JPS6019583A - インクジエツト記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インクジェット記録方法に関する。

インクジェット記録方法は、いわゆるインクと称される
記録媒体液を記録ヘッドに設けられた吐出オリフィスか
ら液滴流として飛翔させて被記録材に付着させ記録を行
うものであり、記録時における騒音の発生が小さいとい
う利点がある。

この様な記録方法には、インク滴発生方法及びインク滴
飛翔方向制御方式によって種々の方式が提案されている
。例えば、前者では、静電加速型、加圧振動型、加圧噴
出型、加圧パルス型、エーロゾル型及びインクミスト型
等が知られ、また後者では電界制御型、荷電制御型、ス
プレー角制御型、パレス幅変調型、圧力制卸型、流量制
御型等が知られている。

上記の様なインクジェット記録方法には、例えば特公昭
８６−１８７６８号、特公昭４２−８８５０号、特公昭
４７−４８４４９号、特開昭４７−２００６号等に開示
されている。

しかしながら、従来の記録方法では、画像の耐水性、耐
摩耗性、耐光性、鮮明性等の諸特性を十分に満足するに
至っていない。

そこで本発明者らは、着色剤として反応染料を用いる記
録方法において、上記問題を解決すべく鋭意検討した結
果、アルカリ性水溶液を併用すればよいことを見い出し
た。

るインクを記録ヘッドの吐出オリフィンより吐出させて
記録するインクジェット記録方法において、インクの吐
出と同時前後してアルカリ性水溶液を被記録材に付着さ
せることを特徴とするインクジェット記録方法である。

本発明において反応染料としては、モノクロルトリアジ
ン系、ジクロルトリアジン系、ジクロルキノキサリン系
、ビニルスルホン系モノクロルジフルオロピリミジン系
、トリクロロピリミジン系、メチルスルホニルクロルメ
チルピリミジン系、モノフロルトリアジン系等の反応基
を有する染料であり、分子内に反応基を２個以を有する
染料であってもよ（、更にインク中に２種以上の反応染
料を含有してもよい。

これらの反応染料の含有量は、インク全重量に対して好
ましくは０．１〜２０重量％更に好ましくは、０．５〜
１０重量％の範囲である。

本発明において、水の含有量は、インク全重量に対して
５〜９０重址％、好ましくは２０〜７０重量％の範囲内
とすることが望ましい。

本発明において、親水性有機溶剤としては、次のものが
例としてあげられる。

メチルアルコール、エチルアルコール、ｎ−プロピルア
ルコール、１ｓｏ−プロピルアルコール、ｎ−ブチルア
ルコール、５ｅｃ−ブチルアルコール　ｔｅｒｔ−ブチ
ルアルコール、１ｓｏ−ブチルアルコール、ペンチルア
ルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、
オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコ
ール等の炭素数１〜１０のアルキルアルコール類；エチ
ルエーテル、ブチルエーテル、エチレンクリコールジエ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル
等のエーテル系溶剤；アセトン、メチルエチルケトン、
メチルプロピルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘ
キサン等のケトン系溶剤；ギ酸エチル、メチルアセテー
ト、エチルアセテート、プロピルアセテート、ブチルア
セテート、フェニルアセテート、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、乳酸エチル等のエステル
系溶剤；エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン、等の多価アルコー
ル類；ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
等のアミド類；ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、等のポリアメレキレンゲリコール類；ジ
ェタノールアミン、トリエタノールアミン、等のアミン
類；ピロリドン、Ｎ−メチル−２−ピロリドン、１．３
−ジメチル−２−イミダゾリジノン、等の含窒素環状化
合物纂ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクト
ン、ヘプタラクトン、オクタラクトン、ノナラクトン、
等の分子内エステル化合物等の各種有機溶剤。

これらの有機溶剤の使用量は、インク全重量に対して、
１０〜７０市量％、好ましくは、２０〜５０重址％の範
囲である。

また、上記した各種有機溶剤は、前述した諸性質を有す
るインク組成物を得られる範囲内において必要に応じて
適宜２種以ｔを混合して使用してもよい。

更に、本発明で使用するインクには、を記の必須成分の
他に従来公知の各種添加剤、例えば、表面張力調整剤、
粘度調整剤、紫外綜吸収剤等を適宜併用することができ
る。

本発明においてアルカリ性水溶液とは、アルカリ剤とし
て、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金
属の水酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物アルカリ金
属炭酸塩、アンモニア、アミン等を含むｐＨ８−１４，
好ましくは９−１２の水溶液であり、アルカリ剤は必要
に応じて２種以上を混合してもよい。

またアルカリ性水溶液には、従来公知の各種有機溶剤、
各種添加剤及び各種樹脂等を必要に応じて各々１種以と
混合してもよい。

本発明において、アルカリ性水溶液の付与方法はインク
の吐出と同時又は前後して、別個の吐出オリフィスから
被記録材上に付着させればよい。特に好ましくはインク
とほぼ同一部分にほぼ同一の画像を形成するように吐出
する。

更に本発明においてインク及び水溶液を吐出すると同時
又は前後して被記録材を従来公知の方法で加熱すること
もできる。

本発明において、被記録材としては、紙、等が施されて
いてもよい。

本発明方法によれば、従来のインクジェット記録方法で
は得られない諸堅牢度、たとえば耐水性、耐光性、耐摩
耗性にすぐれ、かつ鮮明度のすぐれた画像を得ることが
できる。

以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。文中
、部、％は重量関係を示す。

実施例１ スミフィックス　スプラ　イエロー　３ＲＦ（住友化学
社製反応染料） （Ｃ０１，リアクティブ　イｘａ−１４５）５部スルホ
ラン　１５／ｌ エチレングリコール　２ｏ〃 水　６０〃 １記成分を十分混合溶解し、１μのメンブランフィルタ
−で吸引諷過し、超音波で脱気処理を行って、インキを
作成した。

得られたインクをピエゾ振動子によって記録液を噴出さ
せる加圧振動型記録ヘッドを有する記録装置により本州
製紙製中質紙「白牡丹」上に画像を記録した。ついで吐
出直後に０．５％の炭酸ナトリウムを含むアルカリ性水
溶液を別オリフィスから吐出して同一の画像を記録した
。得られた画像は、良好な耐水性及び鮮明度の画像であ
った。

これに対して、アルカリ性水溶液を使用だ。

実施例２ スミフィックス　スプラ　レッド　３８Ｆ（住友化学社
製反応染料） （ｃ、ｉ、リアクティブ　レッド　１９５）　７部Ｎ−
メチル−２−ピロリドン　２０〃 ポリエチレングリコール　１０１１ 水　６３〃 上記成分を十分混合溶解し、１μのメンブランフィルタ
−で吸引濾過し、超音波で脱気処理を行ってインキを作
成した。

得られたインクを実施例１と同様な記録装置を用い記録
材として綿ブロードを使用し、かつ１０％の炭酸水素ナ
トリウムを含むアルカリ性水溶液を別オリフィスからイ
ンク吐出と同時に同一の画像となるように吐出させなが
ら画像を記録した。その際表面温度が６０±８℃に加熱
したステンレス製ローラーに記録材を接触させて、記録
中の部分が加熱されるようにした。

得られた染色物の画像は、耐水性及び解週度、が良好で
あった。

匙施例３ スミフィックス　ブリリアント　ブルー艮−スペシャル
（住友化学社製反応染料）（１，Ｃ，リアクティブ　ブ
ルー　１９）　５部ε−カプロラクトン　ｌＯ〃 ブチルカルピトール　１０” エチレングリコール　１５〃 水　６０〃 実施例１と同様な方法でインクを作り、０、５９６水酸
化ナトリウムを含むアルカリ性水溶液をインク吐出直前
に別オリフィスからインクと同一の画像となるよう吐出
して画像を記録した。

得られた画像は、耐水性及び鮮明度が良好であった。

実施例４−７ 実施例■と同様の方法で下表の組成の記録液を調合し、
実施例２と同様の方法で記録を行った。これらは全て記
録性、画像の耐水性、鮮明度の優れたものであった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）少なくとも水、親水性有機溶剤および着色剤として
   反応染料を含有するインクを記録ヘッドの吐出オリフィ
   スより吐出させて記録するインクジェット記録方法にお
   いて、インクの吐出と同時または前後してアルカリ性水
   溶液を被記録材に付着させることを特徴とするインクジ
   ェット記録方法。 ２）インクとアルカリ性水溶液とを各々別個の吐出オリ
   フィスから被記録材上のほぼ同一部分にほぼ同一の画像
   を形成するように吐出することを特徴とする特許請求の
   第１項記載のインクジェット記録方法。