JPS60184422A - 溶接用ワイヤのキヤスト形成方法 - Google Patents

溶接用ワイヤのキヤスト形成方法

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JPS60184422A
JPS60184422A JP3956884A JP3956884A JPS60184422A JP S60184422 A JPS60184422 A JP S60184422A JP 3956884 A JP3956884 A JP 3956884A JP 3956884 A JP3956884 A JP 3956884A JP S60184422 A JPS60184422 A JP S60184422A
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JP
Japan
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cast
wire
roller
diameter
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP3956884A
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English (en)
Inventor
Yasuo Araike
荒池 靖夫
Shunichi Matsumoto
俊一 松本
Kazuaki Bandou
坂東 数昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60184422A publication Critical patent/JPS60184422A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶接用ワイヤに任意径のキャストを与えながら
スプール等に巻取るキャスト形成方法に関し、詳細には
巻取終期において小径の第1キヤストローラに供給され
る溶接用ワイヤの入線方向調節して溶接ワイヤ径に応じ
た所望のキャス、トを形成して巻取る方法に関するもの
である。
自動乃至半自動溶接に用いる長尺の溶接用ワイヤは、1
0〜20kgまたはそれ以上の単位でスプールに巻取っ
て提供されており、その巻姿は例えば第1図に示す一部
切除側面図に表わされる如く、スプール2の巻胴周面3
aから巻層の最外周面3bへ向けて1層ずつ順序よく巻
取られたものである。ところで溶接用ワイヤを個々のス
プールに巻取る場合、溶接時における巻戻し段階で溶接
用ワイヤがスプリングバックして溶接ワイヤ同士のから
みによる溶接ワイヤ送給性の低下を防止するために十分
な張力を付与し、かつ比較的ゆるやかな曲げ歪み(キャ
スト)を付与しながら巻取ることが行なわれている。さ
らにまた、この巻取りの終了時において溶接ワイヤが切
断されると溶接ワイヤに掛けられていたテンションが解
除されて溶接ワイヤの弾性によって最終層が巻きほぐれ
ることになり、次工程における包装作業等に支障を防止
するために、溶接ワイヤの終端部における数巻乃至士数
巻を巻取るに際しては前述するキャスト径よりも小さめ
のキャスト径を与えることによって溶接ワイヤを巻き締
める様に、即ち換言すれば溶接ワイヤ自身の変形(キャ
スト)によって最外周面へ抱き付かせる様にすることが
必要となる。これを溶接ワイヤの巻取り技術から見れば
、巻取り過程において溶接ワイヤに異った径のキャスト
を付与することを意味するもので、本出願人はこの様な
観点から[ワイヤの巻取り方法」と[2て特開昭58−
50123号を提案した。
即ち、前記ワイヤの巻取り方法の従来法を示す第2図お
よび第3図に準拠して説明すると、直径の異なる2つの
ローラを用い所望のキャスト径に応じてワイヤの走行経
路言いかえれば、ワイヤの巻回順序を変更することによ
って大小2様のキャスト径をワイヤに付与せんとするも
のである。即ち、通常も巻取り時においてはワイヤlを
ワイヤ供給位置から比較的大径の第2キャストローラ5
の周面に沿って反転せしめた後スプール側へ送出し、こ
の第2キヤストローラ5によって比較的大きな径のキャ
ストを付与せしめると共にワイヤに張力を作用させつつ
巻取りを行ない、また巻取り終期にいたると第2キヤス
トローラの側方に待機せしめた第2キヤストローラより
も小径の第1キヤストローラ6を第3図の1点鎖線矢印
の方向、即ちスプール側へ移動せしめ、ワイヤを一1第
1ギヤストローラ6に周回せしめたのち第2キヤストロ
ーラ5に巻回し、第1キヤストローラ6によって小径の
キャストを形成せしめるようにしたものである。この様
なワイヤに対するキャスト成形方法によれば、第2キヤ
ストローラ5および第1ギヤストローラ6の径によって
定まる2種のキャストが形成されるのみであって、例え
ば前述のワイヤ終端部における巻きほぐれを確実に防止
するためには、ワイヤ径に対応したキャスト径を付与し
なければならないがこのためには従来第2キヤストロー
ラ、第1キヤストローラのそれぞれを要求キャスト径を
付与せしめ得る径のキャストローラに変更しなければな
らなかった。例えば、ワイヤ径が大きくなると所要のキ
ャストを付与するためにはギヤストローラ径を小さくし
なければならないが、ギヤストローラ径を小さくするこ
とは巻取り時にワイヤの腰折れ状態(曲がり)を招き、
円滑な巻取り作業を阻害するのみならず、製品に曲がり
を生ずるために使用時においてスムーズな引き出しを困
難ならしめ、また溶接機におけるチップの送給抵抗を生
じ、ビードに蛇行を生ずる等溶接作業性を阻害し、各種
寸法の第2キャストローラ及び第1キヤストローラを準
備する必要があり、その交換に労力を要するのみならず
その管理に繁雑さをもたらすことになる。
本発明者等は、溶接ワイヤの巻取り時における溶接ワイ
ヤの塑性変形メカニズムをさらに追求し、その結果極め
て簡便な手段により効果的に任意のキャストを形成せし
める新規な技術的手段を提供しようとするものである。
即ち上記目的を達成し得た本発明の構成とは、溶接用ワ
イヤを小径の第1キヤストローラに供給しその周方向に
沿わせる様に一定長さ走行させてキャストを与えつつ方
向転換させた後、更に大径の第2キヤストローラに供給
してその周方向に沿わせつつ再び方向転換させ巻付装置
方向へ供給するに当たり、前記第1キヤストローラへの
溶接用ワイヤの入線方向を調節して任意径のキャストを
午えることを要旨とするものである。
以下図面に基づいて本発明の構成及び作用効果を具体的
に説明するが、下記実施例は一具体例に過ぎず、前・後
記の趣旨に従って本発明の設計を変更することはいずれ
も本発明の技術的範囲に含まれる。
第4,5図は本発明に係る巻取終期における溶接用ワイ
ヤのキャスト成形方法を説明するもので、5は固定位置
で回転する第2キヤストローラ、6は従来例と同じく旋
回変位可能に構成された第1キヤストローラを示してい
る。7aは第1キヤストローラ6を中心として旋回変位
可使に設けられたワイヤ供給点を示す。ワイヤ供給点7
aは第5図に示す様に供給点7a(1から7anまで連
続的又は段階的に変位可能であるが、第4図には実際の
巻取りに当たって必要とされるキャスト径を得るために
選択された供給点7al、7a及び7a2を記載してい
る。第1キヤストローラ6をスプール側に移動せしめた
場合、ワイヤlは供給点7aから第1キヤストローラ6
に供給され強い張力下に第1キヤストローラ6の周面に
沿って且つその周面と一定長(8a)に亘って接触され
ることによって一定のキャスト径を与えつつ方向転換し
、次に第1キヤストローラ6よりも大径の第2キヤスト
ローラ5に供給され、その面に沿わせて反転させること
によって更に方向転換を受けスプール2gJ1へ送り出
される様に構成されている。いま第4図のように第1キ
ヤストローラ6をスプール側に移動せしめて、ワイヤl
をまず第1キヤストローラ6に巻掛け、次いで第2キヤ
ストローラ5に巻回させて張力を付午しつつ巻取る場合
に、ワイヤの塑性変形はワイヤの降伏応力を(feとし
、ワイヤの曲げ半径をρ、ワイヤ径をT、ワイヤのヤン
グ率をE、ワイヤに作用する張力をtfとするときこれ
らの間に下記(1)弐T σ8≦2. 十 t(・・・・・(1)で示す関係が生
じたときにはワイヤに塑性変形が与えられる。換言すれ
ばワイヤに付与されるキャスト径は一義的にはワイヤの
曲げ半径ρ、即ちギヤストローラ径によって付与される
ワイヤの曲げ半径(キャスト径)によって支配されるこ
とになる。従ってワイヤ特にワイヤの巻取終端部に所要
のキャスト径を付与するためには、ワイヤ径に対応して
前記(1)式の右辺第1項における分母の成分、即ちキ
ャストローラ径を変更すれば良いわけであるがキャスト
ローラの小径化には前述の様に繁雑さを伴なうのみなら
ず、大径のワイヤに対しては限界を生ずることになる。
一方、このキャスト成形時におけるワイヤの曲げ半径と
ギヤストローラ径との関係につきさらに検討を加えると
、キャストローラに巻きついたワイヤのキャスト径はギ
ヤストローラ径とl=1に対応しておらず1通常キャス
トローラ径の数倍の大きさを有するものでありワイヤは
見かけ上ギヤストローラ径に湾曲されているに過ぎず、
このキャスト径を如何にして小さくするかが問題であり
、換言すればワイヤの見かけ上の湾曲を如何に脱却して
真に必要な湾曲径をH4するかが課題となる。この様な
課題に対する回答の一つが本発明であって、令弟1ギヤ
ストローラ6から第2ギヤストローラ5へ供給されるワ
イヤと供給点7aから第1キヤストローラ6に供給され
るワイヤとのなす角θを入線角と定義するとワイヤlが
第1キヤストローラ6に□巻きつくときに第1キヤスト
ローラ6との接触範囲を大きくし、かつ第1ギヤストロ
ーラ6に対する湾曲を大きくすること、換言すれば、第
1キヤストローラ6に対するワイヤの入線角を調整する
ことによって第1ギヤストローラ6に巻きついたワイヤ
の真の曲げ半径が小さくなり、結果としてワイヤにより
小さなキャスト径を付午し得ることを見出したのである
。即ち、第1キヤストローラ6に対するワイヤlの入線
角を変化せしめたとき、ワイヤlに付午される曲げ半径
がどの様に変化するかを、キャストローラ径とワイヤの
曲げ半径さらには入線角との関係において定義すること
は困難なものであるが、前述するように第1キヤストロ
ーラ6に対するワイヤ1の入線角を変化させることによ
って、ワイヤ1がMlキャストローラ6になじみやすく
、即ち、ワイヤ1の曲げ半径が第1ギヤストローラ径に
近づくことになり、この結果、(1)式における曲げ半
径ρが小さくなるものと推定される。また、このとき、
第1キヤストローラ6により付与されたワイヤのキャス
トは次のワイヤが第2キヤストローラ5に巻回すること
によって復元力を受けるこのと考えられるが、第1キヤ
ストローラ6による変形(キャスト径)は第2キヤスト
ローラ径よりも大きいため、さらに、図からも判るよう
にワイヤの第2キヤストローラ5に対する入線角が変り
、前述するとは逆に第2キヤストローラ5による曲げ半
径が大きくなることとあいまって、第2キヤストローラ
5による復元は無視しうると推定される。
今仮に第4図の供給点7aの位置を第5図の様に第1ギ
ヤストローラ6を中心とする円周」二に沿って7aoか
ら7anまで旋回変位したとする。供給点7a□は、入
線角が00になる様に選択された第1キヤストローラ6
の接線延長−ヒの点である。又7a、は第1キャストロ
ーラ6から第2ギヤストローラ5にむかって走行するワ
イヤ1の軌跡文と平行な接線−Lの点とする。該供給点
7a、)、7aoの中間点として第1キヤストローラ6
を中心とする同一円周Fに供給点7al及び7a2を想
定すると、入線角は供給点7aoから軌跡見に向うとき
が明らかに一番大きくワイヤ供給点を中1111点に沿
って7al、7a2と変更していくに従って前記入線角
は次第に小さくなり供給点7aoに至ると一番小さくな
る。又第1キヤストローラ6との接触長8aは供給点7
a(1から供給したときが最も小さく供給点を中間点7
az及び7a2と移動させていくにつれて夫々の接触長
さは8a1,8a2と次第に大きくなり供給点7anに
至って最も大きくなる。入線角θが小さいほど第1ギヤ
ストローラ6との接触長さ8aが大きくなることになり
、ワイヤlと第1キヤストローラ6との接触時になじみ
性が大きくなり塑性変形を助長せしめて強い巻きぐせを
与え得ることが理解される。即ちワイヤの入線方向を変
更することによってキャスト径の変更されることが理解
できる。太いワイヤに対しては入線角θを小さめにして
塑性変形を助長させて強い巻きぐせを与え、逆に細いワ
イヤに対しては入線角θをやや大きめにしても強い巻き
ぐせを与え得るし、入線角θを調整することによってワ
イヤに必要なキャスト径を与えることができることとな
った。スプール巻層の最外周面の巻き終り端に小径キャ
ストを与えるに際しては、ワイヤlの供給点として例え
ば入線角θの小さい位置7a2を選んで供給する。この
位置では第1キヤストローラ6上におけるワイヤlの接
触長さ8a2も大きいから相当大きい曲りぐせ、即ち小
キャスト径が与えられる。
そして第1キヤストローラ6を通過したワイヤlはその
キャスト径を内在したままでスプール2の最表層部へ送
給される。
ちなみに0.+1 tm■φ乃至1.6膳膳φのワイヤ
に要求されるキャスト径について、従来法および本発明
方法によって得られるキャスト径を比較すると第1 1表の様になる。尚表中要求キャスト径とはスプール巻
取り後解きほぐれのない状態のキャスト径を実験的にめ
たものである。又本発明方法において用いた第1キヤス
トローラ径は40■、第2キヤストローラ径は70mm
とし、入線角をθを85〜65″の範囲で調整したもの
である。
2 第1表から明らかなように、従来方法によるとワイヤ終
端部に所要のキャスト径を付与することが困難であり、
ワイヤ終端部の解きほぐれの危険性を有するものであっ
たが、本発明方法によればキャストローラに対するワイ
ヤの入線角を調整することによって小キャスト径が得ら
れて、ワイヤ終端部□は巻取られたワイヤ外周面にしっ
かりと抱きつくようになり、解きほぐれの恐れはない。
また夫々単一のローラ、即ち第2キヤストローラならび
に第1キヤストローラによりキャスト径を種々に調整し
得ることになり、操業−ヒローラ管理・保守の手間を省
き得ることが理解yれる。
第6図は他の実施例を示す図で、第1キヤストローラ6
を第4,5図の第1キヤスI・ローラ6の様に連続的に
変位せずに固定位置、換言すれば段階的(ステップ的)
に移動できる様に構成しており、第1ギヤストローラ6
をこれらの各位置においてワイヤ径に対応させて各巻層
部や巻き終り端部にそれぞれ最適のキャスト半径を与え
る様にしたもので、例えば同じキャスト径を与える場合
であっても大径のワイヤについては供給点7b3からワ
イヤを供給し、中間径のワイヤについては供給点7b2
からワイヤを供給し、細物のワイヤについては供給点7
b1から供給する様に予めキャストローラに対するワイ
ヤの入線角を設定する様に構成したものである。
この様に本発明は小キャスト径及び大キャスト径の形成
を第1キヤストローラへの溶接ワイヤの入線方向を調整
して変更し得る様に構成したから、大きいキャスト径か
ら相当に小さいキャスト径の範囲に亘って自由なキャス
ト径を与えることが可能となった。従ってワイヤ径に応
じて最適のキャストを与え、巻取り終了時にワイヤに付
加されている張力が解除されたときスプリングバック等
の現象によるワイヤ終端部の解きほぐれを無くすことが
でき、巻取終了時の解きほぐれを防止することによる次
工程の乱れをも回避し得るものである。さらに要求キャ
スト径に対応する大きさの径のキャストローラの準備を
不要とし、保守を容易にする等の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はスプールに巻取られたワイヤを示す一部切除側
面図、第2,3図は従来のキャストローラにおけるワイ
ヤ走行状況を示す説明図、第4゜5図は本発明に係るワ
イヤ走行状況を示す説明図、第6図は他の実施例を示す
説明図である。 l・・・ワイヤ 2・・・スプール 3・・・巻胴 5・・・第2キヤストローラ6・・・第
1ギヤストロ−ラ フ・・・ワイヤ供給点 出願人 株式会社 神戸製鋼所 7 手続補正書(自船 昭和58年7月18日 1、事件の表示 昭和59年特許願第39568号 2、発明の名称 溶接用ワイヤのキャスト形成方法 3、補正をする者 □ 事件との関係 特許出願人 神戸市中央区脇浜町−丁目3番18号 (119)株式会社 神戸製鋼所 代表者 牧 冬 彦 4、代理人〒530 大阪市北区堂島2丁目3番7号 シンコービル 明細書の「発明の詳細な説明」の欄及び図面8、補正の
内容 (1)明細書の所定箇所を別紙正誤表の通り訂正します
。 (2)別紙朱書の通り第5図の符号「7a」を「7an
」に訂正します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶接用ワイヤを小径の第1キヤストローラに供給しその
    周方向に沿わせる様に一定長さ走行させてキャストを与
    えつつ方向転換させた後、更に大径の第2キヤストロー
    ラに供給してその周方向に沿わせつつ再び方向転換させ
    巻付装置方向へ供給するに当たり、前記第1ギヤストロ
    ーラへの溶接用ワイヤの入線方向を調節して任意径のキ
    ャストを与えることを特徴とする溶接用ワイヤのキャス
    ト形成方法。
JP3956884A 1984-02-29 1984-02-29 溶接用ワイヤのキヤスト形成方法 Pending JPS60184422A (ja)

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