JPS60190256A

JPS60190256A - 排気循環型塗装ブ−スの塗料ミスト除去方法

Info

Publication number: JPS60190256A
Application number: JP59046052A
Authority: JP
Inventors: Joji Ito; 伊藤　錠二
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1984-03-09
Filing date: 1984-03-09
Publication date: 1985-09-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、排気循環型塗装ブースの営料ミスト除去方法
に関するものである。

〔従来技術〕

従来、例えば、自動車車体をコンヘア等の搬送装置でも
って連続的に搬送しながら塗装する際には、第６図に示
すような排気循環型塗装ブースが広く利用されている。

第６図において、５１はトンネル状に形成されている塗
装ブースであって、この塗装ブース５１内の空間は、上
方から給気室５２、塗装室５３および排気室５４の王室
に順次形成されており、給気室５２と塗装室５３とは微
粒な塵埃、塗料ミスト等を除去するフィルタ５５を境界
として区分され、塗装室５３と排気室５４とは簀の子５
６を境界として区分されている。

そして、塗装ブース５１の室外には循環ダクト５７が配
設されており、その一端は排気室５４に連設されている
とともに、他端は給気室５２に連設されている。また、
この循環ダクト５７の給気室５２側には循環ファン５８
が設けられており、その上流側には空気調和器５９が設
けられている。

また、排気室５４内の両側壁５４ａには長手方向に向け
て給水樋６０ａ、６０ｂが水平に配設されており、その
内側には互いに対向する側に下方に向けて延びるフｌ」
−プレート６１ａ、６１ｂが設←ノられた構成となって
いる。

そして、自動車車体Ｗの塗装時には、塗装ブース５１内
の空気を空気調和器５９によって、所定の温度、湿度に
調整し、循環ファン５８によって給気室５２に供給する
とともにフィルタ５５を通過さ・Ｕて塗装室５３４こ連
続的に供給させる。そして、自動車車体Ｗに塗着しなか
った塗料ミストとともに簀の子５Ｇを通過させて排気室
５４に排出するとともに、排気室５４の給水槽６０ａ、
６０ｂからオーバーフロしてフロープレート６１ａ、６
１ｂｌを流れる循環水１１に接触させつつ、空気中から
塗料ミストが除去される。そして、塗料ミストが除去さ
れた空気は、循環ダク１−５７に排気され、空気調和器
５９で所定の温度、湿度に調整されて循環経路を循環す
るようになっている。

しかしながら、このような排気循環型塗装ブースにおい
ては、塗装ブース内の空気を給気室５２、塗装室５３、
排気室５４および循環ダクト５７の循環経路に連続して
循環させているため、自動車車体Ｗの塗装台数が多くな
るにつれて、塗装ブース５１内を循環している空気中の
微粒な塗料ミスト量が上昇する。このため、循環する空
気中の塗料ミストによって空気調和器５９に設けられて
いるフィルタ（図示せず）および給気室５２と塗装室５
３との境界に配設されているフィルタ５５の透過孔が閉
塞され、塗装室５３内での空気の流れに乱れが生じ、塗
装時に飛散する塗料ミストまたは塵埃等によって色混り
、ぶつ等の塗装不良が発生することはもとより、空気調
和器５９のフィルタと給気室５２と塗装室５３との境界
に配設されているフィルタ５５を早期に交換しなければ
ならない不具合がある。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の不具合を解消するためになされたもの
で、その目的は塗装ブース内を循環する空調空気中の塗
料ミストを乾式濾過装置と湿式濾過装置のフィルタに順
次通過させて除去することにより、色混り、ぶつ等の塗
装不良の発生を防止するとともに、フィルタの交換頻度
を低減させることができる排気循環型塗装ブースの塗料
ミスト除去方法を提＋３（することにある。

〔発明の構成〕

」−記の１］１的を達成するために、本発明に係る排気
ｗ４環型塗装ブースの塗料ミス）−除去方法は、塗装ブ
ース内心こ供給された空調空気が循環する排気循環型塗
装ブースの塗装室で、被塗装物に付着することなく飛ｎ
ｋするｆ料ミストを空調空気の循環経路中で除去するに
あたり、前記塗装ブースに供給された空調空気とともに
連続的に再生可能な乾式濾過装置のフィルタに通過させ
て一次除去し、さらに、−次除去後の空調空気を連続的
に再生可能な湿式濾過装置のフィルタに通過させて二次
除去するようにしたものである。

〔発明の作用〕

かかる、ｉＪＦ気循環型塗装ブースの塗料ミスト除去方
法において、被塗装物の塗装時には、所定の温度、湿度
に調整された空調空気が塗装室に均等に供給され、被塗
装物に付着することなく塗装室に飛散した塗料ミストが
空調空気とともにｉ！１！続的に再生可能な乾式濾過装
置のフィルタを通過する。

その際、空調空気中に含まれる塗料ミストのほとんどは
、フィルタによって一次除去される。そして、−次除去
された空調空気中にはフィルタによって除去しきれなか
った微細な塗料ミスＩ−が含まれるが、次の除去手段で
ある連続的に再生可能な湿式濾過装置のフィルタを通過
する。その際、乾式濾過装置のフィルタによって除去す
ることができなかった微細な塗料ミストが空調空気中か
ら二次除去されて清浄化される。

そして、洗浄化された空調空気は、所定の温度、湿度に
調整されて塗装ブース内に供給される。これにより、塗
装ブース内を循環する空調空気中には塗料ミストが皆無
となり、塗装ブースの給気室と塗装室の境界に配設され
ているフィルタおよび空気調和器のフィルタの透過孔の
閉塞が防止される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の塗料ミスト除去方法に使用されるす１
気ｖ＋’ｉ環型塗装ブースを切断した正面図、第２図は
第１図のＩＩ−ＩＩ線に沿って切断した側面図、第３図
は本発明の塗料ミスト除去方法に使用される空気調和器
の断面図、第４図は第３図のＩＶ　−ＩＶ線に沿った断
面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線に沿った断面図である
。

（実施例の構成）第１図および第２図において、１はトンネル状に形成さ
れている塗装ブースであって、この塗装ブース１の空間
は、上方から給気室２、塗装室３および排気室４の王室
に順次形成されており、給気室２と塗装室３とは微細な
塵埃、塗料ミストを除去するためのフィルタ５を境界と
して区分され、Ｑ装置３とυｌ気室４とは簀の子６を境
界として区分されている。ぞして、＠装置３は長手方向
の両端は開放されており、給気室２と排気室４は閉塞さ
れている。

また、給気室２には送気ダクト７が連設されており、こ
の送気ダク１−７には給気ファン８および空気調和器９
が順次連設されている。また、塗装室３の簀の子６の上
面には、塗装室３の中央部の長手方向に向けてコンヘア
１０が敷設されているとともに、このコンヘア１０には
被塗装物である自動車車体Ｗを載置して搬送するための
台車１１に掛止するドグ１２が複数個設けられている。

また、コンヘア１０の両側方には断面口形に形成された
レール１３ａ、１３ｂが敷設されており、このレール１
３ａ、１３ｂによって台車１１を案内するようになって
いる。また、この両レール１３ａ、１３ｂの側方にはレ
シプロケータ、塗装ロボット等の自動塗装機１４ａ、１
４ｂが配設されており、この自動塗装機１４ａ、１４ｂ
には上下方向および左右方向に移動して自動車車体Ｗに
向かって塗料Ｔを吹き付けるスプレーガン１５ａ１１５
ｂが設けられている。

また、排気室４の側壁１ａには、排気ダクト１６が連設
されており、その一端は送気ダクト７に設けられている
空気調和器９のギヤラリ９ａ部に連設されている。また
、排気ダクト１６の途中には排気ファン１７が設ｂ）ら
れζおり、この排気ファンＩ７の」１方には排出ダクト
１８が連設され、その途中には排出タフ１−１８の通路
を開閉するダンパ１８ａが設りられている。

そして、ＩＪＩ’気ファン１７の作動によって、排気室
４からＩＩ気された排出空気の大部分が空気調和器９の
ギヤラリ９ａに供給され、残りは排出ダクト１８から外
部に放出される。

また、１ノ１気フアン１７の下方には金網ベルト１９が
配設されており、この金＃Ｉｉｌベルト１９は排気ダク
ト■６の幅方向の全体に亘って移行するように幅広に設
りられているとともに、排気ダクト１６の入口１（ｉａ
測定位置を水平に移行し、出口１６ｂ側から排気ダクト
１６の外側に一旦出て再び排気ダクト１６の出Ｄ　］、
　６　ｂ側から内部に移行するというように、排気ダク
ト１６の内外を循環するように配設されている。

また、金網ベルト１９の表面には、該金網ヘルｌ−１９
と一体的に重合して移行するように塗料ミスト捕ＩＪＩ
用のフィルタ２０が幅方向および長手方向全体に亘り設
けられている。このフィルタ２０は細い金属線を網状に
織り、かつ１０ないし１００枚を重ね合わせて無端状に
形成されており、塗料ミストを含有する塗装室３から排
気される排出空気を通過さるとともに、排出空気中に含
まれる塗料ミストを一次除去するようになっている。

また、排気ダクト１６の入口１６ａ側には再生装置２１
が配設されており、この再生装置２１は金網ヘルド１９
とフィルタ２０を支持している回転体２２を覆うように
耐熱材料によって形成されている炉体２１ａと、この炉
体２１ａの上部に設りられ、その途中にファン２１ｂを
有する排気筒２１ｃと、炉体２１ａの側壁に設けられて
いる燃焼バーナ２１ｂとからなっている。そして、この
再生装置２１ば、移行してくる金網ヘルド１９とフィル
タ２０を燃焼バーナ２１ｂによって高温雰囲気にさらし
、フィルタ２０に捕捉された塗料ミストを燃焼分解せし
め、一部の不燃物を粘着性のない状態とするものである
。

また、再生装置２１と排気ダクト１６の間には分離装置
２３が配設されており、この分離装置２３は再生装置２
１から移行されてくる金網ベルト１９とフィルタ２０を
覆う殻体’２３ａと、図示を省略したエアまたは水を噴
射する噴射機とからなっている。そして、この分離装置
２３はフィルタ２０に何着する不燃物を分離するために
、噴射機からエアまたは水を噴射するようになっている
。

−また、（ｊｌ、気ダクト１６の出口１６ｂには駆動装
置２４が設けられており、この駆動装置２４は床面に固
着されたモータ２４ａと、金網ヘルド１９とフィルタ２
０を支持している回転体２４ｂと、この回転体２４ｂと
モータ２４ａとに張架されているヘルｌ−２４ｃとから
なっている。そして、この駆動装置２４は金網ヘルド１
９とフィルタ２０を駆動し、排気ダクト１６の内外を循
環させるようになっζいる。

また、送気ダクト７に連設されている空気調和器９は、
第３図ないし第５図に示すように形成されている。ずな
わら、空気調和器９の容器２５の一方は給気ファン８が
設けられている送気ダクト７に連設されており、他方は
ギヤラリ９ａが設けられ、その下方には排出ダクト１６
が連設されている。

そして、容器２５内には、ギヤラリ９ａから給気ファン
８の下流側に向けて、容器２５内に導入された外気の塵
埃と排出空気中の微細な塗料ミストを除去する連続的に
再生可能な濾過装置２７と、導入された空気に含まれる
水滴を除去するエリミネータ２８と、濾過装置２７より
再飛散する塗料ミストを除去するロールフィルタ２９と
、容器２５内に導入された空気を夏季に冷却する冷凍器
３０および容器２５内に導入された外気を蒸気によって
加熱して相対湿度を調整する加熱器３１とが順次配設さ
れた構成となっている。

そして、前述の濾過装置２７は、第４図に示すように排
気ダクト２０から導入された排出空気中の塗料ミストと
ギヤラリ２１から導入された外気の塵埃を除去する捕捉
域へと、捕捉された塗料ミストおよび塵埃を分離する再
生域Ｂとからなっており、画成Ａ、、、Ｂは壁板３２に
よって仕切られている。

また、捕捉域Ａおよび再生域Ｂには、画成Ａ、Ｂの横方
向に循環する無端状の金網ヘルド３３が配設され°ζお
り、この金網ベルト３３は捕捉域Ａの両側部の支持部月
３４ａ、３４ｂに設けられている六つの回転ローラ３５
および再生域Ｂに設りられている一つの回転ローラ３６
と駆動ローラ３７とによって支持され、駆動ローラ３７
によって駆動されて容器２５内を循環するようになって
いる。また、この金網ヘルド３３の表面にはステンレス
等の耐食性を有する細い金属線を織り重ねて形成されて
いるメツシュフィルタ３８が一体的に配設されており、
初出空気中に含まれる塗料ミストと外気中に含まれる塵
埃とが捕捉される。

また、捕捉域への金網ヘルド３３の上流側と下流側には
、五枚の遮蔽板３９が設けられており、捕捉域へに導入
された排出空気および外気を遮断してメツシュフィルタ
３８に導くようになっている。そして、捕捉域Ａの上部
にはメソシュフィルタ３８に水Ｈを散布する噴霧器４０
が設けられており、この噴霧器４０は水Ｈを収容してい
る貯水槽４１と、この貯水槽４１の底部に設けられてい
る複数個のノズル４２とからなっている。

また、捕捉域Ａの底部には噴霧器４０から散布されてメ
ソシュフィルタ３８および金網ベルト３３を洗浄した水
Ｈを溜める貯留槽４３が設けられており、この貯留槽４
３には一端が貯水槽４１に接続されている供給管４４が
接続され、その途中にはポンプ４５が設けられている」また、再生域Ｂには駆動ローラ３７を回転させるモータ
４６が設けられており、このモータ４６と駆動ローラ３
７との間にはベルト４７が張架されている。また、再生
域Ｂの下部には水Ｈを溜める貯留槽４８が設けられてお
り、この貯留槽４８にはポンプ４９が設けられている供
給管５０の一端が接続され、その他端は金網ベルト３３
の内側に配設されている。そして、この供給管５０の先
端には複数個のノズル５１が設けられており、ポンプ４
９の作動によってノズル５１から高圧力の水Ｈが金網ベ
ルト３３およびメンシュフィルタ３８に向けて噴射され
、メンシュフィルタ３８に捕捉された排出空気中の塗料
ミストおよび外気中の塵埃が洗浄されて再生されるよう
になっている。

なお、２６はロールフィルタ２９に設番ノられているハ
ンドルである。

（実施例の作用）上記のように構成された排気循環型塗装ブースにおいて
、塗料ミスト除去方法を説明する。

塗装ブース１の運転開始と同時に給気ファン８、空気調
和器９および排気ファンエフがそれぞれ作動する。それ
にともない、空気調和器９のギャラ’Ｊ　９　ａから外
気が導入され、除塵されるとともに所定の温度、湿度に
調整されて給気室２に供給される。そして給気室２に供
給された空調空気はフィルタ５を通過して塗装室３に均
等に供給される。

また、：１ンヘア１０によって搬送されてきた台車Ｉｌ
」−の自動１’ｉ申体Ｗは、塗装室３の入口から内部に
搬送される。そして、自動車車体Ｗが塗装室３の両側力
に配設されている自動塗装機１４ａ、１４１＋のＪ！ｉ
傍にｔ’ｉ、Ｌ送されてきたとき、自動塗装機１４ａ、
１４ｂのスプレーガン１５ａ、１５ｂによって塗料Ｔが
吹き付けられて塗装皮膜が形成される。このように、自
動車車体Ｗはコンベア１゜によって搬送されながら塗料
Ｔが吹き付けられて塗装が終了するとともに、塗装室３
の出口から次の工程に搬送される。

一方、塗装ブースｌの作動と同時に再生装置２１、分離
装置２３および駆動装置２４がそれぞれ作動しており、
金網ヘルド１９およびフィルタ２０は排気ダクト１６の
内外を循環している。そして、自動車車体Ｗに塗着しな
かった塗料Ｔは塗料ミストとなって塗装室３に均等に供
給された空調空気とともに簀の子６を通過して排気室４
に排出され、排気ダクト１６に導かれる。

そして、排気ダクト１６に導かれた塗料ミストを含有す
る空調空気は、フィルタ２ｏおよび金網ヘルド１９を通
過する。その際、排出空気中に含まれる塗料ミストのほ
とんどは、フィルタ２ｏによって一次除去される。

さらに、−次除去された排出空気は、排気ファン１７に
よって、排気ダクト１６から空気調和器９のギヤラリ９
ａに大部分が供給されるとともに、残りのＩＩ出空気は
排出ダク１−１８から外部に放出され、それに見合った
量の外気からギヤラリ９ａがら空気ｉ！Ｉ＋Ｊ和器９に
導入される。

一方、塗料ミストを捕捉したフィルタ２０は、駆動装置
２４によっ°Ｃ金網ベルト１９とともに排出ダクト１Ｇ
内から外部へ移行されて再生装置２１内に入り、フィル
タ２０によって捕捉された塗ネ４ミストが尚ｌＡ！（雰
囲気にさらされて燃焼分解される。この時、不１７．％
物の一部がフィルタ２０から分離−ｕずに残ｒ？：ｌす
ることがあるが、次の分離装置２４へと移行され、ここ
でエアまたは水がフィルタ２０に向かって吹きイζｊり
られて不燃物が除去される。そして、フィルタ２０は塗
料ミストの捕捉性能か回復され、再び排気ダクト１６内
へ移行される。

また、空気調和器９では給気ファン９の作動と同時に、
ポンプ４５．４９が作動しており、捕捉域Ａのノズル４
２および再生域Ｂのノズル５１から金網ベルト３３とメ
ンシュフィルタ３８上に水Ｈが散布および噴射されてい
る。そして、排気ダクト２０からギヤラリ９ａに供給さ
れた排出空気とギヤラリ９ａから導入された外気は、混
合されて水■］によって濡れている金網ベルト３３とメ
ンシュフィルタ３８を通過する。その際、排気室４の循
環水Ｉ］によって除去することができなかった微細な塗
料ミストが排出空気中から二次除去されるとともに、外
気中の塵埃が除去されて清浄化される。

そして、清浄化された空気がメツシュフィルタ３８を通
過する際に含有する水滴はエリネーク２８で除去される
とともに、濾過装置２７で再飛散する微細な塗料ミスト
はロールフィルタ２９で除去される。そして、冷凍器３
０および加熱器３１を通過する際に所定の温度、湿度に
調整された空調空気となって給気室２１に供給される。

また、濾過装置２７では、駆動ローラ３７によって金網
ベルト３３およびメンシュフィルタ３８が駆動されてお
り、メンシュフィルタ３８によってｎｌｉ　１ｆｌされ
た塗１′１ミストと塵埃は、噴霧器４０のノスル４２か
ら＋ｌｋ布されろ水Ｈによって、はとんどが除去されて
貯留槽４３に落下される。その際の条件は、′ａ通過速
が１〜３ｍ／５ｅＣ１貯水槽４１からメソシュフィルタ
３８上に＋Ｉｋ布する水量は通過する空気ｍ１に対して
ｏ、ｏｉ〜０．１、圧力損失は２〜Ｌ　ＯｍａＡｑの範
囲で行われる。

また、メソシュフィルタ３８」二に残る塗料ミストおよ
び塵埃は、再生域Ｂでノズル５１から噴射される高圧力
の水Ｉｔが金網ヘルド３３およびメ・ノンユフィルタ３
８に吹き付けられ、洗浄されてメソシュフィルタ３８が
再生される。その際、金網ヘルド３３およびメソシュフ
ィルタ３８に向かって噴射される水■１の圧力は３〜５
０ｋｇ／ｃｔの範囲で行われる。

そして、再生されたメツシュフィルタ３８は金網ヘルド
３とともに再び（１１１提域Δに循還される。

また、貯留槽４３．４８の水１１は定期的に交換され゛
（清浄化される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る排気Ｗ１環型塗装ブ
ースの塗料ミスト除去方法においては、塗装ブース内を
循環する空気中の塗料ミストを塗装室内に供給される空
調空気とともに連続的に再生可能な乾式濾過装置のフィ
ルタに通過させて一次除去するとともに、−次除去後の
空調空気を連続的に再生可能な湿式濾過装置のフィルタ
に通過させて二次除去するようにしたから、排出空気中
に含まれる塗料ミストおよび塵埃を捕捉することができ
るので、フィルタの目詰りが抑制されて寿命を大幅に延
長させることができる効果がある。

また、本発明においては、フィルタの目詰りが抑制され
ることによって、塗装室内へ供給される空調空気の乱れ
が防止され、塗装室内に飛散する塗料ミストをすみやか
に排気することができるので、塗料ミストによる色混り
、ぶつ等の塗装不良の発生を防止することができる効果
がある。

また、本発明においては、フィルタの目詰りが抑制され
ることによって、従来の排気循環型塗装ブースのフィル
タに比較して、交換頻度および交換費用を大幅に減少さ
せることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の塗料ミスＩ・除去方法に使用される（
１１気楯還型塗装ブースを切１゛すｉした正面図である
。第２図は第１図のｕ−■綿に沿って切断した側面図であ
る。第３１ａは本発明の塗料ミスト除去方法に使用される空
気調和器の断面図である。第４図は第３図のＩＶ　−ＩＶ綿に沿った断面図である
。第５図は第３図のＶ−Ｖ線に沿った断面図である。第６図は従来の排気循環型塗装ブースを切断したＩＦ、
面図である。 ■　塗装ブース２−　給気室３　塗装室４（Ｊ［気室５−−−−フィルタ６−・−・−簀の子７−・−・−送気ダクト８−・−・−給気ファン９−−−ｍ−・−空気調和器１６−・−・−排気ダクト１７−・−・−排気ファンＬ８−一−−・排出ダクト１９−・−一一一一金網ベルト２０−・−−−ｍ−フィルタ２１−一一一一・−再生装置２３−・−・−分離装置２４−−−一駆動装置２５−・−・−容器２７−−−濾過装置３３−　・−金網ベルト３４ａ、３４　ｂ−−−−一支持部材３５．３６−−−−−回転ローラ３７−・−・−・−駆動ローラ３８−・−・−メノシュフィルタ３９−−−−−一遮蔽板４０−−−−噴霧器４１−−−〜−−貯水槽４１．５１−一一一−−ノズル４２．４８−−−−−・−貯留槽４４．５０−−−−−−供給管４５．４９−−−−・ポンプ４６−−−−モータ４７−−−−−ベルトＡ−−−一・−捕捉域Ｂ−一再生域第１図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

塗装ブース内に供給された空調空気が循環する排気循Ｊ
１２型塗装ブースの塗装室で、被塗装物に付着すること
なく飛１ｔｋする塗料ミストを空調空気の循環経路中で
除去するにあたり、前記塗装ブースに供給された空調空
気とともに連続的に再生可能な乾式？ｉＧ、過装置のフ
ィルタに通過させて一次除去し、さらに、−次除去後の
空調空気を連続的に再生可能な湿Ａ１１ａ過装置のフィ
ルタに通過させて二次除去することを特徴とする排気循
環型塗装ブースの塗料ミスト除去方法。