JPS6018414B2 - ガス炊飯器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス炊飯器に関するものであり、炊飯中にある
一定温度に炊飯温度が達したとき、強火から弱火に変え
、そのまま炊飯を続け炊飯温度が規定の温度に達したと
き、ガス弁を止めておいしい飯を炊く炊飯器において、
ガス量の規定を容易にし、ガス種変更においても容易に
取替え作業ができるようにした器具の提供を目的とする
ものである。

以下、本発明をその一実施例を示す添付図面をもとに説
明する。

サーモスイッチーには、低キューリポィントの第１のフ
ェライト２と、それに対応する第１のマグネット３、高
キューリポィントの第２のフェライト４とそれに対応す
る第２のマグネット５があり、釜７の熱をサーモコンタ
クト６に受け、その熱を各フェライト２，４に伝える。
マグネット３，５には共にマグネットロット８，９を有
し、レバー１０，１１は操作ボタン１２，１３を押し下
げると、マグネット５のようにフェライト４に吸着する
と共に弁１４，１５を押．し上げ開となりガスはメイン
バーナ１６と点火バーナ１７へ流れる。このとき点火装
置（図示せず）により点火バーナ１７に点火され続けて
メインバーナ１６へ着火される。操作ボタン１８は保温
用弁１９を作動するもので、操作ボタン１８を押し下げ
られると保温用弁１９は開き保温バーナ２０‘こ着火さ
れる。２１は器具栓を示す。

この各弁１４，１５、保温弁１９の詳細図は第２図、第
３図に示す。各弁は弁ケース２２内で分割され、弁軸に
は伸縮の凸状パッキン２３，２３′，２３″が取付けら
れ、外側をパッキン板え板２４で押えビス２５で弁ケー
ス２２に固定されガスが漏れないようになっている。弁
へッド２６，２６′，２７側にはスプリング２８，２９
があり、弁１４のスプリング２８は弁へッド２７の穴３
０１こ入り弁へッド２７の壁３１で外れないようになっ
ているとともに弁へッド２７中のガス量規制板３２とそ
の下の規制板パッキン３３を押しガス量規制板の孔Ａ以
外からのガス漏れを防止している。弁１４は弁へッド２
７から軸は中空３４になっており、弁軸の横孔３５に通
じている。前述のガス量規制板３２は第４図同孔Ａの大
きさで弱火のときガス量を規制する。又弁１４は弁１５
より上流側に設けられており、またそれぞれ弁１４、弁
１５、保温弁１９は○リング３６，３７，３７′により
弁ケースの各ガス通路弁座３８，３９，３９′をシール
する役目をする。前述のスプリング２８はこのガス通路
弁座３８のシール押へ力をも果している。弁ケース２２
の上面は弁１４，１５，１９を閉じるスプリング２８，
２９を圧縮する役目と共にゴムパッキン４０を介し押え
板４１でガス漏れを防止する。

尚、押え板４１は弁へッド２７に対応する部分はスプリ
ング２８及びガス量規制板３２を取外し取付けできる大
きさの穴４２を有し、ゴムパッキン４３を介し、ガス量
規制板取替え蓋４４がネジ４５で押え板４１にガス漏れ
がないよう固定される。ガスは弁ケースの入口４６から
入り、各弁１４，１５、保温弁１９が関となると、メイ
ンガスは通路４７より弁１４と一部は弁へッド２７内の
ガス量規制板の孔Ａを通り弁軸の中空３４を通り、ガス
通路４８を経て更に弁１５を通り通路４６からメインバ
ーナノズル５０を経て〆インバーナ１６と点火ノズル５
１を経て点火バーナ１７へガスは流れる。

保温弁１９を通ったガスは保温ノズル５２を経て保温バ
ーナ２０へ流れる。

今、低キューリポイントのフェライト２がキューリポィ
ントに達すると、マグネット３の吸着が離れてレバー１
０は下り、弁１４は閉じる。メインガスバーナ１６及び
点火バーナ１７へのガスは弁１４のガス量規制板孔Ａよ
り弁中空３４を経て弁軸横穴３５へガスは流れる。この
ときガス量規制板孔Ａはメインバーナ１６及び点火バー
ナ１７のノズル蚤面積の合計より４・さく押えられてい
る。例えば２′３とか１／２のカロリーに規定されてい
ると、炊飯のはじめは強火で加熱し、炊飯釜底が１００
ｏｏになり、米が１００ｏｏで沸騰を続け、次第に炊飯
中の水分が一部蒸発し約６０％の水が米に吸収され、米
の８澱紛がＱ化されて行く。例えば釜７内の余分な水分
が蒸発し釜底が１０３〜１０５ｑｏに達したとき、フェ
ライト２が透磁性を失いマグネット３が離脱し、弁１４
が閉じ、前述の強火の２／３や１／２のカロリーとなり
、加熱炊飯が続けられる。やがて釜７底に余分の水分が
なくなり約１５０００に達すると、今度はフェライト４
が透磁性を失い、マグネット５が離脱し、弁１５を閉じ
、メインバーナ１６、点火バーナ１７の全ガスを止め主
加熱は停止し、むらし及び保温の作業となる。むらし１
０〜１５分以後適時保温ッマミ１８を引上げると保温弁
１９は閉じ、全ガスは止まる。これで炊飯の完了となる
。以上の動作の中で弱火規制用のガス量規制板３２は中
央にその炊飯器に適合しているガス量規制板の孔Ａを有
する、その孔の大きさはガス種に合せＬＰＧ，ＬＮＧ、
一般都市ガス等により異なる小孔Ａが明けられている。

この孔Ａはガス量を規制するのでガス量規制板３２と弁
１４の穴３０のシール部はパッキン３３でガス漏れが起
らない考慮されているが弁１４とガス通路弁座３８との
シールは○リング３６でなされるが、両者のシール用圧
力は同一スプリング２９で行われている。従って複数の
スプリングを使用せず構造も簡単である外、弁へッド２
７にはスプリング２９の受壁３１で常に定位贋にスプリ
ング２９を置いて圧縮することができ、片寄りがないの
でガス漏れの心配がない。又、ガス量規制板３２は製品
を細立てた状態においての上部のガス量規制板取替え蓋
４４を取外すことにより、容易に取替えができるのでガ
ス種転換サ−ビスは大変便利である。又ガス量規制は弁
１４の中に規制板３２一ケを入れることができるので、
弁ケースに別のガス通路を設けることもなく、又他オリ
フイス道路も不要で生産コストが安く、かつ品質的に確
実なよう配慮されている。

又、メインガスを止めるガス弁１５は上流側にて一旦流
量を落しているため、小型のもので尚ガス圧力も下って
いるので閉圧は弱いスプリングでよい効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるガス炊飯器の構成説
明図、第２図は同ガス炊飯器の弁機構上面図、第３図は
同弁機構側面断面図、第４図はガス量規制板の斜視図で
ある。 １……サーモスイツチ、２，４……フエライト、３，５
……マグネット、１６……メインバーナ、１７・・・・
・・点火バーナ、１９・・・・・・保温弁。 第１図第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ キユーリポイントの異なるフエライトとそれに対応
   するマグネツトよりなるサーモスイツチと、前記各マグ
   ネツトに対応したレバーと、そのレバーより作動させら
   れるガス弁とを有し、低キユーリポイントに対応するガ
   ス弁を高キユーリポイントの対応するガス弁より上流側
   に位置させるとともに、前記低キユーリポイントのフエ
   ライトに対応するガス弁には低キユーリポイントのフエ
   ライトがキユーリポイントに達し、マグネツトが離脱し
   、その弁が閉の形状に戻つても、同一弁中に規定のガス
   量が高キユーリポイントに対応するガス弁に流出する流
   出孔及びガス量規制板を具備し、かつガス量規制板とガ
   ス弁、ガス弁とガス弁座とを同一スプリングで閉形状に
   することを特徴とするガス炊飯器。 ２ 低キユーリポイントに対応するガス弁の頭部に弁閉
   形状にするスプリングの外径より大きい外壁を有し、そ
   の下にガス量規制板及びシール用ゴムパツキンを有し、
   且つ弁軸に設けた流通孔とからなる特許請求の範囲第１
   項記載のガス炊飯器。 ３ ガス弁ケースの弁ヘツド側の押え板上にガス量規制
   板を取入取出しできるガス量規制板取替蓋を有する特許
   請求の範囲第２項記載のガス炊飯器。