JPS6019303Y2 - 超電導同軸ケ−ブル - Google Patents

超電導同軸ケ−ブル

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Publication number
JPS6019303Y2
JPS6019303Y2 JP1977072095U JP7209577U JPS6019303Y2 JP S6019303 Y2 JPS6019303 Y2 JP S6019303Y2 JP 1977072095 U JP1977072095 U JP 1977072095U JP 7209577 U JP7209577 U JP 7209577U JP S6019303 Y2 JPS6019303 Y2 JP S6019303Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting
coaxial cable
conductor
tape
outer periphery
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Application number
JP1977072095U
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JPS53166091U (ja
Inventor
敏夫 笠原
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、超電導同軸ケーブルに関する。
従来から超電導ケーブルとして、第1図に示すように、
冷却媒体通路1を有するスパイラル管2上に、多数条の
絶縁超電導線3を撚合せて内部導体4を形成し、その外
周に絶縁層5を介して多数条の絶縁超電導線6を撚合せ
て外部導体7を形成し、更にその外周に絶縁層(図示せ
ず)および保護層(図示せず)を設けて成る同軸タイプ
のケーブルが知られている。
而して、このような同軸タイプのケーブルにおいては、
内部導体と外部導体を流れる電流は、方向が逆向きで、
電流値が等しいから絶縁超電導線の撚り方向および撚り
ピッチを等しくして磁束を相殺させるようにすれば、導
体相互の誘導は生じない。
しかしながら、一般にこの種のケーブルは、熱遮蔽のた
めに金属容器中に収容されており、また熱遮蔽体の一部
にも金属が使用されるため、外部導体から外側に出名磁
束により、これらの金属部分でロスが生じるという難点
があった。
また、内部導体の内側におかれたスパイラル管2も同様
に交番磁界中におかれるからロスが生じることになる。
本考案は、かかる従来の難点を解消すべくなされたもの
で、冷却媒体通路を有する金属支持体上に、多数条の起
電導線を撚合せて内部導体を形威し、その外周に、絶縁
層を介して多数条の超電導線を前記内部導体におけると
同方向に撚合せて外部導体を形威し、更にその外周に絶
縁層および保護層を設けて成る超電導同軸ケーブルにお
いて、前記内部導体の内側および前記外部導体の外側に
それぞれ絶縁物を介してニオブテープの如き超電導テー
プの巻回層を設けたことを特徴とする特許導同軸ケーブ
ルに関するものである。
以下、第2図に示す一実施例につき、更にその詳細を説
明する。
図において、スパイラル管8の外周には、厚さ4〜10
μ程度の薄いニオブテープ9が巻回され、更にその外周
にはエナメル塗装による絶縁被覆の施された多数条の絶
縁超電導線10が撚合せられて内部導体11を構成して
いる。
上記の絶縁超電導線10は、安定化材である銅被覆中に
Nb−Tiから成る超電導素線を、1条又は多数条埋設
されて構成されている。
内部導体上には、絶縁紙、プラスチックテープあるいは
不織布テープ等のテープ基材の巻回による絶縁層12が
設けられている。
また、絶縁層12の外周には、内部導体に使用したと同
−構成の絶縁超電導線13の多数条が、内部導体と同一
方向、同一ピッチで撚合されて外部導体14を構成して
おり、更にその外周には、厚さ4〜10μ程度のニオブ
テープ15が巻回されている。
なお、図示は省略したが、ニオブテープ15の外周には
、公知の構成による絶縁層冷却媒体通路、熱遮蔽体、保
護被覆等がそれぞれ設けられている。
以上のように構成された本考案の超電導同軸ケーブルで
は、ニオブテープ9,15から適当な手段でアースをと
り、かつ冷却媒体をケーブル内に循環させて絶縁超電導
線10.13を超電導状態にした上で、内部導体11お
よび外部導体14をそれぞれ往路、帰路として交流を通
じさせれば、両溝体間の磁束は、それぞれ相殺されて相
互誘導を起すようなことはない。
一方、内部導体11から内側に出る磁束および外部導体
14から外側に出る磁束は、それぞれ超電導状態のニオ
ブテープに無損失で渦電流を生じさせる。
而して、このニオブテープに生ずる渦電流は、内部導体
11および外部導体14から生ずる磁場を打消す方向の
磁場を形威し、またその外側では殆んど誘起伝流は流れ
ないから、外部の金属容器や内部のスパイラル管等によ
り、ロスを生ずるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の超電導同軸ケーブルの説明図、第2図
は本考案の一実施例を示す説明図である。 1・・・・・・冷却媒体通路、2,8・・・・・・スパ
イラル管、3.6. 10. 13・・・・・・絶縁超
電導線、4゜11・・・・・・内部導体、5,12・・
・・・・絶縁層、7,14・・・・・・外部導体、9,
15・・・・・・ニオブテープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 冷却媒体通路を有する金属支持体上に、多数条の超
    電導線を撚合せて内部導体を形威し、その外周に、絶縁
    層を介して多数条の超電導線を前記内部導体におけると
    同方向に撚合せて外部導体を形成し、更にその外周に絶
    縁層および保護層を設けて成る超電導同軸ケーブルにお
    いて、前記内部導体の内側および前記外部導体の外側に
    、それぞれ絶縁物を介して超電導テープの巻回層を設け
    たことを特徴とする超電導同軸ケーブル。 2 超電導線は、それぞれ絶縁被覆を有する実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の超電導同軸ケーブル。 3 絶縁物は、超電導線の絶縁被覆から成る実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の超電導同軸ケーブル。 4 超電導テープは、ニオブテープである実用新案登録
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項記載の超電
    導同軸ケーブル。
JP1977072095U 1977-06-03 1977-06-03 超電導同軸ケ−ブル Expired JPS6019303Y2 (ja)

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JPS53166091U JPS53166091U (ja) 1978-12-26
JPS6019303Y2 true JPS6019303Y2 (ja) 1985-06-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50129984A (ja) * 1974-03-30 1975-10-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50129984A (ja) * 1974-03-30 1975-10-14

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JPS53166091U (ja) 1978-12-26

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