JPS6019203B2 - 磁気浮上車輛のダンピング装置 - Google Patents

磁気浮上車輛のダンピング装置

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JPS6019203B2
JPS6019203B2 JP13995979A JP13995979A JPS6019203B2 JP S6019203 B2 JPS6019203 B2 JP S6019203B2 JP 13995979 A JP13995979 A JP 13995979A JP 13995979 A JP13995979 A JP 13995979A JP S6019203 B2 JPS6019203 B2 JP S6019203B2
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JP
Japan
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coil
damping
current
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ground
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JP13995979A
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JPS5663550A (en
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仁 山口
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は磁気浮上車輪のダンピング袋直に係り、特に
超電導電磁石を使った主として誘導反溌形磁気浮上列車
の車輪振動の抑制装置として改良せるダンピングコイル
又はダンピングシートを用いるものである。
近時、我が国では、国鉄を中心として磁気浮上車に関す
る研究が急速度で進められているが、この磁気浮上車は
、第1図で車体5に取り付けられた超電導電磁石(以下
車上コイルと称す)1により車稀の進行にともない軌道
上に配列された浮上用短絡コイル(以下地上コイルと称
す)4に電流が誘起しそれにより両コイル間に反綾力を
生じ、車体5を浮上させる原理を採用している。
6は案内推進用地上コイル、7は案内推進用車上コイル
で、案内推進のコイル形式は他にも種々のものが提案さ
れているが、本発明には直接関係がないので詳細は省略
する。
しかしてこの形式の磁気浮上車輪では、超電導の車上コ
イルの強大な起磁力により強い磁界を広範囲に発生する
ので、地上一次方式のリニア同期電動機つまり電機子巻
線を浮上用地上コイルとともに併設して駆動を経済的に
行うことが可能となり、従来のような推進電力用の集電
装層は不要である。
しかし、補助電源つまり液体ヘリウム冷却、空調、照明
、圧縮機等の車鞠内の給電に必要な電源は他の手段によ
らなければならない。
現在までに提案されているこの種補助電源としては、タ
ービン発電機による方式と非接触誘導集電による方式と
があるが、前者方式は騒音排気ガスの点が問題となるの
で、後者方式が磁気浮上車として磁気誘導を主体とする
浮上装置に用いられる関係上有利とされている。
この方式は地上コイル4の電流の作る空間高調波磁界と
車体5上でこの地上コイル4に対向して設けられた集電
コイル3との譲導作用により集電コイル3に議起する亀
圧を給電に用いるものである。簾函コイル3はできるだ
け地上コイル4の近くに設けるのが築鰭上有効である。
尚この場合空間高調波としては第5空間高調波が用いら
れる。
一方、車糠は道不整やその他外乱等に起因して生ずる車
輪振動の振幅がある限度以下になることが望ましいため
、従釆ではこの地上コイル4に対向して車体5上に導体
板又はコイルをとりつけ受動的ダンピング効果をうるよ
うにしている。
この場合受動的ダンピングは地上コイル電流により発生
する磁界のうち基本波成分とダンピングシート又はコイ
ルとの相互作用にもとずし1て得られる。この基本波磁
界は浮上車と同一方向に同一速度で進行する。尚、高調
波磁界成分はダンピングにはあまり有効でない。十分な
ダンピング力を生ずるためには、ダンピングシートは電
気的良導体で機成し、可能な限り地上コイルの近くに置
く方が有効である。ところが一方、電気的良導体板は変
動磁界を遮蔽する効果がある。従って以上の非接触集電
と受動的ダンピングをあわせ考えれば、ダンピングをえ
ようとするとダンピングシートにより空間高調波が集電
コイル3に対し遮蔽されるため誘導集電ができなくなり
、このままではダンピングと非接触誘導集電を同時に行
うことは因簸である。またダンピングコイルを用いる場
合でもその長さによっては集電効果を弱める働きをする
おそれがある。次に非接触誘導集電は、前述のごとく地
上コイル電流による第5空間高調波磁界と車上の桑函コ
イルの相対速度により集電コイルに謎起する起鰭力を利
用するものである。
車上コイルに鎖交する磁束をC、空間高調波磁界をBと
し、B=&Sin均2 …{1
1であらわすとすれば(但し、馬はコイル中方向の平均
磁束密度、7は極ピッチ、kは高調波次数を示す正の整
数とする)ぐi塾也Sink鍔in k打 (羊十空) …【2l となる。
尚ここでwはコイル中、1はコイル長である。
従って集電コイルに誘起する電圧は1ターン当り、E:
−幹母‐班。WSin鰐群OS(竿;十鰐) …【31となる。
こ〉で第k次空間磁界と集霧コイルとの相対速度をVk
とすると、群Vk ‐‐‐‘41 である。
一方、受動的ダンピングには地上コイル電流による磁界
の高調波分は効果がないが、基本波成分はダンピングシ
ートとの誘導作用によりダンピング力を生ずる。
この磁界の基本波成分は車節と同じ向きに同じ速度で進
むから、車輪が上下あるいは左右に振動しなけれ1よダ
ンピングシートに誘導電流を生じない。しかし車廟が上
下振動すると、ダンピングシートまたはコイルに鎖交す
るこの基本波反作用磁界が変動し、シートに渦電流を誘
起し、ダンピング力を発生する。
車上コイルに錯交する地上コイル電流による磁界の基本
波成分は‘31式でk=1とおいて、f偽砦・Sin4
.Sin(寧十号) .・・(5’ 27 であるから、コイル長1が極ピッチ↑に等しくなるとき
、その振中は最大となる。
一方、‘3}式から第5空間高調波磁界により譲起々蟹
力を発生しないのは、コイル長が(2/5)T,(4/
5)T,(幼/5)7の場合である。
この中で最も基本波磁束の鎖交数が多く、かつ小形軽量
なのはコイル長(4′5)丁の場合であり、コイル長7
の場合の95%の鎖交磁束数となることを本発明人は確
認できた。従ってダンピングコイル又はシートと集電コ
イルとを車内で地上コイルに対向して併設しても、コイ
ルの場合の長さを4′57とし、シートの場合は同じく
長さを(4/5)7とし、かつほ)、全長にわたり複数
の紬隙を作ることにより、基本波磁界成分によるダンピ
ング性能の低下をたいしてきたさず、しかも第5空間高
調波磁界成分を阻止することなく集電コイルに与えるこ
とができ誘導集電が可能となる。かくしてこの発明は超
電導の車上コイルと地上コイルを用いて磁気浮上を行う
車鮪において「地上コイル電流による磁界の基本波成分
と車上に設けたダンピングコイル或はシートの誘導作用
を受動的ダンピングに利用するに際して前記ダンピング
コイル又はシートの長さを極ピッチ7の約4/5にする
ことにより車上に設けた集函コイルを含み高調波空間磁
界を用いた非接触集電装魔の妨げとならないようにした
ことを特徴とするものであり、ダンピングシートとして
は長さが極ピッチの約4/5の導体板の長手方向ほぼ全
長にわたり複数のスリットを設けたものかあるいは複数
個の幅方向径の異なるコイルを重ね合わせたものを用い
るのが良く、ダンピングコイルとしては長さが極ピッチ
の約4′5のコイル又は打抜き導体板を用いるのが好適
である。この発明を図の実施例に従って説明すると、第
1図は磁気浮上装置の1例として磁気浮上車の主要静餅
概略断面図を示している。
図において1は車体5に取り付けられた車上コイルであ
り、軌道面にそつて多数地上に配設された地上コイル4
に対向して配置される。
又2はダンピングシートまたはコイル、3は袋蟹コイル
で、これ等はいずれも車上コイルと同様地上コイル4に
対向して車体5の走行にともなって強い磁気的結合をも
ち、夫々ダンピング及び簾亀のため有効なように車体5
において地上コイル4にできるだけ近い底部附近に設け
られる。その他第1図では、浮上車体5の左右方向の支
持案内を行なうために多数の案内推進兼用地上コイル6
が軌道にそって設けられると同時に車体5のこれと対向
する位置に案内推進用超電導車上コイル7が設けられる
。又第2図は磁気浮上列車の長手方向のコイル配置図で
「車上には車上コイル1とダンピングシートまたはコイ
ル2と集電コイル3とが夫々必要な走行方向の長さをも
つて設けられ、地上に設けた地上コイル4に対向配魔せ
しめられている。又第3図はこの発明によるダンピング
シート2の平面図で、その長手方向の長さが(4′5)
7にとられていて、かつシートの長手方向にほぼ全長に
わたり多数のスリット2aが設けられ、ダンピングシー
ト2に発生する第5空間高調波磁界にもとずく渦電流が
流れにくいようにしている。又第4図はダンピングコイ
ル2′の1実施例で、(4′5)↑の長さの1枚の導電
板を中央を打抜いて板周緑による1ターンの短絡コイル
を形成したもので、必要に応じ、複数個積重ねて使用も
でき、又コイルは勿論これに限定する必要はなく(4′
5)丁の長さの数ターンの環状巻線を用いることもでき
る。同様に幅の異なるコイルを複数個重ねて第3図と等
価な構造とすることもできる。かくて車上コイル1と地
上の譲導電流が流れる地上コイル4との間に生ずる反駁
力を用いて浮上した車体5の走行にともなって、集電コ
イル3が地上コイル4の磁束を切ることにより生じる誘
起鰭圧が前述の車体5内の各電気機器に給電されるので
ある。更に車体5の走行にともなって生じる車繭振動に
より地上コイル4の磁束をダンピングシートまたはコイ
ルが切ることにより、地上コイル電流による磁界のうち
の基本波成分とダンピングシートまたはコイル2との相
互作用にもとずくダンピングにより車輪振動に対する受
動的ダンピング効果をもたらすのである。
しかもダンピングシート2は(4/5)↑の長さを選ん
で、且つ多数のスリットを設けたことにより、第5空間
高調波はこのダンピングシート2に遮蔽吸収されずに集
電コイル3に最大限に到着して誘導集電されるので支障
もきたすことはない。
尚ダンピングコイルの場合もダンピングシートと同様の
作用をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例磁気浮上装置の概略断面図
、第2図は第1図における同装鷹の長手方向のコイル配
置図、第3図、第4図は夫々この発明のダンピングシー
ト、ダンピングコイルの実施例平面図である。 図で1は超電導電磁石(車上コイル)、2はダンピング
シート、3は築電コイル、4は地上コイル、5は車体、
6は案内推進用地上コイル、7は案内推進用車上コイル
。 第1図 第2図 第3図 猪4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 超電導の車上コイルと、地上コイルとを用いて磁気
    浮上を行うとともに地上コイルの電流の作る空間高調波
    磁界を利用して車上の集電コイルにて集電を行なう車輛
    において、地上コイル電流による磁界の基本波にもとず
    く誘導作用を受動的ダンピングに利用するための車上の
    ダンピングコイル又はシートの長さを、車上コイルの極
    ピツチγの約4/5にすることを特徴とする磁気浮上車
    輛のダンピング装置。 2 前記ダンピングシートには長さが極ピツチの約4/
    5の導体板の長手方向ほぼ全長にわたり複数のスリツト
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    磁気浮上車輛のダンピング装置。 3 前記ダンピングコイルには長さが極ピツチの約4/
    5の導体板を打抜いて短絡コイルとして用いることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気浮上車輛のダ
    ンピング装置。
JP13995979A 1979-10-31 1979-10-31 磁気浮上車輛のダンピング装置 Expired JPS6019203B2 (ja)

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JPS5663550A JPS5663550A (en) 1981-05-30
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JP2565582B2 (ja) * 1990-05-15 1996-12-18 株式会社日立製作所 超電導磁気浮上方式鉄道用非接触集電システム

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JPS5663550A (en) 1981-05-30

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