JPS60194129A - 紡機における管糸成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はリング精紡機やリング撚糸機等における管糸成
形装置１こ関するものである。

従来技術 リング精紡機等では管糸を成形するためＰこリングレー
ルを昇降させる必要があるが、これは第１図のｈで示さ
れる一定ストロークの昇降を行ないつつ、第１図の鎖線
で示される昇降位置を漸次上昇させていくものである。

従来、この漸次上昇の速度は通常運転中、一定であるが
、紡出糸のボビン単位長さあたりの巻は量はリングレー
ルを漸次上昇させる速度で決定されるので、上昇速度が
一定の場合、ボビンの下部から上部まで一定量の糸が巻
かれることになる。

又、一般にリング精紡機等で紡出糸をボビン下部に巻き
付ける時、あるいはワインダでボビン下部に巻かれてい
る糸を上方に引き出す時、ボビン上端に糸が接触するが
、その接触による糸の品質悪化を防止するためやボビン
の摩耗を少なくするため、ボビンは下部から上部にかけ
て細いテーパー１犬となっている。

従って、ボビン下部から上部まで一定量の糸を巻くと管
糸形状もボビンと同じくテーパー状となるが、管糸形状
がテーパー状になると管糸を横に積み重ねて収納する際
、ボビン上端と下端の高さが揃わず不都合となるほか、
ボビン最大直径が大きくなる割に、糸巻付量は増加しｋ
いという開門が生しる。

発明の目的 本発明は１）ＩＪ記従来の問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的はテーパー形状のボビンに糸を巻い
て糸の形状が上部から下部まで同直径となる管糸を成形
する装置を提供することにある。

発明の構成 ｉｌｌｌ日記を達成するため本発明においては、リング
レールの昇降毎に一定角度ずつ回動する巻き揚げプーリ
周面シこ一端の固定されたリフティングチェーンを、ハ
ートカムの親制御こより揺動させられるリフティングレ
バーによって移動させ、リングレールを一定ストローク
で昇降させるとともに、＠記巻き揚げプーリで僅かずつ
リフティングチェーンを巻き揚げリングレールの昇降位
置を漸次上、ｆ＋させるようトこした紡機の管糸成形装
置において。

前記巻き揚げプーリの形状を、リフティングチェーンの
接触角の増大に伴い回転半径が小さくなるカム形状とし
た。

すなわち、本発明では巻き揚げプーリの回転に伴いプー
リの回転半径が小さくなるので、リフティングチェーン
の巻き揚げ速度が減少し、リングレールの漸次上昇の速
度が徐々に減少する。従って紡出糸の巻き付は位置がボ
ビン上部ｔこ移行するに伴い巻き寸は量が増加するので
下部から上部にかけて細いテーパー状のボビンに糸を巻
いて、上部から下部まで同一直径の管糸を生産できるも
のでおる。

実施例 以下１本発明を具体化した一実施例を第２〜５図につい
て説明する。

回転軸１より回転の伝えられる軸２にはハートカム３が
取り付けられ、該ハートカム３により。

軸４を回動中心とするリフティングレバー５に散り付け
られたボール６が規制されるようになっている。リフテ
ィングレバー５の両端には同径のデー！１７．８が取り
付けられ、一方はプーリ９．１０、リフティングテープ
１１を介してリングレールに昇降運動を与えるリフティ
ングパー１２に、他方は蔽述するシェーパホイル１３か
ら回転が伝えられる巻き揚げプーリ１４に夫々チェーン
１５を介して連結している。

シェーパホイル１３はリングレール（図示セス）の昇降
運動毎に徐々に一定量ずつ送られ、その回転をウオーム
１６、ウオームホイル１７を介して前記巻き揚げプーリ
１４１こ伝え、チェーン１５を少しづつ巻き込む。この
場合、巻き揚げプーリ１４は、リフティングチェーン１
５の接触角の増大に伴い回転半径が小さくなるカム形状
となっている。

次に実施例の作用について説明する。

回転軸１の回転によりハートカム３が回転し。

リフティングレバー５が揺動し、リフティングパー５の
揺動はリフティングパー１２１こ伝達される。

リフティングパー１２力補ＩＪ後に揺動するとともに。

リフティングパー１２にリフティングベルト（図示せず
）を介して連結しているリングレールが一定ストローク
の昇降を行う。又、リングレールの昇降毎にシェーパホ
イル１３が一定量ずつ送られ、巻き楊げプーリ１４が一
定角度ずつ回動しリフティングチェーン１５を徐々に巻
き込んで、リングレールを漸次上昇させる。

この際、リフティングチェーンの接触角の増大に伴い巻
き揚げプーリ１４の回転半径が小さくなるので、チェー
ン１５の巻き上げ速度が減少し。

第５図の破線で示されるリングレールの漸次上昇する速
度が減少する。従って紡出糸の巻き１寸は位置がポビン
５１下部から上部に移行する１こ伴い糸巻き付は量が徐
々に増加するので、第４図の様に下部から上部νこかけ
て細いテーパー状のボビン５１に糸を巻いてくことによ
って下部から上部まで同一直径の管糸５２を生産できる
。すなわち同一直径で巻かれるよう巻き揚げプーリ１４
のカム形状を設計することになる。

又、第４図において内側の破線は従来装置で管糸を形成
した時の管糸形状を示し、外側二点鎖線は本装置で形成
した管糸形状を示すものである。

なお、本発明装置は」１記実施例のものに限定されるも
のでなく５例えば、巻き揚げプーリを交換可能として、
種々のテーパーのボビンに適用できるよう？こするなど
、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の形状
、構成等を任意に変更することも可能である。

発明の効果 以」二詳述したように１本発明装置においては。

リングレールの昇降毎に一定角度ずつ回動する巻き揚げ
プーリて僅かずつリフティングチェーンを巻き揚げ、リ
ングレールの昇降位置を漸次上昇させるようにした紡機
の管糸成形装置において１巻き揚げプーリの形状を、リ
フティングチェーンの接触角の増大に伴い回転半径が小
さくなるカム形状としたため、紡出糸の巻き付は位置が
ボビン士。

部１こ移行するＶこ伴い巻き付は量が増加し、下部から
」一部にかけて細くなっているテーパー状のボビンに糸
を巻くこと１こよって下部から上部まで同一直径の管糸
を生産できる。

従って、管糸を債み重ねて収納するのに都合のいい形状
であり又、従来、テーパー状となって細くなっていたボ
ビン上部に余分ｐこ糸を巻き叶けることになるので糸巻
き付は量が増加し、ワインダニ程での管糸交換の回数を
減少できる。

史ｔこ、本発明１こおいては、従来のボビンよりもテー
パーが大きく先細型となっているボビンＦこ糸を巻き付
けて、テーパーがない管糸も生産可能であるが、この場
合、ボビン先端ｔこ当たる糸の接触抵抗を小さくできる
のでボビン寿命、糸品質の向上につながり又、細くなっ
ている」二部に余分に糸全巻けるので、糸の巻き付は爪
が増加する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置のリングレールの昇降運動を示す線図
、第２図は本発明を具体化した一実施例を示す斜視図、
第３図は第２図における巻き揚げプーリの正面図、第４
図は本発明装置により生産される管糸形状を示す側面図
、第５図は本発明装置のリングレールの月、降運動を示
す線図である。 訃、ハートカム　５・・・リフティングレバー１４・・
・巻き揚げプーリ　１５・・・リフティングチェーン特
許出願人 株式会社豊田自動織機製作所 第１図 時間　−一→ 第５図 時間−一→

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リングレールの昇降毎に一定角度ずつ回動する巻き揚げ
   プーリ周面に一端の固定されたリフティングチェーンを
   、ハートカムの規制Ｐこより揺動させられるリフティン
   グレバーによって移動させ、リングレールを一定ストロ
   ークで昇降させるとともに、９ｉｌ記巻き揚げプーリで
   僅かずつリフティングチェーンを巻き揚げ、リングレー
   ルの荷降位置を漸次上昇させるようにした紡機の管糸成
   形装置において、前記巻き揚げプーリの形状を、リフテ
   ィングチェーンの接触角の増大に伴い回転半径が小さく
   なるカム形状としたことを特徴とする紡機における管糸
   成形装置。