JPS60180823A - 木質様化粧パネルの成形方法 - Google Patents

木質様化粧パネルの成形方法

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JPS60180823A JP59038277A JP3827784A JPS60180823A JP S60180823 A JPS60180823 A JP S60180823A JP 59038277 A JP59038277 A JP 59038277A JP 3827784 A JP3827784 A JP 3827784A JP S60180823 A JPS60180823 A JP S60180823A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は化粧表面に木質材としての各種特性を付与す
ると共に芯材として発泡合成樹脂材を用い、これ等をプ
レス装置による量産提供をか+ 13% 「 I 各ル
社Jくセ 貞、小命軽十量紅め関云V係わるものである
而して、従前に於ける樹脂化粧面を有するパネル材は、
概ね塩1ビの化粧フィルムを芯材面上に張込み接着をな
したものである。
しかし乍ら、か−る手法に於いては張込まれる塩ビフイ
ルム自体が温度変化に伴って伸縮し、芯材面上に張込む
際の加熱により伸縮した状態で張込まれ易く、これが張
込み後に於ける冷却収縮によりパネルの反り出し、歪み
出し、又はパネル化粧面の引きつれをもたらしたもので
ある。
又、張込まれる塩ビフィルムは一般的に接着剤との馴染
みが良好でないことより、張込みフィルムの温度変化に
伴う伸縮により芯材面より往々にして剥離したものであ
る。
更に、張込まれる塩ビフィルムに於ける吸湿性が殆ど無
いことよりして芯材面とフィルム面に発汗現象を生じ易
く、この発生結露に伴うパネルの損耗が問題とされると
共に、接触面に於ける肌触り感を人工的なものとし、又
接触面に於ける汗の自然な吸収がなく、住空間を構成す
るパネル材として満足し得るものではなかった。
本発明に係る化粧パネルの成形方法は、かへる従前パネ
ル材に於ける不都合を回避したパネル材の成形提供に係
るものであって、化粧表面に於ける良好耐摩耗性を保っ
た状態で、適度の吸湿機能と耐水機能をもたせることに
よって快適な生i空間の作出をなし、更に外観の趣き、
並びに接触時に於ける肌触り感を木材に近い自然なもの
になすと共に、プレスによる加熱成形に伴うパネルの反
り出し、歪み出しと、パネル化粧面に於ける引きつれ、
皺よれの発生を無くしたものである。
而して、本発明に係る化粧パネルの成形方法は、かへる
緒特性の効果的な奏効を期すべく、特にその構成の要旨
を破砕チップ、パルプ、籾殻その他の適宜のセルロース
系素材に対し、該素材の含有水分量が15%以内となる
ように乾燥して、その繊維組織の崩壊を誘起するように
なすと共に、該加工素材に対し尿素系樹脂液を添着含浸
せしめ、次いで該加工素材を100℃〜250℃の温域
内に於いて乾燥、破砕し、PH6〜PH7の中和微細硬
化骨材を成形し、次いで、この成形骨材を塩化ビニルそ
の他の樹脂素材に混入してフィルム状又はシート状の木
質化粧版を成形する工程と、該木質化粧版を100℃〜
140℃の温域内に於いて再加熱し1発泡合成樹脂芯板
上に添装し、次いで該添装化粧板面上より加圧、型付け
をなす工程とよりなることとの結合に置いたものである
。又、かへる構成の要旨に付随する以下の具体的な実施
例と、これ等の実施例に伴う相当の設計変更が予定され
たものである。
以下本発明に係る化粧パネルの典型的な成形方法の一実
施例を添付の図面について説明するに、(1)は木質化
粧版を、(2)は発泡合成樹脂芯板を、(3)はプレス
装置を示したものであり、通例100℃〜140℃で加
熱された木質化粧版(1)を接着剤を介して芯板(2)
上に積層し。
これに20℃〜50℃のプレス装置(3)による型付け
をなすことにより芯板(2)は、このプレス装置(3)
による塑型と、化粧版(1)によるWi型とを受けて、
押型に従った圧縮i1 (2)aと、膨成部(2)bと
が、その!!!型状態のま維持されたものである。
即ち、芯板(2)は、積層された化粧版(1)の熱量と
、プレス装置(3)の加圧とにより、それ自体に於いて
M型がなされる′と共に、化粧版(1)が以下に述べる
特異な骨材を有し、その結果化粧版(1)の塑型が確実
になされたことより、この化粧版(1)にょる塑型状態
の維持強制がなされたものである。又、このWi型状態
の維持強制は、化粧版(1)が接着剤に馴染み易く、芯
材(2)との接着が確実とされる点に於いて更に強化さ
れたものである。
かくして、化粧版(1)、芯材(2)は、単純な加圧、
接着、型づけの方法により裏打ち芯材を有する化粧パネ
ル材とされたものであって、低コストによる量産提供に
適したものである。
か−るパネル成形に供される化粧版(1)は、特に以下
の特長ある手法をもって提供されたものである。而して
、先ず、準備されるべき素材は塩化ビニル、ABS樹脂
、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂材(1)bと、木粉を
ベースとした混入骨材(1)aと、必要に応じて添加さ
れる炭酸カルシウム粉、硬化剤、発泡剤及び安定剤並び
に着色剤等である。
次いで使用される骨材(1)aは以下の手法をもって中
和提供されたものである。即ち、破砕チップ材、パルプ
材あるいは籾殻等のセルロース系素材を用意し、これに
乾燥処理、特に加熱乾燥処理を施して素材の含有水分量
が15%以内となるように前加工を施したものである。
かへる乾燥処理に伴って、素材内の含有水分量が15%
以内となるに従い急速に素材の構成繊維組織の破壊現象
を誘起し、大まかな繊維素の束又は塊状とされた破砕チ
ップ材はもとより、パルプ材、籾殻に於ける繊維素は確
実に組成状態が破壊され、繊維素がバラバラあ状態とさ
れたちのである。
かへる乾燥し、且つ組織自体に崩壊現象を生じた素材に
対しエマルジョンタイプの尿素系樹脂接着液を添着し、
20〜30分間放置することにより、この尿素系の樹脂
接着液は充分に素材内に含浸されたものであり、通常そ
のPH値を5程度としたものである。
尚、この樹脂接着液に硬化剤として別途塩化アンモニア
ないし塩酸の添加をなし、素材に於けるPH値を更に中
性方向に調整することが必要に応じて試みられたもので
ある。
かくして、尿素系樹脂液の含浸、硬化された素材は、次
の工程に於いて100℃〜250℃゛の範囲内に於いて
加熱乾燥と、破砕粉粒化の処理が施されたものであり、
含有水分量を3〜5%以内とし、極力0%に近づけるよ
うになすと共に粒径を100〜150メツシユ程度の微
粒粉末としたものである。
か−る加熱乾燥並びに破砕に於いて素材自体のPH値が
6〜7の範囲内のものとされ、概ね中性に調整されたも
のである。
か−る出発点に於ける酸性素材の中和処理は、処理途中
に於いて介装される尿素系樹脂接着液の作用に負うとこ
ろ大ものであって、尿素系樹脂接着液の添加を予定しな
いセルロース系素材の単純な加熱、乾燥処理に於いては
出発点素材に於けるPH5に対し、乾燥微粉末とされた
到達点素材のPHが2〜3となり、逆にPH値が酸性に
傾いたものである。これに対し、尿素系の樹脂接着液の
介装により、PH5の素材が、加熱乾燥に伴って漸次素
材中に含有する酢酸を木酸ガスとして放出し乍ら中和さ
れ、到達点に於いて素材のPHを6〜7の中和範囲内に
調整したものである。
かくして提供される骨材(1)aは、加工処理時に於け
る加熱処理をもって骨材中の含有水分を最大13%以内
、理想的には3〜5%以内、更には極力0%に到るよう
になし、以降の骨材を混入した樹脂成形に於いて水蒸気
の発生する余地を無くし、又含有木酸の博離、揮散を防
止して酸性ガスの発生する余地を無くすと共に充分に中
和処理が施され、そのPH値を6〜7としたものである
かくして提供される骨材(1)aに於いては、前記の尿
素系樹脂を主体とした熱硬化性の樹脂剤の含浸と加熱成
形に於いて木粉中に含まれる木酸、殊に酢酸ガスが蒸散
、中和されて、骨材を樹脂素材に混入成形する以降の処
理に於いて使用骨材より酸性ガスの生ずる余地を有効に
減じたものである。
又、骨材(1)aの成形に於いて施される加熱乾燥処理
により骨材中に含まれる水分は殆ど蒸散され、成形骨材
を利用しての樹脂成形に於いて弊害とされる水蒸気の発
生がなく、成形品中に発泡、巣、肌荒れ等の生ずる余地
をなくしたものである。尚、この含有水分の除去は、木
粉中に含まれる木酸の揮散にも重大な影響をもたらせる
ものであって、木粉中に含有される木酸は通例H2O基
と反応して始めて需離、揮散をなすことより、これを効
果的に抑止したものである、従って、前記の熱硬化性樹
脂材の含浸による加熱破砕−硬化の過程に於いてもたら
される木酸の消去 、中和によるPH8〜7の調整と共
に骨材よりの残余木酸ガスの発生抑止を一層効果的なも
のとしたものである。
か振る骨材に於ける木酸ガスの効果的な消去1発生抑止
は、以降の樹脂成形に於いて極めて重要な意味を有した
ものである。即ち、樹脂成形に於いて木酸ガスが発生し
た場合、樹脂成形に供されるプレス機、押出機、ロール
機のシリンダースクリュウあるいは成形グイないしは成
形ロールが酸化腐蝕されて、その耐用度数を極端に減す
ると共に成形効率をも減じ、特に押出し圧のムラによる
成形不良の問題を生ぜしめたものである。
又、畝上骨材(1)aに於いては、通例の純粋な木粉と
異なり、その骨材内に硬化性樹脂を含浸ないしは付着し
たことにより、表面の抵抗値は極端に減じられ、骨材と
して樹脂素材中に混入成形した場合に於ける押出し圧を
殆4ど一般的な樹脂のそれに近づけたものである。
更に、かよる骨材(1)aの使用は、混入樹脂素材との
馴染みを良好とし、骨材の均一な混入を約束し、又成形
物中に於いて骨材周面に発生する空隙を極力消去し、所
期の品質を有する成形品の提供を可能としたものである
次いで用意される炭酸カルシウム粉末は、押出し加工等
に於ける成形品の変形を防止する意図と、炭酸カルシウ
ム自体が特に安いことより成形製品の単価を低くセツテ
ィングする為に随時必要に応じて使用されたものである
か\る諸素材と共に鉛等の安定剤を別途用意し、成形製
品に於ける劣化の防止と、押出し加工等に於いて生ずる
摩擦抵抗を極力減する工夫が試みられたものである。
更に成形製品に着色する場合は、それに相応する着色剤
を用意したものであり、例えば白色とする場合は酸化チ
タンの混入が予定されたものである。
かくして提供された骨材(1)aを樹脂材(1)bに対
し20〜eG%の範囲内に於いて混入し110℃〜17
0℃で加熱してシート状の発泡又は無発泡の化粧版(1
)を作り出し、又は、5〜40%の範囲内に於いて混入
し、110℃〜170℃で加熱して発泡又は無発泡のフ
ィルム状の化粧版(1)を作り出したものである。
次いで、この化粧版(1)の積層芯材とされる芯板(2
)は発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、発泡ポリス
チレン、発泡ポリプロピレン等の適宜の発泡体であって
、加熱プレスによる田型に適する素材が予定されたもの
である。
かよる化粧版(1)に対し100℃〜140℃の温域化
に葉ける再加熱処理を施すと共に、芯板(2)面上に接
着剤(0を介して積層し、これを目的とする形状に20
℃〜50℃の冷却プレス(3)をもって抑圧、型づけを
なしたものである。
かくして提供される化粧パネルは畝上に於ける特徴ある
成形方法並びに構成よりなることより、成形されたパネ
ル材に於いて以下の緒特性の奏効が認められた。即ち、 (1)化粧版(1)に骨材(1)aが多量に含まれてい
ることより再加熱、冷却型づけに伴って、押圧成形され
た形状維持が確実になされると共に、この化粧版(1)
の表面に露呈している骨材(1)aを中心として接着剤
(0の止着効果を高め、芯板(2)との強固な接着一体
化が期されたものであり、これ等の特性よりして、特異
な断熱、遮音構造を有する凹凸様の化粧パネル材の提供
を可能としたものである。
(2)従って、−化粧版の凹凸成形と、この凹凸に合せ
た発泡樹脂剤の凹凸成形と、両者の嵌着一体化をなす煩
しさを無くすと共に、圧縮部(2)a、膨成部(2)b
に於ける基本的な断熱、遮音機能を同一のものとし、パ
ネル全面に亘る断熱特性、遮音特性を約束するようにし
たものである。
(3)骨材(1)aの混入によりパネル表面に於ける耐
摩耗性が特に良好とされ、煩繁な摺接面等に対する接触
が予想される張込みパネル材、例えば壁面材、床材等と
しての広範な用途に向けた使用が可能とされたものであ
り、その耐摩耗性は次の通りである。
摩耗量 mg/1000回転 化粧版 35.8 硬質塩ビ 48.6ベニヤ板 34
8.2 (但し、荷重1kg、回転数7Orpm、摩耗輪cs−
17Calibarase) (4)耐水性が良好であり、防水壁面、床張材その他の
化粧材に向けられると共に若干の吸湿性を有し、以降に
述べる断熱特性と共に結露の防止がなされ又、接触面に
於ける汗等を吸収し、良好な肌触りをもたらした。
吸水率(単位面積当り) 化粧版 0.44 硬質塩ビ 0.08ベニヤ板 7.
8 (但し、JIS K7209吸水試験方法に於ける25
℃、 24hrの吸水率) (5)骨材(1)aを混入したことにより、成形収縮と
、成形後に於ける温度変化に伴う収縮、膨張が無く化粧
壁面、化粧床あるいは襖等の建具化粧材として、張込み
ベースに的確に、即ち、伸縮せずに添設が可能とされ又
、張込み化粧版面に対する事後的な皺よれ、引きつれ等
を一切生ずることなく、良好な化粧壁面とされた。
(8)骨材(1)aが表面に露呈していることより肌触
りが木質材に近い良好なものとされると共に外観特性も
又木質材に近い趣の深いものとされ、特に表面摩擦抵抗
が木質材に近いことより化粧床材、化粧壁材ないしは化
粧家具材として最適な表面を有するパネルの作出を約束
した。
(7)骨材(1)aが表面に露呈していることより化粧
版自体に着色剤を混入した場合、この着色剤との馴染み
を良好とし、又表面に化粧印刷を施した場合に於いて、
この印刷インクの付着が骨材(1)aをもって確実にな
され、鮮明な柄出しと、良好な発色とが約束された。 
′ (8)骨材(1)aの混入に伴って、断熱性、遮音性が
良好とされ、又切断使用、釘打ち施工にも適し、通例の
単板に近い施工特性が約束された。
本発明に係る化粧パネルの成形方法は、畝上に於ける特
徴ある構成並びに作用、効果とを有し、目的とする形状
をなすパネル材の容易、確実な成形提供と、優れた耐摩
耗の化粧表面を有する断熱、遮音パネルとして広範な用
途に向けた使用がなされたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパネル材の積層断面図、第2図は
プレス型付けを示す断面図、第3図は成形パネルの一部
破断斜視図、第4図は化1版の拡大断端面図である。 尚、図中(1)・・・化粧版、(2)・・・芯板、(3
)・・・プレス装置、(4)・・・接着剤を示したもの
である。 第 l 図 □ □ :−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)破砕チップ、パルプ、籾殻その他の適宜のセルロ
    ース系素材に対し、該素材の含有水分量が15LA以内
    となるように乾燥して、その繊維組織の崩壊を誘起する
    ようになすと共に、該加工素材に対し尿素系樹脂液を添
    着含浸せしめ、次いで該加工素材を100℃〜250℃
    の温域内に於いて乾燥、破砕し、PI(6〜PH7の中
    和微細硬化骨材を成形し、次いで、この成形骨材を塩化
    ビニルその他の樹脂素材に混入してフィルム状又はシー
    ト状の木質化粧版を成形する工程と、該木質化粧版を1
    00℃〜140℃の温域内に於いて再加熱し、発泡合成
    樹脂芯板上に添装し、次いで該添装化粧板面上より加圧
    、型付けをなす工程とよりなることを特徴とす(2)前
    記化粧版並びに芯板間に接着剤を介装したことを特徴と
    する特許請求の範囲第一項記載に係る木質様化粧パネル
    の成形方法。 (3)前記骨材を20%〜80%の範囲内に於いて樹脂
    素材に混入してシート状化粧版としたことを特徴とする
    特許請求の範囲第一項記載に係る木質様化粧パネルの成
    形方法。 (4)前記骨材を5%〜40%の範囲内に於いて樹脂素
    材に混入してフィルム状化粧版とじた。 ことを特徴とする特許請求の範囲第一項記載に係る木質
    様、化粧パネルの成形方法。 (5)前記骨材の粒径を100〜150メツシユとし含
    有水分量を5%以内としたことを特徴とする特許請求の
    範囲第一項記載に係る木質様化粧パネルの成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100575484B1 (ko) 2004-08-23 2006-05-03 문원기 쌀겨를 주원료로 한 목재 대용품의 제조방법
GB2464541A (en) * 2008-10-20 2010-04-28 Acell Group Ltd Laminate of porous material, curable material and veneer
US9610759B2 (en) 2008-10-20 2017-04-04 Acell Industries Limited Composite product with surface effect

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