JP3028212U - 回線数削減用回路 - Google Patents
回線数削減用回路Info
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- JP3028212U JP3028212U JP1996002188U JP218896U JP3028212U JP 3028212 U JP3028212 U JP 3028212U JP 1996002188 U JP1996002188 U JP 1996002188U JP 218896 U JP218896 U JP 218896U JP 3028212 U JP3028212 U JP 3028212U
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- JP
- Japan
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- microphone
- microphones
- lines
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放送、録音等、収音現場でのマイクロフォン
回線数削減を目的とする用具を製作する回路を提供す
る。 【構成】 マイクロフォンの出力インピーダンスが低い
事に着目し、複数のマイクロフォンの信号を直列に合成
すると同時にマイクロフォンの作動用電源を給電する特
徴を持つ。
回線数削減を目的とする用具を製作する回路を提供す
る。 【構成】 マイクロフォンの出力インピーダンスが低い
事に着目し、複数のマイクロフォンの信号を直列に合成
すると同時にマイクロフォンの作動用電源を給電する特
徴を持つ。
Description
【0001】
本考案は、複数のマイクロフォンの信号を合成すると同時にマイクロフォンの 作動用電源を給電する回線数削減用回路に係わるものである。
【0002】
従来マイクロフォンの信号は1本につき1回線で増幅器または変成器まで結線 された後、合成されている。つまり回線数削減は考慮されていない。 マイクロフォンが並列接続されることがあるが、本来持っている特性を引き出 し得ない為まれにしか使用されない。マイクロフォンの作動用電源は増幅器また は変成器側からマイクロフォン出力回線に重畳されて1本分給電されている。
【0003】
前記技術ではマイクロフォンの数に比例して使用回線数が増加する。本考 案はマイクロフォンの特性を損なわず上記の欠点をなくす目的から考案したも のである。
【0004】
マイクロフォンの出力インピーダンスが低い事に着目し、複数のマイクロフォ ン信号を直列に合成した後、1本の回線に接続する。マイクロフォンの作動用電 源は、出力側回線からの給電、電池に係わらず、各マイクロフォン信号の負荷抵 抗の中点へ並列給電する。
【0005】
複数のマイクロフォン信号はそれぞれ負荷抵抗を持ち、電圧を発生させる。そ の負荷抵抗を直列に接続するとその両端には合成された電圧が発生し1つの出力 として取り出せる。マイクロフォンの作動用電源が各マイクロフォン信号の負荷 抵抗の中点へ並列給電されており、信号には直流が重畳しているため信号の合成 と取り出しは大容量のコンデンサを介して行う。作動用電源の必要のないマイク ロフォンを接続した場合も支障なく目的を達する。
【0006】
一実施例としてもっとも簡単な2本のマイクロフォン回線を1本の回線にする 回線数削減用回路について説明すれば図1に示すごとく、入力端子 (a)のピ ン番号(3)と(2)の間に加えられたマイクロフォンの信号は負荷抵抗(R1 )、(R2)の両端に電圧を発生させる。同様に入力端子(b)のピン番号(3 )と(2)の間に加えられたマイクロフォンの信号は負荷抵抗(R3)、(R4 )の両端に電圧を発生させる。直流阻止用大容量のコンデンサ(C1)で(C) 点と(D)点を結合すると(A)点と(E)点の間に合成された電圧が発生し直 流阻止用大容量のコンデンサ (C2)、(C3)を介して出力端子(c)のピ ン番号(3)と(2)へ出力する。抵抗の値の決定は、出力端子に接続される負 荷回線の先が増幅器または変成器で終端されることを前提とするためマイクロフ ォンの作動電圧を満足させる値でなるべく高く設定する。現在入手可能なマイク ロフォンを調べてみると2KΩないし10KΩ程度の値になる。(C4)は ( R5)と(R6)でローパスフィルターを形成すると同時に(R1)と (R2 )、(R3)と(R4)、(R5)と(R6)の相対誤差による中点のばらつき を強制的に統一する役割を果たしている。コンデンサの値の決定はマイクロフォ ンの低域特性を満足させる値で、100μF程度となる。マイクロフォン作動用 電源が出力端子から給電されない場合、(G)点、(H)点を遮断し(R5)と (R6)を無効にし、図2に示すごとく (B)点と(F)点の間に電池を接続 する。
【007】
この回線数削減用回路は回路構成、部品点数から推察されるように小型軽量に 製作できるのでマイクロフォンの近くに設置でき放送、録音等、収音現場で仮設 回線を設営する場合に削減効果が大きい。音楽演奏のステレオ収録時、より広い 音場を得るため4本のマイクロフォンを会場にある既存の吊りマイクロフォン装 置に取り付け使用する場合がある。既存の吊りマイクロフォン装置は2回線装備 の場合が多く、残り2回線の仮設回線の設営に多くの時間と労力が必要である。 図1の回路を2回路内蔵の回線数削減用具を、吊りマイクロフォン装置に取り付 け使用すれば従来のステレオ収録と同じ仕事量で、場合によってはミクシングコ ンソールなしで収録できるので機動性の増大、労力と時間の削減に貢献する。小 型に製作すれば目だたぬよう設置でき、仮設回線がないことにより観客席からの 視覚を妨げない。
【図1】 回路図
【図2】 マイクロフォン作動用電源が出力側回線から
給電されない場合の回路図
給電されない場合の回路図
【符号の説明】 (a) マイクロフォンからの信号を接続する入力端
子。 (b) マイクロフォンからの信号を接続する入力端
子。 (c) 合成された信号の出力端子。 (R1)、(R2)、(R3)、(R4)、(R5)、
(R6) 抵抗。 (C1)、(C2)、(C3)、(C4) 大容量のコ
ンデンサ。
子。 (b) マイクロフォンからの信号を接続する入力端
子。 (c) 合成された信号の出力端子。 (R1)、(R2)、(R3)、(R4)、(R5)、
(R6) 抵抗。 (C1)、(C2)、(C3)、(C4) 大容量のコ
ンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のマイクロフォンの信号を直列合成
すると同時にマイクロフォンの作動用電源を並列給電す
る回線数削減用回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002188U JP3028212U (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 回線数削減用回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002188U JP3028212U (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 回線数削減用回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028212U true JP3028212U (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=43163287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002188U Expired - Lifetime JP3028212U (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 回線数削減用回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028212U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012039211A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Audio Technica Corp | マイクロホンアレイ |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP1996002188U patent/JP3028212U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012039211A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Audio Technica Corp | マイクロホンアレイ |
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