JPS6018193B2 - インバ−タ装置の制御方法 - Google Patents

インバ−タ装置の制御方法

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JPS6018193B2
JPS6018193B2 JP54011073A JP1107379A JPS6018193B2 JP S6018193 B2 JPS6018193 B2 JP S6018193B2 JP 54011073 A JP54011073 A JP 54011073A JP 1107379 A JP1107379 A JP 1107379A JP S6018193 B2 JPS6018193 B2 JP S6018193B2
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voltage
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bridge
inverter
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千尋 岡土
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はィンバータ装置の制御方法に係り、特に交流電
動機等の駆動のために用いられる強制転流回路を有する
電流形ィンバータ装置に適用するに好適なィンバータ装
置の制御方法に関する。
第1図は一般に多く用いられている直列ダイオード形の
ィンバータ装置の回路構成図を示すもので、同図中1は
直流電源、2は直流リアクトル、3は主サイリスタ21
〜26、ダイオード31〜36、転流コンデンサ41〜
46から成るィンバータブリッジ、4は負荷電動機、6
はダイオードブリッジ、7はコンデンサ、8は抵抗をそ
れぞれ示すものである。かかる構成に於いて、直流電源
1から直流リアクトル2を介して、ィンバータブリツジ
3に供給された電力は、前記ィンバータブリツジ3でU
.V.Wの3相交流に変換され、負荷電動機4を駆動す
る。
なお、この場合の転流時の動作について説明するに、例
えば直流電源1から直流リアクトル2を通って平滑化さ
れた電流がィンバータブリッジ3の主サィリスタ21、
ダイオード31、負荷電動機4のU相、W相、ダイオー
ド36、主サィリスタ26を通じて流れている状態から
、U相に流れていた電流をV相に転流させる場合につい
て説明する。転流前の状態に於いて、転流コンデンサ4
1は第1図の樋性に充電されている。
この状態で主サィリスタ22を点弧すると転流コンデン
サ41の電圧により主サィリスタ21はオフし、直流リ
アクトル2からの電流は主サィリスタ22、コンデンサ
41、ダイオード31を通ってU相へと流れてコンデン
サ41を第1図と逆極性に充電してゆく、この充電電圧
が電動機4のU−V相電圧を越えた時点で、ダイオード
32が導通を開始し、コンデンサ41と電動機4のィン
グクタンス分で共振回路が形成され、これに依りU相電
流が減少すると共にV相電流が増加し「 これが直流電
流locと等しくなった時点で、U相電流が零となりV
相への転流が完了する。かかる構成に於いては、電動機
4の負荷ィンダクタンス分のエネルギーが転流コンデン
サ41を過充電するため、負荷端子電圧が過電圧になる
そして、これを抑制するために、ダイオードブリッジ6
を電動機4に至る負荷端子に接続すると共に大容量のコ
ンデンサ7を接続し、負荷インダクタンスのエネルギー
による過電圧を吸収し、コンデンサ7の函梅は抵抗8に
よって放電するか、または別に設けた図示しないインバ
ータにより電源1に回生する等の方法が探られる。しか
しながら、転流エネルギーの一部をコンデンサ7に蓄え
、これを別回路で放電する如き構成は、エネルギーの損
失になったり、エネルギー回生のために装置が高価にな
る等の欠点を有する。
これに対して、従釆から転流エネルギーをコンデンサに
蓄え、このエネルギーを再び転流に利用しようとする、
電流形のィンバータ装置が考えられて来た。第2図はか
かる電流形のィンバータ装置の回路構成図を示すもので
、同図中5は補助サィリスタブリッジ、51〜56は前
記補助サィリスタブリッジ5を構成する第1の補助サィ
リスタ、11,12は第2の補助サィリスタ、13、1
4はチョツパ、15,16はダイオード、17はコンデ
ンサをそれぞれ示すものである。
第2図の構成に於いて、可変の直流電源1から直流リア
クトル2を通って平滑化された電流は、主サイリスタブ
リツジであるインバータブリツジ3を介して交流に変換
され、負荷電動機4に供給される。
一方、ィンバータブリッジ3の交流端子と補助サィリス
タブリツジ5の交流端子は共通とされ、第2の補助サィ
リスタ11及び12はそれぞれ主サィリスタであるイン
バータブリツジ3と補助サィリスタブリッジ5の直流側
端子間を接続する。また、補助サィリスタブリツジ5の
直流側の各端子間にはチョッパ13とコンデンサ17(
又は補助直流電源)とチョッパ14が直列に接続される
。又、ダイオード15、ダイオード16は、チョツパ1
3、チョツパ14がオフした時に、コンデンサ17が補
助サィリスタブリツジ5の直流側端子間に逆極性に穣続
される。なお、可変の直流電源1は3相交流電源を3相
純ブリッジで位相制御した直流などを用いる場合が多く
、またチョツパ1 3,14はGT0(GateTum
−OFFThynstor)の他に、転流装置を傭えた
サィリスタチョッパ又はトランジスタ等を用いて構成し
てもよい。
以上述べた如き構成を有するィンバータ菱贋に於いて、
これに適用される従来の制御方法を第3図の波形図並び
に第4図の動作説明図に従って説明する。
ちなみに、第3図Aは電動機4のU相電流lu、同Bは
電動機4のV相電流lv、同Cは電動機4のW相電流I
W、同Dは第2の補助サィリスタ1 1のオン、オフの
状態、同E‘まチョッパ13,14のオン、オフの状態
、同Fは第2の補助サィリスタ12のオン、オフの状態
、同Gはコンデンサ17の電圧Vc、同日は主サィリス
タ21のオン、オフの状態、同1は第1の補助サィリス
タ56のオン、オフの状態、同Jは主サイリスタ22の
オン、オフの状態、同Kは主サィリスタ26のオン、オ
フの状態、同Lは第1の補助サィリスタ53のオン、オ
フの状態、同Mは主サィリスタ24のオン、オフの状態
をそれぞれ示すものである。一方、第4図a,b,cは
各制御条件下に於ける電流の状態を示すものである。時
刻tcに於いて、主サィリスタ21と26がオンしてお
り、負荷である電動機4には第4図aの矢印の方向にl
uなる電流が流れている。
この状態で、時刻LIこ於いて第2の補助サィリスタ1
1をオンさせると同時にチョッパ13,14はオンさせ
、更に第1の補助サィリスタ55をオンさせると、第4
図bの状態となり、コンデンサ17は放電し、Vc低下
する。そして、時刻ら‘こ於いて負荷のU相の電流lu
は零となり、V相電流lvは直流電流ldと等しくなる
。時刻らとt3の間は主サィリスタ211こコンデンサ
ー7の電圧が逆方向に印加されるため、主サィリスタ2
1はターンオフする。次に、時亥山3に於いてチョツパ
13,14をオフすると、コンデンサー7はV相電流l
vにより充電されコンデンサ電圧Vcは上昇方向となる
。時刻りこ於いて主サイリスタ22をオンすると、第2
の補助サィリスタ11及び第1の補助サィリスタ55に
はコンデンサ17の電圧Vcが分圧されて逆方向に印加
されるため前記各サィリス夕11,55はターンオフす
る。この状態は第4図Cに示す通りである。ところで、
第3図の波形図中、チョッパ13,14をオンしている
時間TD、即ち時亥比,からTt3の間は、負荷電流の
変化、負荷の逆起電力変化を考慮して、転流期間、即ち
時亥比,から時刻t2の間に比して充分長い時間に設定
する必要がある。
これは転流完了時刻比2が時熱比2を越えると転流失敗
につながることとなる為である。また、第1の補助サィ
リスタ55から主サィリスタ22への転流するタイミン
グは、コンデンサ17が元の電圧になったことを検出し
て制御されるもので、これにより時刻しが決定される。
これは、転流時失ったコンデンサ17の電荷をt3〜t
4間で補充するためで、コンデンサ17はその電圧Vc
が時刻t4‘こ於いて時刻t,の状態まで回復している
ので、次の転流を充分行なえる枕態で待機する事となる
。時刻舷5からげこついても同機にして電流は主サィリ
スタ26から主サィリスタ24へと転流する。
しかしながら、かかる制御方法は第3図から明らかなよ
うに、転流期間、即ち時刻t,から時刻t2の間に比し
て、時亥比2から時刻はこ至るまでの期間が比較的長く
、またコンデンサ17の電圧Vcを回復する迄の時間が
長く、従って商用周波数で運転する為にはコンデンサ1
7の電圧を負荷である。
電動機4の電圧の2倍程度に選定する必要がある。この
ため、主回路素子の耐圧は高く取る必要があり、装置構
成上経済的に不利である。即ち、時亥比,から時刻ら‘
こ至る転流期間は負荷電流並びに負荷ィンダクタンス分
に比例し、コンデンサ17の電圧Vcと負荷逆起電力と
の差に逆比例するので、転流期間を短縮するには負荷状
態に応じてコンデンサ17の電圧Vcを上昇させる必要
がある。そしてコンデンサ17の電圧Vcを上昇させる
と、負荷電流の転流時変化率も上昇し、負荷である電動
機の騒音が大きくなるという欠点の他に、負荷端子の転
流サージ電圧が上昇し巻線の耐圧を上げる必要がある等
の問題も生じる。従って、転流シーケンス完了迄の時間
をコンデンサ17の電圧Vcを上げないで短縮すること
により、ィンバー夕運転の周波数を上昇出来るィンバー
タ装置の制御方法に対する要求が強かった。従って本発
明の目的は上記従来技術の欠点を無くし、経済的に運転
周波数限度を高める事を可能としたィンバー夕装置の制
御方法を提供するにある。
更に詳細には、本発明は転流ェネルギ−蓄積用のコンデ
ンサの電流を検出して、転流モードを切換える事により
、転流期間を短縮した新規のィンバータ装置の制御方法
を提供するものである。
以下、図面に従って本発明を更に詳細に説明する。第5
図は本発明の一実施例に係るィンバー夕菱簿の制御方法
を実施するに好ましい制御ブロックの構成図を示すもの
で、同図中、18,19は電流検出器、60Gま分周回
路、61,69はタイムディレィ回路、32,65は転
流モード発生器、63はモード切換器、64はパルス分
配器、68はアンド回路、7川ま電圧検出器、71は比
較器、67は零電流検出器をそれぞれ示すものである。
以上述べた如き構成に於いて、以下にその動作を第6図
の波形図並びに第7図の動作説明図に従って説明する。
ちなみに第6図Aはインバータ転流周波数もの信号、同
Bは電動機4のU相電流lu、同Cは電動機4のV相電
流lv、同Dは電動機4のW相電流1W、同Eは第2の
補助サィリスタ11のオン、オフの状態、同Fはチョッ
パ13,14のオン、オフの状態、同Gは第2の補助サ
ィリスタ12のオン、オフの状態、同日はコンデンサ1
7の電圧Vc、同1は主サィリスタ21のオン、オフの
状態、同Jは第1の補助サィリスタ55のオン、オフの
状態、同Kは主サィリスタ22のオン、オフの状態、同
Lは第1の補助サィリス夕53のオン、オフの状態、同
Mは主サイリスタ24のオン、オフの状態、同Nは主サ
ィリスタ26のオン、オフの状態、同0は零電流検出器
67の出力し、同Pはタイムデイレイ回路61の出力f
To,、同Qはモード切換器63の出力をそれぞれ示す
ものである。一方、第7図a,b,c,dは各制御条件
下に於ける電流の状態を示すものである。かかる構成に
於いて、分周回路60はィンバ−タ転流周波数ら1こ対
応する信号を6相に分配してィンバータ周波数fに対応
する信号を出力するが、この出力はタイムデイレイ回路
61を通じて遅延されfTo,として出力される。
前記分周回路60並びにタイムディレィ回路61の出力
は第1の転流モードBを制御する第1の転流モード発生
器62に入力される。前記第1の転流モード発生器62
の出力信号はモード切換器63を通じてパルス分配器6
4に与えられ、インバータブリツジ3、補助サィリスタ
ブリッジ5、第2の補助サィリスタ11,12、チョツ
パ13,14に対する制御信号CNT変換され出力され
る。また、前記タイムディレィ回路61の出力fTo,
は第2の転流モードAを制御する第2の転流モード発生
器65の1入力とされると共にアンド回路68の1入力
となる。
一方、電流検出器18により検出された直流電流信号並
びに電流検出器19により検出されたコンデンサ17の
電流信号は、差電流検出器66によりその差分を検出さ
れ、この差分信号は零電流検出器67に入力される。前
記零電流検出器67に於いては、入力差分信号が零にな
った事を検出する事により転流完了をチェックして、そ
の出力Lをアンド回路68の他入力とする。前罰逓伝流
完了のチェック信号loを受けたアンド回路68は、前
記タイムディレイ回路61の出力をタイムディレィ回路
69に与え、ここで更に遅れた波形の信号fTo2を第
2の転流モード発生器65に他の入力として与える。前
記第2の転流モード発生器65出力信号は、モード切襖
器63を経由してパルス分配器64に与えられ、インバ
ータプリツジ3、補助サイリスタブリッジ5、第2の補
助サィリスタ11,12、チョッパ13,14に対する
制御信号CNTに変換され出力される。なお、電圧検出
器70はコンデンサ17の電圧Vcを検出し、検出信号
を出力するが、この検出信号は比較器71に於いて基準
値VR8Fと比較される。この比較の結果、コンデンサ
17の電圧Vcが基準値VR別より高い場合はモード切
換器63はインバータ転流周波数foに同期して、第2
の転流モード発生器65の出力をパルス分配器64に与
え、逆にコンデンサ17の電圧Vcが基準値VREFよ
り低い場合はモード切換器63はィンバー夕転流周波数
封。に同期して第1の転流モード発生器62の出力をパ
ルス分配器64に与える。上記の動作を第6図、第7図
並びに第4図に従って更に詳細に説明する。
ところで、第6図は第3図に示される制御方法と比較で
きるよう、時刻らでは主サィリスタ21と26がオンし
ている状態を示すものである。時刻L‘こおいて第2の
補助サィリスタ11をオンさせると同時にチョツパ13
,14及び第1の補助サィリスタ55をオンさせると、
第4図aの状態から第4図bの状態に変化し、コンデン
サ17は放電しコンデンサ電圧Vcは低下する。
その結果、時刻ムーこおいて主サイリスタ21の電流が
零となり負荷電流はluからlvへと転流完了する。電
流検出器18,19の入力を受けている差電流検出器6
6の差分出力をチェックしている雰電流検出器67によ
り零電流検出が行なわれ、その出力らが″1″即ち転流
完了が検出されると、主サィリスタ21がターンオフす
る時間の後、即ち時情爪D2後のt4時点においてチョ
ッパ13,1 4をオフさせると同時に主サイリスタ2
2をオンさせる。この状態が第4図cの状態に相当する
。この時点において第2の補助サィリスタ11と第1の
補助サィリスタ55にはコンデンサー7の電圧が逆方向
に印加されるのですみやかにターンオフして転流シーケ
ンスは完了する。このように、コンデンサー7の電圧が
低下する転流モードを第2の転流モードAと呼ぶことに
する。
次に、時刻ら‘こおいて、次の転流タイミングとなった
時、第2の補助サィリスタ12をオンすると同時にチョ
ッパ13,14をオンさせ、第1の補助サィリスタ53
をオンさせると、主サイリスタ26に逆圧が印加されタ
ーンオフする。
この状態が第7図aに相当し、電流lwは矢印のように
流れる。次に、主サイリスタ26がターンにオフするタ
イムディレィ時間TD後の時刻t6において、チョツパ
13,14をオフすると同時に主サィリス夕24をオン
させると電流lwはコンデンサー7の電圧Vcに逆って
流れるので時間とともに減少しluが増加する。この状
態を第7図bに示す。この間コンデンサ17は充電され
電圧Vcは上昇する。その結果、時刻t7においてlw
が零となり、第2の補助サィリスタ12と第1の補助サ
ィリスタ53に逆圧が印加され、これらがターンオフし
て転流が完了する。このようにコンヂンサ電圧Vcが上
昇するような転流モードを第1の転流モードBと呼ぶこ
とにする。
なお、パルス幅変調制御を行う場合は、第4図cの状態
、即ち主サイリスタ22、主サィリスタ26が通電して
いる状態から第4図aの状態にもどるシーケンスが存在
する。
このような転流を第1の転流モードBで行う場合につい
ても説明すると、第7図cに示すように、第2の補助サ
ィリスタ11、チョッパ13,14、第1の補助サィリ
スタ55をオンさせると、主サイリスタ22にコンデン
サ17の電圧Vcが逆圧として印放され主サイリスタ2
2はターンオフする。次に、第7図dに示すようにチョ
ツパ13,14をオフすると同時に主サイリスタ21を
オンさせると、破線の矢印で示される電流が減少し、実
線の矢印で示される電流が増加し、転流完了した時点で
第4図aの状態にもどる。以上述べた如く、コンデンサ
17を放電する第2の転流モードAとコンデンサー7を
充電する第1の転流モードBを利用してコンデンサ17
の電圧Vcを制御しながらィンバータ装置を安定に制御
する状態を第8図の波形図に従って説明する。
ちなみに、第8図Aはインバータ転流周波数foの信号
、同Bはコンデンサ17の電圧、同Cは比較器71の出
力、同Dはモード切襖器63の状態をそれぞれ示すもの
である。第5図の電圧検出器70‘こより検出されたコ
ンデンサ17の電圧Vcを基準値VR脚と比較器71に
より比較し、第8図に示すようにVR8F〉Vcとなる
時刻to〜t,の間は、インバータ転流周波数foと同
期を取ってモード切換器63はコンデンサ電圧を上昇さ
せる第1の転流モードBに切換って、コンデンサ17の
電圧Vcは転流毎に上昇する。
次に、VREF<Vcになった時点で、インバータ転流
周波数foに同期した時刻t,においてコンデンサ電圧
を下降させる第2の転流モードAに切換って、コンデン
サ17の電圧Vcは各転流毎に低下する。以上述べた如
く、第1、第2の各転流モードB,Aを切換えながらコ
ンデンサ17の電圧Vcが一定になるような転流制御が
継続され、コンデンサ17の電圧Vcは一定値に制御さ
れる。なお、転流完了検出については、第6図の第2の
転流モードAの部分を拡大した第9図の波形図に従って
説明する。ちなみに、第9図Aは電動機4のU相電流l
u、同Bは電動機4のV相電流lv、同cは電流検出器
18の出力、同Dは電流検出器19の出力、同Eは差電
流検出器66の出力、同Fは雫電流検出器67の出力l
o、同Gはチョツパ13,14の状態、同日は主サイリ
スタ22の状態をそれぞれ示すものである。今、時刻ら
1こおいて、チョツパ13,14がオンして転流が開始
する。
ここで直流電源1から電流検出器18を通じて検出され
る直流電流が、第9図に示す如く一定と仮定すると、主
サィリスタ21を通っていた負荷電流luは減少し、負
荷電流lvは第2の補助サィリスタ11からチョッバ1
3、コンデンサ17、チョツパ14、第1の補助サィリ
スタ55の回路を介して増加し、この間の電流は電流検
出器19により検出される。一方、差電流検出器66は
、電流検出器18の出力と電流検出器19の出力の差を
検出し、その出力を零電流検出器67に与える。雫電流
検出器67は前記差電流検出器66の出力が零になった
こと、即ち転流が完了し直流電流がィンバ−タブリッジ
3からコンデンサ17の回路に移行したことを検出し、
これをロジックレベルの信号loとして出力する。零電
流検出後一定時借財D2が経過した後、即ち主サィリス
タ21がターンオフする充分な時間が経過した後、先に
も説明した如く、チョッパ13,14をオフさせ、同時
に主サイリスタ22をオンさせて第2の転流モードAを
完了する事となる。更に、第1の転流モードBに於いて
、第6図に示すような動作を行なわせるに当っては、第
5図に示す如く、転流毎に分周回路60から出力される
60o毎の出力fと、この出力fをタイムデイレィ回路
61に入力して、時間TD,だけ遅れて得られる信号f
T。
,のみで転流モード信号を発生させることが出来る。ま
た、第6図より明らかなように、時刻t5〜tBの間で
は負荷電流が変化しない。
即ち、負荷転流が開始しない程度の遅れ時間TD,が設
定されているもので、第2の転流モードAについてもこ
の遅れ時間TD,を持たせてやり、第6図にも示す如く
第2の転流モードAと第1の転流モードBの転流遅れ時
間を合わせるよう工夫している。一方、零電流検出につ
いては、ィンバータブリッジ3の直流側、即ち主サィリ
スタ21,22,23のアノード側の共通点と、主サィ
リスタ24,25,26のカソード側の共通点にそれぞ
れ電流検出器を接続し、それぞれの零電流検出を行って
論理和を取る事によってこれを行っても同様効果を得る
事が出来るものである。
また、上記実施例は3相のィンバータ装置を例にとつて
説明したが、本発明の実施はこれに限定されるものでは
なく、単相、多相、多重インバータ装置についても同機
に適用し得るものである事は云うまでもない。
以上述べた如く、本発明に依れば、転流エネルギー蓄積
用のコンデンサの電圧が一定になるよつ、コンデンサを
充電する転流モードとコンデンサを放電する転流モード
を切換え制御しているので、転流電圧が一定となり、安
定な転流が行なわれ、しかも転流エネルギーが負荷に帰
還されるので効率が向上する等の利点があるばかりでな
く、転流完了をチェックして次のシーケンスに進む方法
を採用しており、またコンデンサ電圧を一つの転流モー
ドで回復させる必要がなく、従って転流シーケンスの時
間が著しく短縮出来るため、高い周波数で運転する事が
可能となり、更に、コンデンサ電圧を下げられる事から
主回路素子の耐圧を下げられるばかりでなく、負荷に加
わるサージ電圧が低下し、また、電流変イG率が下がる
事から、騒音が低下する等の利点をも有するィンバータ
袋暦の制御方法を得ることが出来るものである。
更に、本発明に依れば、2種の転流モードにおける負荷
の電流位相を合わせる様な制御方法を採用しているので
直流分が発生せず、従って、効率を向上させる事が出来
、また、転流完了チェックを直流電流とコンデンサ電流
の差、またはインバータブリッジの直流母線の2個所の
電圧差から雰電流検出を行い、これに基き次の転流シー
ケンスに進めているので「転流失敗のない安定なィンバ
ータ運転を行う事を可能ならしめたィンバータ装置の制
御方法をも得る蔓が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直列ダイオード形のィンバータ装置の回
路構成図、第2図は電流形ィンバータ装置の回路構成図
、第3図A〜Mは従釆のィンバータ装置の制御方法を説
明するための各部の波形図、第4図a〜cは従来のィン
バータ装置の制御方法を説明するための動作説明図、第
5図は本発明の一実施例に係るインバータ装置の制御方
法を実施するに好ましい制御ブロックの構成図、第6図
A〜Qは第5図の構成の動作を説明するための各部の波
形図、第7図a〜dは第5図のィンバータ装置の制御方
法を説明するための動作説明図、第8図A〜Dは第5図
のィンバータ装置の制御の状態を説明するための波形図
、第9図A〜日‘ま第6図の第2の転流モードの部分の
拡大波形図である。 3・…・・ィンバ−タブリツジ、5・・・…補助サィリ
スタブリッジ、11,12・・・・・・第2の補助サィ
リスタ、13,14……チョツパ、17……コンデンサ
、18,19・・・・・・電流検出器、60・・・…分
周回路、61,69……タイムデイレイ回路、62,6
5…・・・転流モード発生器、63・・…・モード切換
器、64・・・・・・パルス分配器、67・・・・・・
零電流検出器、71・・・・・・比較器。 第1図 第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直流母線に接続されるインバータブリツジと、前記
    インバータブリツジと交流端子を共通とする補助サイリ
    スタブリツジと、第1のスイツチング回路を介して前記
    補助サイリスタブリツジの直流端子間に接続されるコン
    デンサと、前記補助サイリスタブリツジの直流端子のそ
    れぞれを前記直流母線に接続する第2のスイツチング回
    路とを有するインバータ装置の制御方法において、前記
    コンデンサの電圧を検出して基準電圧と比較し、前記コ
    ンデンサ電圧が基準電圧よりも低い時は、前記インバー
    タブリツジの転流毎に前記コンデンサを充電するように
    前記第1、第2のスイツチング回路を制御し、前記コン
    デンサの電圧が基準電圧よりも高い時は、前記インバー
    タブリツジの転流毎に前記コンデンサを放電するように
    前記第1、第2のスイツチング回路を制御することを特
    徴とするインバータ装置の制御方法。 2 直流母線に接続されるインバータブリツジと、前記
    インバータブリツジと交流端子を共通とする補助サイリ
    スタブリツジと、第1のスイツチング回路を介して前記
    補助サイリスタブリツジの直流端子間に接続されるコン
    デンサと、前記補助サイリスタブリツジの直流端子のそ
    れぞれを前記直流母線に接続する第2のスイツチング回
    路とを有するインバータ装置の制御方法において、前記
    コンデンサの電圧を検出して基準電圧と比較し、前記コ
    ンデンサ電圧が基準電圧よりも低い時は、前記インバー
    タブリツジの転流毎に前記コンデンサを充電するように
    前記第1、第2のスイツチング回路を制御し、前記コン
    デンサの電圧が基準電圧よりも高い時は、前記インバー
    タブリツジの転流毎に前記コンデンサを放電するように
    前記第1、第2のスイツチング回路を制御すると共に、
    前記コンデンサの充電時の転流開始遅れ時間に相当する
    遅延時間を設定し、前記コンデンサの放電時の転流に前
    記遅延時間を持たせるように前記インバータブリツジ、
    前記補助サイリスタブリツジを制御することを特徴とす
    るインバータ装置の制御方法。 3 直流母線に接続されるインバータブリツジと、前記
    インバータブリツジと交流端子を共通とする補助サイリ
    スタブリツジと、第1のスイツチング回路を介して前記
    補助サイリスタブリツジの直流端子間に接続されるコン
    デンサと、前記補助サイリスタブリツジの直流端子のそ
    れぞれを前記直流母線に接続する第2のスイツチング回
    路とを有するインバータ装置の制御方法において、前記
    コンデンサの電圧を検出して基準電圧と比較し、前記コ
    ンデンサ電圧が基準電圧よりも低い時は、前記インバー
    タブリツジの転流毎に前記コンデンサを充電するように
    前記第1、第2のスイツチング回路を制御し、前記コン
    デンサの電圧が基準電圧よりも高い時は、前記インバー
    タブリツジの転流毎に前記コンデンサを放電するように
    前記第1、第2のスイツチング回路を制御すると共に、
    前記直流母線電流と前記コンデンサ電流を比較して転流
    完了を検出し、これに対して一定の遅延時間後に次の転
    流が開始するように前記インバータブリツジ、前記補助
    サイリスタブリツジを制御することを特徴とするインバ
    ータ装置の制御方法。
JP54011073A 1978-12-25 1979-02-02 インバ−タ装置の制御方法 Expired JPS6018193B2 (ja)

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US06/106,844 US4309751A (en) 1978-12-25 1979-12-26 Method and apparatus for controlling current type inverters
DE19792952484 DE2952484A1 (de) 1978-12-25 1979-12-27 Verfahren und vorrichtung zum steuern eines strom-inverters

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