JPS6018149Y2 - 組立て式ミラ−装飾ボックス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、バンドバッグ、時計、宝石などのディスプ
レー用として使用するミラー装飾ボックスに関するもの
である。

ミラー採用したディスプレー用装飾ボックスは、ミラー
特有の性質を生かしてゴージヤスにもシンプルにも変化
させることができるため、バンドバッグ、時計、宝石な
どのディスプレー用として広く使用されている。

ところで、従来のディスプレー用ミラー装飾ボックスに
は、既に完成された形状であるため、運搬や保管に場所
を採り、また破損する危惧があるため、その取扱いに注
意を要するなどどの不都合がある。

そこで、この考案は上記の欠点を除去し、運搬や保管に
場所を採らず、その取扱いも容易であり、しかも容易に
組立てることができる組立て式のミラー装飾ボックスを
提供することを目的としている。

この考案は、折目線に沿っての折り曲げにより角柱状に
組立て可能な裏打シートの各面板部表面に側板ミラーを
接着して胴本体を形成し、角柱状に組立てた上記胴本体
の端部において角形の天板ミラーを支持するようにした
ものである。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図示のように、この考案に係るミラー装飾ボックスは、
胴本体１と、この胴本体１の端部に支持される天板ミラ
ー２０との組み合わせてから戊っている。

前記胴本体１は、角柱状に組立て可能な裏打シート２の
各面板部３の表面側に同形状の側板ミラー４を接着して
いる。

ここで、裏打シート２としては、塩化ビニル樹脂シート
、段ボール、透明プラスチックシート等を採用すること
ができる。

この裏打シート２は、第４図の展開図で示すように、複
数の折目線５が形成され、この各折目線５に沿って上記
シート２を折曲げ、一方の側縁に形成したフラップ６を
他方の側縁部内面に接着することによって角柱状に形成
することができる。

上記裏打シート２の各面板部３の上縁には折目線７を介
して上フラツプ８が形成され、その一枚の上フラツプ８
に角形端板９の外周が接着されている。

端板９は、角柱状に形成した胴本体１の内側にほぼぴっ
たりと嵌り合う形状をなし、その端板を胴本体１の内側
に嵌め込むと前記各上フラツプ８の下面に衝合するよう
になっている。

また、端板９の中央部には角孔１０が設けられている。

前記天板ミラー２０は、上記の端板９と同形状となり、
その下面には、上記角孔１０に対して嵌合可能な係合板
２１が設けられている。

実施例で示すミラー装飾ボックスには上記の構造から戊
り、このボックスを構成する胴本体１は、通常、第３図
に示すように、対向位置の二つの折目線５沿っての折曲
げによって扁平な状態とされ、その内側に端板９が配置
される。

いま、扁平な状態の胴本体１の両側を内側に押圧すると
、裏打シート２に形成した各折目線５に沿って、この裏
打シート２が折れ曲がり、胴本体１を角柱状に組立てる
ことができる。

胴本体１の組立て後、この本体１の端部開口に端板９を
嵌め込み上フラツプ８のそれぞれを上記端板９の上面に
接着腰その上に天板ミラー２０を載せ、下面の係合板２
１を端板９の角孔１０に嵌合することにより、ミラー装
飾ボックスを組立てることができる。

なお、端板９と上フラツプ８とは、接着剤を塗布して接
着してもよく。

あるいは、第２図及び第３図に示すように、各上フラツ
プ８の内面に予め両面粘着テープ１１を接着しておき、
この粘着テープ１１の表面の離型紙１２を剥離して端板
９に接着してもよい。

端板９と上フラツプ８とを接着することにより、胴本体
１を角柱状の組立て状態に保持することができると共に
、端板９が胴本体１の嵌合位置から外れるのを防止する
ことができる。

この胴本体１の端面形状は、図示のような六角形のほか
、四角形や六角形等の任意の形状を採用することができ
る。

なお、裏打シート２として透明プラスチックシートを採
用し、この透明プラスチックの各面板部表面にハーフミ
ラ−を接着し、角柱状に組立てた胴本体１の内部におい
て照明燈を点灯させることにより、趣きのあるミラー装
飾ボックスにを形状することができる。

以上のように、この考案においては、胴本体を形成する
裏打シートを対向位置の折目線に沿って折り曲げること
により、扁平な板状に形成することができる。

搬送や保管に場所を採らず、取扱いも容易であり、しか
も胴本体゛の扁平な折畳み状態において、並列する側板
ミラー間に裏打シートが介在して緩衝材の役目をするた
め、側板ミラーの破損防止に効果を挙げることができる
。

また、胴本体の扁平板状の折り畳み状態において、この
胴本体の両側を内側に押圧する簡単な作用によってこの
胴本体を角柱状に組立てることができる共に、角柱状胴
本体の端部開口に端板を位置させて各面板部の上フラツ
プをこの端板に接着することにより、胴本体から端板が
外れず、胴本体を角柱状の組立て状態に保持することが
でき、保型性の良好な胴本体を形状することができる。

このようにして形成した胴本体の上フラツプ上に天板ミ
ラーを載置し、その天板ミラーの下面の係合板を端板の
角孔に嵌め込むことによって装飾ボックスを形状するこ
とができるため、装飾ボックスの組立ても容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係るミラー装飾ボックスの一実施
例をす分解斜視図、第２図は同上の組立て状態の縦断正
面図、第３図は同上の折畳み状態の縦断正面図、第４図
は、同上の裏打シートの展開図である。 １・・・・・・胴本体、２・・・・・・裏打シート、３
・・・・・・面板部、４・・・・・・側板ミラー ７・
・・・・・折目線、８・・・・・・上フラツプ、９・・
・・・・端板、２０・・・・・・天板ミラー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 折目線に沿っての折曲げに角柱状に組立て可能な裏打シ
   ートの各面板部表面に同形状の側板ミラーを接着した胴
   本体と、角柱状に組立てた胴本体の端面形状に対応する
   天板ミラーより戒り、前記裏打シートの各面板部上縁に
   角柱状に組立てた胴本体の内側に突出する上フラツプを
   折目線を介して設け、この上フラツプの一つに接着され
   た端板を上記胴本体の内側にほぼぴったりと嵌合し得る
   形状とし、その端板に角孔を設け、上記端板を胴本体の
   内側上部に嵌合して残りのフラップに接着し、上記各フ
   ラップの上面に前記天板ミラーを載置し、その天板ミラ
   ーの下面に設けた係合板を上記端板の角孔に嵌合した組
   立てた式ミラー装飾ボックス。