JPS6019430Y2 - クロスト−ク補償回路 - Google Patents

クロスト−ク補償回路

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Publication number
JPS6019430Y2
JPS6019430Y2 JP1976106291U JP10629176U JPS6019430Y2 JP S6019430 Y2 JPS6019430 Y2 JP S6019430Y2 JP 1976106291 U JP1976106291 U JP 1976106291U JP 10629176 U JP10629176 U JP 10629176U JP S6019430 Y2 JPS6019430 Y2 JP S6019430Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
compensation
crosstalk
circuit
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976106291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5324602U (ja
Inventor
道夫 岡本
茂貴 鷲沢
脩 上坂
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本コロムビア株式会社 filed Critical 日本コロムビア株式会社
Priority to JP1976106291U priority Critical patent/JPS6019430Y2/ja
Priority to US05/792,788 priority patent/US4149036A/en
Priority to DE2722574A priority patent/DE2722574C2/de
Publication of JPS5324602U publication Critical patent/JPS5324602U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6019430Y2 publication Critical patent/JPS6019430Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はステレオピックアップカートリッジのクロス
トーク補償回路に係る。
従来この種の補償回路には、例えば本出願人により提供
された実願昭51−62563号「クロストーク補償回
路」がある。
第1図にその概念的構成を示すが、2つの伝送線路り、
Rに並相回路1,2を接続し、その正極性及び負極性
の出力端子に並列に中点端子を接地したポテンシオメー
タ3,4が接続されている。
並相回路1,2の正極性出力端子はそれぞれ加算回路5
,6に接続され、Lチャンネルポテンシオメータの摺動
子はRチャンネルの加算回路6に、Rチャンネルのポテ
ンシオメータの摺動子はLチャンネルの加算回路5に接
続されている。
なおここに調う並相回路とは1つの入力信号に対して正
極性及び負極性の2つの出力信号が得られる回路又は変
成器等の回路素子を意味腰革2図に示す様な極性反転回
路も含まれる。
この第1図の回路では一方の伝送路、例えばLチャンネ
ルに加えられた他方の伝送路、例えばRチャンネル、か
らのクロストーク成分を含む信号は、加算器5で他方の
伝送路(Rチャンネル)に加えられた信号のそのままあ
るいは極性を反転して適度の減衰を与えられた信号と加
え合わされ、他方の伝送路(Rチャンネル)のクロスト
ーク成分が打消される。
上述の様に従来のクロストーク補償回路では、クロスト
ーク分の振幅、極性のいかんにかかわらず補償すること
ができる。
しかし、この従来の回路ではクロストーク分の位相がク
ロストークを引き起こした元の伝送路(例えばLチャン
ネルへのRチャンネルの信号のクロストークの場合には
Rチャンネル)の主信号に対して0°または1800及
びその近傍にあるときのみ補償が効果的であり、クロス
トーク分と主信号との位相差がそれ以外の例えば90’
近辺にあるときなどは補償効果が少ない。
すなわち第3図A、 Bに示す様に主信号の位相を基準
として、クロストーク分31の位相が06または180
°から00だけずれていると、従来のクロストーク補償
回路では該クロストークの主信号に平行な成分32だけ
を補償するので主信号に垂直な成分33は補償されずに
残留してしまう。
(θが±90°の時が残留分は最大となる)。
とりわけ、例えばステレオピックアップカートリッジに
ついて実測してみると、セパレーションが20dB前後
の中級品のクロストーク分の位相はOoまたは1800
近傍であるのに対して、セパレーションが39dB前後
の高級品ではθ=±90°近傍となっているものが多い
ことがわかった。
したがってこれらの高級カートリッジのセパレーション
を更に改善する為には従来の補償回路だけでは不十分で
ある。
この考案はこの様な従来の補償回路では十分に補償し切
れないクロストーク分を更に補償するためになされたも
のであり、位相のいずれも考慮に入れて補償をなすもの
である。
すなわち、第3図A、Bに示した様にクロストーク分3
1に対してそれと逆相の信号34を加えてクロストーク
の打消しをはかるものである。
以下図面に基づいてこの考案を更に詳しく説明する。
第4図はこの考案の一実施例である。
左信号及び右信号の伝送路り、Rには並相回路1,2が
接続され、その正極性及び負極性の出力端子には中点端
子を接地したポテンシオメータ3,4が並列に接続され
、その摺動子から第1の補償信号が取り出される。
並相回路1,2の正極性出力端子はそれぞれ加算回路5
,6に接続され、Lチャンネルポテンシオメータの摺動
子はRチャンネルの加算回路6に、Rチャンネルのポテ
ンシオメータの摺動子はLチャンネルの加算回路5に接
続されている。
ここまでは第1図の従来のクロストーク補償回路と同じ
であるが、この考案の実施例では各加算器5,6の出力
に更に、入力した信号00、±900の位相差を有する
3つの信号に分配する移相器7.8が従属接続されてお
り、該移相器7,8の90’及び−90’の出力端子に
は中点端子を接地したポテンシオメータ9,10が接続
されており、各ポテンシオメータ9,10の摺動子から
第2の補償信号が取り出され、それぞれ他方の伝送路の
移相器O0の出力端子に従属接続された加算器11.1
2に(ポテンシオメータ9の摺動子は加算器12に、ポ
テンシオメータ10の摺動子は加算器11に)入力せら
れている。
なお、移相器7゜8は周波数に関係なく一定位相差の出
力信号が得られる全域通過型回路網で、例えば第5図に
示す様なものである。
上記の様に構成することにより、従来例と同一の構成で
ある加算器5,6までで主信号に平行なりロストーク戊
分(第3図の32)を打消すことが出来、更に移相器7
,8で主信号を±90°だけ移相しそれを適度な減衰比
で加え合せる事により、主信号に垂直なりロストーク戒
分(第3図の33)を打消す事ができ、クロストークを
完全に補償できる。
具体的な回路の調整法としては、一方の伝送路に主信号
を、他方の伝送路に該主信号のクロストーク分を入力し
くこの様な入力は例えば45/45ステレオデイスクレ
コードの一方の台壁のみに信号が記録されたものを45
/45ステレオピツクアツプが装着されたレコードプレ
ーアにて再生した信号を入力することにより実現できる
)主信号を入力した側の伝送路の2個のポテンシオメー
タ(例えばLチャンネルならばポテンシオメータ3,9
、Rチャンネルならばポテンシオメータ4.10)を順
次くり返し操作し、他方の伝送路の出力端に現われるク
ロストーク分の水平成分と垂直成分を打消しクロストー
クを最小となるようにする。
この様に両店送路のポテンシオメータ3、 4. 9.
10を調整することにより、クロストークを振幅、位
相も含めて補償することができる。
第6図はこの考案の他の実施例である。
第6図の実施例に於て、2つの伝送路り、 Rには並相
回路1,2が接続され、その正極性及び負極性の出力端
子には第1の補償信号を得る為の中点端子を接地したポ
テンシオメータ3,4及びコンデンサC1,C2と抵抗
R1,R2の直列回路が並列に接続されている。
上記コンデンサC1,C2と抵抗R□、R2の直列接続
の中点にはバッファ回路B1−82が接続されており、
該バッファ回路E3it B2の出力端には並相回路1
5,16が接続されている。
該並相回路15.16の正極性及び負極性の出力端子に
は第2の補償信号を得る為の中点を接地したポテンシオ
メータ9,10が並列に接続されている。
また、初段の並相回路1,2の正極性出力端子には加算
器5,6が接続されており、該加算器には他方の伝送路
の2個のポテンシオメータの出力が入力せられる。
すなわち第6図の実施例は第4図の実施例の移相器7,
8をコンデンサC□、C2と抵抗R1,R2の直列接続
で置き換えた簡易型であり、その調整法も第4図の実施
例と同様である。
またステレオレコードの再生に於てクロストーク補償の
効果が聴惑上最も顕著なのは500Hz〜1kHzの中
音域であることを考えると、第6図の実施例の様な簡易
回路でも実用上十分に満足できる結果が得られる。
以上述べて来たようにこの考案によれば位相と振幅が自
由に調整できるので、クロストーク分がその発生源の信
号と位相がずれていても補償することが出来るので、ス
テレオピックアップカートリッジのクロストークを最適
に補償出来る等極めて効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクロストーク補償回路、第2図は従来の
クロストーク補償回路に用いられる並相回路の一例、第
3図A、 Bはこの考案によるクロストーク補償の説明
図、第4図はこの考案の一実施例、第5図はこの考案に
用いられる移相器の一例、第5図はこの考案に用いられ
る移相器の一例、第6図はこの考案の他の実施例である
。 1.2,15,16・・・・・・並相回路、3,4゜9
.10・・・・・・中点接地ポテンシオメータ、5゜6
.11,12・・・・・・加算器、7,8・曲・移相器
、Bl、B2・・・・・・バッファ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステレオピックアップカートリッジの左信号及び右信号
    からそれぞれ同相または逆相信号を得、それらをレベル
    調整して第1の補償信号を作り、これら第1の補償信号
    をそれぞれ前記右信号及び左信号に加え合わせる手段と
    、前記左信号及び右信号または前記第1の補償信号を加
    えた左信号及び右信号からそれぞれ所定量移相された信
    号またはその逆相信号を得、それらをレベル調整して第
    2の補償信号を作り、これら第2の補償信号を、それぞ
    れ前記第1の補償信号を加えた右信号及び左信号に加え
    合わせる手段とを有することを特徴とするクロストーク
    補償回路。
JP1976106291U 1976-05-19 1976-08-09 クロスト−ク補償回路 Expired JPS6019430Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976106291U JPS6019430Y2 (ja) 1976-08-09 1976-08-09 クロスト−ク補償回路
US05/792,788 US4149036A (en) 1976-05-19 1977-05-02 Crosstalk compensating circuit
DE2722574A DE2722574C2 (de) 1976-05-19 1977-05-18 Übersprechkompensationsschaltung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976106291U JPS6019430Y2 (ja) 1976-08-09 1976-08-09 クロスト−ク補償回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5324602U JPS5324602U (ja) 1978-03-02
JPS6019430Y2 true JPS6019430Y2 (ja) 1985-06-11

Family

ID=28716398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976106291U Expired JPS6019430Y2 (ja) 1976-05-19 1976-08-09 クロスト−ク補償回路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502001U (ja) * 1973-05-04 1975-01-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502001U (ja) * 1973-05-04 1975-01-10

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Publication number Publication date
JPS5324602U (ja) 1978-03-02

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