JPS60181362A - 導電性ポリエステルフイラメントの製造方法 - Google Patents

導電性ポリエステルフイラメントの製造方法

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JPS60181362A
JPS60181362A JP3702384A JP3702384A JPS60181362A JP S60181362 A JPS60181362 A JP S60181362A JP 3702384 A JP3702384 A JP 3702384A JP 3702384 A JP3702384 A JP 3702384A JP S60181362 A JPS60181362 A JP S60181362A
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JP
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polyester
metal
fiber
plating
filament
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JP3702384A
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市川 美保子
哲夫 松本
市橋 瑛司
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1本発明の技術分野 本発明は導電性稙維の製造方法に関するものである。さ
らに詳しくは、ポリエステル繊維の表面に化学メッキを
施すに際し、スルホン酸基および/または金属スルホネ
ート4を有する化合物を含むポリエステル繊維をアルカ
リ浴に浸漬および/または通過させることにより8〜3
0φ(重量係)の減量を施し、i、或維表面に金属スル
ホネート基を喀出し、増感処理、活性化処理を施し、金
属スルホネート基により処理剤を安定足着した後、化学
メッキ浴を通過させ、ポリエステル繊維に均一に所望の
厚さの金属被膜を形1jiさせることを特徴とする導電
性ポリエステルフィラメントの製造方法に関するもので
ある。
B、従来例とその問題点 一般にプラスチック表面に化学メッキを施すには脱脂、
増感、活性化等の前処理を行った後化学メッキ浴主体に
浸漬さぜるのが普)[liであり、さらに基材表面の濡
れを良好にして触媒の吸漸および付着能を向上させたり
、あるいは績材と全極との付着性、密着性の向上を目的
として2機械エツチング、化学エツチング等の表面処理
を併用することが多い。
また、化学メッキの対象とされているプラスチ−ツクは
限られていてA B S w脂、あるいはポリプロピレ
ン樹脂、ナイロンなどが工業的に行われているに過ぎな
い。この理由はこれらの基材が化学エツチング、すなわ
ち溶液で容易にエツチングでき、金属化学メッキを施し
た時、比較的密着性良く付着するからであり、その他の
プラスチックにおいては十分に密着力が生ぜず、初期化
学メッキの仕上りは滑らかrできない場合が多く実用に
供されていない。
また、エツチングと共に化学メッキを施すのに重要な要
素は、プラスチック表面を増感処理、活性化処理する際
の表面処理剤の結合効果が挙げられる。これはA B 
S 樹脂充填剤を混入したポリブー ロピレン樹脂、ナ
イロン等の素材が多く用いられる理由の一つとなってい
る。
しかしながら、基材としてポリエステルフィラメントを
用いる場合、短時間で均一にam表面て化学エツチング
することはむずかしく、増感剤。
処理剤を比較的安定定着できるアクリル、ナイロン等が
基材として好んで用いられる。しかしながら、これらの
繊維においても短時間で充分な活性化剤の定着ができな
い。通常、化学メッキを施す場合、比較的繊維数の多い
マルチフィラメントでは繊維間に生じた毛管現象により
ある程度の触媒が吸着されて化学メッキにより金属被膜
は比較的容易に形成するが、モノフィラメントあるいは
比較的繊維数の少ないマルチフィラメントでは毛管現象
による触媒吸着能が充分でなく、フィラメント表面を充
分に活性にすることができないために繊組表面に金h 
iil& 41むらを起こしたり、あるいは全く省属被
膜が形成されない等の欠点があった。
これら欠点を解消する方法として、特公昭46−1.3
960号公報では合繊フィラメントを脱脂、増感、活性
化等の前処理を施した後、化学メッキ主浴に浸漬するに
先立って、あらかじめ細管等の断面積の小さい化学メッ
キ浴中を通過させることによって、繊維表面に初期金属
被膜を形成さぜ、しかる後に該フィラメントを化学メッ
キ主浴な通過させて所望の厚さの金属被膜に迄成長させ
る方法があるが、これは特殊な装置を必要とし、経済的
に好ましくないし、前述のごとく合成繊維がポリエステ
ルの場合、ポリエステル表面と活性化剤との結合が極め
て弱いためマルチフィラメントであっても活性化処理し
た後、こすれたり水洗することによって浦単に活性化剤
が脱離してしまい、化学メッキ浴を通過させても全く金
属被膜は形成されない。
一方、活性化処理後そのままメッキ浴を通過させると、
触媒がメッキ浴中に溶出して金属被膜むらができたり、
金属被膜の形成されない部分ができたりして問題になる
。また、活性化処理剤した後メッキ工程へ移行した場合
でも触媒の均一付着がむずかしいため金属被服むらを防
止することができなかった。
C0本発明の目的 本発明はポリエステル繊維の化学メッキにおける前記欠
点を解消するため、アルカリ溶液で短時間に低温で5〜
30チ減量粗面化し、繊維表面に露出した金属スルホネ
ート基により増感処理、活性化処理剤を繊維表面に安定
して定着させることによって均一でむらのない密着力に
すぐれた金属被膜を容易に形成させ、導電性にすぐれた
ポリエステル繊維を連続的に得る方法を提供するもので
ある。
D0本発明の構成 本発明は次の構成を有する。すなわちスルホン酸基およ
び/または金属スルホネート基を有する化合物を含有す
るポリエステル繊維を、アルカリ溶液に浸漬および/ま
たは通過することにより5〜30チ減量、エツチングし
、繊維表面に金属スルホネート基を露出し、つぎに活性
触媒となる金属塩溶液で処理して、触媒金属を繊維表面
に結合させたポリエステル、7維に化学メッキを施すこ
とを特徴とする導電性フィラメントの製造方法を賛旨と
するものであり、特に好ましくはポリエステル中にスル
ホン酸基および/または金属スルホネート基を有する化
合物がポリエステルを構成する全酸成分に対し0.5〜
10モルチ含有するポリエステル繊維であって、ケン化
エツチングする際アルカリ濃度は5〜25(重量%)、
好ましくは10〜20(重量%)で、温度40〜70℃
のアルカリ溶液に10・分取内の短時間浸漬および/ま
たは通過で粗面化することを特徴とする。
本発明に用いるポリエステルフィラメントとは。
主としてテレフタル酸(以下TPAと略記)とエチレン
グリコール(以下EGと略記)とから製造されるポリエ
チレンテレフタレートをさすが、TPAの他に7タル酸
、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニル
スルホカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸などのジカ
ルボン酸が15モルチ程度なら含まれていてもよ<、E
Gのほかにテトラメチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、1.4−シクロヘキサンジメタツールなどの
グリコールが15モルチ程度なら含まれていてもよい。
 ′ 本発明にいうスルホン酸基および/または金属スルホネ
ート基を有する化合物とは、5−スルホイソフタル酸、
3.5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸、1
,8−ジ(カルボメトキシ)ナフタリン−3−スルホン
酸、2.5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸
、2.5−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンスルホ
ン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、3,5−シ
(カルホー2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンスルホン
酸ナトリウム、3.5−ジ(カルボメトキシ)−ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、3,5−ジ(カルボメトキシ
)ベンゼンスルホン酸カリウム、l、8−シ(カルボメ
トキシ)ナフタリン−3−スルホン酸ナトリウム、2,
5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン畝カリウム
、2.5−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンスルホ
ン酸カリウムなどのポリエステルを共重合し得る化合物
ある(・はメタンスルホン猷ナトリウム、ベンゼンスル
ホン酸カリウム、トルエンスルホン酸ナトリウムナトジ
エステル形成性官能層を′肩しない化合物など力;あげ
られるが、特に3.5−ジ(カルボ−2−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼンスルホン酸、3,5−ジ(カッpポー
2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(以下SIPと略記)や5−スルホインフタル酸及び
5−ナトリウムスルホインフタル酸等が好適である。
スルホン酸基を有する化合物を含むポリエステルはアル
カリによる化学エツチングにより、ポリエステル表面に
存するスルホン酸基は実質上アルカリ金属スルホネート
基として作用する。
前記スルホン酸基および金属スルホネート基を有する化
合物の添加量は、ポリエステルを構成する全酸成分に対
し0.5〜1.0モルチア好ましくは1.0〜7モルチ
添加することが必要である。添加量が0.5モルチ以下
であると実質上後述する化学エツチングの時間短縮効果
および増感処理時間の短縮。
活性化剤の定着効果が発現せず、一方10モル係以上で
はポリエステル繊維の強度が低下するため操業スピード
を上げることができず、またあまりにもアルカリによっ
てエツチングされやすいため。
単糸切れ等のへい害が生じ操業性を著しく阻害されると
ともにポリエステル本来の良好な物理的諸性質を損ねと
もに好ましくない。
スルホン酸基および/または金属スルホネート基を含有
するポリエステルは次のようにして製造することができ
る。すなわち、金属スルホネート基を含有するポリエス
テルは重縮合反応完結以前の任意の時点において、好ま
しくはエステル化反応が終了後、すなわちエステル化反
応率が90係以上となったビス−(β−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートおよび/またはその低重合体(以下
BHETと呼ぶ)、好ましくはエステル化反応率が94
〜96%となったBHETに金属スルホネート基を有す
る化合物のグリコール溶液を添加し。
240〜290℃の温度で5分以上混合した後、公知の
任意の触媒の存在下で重縮合させ9本発明にいうポリエ
ステルを得ることができる。
また、スルホン酸基ヲ有する化合物はBHETに直接添
加すると副反応妃よるエーテル結合を生成し、ポリエス
テルの機械物性を低下させるので〔η〕0.3以上とな
ったポリエステルに添加させる方法が好ましい。
次に化学メッキを施すに先立ち、脱脂、化学エツチング
、増感および活性化処理等の前処理が行われるが、特に
化学エツチング条件の選定が肝要である。
脱脂工程では中性洗剤またはアルカリ性洗剤の使用が好
ましい。
化学エツチングて用いるアルカリとしては、苛性ソーダ
、苛性カリなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液が適当
である。化学エツチングによる繊維重量減は8〜30チ
、好ましくは10〜25%が必要である。繊維重量減が
8%未満であると粗面化が不充分で活性化剤の付着も悪
く、また化学メッキを′施した際、金属被膜の脱落が著
しく実用に供することができない。繊維重量減が30係
以上であるとポリエステル繊維の強度が低下したり、単
糸切れが起こりやすく操業性を著しく阻害し、またポリ
エステル本来の良好な物理的性質を有することができず
、実用冗供しない。
化学エツチング条件はスルホン酸基および/または金属
スルホネート基を有する化合物の含有量によって異なる
が、アルカリ濃度としては5〜25(重量)%で、好ま
しくは10〜20重量係行われるのがよく、処理温度は
40〜70℃が好ましく、繊維の浸漬および/または通
過時間は]0分以内とすることが好ましい。
アルカリ濃度は繊維の太さによって製置を選択すること
が必要であり、比較的i、(lいものには薄い溶液を、
太いものには20重重量圧近いものを用いるのが良い。
しかし、アルカIJ m度が25重量係を越えると、糸
の太さの・隘めて大きいものであっても単糸切れが発生
し好ましくなく、また5%未満ではアルカリ粗面化が平
滑であるため、金属被膜の密着力が弱くなり好ましくな
い。
一方、アルカリ処理源vrocを越えるとアルカリ減姓
が著しくなるため単糸切れや、糸の太さむらが起こり、
繊維強度の著しい低下をまねきポリエステル本来の良好
な物理的諸性質を損ね好ましくない。また、処理温度が
、40℃以下であると、アルカリ減量が長時間にわたり
、かつ繊維表面が平滑になってしまい、金属被膜の密着
力が低下し。
金属被膜の剥離、脱落が生じ好ましくない。
すなわち、アルカリ溶液による化学エツチングはアルカ
リ溶液濃度5〜25重量係で、処理温度40〜70℃の
範囲で10分以内に8〜30%の繊維重量減がある条件
を選定することにより粗面化も良好で、f@、維強度も
充分にあり、単糸切れのない金属スルホネート基を有す
る化学メッキを施すのに適したフィラメントができるの
である。
増感工程では塩化第一スズ−塩酸系増感剤中で短時間処
理すればよく、処理後流水中を通過して余剰の付着塩化
単一スズを取り除いておくことが肝吸である。
余剰の塩化第一スズが連続的に活性化槽に入ると活性化
剤Pd のコロイド化を促進するため好ましくない。ま
た、続いて行われる活性化工程では塩化パラジウム−塩
酸系活性化剤中を極めて短時間通過処理すればよく、そ
の後余剰の付着パラジウムを流水中を通過し取り除くこ
とが好ましい。
余剰のパラジウムが繊維表面に残っていると、メッキ浴
を通過する際パラジウムの最に応じて金属が還元されて
来るため金属被膜の厚さむら、すなわち体積固有抵抗値
むらが生じ好ましくないばかりか、電解液中に余剰のパ
ラジウムが溶出し、メッキ浴中で金属塊が生成しメッキ
浴の使用期間を短縮させる等の弊害が生ずる。
以上の前処理工程を経た後化学メッキにより。
ニッケル、銅、クロム、コバルト等の金属を付着させる
。本発明においてメッキの答易さ、安定性および経済性
等により、メッキはニッケルおよびニッケルの1吏用が
好ましい。
化学ニッケルメッキ浴としては、特にニッケル塩−次亜
リン酸塩基アルカリ金属が好ましく、また化学銅メッキ
浴としては銅塩−ホルマリン系浴があげられる。特に連
続製造の見地からいってメッキ速度が速く、かつ浴の安
定性に優れた化学ニッケルメッキ浴の使用が望ましい。
かくして、ポリエステルフィラメント表面に厚さ0.0
5〜2ミクロンの金属が均一に付着した。体1−5 槓固肩抵抗10〜10rLcmの優れた電導性フイラメ
ントが得られる。
E0本発明の作用効果 次に本発明の作用効果を説明する。
本発明の原理は次の通りである。
すなわち、スルホン酸基および/または金属スルホネー
ト基を有するポリエステル繊維を用いることによって化
学メッキを施す前に行われる工程。
■アルカリ溶液によるエツチング ■Sn イオンによる増感化 ■Pd イオンによる活性化 の効果を増大することにより、メッキ密着力の大きい金
属被膜の厚さむらのない化学メッキを短時間に連続的に
完成することにある。すなわち、アルカリ溶液における
エツチング後程ではポリエステル繊維中にスルホン酸基
および/または金属スルホネート基を含有することによ
り、エツチング連層が非常に早く、ポリエステル中に含
まれるスルホン酸基および/または金属スルホネート基
の含有量によるが、従来のエツチング時間の1/2〜1
/10程度に短縮できる。 また、8n イオンによる
増感工程およびPd”イオン等による活性化工程ではア
ルカリ溶液によるエツチングにより基材表面に金鵜スル
ホネート基が形成されるため、増感工程ではSn++付
着速度が増大し処理時間が短縮され、活性化工程では活
性化剤となる金属イオン(Pd 、 Ag 、Pt t
、 Au など)が安定吸着し。
吸着された金属は極めて安定がよく、水洗しても容易に
は脱1i[せず金ス・)3スルホネート基による結合力
の増加効果を示しているものと考えられる。
この触媒活性剤となる金属イオンはポリエステル繊維を
メッキ浴に浸漬すると同時に極度に活性な触媒活性剤と
なり、著しいメッキ速度でメッキ府中の金属を還元し稼
維にメッキが短時間に施され、導電性のよいしかも金属
被膜の厚さむらのないポリエステル繊維が得られるので
ある。
なお、ポリエステル繊維をアルカリ金属水酸化物でエツ
チング後、塩化第−スズ、塩化ノくラジウムで活性化処
理して化学メッキする方法は公知で。
ある(特開昭48−4’4598号公報)が、スルホン
酸基や金属スルホネート基を有するポリエステル繊維を
用いれば従来前えられなかった′はど短時間に容易にか
つ強固に金属被膜が形成されることは非常に焉くべきこ
とである。
本発明方法の効果は、化学メッキをするに際しスルホン
酸基および/または金属スルホネート基を含有する化合
物を共重合したポリエステル繊維を用いることにより生
ずる効果であり。
1)ポリエステル繊維の化学エツチングを容易にし、短
時間でかつ連続的に粗面化の良好なエツチングが行える
2)増感および活性化処理工程において、増感剤。
活性化剤とポリエステル表面との結合力が増大し。
短時間に処理できかつ結合力の強化により活性化剤が離
脱することなく十分に水洗できるため、繊維表面の触媒
付着喰が均一であり、メッキ初期速度の良好な、金属被
膜厚さひいては体積固有抵抗値むらのない安定した性能
の導電性フィラメントを得ることにある。
])、 2)の効果により前処理から一貫して連続的゛
かつ工業的に化学メッキを施すことができ、すぐれた性
能の導電性ポリエステル繊維を得ることができるのであ
る。本発明になる導電性フィラメントは特殊用途?W導
線、シールド材料等に好適であり、また、該フィラメン
トを少量合成繊維に混入して帯電防止に用いることもで
きる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
例中「部」とあるのは特記なき限り、ポリエステルを構
成する全酸成分1モルに対するモル数を示すものとする
。なお2例中の体積固有抵抗値は以下の方法で測定した
体積固有抵抗(Ω・cm) 試料を0.2 %のアニオン活性剤の弱アルカリ水溶液
中で′開気洗濯機を用いて2時間洗濯後、水洗。
乾燥してから長さくt) 10cm、 繊度(1)) 
1000デニールの繊維束に引き揃えて20C,40%
RHにて2型間調湿後エレクトロメーターにより印加電
圧1mVで試料の抵抗を測定し9次式により算出した体
積固有抵抗(Ω・LM)の大小で帯電防止性の尺度とし
(ここで2.、P:体積固有抵抗(Ω・cln)R:抵
抗(Ω) D:繊度(デニール) t:繊維試料長(σ) d:試料密度(11/al ) である。) また、メッキの厚さの平均値iおよびバラツキσn−1
は繊維断面の任意の5ケ所の電子顕微鏡写真よりめた。
参考例I B HE Tの存在するエステル化槽にテレフタル酸と
エチレングリコールのスラリー(テレフタル吸/エチレ
ングリコールのモル比が1/1.6)を連続供給し、2
50℃、圧力0.05 KV/a/I Gで反応させ。
滞留時間を8時間としたところ、エステル化反応率95
チのB HETを連続的に得た。
実施例1 参考例1で得たBi(BT100部を重合槽に移送し2
80℃に加熱し、ポリエステルを構成する全酸成分1モ
ルに対し、SIPを全酸成分に対し5モル係となる量を
ECに溶解した溶液として反応巻に添加し30分攪拌混
合した後、触媒として三酸化アンチモンをポリエステル
を構成する全酸成分1モルに対して2.OX 10−’
モル反応系に添加し、高温域圧下重縮合を完結させたと
ころ、〔η]=0,55(di/II ) 、(Dポリ
エステルを得た。
このポリエステルを常法により乾燥後、紡糸延伸して7
5テニール、36フイラメントのポリエステル繊維を得
た。このポリエステル繊維を中性洗剤で洗浄した後、5
0℃の20%アルカリ溶液中に5分間浸漬した。アルカ
リ処理による減量率は21.3(wt%)であった。そ
の後水溶液中を通過させてアルカリ除去を行い、順次5
%塩化第一塩酸不溶液。
流水水洗浴、0.25%塩化パラジウム−塩酸系溶液中
を短時間通過した抜水で十分洗浄した。洗浄後の糸は微
黄褐色を呈しており、パラジウムが付着していることが
確認できる。
次いで、このフィラメントを90℃でニッケル塩−次亜
リン酸系アルカリメッキ浴中な3 HBZsmの流速で
20秒間液中を通過させ全域被膜を形成せしめ、水洗槽
を通過しボビンに捲取った。
このようにして得られたポリエステルフィラメントには
均一に金属被膜が形成され、このものの体積固有抵抗は
1.0×10(Ω・On )で1体積固有抵抗むらのな
い導′眠性フィラメントであり2通常の洗濯を20回く
り返した後でも体積固有抵抗値は変らず、密着性も良好
なメッキであることがわかった。
比較例l 5IPを含まない通常PET糸75デニール。
36フイラメントの糸を用いたことと、アルカリ溶液に
よるエツチング条件を70℃、20%アルカリ中[20
分間浸漬とした他は実施例1と全く同様にして増感処理
、活性化処理、ニッケル化学メッキを施したところ、全
く金属は付着せず、このポリエステルフィラメントの体
積固有抵抗は3.4 X ] 62(Ω・z+ )であ
り、 l”4とんど郭′醒性は改良されizかった。
比較例2 SIPを含まない通常P ET糸を用い活性化処理後水
洗をしないで、塩化パラジウム処理後すぐに熱風により
乾燥した他は比較例1と全く同様にしてニッケル化学メ
ッキを施し第1表記載の結果を得た。この方法によると
、金属被膜は形成されるが金属被膜の厚さむらが多く2
通常の20回の洗濯くり返しにより所々金属被膜が脱落
し、メッキの密7ib性に問題があると考えられる。
実施例2,3 SIPの添加量とアルカリ処理条件を変更した以外は実
施例1と全く同様にしてニッケルメッキを施し鋼1表の
結果を得た。
比較例3,4 SIPの添加量を比較例3ではポリエステルの全酸成分
に対し12モルチ、比較例4では0.2モル係とした他
は実施例1と全く同様にして第1表記載の結果を侍た。
SIP成分が12モモル係はアルカリエツチング行程に
おいて単糸切れが頻繁に起こり弱い糸であるため、メッ
キ工程に移すことができなかった。
実施例4.5 SIPに変えて実施例4では5−スルホイソフタル酸を
、実施例5ではp−)ルエンスルホン酸を用い、これを
ポリエステルの〔η〕が0.30となった時点で添加し
て重縮合を行った以外は実施例1と全く同様にして第1
表記載の結果を得た。
実施例6 エツチング工程を20チアルカリ済液で60℃2分通過
とし、エッチング工程、前処理工程、メッキ工程を一貫
して連続的に操業した他は実施例1と同条件でメッキを
行い金属被膜の厚さむらのない体積固有抵抗値2.3 
X 10−’(Ω・cnn)の2M、電性にすぐれたポ
リエステル繊維を連続的に得た。
手続ネWt正書(自発) 昭和59年7月ン7E 1、事件の表示 特願昭59−37023号 2、発明の名称 導電性ポリエステルフィラメントの製造方法3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県岡崎車日名北町4番地1名称 日本エス
テル株式会社 代表取締役 中 井 茂 4、代理人 5、補正の対象 願書の「発明の名称」の欄並びに明細書の6、補正の内
容 (1)願書の発明の名称の欄の「フィラメント」を[「
繊維」と補正する。
(2)明細書の特許請求の範囲 別紙のとおり。
(3)明細書の第1頁第3行目、第2頁第13行目。
第3頁末行〜第4頁第1行目、第6頁第18行目、第1
4頁第18行目、第14頁末行〜第15頁第1行目、第
17頁第17行目、第18頁の第2〜3行目及び第4行
目並びに第21頁の第2〜3行目にある「フィラメント
」をそれぞれ「繊維」と補正する。
(4)明細書第14頁の第17行目と第18行目の間に
次の文を挿入する。
「なお、これらの各種前処理工程や化学メッキ工程にお
いては、最終用途に応じて延伸糸をそのままあるいは織
+MA地としてから処理すればよい。」 特許請求の範囲 (1)スルホン酸基および/または金属スルホネート基
を有する化合物をポリエステルを構成する酸成分に対し
0.5〜10モル%含むポリエステル繊維を、アルカリ
溶液に浸漬および/または通過することにより8〜30
%減量、エツチングし。
次に活性化触媒となる金属塩溶液で処理して触媒金属を
繊維表面に結合させたポリエステル繊維に、化学メッキ
を施すことを特徴とする導電性ポリエステルUの製造方
法。
(2)ポリエステル繊維をアルカリ溶液に浸漬および/
または通過するに際して、アルカリ溶液濃度は5〜25
重量%で温度40〜70℃において、10分以内に処理
することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の導
電性ポリエステルUの製造方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) スルホン酸基および/または金属スルボネート
    基を有する化合物をポリエステルを構成する酸成分に対
    し0.5〜10モル係含むポリエステル繊維を、アルカ
    リ溶液に浸漬および/または通過することにより8〜3
    0%減景 エツチングし2次に活性化触媒となる金属塩
    溶成で処理して触媒金属を繊維表面に結合させたポリエ
    ステル繊維に、化学メッキを施すことを特徴とする導電
    性ポリエステルフィラメントの製造方法。
  2. (2) ポリエステル繊維をアルカリ溶液にf2 ?j
    (および/−i:たは通過するに原して、アルカリ溶成
    濃度は5〜25重量係で温度40〜70cVcおいて。 10分以内に処理することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項眞記載の導電性ポリエステルフィラメントの’J
    J iM方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155263A (ja) * 1984-08-20 1986-03-19 株式会社 高瀬染工場 ポリエステル繊維含有繊維材料の改良された金属化方法

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