JPS6018201B2 - 汚泥処理方法 - Google Patents
汚泥処理方法Info
- Publication number
- JPS6018201B2 JPS6018201B2 JP6097877A JP6097877A JPS6018201B2 JP S6018201 B2 JPS6018201 B2 JP S6018201B2 JP 6097877 A JP6097877 A JP 6097877A JP 6097877 A JP6097877 A JP 6097877A JP S6018201 B2 JPS6018201 B2 JP S6018201B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- wastewater
- freeze
- treatment method
- water
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は除鉄、除マンガン、除濁を目的とした渡過装置
の逆洗排水を処理する方法に係り、特に排水を濃縮槽に
導入して沈降分離し、濃縮された汚泥を凍結融解装置で
脱水するようにした汚泥処理方法に関するものである。
の逆洗排水を処理する方法に係り、特に排水を濃縮槽に
導入して沈降分離し、濃縮された汚泥を凍結融解装置で
脱水するようにした汚泥処理方法に関するものである。
除鉄装置、除マンガン装置及び除濁装置から排出される
排水は錆色、黒褐色、白濁等を呈し、浮遊固形物量が多
いためそのまま放流すると周囲の環境により種々問題が
発生することがある。従来より行なわれているこれら排
水の処理方法は、櫨過装置から排出される水の汚泥濃度
が稀薄なため濃縮槽等にいったん貯めて沈降分離し、濃
縮汚泥を脱水機により処理して含水率の低いケーキ状の
汚泥にする方法がとられている。しかし、この従来法に
よるときは濃縮槽に排水を導入するとき底部の濃縮汚泥
層を燭拝してしまい非能率的であるし、濃縮汚泥を脱水
するための助剤が必要なため、脱水後のケーキ量が増加
し、さらには助剤による二次公害を招くことがある。本
発明の目的は、前記した従来の汚泥の処理方法の不具合
点をなくし、排水を濃縮槽内に導入するとき底部の濃縮
汚泥層を鷹拝しないようにするとともに濃縮汚泥を凍結
融解装置で再濃縮し、高能率で処理するようにした汚泥
処理方法を提供することにある。
排水は錆色、黒褐色、白濁等を呈し、浮遊固形物量が多
いためそのまま放流すると周囲の環境により種々問題が
発生することがある。従来より行なわれているこれら排
水の処理方法は、櫨過装置から排出される水の汚泥濃度
が稀薄なため濃縮槽等にいったん貯めて沈降分離し、濃
縮汚泥を脱水機により処理して含水率の低いケーキ状の
汚泥にする方法がとられている。しかし、この従来法に
よるときは濃縮槽に排水を導入するとき底部の濃縮汚泥
層を燭拝してしまい非能率的であるし、濃縮汚泥を脱水
するための助剤が必要なため、脱水後のケーキ量が増加
し、さらには助剤による二次公害を招くことがある。本
発明の目的は、前記した従来の汚泥の処理方法の不具合
点をなくし、排水を濃縮槽内に導入するとき底部の濃縮
汚泥層を鷹拝しないようにするとともに濃縮汚泥を凍結
融解装置で再濃縮し、高能率で処理するようにした汚泥
処理方法を提供することにある。
以下、本発明方法の一実施例を図面につき詳細に説明す
る。
る。
本発明汚泥処理方法は、除鉄、除マンガン、除簿等を目
的とした櫨過装置1の逆洗排水処理にいて、自然濃縮法
による濃縮槽2と凍結融解装置3とを組み合わせたもの
である。
的とした櫨過装置1の逆洗排水処理にいて、自然濃縮法
による濃縮槽2と凍結融解装置3とを組み合わせたもの
である。
すなわち、液体中の鉄、マンガンその他の懸濁物質を除
去する渡過装置1の逆洗排水を濃縮槽2に流入させる際
、たとえば該排水を上方に向けて噴出させ、これを濃縮
槽2の上部に設けた拡散板4に衝突させて拡散し、拡散
されて排水を濃縮汚泥層5の上面に形成した水層6の上
面に落下させて排水中の汚泥を順次沈降分離し、分離さ
れた濃縮汚泥を凍結融解装置3で脱水するようにしたも
のである。櫨過装置1から排出される逆洗排水は流入管
7を通して濃縮槽2に入れるが、これをそのまま流入さ
せた場合には落下時の衝撃によって濃縮槽2底部に堆積
している濃縮汚泥層を蝿拝してしまい濃縮効率が悪くな
る。
去する渡過装置1の逆洗排水を濃縮槽2に流入させる際
、たとえば該排水を上方に向けて噴出させ、これを濃縮
槽2の上部に設けた拡散板4に衝突させて拡散し、拡散
されて排水を濃縮汚泥層5の上面に形成した水層6の上
面に落下させて排水中の汚泥を順次沈降分離し、分離さ
れた濃縮汚泥を凍結融解装置3で脱水するようにしたも
のである。櫨過装置1から排出される逆洗排水は流入管
7を通して濃縮槽2に入れるが、これをそのまま流入さ
せた場合には落下時の衝撃によって濃縮槽2底部に堆積
している濃縮汚泥層を蝿拝してしまい濃縮効率が悪くな
る。
そこで本発明においては、濃縮槽2内に配管される流入
管7の端口8を上方に向けるとともに該端口8の上方に
拡散板4を設けて端口8から噴出する排水をこの拡散板
4に衝突させて拡散し、且つ濃縮汚泥層5の上面に緩衝
用の水層6を形成してこの水層6の上面に拡散された排
水を落下させるようにしたのである。
管7の端口8を上方に向けるとともに該端口8の上方に
拡散板4を設けて端口8から噴出する排水をこの拡散板
4に衝突させて拡散し、且つ濃縮汚泥層5の上面に緩衝
用の水層6を形成してこの水層6の上面に拡散された排
水を落下させるようにしたのである。
なお、流入管7の途中で懸濁物質の凝集剤9を注入した
場合には、該凝集剤9は拡散板4に衝突するときに排水
とよく混合燈拝され、さらに落下時の衝突によっても蝿
拝され、懸濁物質の凝集効果を高めることができる。そ
の他、図中の1川ま上燈水の放流管、11は濃縮汚泥の
抜出し管である。次に、濃縮槽2において沈降分離した
濃縮汚泥は抜出し管11を通して凍結融解装置3に供給
し、凍結融解処理を行ない、簡単に脱水されるようにな
る。該装置3で行なう凍結融解処理は、公知の方法でよ
く、すなわち、内部保留水を多量に含んだ汚泥を冷却し
ていくと、冷却面より先づ水分が凍り始め、氷が成長す
る。氷の成長に従って汚泥粒子群は後退し濃縮汚泥部を
形成してゆき、ついには汚泥面が新しい冷却面となる。
この現象が順次繰返し進行するが、このとき氷の成長に
伴って汚泥粒子が変形破壊するので内部保留水は粒子の
外部に出て大きな氷と一縮に凍結し、結局粒子は水と分
離した状態となる。このようにして水と分離した粒子は
互に吸着し合い氷の膨張力を受けながら粗大粒子へと成
長していく。凍結終了後、凍結物を融解すると汚泥粒子
群は再び分散することなくそのまま沈降し、上部に清澄
水が残る。汚泥粒子は最早水和性がなくなり、処理前の
コロイド状には戻らない。凍結融解装置入口の汚泥濃度
が2.0%のとき、凍結融解処理後の汚泥濃度は25%
であった。
場合には、該凝集剤9は拡散板4に衝突するときに排水
とよく混合燈拝され、さらに落下時の衝突によっても蝿
拝され、懸濁物質の凝集効果を高めることができる。そ
の他、図中の1川ま上燈水の放流管、11は濃縮汚泥の
抜出し管である。次に、濃縮槽2において沈降分離した
濃縮汚泥は抜出し管11を通して凍結融解装置3に供給
し、凍結融解処理を行ない、簡単に脱水されるようにな
る。該装置3で行なう凍結融解処理は、公知の方法でよ
く、すなわち、内部保留水を多量に含んだ汚泥を冷却し
ていくと、冷却面より先づ水分が凍り始め、氷が成長す
る。氷の成長に従って汚泥粒子群は後退し濃縮汚泥部を
形成してゆき、ついには汚泥面が新しい冷却面となる。
この現象が順次繰返し進行するが、このとき氷の成長に
伴って汚泥粒子が変形破壊するので内部保留水は粒子の
外部に出て大きな氷と一縮に凍結し、結局粒子は水と分
離した状態となる。このようにして水と分離した粒子は
互に吸着し合い氷の膨張力を受けながら粗大粒子へと成
長していく。凍結終了後、凍結物を融解すると汚泥粒子
群は再び分散することなくそのまま沈降し、上部に清澄
水が残る。汚泥粒子は最早水和性がなくなり、処理前の
コロイド状には戻らない。凍結融解装置入口の汚泥濃度
が2.0%のとき、凍結融解処理後の汚泥濃度は25%
であった。
以上のように本発明汚泥処理方法は、排水中の鉄、マン
ガンその他の懸濁物質を除去する渡過装置の逆洗排水を
濃縮槽に流入させる際、該排水を上方に向けて噴出させ
、これを濃縮槽の上部に設けた拡散板に衝突させて拡散
し、拡散した排水を濃縮汚泥層の上面に形成した水層の
上面に落下させて排水中の汚泥を順次沈降分離し、分離
した濃縮汚泥を凍結融解装置で脱水するようにしたもの
であるから、次の如き効果を得ることができる。{1}
排水を濃縮槽内に流入させるとき濃縮槽底部の汚泥層
を縄拝するおそれがなく、効率良く沈降分離を行なうこ
とができる。また、凝集剤を注入したときには拡散板に
衝突するときに排水と混合鷹拝されるので凝集効果の向
上に寄与する。
ガンその他の懸濁物質を除去する渡過装置の逆洗排水を
濃縮槽に流入させる際、該排水を上方に向けて噴出させ
、これを濃縮槽の上部に設けた拡散板に衝突させて拡散
し、拡散した排水を濃縮汚泥層の上面に形成した水層の
上面に落下させて排水中の汚泥を順次沈降分離し、分離
した濃縮汚泥を凍結融解装置で脱水するようにしたもの
であるから、次の如き効果を得ることができる。{1}
排水を濃縮槽内に流入させるとき濃縮槽底部の汚泥層
を縄拝するおそれがなく、効率良く沈降分離を行なうこ
とができる。また、凝集剤を注入したときには拡散板に
衝突するときに排水と混合鷹拝されるので凝集効果の向
上に寄与する。
‘2) 凍結融解装置で濃縮汚泥を脱水するものであり
、脱水助剤等の薬品を一切使用しないので汚泥ケーキ量
の増加がなく、且つ助剤による二次公害を起こすことが
ない。
、脱水助剤等の薬品を一切使用しないので汚泥ケーキ量
の増加がなく、且つ助剤による二次公害を起こすことが
ない。
{3’除鉄装置から排出される排水を本発明方法により
処理し、処理後の汚泥を適宜土壌に混ぜると土壌改質が
でき植物の成育に効果がある。
処理し、処理後の汚泥を適宜土壌に混ぜると土壌改質が
でき植物の成育に効果がある。
図面は本発明方法の一実施例を示す概略図である。
1:猿過装置、2:濃縮槽、3:凍結融解装置、4:拡
散板、5:濃縮汚泥層、6:水層、7:流入管、8:端
口、9:凝集剤、10:放流管、11:抜出し管。
散板、5:濃縮汚泥層、6:水層、7:流入管、8:端
口、9:凝集剤、10:放流管、11:抜出し管。
Claims (1)
- 1 液体中の鉄、マンガンその他の懸濁物質を除去する
濾過装置の逆洗排水を濃縮槽に流入させる際、該排水を
濃縮槽内部に設けた拡散板に衝突させて拡散し、拡散さ
れた排水を濃縮汚泥層の上面に形成した水層の上面に落
下させて排水中の汚泥を順次沈降分離し、分離した濃縮
汚泥を凍結融解装置で脱水することを特徴とした汚泥処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6097877A JPS6018201B2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 汚泥処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6097877A JPS6018201B2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 汚泥処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53146264A JPS53146264A (en) | 1978-12-20 |
JPS6018201B2 true JPS6018201B2 (ja) | 1985-05-09 |
Family
ID=13158017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6097877A Expired JPS6018201B2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 汚泥処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018201B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10125359B2 (en) | 2007-10-25 | 2018-11-13 | Revalesio Corporation | Compositions and methods for treating inflammation |
US9745567B2 (en) | 2008-04-28 | 2017-08-29 | Revalesio Corporation | Compositions and methods for treating multiple sclerosis |
JP4875777B1 (ja) * | 2011-05-19 | 2012-02-15 | アタカ大機株式会社 | 曝気攪拌装置 |
-
1977
- 1977-05-27 JP JP6097877A patent/JPS6018201B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53146264A (en) | 1978-12-20 |
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