鋼片の幅方向に揺動可能となるよう
    両端が圧接用のばねで支持されていることを特徴とする
    鋼片のスケール除去装置。
JP3946679U 1979-03-26 1979-03-26 鋼片のスケ−ル除去装置 Expired JPS601975Y2 (ja)

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JPS55138053U JPS55138053U (ja) 1980-10-01
JPS601975Y2 true JPS601975Y2 (ja) 1985-01-19

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