JPS60183484A - ダムウエ−タ−の扉体開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、各種の昇降搬送機のうち、ダムウェータ−
の扉体開閉装置に関する。

タムウェータ−とは、一般的に５００　Ｋｇ未満の荷物
を垂直方向の搬送路に沿って建物の上下階に運搬する荷
物専用の搬送機であって、建築基準法によれば、荷物カ
ゴの床面積が１＃／以下で高さが１．２ｍ以下と定めら
れ、レストランや旅館、学校、工場、銀行など多方面に
設置されており、各階高入口の袖壁に設けた押釦スイッ
チを操作することにより階上の電動巻上機を作動し、カ
ゴを吊下げているワイヤーを巻上げ巻下ろしする動作に
よってカゴを上下に移動させ、荷物を積込んだカゴは躯
体（昇降路）のレールに案内され、ワイヤーの他端に吊
下げ九重錘と平衡を保ちつ＼垂直方向に昇降するように
構成されているのが普通である。

けれども、現在のダムウェータ−は、各階の出入口扉の
開閉が手動で行なわれており、荷物カゴの開口部には扉
が付いていないことが多く、そのため、荷物の引掛は等
による商品の破損及び機械の故障が頻発し、商品価値の
低下に伴なう損失は勿論、機械の故障修理に要する費用
が嵩むので、最近では、荷物カゴにも専用の扉を取付け
る傾向が強まって来た。然しなから従来の場合、荷物カ
ゴ側の扉は、出入口側の扉と同様に手動開閉になってい
るものが殆んどであるため、荷物の搬入及び搬出に際し
てはその都度停止階毎に内外の扉を手動で開閉せねばな
らず。

これを自動開閉とするには、各階毎に少なくとも１基の
電動機付き扉体開閉装置が必要になる関係上、ダムウェ
ータ−の停止階数が多くなれば、その分だけ設備費用と
ランニングコストが大巾に増加するのを免れ得す、これ
が扉体開閉操作の自動化を阻む最大の要因になっていた
ものである。

本発明装置は、前記の問題を解決するために開発された
ものであって、荷物カゴ前面の開口部に各階の押釦スイ
ッチにより作動する電動巻上機を介して上下に開閉され
るカゴ扉を設けると共に、各階の出入口枠にそれぞれ荷
物カゴの停止時にのみ上下に開閉し得る無動力の出入口
扉を設けたダムウェータ−に於いて、カゴ扉の両側下端
部に、荷物カゴ側の固定ガイドとカゴｌｆｆ１（１１１
ノストツパーとによって揺動角が規制され、前記カゴ扉
の上昇初期に所定の前傾位置から水平位置に倒伏し、且
つ、下降終期に水平位置から元の前傾位置に復帰する回
動アームを枢着して設け、各出入口扉の両側部には前記
回動アームに係合するキャッチバーを突設し、荷物カゴ
側に設置した１台の電動巻上機でカゴ扉とこれに対応す
る出入口扉とを連動して自動開閉し得るように構成した
ことを特徴とするものである。

以下、本発明による扉体開閉装置の構造及びその作動要
領を実施例の図面について具体的に説明すると、第１図
及び第２図は本発明装置を備えたダムウェータ−の最も
代表的な実施構造の一例を示すものである。

図面中の符号（１）はダムウェータ−の昇降路になるコ
ンクリート製の躯体、（２）は躯体（１）内面の両側に
対向して布設した案内レール、（３）は荷物を搬送する
荷物カゴ、（４）は躯体（１）の階上に掘設した電動巻
上機、　（Ｆｌ）（Ｆ２）は各階の床面から荷物カゴ（
３）の内部に荷物を搬入又は搬出する出入口に設けた枠
体、（６）は出入口枠（Ｆｌ）（Ｆ２）の袖壁に設けた
押釦スイッチであって、との押釦スイッチ（６）を操作
することにより階上の電動巻上機（４）を作動し、荷物
カゴ（３）を吊下げているワイヤー（７）を巻上げ巻下
ろしする動作によってカゴ（３）を上下に移動させ、荷
物カゴ（３）はレーｔｖ　（２）に案内されてワイヤー
（７）の他端に吊下げた重錘（８）と平衡を保ちつ＼垂
直方向に昇降し、指定された階の出入口に向合する位置
で自動的に停止するように構成きれており、この点は在
来一般のダムウェータ−と基本的に変りないが、荷物カ
ゴ（３）前面の開口部に設けたカゴ扉Ｏ）と各階の出入
口枠（Ｆｌ）Φ゛２）に取付けた出入口扉ｕ）、並びに
これらの扉体を開閉する装置は次のような構造になって
いる。

即ち、カゴ扉Ｃｒ）と出入口扉ψ）は、本実施例の場合
、それぞれ上下各一対の扉体ＩＧＩ）Ｇ２）及びＱ１々
２）によって構成されており、これらの扉体は、荷物カ
ゴ（３）の上部に設置した電動巻上機（９）（ギャ−ド
ブレーキモーター）の動カニよりワイヤー００を通じて
重錘Ｑηと平衡を保ちながらカゴ扉Ｇ）の下部扉体Ｇ２
）を昇降し、後記する本発明独自の扉体開閉装置（財）
を介して他の各扉体Ｇｌ）（ＰＬ）ｊｑ２）を前記の下
部扉体Ｇ２）に連動させ、１台の電動巻上機（９）で総
べての扉体Ｇｌ）（Ｅ２ＸＰ１）（！ｉ’２）を自動的
に開閉し得るようになっている。

第３図乃至第９図は前記扉体開閉装置（ロ）の構造を示
したもので、カゴ扉ｐ）の上部扉体ＣＴ１）の上端部に
は、下部扉体０２）の上昇後期及び下降前期に当該下部
扉体Ｇ２）の上端面に保合する掛止板（５）が前方に向
けて突設され、下部扉体仰）の両側下端部には、斜め上
部にストッパー（１２＋２）を「ユ」字形に突設した支
軸０２を固着し、この支軸（２）の軸周面（１２ｂ）に
、十字状に形成した回動アームα＄を該アームの左右両
端面に７リーワツシヤー（１４を介在させて回動可能に
嵌挿し、ナツトα時で脱出不能に固定してあり、まだ荷
物カゴ（３）の両側下端部には前記回動アーム（至）と
対応する位置に口形の固定ガイドαＱが設けられ、回動
アームα１の回動範囲は、荷物カゴ（３）側の固定ガイ
ドαｅとカゴ扉Ｇ）側のストッパー（１２ａ）とによっ
て、その揺動角が本実施例の場合は約８０°に規制され
ており、ガゴ扉Ｏ）の下部扉体Ｇ２）の上昇初期に所定
の前傾位置から水平位置に倒伏し、且つ、下部扉体Ｑ）
の下降終期に水平位置から起立して元の前傾位−〜帰す
るようになっている。一方、出入口扉（めの上部扉体０
１）と下部扉体ω２）は、上方の滑車Ｑカを通って垂下
するワイヤー（至）の両端部に連結され、一方の扉体ψ
１）が上がれば他方の扉体０２）が下がるようになって
おり、このうち、上部扉体（＆ｌ）の両側下端部には、
所定の時期（カゴ扉の上昇後期及び下降前期）に前記回
動アーム（至）の先端部と保合するキャッチパーＱ呻が
突設され、その保合動作によって、カゴ扉ｐ）側の下部
扉体（Ｇ２）の上昇後期には出入口扉ψ）側の扉体（Ｘ
９１）Ｇ１２）が上下に開き、下降後期には扉体１（！
ｉ’ｌ）Ｇ？２）が閉じるように構成されている。

本発明装置を備えたダムウェータ−は上記の構造を有す
るので、押釦スイッチ（６）を押シテ荷物カゴ（３）を
指定された階に移動させる迄の操作は、従来のダムウェ
ータ−と全く同様で変った点はないが１本発明の場合、
第１０図ピ）のよらに荷物カゴ（３）が目的の階に到着
すると、これを検出するマイクロスイッチ（図示省略）
が働いて荷物カゴ（３）上部の電動巻上機（９）を回転
し、ワイヤー０１で連結されたカゴ扉ＣＧ）の下部扉体
Ｇ２）を上方に引上げる。こうして下部扉体Ｃｒ２）が
第１０回位）の如く約８１程上昇すると、当該扉体Ｃ：
Ｉ２）の下端部に設けた回動アーム０３が固定ガイド０
Ｑに案内されて点線図示の前傾位置から実線図示の水平
位置に倒伏する。そして下部扉体Ｇ２）が更に上昇し続
け、第１０図（ハ）の如く上部扉体（Ｇ１）と重合する
高さく全上昇行程の３Ａ）まで上昇すると、この位置で
下部扉体０２）の上端面に掛止板（５）が係合し、同時
に回動アームｏ３の先端部が出入口扉＠）の上部扉体（
９１）両側に突設したキャッチバーθりと保合するので
、その後、カゴ扉０）側の下部扉体Ｇ２）の上昇に伴な
って、カゴ扉ｐ）側の上部扉体ω１）と出入口扉（ｇ）
側の上部扉体ω１）とが前記下部扉体Ｇ２）に従動して
共に上昇し、出入口扉（ｇ）側の下部扉体ω２）も上部
扉体（Ｆｌ）に連動して下降し、第１０図に）の如くカ
ゴ扉０及び出入口扉ψ）の各扉体ＧＩＸｃ２痩１）（ｌ
ｉ’ａ）が総べて全開するので、これをマイクロスイッ
チ（図示せず）が感知したとき、荷物カゴ（３）上部の
電動巻上機（９）が自動的に駆動を停止する。

このようにして扉体全開後、３分間経過すると、タイマ
ー（図示せず）により電動巻上機が自動的に逆回転し、
前記の扉体開放動作（イ）（ロ）ｂ）（ニ）とは全く逆
の順序に）（ハ）（（財）（イ）で各扉体Ｇｌ）０２）
（！９１Ｘ９２）が自動的に閉鎖駆動を行ない、再び当
初の完全閉鎖状態（イ）に復帰するので１次に押釦スイ
ッチ（６）を押して荷物カゴ（３）を目的の階に移動す
ればよい。

以上のように１本発明の扉体開閉装置をダムウェータ−
に適用すれば、特殊な構造を持つ回動アームの絶妙な揺
動係止動作によって、カゴ扉側の扉体に各借出入口扉側
の扉体を巧みに連動させて開閉運動を行ない、荷物カゴ
の停止階数に関係なく、１台の電動巻」１機により各階
の出入口を自動的に開閉することができる為、ダムウェ
ータ−の荷物カゴ及び各借出入口の扉体開閉の自動化を
非常に簡単な構造で実現し、これによって設備費の低減
化は勿論、消費電力や人件費及び機械の保守などに要す
るランニングコヌトの大巾な節減を計ることが出来、然
かも装置の取扱いが容易で危険性がなく、商品の安全な
運搬と搬送能率向上に多大な貢献を果すものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の扉体開閉装置を備えたダムウェータ−
の具体的な実施構造の一例を示す正面図、第２図は同じ
く側面図、第３図は装置要部の構造を拡大して示した側
面図、第４図は回動アームの構造を示す側面図、第５図
は同じく平面図、第６図乃至第９図は回動アームの動作
状態を示す側面図、第１Ｏ図（イ）（ロ）（ハ）に）は
使用時に於ける扉体の開閉動作を−示す側面図である。 （財）・・扉体開閉装置、（１）・・躯体、（２）・・
案内レール、（３）・・荷物カゴ、（４）・・電動巻上
機、　（ＦＩＸＦ２）・・出入口枠、（５）・・掛止板
、（６）・・押釦スイッチ、（７）・・ワイヤー、（８
）・・重錘、ｐ）・・カゴ扉、（Ｇｌ）・・上部扉体、
（ｃ２）・・下部扉体、（め・・出入口扉、ω１）・・
上部扉体、ω２）・・下部扉体、（９）・・電動巻上機
、　ＯＯ・・ワイヤー、０υ・・重錘、（２）・・支軸
、（ロ）ａ）・・ストッパー。 （１２ｂ）・・軸周面、０３・・回動アーム、Ｑ→・・
フリーワッシャー、０υ・−ナツト、α・・・固定ガイ
ド、α力・・滑車、（至）・・ワイヤー、Ｈ・・キャッ
チバー第６図 第７図 特開１１］、１ｌｔ６０−１８３４８４　（６）第９図 第１０図 （ハ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 荷物カゴ前面の開口部に各階の押釦スイッチにより作動
   する電動巻上機を介して上下に開閉されるカゴ扉を設け
   ると共に、各階の出入口枠にそれぞれ荷物カゴの停止時
   にのみ上下に開閉し得る無動力の出入口扉を設けたダム
   ウェータ−に於いて、カゴ扉の両側下端部に、荷物カゴ
   側の固定ガイドとカゴ扉側のストッパーとによって揺動
   角が規制され、前記カゴ扉の上昇初期に所定の前傾位置
   から水平位置に倒伏し、且つ、下降終期に水平位置から
   元の前傾位置に復帰する回動アームを枢着して設け、各
   出入口扉の両側部には前記の回動アームに係合するキャ
   ッチバーを突設し、荷物カゴ側に設置した１台の電動巻
   上機でカゴ扉とこれに対応する出入口扉とを連動して自
   動開閉し得るように構成したことを特徴とするダムウェ
   ータ−の扉体開閉装置。