JPS60175571A - 排気循環型塗装ブ−スの塗料ミスト除去方法 - Google Patents

排気循環型塗装ブ−スの塗料ミスト除去方法

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JPS60175571A
JPS60175571A JP3194484A JP3194484A JPS60175571A JP S60175571 A JPS60175571 A JP S60175571A JP 3194484 A JP3194484 A JP 3194484A JP 3194484 A JP3194484 A JP 3194484A JP S60175571 A JPS60175571 A JP S60175571A
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JP
Japan
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air
filter
painting
paint mist
exhaust
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Joji Ito
伊藤 錠二
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、排気循環型I♂装ブースの塗料ミスト除去方
法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、例えば、自動車車体をコンベア等の搬送装置でも
って連続的に搬送しながら塗装する際には、第6図に示
すような排気循環型塗装ブースが広く利用されている。
第6図において、51はトンネル状に形成されている塗
装ブースであって、この塗装ブース51内の空間は、上
方から給気室52、塗装室53および排気室54の王室
に順次形成されており、給気室52と塗装室53とは微
粒な塵埃、塗料ミスト等を除去するフィルタ55を境界
として区分され、塗装室53と排気室54とは簀の子5
6を境界とし、て区分されている。
そして、塗装ブース51の室外には循環ダクト57が配
設されており、その一端は排気室54に連設されている
とともに、他端は給気室52に連設されている。また、
この循環ダクト57の給気室52側には循環ファン58
が設けられており、その上流側には空気調和器59が設
けられている。
また、排気室54内の両側壁54aには長手方向に向け
て給水樋60a、60bが水平に配設され°Cおり、そ
の内側には互いに対向する側に下方に向けて延びるフロ
ープレート61a、61bが設けられた構成となってい
る。
そして、自動車車体Wの塗装時には、塗装ブース51内
の空気を空気調和器59によって、所定の温度、湿度に
調整し、循環ファン58によって給気室52に供給する
とともにフィルタ55を通過させて塗装室53に連続的
に供給させる。そして、自動車車体Wに塗着しなかった
塗料ミストとともに簀の子56を通過させて排気室54
に排出するとともに、排気室54の給水樋60a、60
bからオーバーフロしてフロープレート(31a。
61b上を流れる循環水Hに接触させつつ、空気中から
塗料ミストが除去される。そし°C5塗料ミストが除去
された空気は、循環ダクト57に排気され、空気調和器
59で所定の温度、湿度に調整されて循環経路を循環す
るようになっている。
しかしながら、このような排気循環型塗装ブースにおい
ては、塗装ブース内の空気を給気室52、塗装室53、
排気室54および循環ダクト57の循環経路に連続して
循環させているため、自動車車体Wの塗装台数が多くな
るにつれて、塗装ブース51内を循環している空気中の
微粒な塗料ミスト量が上昇する。このため、循環する空
気中の塗料ミストによ2って空気調和器59に設けられ
ているフィルタ(図示せず)および給気室52と塗装室
53との境界に配設されているフィルタ55の透過孔が
閉塞され、塗装室53内での空気の流れに乱れが生じ、
塗装時に飛散する塗料ミストまたは塵埃等によって色混
り、ぶつ等の塗装不良が発生することはもとより、空気
調和器59のフィルタと給気室52と塗装室53との境
界に配設されているフィルタ55を早期に交換しなりれ
ばならない不具合がある。
(発明の目的〕 本発明は、上記の不具合を解消するためになされたもの
で、その目的は塗装ブース内を循環する空気中の塗料ミ
ストを循環水で一次除去するとともに、連続的に再生可
能なフィルタによって二次除去し、さらに電気集塵器で
三次除去することにより、色混り、ぶつ等の塗装不良の
発生を防止し、フィルタの交換頻度を低減させることが
できる排気循環型塗装ブースの塗料ミスト除去方法を提
供することにある。
〔発明の構成〕
上記の目的を達成するために、本発明に係る排気循環型
塗装ブースの塗料ミスト除去方法は、塗装ブース内に供
給された空調空気が循環する排気循環型塗装ブースの塗
装室で、被塗装物に付着することなく飛散する塗料ミス
トを空調空気の循環経路中で除去するにあたり、前記塗
装ブースに供給された空調空気とともに湿式濾過装置の
循環水に接触させて一次除去するとともに、−次除去後
の空調空気を連続的に再生可能な濾過装置のフィルタに
通過させて二次除去し、さらに、二次除去後の空調空気
を電気集塵器によって三次除去するようにしたものであ
る。
〔発明の作用〕
かかる、排気循環型塗装ブースの塗料ミスト除去方法に
おいて、被塗装物の塗装時には、所定の温度、湿度に調
整された空調空気が塗装室に均等に供給され、被塗装物
に付着することな←塗装室に飛散した塗料ミストが空調
空気とともに湿式濾過装置の循環水に接触される。その
際、空調空気中に含まれる塗料ミストのほとんどは、循
環水によって一次除去される。そして、−次除去された
空調空気中には循環水で除去しきれなかった微細な塗料
ミストが含まれるが、次の除去手段である連続的に再生
可能な濾過装置のフィルタに通過される。この時、循環
水によって除去することができなかった微細な塗料ミス
トが空調空気中から二次除去されて清浄化される。また
、二次除去された空調空気は、次の除去手段である電気
集塵器に通過される。この時、濾過装置で除去する際に
再飛散する微細な塗料ミストが含まれることがあるが、
電気集塵器を通過する際に三次除去される。
そして、三次除去された清浄な空調空気は、所定の温度
、湿度に調整されて塗装ブース内に再循環される。これ
により、塗装ブース内に循環される空調空気中には塗料
ミストが皆無となり、塗装ブースの給気室と塗装室との
境界に配設されているフィルタおよび空気調和器に設け
られているフィルタの透過孔の閉塞が防止される。
(実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の塗料ミスト除去方法に使用される排気
循環型塗装ブースを切断した正面図、第2図は第1図の
n−n線に沿って切断した側面図、第3図は本発明の塗
料ミスト除去方法に使用される空気調和器の断面図、第
4図は第3図のIV−IV線に沿った断面図、第5図は
本発明の塗料ミスト除去方法に使用される電気集塵器の
斜視図を示すものである。
〔実施例の構成〕
第1図および第2図において、1はトンネル状に形成さ
れている塗装ブースであって、この塗装ブース1の空間
は、上方から給気室2、塗装室3および排気室4の王室
に順次形成されており、給気室2と塗装室3とは微細な
塵埃、塗料ミストを除去するためのフィルタ5を境界と
して区分され、塗装室3と排気室4とは簀の子6を境界
として区分されている。そして、塗装室3は長手方向の
両端は開放されており、給気室2と排気室4は閉塞され
ている。
また、給気室2には送気ダクト7が連設されており、こ
の送気ダクト7には給気ファン8および空気調和器9が
順次連設されている。また、塗装室3の簀の子6の上面
には、塗装室3の中央部の長手方向に向けてコンベア1
0が敷設されているとともに、このコンベアIOには被
塗装物である自動車車体Wを載置して搬送するための台
車11に掛止するドグ12が複数個設けられている。
また、コンベアIOの両側方には断面口形に形成された
レール13a、13bが敷設されており、このレール1
3a、13bによって台車11を案内するようになって
いる。また、この両レール13a、13bの側方にはレ
シプロケータ、塗装ロボット等の自動塗装機14a、1
4bが配設されており、この自動塗装機14a、14b
には上下方向および左右方向に移動して自動車車体Wに
向かって塗料Tを吹き付けるスプレーガン15a、15
bが設けられている。
また、排気室4内部の両側壁1aには、この排気室4の
長手方向に沿って断面がu形に形成された給水機16a
、16bが水平に設けられており、その内側には互いに
対向する側に下方に向けて傾斜するフロープレー1−1
72.17bが設けられている。また、給水機16a、
16bには給水管18の一端が接続されており、この給
水管18の他端は排気室4の底部4a近傍に接続され、
その途中にはポンプ19が設けられている。これにより
、湿式濾過装置を構成している。そして、自動車車体W
の塗装時にはポンプ19によって底部4aから給水機1
6a、16bに供給された循環水Hがオーバーフロして
フロープレート17a、17b上を流れて水119.を
作り、塗装室3から排気される塗料ミストを含む排出空
気を接触させつつ、塵埃、塗料ミスト等が捕捉されるよ
うになっている。
また、排気室4の側壁1aには排気ダクト20が連設さ
れており、その一端は送気ダクト7に設けられている空
気調和器9のギヤラリ21部に連設されてε)る。また
、排気ダクト20の途中には排気ファン22が設けられ
ており、この排気ファン22の上方には排出ダクト23
が連設され、その途中には排出ダクト23の通路を開閉
するダンパ24が設けられている。そして、排気ファン
22によって、排気室4から排気された排出空気の大部
分は空気調和器9のギヤラリ21に供給され、残りは排
出ダクト23から外部に放出される。
また、送気ダクト7に連設されている空気調和器9は、
第3図”ないし第5図に示すように形成されている。す
なわち、空気調和器9の容器25の一方は給気ファン8
が設けられている送気ダクト7に連設されており、他方
はギヤラリ21が設けられ、その下方には排出ダクト2
0が連設されている。
そして、容器25内には、ギヤラリ21から給気フ1ン
8の下流側に向けて、容器25内に導入された外気の塵
埃と微細な塗料ミストを除去する連続的に再生可能な濾
過装置27と、導入された外気に含まれる水滴を除去す
るエリミネータ28と、濾過装置27から再飛散する塗
料ミストを除去する電気集塵器26と、濾過装置27お
よび電気集塵器26で捕捉できなかった超微細な塵埃、
塗料ミストを除去するロールフィルタ29と、容器25
内に導入された外気と排出空気を夏季に冷却する冷凍器
30および容器25内に導入された外気と排出空気を蒸
気によって加熱して相対湿度を調整する加熱器31とが
順次配設された構成となっている。
そして、前述の濾過装置27は、第4図に示すように排
気ダクト20から導入された排出空気中の塗料ミストと
ギヤラリ21から導入された外気の塵埃を除去する捕捉
域Aと、捕捉された塗料ミストおよび塵埃を分離する再
生域Bとがらなっており、画成A、Bは壁板32によっ
て仕切られている。
また、捕捉域Aおよび再生域Bには、画成A、Bの横方
向に循環する無端状の金網ベルト33が配設されており
、この金網ベルト33は捕捉域Aの両側部の支持部材3
4a、34bに設けられている六つの回転ローラ35お
よび再生域Bに設けられている一つの回転ローラ36と
駆動ローラ37とによって支持され、駆動ローラ37に
よって駆動されて容器25内を循環するようになってい
る。また、この金網ベルト330表面にはステンレス等
の耐食性を有する細い金属線を織り重ねて形成されてい
るメツシュフィルタ38が一体的に配設されており、排
出空気中に含まれる塗料ミストと外気中に含まれる塵埃
とが捕捉される。
また、捕捉域Aの金網ベルト33の上流側と下流側には
、五枚の遮蔽板39が設けられており、捕捉域へに導入
された排出空気および外気を遮断してメツシュフィルタ
38に導くようになっている。そして、捕捉域Aの上部
にはメツシュフィルタ38に水11を散布する噴霧器4
0が設けられており、この噴霧器40は水Hを収容して
いる貯水槽41と、この貯水槽41の底部に設けられて
いる複数個のノズル42とからなっている。
また、捕捉域Aの底部には噴霧器40から散布されてメ
ンシュフィルタ38および金網ベルト33を洗浄した水
Hを溜める貯留槽43が設けられ°ζおり、この貯留槽
43には一端が貯水槽41に接続されている供給管44
が接続され、その途中にはポンプ45が設ctられてい
る。
また、再生域Bには駆動ローラ37を回転させるモータ
46が設りられており、ごのモータ46と駆動ローラ3
7との間にはベルト47が張架されている。また、再生
域Bの下部には水Hを溜める貯留槽48が設けられてお
り、この貯留槽48にはポンプ49が設けられている供
給管50の一端が接続され、その他端は金網ベルト33
の内側に配設されている。そして、この供給管50の先
端には複数個のノズル51が設けられており、ポンプ4
9の作動によってノズル51から高圧力の水Hが金網ベ
ルト33およびメンシュフィルタ38に向けて噴射され
、メンシュフィルタ38に捕捉された排出空気中の塗料
ミストおよび外気中の塵埃が洗浄されて再生されるよう
になっている。
ま、た、前述の電気集塵器26は、第3図および第5図
に示すように放電荷電部52と集塵部53とから概略構
成されている。そして、放電荷電部52′には複数条の
放電線54が間隔を有して縦方向に配設されており、電
圧供給源55の負側に導線56aによって接続されてい
る。また、集塵部53には複数枚の金属板57が導入さ
れる外気および排出空気の流れ方向に間隔を有して配列
されており、電圧供給源55の正側に導線56bによっ
て接続されている。
また、金属板57の上部には、水Hを散布する噴射機5
8が設けられており、この噴射機58は水Hを収容して
いる貯水槽58 aとこの貯水槽4513aの底部に設
けられている複数個のノズル58bとからなっている。
また、金属板57の下部には水Hを貯留する貯留槽59
が設けられており、この貯留槽59と貯水槽58aとは
図示を省略した循環配管で連続され、その途中にはポン
プ(図示せず)が設けられている。そして、貯水槽58
aの水Hはノズル58bから散布されて金属板27面上
へ流下され、金属板27に向かって飛んでくる排出空気
中の塗料ミストおよび外気中の塵埃を洗浄して貯留槽5
9に戻るようになっている。
〔実施例の作用〕
上記のように構成された排気循環型塗装ブースにおいて
、塗料ミストの除去方法を説明する。
すなわち、塗装ブース1の連転開始と同時に給気ファン
8、空気調和器9および排気ファン22が作動する。給
気ファン8の作動により空気調和、 器9に外気が導入
されるとともに、給気室2、塗装室3、排気室4、排気
ダクト20および空気調和器9の循環経路に空気が循環
する。それと同時にポンプ19が作動して排気室4の給
水機16a、16bから循環水Hがオーバーフロされて
フロープレート17a、17bに流下して水膜が形成さ
れる。そして、空気調和器9に導入された外気および循
環空気は、除塵され、かつ所定の温度、湿度に調整され
て給気室2に供給されるとともに、フィルタ5を通過し
て塗装室3・に均等に供給される。
また、コンベア10によって搬送されてきた台車11上
の自動車車体Wは、塗装室3の入口3aから内部に搬送
される。そして、自動車車体Wが塗装室3の両側方に配
設されている自動塗装機14a、14bの近傍に搬送さ
れてきたとき、自動塗装機14a、14bのスプレーガ
ン15a、15bによって塗料Tが吹き付けられて塗装
皮膜が形成される。このように、自動車車体Wはコンベ
ア10によって搬送されながら塗料Tが吹き付けられて
塗装が終了するとともに、塗装室3の出口3bから次の
工程に搬送される。
また、自動車車体Wの塗装の際に飛散する塗料ミストば
、給気室2からフィルタ5を通過して塗装室3に均等に
供給される空調空気とともに簀の子6を通過して排気室
4に排気される。そして、排気室4に排気された塗料ミ
ストを含有する排出空気は、給水機16a、16bより
オーバーフロしてフロープレート17a、17b上を流
下する水膜およびフロープレート17a、17bの先端
部で循環水Hと激しく接触して排出空気中から塵埃、塗
料ミスト等のほとんどが一次除去される。
そして、塵埃、塗料ミスト等のほとんどが一次除去され
た排出空気は、排気ファン22によって、υ1気ダクト
20に排気され、大部分の排出空気は空気調和器9のギ
ヤラリ21に供給されるとともに、残りの排出空気は排
出ダクト23から外部に放出され、それに見合った量の
外気がギヤラリ21がら空気調和器9に導入される。
また、給気フプン8の作動と同時に、ポンプ45.49
が作動しており、捕捉域へのノズル42および再生域B
のノズル51から金網ベルト33とメソシュフィルタ3
8上に水Hが散布および噴射されている。そして、排気
ダクト20からギヤラリ21に供給された排出空気とギ
ヤラリ21から導入された外気は、混合されて水Hによ
って濡れている金網ヘルド33とメンシュフィルタ38
を通過する。その際、排気室4の循環水11によって除
去することができなかった微細な塗料ミストが排出空気
中から二次除去されるとともに、外気中の塵埃が除去さ
れて清浄化される。
また、濾過装置27では、駆動ローラ37によって金網
ベルト33およびメンシュフィルタ38が駆動されてお
り、メツシュフィルタ38によって捕捉された塗料ミス
トと塵埃は、噴霧器40のノズル42から散布される水
Hによって、はとんどが除去されて貯留槽43に落下さ
れる。その際の条件は、通過風速が1〜3m/sec、
貯水槽41からメツシュフィルタ38上に散布する水量
は通過する空気量1に対して0.O1〜0.1、圧力損
失は2〜10w1lqの範囲で行われる。
また、メンシュフィルタ38上に残る塗料ミストおよび
塵埃ば、再生域Bでノズル51から噴射される高圧力の
水Hが金網ベルト33およびメンシュフィルタ38に吹
き付けられ、洗浄されてメンシュフィルタ38が再生さ
れる。その際、金網ベルト33およびメンシュフィルタ
38に向がって噴射される水I(の圧力は3〜50 k
g / 7の範囲で行われる。
そして、再生されたメソシュフィルタ38は金網ベルト
3とともに再び捕捉域Aに循環される。
また、貯留槽43.48の水11は定期的に交換されて
清浄化される。
また、二次除去された排出空気は、次の除去手段である
電気集塵器26に通過される。その際、電気集塵器26
の上方からは噴射858の貯水槽58aに収容されてい
る水Hがノズル58bから流下されているとともに、電
圧供給源55から電気集塵器26の放電荷電部52と集
塵部53とに電気が流されており、濾過装置27で二次
除去する時に再飛散する微細な塗料ミストが排出空気中
から三次除去されるとともに、外気中の塵埃も除去され
て清浄化される。
また、電気集塵器26で集塵された塗料ミストおよび塵
埃は噴射機58から流下す水[1によって洗い流されて
貯留槽59に収容されるとともに、貯留槽59の水Hは
定期的に交換される。
そして、三次除去された清浄な空気は、電気集塵器26
を通過する際に含有する水滴がエリミネび加熱器31を
通過する際に所定の温度、湿度に調整された空調空気と
なって給気室2に供給される。
なお、本実施例における湿式濾過装置の一次除去では塗
料ミストの粒子径が10μ以上のものを対象とし、濾過
装置27の二次除去では塗料ミストの粒子径が3ないし
10μ、電気集塵器26の三次除去では塗料ミストの粒
子径が0.5μないし3μのものを対象としている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る排気循環型塗装ブー
スの塗料ミスト除去方法においては、塗装ブース内を循
環する空気中の塗料ミストを塗装室内に供給される空調
空気とともに湿式濾過装置の循環水に接触させて一次除
去するとともに、−次除去後の空調空気を連続的に再生
可能な濾過装置のフィルタに通過させて二次除去し、さ
らに電気集塵器で三次除去するようにしたから、排出空
気中に含まれる塗料ミストおよび塵埃を捕捉することが
できるので、フィルタの目詰りが抑制されて寿命を大幅
に延長させることができる効果がある。
また、本発明においては、フィルタの目詰りが抑制され
ることによって、塗装室内へ供給される空alt、]空
気の乱れが防止され、塗装室内に飛散する塗料ミストを
すみやかに排気することができるので、塗料ミストによ
る色混り、ぶつ等の塗装不良の発生を防止することがで
きる効果がある。
また、本発明においては、フィルタの目詰りが抑制され
ることによって、従来の排気循環型塗装ブースのフィル
タに比較して、交換頻度および交換費用を大幅に減少さ
せることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の塗料ミスト除去方法に使用されるυ1
気循環型塗装ブースを切断した正面図である。 第2図は第1図の■−■線に沿って切断した側面図であ
る。 第3図は本発明の塗料ミスト除去方法に使用される空気
調和器の断面図である。 第4図は第3図のIV −IV線に沿った断面図である
。 第5図は本発明の塗料ミスト除去方法に使用される電気
集塵器の斜視図である。 第6図は従来の排気循環型塗装ブースを切断した正面図
である。 1−・−・・塗装ブース 2・−・−・−・給気室 3−・・−・塗装室 4・・−・排気室 5・−一一一一・フィルタ 6−・−・簀の子 ?−−−−・送気ダクト 8−−−−−・−給気ファン 9・・−・−空気調和器 15 a 、 16 b−−−一給水樋17 a 、 
17 b−−−−−−−フロープレート18−・・・−
給水管 19−・−ポンプ 20−−−−−一排気ダクト 22−−〜−−−−排気フアン 25−−−−一容器 26−−−−−電気集塵器 27−・−濾過装置 33−−−−−一金網ベルト 34 a、 34 b−−−−−−支持部材35.36
・−−−−−一回転ローラ 37−−−−−駆動ローラ 38−・−・・−メソシュフィルタ 39−一−−−−−遮蔽板 40−・・−噴霧器 41・−・−貯水槽 41.51−”−ノズル 42.48−・・−貯留槽 44.50・−・−・供給管 45.49−・−ポンプ 46−−−−−モータ 47−−−−−ヘルト 52−・−・・放電荷電部 53−・−・集電部 54・−・−放電線 55・−−−−−一電圧供給源 57・・・・〜・−金属板 58・−・・噴射機 58 a −−−−−−・・貯水槽 58b−・・・−ノズル 59−・−・・貯留槽 A−・−・−・−捕捉域 B−・−再生域 第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塗装ブース内に供給された空調空気が循環する排気循環
    型塗装ブースの塗装室で、被塗装物に付着することなく
    飛散する塗料ミストを空調空気の循環経路中で除去する
    にあたり、前記塗装ブースに供給された空調空気ととも
    に湿式濾過装置の循環水に接触させて一次除去するとと
    もに、−次除去後の空調空気を連続的に再生可能な濾過
    装置のフィルタに通過させて二次除去し、さらに、二次
    除去後の空調空気を電気集塵器によって三次除去するこ
    とを特徴とする排気循環型塗装ブースの塗料ミスト除去
    方法。
JP3194484A 1984-02-22 1984-02-22 排気循環型塗装ブ−スの塗料ミスト除去方法 Pending JPS60175571A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014223626A (ja) * 2011-07-27 2014-12-04 デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 塗装設備と、塗装設備の操作方法
KR102273453B1 (ko) * 2020-12-14 2021-07-09 임규한 습식 집진 장치가 결합된 자동차용 도장 부스
JP2021194759A (ja) * 2020-06-18 2021-12-27 Dmg森精機株式会社 工作機械の排気処理システム及び工作機械の排気処理システムの運転方法

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