JPS60196242A - 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 - Google Patents
大径管の内面冷却防止中空鍛錬法Info
- Publication number
- JPS60196242A JPS60196242A JP5119684A JP5119684A JPS60196242A JP S60196242 A JPS60196242 A JP S60196242A JP 5119684 A JP5119684 A JP 5119684A JP 5119684 A JP5119684 A JP 5119684A JP S60196242 A JPS60196242 A JP S60196242A
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- JP
- Japan
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- pipe
- tube
- sacrificial
- hollow forging
- forging method
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鍛錬時の大径管の内面冷却の防止を図った中
空鍛錬法に関し、特に高合金鋼などの熱間加工温度域の
狭い管体材料の鍛錬に適用されるものである。
空鍛錬法に関し、特に高合金鋼などの熱間加工温度域の
狭い管体材料の鍛錬に適用されるものである。
ASTM、A286やハステロイなどの高合金鋼は、熱
間加工温度における変形抵抗が一般の低合金鋼に比較し
て高いため、加熱温度をできるだけ高くして加工するこ
とが望まれる。しかし、加熱温度が高すぎた場合には、
局部的な溶融、いわゆるバーニング現象を誘発し、非常
に脆くなるため、鍛造などの加工を加えると大きな割れ
を発生したシ、加工後に金属組織中に粗大な結晶粒を残
すことが知られている。他方、加工温度が低すぎると変
形抵抗が高くなり、所要加工荷重が大きくなるばかりで
なく、脆い金属間化合物の析出を伴ない、このために鍛
造中に割れが発生し、製品の品質を著しく損ねる事態が
しばしば生じた。このように高合金鋼の最適の熱間加工
温度域は、低合金鋼のそれに比して非常に狭い範囲であ
シ、低合金鋼の最適の熱間加工温度域が700〜125
0℃とされるのに対し、A286の該温度域は900〜
1100℃とされている。
間加工温度における変形抵抗が一般の低合金鋼に比較し
て高いため、加熱温度をできるだけ高くして加工するこ
とが望まれる。しかし、加熱温度が高すぎた場合には、
局部的な溶融、いわゆるバーニング現象を誘発し、非常
に脆くなるため、鍛造などの加工を加えると大きな割れ
を発生したシ、加工後に金属組織中に粗大な結晶粒を残
すことが知られている。他方、加工温度が低すぎると変
形抵抗が高くなり、所要加工荷重が大きくなるばかりで
なく、脆い金属間化合物の析出を伴ない、このために鍛
造中に割れが発生し、製品の品質を著しく損ねる事態が
しばしば生じた。このように高合金鋼の最適の熱間加工
温度域は、低合金鋼のそれに比して非常に狭い範囲であ
シ、低合金鋼の最適の熱間加工温度域が700〜125
0℃とされるのに対し、A286の該温度域は900〜
1100℃とされている。
対象製品が小形にして、鍛錬作業のハンドリングが人力
によシなされる場合には、上記事情を考慮して、加工温
度の適当な範囲に保持して作業を迅速に行なうことによ
って前記の問題点を回避できて所望の製品を得ることが
可能である。しかし、近時、A286やハステロイなど
の高合金鋼の大径管の需要を生じておシ、これを、一般
に大径鋼管の製造に採用されている方法で製造すること
には、種々の問題点がある。
によシなされる場合には、上記事情を考慮して、加工温
度の適当な範囲に保持して作業を迅速に行なうことによ
って前記の問題点を回避できて所望の製品を得ることが
可能である。しかし、近時、A286やハステロイなど
の高合金鋼の大径管の需要を生じておシ、これを、一般
に大径鋼管の製造に採用されている方法で製造すること
には、種々の問題点がある。
従来の大径鋼管の中空鍛錬法を第1.2図を参照して説
明すS61は伸長加工される管体材料、2は上金敷、3
はやげん型の上金敷、4は芯金である。上金敷2に図外
のプレス郷にて荷重を加え、芯金4と共に管体材料】を
回転させつつ伸長加工する。この際に、管体材料1の重
量が重く、迅速な作業の遂行が困難であり、管体材料1
の芯金4や両金敷2.3との接触面が冷却され、管体材
料1の温度が低下して、管体材料1が高合金鋼の場合に
は、前記した理由による割れ発生の危険性が極めて高い
。この危険性を回避するためには、−回の加熱による鍛
錬時間を短くすることを要し、従って、全長にわたる加
工を終了するまでには数十回の加熱・鍛錬工程を繰返す
場合を生じ、作業コストの大巾な増加を招くのみならず
、金属学的にも加熱回数の増加に伴う結晶粒の粗大化を
訪発するなどの問題点があった。
明すS61は伸長加工される管体材料、2は上金敷、3
はやげん型の上金敷、4は芯金である。上金敷2に図外
のプレス郷にて荷重を加え、芯金4と共に管体材料】を
回転させつつ伸長加工する。この際に、管体材料1の重
量が重く、迅速な作業の遂行が困難であり、管体材料1
の芯金4や両金敷2.3との接触面が冷却され、管体材
料1の温度が低下して、管体材料1が高合金鋼の場合に
は、前記した理由による割れ発生の危険性が極めて高い
。この危険性を回避するためには、−回の加熱による鍛
錬時間を短くすることを要し、従って、全長にわたる加
工を終了するまでには数十回の加熱・鍛錬工程を繰返す
場合を生じ、作業コストの大巾な増加を招くのみならず
、金属学的にも加熱回数の増加に伴う結晶粒の粗大化を
訪発するなどの問題点があった。
本発明は、高合金鋼などの熱間加工温度域の狭い金属材
料の中空鍛錬法において、管体材料と芯金との間に管体
材料と共に加熱した犠牲管を介在させて管体材料から芯
金への放熱を抑制することによって、管体材料の加熱回
数を減少させて良質の大径管の鍛錬製品を提供すること
を目的としている。
料の中空鍛錬法において、管体材料と芯金との間に管体
材料と共に加熱した犠牲管を介在させて管体材料から芯
金への放熱を抑制することによって、管体材料の加熱回
数を減少させて良質の大径管の鍛錬製品を提供すること
を目的としている。
本発明に係る大径管の内面冷却防止中空鍛錬法を第3図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
1は伸長加工される管体材料、2は上金敷、3は上金敷
、4は芯金、5は犠牲管であ)、6は管体材料1を芯金
4と共に回転させるターニングチェーンである− 犠牲管5は、安価々炭素鋼管などが使用され、管体材料
1内に犠牲管5を妖挿して、管体材料lと共に管体材料
1の最適の熱間加工温度域に加熱される。そして管体材
料1に犠牲管5を挿入したままで犠牲管5内に芯金4を
挿通して。
、4は芯金、5は犠牲管であ)、6は管体材料1を芯金
4と共に回転させるターニングチェーンである− 犠牲管5は、安価々炭素鋼管などが使用され、管体材料
1内に犠牲管5を妖挿して、管体材料lと共に管体材料
1の最適の熱間加工温度域に加熱される。そして管体材
料1に犠牲管5を挿入したままで犠牲管5内に芯金4を
挿通して。
上金敷2に荷重を加えて通常の鍛錬作業を行って管体材
料1を伸長加工する。この際に犠牲管も材料1と共に伸
長される。なお、この際に両金敷2.3もあらかじめ、
適度に加熱しておくことが好ましい。
料1を伸長加工する。この際に犠牲管も材料1と共に伸
長される。なお、この際に両金敷2.3もあらかじめ、
適度に加熱しておくことが好ましい。
鍛錬作業修了後に犠牲管5をガス切断して管体材料1が
伸長加工された製品から取り除く。
伸長加工された製品から取り除く。
従って、管体材料1の伸長加工中、その内面が管体材料
1と同程度に加熱された犠牲管5で被われているので、
管体材料工から芯金4への熱の放散は著しく減少できる
。
1と同程度に加熱された犠牲管5で被われているので、
管体材料工から芯金4への熱の放散は著しく減少できる
。
なお、犠牲管5と管体材料1との肉厚関係は、犠牲管5
の厚さを厚くすれば断熱効果は高まるが、芯金が細くな
り強度上の問題が発生するので、断熱効果、鍛錬時の犠
牲管5と管体材料1との変形抵抗の差、鍛造比などを考
慮して決定される。
の厚さを厚くすれば断熱効果は高まるが、芯金が細くな
り強度上の問題が発生するので、断熱効果、鍛錬時の犠
牲管5と管体材料1との変形抵抗の差、鍛造比などを考
慮して決定される。
本発明になる大径管の内面冷却防止中空鍛錬法は、熱間
加工温度域の狭い金属材料よ)なる大径管の中空鍛錬法
において、管体材料内に犠牲管を挿入して共に加熱した
後に、該犠牲管に芯金を挿通させて中空鍛錬を行う方法
である。
加工温度域の狭い金属材料よ)なる大径管の中空鍛錬法
において、管体材料内に犠牲管を挿入して共に加熱した
後に、該犠牲管に芯金を挿通させて中空鍛錬を行う方法
である。
従って、管体材料の鍛錬中に管体材料から芯金へと放散
される熱量は、犠牲管によって抑制され、管体材料の最
適の熱間加工温度域にて従来よりも大巾に長時間にわた
って鍛錬されるので、高合金鋼などの熱間加工温度域の
狭い金属材料にあっても鍛錬作業修了後での加熱回数を
減少でき、かつ割れなどの欠陥のない大径管を提供でき
るようになった。
される熱量は、犠牲管によって抑制され、管体材料の最
適の熱間加工温度域にて従来よりも大巾に長時間にわた
って鍛錬されるので、高合金鋼などの熱間加工温度域の
狭い金属材料にあっても鍛錬作業修了後での加熱回数を
減少でき、かつ割れなどの欠陥のない大径管を提供でき
るようになった。
第1図は従来の中空鍛錬法を説明する装置の正面図、第
2図は同側面図、第3図は本発明に係る中空鍛錬法を説
明する断面図である。 1:管体材料、2:上金敷、3:上金敷、4:芯金、5
:犠牲管 代理人 弁理士 前 1)利 之 第1図 第2図 第3図
2図は同側面図、第3図は本発明に係る中空鍛錬法を説
明する断面図である。 1:管体材料、2:上金敷、3:上金敷、4:芯金、5
:犠牲管 代理人 弁理士 前 1)利 之 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 熱間加工温度域の狭い金属材料よシなる大径管の中空鍛
錬法において、管体材料内に犠牲管を挿入して共に加熱
した後に、該犠牲管に芯金を挿通させて中空鍛錬を行う
ことを特徴とする大径管の内面冷却防止中空鍛錬法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119684A JPS60196242A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119684A JPS60196242A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60196242A true JPS60196242A (ja) | 1985-10-04 |
JPH0249180B2 JPH0249180B2 (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=12880126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5119684A Granted JPS60196242A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60196242A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111167994A (zh) * | 2020-02-12 | 2020-05-19 | 山东宝鼎重工实业有限公司 | 一种筒类件连锻生产工艺 |
CN111872296A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-11-03 | 山东大学 | 空心锻件芯轴拔长过程中的内孔偏心矫正方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926834A (ja) * | 1972-07-07 | 1974-03-09 |
-
1984
- 1984-03-19 JP JP5119684A patent/JPS60196242A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926834A (ja) * | 1972-07-07 | 1974-03-09 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111167994A (zh) * | 2020-02-12 | 2020-05-19 | 山东宝鼎重工实业有限公司 | 一种筒类件连锻生产工艺 |
CN111872296A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-11-03 | 山东大学 | 空心锻件芯轴拔长过程中的内孔偏心矫正方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0249180B2 (ja) | 1990-10-29 |
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