JPS6019050B2 - 光学的再生装置 - Google Patents

光学的再生装置

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JPS6019050B2
JPS6019050B2 JP52015184A JP1518477A JPS6019050B2 JP S6019050 B2 JPS6019050 B2 JP S6019050B2 JP 52015184 A JP52015184 A JP 52015184A JP 1518477 A JP1518477 A JP 1518477A JP S6019050 B2 JPS6019050 B2 JP S6019050B2
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light beam
signal
recording medium
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condenser lens
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和夫 岡田
忠男 永井
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビデオディスク再生装置のような光学的再生装
置に関し、更に詳細には、信号が所定のトラック形態に
記録されている記録媒体に再生用光ビームがどのような
状態で投射されているかを再生用光ビームを使用して検
出することが出来る光学的再生装置に関する。
ビデオディスク再生装置のような光学的再生装置は、高
密度記録再生を行うためにレーザ光等の光ビームを記録
媒体上に築東させた状態で投射し、その反射光を利用し
て再生を行うように構成されている。
ところが、記録媒体(例えばディスク)を完全な平板に
形成することが不可能であるばかりではなく、記録媒体
の移動(例えば回転移動)によっても上下動を生じ、ビ
ームを記録媒体上に於いて集東状態に保つことは中々困
難である。そこで、一般的には光ビームの簾東に関係す
る記録媒体と光学装置(例えば対物レンズ)との間隔の
変化を光ビームの反射光の光路の変化によって検出し、
この検出信号で間隔が常に一定に保たれるように光学装
置又は記録媒体を制御する)第1図は従来の光学的再生
装置を原理的に示すものであって、1,1′は謙取用光
ビーム及びその反射光を示し、1で示す線と1′で示す
線との間が光ビームの光東となる。
2は凸レンズから成る集光レンズであって、その光軸3
が記録媒体4に直交するように配置されている。
Poは謙取用光ビームの点光源を示し、光軸3上にある
。1,1′で示す光ビームの中心と集光レンズ2の光軸
3とが一致しているので、記録媒体4が集光レンズ2に
対してイで示す位置にあるときに記録媒体表面で光ビー
ムが集東し、ビームスポットが最小になり、口及びハで
示す位置になるとビ−ムスポツトがイの位置のそれによ
り大になる。
従って、記録媒体4としンズ2との間隔をイの位置が得
られるように制御しなければならない。両者の間隔がど
のような状態にあるかは、光軸3に平行な間隔検出用光
ビーム5をレンズ2を介して記録媒体4に斜めに入射さ
せ、その反射光6又は7又は8を光検知器9で検出する
ことによって知る。光検知器9は光検知器9aと9bと
から成る2分割型光検知器であって、記録媒体4がィの
位置(合焦点位置)にあるときには検出用光ビーム5の
反射光6が光検知器9aと9bとの分割線上に入射し、
光検知器9aの出力と光検知器gbの出力とが等しくな
り、差動増幅器10の出力は零である。これに対して、
記録媒体4が口の位置(焦点から遠ざかる位薄)にある
ときには反射光7が光検知器9aと9bの分割線よりも
上に入射し、光検知器9aから9bよりも大きい出力が
得られる。また記録媒体4がハの位置(レンズに近づく
位置)にあるときには反射光8が光検知器9aと9bと
の分割線よりも下に入射し、光検知器gbから9aより
も大きい出力が得られる。これにより、記録媒体4の位
置に対応した信号を差動増幅器10から得ることが出来
る。差動増幅器10の出力は間隔0制御器11に付与さ
れ、例えばレンズ2に結合されたムービングコィルによ
って集光レンズ2が変位され、記録媒体4としンズ2と
の間隔が一定になるように即ち光ビーム1が記録媒体上
で収束するように制御される。タ ー方、従来の光学的
再生装置に於けるトラッキング制御は、第2図に示す如
くなされる。
即ち、情報信号がFM変調されて溝則ちビット12によ
って渦巻状トラック形態に記録された記録媒体4に、再
生用光ビーム1の他に2つのトラッキング用光ビーム1
3,14を投射し、その反射光を検出することによって
行われる。トラッキング用光ビーム13,14及び再生
用光ビーム1は所定の幾何学的位置関係を保って投射さ
れ、また再生用光ビ−ム1が正常の位置にあってもトラ
ツキング用光ビーム13,14がトラックの中心15に
一致せず、先行するトラッキング用光ビーム13がビッ
ト則ちトラックの下に偏よって位置し、後行するトラツ
キング用光ビーム14がビット即ちトラックの上に偏よ
って位置するように投射される。再生用光ビームー及び
トラツキング用光ビ−ム13,14が所望の位置に投射
されているか否かは、光ビーム13,14の反射光に基
づいて検出する。
もし、トラツキング用光ビーム13,14が正常な位置
に投射されていれば、ビット12上を同一条件で走査す
るので、反射出力は互いに等しく、これらの差動出力は
零である。しかし、第2図で上又は下に変位すれば、光
ビーム13,14のスポットのビット12にかかる量が
異なり、反射出力に差が生じ、正又は負の差動出力が発
生する。従って光ビーム13,14の反射光の差動出力
が零になるように制御すれば、再生用光ビーム1は所望
のトラック上を走査する。ところで、上述の如き光学的
再生装置では、再生用光ビーム、フオーカス制御用光ビ
ーム、及びトラッキング用光ビームの3種類の光ビーム
を投射しなければならないため、装置が複【雑且つ高価
になる。
そこで、本発明の目的は、再生用光ビームのみで該再生
用光ビームがどのような状態で投射されているかを検出
することが出来る光学的再生装置を提供することにある
上記目的を達成するための本発明は、その光軸が記録媒
体の記録面に対して直交する,ように配された集光レン
ズと、前記集光レンズで収数された状態で前記記録媒体
の記録面に投射される光ビームと、前記集光レンズをこ
の光軸に優斜交差する方向に一定の周期で振動させる集
光レンズ振動装置とを含み、集光レンズの煩斜振動によ
ってフオーカス状態検出とトラッキング状態検出との両
方を可能にしたことを特徴とする光学的再生装置に係わ
るものである。
本発明によれば、集光レンズの煩剣振動で、フオーカス
状態とトラッキング状態との両方の検出が出来るので、
装置の簡略化及び低コスト化が出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施例に付いて述べる。
第3図は本発明の実施例に係わるビデオディスク再生装
置を原理的に示すものである。この再生装置は、第2図
に示した様なディスク状記録媒体21をモー夕22で回
転させ、光ビーム23を記録媒体21の半径方向に徐々
に移動することによって渦巻状トラックに追従した光ビ
ーム走査をなし、記録媒体21に於ける記録に対応した
反射光を検出するように構成されている。記録媒体21
には、信号に対応して深さ量入(ここでMまし−ザ光の
波長)のビットが所定のトラック形態に形成されている
と共に、ビット形成面に反射面に形成され、ビットの有
無に対応した反射出力が得られる。記録媒体21には、
レーザ光源24から放射された光ビーム23が、凹レン
ズ25、ピ−ムスプリッタ26・量^板、反射ミラー:
28・トラッキング制御用回動ミラー29、及び集光レ
ンズ30を介して垂直に入射される。記録媒体21で反
射した光ビームは、集光レンズ30、回動ミラ−29・
反射ミラー28・享入板27・及びビームスブリツタ2
6を介してハーフミラー31に至り、このハーフミラー
31で分光されてその一部が光検知器32で検出され、
その残部がピンホール33を介して光検知器34で検出
される。光制.限板33aに形成されたピンホール33
の大きさは合篤点の時の光ビ−ムスポットの大きさに一
致している。一方の光検知器32で検出された出力は高
城通過フィル夕33を介して復調回路36に送られて復
調される。もう一方の光検知器34の出力段にはプリア
ンプ37を介してヱンベロープ検波回路38が設けられ
ている。この検波回路38はビットに応じて変化する高
周波成分を除去し、包絡線出力を発生する。ェンベロー
プ検波出力は帯域通過フィル夕39を介して位相検波器
40に送られる。41は発振器であって、数kHz〜1
0k世の正弦波信号を発生するものである。
集光レンズ30を変位させるためのムーピングコィル4
2がその出力段に結合されている駆動回路43は発振器
41の出力と位相検波器40の出力とを入力とし、これ
等の合成出力をムービングコイル42に付与するもので
ある。44は回動ミラー29の駆動装置である。
50は額斜駆動回路、51は懐斜駆動用ムービングコィ
ルである。
第4図は集光レンズ30の駆動機構を説明的に示すもの
であり、永久磁石45の中に配置されたムービングコィ
ル42に集光レンズ30が機械的に結合され、ムービン
グコィル42に駆動回路43から供給される電流に対応
してムービングコィル42及び集光レンズ30が鉛直方
向に変化するように構成されている。
本実施例に於いては発振器41の出力周波数に対応した
振導動周期で集光レンズ30が鉛直方向に振動すると共
に、振動の中心が位相検波器40の出力に対応して変化
する。第5図は回動ミラー29の駆動装置を説明的に示
すものであり、検流計の指針の代りに回動ミラー29が
取付けられた構成となっている。
磁界中に配された可動コイル46に正又は負の電流を供
給すると、コイル46と共にミラー29が時計方向又は
反時計方向に回動し、ミラー29で反射する光ビーム2
3の光路を変える。次に第6図〜第16図を参照して本
発明の極めて重要な部分に付いて述べる。
本発明に於いては、発振器41の周波数(例えば数kH
z〜10k世)に対応した振動周波数(周期)で集光レ
ンズ30を鉛直方向に振動する。今、集光レンズ30が
第6図の実線の位置にあるときに合鷺点であれば、収束
された光ビーム23のスポットは記録媒体21上で約1
仏◇となり、例えば第7図で実線で示すようにビット1
2上に投射される。これに対して、集光レンズ30が第
6図で鎖線で示す如く上又は下に移動すれば、合焦点と
ならないので、第7図で鎖線で示すようなスポットとな
る。従って集光レンズ30の振動と光ビーム23のスポ
ットの面積変化とは対応する。本実施例では振動による
スポットの面積変化をェネルギ変化に転換して検出して
いる。第3図に示す光ビーム制限板33aに穿たれたピ
ンホール33は合倉馬点の時の反射光ビーム23aの全
部を通過させ、焦点がずれてスポットが大きくなった時
には、合焦点スポット面積以上の部分を制限する。また
ピンホール33は記録媒体21で光ビーム23が収束し
た時の反射光ビーム23aが収束する位置に配されてい
る。従って集光レンズ30の振動による記録媒体21上
でのスポット面積の変化と、制限板33a上でのスポッ
ト面積の変化とは対応している。今、集光レンズ30を
振動していない状態で集光レンズ30と記録媒体21と
の間隔が合焦点となる間隔であるとすれば、反射光ビー
ム23aのすべてが第8図に示す如くピンホール33を
通過する。ところが、本発明では第9図Aに示す加振信
号即ち発振器41の出力に対応して集光レンズ30が上
下に振動されている。従ってピンホール33を通過する
光ビーム量は常に変化し、ビットに対応した高周波成分
無視すれば光検知器34の出力は第9図Bに示す如くと
なる。第9図に於いてし時点は正及び負に集光レンズが
変位されていない状態であり、今、集光レンズ30と記
録媒体21との間隔が最適状態(合焦点状態)であると
仮定しているので、この時点らではピンホール33で反
射光ビーム23aが収束し、ほぼ全部の反射光ビーム2
3aが光検知器34に入射され、第9図Bに示す如く最
大の出力が生じる。らから第9図Aに示す如く正の方向
に徐々に集光レンズ30を変位させれば、反射光ビーム
23aの焦点が第8図で右側に移動し、t,時点の最大
振幅点bで焦点位贋も最も右側の第8図のb点となる。
反射光ビーム23aの焦点がb点になるということは、
ピンホール33の位置に合焦V点スポット以上の大きさ
のスポットが形成されていることを意味する。ピンホー
ル33の大きさは前述の如く合焦点スポットの大きさに
一致しているので、焦点がb点に移動した時には反射光
ビ−ム23aの全部がピンホール33を通過することが
出来ず、反射光ビーム23aのェネルギの何パーセント
かは制限板33aで制限され残りの何パーセントかが、
ピンホール33を通過し、光検知器34で検出される。
従ってちでは第9図B‘こ示す如く光検知器34の出力
は最低である。集光レンズ3川ま正方向に最大に変位し
た後に負方向の最大振幅点aに向って変位する。この時
、らで0点を通過するので、反射光ビーム23aの焦点
位置がピンホール33に一致し、光検知器34の出力は
t2で最大となる。0点を通過してt3時点で集光レン
ズ30が負方向に最大に変位し、反射光ビーム23aの
焦点が第8図のa点となれば、b点と同様に反射光ビー
ム23aが最も制限されt光検知器34の出力はらで最
低となる。
この結果、周波数fの加振信号で集光レンズ30を振動
させれば、即ち集光レンズ30が振動周波数fで振動す
れば、光検知器34から周波数2fの成分が得られる。
尚、第9図、第11図、第13図及び第15図ではビッ
トに対応した高周波成分を無視して光検知出力を示して
いるが、実際にはビットに対応した高周波成分が含まれ
ているので、第3図で示すブリアンプ37の後段のェン
ベロープ検波回路38を通すことによって第9図、第1
1図、第13図及び第15図のBの信号を得る。今、説
明している第8図及び第9図の状態に於いては、ェンベ
ロープ検波回路38から第9図Bの2fの信号が周波数
fの帯域通過フィル夕39に入力されても周波数fの成
分がないので、このフィル夕39から出力が得られない
。従って位相検波器40の出力は零であり、駆動回路4
3は発振器41から付与される加振信号のみに基づいて
ムービングコイル42を振動する。換言すれば、集光レ
ンズ30と記録媒体21との間隔は最適状態であるので
、レンズを振動させても、その振動の中心を移動するよ
うな制御はなされない。第10図は集光レンズ30と記
録媒体21との間隔が最適な状態ではなくなり、振動中
心に於ける反射光ビーム23aの焦点がピンホール33
より左にずれた状態を示す。
今、第111図のり寿点の振動中心時に於いて焦点が第
10図の0点にあるとすれば、集光レンズ30が正の【
1点に向って振動するに従って、反射光ビーム23;a
の総点‘ま第10図のb点となり、t,時点で最大の検
出出力が得られる。t3で振動振幅の負の頂/点となれ
ば、焦点が第10図のa点となり、光検知出力は最小と
なる。従って、加振信号と同一周波数、同一位相の光検
知信号が得られる。第12図は振動中心に於ける反射光
ビーム23aの′焦点がピンホール33より右にずれた
状態を示す。
今、第13図のto又はt2に於ける振動中心時に焦点
が第12図の0点にあるとる「れば、t,に於ける振動
振幅の正の頂点で鷺部ま第12図のb点となり、光検知
出力は第13図Bに示す如く最小になる。一方、t3に
於ける振動振幅Fの負の頂点で焦点はピンホール33の
位置になり、光検知出力は最大となる。従って加振信号
と同一周波数ではあるが位相が180度異なる光検知信
号が得られる。第14図は集光レンズ30の振動によっ
て焦点が制限板33aの右にも左にも位置する場合を示
す。
この場合には第15図Aのような加振信号によって第1
5図Bのような光検知出力となる。即ち、ピンホール3
3を焦点が通過する毎に出力が最大となり、ちで焦点が
b点に位置すると浅い谷の最低出力となり、t3で焦点
がa点に位置すると深い谷の最低出力となる。第15図
B」の信号の周波数fの成分のみを考えれば、第11図
Bの信号と第13図Bの信号との中間の位相状態となる
。上述の第8図〜第15図から明らかなように、集光レ
ンズ30の振動中心位置と記録媒体21との間隔は、光
検知出力をェンベロープ検波し、更に周波数fの帯城通
過フィル夕39を通した信号の位相を知ることによって
検出することが出来る。即ちヱンベロープ検波回路38
と帯城通過フィル夕39とによって間隔情報に対応した
位相を有する鉛直方向振動関係信号を形成し、これを位
相検波器401こ入力させ、発振器41から得られる加
振信号と比較することによって間隔を知ることが出来る
。位相検波器40からは位相関係に対応した出力が発生
し、例えば、第9図Bに示す如く周波数fの成分が無い
場合には位相検波器40の出力は零であり、駆動回路4
3は加振信号のみをムービングコイル42に付与する。
また第11図Bに示す如く加振信号と同相の信号が得ら
れている場合、換言すれば振動の中心より位相が90度
進んだ点で最大の出力が得られる位相関係の場合には、
反射光ビーム23aの焦点が第10図で右側に移動する
ように即ち振動中心に於ける焦点がピンホール33に一
致するように集光レンズ30の振動中心を移動するため
の信号が位相検波器40から発生する。また第13図B
に示す如く加振信号と逆相の信号が得られている場合、
換言すれば振動の中心より位相が90度遅れた点で最大
の出力が得られる位相関係の場合には、反射光ビーム2
3aの焦点が第12図で左側に移動するように別ち振動
中心に於ける焦点がピンホール33に一致するように篤
光レンズ30の振動中心を移動するための信号が位相検
波器40から発生する。
即ち第13図Bの信号の場合は、第11図Bの信号の場
合と逆の極性の位相検波出力が発生し、これが駆動回路
43にて加振信号に重畳される。第16図は焦点ずれと
検波器40の出力との関係を示すものであり、焦点が正
方向にずれれば正の出力が発生し、負方向にずれれば負
の出力が発生する。駆動回路43では加振信号を直流バ
ィアスした状態の信号が形成され、ムービングコィル4
2に付与される。
集光レンズ30は直流バイアスレベルが振動の中心とな
るような振動をなす。尚、第3図には特別に図示されて
いないが、ェンベロープ検波回路38でェンベロープ検
波すると、合焦点からずれた位直に焦点が移動するに従
って検知信号の出力レベルが低下するので、これを補償
する回路が内蔵されている。
ところで、本発明に従う第3図の装置では、第17図に
示す如く、集光レンズ30がその光軸方向(鉛直方向)
に一定周期で、変位されるのみでなく、光軸交差方向(
水平方向)にも一定周期で変位される。
光軸交差方向の振動成分は、発振器41から得られる基
準信号を駆動回路50を介してムービングコィル51に
供給することにより得られる。集光レンズ30がその光
軸に額斜交差する方向に振動すれば光軸方向振動成分(
鉛直方向成分)と光軸交差方向振動成分(横方向成分)
とが得られる。そして、振動の鉛直方向成分に基づいて
第8図〜第16図に示す如くフオーカス状態が検出され
、これに基づきフオーカス制御される。振動の横方向成
分による記録媒体21上での光ビームスポットの変化は
、第17図及び第18図に示す如く生じる。
即ち実線で示す位置に集光レンズ30がある時には合焦
点であり、トラック即ちビット12の中心に一致してい
るとすれば、一点鎖線で示す左下方の位置にレンズがあ
る時には、光ビーム23は記録媒体21の左下に収束し
、結局第18図で一点鎖線で示す如く左側にスポットが
位置する。また二点鎖線で示す石上方の位置にレンズが
あるときには、光ビームは記録媒体21の石上に収束し
、結局第18図で二点鎖線で示す如く右側にスポットが
位置する。従って合篤位置を境にスポットの位鷹が左右
に振動し、且つ面積が両端で最大となる。記録媒体21
上でのスポットの面積の変化は、焦点検出のために利用
されるが、トラッキング制御のために利用されない。ト
ラッキング制御のためのビーム位置検出では、スポット
の位置のみに対応した信号を検出する。記録媒体21で
の反射で得られる反射光ビームは集光レンズ30、回動
ミラー29、反射ミラー28・畳入偏光板27・及びビ
ームスプリッタ26を経てハーフミラー31に至り、こ
こで分光されて反射光ビーム23bとなる。第2の光検
知器32は反射光ビーム23bの全ェネルギを検出され
るように構成されているので、記録媒体21のスポット
の面積によって検出出力は変化しない。しかし、スポッ
トとビット12との位置関係に対応して検出出力は変化
する。例えば、ビット12上にスポットが位置すると、
ビット内の反射光とビット外の反射光とが打消し合って
出力は最小となり、ビット12上にスポットが位置しな
い時には打消し合いがないので、光検知出力は最大とな
る。従って光検知器32からはビットの有無に対応した
信号が得られる。これと同時に、本実施例では光ビーム
のスポットがトラックに対して交差方向に発振器41の
加振信号の周波数(数k比〜10kHz)に一致した振
動周波数で振動され,るので、この周波数成分を有して
反射光ビーム23bの強さが変化する。即ち第18図の
実線の位置にスポットがある時には反射光ビーム23b
の強さは最小であるが、一点鎖線で示す位置に向うに従
って反射光の打消し合いが少なくなり、反射光ビーム2
3bは強くなる。また二点鎖線で示す位層にスポットが
移動する場合も同機に変化する。光検知器32の出力に
はビットに対応した高周波成分と振動に対応した成分と
の両方が含まれているので、再生出力を得るためには高
城通過フィル夕35を通してビットに対応した成分のみ
を検出し、復調回路36に加える。
また、ビーム位置の情報を得るためにはプリアンプ52
を介してェンベロープ検波回路53で包絡線検波を行っ
て、第9図B、第11図B、第13図B及び第15図B
に示すような出力を得る。即ち、横方向の振動の中心を
トラックの中心に一致しているときには第9図Bに示す
如く左右どちらかのビーム変位によっても同じ出力状態
となり、振動周波数fに対して周波数2fの出力が得ら
れる。また振動の中心がトラックの中心からはずれてい
れば、第15図Bに示す如く振動の周波数fと同じ周波
数fの成分を有する信号が得られる。また横方向の振動
がビットの一方の側へのみ行われているとすれば、第1
1図B又は第13図Bのような出力となる。そこで、帯
減速過フィル夕54により、周波数fの成分のみを検出
し、周波数fの成分の位相と横方向の如振信号の位相と
を比較すれば、即ち、位相検波器55にて帯城通過フィ
ル夕54の出力位相と発振器41の出力位相とを比較す
れば、横方向振動を中心のスポットの位置がトラック上
にあるか、又はトラックの左側にあるか、又はトラック
の右側にあるかを知ることが出来る。もし、光ビーム2
3がトラック上に理想的に投射されていれば、位相比較
器55の出力は零である。また横方向振動中心が第18
図でトラックの右側に偏っているとすれば、偏りに応じ
た例えば正の出力が発生し、また横方向振動の中心が第
18図でトラックの左側に偏っているとすれば、偏りに
応じた例えば負の出力が発生し、これが回動ミラー29
の駆動装置44に付与される。これにより、回動ミラー
29が時計方向または反時計方向に回敷して、光ビーム
23の振動の中心がトラックの中心に一致するように制
御される。上述から明らかなように、集光レンズを記録
媒体に対して鉛直方向成分と水平方向成分とを有するよ
うに斜めに振動することにより、フオーカス制御のため
の焦v点位置検出とトラツキング制御のためのビーム位
置検出とを1つの再生用光ビーム23によって行うこと
が出来る。
従って装置を簡略化することが出来る。以上本発明の実
施例に付いて述べたが、本発明は上述の実施例に限定さ
れるものではなく、更に変形可能なものである。
例えば、集光レンズ30を振動することによって得られ
る検出信号の位相の変化を別の方式によって検出して、
篤真状態を検知してもよい。また光検知器34の出力段
に出力分岐回路を設け、ここに高域通過フィル夕を接続
して記録信号に対応した再生出力を得てもよい。またこ
の実施例では集光レンズ30の移動によって収束状態を
制御しているが、篤三光レンズ30を含む光学装置を変
位させて収束状態を制御してもよいし、記録媒体21を
変位することによって制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の集光レンズと記録媒体との間隔検出装置
を示す光路図〜第2図は従来のビーム位置検出方法に於
けるビットと光ビームとの関係を示す平面図、第3図は
本発明の実施例を示す再生装置のブロック図、第4図は
集光レンズの移動機構を示す断面図、第5図は回鰯ミラ
ーの回動機機を説明的に示す斜視図「第6図は集光レン
ズの振動を説明的に示す正面図、第7図は集光レンズの
振動によるスポットの変化を示す平面図、第8図はピン
ホールと焦点移動範囲との関係を示す光路図、第9図は
第8図の状態に於ける加振信号と光検知出力(ェンベロ
ープ検波出力)との関係を説明的に示す波形図、第山0
図はピンホールと焦点移動範囲との関係を示す光略図、
第11図は第10図の状態に於ける加振信号と光検知出
力(ェンベロープ検波出力)との関係を説明的に示す波
形図、第12図はピンホールと篤V点移動範囲との関係
を示す光路図、第13図は第12図の状態に於ける加振
信号と光検知出力(ェンベロープ検波出力)との関係を
説明的に示す波形図、第14図はピンポールと焦点移動
範囲との関係を示す光路図、第15図は第14図の状態
に於ける加振信号と光検知出力(ェンベロープ検波出力
)との関係を説明的に示す波形図、第16図に位相検波
器出力と焦点ずれとの関係を示す特性図、第17図は第
3図の集光レンズの振動を説明するための正面図、第1
8図はビットとスポットとの関係を示す平面図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、21は記録媒体
、23は光ビーム、23a,23bは反射光ビーム、2
9は回動ミラー、39は集光レンズ、32は光検知器、
33はピンホール、33aは制限板、34は光検知器、
35は高城通過フィル夕、38はェンベロープ検波回路
、39は帯城通過フィル夕、40は位相検波器、41は
発振器、42はムービングコィル、43,44は駆動回
路である。第1図 第4図 第5図 第9図 第2図 第3図 第6図 第7図 第8図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 その光軸が記録媒体の記録面に対して直交するよう
    に配された集光レンズと、前記集光レンズで収斂された
    状態で前記記録媒体の記録面に投射される光ビームと、
    前記集光レンズをこの光軸に対して傾斜交差する方向に
    一定周期で振動させる集光レンズ振動装置と、前記記録
    媒体の記録面での前記光ビームの反射によつて得られる
    反射光ビームに含まれている前記記録媒体に於ける記録
    信号の有無に対応した信号成分を検出する記録信号検出
    装置と、光学的細隙を有して前記反射光ビームの通過を
    制限する制御装置と、前記細隙を通過した前記反射光ビ
    ームを検知する第1の光検知器と、前記第1の光検知器
    の出力信号から前記集光レンズの光軸方向振動成分に基
    づいて発生した周波数成分を有する光軸方向振動成分関
    係信号を検出する光軸方向振動成分関係信号検出回路と
    、前記光軸方向振動成分関係信号検出回路から得られる
    前記光軸方向振動成分関係信号の位相と前記一定周期に
    対応した基準信号の位相とを比較してフオーカス状態検
    出信号を得、このフオーカス状態検出信号に基づいて前
    記集光レンズと前記記録媒体との間隔を最適間隔になる
    ように前記集光レンズ振動装置を制御するフオーカス状
    態検出回路と、前記反射光ビームを前記細隙を介さない
    で検出する第2の光検知器と、前記第2の光検知器の出
    力信号から、前記光ビームの記録トラツク交差方向振動
    成分に基づいて発生した周波数成分を有する信号を検出
    するトラツク交差方向振動成分関係信号検出回路と、前
    記トラツク交差方向振動成分関係信号検出回路から得ら
    れる信号の位相と前記基準信号の位相とを比較して前記
    光ビームと前記記録トラツクとの位置関係の情報を含ん
    だトラツキング状態検出信号を得るトラツキング状態検
    出回路と、前記トラツキング状態検出信号に基づいて前
    記光ビームの位置を前記記録トラツクに対して最適位置
    になるように制御する光ビーム位置制御装置とを具備し
    た光学的再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612671U (ja) * 1984-06-12 1986-01-09 ミノルタ株式会社 定着装置
JPS62209577A (ja) * 1986-03-11 1987-09-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 定着装置
JPH0524931Y2 (ja) * 1985-07-08 1993-06-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS612671U (ja) * 1984-06-12 1986-01-09 ミノルタ株式会社 定着装置
JPH0524931Y2 (ja) * 1985-07-08 1993-06-24
JPS62209577A (ja) * 1986-03-11 1987-09-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 定着装置

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