JPS6018232B2 - 物品処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波洗浄等に利用される物品処理装置のため
の物品収納用容器に関するもので、その目的とするとこ
ろは省力化を可能ならしめるとともに作業能率を向上さ
せるようにした容器を提供しようとするものである。

以下に本発明を具体化した一実施例を示す図面を参照し
てその詳細を説明する。

図中１はフレーム、２は前記フレーム１に支持され内部
にアルカリ性水溶液が満たされた超音波洗浄槽、水洗槽
等の洗浄槽、３は前記洗浄槽２の下部に配置された超音
波振動子で、超音波発振装置（図示せず）に連結されて
いる。

４，４は前記洗浄槽２の両側に配置された一組の搬送用
チェーンで、適宜の駆動源に連結された駆動スプロケッ
ト５及び案内プロケット６，６・…・・によって張架さ
れている。

７，７・・・・・・は前記搬送用チェーン４，４に回転
軸８により回転可能に連結支持された物品収納用容器で
以下の構成よりなる。

９，９はその各々が前記回転軸８に固着された一対の支
持枠１０，１０間に固定され前記回転軸８の半径方向に
おいて外方に閉口する閉口部１１を有する網状容器、１
０ａ，１０ａは前記支持枠１０，１川こ設けられ内側に
折曲された端緑、１２，１２は前記支持枠１０，１０１
こ互いに相対するように設けられ前記回転軸８の回転軸
線を中心とする円弧状溝、１３，１３は前記円弧状溝１
２，１２の端部に蓮談された係止溝、１４，１４は両端
が前記端緑１０ａ，１０ａにより案内され前記網状容器
の関口部を開閉するための蓋体で、その両端に固定され
た前記円弧状溝１２，１２に競合して前記支持枠１０の
外方に突出するピン１５，１５により前記支持枠１０，
１０に移動可能に支持されている。

１６，１６は前記ピン１５と前記支持枠１０との間に張
設された発条、１７，１７は前記支持枠１０，１０‘こ
回動可能に支持され、一端が前記ピン１５，１５に係合
し得るように前記係止溝１３近傍に延び池端が前記支持
枠１０外方に突出可能な揺動村、１８，１８は前記揺動
杵と前記支持枠との間に張設された前記発条１６より弱
いばね力を有するばね、１９，１９は前記支持枠１０に
固着され前記揺動村１７の一端が係合されるストッパー
、２０は前記回転軸８に固着された従動スプロケット、
２１，２１は前記支持枠１０に固着されたドッグである
。

また２２はローディング位置に配置され処理物品２３を
搬送するためのコンベヤー、２４は前記コンベヤー２２
とローディング位置に搬送される前記容器７との間に配
置された供給用シュート、２５はローディング位置に配
置されそのローデイング位置に搬送される前記容器７の
従動スプロケット２０と噛合し且つ適宜の駆動源により
駆動される第一の駆動チェーン、２６は前記フレーム１
に枢支されたシリンダー、２７はそのシリンダー２６の
ピストン。

ッド、２８は一端が前記フレームーに枢支され池端が前
記ピストンロッド２７に枢支された積村、２９．２９は
基端部が前記樽杵２８に固着され開放端部がローディン
グ位置に搬送されてくる前記容器７のピン１５．１５に
係合可能な接触子である。第３図において３０は前記フ
レーム１に固着され前記容器７がローディング位置に搬
送されたことを検出するための搬送位置検出用スイッチ
、３１は前記フレーム１に固着され前記ドッグ２１によ
り作動される回転位置検出用スイッチである。

３２は前記超音波洗浄槽２中に配置されその洗浄槽中に
搬送されてくる前記容器７のスプロケツト２０と噛合し
且つ適宜の駆動源により駆動される第二の駆動チェーン
、３３はアンローディング位置に配置されそのアンロー
デイング位置に搬送される前記容器７の従動スプロケッ
ト２０と噛合し且つ適宜の駆動源により駆動される第三
の駆動チェーン、３４はアンローディング位置に配置さ
れアンローディング位置に搬送される前記容器７の開口
１１と相対可能な排出用シュート、３５，３５（第１図
において片方のみ図示）は前記シュート３４の内側壁に
固着され前記揺動杵１７，１７と係合可能なカム部材で
ある。

本実施例は以上のように構成され、次にその作用につい
て説明する。

先ず、ローディング位置に移動されてくる物品収納容器
７の関口部１１は第１図、第３図に示すように開放され
ており、容器７が所定位置に達した時スイッチ３０がオ
ンして駆動スプロケット５の回転は停止する。

この時スプロケツト２０は第一の駆動チェーンに噛合す
る。次に駆動チェーン２５が駆動されて容器７は第１図
、第３図において時計方向に回転され、一方のドッグ２
１によりスイッチ３１がオンした時駆動チェーンは停止
され、この時一方の網状容器９の関口部１１が供給用シ
ュート２４と相対位置する。前記スイッチ３０およびス
イッチ３１がオンすることによりシリンダ２６のピスト
ンロッドが後退し、接触子２９は第３図に示すように二
点鎖線で示す位鷹から実線で示す位置に移動する。而し
て前記ピストンロッド２７の後退信号に基づいて、コン
ベヤー２２が所定時間駆動され処理物品２３が供給用シ
ュート２４及び開口部１１を通って網状容器９中に供給
される。

その絹状容器９中に所定量の処理物品が供給されるとコ
ンベヤー２２は停止しその停止信号に基づいて第一の駆
動チェーン２５が駆動される。而して前記容器７は第３
図において時計方向に回動される。

この時、前記一方の蓋体１４はピン１５，１５が接触子
２９，２９に係合されて第３図に示す位層に停止されて
いるため、網状容器７と蓋体１４との間に相対的移動が
生じ、第４図に示すように絹状容器９の関口部１１が蓋
体１４によって覆われる。

尚、この時ピン１５は揺動村１７の一端を押下げるよう
にして係止溝１３中に搬入し、発条１６の作用によりそ
の位置に保持される。

次に物品収納用容器７は更に回動し、他方のドッグ２１
がスイッチ３１を再びオンさせた時駆動チェーン２５は
停止され、この時他方の網状容器９の関口部１１が供給
用シュート２４と相対位魔する。そのスイッチ３１の作
動信号に基いて前述と同様の作動が繰返され、他方の網
状容器９中に処理物品２３が供給され、その関口部１１
が蓋体１４により閉鎖される。次に前記コンベヤー２２
が２回駆動された時作動信号が発せられその作動信号の
発生後一定時間（物品収納用容器７が駆動チェ−ン２５
により少くとも４５ｏ回転される時間）経るとシリンダ
ー２６に対する圧力流体の供給方向が切換られてピスト
ンロッドが前進され、接触子２９が第３図に二点鎖線に
て示す位置に回動される。

一方上記ローディング作業が行われている間に超音波洗
浄槽、水洗槽等に搬送された物品収納用容器７はスプロ
ケット２０が第二の駆動チェーン３２と噛合し、前記ス
イッチ３０がオンされた時その駆動チェーン３２が一定
時間駆動され、それによって物品収納用容器７が回転さ
れてその容器７中に収容されている処理物品に洗浄が施
される。

またアンローディング位置に搬送された物品収納用容器
７はその位置でスプロケツト２０が第三の駆動チェーン
３３に噛合し、前記スイッチ３０がオンされることに基
づく第三の駆動チェーンによりゆっくりと時計方向に回
動され、一方の網状容器７が排出用シュート３４と相対
する位置に達する。

この時揺動杵１７がカム部材３５と係合してばね１６の
作用に抗して揺動され、第６図に示すようにピン１５が
円弧状溝１２中に移動された後発条１６の作用により円
弧状溝１２中を摺動さ４れ、その円弧状溝１２，１２の
端部に当俵これてその位置に保持される。従って開口部
１１が開放されその容器９に収容されている処理物品が
自重にて排出用シュート３４中に排出される。尚、本実
施例においては、カム部材のカム面が長く形成されてい
るので前記容器９が排出用シュートに対して多少ずれた
位置に停止されても菱体が確実に開放される。

而して、前記容器７はゆっくりと更に回転され他の絹状
容器９中の処理物品も前述と同様にして排出用シュート
３４に排出される。このようにローディング、洗浄、ア
ンロ−ディングの各作業が並行して行われた後、前記ピ
ストンロッド２７が前進されたことに基づいて発せられ
る作動信号により第三の駆動チェーン３３が停止される
とともに搬送用チェーン４が駆動され、物品収納用容器
７の各々が次の位置に搬送される。

即ち、第１図において次の物品収納用容器７ａがローデ
ィング位置に移動されて前述と同様の作用が繰返される
。本発明は以上詳述したようにローディング位置にて処
理物品の収容された網状容器の開□部を蓋体により自動
的に閉鎖し、アンローディング位置にて絹状容器の関口
部を自動的に開放して処理物品を排出し得るようにした
もので、装置全体を無人化することができ、処理物品の
ローディング、アンローディング作業を効率的に為し得
る利点を有し、特に作業環境が悪く、又多数の小物処理
物品を網状容器に入れて処理するメッキ装置、洗浄装置
等に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は装置全体の作動説明図、第２図は第１図のロー
ロ線矢視断面図、第３図はローデイング位置に於ける物
品収納容器７の側面図、第４図は物品収納容器７が所定
角度回動された状態を示す第３図相当側面図、第５図は
アンローディング位置に於ける物品収納容器１の側面図
、第６図は物品収納容器７が所定角度回動された状態を
示す第５図相当側面図である。 尚、図中７は物品収納用容器、８は回転軸、９，９は絹
状容器、１１，１１は関口部、１２，１２は円弧状溝、
１３，１３は係止溝、１４，１４は蓋体、１５，１５は
ピン、１６，１６は発条である。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 処理物品をローデイング位置において受け取つた後
   、その処理物品を超音波洗浄槽等の処理槽２において処
   理を施す作業位置に移送し、その後、その処理物品をア
   ンローデイング位置において受け渡すようにしてなる物
   品処理装置において、 前記ローデイング位置、作業位
   置及びアンローデイング位置の順に循環するようにフレ
   ーム１に設けられた搬送手段４と その搬送手段４に対
   しその移動方向と直交する軸線の回りに回動可能に支持
   されると共にその回動軸線の半径方向において外方に開
   口する開口部１１を有する複数の網状物品収納部１９が
   前記回動軸線の回りに配設された物品収納容器７と、
   前記物品収納部１９の開口部１１を閉塞する閉塞位置と
   その開口部１１を開放する開放位置とに移動可能に前記
   物品収納容器７に設けられた蓋体１４と、 前記物品収
   納容器７に設けられ、前記蓋体１４を夫々の位置におい
   て保持するための保持手段１２，１３，１６等と、 前
   記ローデイング位置及びアンローテイング位置の近傍に
   おいて前記フレーム１上に設けられ、前記物品収納容器
   ７と係合してそれを回動するための回動手段２０，２５
   ，３３等と、 前記ローデイング位置及びアンローデイ
   ング位置の近傍においてフレーム１上に設けられ、前記
   物品収納容器７の回動に伴つて前記蓋体１４と係合して
   その蓋体１４を閉塞位置若しくは開放位置に移動するた
   めの蓋体操作手段１５，２６，２７，２８，２９，３５
   等とを備えていることを特徴とする物品処理装置。