JPS60191837A

JPS60191837A - スイングシ−ト装置

Info

Publication number: JPS60191837A
Application number: JP4667984A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Watanabe; 由雄渡辺; Isao Kuwabara; 功桑原; Tadashi Kawakita; 川北　忠
Original assignee: Ikeda Bussan Co Ltd
Current assignee: Ikeda Corp
Priority date: 1984-03-12
Filing date: 1984-03-12
Publication date: 1985-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、遊星歯車機構を巧みに利用することによりシ
ートを自由にスイング動作させ得るとともに、その所望
の調節位置で確実にロックし得るように構成したスイン
グシート装置に関する。

一般に、この種の車両用シート１は、第′１図に示すよ
うに、シートクッション２およびシートバック３からな
り、かつこれらシート全体を車体の床面上で前後スライ
ド機構（Ｓ）の固定レール（Ｓｌ）および可動レール（
Ｓ２）にて支持することにより車体の前後方向に移動調
節し得るように構成され、着座者の体型または好みに対
処できるようになっている。さらに、近年では、このス
ライド機構（Ｓ）に加えてシート全体を、シートの前後
方向に対してスイング動作し得るように構成することに
より、シート１を着座者の体型などに合せて調節し得る
ようにし、より自由度をもたせることも要求されるよう
になっている。すなわち、このようにシートをスイング
動作させるようにすると、着座者の好みに応じた着座姿
勢を得ることができ、安定感が得られ、疲労感をなくす
とともに運転者などにとっては操作性を向上させるうえ
で効果を発揮させることが可能となる。

ところで、このようなスイング機構は、第１図に示すよ
うに、床面側に設けられた」−向き湾曲状のガイドレー
ル４ａを有するガイド部材４と、その上部で摺動自在に
支持される弧状スライド体５とによって構成され、これ
によりシート全体が前後方向にスイング動作されるもの
である。そして、この種のスイング機構には、両部材間
を所望の位置でロック状ｙ魚とするロック機構が必要と
され、従来は、キアとこれに噛合するように伺勢された
爪とからなるラチェット機構を用いたロック構造が一般
に採用されている。しかしながら、このような構成では
、スイング操作時においてラチェットの噛合いによる異
音が生じるもので、操作性の面で好ましくないばかりで
なく、両者間でがた伺きも多く、また微調整も行なえな
いといった問題もあった。さらに、このような従来構造
では、その構成が複雑で、部品点数も多く、さらにその
回転調節操作がシート重量などの面から面倒でかつ大き
な操作力を必要とするといった問題を生じるばかりでな
く、特にこのシートを所望の調節位置で固定するうえで
段階的なロックしか行なえないため、適切かつ確実なロ
ックを行なえるとは言えないものであり、しかもその操
作が面倒であるといった欠点があった。

また、この種のスイング機構においては、シートとじて
の機能と安全性を確保するため、ある程度堅牢で着座者
による荷重に抗してそのロック状態を確実に維持し得る
ことが必要で、このような点をも考慮しなければならな
いものであるが、従来構成では一長一短であり、何らか
の対策を講しることが望まれている。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
遊星歯車機構を巧みに利用することにより、簡単な構成
でしかも全体の小型、軽量かつコンパクト化を達成し得
るにもかかわらず、シートを自由にしかも小さな操作力
をもって簡単かつ適切にスイング調節し、その所望の調
節位置で確実にロックすることが可能となる安価なロッ
ク機構を備えてなるスイングシート装置を提供するもの
である。

以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。

第２図ないし第４図は本発明に係るスイングシー（・装
置を車両用シートに適用した場合の一実施例を示すもの
であり、その要部とするロック機４１１へのみを示し、
前後スライド機構（Ｓ）等は省略している。

これらの図において、符号６は可動部として第１図に示
すごとくスイング動作し得るように支持されるシート本
体側のフレーム、７はその固定部としての車体床面（図
示せず）上に設けられたＬ字状のベースプレートで、本
発明を特徴づけるロック機構１０はこれら両部材６，７
間に介装されている。

すなわち、本発明によれば、上述したようにシー！・本
体を床面に対しスイング動作し得るように支持するスイ
ング機構を備えたシートにおいて、そのシー］・本体を
所望の調節位置でロック固定する手段としてのロック機
構ｌＯを、遊星歯車機構を巧みに利用して構成したとこ
ろに特徴を有している。

これを詳述すると、このロック機構１０は、第２図およ
び第３図に示すように、内、外歯部１１゜１２を有しか
つその外歯部１２が前記シート本体側すなわちフレーム
６に設けられた弧状ランク８のラック歯８ａに噛合する
環状歯車１３と、この環状歯車１３と同軸」二に並設さ
れるようにして前記床面側すなわちベースプレート７に
設けられかつその円形口周縁に内歯部１４を有する内歯
伺部材１５と、これら環状歯車１３および内歯付部材１
５の内歯部１１．１４にそれぞれ噛合する第１および第
２の歯部ＩＪ１７を有する複数の遊星歯車１８（１８Ａ
　、　１８Ｂ）と、これら遊星歯車１８のいずれか一方
の歯部（木実雄側では１７）に噛合するようにして前記
両部材１３゜１５と同軸上に配設され前記シートのスイ
ング調節操作に応じて回動される太陽歯車としての制御
歯車１８とによって構成されている。この制御歯車１９
は、前記ベースプレート７に回動自在に支持されその外
方端に操作つまみ２０をもつ操作軸２１上に固定され、
その操作量に応じて回転操作されるものである。

なお、図中２２は前記遊星歯車１８を構成する第１およ
び第２の歯部１Ｇ、１７を一体的に連結する角シヤフト
、２３はこれら遊星歯車１８をその回転個所で保持する
スタビライザである。また、本実施例によれば、′Ｍ星
歯車１８をｔ５１の歯部ｌＢを構成する遊星歯車群１８
＾と、第２の歯部１７を構成する遊星歯車群１８Ｂとに
よって形成した場合を示しているが、これに限定されず
、両歯部を一体構成としてもよいことは勿論である。

そして、このような構成によれば、制御歯車１８を操作
つまみ２０にて所望の方向に回転させると、これによっ
て各遊星歯車１８が回転し、その第１の歯部１６に噛合
する内歯部１１をもつ環状歯車１３が回転されてその外
ｍ部１２と噛合するラック８のラック歯８ａによりシー
ト本体（フレーム６）が所望の方向に自由にかつ無段階
でスイング動作されるものである。ここで、このシート
本体の床面に対する相対回動角度は、遊星歯車１８の第
１および第２の歯部１Ｂ、１７　、制御歯車１９、さら
に環状歯車１３の内、外歯部１１．１２などの歯数差に
よって決定されるもので、必要に応じて適宜決定すれば
よいものである。

また、制御歯車１８を停止させると、シート本体側に設
けたラック８と１１ｉ合している環状歯車１３は、その
内歯部１１．　＠星歯車１８の第１および第２の歯部１
Ｂ、１７を介して固定部側の内歯付部材１５の内歯部１
４に噛合して連結されることになり、その結果その位置
でロックされることになる。

そして、上述した回動操作は、遊星歯車機構による減速
作用により小さな操作力でよいものであり、また複数の
遊星歯車１８を噛合させていることから各部におけるが
た付きを必要最小限とすることも可能となる。さらに、
上述した構成によれば、各部の構成が簡単で、その製造
、組立が容易に行なえ、全体の薄型化をも図れるといっ
た利点もある。

なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造などを、必要に応じて適宜変形、変更する
ことは自由であり、たとえば各歯部の歯数や歯先円の大
きさ、さらに遊星歯車の数等を必要に応じて選択したり
、また制御歯車１９を遊星歯車１８の第１および第２の
歯部１Ｂ、１７のいずれか一方に１纏合させるようにし
てもよいものであり、また環状４＆＋　ｔｌｚ　１３の
外歯部１２をシート本体側の移動；戯に合せた分だけの
歯部を有するように形成してもよいことも明らかであろ
う。

さらに、上述したスイング機構に合せて、前後スライド
検線５ｖ畠≠示シ封噌鴇トを設け、これを介してシート
を車体床面」−にスライド自在に取付けるようにしても
よいことは勿論である。

また、本発明に係るスイングシートは、実施例における
車両用シートに限定されないことも勿論である。

以上説明したように、本発明に係るスイングシート装置
によれば、遊星歯車機構を巧みに利用してなるロック機
構を用いるようにしたので、簡単で部品点数が少なく、
小型、軽量かつコンパクトな構成にもかかわらず、シー
トを、小さな操作力による簡単な回動操作にて所望の方
向に無段階にスイング動作させて調節し、しかもその調
節位置でこのシートを、がた付きもない状態で簡単かつ
確実にロックすることができるものであり、また騒音な
どといった問題もなく、コスト的にも安価である等の種
々優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はスイングシート装置の概略福成を示す側面図、
第２図は本発明に係るスイングシート装置の一実施例を
示すロック機構部の要部分解斜視図、第３図は本発明を
特徴づけるロック機構を示す要部断面図、第４図はその
要部側面図である。図中、１・・拳スイングシート、２・・・シートクッシ
ョン、３・・・シートバック、４・Φ・ガイド部材、５
・争・弧状スライド体、６・・ｅフレーム、７　＠ｓ　
ｅベースプレート、８・・・ラック、８ａ・・拳ラック
歯、１０−−−ロック機構、１１・・・内歯部、１２・
・・外歯部、１３・・・環状歯車、１４φ・争内歯部、
１５・・・内歯付部材、１６．１７・・・第１および第
２の歯部、１８　（１８Ａ、１８Ｂ）・・・遊星歯車、
１９・・・制御歯車、　２ｏ・・・操作つまみ、２１・
・・操作軸。シ（，３１−二：

Claims

【特許請求の範囲】

シート本体がその前後方向に対してスイング動作し得る
ように支持されてなるスイングシート装置、ｙ、＋にお
いて、内、外歯部を有しかつその外歯部が前記シート本
体側に設けられたラックに噛合する環状歯車と、この環
状歯車と同軸上に並設されるようにしてシート固定部側
に設けられかつその円形１」周縁に内歯部を有する内歯
付部材と、これら環状歯車および内歯付部材の内歯部に
それぞれ１磯合する第１および第２の歯部を有する複数
の遊星歯車と、これら遊星歯車のいずれか一方の歯部に
噛合するようにして前記環状歯車と同軸上に配設され回
転調節操作に応じて回動される制御歯車とからなるロン
グ機構を備えていることを特徴とするスイングシート装
置。