JPS6017830Y2 - 電子レンジ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はマグネトロン冷却用ファン及びターンテーブ
ルを備えてなる電子レンジに関する。

従来、電子レンジでは第１図及び第２図に示すように、
外装１内に高周波加熱源２を配設し、高周波加熱源２の
上部コーナ一部にマグネトロン３の冷却用ファン４と該
ファン４を駆動するためのファンモーター５とを配設し
、高周波加熱箇２底部にターンテーブル６を配設しファ
ンモーター５の動力を減速ギア機構７、プーリー８、ベ
ルト９及びプーリー１０等を介してターンテーブル６に
伝達しである。

しかしながらこの種電子レンジでは、ファンモーター５
がマグネトロン冷却用ファン４の下部に配設されている
ため、機械室１１の下部空間が設置スペース的に狭くな
り従って外装底部に固定の高圧コンデンサ１２及び高圧
トランス１３の装着作業ができ難いと云う欠点及び減速
ギア機構７で発生する騒音が大きいと云う欠点があった
。

この考案は斯る点に鑑みてなされたもので以下一実施例
につき第３図及び第４図を参照して説明する。

１４は外装、１５は外装置４内に配設されている高周波
加熱源、１６は加熱源１５の前面開口を開閉するためめ
のドア、１７は高周波加熱源１５の上部コーナ一部に固
定され高周波電波を加熱源１５に供給するためのマグネ
トロン、１８はそれから発生された冷却風を第１ダクト
１９を通してマグネトロン１７に吹きつけその後第２ダ
クト２０を通して通風孔２１．２１・・・・・・から加
熱源１５に絵風してなるマグネトロン冷却用ファン、２
２はマグネトロン冷却用ファン１８の回動軸２３と同軸
的に連結されているファンモーターである。

２４は回動軸２５の回動力を図示しないターンテーブル
に伝達するための動力伝達手段で、上記従来例と同様に
形成されプーリー８，１０及びベルト９等からなるもの
である。

尚、ターンテーブル等は、特に図示しないが上記従来例
と同様に、すなわちプーリー１０に軸着された回動軸２
６、該回動軸２６と一体的に回動する連結体２７、該連
結体２７に着脱自在に装着されている載置体６等を有す
る様に構成されている。

２８はファンモーター２２の動力を後段のターンテーブ
ルに減速して伝えるための減速ギヤ機構で、ギアボック
ス２９に一体的に形成されその入力回動軸３０及び出力
回動軸２５をギアボックス２９から突出してなると共に
入力回動軸３０の回動力を、゛小径歯車３１．大径歯車
３２、小径歯車３３及び大径歯車３４等を介して減速し
て出力回動軸２５に伝達してなるものである。

３５はマグネトロン駆動用の高電圧を発生するための高
圧トランス、３６は高電圧回路に接続されている高圧コ
ンデンサである。

これら高圧トランス３５及び高圧コンデンサ３６は他部
品に比較し大形であり、かつ高電圧の印加されているも
のであるため、外装置４底壁に確実に固定されている。

而して上記一実施例では、ファンモーター２２をマグネ
トロン冷却用ファン１８の上部に配設しマグネトロン冷
却用ファン１８の下部空間３７を設置スペース的に拡く
形威しである。

更にマグネトロン冷却用ファン１８の回動軸２３及び減
速ギア機構２８の入力回動軸３０をプーリー３８，３９
及び４０を介して連動しかつファン側プーリー３８を小
径のものとしギヤ側プーリー３９を大径のものとするこ
とによりギヤ機構２８の前段で回動速度を減速しである
。

従って回動速度の減速された分だけギヤ機構２８の発生
騒音を小さくできる。

更に、ファンモーター２２、マグネトロン冷却用ファン
１８及び減速ギヤ機構２８は、マグネトロン冷却用ファ
ン１８が外装置４及び第１ダクト１）９に固定され、且
つ冷却用ファン１８の上部及び下部に取付金具４１，４
２．４３等によりファン（−ター２２及び減速ギア機構
２８が一体的に回走されている。

従って、ファンモーター２２、マグネトロン冷却用ファ
ン１８、減速ギア機構２８を互いにずれることなく正確
に位置決めでき、モーター２２の駆動力を効率良くファ
ン１８及び減速ギア機構２８に伝達できる。

又、モーター２２、ファン１８、減速ギア機構２８は一
体的にして単品として取扱うことができ、電子レンジの
組立時乃至補修時の作業効率を著しく向上できる。

しかも、上述の如き一体的な構成により、そこに設けら
れているベルト４０はファン１８に近接しており、ベル
ト４０は充分に冷却され寿命を著しく向上できる。

この考案は以上の様に構成され、ファンモーターをマグ
ネトロン冷却用ファンの上部に配設したからその分だけ
マグネトロン冷却用ファンの下部空間を設置スペース的
に拡く形成でき従ってこの払い下部空間に電子レンジ用
高圧部品をその他の部品から充分な絶縁拒離を有して作
業能率良く配置でき、更にマグネトロン冷却用ファンの
回動軸及び減速ギア機構の入力回動軸をプーリー及びベ
ルトで減速的に連動させたから回動速度の減速された分
だけギア機構の発生騒音を小さくできる。

更に、ファンの上部及び下部に夫々モーター及び減速ギ
ア機構が一体的に固定されているから、ファン、モータ
ー、減速ギア機構を単品として取扱うことができ電子レ
ンジの組立乃至補修作業効率を著しく向上できると共に
、ファン、モーター、減速ギア機構を互いにずれること
なく正確に位置決めでき、モーターの駆動力を効率良く
ファン及び減速ギア機構に伝達でき、且つファン回動軸
と減速ギア機構との間のベルトを充分に冷却でき断るベ
ルトの寿を著しく向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の正面方向からみた概略的断面図、第２
図は従来例の一部切欠して示す側面図、第３図はこの考
案の一実施例の一部切欠して示す概略的側面図、第４図
は同実施例の要部の断面図である。 ６・・・・・・ターンテーブル、１４・・・・・・外装
、１５・・・・・・加熱源、１８・・・・・・マグネト
ロン冷却用ファン、２２・・・・・・ファンモーター、
２３・・・・・・マクネトロン冷却用ファンの回動軸、
２８・・・・・・減速ギア機構、３０・・・・・・減速
ギア機構の入力回動軸、３８．３９・・・・・・プーリ
ー ４０・・・・・・ベルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外装内に高周波加熱源を配設し該高周波加熱源の上部コ
   ーナ一部に、マグネトロン冷却用ファンと該ファンを駆
   動するためのファンモーターとを配設し、高周波加熱筐
   底部にターンテーブルを配設し、前記ファンモーターの
   動力を減速ギア機構を介してターンテーブルに伝達して
   なるものに於て、前記ファンモーター及び減速ギア機構
   を夫々マグネトロン冷却用ファンの上部及び下部にて該
   ファンに一体的に固定し、マグネトロン冷却用ファンの
   回動軸及び減速ギア機構の入力回動軸をプーリー及びベ
   ルトを介して減速的に連動してなることを特徴とする電
   子レンジ。