JPS60183413A - コンベヤチエーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、個別物品または材料を搬送するための、複数
のチェーンローラを備えたコンベヤチェーンに関する。

このコンベヤチェーンは、互いに間隔を置いて共通のチ
ェーンピンに同軸的に回転自在ｔこ取付けられた対をな
す複数個のチェーンローラと、それらのチェーンローラ
をチェーン状に連結するための１対の側部バーと、１つ
置きのチェーンピンにその１対のチェーンローラの間に
回転自在に取付けられたコンベヤローラと、該各２つの
隣接するコンベヤローラの間の凹部を埋めるために１つ
置きのチェーンピン、または該チェーンピンに装着され
たスリーブに取付けられたブリッジ形成用間隙埋め部材
とから成る。

従来技術の説明 この種のコンベヤチェーンは、例えばドイツ国実用新案
第８２２７７０６号に記載されておシ、走行用軌道や支
持体上に支持され案内される。

通常、少くとも２つの無端コンベヤチェーンが互いに平
行に間隔を置いて並設され、同期して駆動され、物品ま
たは拐料をコンベヤローラに載せて搬送する。

移送すべき材料を搬送するために、コンベヤローラは、
チェーンピンおよびチェーンローラの直径よシ大きい直
径を有している。チェーンローラは、１対の側部バーの
外側に配置されてチェーンピンに１対づつ同軸的に取付
けられ。

走行用軌道上を走行するようになされている。

各１つ置きのコンベヤローラの間には凹部（間隙）が存
在するので、搬送すべきばら材料がそのような凹部に落
下し、コンベヤを詰まらせたシ、損傷させたシし、コン
ベヤの作動を中断させなければならないことがある。例
えば、移送すべき金属部品が凹部内へ落下して引掛かる
と、他の被移送部品がそれに衝突し、コンベヤを急に停
止させることになシ、チェーンが破損することがある。

更番乙　軸受が破損し、駆動装置全体が著しく損傷され
ることがある。また、操作者が、例えば指を誤って凹部
内へ挟まれ、大きな怪我をするような事故の危険もある
。

従って、上記ドイツ国実用新案第８２２７７０６号にお
いては、上記凹部を埋めるための間隙埋め部材を設ける
ことが提案されている。それらの間隙埋め部材は、チェ
ーンピンまたはスペーサスリーブに装着され、凹部をブ
リッジ（橋）のようにして覆う。このような覆いは、コ
ンベヤチェーンが直線状に走行しているときは適正に機
能するが、チェーンがスプロケットホイールに沿って転
向するところではコンベヤローラと間隙埋め部材との間
に間隙が生じることが判明し、被移送材がそのような間
隙内へ落下し、そのままコンベヤチェーンの作動を続け
ると、やはり間隙に詰まりが生じ、チェーンを損傷させ
ることになる。また、この間隙埋め部材を備えたチェー
ンは、一方向にしか転向させることができないという欠
点もある。なぜなら、間隙埋め部材は、チェーンが隙線
区間を走行する際に各２つの隣接したコンベヤローラ間
の間隙をほぼ完全に埋めるように寸法づけされているの
で、チェーンが上向きに転向して間隙を狭めようとする
と１間隙埋め部材によって阻止されるからである。従っ
て、チェーンは、間隙を拡げる下向きへの転向しか行う
ことができない。

発明の概要 従って、本発明の目的は１機能および安全作動の点で改
良されたコンベヤチェーンを提供することである。

本発明の他の目的は、搬送しつる材料の種類の適用範囲
の大きいコンベヤチェーンを提供することである。

本発明によれば、上記目的を達成するために、各間隙埋
め部材を互いに枢動自在に連結した２つの間隙埋め部材
素子で構成する。各素子は、その上部にブリッジ部分を
有し、そのブリッジ部分から相手方の素子の方に向って
前方へ、そしてコンベヤローラ間の上記凹部内へと下方
に延長したクロスピース（本体から側方に突出した突起
状部材）を備えておシ、２つの素子のクロスピースとク
ロスピースとは互いに櫛状に噛合するようになされてい
る。

間隙埋め部材が互いに枢動自在に連結された２つの素子
で構成されているので、該２つの素子は、コンベヤロー
ラ間の凹部の長手方向の開き幅の変化に順応することが
できる。例えば、チェーンがスプロケットホイールの周
シに下向きに転向すると、コンベヤローラ間の凹部の上
部の開き即ち上面間隙が増大するが、そのような間隙は
２つの素子によって覆われたままである。なぜなら、２
つの間隙埋め部材素子は、互いに枢動自在に噛合してい
るので、コンベヤローラ間の凹部が拡大されていくにつ
れて該素子の上面が互いに拡がる方向に枢動され、拡大
される凹部を依然として覆ったままに保持するからであ
る。従って、小さい部品であってもチェーンが転向する
際に凹部内へ落下することがない。

反対に、コンベヤチェーンがスプロケットホイールの周
りに上向きに転向すると、コンベヤローラ間の凹部の開
きが狭められるが、そのような凹部の狭まシに追従して
２つの間隙埋め部材素子が互いに上方へ僅かに折たたま
れるように枢動されるので、コンベヤローラの転向動作
を阻止することができる。

好ましい実施例においては、上記クロスピースがチェー
ンピンまたはスペーサスリーブの外周の少くとも半分よ
シ大きい部分を囲繞し、それによって凹部の開き度の変
化を補償するための間隙埋め部材素子の枢動を安定化さ
せる。

各間隙埋め部材素子を既存のコンベヤチェンに後から装
着するのを容易にするためには、クロスピースが弾性で
あシ、チェーンピンまたはスペーサスリーブに弾発的に
嵌着することができるように構成することが好ましい。

本発明に従って、コンベヤチェーンを始めから製造する
場合は、間隙埋め部材を組立の最初の段階でチェーンピ
ンまたスペーサスリーブに取付けることができる。この
場合は、各間隙埋め部材素子の前方と後方に延長したク
ロスピースを下方部分において一平面内で互いに結合さ
せ、対応するチェーンピンまたはスペーサスリーブの直
径よシ僅かに大きい直径の穴を形成するようにすること
ができる。このようにして、間隙埋め部材素子とチェー
ンビンまたはスペーサスリーブとの連結をよシ確実にす
ることができる。

クロスピースの個数は、コンベヤチェーンの特定の用途
またはコンベヤチェーンの幅に応じて定めるが、２〜６
個、例えば４個とすることが好ましい。かくして、２つ
の素子のクロスピースは、互いに相手方のクロスピース
の間隙に噛合する櫛状形態とすることができる。クロス
ピースの個数を多くすれば、クロスピース間の間隙がそ
れだけ狭くなシ、従って、コンベヤチェーンが転向する
際コンベヤローラ間の凹部の開きが増大しても、２つの
素子のクロスピースとクロスピースとの間がそれ程大き
く開くことがない。

アキュムレーテイ゛ンゲチェーンまたはアキュムレーテ
ィングローラチェーンとも称されるコンベヤチェーンは
、当該技術において周知のように、それぞれ対をなして
同軸的に共通のチェーンビンまたはローラビン２に回転
自在に取付けられた複数のチェーンローラ１を備えてい
る。各ビン２は、その両端近くにおいて側部バー３１３
によって支持されておシ、それらの側部バー３．３の間
にチェーンローラ１よりｉ！径の大きいコンベヤローラ
４が配設され、１つ置きのビン２に装着される。コンベ
ヤローラ４が装着されていない他の１つ置きのビン２に
は、側部バー６．３の間隔を定めるスペーサスリーブを
嵌めることができる。

かくして、第１図に部分図として示されるように、チェ
ーンローラ１を介して支持体または走行軌道（図示せず
）に沿って走行するようになされた無端コンベヤチェー
ンが組立てられる。

本発明によれば、各隣接する２つのコンベヤローラ４．
４の間を２つの間隙埋め部材素子５ａ、５ｂから成るブ
リッジ形成用間隙埋め部材５によって架橋する。間隙埋
め部材５ａ。

５ｂは、第１および２図に示されておシ、その細部構造
が第３〜６図に示されている。

各間隙埋め部材素子５ａ、５ｂは、その上部にほぼ平面
状のブリッジ部分６を備えている。ブリッジ部分６は、
チェーンが組立てられた状態では、走行軌道（図示せず
）に対してほぼ平行に延長する。各間隙埋め部材素子５
ａ、５ｂは、更にそのブリッジ部分乙の前部から相手方
の間隙埋め部材素子の方に向って前方に、次いで下方に
延長した数個（図示の例では４個）のクロスピース（本
体から側方に延長した突状部片のこと）７と、同様にブ
リッジ部分６の後部から下方に延長した数個（図示の例
では４個）のクロスピース８を備えている。クロスピー
ス８の後方部分は、対応するコンベアローラ４の方に向
けられ、該コンベアローラの曲率半径より僅かに大きい
曲率半径で該ローラに沿うように湾曲している。これら
のクロスピース７．８は、上部において同一平面内でそ
れぞれ対をなして連結されて２シ、該クロスピース７．
８の下部に開口９を画定する側面を有している。開口９
は、ビン２の直径または該ビンに装着されたスペーサス
リーブの直径に少くとも相当する大きさであシ、ビン２
またはスペーサスリーブをその外周の半分よシ僅かに大
きく囲繞するように寸法ぎめされている。

２つの間隙埋め部材素子５ａ、５ｂは、弾性合成材、好
ましくは射出成形材で形成し、ビン２またはスペーサス
リーブに弾発的に嵌着しつるように賦形される。間隙埋
め部材素子５ａと５ｂは、互いに補完関係をなす同様な
部片であシ、互いに相手方素子の間隙即ち櫛状間隙１０
内に滑入させることができるように構成されている。

即ち、素子５ａ、５ｂのクロスピース７と８とが互いに
櫛またはジッパ−のように噛合する。

第７図は、コンベヤチェーンが角度αで上向きに方向転
向され、両ローラ４．４の間の凹部の表面間隙が狭めら
れたときに間隙埋め部材素子５ａ％５ｂがとる位置を示
す。この場合、２つの素子５ａと５ｂのクロスピース７
と７は互いに接近する方向に内方へ枢動せしめられ、そ
れぞれ相手方の素子のクロスピース間の間隙１０内でブ
リッジ部分６の下側に達する。クロスピース８の外側形
状は、コンベヤローラ４の局面ノ円弧形状に合致するよ
うになされているので、素子５ａと５ｂとは、上向きに
転向するコンベヤローラ４の作用を受けて第７図にみら
れるように下方へ屈曲または座屈せしめられ、互いに接
近する方向に移動される。

第８図は、コンベヤチェーンが下向きに角度αをなして
転向され、コンベヤローラ４．４間の間隙が拡げられた
ときｌこ素子５ａと５ｂが互いに対してとる位置を示す
。この場合にも、素子５ａ、５ｂは間隙の拡大に順応す
る。即ち、２つの素子のクロスピース７と７の外端は、
互いに離れる方向に、かつ、上方へ枢動せしめられる。

かくして、各クロスピース７間の間隙１０が角度αに対
応して少し開くが、その開き幅は全開幅よシ相肖に小さ
い。

間隙１０は、それらの間隙を通して小さいばら部品、例
えばピンやねじなどの部品であっても落下することがな
いように小さい間隙ｌこ保持することができる。

一般に、コンベヤチェーンの転向角度αは、最大限８°
程度であるが、間隙埋め部材素子５ａ。

５ｂは、その以上の角度の転向にも対処することができ
る。

第３および６図から明らかなように、前方に延長したク
ロスピース７の前方上面は下向きに斜切されておシ、そ
れによって相手方の素子の間隙１０を通してブリッジ部
分６の下側へ容易に枢動しつるようになされている。

間隙埋め部材５の寸法は、そのブリッジ部分６の表面が
コンベヤローラ４の動作上面に対して多少低くなるよう
に定められておシ１間間隙埋部材５がコンベヤチェーン
によって移送される物品に干渉することがないようにさ
れている。

間隙埋め部材５を既存のチェーンに後から装着するので
はなく、始めからコンベヤチェーンを本発明に従って製
造する場合は、各素子５ａ。

５ｂに開放した開口９ではなく、第６図に点線で示され
るように、クロスピース７と８を下方部分においても連
結させて閉じた穴を形成するようｌこすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による間隙埋め部材を装着したコンベ
ヤチェーンの部分平面図である。 第２図は、側部バーを除去した第１図のコンベヤチェー
ンの側面図である。 第３図は、間隙埋め部材素子の左側間隙埋め部材素子の
側面図である。 第４図は、第３図の間隙埋め部材素子の矢印Ａの方向に
みた正面図である。 第５図は、第３図の間隙埋め部材素子の上からみた平面
図である。 第６図は、第２図と同様の図であるが、チェーンが上向
きに転向するときの間隙埋め部材のビンが下向きに転向
するときの間隙埋め部材の枢動態様を示す。 １・・・チェーンローラ、２・・・チェーンビン、３・
・・側部バー、４・・・コンベヤローラ、５・・・間隙
埋め部材、５ａ、５ｂ・・・間隙埋め部材素子％　６・
・・ブリッジ部分、７．８・・・クロスピース％　９・
・・開口特許出願人　フォルケル　ブルクハルト特開昭
ＧＯ−１８３４１３（６） Ｆｉｇ、１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）個別物品または拐料を搬送するためのコンベヤチェ
   ーンにおいて。 各々、チェーンピンと、該チェーンピンに同軸的に互い
   に離隔されて回転自在に取付けられた１対のチェーンロ
   ーラを含む複数個の第１チェーンビン組立体と、 各々、チェーンピンと、該チェーンピンに同軸的に互い
   に離隔されて回転自在に取付けられた１対のチェーンロ
   ーラと、該１対のチェーンローラの間に該チェーンピン
   に同軸的に回転自在に取付けられた少くとも１つのコン
   ベヤローラを含む複数個の第２チェーンピン組立体と。 該第１チェーンピン組立体と第２チェーンピン組立体と
   を交互にチェーン状に、かつ、各１つ置きの第２チェー
   ンピン組立体の間に凹部が画定されるように連結するた
   めの側部バ一部材と、 前記各凹部内において各第１チェーンビン組立体に設け
   られたブリッジ形成用間隙埋め部材とから成り、各間隙
   埋め部拐は、対応する第１チェーンビン組立体のチェー
   ンピンまたは該ピンに装着されたスリーブに取付けられ
   ておｐ１コンベヤチェーンの走行方向でみて前方へ延長
   したクロスピースの形とした第１間隙埋め部材素子と、
   後方へ延長したクロスピースの形とした第２間隙埋め部
   杉素子とから成シ、第１間隙埋め部材素子と第２間隙埋
   め部材素子とは互いにジッパ−状に噛合するようにして
   枢動自在に連結されておシ、第１および第２間隙埋め部
   材素子の各々はその上部にブリッジ部分を備えて８シ、
   各第１間隙埋め部材素子は、第２間隙埋め部材素子の方
   に向って前方へ、かつ、前記凹部内へと下方へ延長する
   ようになされていることを特徴とするコンベヤチェーン
   。 ２）前記各クロスピースは、対応する前記チェーンピン
   またはそれに装着されたスリーブの外周の少くとも半分
   よシ大きい部分を囲繞するようになされている特許請求
   の範囲第１項記載のコンベヤチェーン。 ３）前記第１と第２間隙埋め部材素子のクロスピースは
   、両者の間に前記チェーンピンまたはスリーブの直径よ
   シ僅かに大きい直径の開口を形成するように互いに連結
   されている特許請求の範囲第１項記載のコンベヤチェー
   ン。 ４）前記前方へ延長したクロスピースは、少くともその
   前方部分において下向きに斜切または丸められている特
   許請求の範囲第１項記載のコンベヤチェーン。 ５）前記ブリッジ形用間隙埋め部材の上面は、前記コン
   ベヤローラの動作表面より多少低くされている特許請求
   の範囲第１項記載のコンベヤチェーン。 ６）前記各間隙埋め部材素子の後方に延長したクロスピ
   ースの、対応するコンベヤローラに面する側面は、該コ
   ンベヤローラの曲面にほぼ合致する曲面を有している特
   許請求の範囲第１項記載のコンベヤチェーン。 ７）前記各間隙埋め部材素子は、対応するチェーンピン
   またはスリーブに弾発的に嵌着しつるような形状にプラ
   スチック材で形成されている特許請求の範囲第１項記載
   のコンベヤチェーン。 ８）前記各間隙埋め部材素子は、射出成形によシブラス
   チック拐で形成された部品である特許請求の範囲第７項
   記載のコンベヤチェーン。 ９）前記各間隙埋め部材素子は％　２〜６個の前方、か
   つ、下向きに突出したクロスピースを備えたものである
   特許請求の範囲第１項記載のコンベヤチェーン。 １０）前記各間隙埋め部材素子は、４個の前方、かつ、
   下向きに突出したクロスピースを備えたものである特許
   請求の範囲第９項記載のコンベヤチェーン。