JPH0249180B2 - - Google Patents
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- JPH0249180B2 JPH0249180B2 JP59051196A JP5119684A JPH0249180B2 JP H0249180 B2 JPH0249180 B2 JP H0249180B2 JP 59051196 A JP59051196 A JP 59051196A JP 5119684 A JP5119684 A JP 5119684A JP H0249180 B2 JPH0249180 B2 JP H0249180B2
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- Japan
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- tube
- tube material
- sacrificial
- forging
- hollow forging
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鍛錬時の大径管の内面冷却の防止を
図つた中空鍛錬法に関し、特に高合金鋼などの熱
間加工温度域の狭い管体材料の鍛錬に適用される
ものである。
図つた中空鍛錬法に関し、特に高合金鋼などの熱
間加工温度域の狭い管体材料の鍛錬に適用される
ものである。
ASTM、A286やハステロイなどの高合金鋼
は、熱間加工温度における変形抵抗が一般の低合
金鋼に比較して高いため、加熱温度をできるだけ
高くして加工することが望まれる。しかし、加熱
温度が高すぎた場合には、局部的な溶融、いわゆ
るバーニング現象を誘発し、非常に脆くなるた
め、鍛造などの加工を加えると大きな割れを発生
したり、加工後に金属組織中に粗大な結晶粒を残
すことが知られている。他方、加工温度が低すぎ
ると変形抵抗が高くなり、所要加工荷重が大きく
なるばかりでなく、脆い金属間化合物の析出を伴
ない、このために鍛造中に割れが発生し、製品の
品質を著しく損ねる事態がしばしば生じた。この
ように高合金鋼の最適の熱間加工温度域は、低合
金鋼のそれに比して非常に狭い範囲であり、低合
金鋼の最適の熱間加工温度域が700〜1250℃とさ
れるのに対し、A286の該温度域は900〜1100℃と
されている。
は、熱間加工温度における変形抵抗が一般の低合
金鋼に比較して高いため、加熱温度をできるだけ
高くして加工することが望まれる。しかし、加熱
温度が高すぎた場合には、局部的な溶融、いわゆ
るバーニング現象を誘発し、非常に脆くなるた
め、鍛造などの加工を加えると大きな割れを発生
したり、加工後に金属組織中に粗大な結晶粒を残
すことが知られている。他方、加工温度が低すぎ
ると変形抵抗が高くなり、所要加工荷重が大きく
なるばかりでなく、脆い金属間化合物の析出を伴
ない、このために鍛造中に割れが発生し、製品の
品質を著しく損ねる事態がしばしば生じた。この
ように高合金鋼の最適の熱間加工温度域は、低合
金鋼のそれに比して非常に狭い範囲であり、低合
金鋼の最適の熱間加工温度域が700〜1250℃とさ
れるのに対し、A286の該温度域は900〜1100℃と
されている。
対象製品が小形にして、鍛錬作業のハンドリン
グが人力によりなされる場合には、上記事情を考
慮して、加工温度の適当な範囲に保持して作業を
迅速に行なうことによつて前記の問題点を回避で
きて所望の製品を得ることが可能である。しか
し、近時、A286やハステロイなどの高合金鋼の
大径管の需要を生じており、これを、一般に大径
鋼管の製造に採用されている方法で製造すること
には、種々の問題点がある。
グが人力によりなされる場合には、上記事情を考
慮して、加工温度の適当な範囲に保持して作業を
迅速に行なうことによつて前記の問題点を回避で
きて所望の製品を得ることが可能である。しか
し、近時、A286やハステロイなどの高合金鋼の
大径管の需要を生じており、これを、一般に大径
鋼管の製造に採用されている方法で製造すること
には、種々の問題点がある。
従来の大径鋼管の中空鍛錬法を第1,2図を参
照して説明する。1は伸長加工される管体材料、
2は上金敷、3はやげん型の下金敷、4は芯金で
ある。上金敷2に図外のプレス等にて荷重を加
え、芯金4と共に管体材料1を回転させつつ伸長
加工する。この際に、管体材料1の重量が重く、
迅速な作業の遂行が困難であり、管体材料1の芯
金4や両金敷2,3との接触面が冷却され、管体
材料1の温度が低下して、管体材料1が高合金鋼
の場合には、前記した理由による割れ発生の危険
性が極めて高い。この危険性を回避するために
は、一回の加熱による鍛錬時間を短くすることを
要し、従つて、全長にわたる加工を終了するまで
には数十回の加熱・鍛錬工程を繰返す場合を生
じ、作業コストの大巾な増加を招くのみならず、
金属学的にも加熱回数の増加に伴う結晶粒の粗大
化を誘発するなどの問題点があつた。
照して説明する。1は伸長加工される管体材料、
2は上金敷、3はやげん型の下金敷、4は芯金で
ある。上金敷2に図外のプレス等にて荷重を加
え、芯金4と共に管体材料1を回転させつつ伸長
加工する。この際に、管体材料1の重量が重く、
迅速な作業の遂行が困難であり、管体材料1の芯
金4や両金敷2,3との接触面が冷却され、管体
材料1の温度が低下して、管体材料1が高合金鋼
の場合には、前記した理由による割れ発生の危険
性が極めて高い。この危険性を回避するために
は、一回の加熱による鍛錬時間を短くすることを
要し、従つて、全長にわたる加工を終了するまで
には数十回の加熱・鍛錬工程を繰返す場合を生
じ、作業コストの大巾な増加を招くのみならず、
金属学的にも加熱回数の増加に伴う結晶粒の粗大
化を誘発するなどの問題点があつた。
本発明は、高合金鋼などの熱間加工温度域の狭
い金属材料の中空鍛錬法において、管体材料と芯
金との間に管体材料と共に加熱した犠牲管を介在
させて管体材料から芯金への放熱を抑制すること
によつて、管体材料の加熱回数を減少させて良質
の大径管の鍛錬製品を提供することを目的として
いる。
い金属材料の中空鍛錬法において、管体材料と芯
金との間に管体材料と共に加熱した犠牲管を介在
させて管体材料から芯金への放熱を抑制すること
によつて、管体材料の加熱回数を減少させて良質
の大径管の鍛錬製品を提供することを目的として
いる。
本発明に係る大径管の内面冷却防止中空鍛錬法
を第3図を参照して説明する。
を第3図を参照して説明する。
1は伸長加工される管体材料、2は上金敷、3
は下金敷、4は芯金、5は犠牲管であり、6は管
体材料1を芯金4と共に回転させるターニングチ
エーンである。
は下金敷、4は芯金、5は犠牲管であり、6は管
体材料1を芯金4と共に回転させるターニングチ
エーンである。
犠牲管5は、安価な炭素鋼管などが使用され、
管体材料1内に犠牲管5を嵌挿して、管体材料1
と共に管体材料1の最適の熱間加工温度域に加熱
される。そして管体材料1に犠牲管5を挿入した
ままで犠牲管5内に芯金4を挿通して、上金敷2
に荷重を加えて通常の鍛錬作業を行つて管体材料
1を伸長加工する。この際に犠牲管も材料1と共
に伸長される。なお、この際に両金敷2,3もあ
らかじめ、適度に加熱しておくことが好ましい。
管体材料1内に犠牲管5を嵌挿して、管体材料1
と共に管体材料1の最適の熱間加工温度域に加熱
される。そして管体材料1に犠牲管5を挿入した
ままで犠牲管5内に芯金4を挿通して、上金敷2
に荷重を加えて通常の鍛錬作業を行つて管体材料
1を伸長加工する。この際に犠牲管も材料1と共
に伸長される。なお、この際に両金敷2,3もあ
らかじめ、適度に加熱しておくことが好ましい。
鍛錬作業終了後に犠牲管5をガス切断して管体
材料1が伸長加工された製品から取り除く。
材料1が伸長加工された製品から取り除く。
従つて、管体材料1の伸長加工中、その内面が
管体材料1と同程度に加熱された犠牲管5で被わ
れているので、管体材料1から芯金4への熱の放
散は著しく減少できる。
管体材料1と同程度に加熱された犠牲管5で被わ
れているので、管体材料1から芯金4への熱の放
散は著しく減少できる。
なお、犠牲管5と管体材料1との肉厚関係は、
犠牲管5の厚さを厚くすれば断熱効果は高まる
が、芯金が細くなり強度上の問題が発生するの
で、断熱効果、鍛錬時の犠牲管5と管体材料1と
の変形抵抗の差、鍛造比などを考慮して決定され
る。
犠牲管5の厚さを厚くすれば断熱効果は高まる
が、芯金が細くなり強度上の問題が発生するの
で、断熱効果、鍛錬時の犠牲管5と管体材料1と
の変形抵抗の差、鍛造比などを考慮して決定され
る。
本発明になる大径管の内面冷却防止中空鍛錬法
は、熱間加工温度域の狭い金属材料よりなる大径
管の中空鍛錬法において、管体材料内に犠牲管を
挿入して共に加熱した後に、該犠牲管に芯金を挿
通させて中空鍛錬を行う方法である。
は、熱間加工温度域の狭い金属材料よりなる大径
管の中空鍛錬法において、管体材料内に犠牲管を
挿入して共に加熱した後に、該犠牲管に芯金を挿
通させて中空鍛錬を行う方法である。
従つて、管体材料の鍛錬中に管体材料から芯金
へと放散される熱量は、儀牲管によつて抑制さ
れ、管体材料の最適の熱間加工温度域にて従来よ
りも大巾に長時間にわたつて鍛錬されるので、高
合金鋼などの熱間加工温度域の狭い金属材料にあ
つても鍛錬作業完了までの加熱回数を減少でき、
かつ割れなどの欠陥のない大径管を提供できるよ
うになつた。
へと放散される熱量は、儀牲管によつて抑制さ
れ、管体材料の最適の熱間加工温度域にて従来よ
りも大巾に長時間にわたつて鍛錬されるので、高
合金鋼などの熱間加工温度域の狭い金属材料にあ
つても鍛錬作業完了までの加熱回数を減少でき、
かつ割れなどの欠陥のない大径管を提供できるよ
うになつた。
第1図は従来の中空鍛錬法を説明する装置の正
面図、第2図は同側面図、第3図は本発明に係る
中空鍛錬法を説明する断面図である。 1:管体材料、2:上金敷、3:下金敷、4:
芯金、5:儀牲管。
面図、第2図は同側面図、第3図は本発明に係る
中空鍛錬法を説明する断面図である。 1:管体材料、2:上金敷、3:下金敷、4:
芯金、5:儀牲管。
Claims (1)
- 1 熱間加工温度域の狭い金属材料よりなる大径
管の中空鍛錬法において、管体材料内に犠牲管を
挿入して共に加熱した後に、該犠牲管に芯金を挿
通させて中空鍛錬を行うことを特徴とする大径管
の内面冷却防止中空鍛錬法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119684A JPS60196242A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119684A JPS60196242A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60196242A JPS60196242A (ja) | 1985-10-04 |
JPH0249180B2 true JPH0249180B2 (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=12880126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5119684A Granted JPS60196242A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 大径管の内面冷却防止中空鍛錬法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60196242A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111167994B (zh) * | 2020-02-12 | 2022-03-29 | 山东宝鼎重工实业有限公司 | 一种筒类件连锻生产工艺 |
CN111872296B (zh) * | 2020-07-28 | 2021-05-07 | 山东大学 | 空心锻件芯轴拔长过程中的内孔偏心矫正方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926834A (ja) * | 1972-07-07 | 1974-03-09 |
-
1984
- 1984-03-19 JP JP5119684A patent/JPS60196242A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926834A (ja) * | 1972-07-07 | 1974-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60196242A (ja) | 1985-10-04 |
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