JPS6017997Y2 - ステレオマイクロホン - Google Patents
ステレオマイクロホンInfo
- Publication number
- JPS6017997Y2 JPS6017997Y2 JP17377780U JP17377780U JPS6017997Y2 JP S6017997 Y2 JPS6017997 Y2 JP S6017997Y2 JP 17377780 U JP17377780 U JP 17377780U JP 17377780 U JP17377780 U JP 17377780U JP S6017997 Y2 JPS6017997 Y2 JP S6017997Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- microphone element
- stereo
- mid
- elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、単一指向性マイクロホン素子と双指向性マ
イクロホン素子との2個のマイクロホン素子を使用して
構成したM−8方式のステレオマイクロホンに係り、差
動変成器を使用しない該ステレオマイクロホンを得るこ
とを目的とした考案である。
イクロホン素子との2個のマイクロホン素子を使用して
構成したM−8方式のステレオマイクロホンに係り、差
動変成器を使用しない該ステレオマイクロホンを得るこ
とを目的とした考案である。
″M−5方式とは、ミツドマイクロホンと称
せられる単一指向性(無指向性でも使える)のマイクロ
ホン素子とサイドマイクロホンと称せられる双指向性マ
イクロホン素子とを、第1図に示すようにそれぞれの感
度曲線m、 sの最大感度方向を互いに直交させて近
接配置し、両マイクロホン素子の各出力M、 Sを第
2図に示したような回路により、和(M+S)と差(M
−5)の出力とにして取出すことによって、それぞれL
(左)チャンネル、R(右)チャンネルの信号を得るス
テレオマイクロホン方式である。
せられる単一指向性(無指向性でも使える)のマイクロ
ホン素子とサイドマイクロホンと称せられる双指向性マ
イクロホン素子とを、第1図に示すようにそれぞれの感
度曲線m、 sの最大感度方向を互いに直交させて近
接配置し、両マイクロホン素子の各出力M、 Sを第
2図に示したような回路により、和(M+S)と差(M
−5)の出力とにして取出すことによって、それぞれL
(左)チャンネル、R(右)チャンネルの信号を得るス
テレオマイクロホン方式である。
第2図において、1はミツド、(単一指向性)マイクロ
ホン素子、2はサイド(双指向性)マイクロホン素子、
3,4は増幅器、5,6は変成器を示す。
ホン素子、2はサイド(双指向性)マイクロホン素子、
3,4は増幅器、5,6は変成器を示す。
第1図に示すように、ミツドマイクロホンとして使用さ
れる単一指向性マイクロホン素子は、正面からの音を明
瞭に捕捉するためにその感度曲線mはカージオイド曲線
になっている。
れる単一指向性マイクロホン素子は、正面からの音を明
瞭に捕捉するためにその感度曲線mはカージオイド曲線
になっている。
またサイドマイクロホンとして使用される双指向性マイ
クロホン素子は、正面と背面とから音を受は入れるため
その感度曲線Sは横8字状になる。
クロホン素子は、正面と背面とから音を受は入れるため
その感度曲線Sは横8字状になる。
この両マイクロホン素子が最大感度方向を互に直交させ
て取付けられてステレオマイクロホンが構成される。
て取付けられてステレオマイクロホンが構成される。
(M+S)、 (M−5)として合皮されるLチャンネ
ル、Rチャンネルの感度曲線は、第1図の曲線1(実線
)、曲線r(破線)のようになる。
ル、Rチャンネルの感度曲線は、第1図の曲線1(実線
)、曲線r(破線)のようになる。
これら曲線1. rの形状はカージオイド曲線mと横
8字状曲線Sとの合成なので、2個のカージオイド類似
曲線となり、それぞれの最大感度方向は直線P、Qの方
向になる。
8字状曲線Sとの合成なので、2個のカージオイド類似
曲線となり、それぞれの最大感度方向は直線P、Qの方
向になる。
従ってサイドマイクロホン素子2の出力レベルが大にな
ると、合皮された感度曲線It rの最大感度方向は
、サイドマイクロホン素子自体の最大感度方向に近づき
、逆にサイドマイクロホン素子2の出力レベルが小にな
ると合成感度曲線の最大感度方向はミツドマイクロホン
素子1の最大感度方向に近づく。
ると、合皮された感度曲線It rの最大感度方向は
、サイドマイクロホン素子自体の最大感度方向に近づき
、逆にサイドマイクロホン素子2の出力レベルが小にな
ると合成感度曲線の最大感度方向はミツドマイクロホン
素子1の最大感度方向に近づく。
従って、この方式の特徴は、サイドマイクロホン素子の
出力レベルを調節することにより合皮された感度曲線]
、rの最大感度方向P、 Qをなす角度θを任意に変え
ることができ、これによって音像の幅や、広がり感の調
整が行なえることである。
出力レベルを調節することにより合皮された感度曲線]
、rの最大感度方向P、 Qをなす角度θを任意に変え
ることができ、これによって音像の幅や、広がり感の調
整が行なえることである。
従来は、このM−5方式のステレオマイクロホンを構成
するには、第2図のように、よく調整された2個の変成
器5,6を使用して、ミツドマイクロホン素子1および
サイドマイクロホン素子2の出力Mv Sを同極性お
よび逆極性にすることにより、(M十S)および(M−
3)の出力を得ていた。
するには、第2図のように、よく調整された2個の変成
器5,6を使用して、ミツドマイクロホン素子1および
サイドマイクロホン素子2の出力Mv Sを同極性お
よび逆極性にすることにより、(M十S)および(M−
3)の出力を得ていた。
しかしながら、このように差動変成器を用いることは、
ステレオマイクロホンが大型になること、差動変成器5
,6の調整を精密にする必要があること、高価になるこ
と等の欠点があった。
ステレオマイクロホンが大型になること、差動変成器5
,6の調整を精密にする必要があること、高価になるこ
と等の欠点があった。
本考案のステレオマイクロホンは、マイクロホン素子の
極性を利用して(M十S)、(M−3)の出力信号を取
出すことを特徴とするものであって、差動変成器を使用
しないため、上記の欠点のないステレオマイクロホンを
得たものである。
極性を利用して(M十S)、(M−3)の出力信号を取
出すことを特徴とするものであって、差動変成器を使用
しないため、上記の欠点のないステレオマイクロホンを
得たものである。
第3図は、本考案のステレオマイクロホンの構成の第一
実施例を示す回路図である。
実施例を示す回路図である。
第3図において、7はコンデンサ、8,9は抵抗、10
,11は端子を示す。
,11は端子を示す。
ミツドマイクロホン素子1、サイドマイクロホン素子2
によって生じる超電力E1.E2は、第4〜5図に示し
たそれぞれの等価回路のように両マイクロホン素子1,
2の和と差の合成出力(M十S)、(M−5)の成分を
有する。
によって生じる超電力E1.E2は、第4〜5図に示し
たそれぞれの等価回路のように両マイクロホン素子1,
2の和と差の合成出力(M十S)、(M−5)の成分を
有する。
即ち、第4図に取出して示した等価回路のように、端子
10に現われる超電力E□は、ミツドマイクロホン素子
1、サイドマイクロホン素子2の直列出力であるから、
両マイクロホン素子の出力の和(M+ S)となる。
10に現われる超電力E□は、ミツドマイクロホン素子
1、サイドマイクロホン素子2の直列出力であるから、
両マイクロホン素子の出力の和(M+ S)となる。
この場合は両マイクロホン素子を異極で接続すればよい
。
。
また第5図に示した等価回路から判るように、端子11
に現われる超電力E2は、ミツドマイクロホン素子1と
サイドマイクロホン素子2との並列出力であるから、両
マイクロホン素子を異極接続することにより両マイクロ
ホン素子の出力の差(M−8)となる。
に現われる超電力E2は、ミツドマイクロホン素子1と
サイドマイクロホン素子2との並列出力であるから、両
マイクロホン素子を異極接続することにより両マイクロ
ホン素子の出力の差(M−8)となる。
このようにして、第3図の回路によれば、両マイクロホ
ン素子の出力の和(M十S)と、出力の差(M−5)と
が端子10.11から取出せるのである。
ン素子の出力の和(M十S)と、出力の差(M−5)と
が端子10.11から取出せるのである。
使用するマイクロホン素子として、容量が大きく、後続
する増幅器の入力インピーダンスとの間でインピーダン
ス不整合による感度減衰を生じないマイクロホン素子(
例えば、容量の大きな圧電素子)を使用する場合は、イ
ンピーダンス変換器をマイクロホンに内蔵する必要がな
いので、第3図の回路を適用することができる。
する増幅器の入力インピーダンスとの間でインピーダン
ス不整合による感度減衰を生じないマイクロホン素子(
例えば、容量の大きな圧電素子)を使用する場合は、イ
ンピーダンス変換器をマイクロホンに内蔵する必要がな
いので、第3図の回路を適用することができる。
第6図は、インピーダンス変換を必要とするマイクロホ
ン素子(例えば、コンデンサ型やエレクトレット型のマ
イクロホン素子)を用いる場合に、ステレオマイクロホ
ンの内部にインピーダンス変換器12.13を付加した
回路を例示する。
ン素子(例えば、コンデンサ型やエレクトレット型のマ
イクロホン素子)を用いる場合に、ステレオマイクロホ
ンの内部にインピーダンス変換器12.13を付加した
回路を例示する。
また、コンデンサ型や圧電型のマイクロホン素子を使用
する場合は、素子自体が容量を持っているので、ミツド
マイクロホン素子、サイドマイクロホン素子の容量と回
路に接続するコンデンサ7の容量とを等しくすることに
より、上述の直列出力(M十S)と並列出力(M−5)
との感度差を相殺することができる。
する場合は、素子自体が容量を持っているので、ミツド
マイクロホン素子、サイドマイクロホン素子の容量と回
路に接続するコンデンサ7の容量とを等しくすることに
より、上述の直列出力(M十S)と並列出力(M−5)
との感度差を相殺することができる。
以上のように、本考案のステレオマイクロホンは、差動
変成器を使用しないで、ミツドおよびサイドマイクロホ
ン素子の極性を利用して両マイクロホン素子の出力の和
および差を取出すことができるようにしたものであるか
ら、差動変成器を使用する従来の場合のような、ステレ
オマイクロホンが大型化し、調整が面倒であり、高価に
なる等の欠点を除くことができ、しかも従来方式のステ
レオマイクロホンと同等の性能を有するステレオマイク
ロホンを提供することができたものである。
変成器を使用しないで、ミツドおよびサイドマイクロホ
ン素子の極性を利用して両マイクロホン素子の出力の和
および差を取出すことができるようにしたものであるか
ら、差動変成器を使用する従来の場合のような、ステレ
オマイクロホンが大型化し、調整が面倒であり、高価に
なる等の欠点を除くことができ、しかも従来方式のステ
レオマイクロホンと同等の性能を有するステレオマイク
ロホンを提供することができたものである。
第1図はステレオマイクロホンにおけるM−5方式を説
明するマイクロホン素子の感度曲線図、第2図は従来の
ステレオマイクロホンの回路図、第3図は本考案による
ステレオマイクロホンの実施例を示す回路図、第4〜5
図は第3図の回路に含まれる直列および並列回路を取出
した等価回路図、第6図は本考案によるステレオマイク
ロホンの別の実施例を示す回路図である。 1:ミツドマイクロホン素子、2:サイドマイクロホン
素子、3,4:増幅器、5,6:変成器、7:コンデン
サ、8,9:抵抗、10,11:端子、12,13:イ
ンピーダンス変換器。
明するマイクロホン素子の感度曲線図、第2図は従来の
ステレオマイクロホンの回路図、第3図は本考案による
ステレオマイクロホンの実施例を示す回路図、第4〜5
図は第3図の回路に含まれる直列および並列回路を取出
した等価回路図、第6図は本考案によるステレオマイク
ロホンの別の実施例を示す回路図である。 1:ミツドマイクロホン素子、2:サイドマイクロホン
素子、3,4:増幅器、5,6:変成器、7:コンデン
サ、8,9:抵抗、10,11:端子、12,13:イ
ンピーダンス変換器。
Claims (1)
- 単一指向性のミツドマイクロホン素子1と双指向性のサ
イドマイクロホン素子2とを、各素子の最大感度方向を
互に直交させて近接配置し、両マイクロホン素子1,2
を極性を異にして直列に接続し、サイドマイクロホン素
子2を接地しミツドマイクロホン素子1を直接またはイ
ンピーダンス変換器12を介して一方の端子10に接続
すると共に、端子10を並列させたコンデンサ7、抵抗
8により接地し、両マイクロホン素子1,2の接続部を
直接またはインピーダンス変換器13を介して他の端子
11に接続すると共に、該端子11を抵抗9により接地
して成るステレオマイクロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17377780U JPS6017997Y2 (ja) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | ステレオマイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17377780U JPS6017997Y2 (ja) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | ステレオマイクロホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5796590U JPS5796590U (ja) | 1982-06-14 |
JPS6017997Y2 true JPS6017997Y2 (ja) | 1985-05-31 |
Family
ID=29531957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17377780U Expired JPS6017997Y2 (ja) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | ステレオマイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017997Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4559841B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2010-10-13 | 株式会社オーディオテクニカ | ステレオマイクロホン |
-
1980
- 1980-12-05 JP JP17377780U patent/JPS6017997Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5796590U (ja) | 1982-06-14 |
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