JPS60181084A - 新規クラウンエ−テル - Google Patents

新規クラウンエ−テル

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JPS60181084A
JPS60181084A JP3567284A JP3567284A JPS60181084A JP S60181084 A JPS60181084 A JP S60181084A JP 3567284 A JP3567284 A JP 3567284A JP 3567284 A JP3567284 A JP 3567284A JP S60181084 A JPS60181084 A JP S60181084A
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JP
Japan
Prior art keywords
asymmetric
crown ether
formula
compound
biphenanthryl
Prior art date
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Granted
Application number
JP3567284A
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English (en)
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JPH0461875B2 (ja
Inventor
Masao Nakasaki
中崎 昌雄
Koji Yamamoto
浩司 山本
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なりラウンエーテルに関する。
更に詳しくは1,1′−ピフエナンスリル基を含む次の
一般式(1)で示されるクラウンエーテルに関する。
式中nは3乃至7の整数であシ、好ましくは4乃至6の
整数である。上記一般式で示されるクラウンエーテルに
はラセミ休及び2種類の光学異性体が含まれている。
(産業上の利用分野) 従来クラウンエーテルは相間移動触媒やアニオンを活性
化するだめにある種の反応に不可欠な要素として広く使
われてきた。このうち光学活性なりラウンエーテルはそ
の高い不斉識別能により光学分割に用いられることが知
られている。特に種々の光学異性体の一方を撰択的に輸
送する不斉輸送を効率的に行なわせることができる。こ
のほか不斉合成反応における重要な不斉源として触媒的
に使用することができる。
(従来技術) 従来広く使われてきたクラウンエーテルとしては環状ポ
リアルキレンクリコールがあるが、大きな芳香族基を有
するクラウンエーテルは。
疎水性が大きく又立体的な規制性を持つなど、特異な用
途が開かれている。特に光学活性なりラウンエーテルと
してけり、 J、クラムらによって合成されたビナフチ
ル基を有するものが知られておシ、多くの用途例がある
(D、、T、Ciram at al、 J、Org、
 (3hem、46,393(1981)。
D、J、 Cram et al、 、T、 Am、 
Ohem、 Soc、 、 10t 、4941(19
79)、D、 、r、 0rarn、 Ohem、 C
ommun、 1981.625)しかしながらこれら
は必ずしも満足すべき性能を有しているとはいえず、よ
シ入手が容易で優れた能力を有する化合物が望まれてい
た。そこで本発明者等は鋭意探索を行なった結果本発明
に到ったものである。
本発明によシ提供されるクラウンエーテルの光学活性体
は、疎水性が向上し更に立体規制能力が優れていること
からより、高い撰択性で不斉輸送を行なわせることが可
能となった。
(発明の構成) 本発明は上記一般式(1)で表わされるクラウンエーテ
ルに関するものである。本発明によって提供されるクラ
ウンエーテルは1,1′−ビフェナンスリル基を有して
おシ、2種類の光学異性体を含んでいる。それぞれの光
学異性体は、いずれも容易に得ることができる。得られ
た光学活性体はその比旋光度の値が正又は負の符号を持
ち、クロロホルム中[α]’fi 5.4°である。
本発明に係る式(1)で表わされる化合物は例えハ2.
2’−ジヒドロキシ−1,1′−ビフェナンスリルをポ
リエチレングリコールジトシラート(n=3〜7)と希
釈条件下環化させることにょシ得られる。
文武(1)で表わされるクラウンエーテルの光学活性体
は例えば光学活性な2.2′−ジヒドロキシ−1,1’
−ビフエナンスリルをポリエチレングリコールジトシラ
ートと希釈条件下環化させることkよシ得ることができ
、得られた光学活性体の光学活性は出発物質である2、
2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビフエナンスリルの光
学活性に依存するため、そのいずれかを適宜選ぶことで
いずれの光学活性体をも得ることができる。
勿論、ラセミ体のクラウンエーテルを光学分割すること
によっても光学活性体を得ることが可能である。
(発明の効果) 本発明によシ提供される新規なりラウンエーテルは、従
来の環状ポリアルキレングリコールに比べ疎水性基を有
することから、溶解度が異なり、輸送能力が犬きくなる
ことが期待される。
又、平面性基を有し立体的規制性が大きいため、その光
学活性体の不斉識別能が増すものと期待される。即ちこ
れらのクラウンエーテルは種々の不斉合成反応の不蒼源
として用いることができる。例えば不斉マイケル反応の
触媒や不斉重合反応の開始剤とすることができる。文種
々の光学異性体を光学分割する場合にも優れた不斉識別
能を示し、アミンの鉱酸塩の不斉輸送を行なわせること
ができるものと期待できる。
次に本発明を実施例をもって詳述する。
この中で記したNMR値、lR値、比旋光度値、円偏光
二色性スペクトル値は次の方法にょシ測定し7た。即ち
°HNMRスペクトルは日本電子表F’X−100型を
用いて1“MSを内部標準として用いて測定した。又I
R値は日立製26o−10型を用いて測定した。
比旋光度値は日本分光工業製り工P−181を用いクロ
ロホルム溶液とL2て測定した。円偏光二色性スペクト
ル値はヘキサン溶液中、日本分光工業製J−40を用い
て測定【−7だ。
〈実施例1〉 2.2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビフエナンスリル
o、s v (1,29X 10−’モル)を無水T)
IF75ttteに溶かし、窒素気流下t−BuOK 
O,35f (3,12×101モル)を加え、1時間
攪拌還流した後、ペンタエチレングリコールシトシラー
) 0.65t(1,54X 10−’モル)の無水T
)IF7511Ll!溶液を5時間かけて滴下して加え
る。滴下終了後5時間攪拌還流した後、水冷下水100
1を加え、塩化メチレンにて抽出する。2 Nuす、2
 N NaHo 0s 。
水で洗った後硫酸マグネシウムで乾燥させる。
乾燥剤を除き溶媒を留去した後、粗生成物を302のシ
リカゲルを用いてカラムクロマトを行ない精製する。展
開剤はベンゼン−エーテル(3:1)を用いる。得られ
たものをベンゼン−メタノールから再結晶すると、式(
1)に於てn = 5のラセミクラウンエーテルが得ら
れる。このクラウンエーテルのラセミ体の融点は211
〜213℃であった。
’HNMRiδCDCJ!、、 (溶媒クロロホルム、
TMS )3.1〜4.2 (m) 、 7.1〜9.
0 (m)IR; KBr (m−”) 1595.1450,1305,1210゜1110.
7(So、730 〈実施例2〉 実施例1と同様にして出発物質に(S)−(−)−2,
2’−ジヒドロキシ−1,1′−ビフエナンスリルを用
いると(−)体のクラウンエーテルが得られる。式(1
)に於てn = 5の(−)−クラウンニーチルは収率
40%で得られ融点は178〜180℃、比旋光度は〔
α124 s、4°(クロロホルム)であり つた。元素分析値は次のとおシであった。
C5[1”5606理論値 077.53%、 H6,
16%分析値 077.41%、 H6,11%円偏円
偏光性(CD) ; (nm) 0内は〔θ〕値を示す
。(シクロヘキサン中) 276 (−a、 12 X 102) 、279(−
1,18X102) 。
292 (−4,82刈05)、512(+2.47×
105)〈実施例3〉 実施例2と全く同様にして出発物質に(R) −(+)
−2,2’−ジヒドロキシ−1,1′−ピフエナンスリ
ルを用いると(十)体のクラウンエーテルが得られる。
式(1)に於てn = 5の(+)−クラウンエーテル
の融点は178〜180℃、比旋光度は〔α〕甘せ5.
4°(クロロホルム)であった。
出願人代理人 古 谷 馨 手続主甫正書(自発) 昭和59年6月22日 1、事件の表示 特、耘昭59−35672号 2、 発明の名称 新規クラウンエーテル 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (290)ダイセル化学工業株式会社 4、代理人 東京都中央区日本橋横山町1の3中井ビル明細書の特許
請求の範囲及び発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (11特許請求の範囲の記載を別紙の通り補正Il+ 
明細書2頁の一最式(1)を次の如く補正2、特許請求
の範囲 一般式 (式中nは3乃至7の整数である。) で示されるクラウンエーテル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (式中nは3乃至7の整数である。) で示されるクラウンエーテル。
JP3567284A 1984-02-27 1984-02-27 新規クラウンエ−テル Granted JPS60181084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3567284A JPS60181084A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 新規クラウンエ−テル

Applications Claiming Priority (1)

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JP3567284A JPS60181084A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 新規クラウンエ−テル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60181084A true JPS60181084A (ja) 1985-09-14
JPH0461875B2 JPH0461875B2 (ja) 1992-10-02

Family

ID=12448365

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JP3567284A Granted JPS60181084A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 新規クラウンエ−テル

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JP (1) JPS60181084A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05192236A (ja) * 1992-09-07 1993-08-03 Morisaki Kogei Kk 寝具用敷物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05192236A (ja) * 1992-09-07 1993-08-03 Morisaki Kogei Kk 寝具用敷物

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JPH0461875B2 (ja) 1992-10-02

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